JPH09273911A - 光伝送機器間の光伝送路長を検出する方法、および光伝送路長検出機能を有する光信号伝送システム - Google Patents

光伝送機器間の光伝送路長を検出する方法、および光伝送路長検出機能を有する光信号伝送システム

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JPH09273911A
JPH09273911A JP8083938A JP8393896A JPH09273911A JP H09273911 A JPH09273911 A JP H09273911A JP 8083938 A JP8083938 A JP 8083938A JP 8393896 A JP8393896 A JP 8393896A JP H09273911 A JPH09273911 A JP H09273911A
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optical transmission
optical
signal
transmission line
unit
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JP8083938A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Yoneda
英彦 米田
Hiroaki Nishimoto
裕明 西本
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】専用の測定機器を必要とせず、かつ、汎用性の
ある光伝送路長検出方法を提供する。 【解決手段】親機1に結合された光ファイバケーブル5
1,52には、可搬型の子機2を結合させることができ
る。親機1から光ファイバケーブル51に位置検出信号
が送出されると、子機2は、その位置検出信号を受信し
て光ファイバケーブル52に送出する。親機1は、位置
検出信号の送出から、当該位置検出信号が戻ってくるま
での遅延時間を計測する。この遅延時間に基づいて、親
機1から子機2に至る光伝送路長が演算される。これに
より、専用の機器を必要とすることなく、子機2の接続
位置を自動的に計測できる。 【効果】親機と子機との間で互いに反対方向に光信号を
伝送する一対の光伝送路を有する光伝送システムに広く
適用できるので、充分な汎用性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ローカルエリア
ネットワーク、広域光ネットワークおよびCATV(ケ
ーブルテレビ)網のような光信号伝送システムに適用さ
れ、光信号伝送システムに接続された光伝送機器間の光
伝送路長を検出するための方法に関する。また、本発明
は、光信号伝送機器間の光伝送路長を検出するための構
成を備えた光信号伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】光伝送網は、光伝送路を形成する光ファ
イバケーブルを布設し、この光ファイバケーブルに複数
の光伝送機器を結合することによって構築される。複数
の光伝送機器のうちの少なくとも1つは管理装置とさ
れ、この管理装置は、ネットワーク全体の管理を行う。
伝送路が長くなるほど光信号が減衰するから、ネットワ
ークの管理を行ううえで、管理装置から個々の光伝送機
器までのケーブル長に関する情報は不可欠である。
【0003】光ファイバケーブルの長さは、一般に、光
ファイバケーブルの布設工事中に、光タイムドメインリ
フレクトメータ(OTDR)を用いて測定される。光タ
イムドメインリフレクトメータは、光伝送路の光損失お
よび長さを測定するための装置である。より具体的に
は、光ファイバの一端から光パルスが入射され、光ファ
イバ中または遠端における反射または散乱によって入射
端に戻ってくる光の強度を測定することによって、光損
失が測定される。また、光パルスを入射してから、入射
端に光が戻ってくるまでの時間差を計測することによっ
て、光伝送路の長さが測定される。
【0004】ところが、このような方法では、光タイム
ドメインリフレクトメータのような専用機器が必要であ
るうえ、ネットワークの運用中には光伝送路の長さを測
定することができないという問題がある。この問題を解
決した1つの先行技術は、特開平5−22323号公報
に開示されている。この公開公報には、ループ型ネット
ワークにおけるケーブル長の測定方法が開示されてい
る。この先行技術では、ループ型ネットワークが、運用
系のケーブルと予備系のケーブルとを含む二重ループの
構成になっていることが利用されている。具体的には、
監視装置から運用系のケーブルに信号が送出され、ルー
プ中のノード装置では、運用系のケーブルからの光信号
が予備系のケーブルに折り返される。したがって、監視
装置は、運用系のケーブルに信号を送出してから、予備
系のケーブルを介して信号が戻ってくるまでの遅延時間
を測定することによって、監視装置から当該ノード装置
までのケーブル長を検出できる。
【0005】しかし、この先行技術は、ループ状のネッ
トワークにおける予備系ループを利用したものである点
で、汎用性に欠ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上述の技術的課題を解決し、専用の測定機器を必要
とせず、かつ、汎用性のある光伝送路長検出方法を提供
することである。また、本発明の他の目的は、上記の方
法を実施することができる構成を備えた光信号伝送シス
テムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、第1の光伝送機器と、第2
の光伝送機器と、第1の光伝送機器から第2の光伝送機
器に向かう信号が伝送される第1の光伝送路と、第2の
光伝送機器から第1の光伝送機器に向かう信号が伝送さ
れる第2の光伝送路とを含む光信号伝送システムにおい
て、上記第1の光伝送機器と上記第2の光伝送機器との
間の光伝送路長を検出するための方法であって、上記第
1の光伝送機器から光伝送路長検出信号を上記第1の光
伝送路に送出するステップと、上記第1の光伝送路から
の光伝送路長検出信号を上記第2の光伝送路に送出する
ように上記第2の光伝送機器を制御するステップと、上
記第1の光伝送機器が上記第1の光伝送路に光伝送路長
検出信号を送出してから、当該第1の光伝送機器が上記
第2の光伝送路から上記光伝送路長検出信号を受信する
までの遅延時間を計測するステップと、上記計測された
遅延時間に基づいて、上記第1の光伝送機器と上記第2
の光伝送機器との間の光伝送路長を演算するステップと
を含むことを特徴とする光伝送路長検出方法である。
【0008】すなわち、この方法は、ループ型のネット
ワークのように一本の信号伝送路を介して複数のノード
間を信号が循環的に伝送される形態のシステムとは異な
り、互いに反対方向に光信号を伝送する第1および第2
の光伝送路を介して信号が授受される光伝送システムに
適用される。第1および第2の光伝送機器間の光伝送路
長の検出に際しては、第1の光伝送機器から第1の光伝
送路に光伝送路長検出信号が送出される。第2の光伝送
機器は、第1の光伝送路からの光伝送路長検出信号を第
2の光伝送路に折り返す。したがって、第1の光伝送機
器から光伝送路長検出信号が送出されてから、この光伝
送路長検出信号が第1の光伝送機器によって受信される
までの遅延時間を計測すれば、この遅延時間に基づい
て、第1および第2光伝送機器間の光伝送路長を求める
ことができる。
【0009】この方法を実施するための構成を備えた光
信号伝送システムの構成は、請求項2に記載のとおりと
なる。すなわち、請求項2記載の発明は、第1の光伝送
機器と、第2の光伝送機器と、第1の光伝送機器から第
2の光伝送機器に向かう信号が伝送される第1の光伝送
路と、第2の光伝送機器から第1の光伝送機器に向かう
信号が伝送される第2の光伝送路とを含む光信号伝送シ
ステムであって、上記第1の光伝送機器は、光伝送路長
検出信号を上記第1の光伝送路に送出する手段と、上記
光伝送路長検出信号を上記第1の光伝送路に送出してか
ら上記第2の光伝送路から上記光伝送路長検出信号を受
信するまでの遅延時間を計測する手段と、上記計測され
た遅延時間に基づいて上記第1の光伝送機器と上記第2
の光伝送機器との間の光伝送路長を演算する手段とを備
えており、上記第2の光伝送機器は、光伝送路長の計測
に際して、上記第1の光伝送路からの光伝送路長検出信
号を上記第2の光伝送路に折り返す手段を備えているこ
とを特徴とする光信号伝送システムである。
【0010】請求項3記載の発明は、親機となる光伝送
機器と、子機となる複数の光伝送機器と、親機から子機
に向かう信号が伝送される第1の光伝送路と、子機から
親機に向かう信号が伝送される第2の光伝送路とを含む
光信号伝送システムにおいて、親機から任意の子機まで
の光伝送路長を検出するための方法であって、親機か
ら、任意の子機を指定するための子機指定情報を含む光
伝送路長検出命令を発行するステップと、親機から、上
記第1の光伝送路に光伝送路長検出信号を送出するステ
ップと、上記子機指定情報によって指定された子機を、
上記第1の光伝送路からの光伝送路長検出信号を上記第
2の光伝送路に折り返す状態に制御するステップと、親
機が上記第1の光伝送路に光伝送路長検出信号を送出し
てから、この親機が上記第2の光伝送路から上記光伝送
路長検出信号を受信するまでの遅延時間を計測するステ
ップと、上記計測された遅延時間に基づいて、親機と上
記子機指定情報によって指定された子機との間の光伝送
路長を演算するステップとを含むことを特徴とする光伝
送路長検出方法である。
【0011】この方法は、請求項1記載の発明と同じ
く、互いに反対方向に光信号を伝送する第1および第2
の光伝送路を介して光伝送機器間で信号が授受される光
伝送システムに適用される。ただし、請求項3の発明
は、親機となる光伝送機器と、子機となる複数の光伝送
機器のうちの任意の1つとの間の光伝送路長の検出のた
めに適用することができる。
【0012】具体的には、親機からは、子機指定情報を
含む光伝送路長検出命令が発行される。これにより、子
機指定情報によって指定された子機のみが、親機から第
1の光伝送路を介して伝送されてくる光伝送路長検出信
号を第2の光伝送路に折り返す。したがって、親機が光
伝送路長検出信号を送出してから、この親機において当
該光伝送路長検出信号が受信されるまでの遅延時間を測
定すれば、この遅延時間に基づいて、親機と子機指定情
報によって指定された子機との間の光伝送路長を求める
ことができる。
【0013】この方法を実施するための構成を備えた光
信号伝送システムの構成は、請求項6に記載のとおりと
なる。すなわち、請求項6記載の発明は、親機となる光
伝送機器と、子機となる複数の光伝送機器と、親機から
子機に向かう信号が伝送される第1の光伝送路と、子機
から親機に向かう信号が伝送される第2の光伝送路とを
含む光信号伝送システムであって、親機は、任意の子機
を指定するための子機指定情報を含む光伝送路長検出命
令を上記第1の光伝送路に送出する手段と、上記第1の
光伝送路に光伝送路長検出信号を送出する手段と、上記
光伝送路長検出信号を上記第1の光伝送路に送出してか
ら上記第2の光伝送路から上記光伝送路長検出信号を受
信するまでの遅延時間を計測する手段と、上記計測され
た遅延時間に基づいて当該親機と上記子機指定情報によ
って指定された子機との間の光伝送路長を演算する手段
とを備えており、子機は、自己を指定する子機指定情報
を含む光伝送路長検出命令が受信されたときに上記第1
の光伝送路からの光伝送路長検出信号を上記第2の光伝
送路に折り返す手段を備えていることを特徴とする光信
号伝送システムである。
【0014】もしも、光信号伝送システムが、複数の子
機を第1および第2の光伝送路に直列に介装した構成の
ライン型ネットワーク形式のものであるならば、子機指
定情報によって指定された子機以外の子機を、第1およ
び第2の光伝送路からの光伝送路長検出信号を通過させ
るバイパス状態に制御することが好ましい(請求項
4)。このようにしておけば、光伝送路長の検出対象で
ない子機において光伝送路長検出信号の伝送が中断され
ることがない。
【0015】この方法を実施するための構成を備えた光
信号伝送システムの構成は、請求項7に記載のとおりと
なる。すなわち、請求項7記載の発明は、上記光信号伝
送システムは、上記複数の子機が第1および第2の光伝
送路に直列に介装されたライン型ネットワーク形式のシ
ステムであり、子機は、自己以外の子機を指定する子機
指定情報を含む光伝送路長検出命令が受信されたときに
上記第1および第2の光伝送路からの光伝送路長検出信
号を通過させる手段をさらに含むことを特徴とする請求
項6記載の光信号伝送システムである。
【0016】また、親機および子機が複数の入出力信号
を多重化して第1および第2の光伝送路を介して伝送す
る多重化機能を有するものである場合には、多重化され
た複数の回線のうちの任意の一組の入出力信号回線を利
用して上記光伝送路長検出信号を伝送するようにすれば
よい(請求項5)。このようにすれば、光伝送路長検出
処理中であっても、光伝送路長検出信号が伝送される回
線以外の回線では、通常の信号の授受を継続できる。
【0017】この方法を実施するための構成を備えた光
信号伝送システムの構成は、請求項8に記載のとおりと
なる。すなわち、請求項8記載の発明は、親機および子
機は、複数の入出力信号を多重化して上記第1および第
2の光伝送路を介して伝送する多重化機能を有するもの
であり、上記光伝送路長検出信号は、多重化された複数
の回線のうちの任意の一組の入出力信号回線を利用して
伝送されることを特徴とする請求項6または7に記載の
光信号伝送システムである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1実施形態に係る光信号伝送システムの構成を示
すブロック図である。この光信号伝送システムは、1つ
の光伝送機器が親機1となり、1つの可搬型光伝送機器
が子機2となっており、この2つの光伝送機器間で光信
号による情報の授受を行うためのものである。
【0019】親機1には、第1の光伝送路を形成する光
ファイバケーブル51および第2の光伝送路を形成する
光ファイバケーブル52が結合されている。光ファイバ
ケーブル51の途中部には、伝搬中の光信号を分岐する
ための光分岐器N11,N12,・・・・・・が設けられてい
る。また、光分岐器N11,N12,・・・・・・に対応する
ように、光ファイバケーブル52の途中部には、光分岐
器N21,N22,・・・・・・が設けられている。光分岐器
N11,N12,・・・・・・および光分岐器N21,N2
2,・・・・・・には、それぞれ光ファイバケーブルF11,
F12,・・・・・・およびF21,F22,・・・・・・が接続さ
れている。光ファイバケーブルF11,F12,・・・・・・
およびF21,F22,・・・・・・の各先端には、光コネク
タC11,C12,・・・・・・およびC21,C22,・・・・
・・がそれぞれ取り付けられている。これらの光コネクタ
C11,C12,・・・・・・およびC21,C22,・・・・・・
のうちの任意の一対に、子機2を接続することができ
る。
【0020】親機1は、光ファイバケーブル51に光信
号を送出する。たとえば、光分岐器N13および光分岐
器N23に対応する光コネクタC13,C23に可搬型
の子機2が接続されていれば、親機1からの光信号は、
光分岐器N13で分岐され、光ファイバケーブル13お
よび光コネクタC13を介して子機2によって受信され
る。子機2が送出する光信号は、光コネクタC23およ
び光ファイバケーブルF23から、光分岐器N23を介
して光ファイバケーブル52に入り、親機1へと伝搬さ
れる。
【0021】図2は、親機1の内部構成を説明するため
のブロック図である。光ファイバケーブル51には、発
光ダイオードのような発光素子を含む光送信部11が結
合されている。光送信部11には、送信信号に相当する
電気信号が入力され、この電気信号に対応して発光素子
が発光駆動されることによって、光信号が光ファイバケ
ーブル51に送出される。光送信部11には、処理装置
18からの信号または位置検出信号発振部13が発生す
る位置検出信号のいずれかが、信号切替部14を介して
入力される。位置検出信号は、光伝送路長検出信号に相
当する。
【0022】一方、子機2からの光信号が伝搬されてく
る光ファイバケーブル52には、光受信部12が結合さ
れている。光受信部12は、受信された光信号を電気信
号に変換するためのフォトトランジスタのような光電変
換素子を含む。光受信部12が出力する電気信号は、信
号切替部15を介して、処理装置18または位置検出演
算部16のいずれか一方に与えられる。処理装置18
は、たとえば、パーソナルコンピュータ、マイクロコン
ピュータ(CPU)またはケーブルテレビ放送装置など
である。
【0023】信号切替部14および15は、制御部17
によって切替制御される。信号切替部14および15
は、通常は、実線の状態にあって、処理装置18と光送
信部11および光受信部12との間をそれぞれ接続す
る。制御部17は、親機1から子機2までの光伝送路長
を検出すべきときに、信号切替部14および15を破線
の状態に切り替える。すなわち、信号切替部14は位置
検出信号発振部13側に切り替えられ、信号切替部15
は位置検出演算部16側に切り替えられる。さらに、制
御部17は、位置検出信号発振部13を制御して位置検
出信号を発生させる。
【0024】位置検出演算部16は、位置検出信号発振
部13が位置検出信号を発生してから、その位置検出信
号が信号切替部15を介して受信されるまでの遅延時間
を計測する。そして、計測された遅延時間を処理装置1
8に与える。図3は、子機2の内部構成を示すブロック
図である。子機2は、光信号を受信するための光受信部
22と、光信号を送出するための光送信部21とを備え
ている。光受信部22は、受信した光信号を電気信号に
変換するフォトトランジスタなどの光電変換素子を備え
ている。光受信部22が出力する電気信号は、信号切替
部23を介して、処理装置25または信号切替部24の
いずれか一方に入力される。光送信部21は、信号切替
部24からの電気信号を光信号に変換する発光ダイオー
ドのような発光素子を含む。信号切替部24は、処理装
置25からの入力信号または信号切替部23からの信号
のうちのいずれか一方を光送信部21に入力する。処理
装置25は、たとえば、パーソナルコンピュータ、マイ
クロコンピュータ(CPU)またはケーブルテレビ放送
受像装置などである。
【0025】信号切替部23および信号切替部24の切
替えは、制御部26によって制御される。信号切替部2
3および24は、通常は、実線の状態にあって、処理装
置25と光送信部21および光受信部22との間をそれ
ぞれ接続する。制御部26は、光受信部22の出力信号
を監視している。そして、光受信部22から位置検出信
号が出力されると、制御部26は、信号切替部23を信
号切替部24側に切り替え、信号切替部24を信号切替
部23側に切り替える。すなわち、信号切替部23およ
び24は、図3において破線で示す状態となる。位置検
出信号の受信が中断した場合には、制御部26は、信号
切替部23および24を処理装置25側(実線の状態)
に切り替える。
【0026】親機1から子機2までの光伝送路長を検出
する際の動作につき、図1、図2および図3を参照して
説明する。処理装置18は、たとえば、親機1の起動
時、子機2の起動時、または、親機1において予め設定
された時間間隔の時点で、位置検出命令を発行する。位
置検出命令は、処理装置18が備えるキーボード等の入
力手段から所定の入力操作が行われたことに応答して発
行されてもよい。
【0027】処理装置18が制御部17に対して位置検
出命令を与えると、制御部17は、信号切替部14を位
置検出信号発振部13側に切り替え、信号切替部15を
位置検出演算部16側に切り替え、さらに、位置検出信
号発振部13を制御して位置検出信号を発生させる。制
御部17は、さらに、位置検出演算部16に対して、位
置検出演算命令を与える。
【0028】位置検出信号発振部13が発生した位置検
出信号は、信号切替部14を介して光送信部11に入力
され、光信号に変換されて光ファイバケーブル51に送
出される。この光信号は、子機2の光受信部22によっ
て電気信号に変換され、制御部26に入力される。制御
部26は、入力された信号が位置検出信号であることを
確認し、信号切替部23および24を切り替え、信号経
路を折り返す。すなわち、信号切替部23からの位置検
出信号は、信号切替部24を介して光送信部21で光信
号に変換され、光ファイバF23および光分岐器N23
を介して、光ファイバケーブル52に送出される。
【0029】光ファイバケーブル52を通って伝搬され
る光信号は、親機1の光受信部12で受信され、電気信
号に変換される。この電気信号は、信号切替部15か
ら、位置検出演算部16に入力される。図4は位置検出
演算部16による処理を説明するための図であり、位置
検出信号発振部13が発生する位置検出信号(図4(a)
)と、信号切替部15から出力される位置検出信号
(図4(b) )とが示されている。位置検出演算部16
は、位置検出信号発振部13が位置検出信号を発生した
時刻T1から、信号切替部15からの位置検出信号の入
力が検出される時刻T2までの遅延時間ΔTを計測す
る。この計測結果は、処理装置18に与えられる。処理
装置18は、子機2が、位置検出信号を受信してから信
号切替部23および24を切り替えて信号を折り返す状
態に変化するまでの応答時間を考慮して、光ファイバケ
ーブル長を演算する。すなわち、まず、位置検出演算部
16から与えられる上記の遅延時間から上記の応答時間
を差し引いて、光信号の伝搬のみに要した時間が求めら
れる。この求められた時間を、単位長の光ファイバケー
ブル中を光信号が伝搬するのに要する時間で除すること
によって、親機1から子機2までの光信号の伝搬光路長
が求められる。子機2における上記の応答時間は、予め
計測しておけばよい。
【0030】子機2の制御部26は、位置検出信号の受
信が途絶えると、信号切替部23および24を切り替え
て、信号折返し状態(破線の状態)から通常状態(実線
の状態)に復帰させる。このように本実施形態によれ
ば、親機1から子機2に向けて光信号を伝搬させるため
の光ファイバケーブル51と、子機2から親機1に向け
て光信号を伝搬させるための光ファイバケーブル52と
を用い、親機1から発生した光信号を子機2で折り返
し、光信号の伝搬に要する時間を計測することによっ
て、親機1から子機2までの光伝送路長が計測される。
これにより、親機1は、可搬型の子機2が、いずれの光
コネクタに接続されているのかを知ることができる。す
なわち、子機2の接続位置や親機1と子機2との間の距
離を自動的に検出することができ、この情報を光信号伝
送システムの管理のために利用することができる。
【0031】また、本実施形態では、光タイムドメイン
リフレクトメータのような専用の機器は必要ではなく、
光信号伝送システム中に含まれている光伝送機器を利用
して光伝送路長が検出される。そのため、光伝送路長の
検出のために要するコストが低いうえ、システムの運用
を中断することなく、光伝送路長の検出を行える。しか
も、光伝送機器の構成を大幅に変更する必要もなく、信
号切替部等の若干の回路部品の追加で、光伝送路長の自
動計測が可能になる。さらに、互いに反対方向に向けて
光信号を伝送する一対の光伝送路を有するシステムであ
れば、光伝送路の形態がループ状のものである必要もな
く、どのような形態の光伝送路についても良好に適用す
ることができるので、充分な汎用性を有していると言え
る。
【0032】さらに、たとえば、子機2を、その起動時
に親機1に向けて位置検出信号発生要求を送出するよう
に構成しておき、親機1を、位置検出信号発生要求に応
答して位置検出信号を発生するように構成しておけば、
子機2をシステムに接続して起動するだけで、子機2の
据付け位置を自動的に検出させることができる。なお、
上記の実施形態においては、子機2の制御部26に受信
信号を監視させ、位置検出信号の受信中に限り、信号切
替部23および24を図3の破線の状態とすることとし
ているが、信号切替部23および24の切替えは、親機
1からの指令に基づいて行わせることもできる。たとえ
ば、信号切替部14および15が破線の状態に切り替わ
るよりも前に、親機1の処理装置18から、子機向けの
位置検出命令を発生させ、この位置検出命令を光送信部
11から光ファイバケーブル51に送出させる。この場
合、子機2の制御部26は、位置検出命令の受信に応答
して、信号切替部23および24を図3の破線の状態に
切り替える。また、親機1の処理装置18は、光伝送路
長検出処理が終了して信号切替部14および15が実線
の状態に復帰した後に、子機向けの位置検出終了命令を
出力する。この位置検出終了命令が子機2の制御部26
によって受信されると、この制御部26は、信号切替部
23および24を図3の実線の状態に復帰させる。この
ようにして、子機2の状態を親機1からの指令によって
切り替えることができる。
【0033】図5は、本発明の第2実施形態に係る光ネ
ットワークの概念的な構成を示すブロック図である。上
述の図1に示された光信号伝送システムは、1つの親機
1に1つの可搬型子機2が対応づけられているが、本実
施形態の光ネットワークにおいては、1つの親機1に対
して複数の光伝送機器が子機2A,2B,2C,・・・・・・
(総称するときには「子機2」という。)として対応づ
けられており、バス型のネットワークが構成されてい
る。より具体的には、親機1から延び出た光ファイバケ
ーブル51,52には、光分岐器N11,N12,N1
3,・・・・・・および光分岐器N21,N22,N23,・・
・・・・によって、子機2A,2B,2C,・・・・・・が結合さ
れている。
【0034】子機2A,2B,2C,・・・・・・は、それぞ
れ固有のアドレスを有しており、それらの構成は、図2
に示された第1実施形態の子機2の構成とほぼ同様であ
る。すなわち、子機2A,2B,2C,・・・・・・は、それ
ぞれ、光ファイバケーブル51を介して親機1から伝送
されてくる位置検出信号を光ファイバケーブル52に折
り返す機能を有する。この信号折返し機能は、図5中で
は、光送信部1と光受信部2との間を開閉するスイッチ
SWA,SWB,SWC,・・・・・・(総称するときには、
「スイッチSW」という。)によって象徴的に表されて
いる。すなわち、スイッチSWA,SWB,SWC,・・
・・・・が開かれた状態は、各子機の処理装置25(図2参
照)と光ファイバケーブル51,52との間で情報が授
受される通常状態を表す。それに対して、スイッチSW
A,SWB,SWC,・・・・・・が閉じられた状態は、光フ
ァイバケーブル51からの光信号が光ファイバケーブル
52に折り返される折返し状態を表している。
【0035】図2および図3を再び参照して、本実施形
態における光伝送路長検出処理につき、さらに詳細に説
明する。親機1の処理装置18は、光伝送路長検出処理
に際し、検出対象の子機2のアドレス(子機指定情報)
を指定して、子機向けの位置検出命令(光伝送路長検出
命令)を発行し、信号切替部14および光送信部11を
介して光ファイバケーブル51に送出する。これによ
り、位置検出命令において指定されたアドレスが割り当
てられている子機2では、スイッチSWが閉じられて、
信号折返し状態となる。これに対して、位置検出命令に
おいて指定されたアドレス以外のアドレスが割り当てら
れている子機2では、スイッチSWが開放状態に保持さ
れる。
【0036】親機1の処理装置18は、さらに、制御部
17に対して位置検出命令を与える。これに応答して、
制御部17は、位置検出信号発振部13を制御し、位置
検出信号を発振させる。制御部17は、さらに、上記の
第1実施形態の場合と同じく、位置検出演算部16に位
置検出演算命令を与えるとともに、信号切替部14およ
び15を切り替える。これにより、位置検出信号発振部
13が発生した信号が、信号切替部14を介し、光送信
部11から光信号として光ファイバケーブル51に送出
される。また、光ファイバケーブル52からの光信号
は、光受信部12によって電気信号に変換された後に、
信号切替部15から位置検出演算部16に入力される。
位置検出演算部16は、位置検出信号発振部13が位置
検出信号を発生してから、信号切替部15からその位置
検出信号が入力されるまでの遅延時間を計測し、その計
測結果を処理装置18に与える。
【0037】各子機2においては、制御部26によっ
て、当該子機2のアドレスを含む位置検出命令が受信さ
れたか否かが判断される。自己のアドレスを伴った位置
検出命令が受信されたならば、制御部26は、信号切替
部23および24を信号折返し状態(図3において破線
で示す状態)に切り替える。これにより、光受信部22
の出力信号は、信号切替部23および24を経由して、
光送信部21から、光ファイバケーブル52に送出され
る。
【0038】一方、光受信部22で受信されて制御部2
6に入力された位置検出命令中に当該子機2のアドレス
が含まれていない場合には、制御部26は、信号切替部
23および24を、図3において実線で示す通常状態に
保持する。このようにして子機2が信号折返し状態また
は通常状態に制御された後に、親機1から位置検出信号
が伝送されてくると、折返し状態に制御された子機2に
おいてその位置検出信号が折り返される。その結果、親
機2の位置検出演算部16においては、位置検出信号発
振部13が位置検出信号を発生してから、アドレスによ
って指定された子機2で折り返された信号が受信される
までの遅延時間が計測されることになる。これにより、
処理装置18においては、位置検出演算部16から与え
られる遅延時間と、子機2における応答時間とに基づい
て、指定した子機2までの光伝送路長を計算することが
できる。
【0039】このように本実施形態によれば、親機1か
ら延び出た光ファイバケーブル51および52に光分岐
器を用いて複数の子機2が接続されたバス型のネットワ
ークにおいて、親機1と任意の子機2との間の光伝送路
長を計測することができる。光伝送路長の計測に専用の
機器が必要となることがなく、かつ、ループ型ネットワ
ークに適用範囲が限定されないことは、上記の第1実施
形態の場合と同様である。
【0040】図6は、本発明の第3実施形態に係る光ネ
ットワークの構成を示すブロック図である。この光ネッ
トワークは、光分岐器を使わず、複数の子機20A,2
0B,20C,・・・・・・(総称するときには「子機20」
という。)を直列に接続したライン型のネットワークで
ある。親機1は、図2に示されたものと同様な構成を有
している。親機1には、子機20に向けて光信号を送信
するための光ファイバケーブル510と、子機20から
親機1に向けて光信号が伝搬される光ファイバケーブル
520とが結合されている。光ファイバケーブル510
および520には、子機20Aが結合されており、この
子機20Aからは、光ファイバケーブル51Aおよび5
2Aが延び出ている。この光ファイバケーブル51Aお
よび52Aには、子機20Bが結合されている。そし
て、この子機20Bからはさらに、光ファイバケーブル
51Aおよび51Bが延び出ている。
【0041】親機1が光ファイバケーブル510に送出
した光信号は、子機20A、光ファイバケーブル51
A、子機20B、光ファイバケーブル51B、・・・・・・を
順に通って伝搬されていく。また、子機20からの光信
号は、光ファイバケーブル52B、子機20B、光ファ
イバケーブル52A、子機20Aおよび光ファイバケー
ブル520を介して、親機1に向けて伝搬される。各子
機20には、それぞれに固有のアドレスが割り当てられ
ており、親機1から子機20への通信に際しては、子機
20のアドレスが指定される。また、子機20から親機
1または他の子機に当てた通信に際しては、送信元の子
機のアドレスを表す信号が付加される。
【0042】図7は、子機20Aの構成を示すブロック
図である。この図7において、上述の図3に示された各
部に相当する部分には、同一の参照符号を付して示す。
なお、他の子機20も同様な構成を有している。子機2
0Aは、光ファイバケーブル510からの光信号を電気
信号に変換して信号切替部23に入力するための光受信
部22a、信号切替部24からの電気信号を光信号に変
換して光ファイバケーブル520に送出するための光送
信部21a、ライン31からの電気信号を光信号に変換
して光ファイバケーブル51Aに送出するための光送信
部21b、および光ファイバケーブル52Aからの光信
号を電気信号に変換してライン32に導出するための光
受信部22bを備えている。
【0043】子機20Aには、さらに、信号切替部23
の出力信号を選択的にライン31に与えるためのスイッ
チSA1と、ライン32に導出された光受信部22bの
出力信号を信号切替部24に選択的に入力するためのス
イッチSA3とが備えられている。スイッチSA1およ
びSA3は、制御部26によって開閉制御され、通常
は、実線で示すとおり、いずれも開放状態にある。光伝
送路長検出処理時には、スイッチSA1およびSA3
は、制御部26の制御の下、それぞれ実線または破線で
示すいずれかの状態に制御される。制御部26の制御下
にある信号切替部23および24は、上述の第1または
第2実施形態の場合と同じく、実線で示す通常状態と、
破線で示す信号折返し状態とをとることができる。
【0044】通常状態では、光ファイバケーブル510
からの光信号は光受信部22aによって電気信号に変換
され、信号切替部23を介して、処理装置25に与えら
れる。同様に、光ファイバケーブル52Aからの光信号
は、光受信部22bによって電気信号に変換された後、
ライン32を介して処理装置25に入力される。また、
処理装置25は、信号切替部24および光送信部21a
を介して光ファイバケーブル520に信号を送出するこ
とができ、また、ライン31および光送信部21bを介
して光ファイバケーブル51Aに信号を送出することが
できる。
【0045】親機1から任意の子機20までの光伝送路
長の計測に際し、親機1は、第2実施形態の場合と同じ
く、光伝送路長の計測対象となる子機20のアドレスを
指定した子機向けの位置検出命令を光ファイバケーブル
510に送出する。また、親機1は、光伝送路長検出処
理の終了に際して、位置検出終了命令を光ファイバケー
ブル510に送出する。
【0046】子機20Aの制御部26は、光受信部22
aの出力信号を監視し、位置検出命令または位置検出終
了命令が受信されたかどうかを監視している。位置検出
命令が受信されると、制御部26は、さらに、その位置
検出命令が当該子機20Aのアドレスを指定した命令で
あるか否かを判断する。当該子機20Aのアドレスを指
定した位置検出命令が受信されると、制御部26は、信
号切替部23および24ならびにスイッチSA1および
SA3を制御することによって、当該子機20Aの状態
を、親機1からその後に送出される位置検出信号を折り
返すための信号折返し状態に設定する。具体的には、信
号切替部23および信号切替部24は、破線の状態に制
御され、スイッチS1およびS3はいずれも実線の開放
状態に制御される。これにより、光ファイバケーブル5
10からの光信号が折り返されて、光ファイバケーブル
520に送出されることになる。
【0047】一方、位置検出命令が受信された場合に、
その位置検出命令に含まれているアドレスが当該子機2
0Aのアドレスではない場合には、制御部26は、当該
子機20Aをバイパス状態に設定する。すなわち、制御
部26は、信号切替部23および24を実線の状態に制
御し、さらに、スイッチS1およびS3をいずれも破線
の状態に制御する。その結果、光ファイバケーブル51
0および52Aからの信号は、それぞれ、光ファイバケ
ーブル51Aおよび520にバイパスされる。これによ
り、位置検出信号がバイパスされることになる。
【0048】位置検出終了命令が受信されると、制御部
26は、信号切替部23および24ならびにスイッチS
A1およびSA3をそれぞれ実線の状態に制御して、子
機20Aを通常状態に復帰させる。図6には、親機1か
ら子機20Bまでの光伝送路長を計測する場合の様子が
概念的に表されている。図6において、各子機20が、
バイパス状態と折返し状態とのうちのいずれの状態にあ
るかは、スイッチSA1,SB1(スイッチSA1に相
当するスイッチ),・・・・・・、信号切替部23および24
に相当するスイッチSA2,SB2,・・・・・・,ならびに
スイッチSA3,SB3(スイッチSA3に相当するス
イッチ),・・・・・・によって概念的に表されている。
【0049】すなわち、子機20Aにおいては、光受信
部22aと光送信部21bとの間のスイッチSA1、お
よび光受信部22bと光送信部21aとの間のスイッチ
SA3が閉じられており、光受信部22aと光送信部2
1aとの間のスイッチSA2は開かれている。つまり、
子機20Aは、親機1からの光信号を子機20Bにバイ
パスさせ、かつ、子機20Bからの光信号を親機1にバ
イパスさせることができるバイパス状態にある。
【0050】一方、子機20Bでは、光受信部22aと
光送信部21bとの間のスイッチSB1、および光受信
部22bと光送信部21aとの間のスイッチSB3はい
ずれも開かれており、光受信部22aと光送信部21a
との間のスイッチSB2のみが閉じられている。つま
り、子機20Bは、親機1側から送られてきた光信号を
親機1に向けて折り返す信号折返し状態にある。
【0051】親機1が子機20Bのアドレスを指定した
位置検出命令を光ファイバケーブル510に送出するこ
とによって、図6の状態となる。したがって、親機1か
らその後に発生される位置検出信号は、子機20Bで折
り返され、子機20Aを通って親機2に返されることに
なる。その結果、親機1が備える位置検出演算部16が
計測する遅延時間は、親機1から子機20Bを経て親機
1に戻るのに要する光信号の伝搬時間と、子機20Bに
おける応答時間との和に相当することになる。したがっ
て、子機20Bの応答時間を予め計測しておけば、親機
1から子機20Bまでの光伝送路長を自動的に検出する
ことができる。
【0052】このように本実施形態においても、第2実
施形態の場合と同様、親機1と複数の子機20のなかの
任意の1つとの間の相対的な位置関係を、専用の機器を
要することなく自動的に測定することができる。ループ
状のネットワークに適用対象が限定されない点について
も上記の第2実施形態の場合と同様である。図8および
図9は、本発明の第4実施形態に係る親機および子機の
構成をそれぞれ示すブロック図である。これらの親機お
よび子機は、上述の図1または図5に示された構成の光
信号伝送システムに適用することができるが、以下で
は、図5に示されたバス型ネットワークに適用される場
合について説明する。
【0053】本実施形態においては、一対の光ファイバ
ケーブル51および52を介して、複数種類の情報が多
重化されて伝送される。具体的には、図8に示すよう
に、処理装置18には複数本(たとえば5本)の送信信
号線61,62,63,64,65と、これらの送信信
号線に対応した複数本の受信信号線71,72,73,
74,75が接続されている。送信信号線61,62,
63,64は多重化装置101に接続されており、一本
の送信信号線65は信号切替部14を介して多重化装置
101に接続されている。多重化装置101は、入力さ
れた複数の信号を多重化して光送信部11に与える。こ
れにより、光ファイバケーブル51には、多重化された
光信号が送出されることになる。
【0054】たとえば、5個の照明のオンまたはオフ情
報を送信する場合には、光ファイバケーブル51に送出
される信号は、図10に簡略化して示すような構成とな
る。すなわち、5個の照明装置L1〜L5のオン/オフ
にそれぞれ対応した「1」または「0」の信号が循環的
に送出される。このようにして、5本の送信回線が多重
化されている。図10に示す例では、照明装置L2〜L
5は消灯状態に保持され、照明装置L1は時刻t1に点
灯し、時刻t2に消灯する。したがって、5チャンネル
分の信号の送信周期がたとえば0.1秒であれば、照明
装置L1は0.2秒間だけ点灯することになる。
【0055】再び図8を参照する。親機1には、多重化
された光信号が光ファイバケーブル52から与えられ
る。この光信号は、光受信部12によって電気信号に変
換された後、多重化装置102によって複数(本実施例
では5つ)の受信信号に変換され、受信信号線71,7
2,73,74および信号切替部15に与えられる。図
8と図2との対比から明らかなように、本実施形態にお
いては、一本の送信信号線65と、これに対応する一本
の受信信号線75とが、光伝送路長検出処理のために利
用される。すなわち、多重化された信号回線のうちの一
組の送受信回線を利用して、親機1から任意の子機2に
至る光伝送路長が計測される。この光伝送路長検出処理
に関連する位置検出信号発振部13、信号切替部14,
15、位置検出演算部16、制御部17および処理装置
18の動作は、上記第2の実施形態に関連して説明した
動作と同様であるので、説明を省略する。
【0056】次に図9を参照して、子機2の構成を説明
する。多重化された光信号は光受信部22によって電気
信号に変換された後、多重化装置103によって各信号
回線ごとの信号に分割され、受信信号線81,82,8
3,84および信号切替部23に入力される。処理装置
25には、受信信号線81,82,83,84からの信
号と、信号切替部23から受信信号線85を介した信号
とが入力される。
【0057】処理装置25から送出すべき信号は、送信
信号線91,92,93,94,95に導出される。送
信信号線95に導出された信号は信号切替部24に入力
され、この信号切替部24の出力信号と送信信号線9
1,92,93,94に導出された信号とが多重化装置
104に入力される。多重化装置104は、入力された
複数の信号を多重化して光送信部21に与える。その結
果、多重化された光信号が光送信部21から発生される
ことになる。
【0058】図9の構成と図3の構成との対比から明ら
かなとおり、一本の受信信号線85と、これに対応する
一本の送信信号線95とが、光伝送路長検出処理のため
に利用される。すなわち、多重化された信号回線のうち
の一組の送受信回線が、親機1から任意の子機2に至る
光伝送路長の計測の際に利用される。この光伝送路長検
出処理に関連する信号切替部23,24および制御部2
6の動作は、上記第2の実施形態に関連して説明した動
作と同様であるので、説明を省略する。
【0059】このように本実施形態によれば、多重化さ
れた信号回線のなかの一組の送受信回線を利用して光伝
送路長検出処理が行える。そのため、光伝送路長検出処
理を実行中であっても、この光伝送路長検出処理のため
に利用されていない送受信回線は通常の信号の送受信の
ために利用することができる。これにより、光ネットワ
ーク中での情報の授受を行いつつ、光伝送路長検出処理
を並行して実行することができる。
【0060】上の説明では、多重化信号のうちの1組を
切替部を利用して通常の信号の送受信に利用することを
考えているが、1組を光伝送路長検出処理専用に利用し
てもよい。この場合、切替部とその制御部が不要とな
り、回路構成を大幅に簡略化できる。なお、図6に示さ
れたライン型のネットワークにおいても信号回線の多重
化が可能である。この場合に、一組の入出力回線に関連
して、図7に示されているような信号切替部23、24
およびスイッチSA1,SA3のような構成を設けれ
ば、位置検出信号の折返しまたはバイパスを行うことが
できることは明らかであろう。したがって、ライン型ネ
ットワークにおいても、多重化された信号回線のうちの
1組の入出力回線を利用して光伝送路長検出処理を行う
ことができる。
【0061】本発明の実施の形態の説明は以上のとおり
であるが、本発明は上記の実施形態に限定されるもので
はない。たとえば、上述の各実施形態においては、位置
検出信号を位置検出信号発振部13によって発生させ、
この位置検出信号を子機の信号切替部23,24を用い
て折り返すことによって、光伝送路長検出処理を実現し
ている。しかし、光伝送路長の検出のために、アナログ
信号が用いられる必要はなく、ディジタル信号が用いら
れてもよいから、位置検出ディジタル信号を親機の処理
装置18によって発生させることもできる。この場合に
は、位置検出信号発振部13、信号切替部14,15、
位置検出演算部16および制御部17を親機に備える必
要がない。同様に、子機においても、受信されたディジ
タル信号を処理装置25によって再生し、これを親機に
向けて送信することができるから、必ずしも信号切替部
23,24および制御部26を子機に備える必要はな
い。
【0062】なお、位置検出信号は、光信号伝送システ
ムにおいて伝送される信号の種類に応じて適切な形態の
ものが選択されることが好ましい。たとえば、コンピュ
ータ間のデータ伝送に適用されるシステムにおいては、
位置検出信号には、ディジタル信号を適用することが好
ましい。また、接点信号や電圧信号が取り扱われるシー
ケンサ等の計装装置のネットワークにおいては、電圧パ
ルスに相当する光信号が位置検出信号として用いられる
ことが好ましい。さらに、映像信号に相当する光信号が
伝送される場合であれば、正弦波に相当する光信号が位
置検出信号として伝送されることが好ましい。また、た
とえば、親機から子機に伝送される信号を電圧パルスに
相当する光信号とし、子機から親機に伝送される信号を
ディジタル信号に相当する光信号とする、というよう
に、異なる種類の信号を位置検出信号として用いること
もできる。この場合には、子機には、必要に応じて、信
号の種類を変換するための信号変換部を設ければよい。
なお、光ファイバケーブル中を伝送される信号は、アナ
ログ光信号であってもよく、周波数変調などが施された
ディジタル光信号であってもよいことは言うまでもな
い。
【0063】また、上記の第2、第3および第4の実施
形態では、位置検出命令によって複数の子機の状態をそ
れぞれ制御したうえで、位置検出信号を親機から送出す
るようにしているが、位置検出命令を送出する代わり
に、位置検出信号に光伝送路長検出処理対象の子機のア
ドレスを含ませるようにしてもよい。すなわち、位置検
出信号に位置検出命令としての機能を持たせることもで
きる。
【0064】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲で種々の変更を施すことができる。
【0065】
【発明の効果】請求項1または請求項2記載の発明によ
れば、互いに反対方向に光信号を伝送する第1および第
2の光伝送路を介して信号が授受される光伝送システム
であれば、どのような形態のシステムであっても、光伝
送機器間の光伝送路長を検出することができる。
【0066】請求項3または請求項6記載の発明によれ
ば、請求項1または請求項2の発明の場合と同様、互い
に反対方向に光信号を伝送する第1および第2の光伝送
路を介して光伝送機器間で信号が授受される光伝送シス
テムであれば、広く適用が可能である。さらに、親機と
複数の子機のうちの任意の1つとの間の光伝送路長を計
測することができる。
【0067】もしも、光信号伝送システムが、複数の子
機を第1および第2の光伝送路に直列に介装した構成の
ライン型ネットワーク形式のものであるならば、請求項
4記載の構成を採用することによって、光伝送路長の検
出対象でない子機において光伝送路長検出信号の伝送が
中断されることを防止できる。また、親機および子機が
複数の入出力信号を多重化して第1および第2の光伝送
路を介して伝送する多重化機能を有するものである場合
には、多重化された複数の回線のうちの任意の一組の入
出力信号回線を利用して上記光伝送路長検出信号を伝送
するようにすればよい(請求項5)。これにより、光伝
送路長検出処理中であっても、光伝送路長検出信号が伝
送される回線以外の回線では、通常の信号の授受を継続
できる。したがって、通常の信号の授受を阻害すること
なく、光伝送路長検出処理を並行して実行することがで
きる。
【0068】このように本発明によれば、専用の機器を
必要とせず、また、光伝送機器の構成を大幅に変更する
ことなく光伝送機器間の光伝送路長を検出することがで
きる。したがって、今後拡大することが予想されるマル
チメディア分野(一般家庭への光ファイバ網の拡大、ビ
デオオンデマンド等の光ファイバによる双方向通信サー
ビスなど)や、光通信分野において、光ネットワークの
管理を極めて有利に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光信号伝送システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】親機の基本的な構成を示すブロック図である。
【図3】子機の基本的な構成を示すブロック図である。
【図4】光伝送路長の計測の原理を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係るバス型光ネットワ
ークの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係るライン型光ネット
ワークの構成を示すブロック図である。
【図7】上記第3実施形態における子機の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明の第4実施形態における親機の構成を示
すブロック図である。
【図9】上記第4実施形態における子機の構成を示すブ
ロック図である。
【図10】信号の多重化を説明するための図である。
【符号の説明】
1 親機 2 子機 51 光ファイバケーブル 52 光ファイバケーブル 11 光送信部 12 光受信部 13 位置検出信号発振部 14 信号切替部 15 信号切替部 16 位置検出演算部 17 制御部 18 処理装置 21 光送信部 22 光受信部 23 信号切替部 24 信号切替部 25 処理装置 26 制御装置 2A,2B,2C 子機 20A,20B 子機 21a 光送信部 21b 光送信部 22a 光受信部 22b 光受信部 510,51A,51B 光ファイバケーブル 520,52A,52B 光ファイバケーブル SA1,SA2,SA3 スイッチ SB1,SB2,SB3 スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の光伝送機器と、第2の光伝送機器
    と、第1の光伝送機器から第2の光伝送機器に向かう信
    号が伝送される第1の光伝送路と、第2の光伝送機器か
    ら第1の光伝送機器に向かう信号が伝送される第2の光
    伝送路とを含む光信号伝送システムにおいて、上記第1
    の光伝送機器と上記第2の光伝送機器との間の光伝送路
    長を検出するための方法であって、 上記第1の光伝送機器から光伝送路長検出信号を上記第
    1の光伝送路に送出するステップと、 上記第1の光伝送路からの光伝送路長検出信号を上記第
    2の光伝送路に送出するように上記第2の光伝送機器を
    制御するステップと、 上記第1の光伝送機器が上記第1の光伝送路に光伝送路
    長検出信号を送出してから、当該第1の光伝送機器が上
    記第2の光伝送路から上記光伝送路長検出信号を受信す
    るまでの遅延時間を計測するステップと、 上記計測された遅延時間に基づいて、上記第1の光伝送
    機器と上記第2の光伝送機器との間の光伝送路長を演算
    するステップとを含むことを特徴とする光伝送路長検出
    方法。
  2. 【請求項2】第1の光伝送機器と、第2の光伝送機器
    と、第1の光伝送機器から第2の光伝送機器に向かう信
    号が伝送される第1の光伝送路と、第2の光伝送機器か
    ら第1の光伝送機器に向かう信号が伝送される第2の光
    伝送路とを含む光信号伝送システムであって、 上記第1の光伝送機器は、光伝送路長検出信号を上記第
    1の光伝送路に送出する手段と、上記光伝送路長検出信
    号を上記第1の光伝送路に送出してから上記第2の光伝
    送路から上記光伝送路長検出信号を受信するまでの遅延
    時間を計測する手段と、上記計測された遅延時間に基づ
    いて上記第1の光伝送機器と上記第2の光伝送機器との
    間の光伝送路長を演算する手段とを備えており、 上記第2の光伝送機器は、光伝送路長の計測に際して、
    上記第1の光伝送路からの光伝送路長検出信号を上記第
    2の光伝送路に折り返す手段を備えていることを特徴と
    する光信号伝送システム。
  3. 【請求項3】親機となる光伝送機器と、子機となる複数
    の光伝送機器と、親機から子機に向かう信号が伝送され
    る第1の光伝送路と、子機から親機に向かう信号が伝送
    される第2の光伝送路とを含む光信号伝送システムにお
    いて、親機から任意の子機までの光伝送路長を検出する
    ための方法であって、 親機から、任意の子機を指定するための子機指定情報を
    含む光伝送路長検出命令を発行するステップと、 親機から、上記第1の光伝送路に光伝送路長検出信号を
    送出するステップと、 上記子機指定情報によって指定された子機を、上記第1
    の光伝送路からの光伝送路長検出信号を上記第2の光伝
    送路に折り返す状態に制御するステップと、 親機が上記第1の光伝送路に光伝送路長検出信号を送出
    してから、この親機が上記第2の光伝送路から上記光伝
    送路長検出信号を受信するまでの遅延時間を計測するス
    テップと、 上記計測された遅延時間に基づいて、親機と上記子機指
    定情報によって指定された子機との間の光伝送路長を演
    算するステップとを含むことを特徴とする光伝送路長検
    出方法。
  4. 【請求項4】上記光信号伝送システムは、上記複数の子
    機が第1および第2の光伝送路に直列に介装されたライ
    ン型ネットワーク形式のシステムであり、 上記子機指定情報によって指定された子機以外の子機
    を、上記第1および第2の光伝送路からの光伝送路長検
    出信号が通過するバイパス状態に制御するステップをさ
    らに含むことを特徴とする請求項3記載の光伝送路長検
    出方法。
  5. 【請求項5】親機および子機は、複数の入出力信号を多
    重化して上記第1および第2の光伝送路を介して伝送す
    る多重化機能を有するものであり、上記光伝送路長検出
    信号は、多重化された複数の回線のうちの任意の一組の
    入出力信号回線を利用して伝送されることを特徴とする
    請求項3または4に記載の光信号伝送システム。
  6. 【請求項6】親機となる光伝送機器と、子機となる複数
    の光伝送機器と、親機から子機に向かう信号が伝送され
    る第1の光伝送路と、子機から親機に向かう信号が伝送
    される第2の光伝送路とを含む光信号伝送システムであ
    って、 親機は、任意の子機を指定するための子機指定情報を含
    む光伝送路長検出命令を上記第1の光伝送路に送出する
    手段と、上記第1の光伝送路に光伝送路長検出信号を送
    出する手段と、上記光伝送路長検出信号を上記第1の光
    伝送路に送出してから上記第2の光伝送路から上記光伝
    送路長検出信号を受信するまでの遅延時間を計測する手
    段と、上記計測された遅延時間に基づいて当該親機と上
    記子機指定情報によって指定された子機との間の光伝送
    路長を演算する手段とを備えており、 子機は、自己を指定する子機指定情報を含む光伝送路長
    検出命令が受信されたときに上記第1の光伝送路からの
    光伝送路長検出信号を上記第2の光伝送路に折り返す手
    段を備えていることを特徴とする光信号伝送システム。
  7. 【請求項7】上記光信号伝送システムは、上記複数の子
    機が第1および第2の光伝送路に直列に介装されたライ
    ン型ネットワーク形式のシステムであり、 子機は、自己以外の子機を指定する子機指定情報を含む
    光伝送路長検出命令が受信されたときに上記第1および
    第2の光伝送路からの光伝送路長検出信号を通過させる
    手段をさらに含むことを特徴とする請求項6記載の光信
    号伝送システム。
  8. 【請求項8】親機および子機は、複数の入出力信号を多
    重化して上記第1および第2の光伝送路を介して伝送す
    る多重化機能を有するものであり、上記光伝送路長検出
    信号は、多重化された複数の回線のうちの任意の一組の
    入出力信号回線を利用して伝送されることを特徴とする
    請求項6または7に記載の光信号伝送システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011211652A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Nec Corp 光送信器、光送信方法、及び光送信プログラム
JP2012015618A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Hitachi Cable Ltd 光トランシーバ
JP2013110544A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Saxa Inc 通信システムの線路長確認方法

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