JP2000304647A - 反射光検出装置及び方法、光加入者伝送装置、並びに光加入者システム - Google Patents

反射光検出装置及び方法、光加入者伝送装置、並びに光加入者システム

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JP2000304647A
JP2000304647A JP11369393A JP36939399A JP2000304647A JP 2000304647 A JP2000304647 A JP 2000304647A JP 11369393 A JP11369393 A JP 11369393A JP 36939399 A JP36939399 A JP 36939399A JP 2000304647 A JP2000304647 A JP 2000304647A
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reflected light
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Hirotaka Kawada
宏貴 河田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の光加入者装置をパッシブダブルスター
構成で収容する光加入者収容装置における、光コネクタ
の嵌合等の異常を監視する。 【解決手段】 光加入者収容装置における、送信信号処
理部1は、光加入者装置に送出する下り信号を生成し、
電気/光変換部2により下り光信号として、光カプラ3
より光ファイバの伝送路を介して光加入者装置に向けて
に送出する。また、光カプラ3から分岐された光信号
は、光/電気変換部4で電気信号に変換して受信信号処
理部5及び反射信号検出部6に送出する。反射信号検出
部6は、通常状態では受信しないタイミングで光信号が
受信されるか否かを検出し、異常なタイミングで光信号
が受信される場合には警報信号を出力する。光加入者収
容装置から送信した光信号が光加入者収容装置、光分岐
器及び光加入者装置の光コネクタ17等における反射信
号を検出して警報信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光加入者収容装置
に関し、特に、複数の光加入者装置をパッシブダブルス
ター構成で収容する光加入者システムにおける光伝送路
の障害検出機能を有する光加入者収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光加入者収容装置と複数の光加入
者装置を光分岐器を介してパッシブダブルスター構成を
実現した光加入者システムが知られており、この光加入
者システムでは、光加入者収容装置と光分岐器の間、及
び複数の光加入者装置と光分岐器との間に光ファイバの
両端で光コネクタを使用して光伝送を構成している。ま
た、この光加入者システムでは、下りをTDM方式、上
りをTDMA方式で多重化する多重伝送方式を採用して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複数の光加入者装置を
パッシブダブルスター構成で収容する光加入者システム
においては、従来は光コネクタの嵌合状態に異常等があ
っても光信号にエラーが生じなければ異常状態に気付く
ことがない。しかしながら、このような状態で光コネク
タを使用し続けていると、ある日突然に障害が発生して
回線断状態となるという危険性がある。
【0004】(発明の目的)本発明の目的は、上記の課
題を解決し、光加入者システムにおける光コネクタの嵌
合等の異常を検出することが可能な反射光検出装置及び
方法、光加入者伝送装置、並びに光加入者システムを提
供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、光加入者システムに
おける異常状態の光コネクタ等の位置を特定することが
可能な反射光検出装置及び方法、光加入者伝送装置、並
びに光加入者システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の反射光検出装置は、光伝送路からの反射
光の有無を検出する反射光検出装置であって、前記光伝
送路が第1の入出力ポートに接続された光カプラと、該
光カプラの第2の入出力ポートに接続され、入力される
光信号を電気信号に変換して出力する光/電気変換部
と、前記電気信号の大きさから反射光の有無を判定する
反射信号検出部とを備えている。
【0007】前記反射信号検出部は、前記反射光の有無
の判定を予め定められた時間帯に行うようにしてもよ
い。
【0008】前記反射信号検出部は、反射光が有ると判
定した場合に警報を発出するようにしてもよい。
【0009】また、本発明の光加入者伝送装置は、光伝
送路を介して伝送される光信号を送受信する光加入者伝
送装置であって、上記の反射光検出装置と、前記光カプ
ラの第3の入出力ポートに接続された光送信部とを備え
ている。
【0010】光加入者伝送装置の他の構成として、光伝
送路を介して伝送される光信号を送受信する光加入者伝
送装置であって、上記の、反射信号検出部が反射光が有
ると判定した場合に警報を発出するようにした反射光検
出装置と、前記光カプラの第3の入出力ポートに接続さ
れた光送信部とを備え、前記警報が前記光送信部に供給
され、前記光送信部から出力される光信号により送出さ
れる。
【0011】上記の光加入者伝送装置は、さらに、前記
光送信部で光信号の生成に用いる送信信号から所定の時
間だけ遅延させたゲート信号を前記反射信号検出部に供
給する反射光ゲート部を備え、前記反射信号検出部は、
前記ゲート信号の期間に検出された光信号により反射光
の有無を検出してもよい。
【0012】また、前記反射光検出部は、前記反射光が
有ると判定した場合に、前記反射光のパワーの大きさ又
は到達時点から反射点の位置を特定するようにしてもよ
い。
【0013】本発明の光加入者システムは、1台の光加
入者収容装置と複数の光加入者装置が光信号を送受信す
る光加入者システムであって、第1の入出力ポートから
入力された光が複数の第2の入出力ポートから出力され
る光分岐器を備え、前記光加入者収容装置が前記第1の
入出力ポートに接続され、前記複数の光加入者装置が前
記第2の入出力ポートの各々に接続され、前記光加入者
収容装置と前記複数の光加入者装置の各々は、上記の光
加入者伝送装置を備えている。
【0014】本発明の光加入者システムの他の構成とし
て、1台の光加入者収容装置と複数の光加入者装置が光
信号を送受信する光加入者システムであって、第1の入
出力ポートから入力された光が複数の第2の入出力ポー
トから出力される光分岐器を備え、前記光加入者収容装
置が前記第1の入出力ポートに接続され、前記複数の光
加入者装置が前記第2の入出力ポートの各々に接続さ
れ、前記光加入者収容装置と前記複数の光加入者装置の
各々は、反射光検出部が反射光が有ると判定した場合
に、前記反射光のパワーの大きさ又は到達時点から反射
点の位置を特定するように構成した光加入者伝送装置を
備え、前記光加入者収容装置は、さらに、前記光加入者
収容装置で生成した前記警報、及び前記光加入者装置の
各々から受信した前記警報とから、反射点の位置を特定
する反射点検出部を備えている。
【0015】本発明の反射点検出方法は、光伝送路から
の反射光を検出する反射光検出方法であって、前記反射
光検出方法は、前記光伝送路から受信した受信光のパワ
ーを測定するパワー検出工程と、前記受信光のパワーの
大小から前記反射光の有無を検出する反射検出工程とを
有している。
【0016】ここで、前記反射光検出方法は、さらに、
前記反射検出工程において、反射光があることが検出さ
れた場合に、警報を発出する警報発出工程を有していて
もよい。
【0017】また、前記反射光検出方法は、さらに、前
記警報を前記光伝送路に送出する警報送出工程を有して
いてもよい。
【0018】また、前記反射検出工程は、前記反射光が
有ると判定した場合に、前記反射光のパワーの大きさ又
は到達時点から反射点の位置を特定する反射点識別工程
を含んでいてもよい。
【0019】(作用)光カプラから分岐され光/電気変
換された信号から、通常状態では受信されないタイミン
グで光信号が受信されるか否かを検出し、異常なタイミ
ングで光信号が受信される場合には警報信号を出力す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の光加入者収容装置
の一実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実
施の形態を適用する光加入者システムの構成を示す図で
ある。本加入者システムは、パッシブダブルスターによ
り構成され、局側に設置された光加入者収容装置11
と、各ユーザ宅内に設置された複数の光加入者装置
(1)〜(n)13と、光分岐器12とから構成され
る。光加入者収容装置11と光分岐器12とは光コネク
タ14、15を介し光ファイバにより接続され、また、
光分岐器12と複数の光加入者装置(1)〜(n)13
とはそれぞれ光コネクタ16、17を介し光ファイバに
より接続されている。このように各宅内の光加入者装置
は光加入者収容装置に収容され、伝送路には多重化光信
号が伝送される。多重化方式としては光加入者収容装置
から光加入者装置へ向けた下り回線はTDM方式が、逆
の上り回線はTDMA方式が採用されている。
【0021】図2は、本光加入者システムを1芯の光フ
ァイバで構成した場合の伝送フレームの例を示す図であ
る。1伝送フレームは前半部分と後半部分とからなる。
伝送フレームの前半は、光加入者収容装置から光加入者
装置へ向けた下り信号としてTDM方式による下りバー
スト信号が送られる。また、伝送フレームの後半はそれ
ぞれの光加入者装置から光加入者収容装置へ向けた上り
信号が送られる。この上り信号は、各光加入者装置から
TDMA方式によるバースト信号として送出され、各バ
ースト信号は互いに重ならないように各々の送出タイミ
ングが調整される。
【0022】図3は、本実施の形態の光加入者収容装置
11の構成を示すブロック図である。 光加入者収容装
置11は、送信信号処理部1と、電気/光変換部2と、
光カプラ3と、光/電気変換部4と、受信信号処理部5
と、反射信号検出部6とから構成される。
【0023】また、図4は、光加入者装置13の構成を
表すブロック図である。図3と同一の構成要素について
は同一の符号を付してある。この光加入者装置において
は、反射信号検出部6から、反射光を検出した旨の警報
が送信信号処理部30に送られる。光加入者装置は、こ
の警報を上りバースト信号に情報として乗せて光伝送路
に送出し、光加入者収容装置に通知する。上りバースト
信号のフレームフォーマットの一例を図5に示す。
【0024】光加入者収容装置の送信信号処理部1は、
光加入者装置に送出する下り信号を生成する。光加入者
装置の送信信号処理部30は、さらに、反射信号検出部
からの警報信号を受け取ってこれを上り信号伝送用のフ
ォーマットに格納する機能を有する。電気/光変換部2
は前記下り信号を光信号に変換して送出する。光カプラ
3は、電気/光変換部2から出力された光信号を光ファ
イバの伝送路を介して、光加入者収容装置から光加入者
装置に向けて下り光信号として、あるいは光加入者装置
から光加入者収容装置に向けて上り信号として、送出す
る。また、光カプラ3は、光ファイバの伝送路を介して
光加入者装置から受信される上り信号、あるいは光加入
者収容装置から受信される下り信号を、光/電気変換部
4に供給する。
【0025】光/電気変換部4は、光カプラ3から受信
した光信号を電気信号に変換して出力する。この電気信
号は、受信信号処理部5及び反射信号検出部6に入力さ
れる。受信信号処理部では、上記電気信号を処理して受
信信号を生成する。
【0026】反射信号検出部6は、通常状態では受信し
ないタイミングで光信号が受信されるか否かを検出し、
異常なタイミングで光信号が受信される場合には警報信
号を出力する。具体的には、反射信号検出部6は、本来
検出されることがない、すなわち、下り信号あるいは上
り信号の送出時点から予想される受信時点とは異なる期
間に受信される光信号を検出することにより、この光信
号がシステム内の異常個所からの反射光であることを知
る。異常個所が、光コネクタの嵌合不良によるものであ
るときは、反射光は、光加入者収容装置の光コネクタ1
4、光分岐器12、光コネクタ15、16及び光加入者
装置13の光コネクタ17等から到来することになる。
このような反射光を検出した場合、反射信号検出部6は
警報信号を出力する。
【0027】なお、光加入者装置13においても同様に
反射光を検出する。反射光の検出により異常個所の存在
を知った場合、光加入者装置13の反射信号検出部6
は、警報信号を送信信号処理部30に送る。送信信号処
理部30では、図5に示すフレームフォーマットに警報
信号を格納し、電気/光変換部2に送る。電気/光変換
部2では、受け取った上記フレームを光信号に変換して
光伝送路に送出する。
【0028】図7は、光加入者収容装置の反射信号検出
部6において異常タイミングの光信号を受信される状況
を示すタイミングチャートである。同図に示すように光
コネクタが正しく嵌合されている場合は、光加入者収容
装置から送信した光信号による反射光を生じることがな
い。これに対し、光コネクタでの嵌合状態の悪化等が生
じた場合には、当該光コネクタでの異常反射により、本
来受信されるはずのないフレームの前半のタイミングに
おいて光加入者収容装置が光信号を受信するようにな
る。反射信号検出部6では、この反射信号を検出するこ
とにより、不良嵌合の光コネクタ等の存在を検出する。
【0029】図6は、光加入者装置13の反射信号検出
部6において異常タイミングの光信号を受信される状況
を示すタイミングチャートである。図7と同様に、光コ
ネクタが正しく嵌合されている場合等は、光加入者装置
から送信した光信号による反射光を生じることがない
が、光コネクタでの嵌合状態の悪化等が生じた場合に
は、当該光コネクタでの異常反射により、本来受信され
るはずのないタイミングにおいて光加入者装置が光信号
を受信するようになる。反射信号検出部6では、この反
射信号を検出することにより、不良嵌合の光コネクタ等
を検出することが可能である。
【0030】図8は、異常タイミングで反射信号を検出
するための構成例を示す図である。本実施の形態では、
送信信号処理部1の出力部に反射光ゲート部7を有し、
反射光ゲート部7は、反射信号検出部6での異常タイミ
ングでのみ信号を受信するためのゲート信号を出力す
る。
【0031】図9は、本実施の形態の動作を示すタイミ
ングチャートである。以下、その動作を説明する。送信
信号処理部1は、図3に示す構成における動作と同様の
フレーム構成の送信信号(a)を出力する。反射光ゲー
ト部7は送信信号処理部1から送出される信号のうちフ
レームの前半の下り信号を入力してその前縁部からトリ
ガ信号を発生して、順次反射光ゲート信号(1)〜
(3)を生成して反射信号処理部6に出力する。ここ
で、反射光ゲート信号(1)〜(3)は光加入者システ
ムの光コネクタの設置個所に応じた下り信号の反射光が
受信される時間位置に設定する。例えば、嵌合が不良と
なる光コネクタが光加入者収容装置の光コネクタ14、
光分岐器12の光コネクタ15、16、光加入者装置の
光コネクタ17かに応じた時間位置に設定する。
【0032】反射信号検出部6は、反射光ゲート信号
(1)〜(3)の信号をゲートとして反射光を分別す
る。各反射光ゲート信号の期間の光信号レベルを検出、
比較することにより、光コネクタの嵌合はずれ等の不良
箇所を評定して警報信号を出力する。
【0033】図6は、本実施の形態における光加入者装
置13の動作を示すタイミングチャートである。以下、
その動作を説明する。送信信号処理部30は、上り方向
の送信信号20〜22を出力する。これらの上り信号が
光加入者収容装置に到達する途中の光コネクタ(図6で
は、仮に「コネクタ1」「コネクタ2」と表記。)で反
射されると、反射光が対応する光加入者装置に戻ってく
る。光加入者装置の反射信号検出部6では、下り信号を
受信することがないタイミングで光信号が到来した場合
は、反射光であると判断し、警報信号を発出する。この
警報信号は、送信信号処理部30に送られ、図5に示す
フレームフォーマットに格納される。電気/光変換部2
では、送信信号処理部30から受け取ったフレーム信号
を光信号に変換して、上り信号として光加入者収容装置
11に向けて送出する。
【0034】なお、本実施例においては、光加入者装置
及び光加入者収容装置の双方に、反射光を検出するため
の構成を設けているため、システム内の障害点を切り分
けて検出することが可能となっている。すなわち、光加
入者収容装置では、反射光の強度、反射光が光加入者収
容装置に到達するタイミングから、反射点が、光コネク
タ14、光分岐器12の光コネクタ15、16、光加入
者装置の光コネクタ17のいずれであることまでは特定
できる。
【0035】すなわち、到達するタイミングからは、光
加入者収容装置の出力端の光コネクタ14と光分岐器1
2付近の光コネクタ15、16のいずれであるかは特定
できる。また、光コネクタ15と16のいずれであるか
は、反射光のパワーの大きさから識別できる。つまり、
光分岐器12を通過すると分岐数に応じて光信号は減衰
するため、光コネクタ16からの反射光は、光分岐器1
2を2回通過した分の減衰を受ける。これに対し、光コ
ネクタ15からの反射光は分岐損の影響を受けないため
比較的大きいパワーを維持したまま、送信側に戻ってく
る。
【0036】しかしながら、これだけでは光分岐器12
の複数の光コネクタ16あるいは複数の光コネクタ17
が反射点であった場合、そのいずれであるかまでは特定
できない。この場合、光加入者装置13(1)〜(n)
から到来する信号に格納された警報をさらに参照するこ
とにより、光コネクタ16、あるいは光コネクタ17の
うち、どの光加入者装置に対応するものが反射点である
かを特定することが可能となる。すなわち、反射点に対
応する光加入者装置からの受信信号には反射点の存在を
示す警報信号が格納されている。
【0037】以上のように本実施の形態では、下り光信
号はTDM方式を、上り光信号はTDMA方式を採用す
る光加入者システムを想定している。このシステムにお
ける光加入者収容装置では、伝送フレームの後半のタイ
ミングでしか受信信号は存在しないことを利用して異常
個所を検出している。すなわち、伝送路の途中で光ファ
イバが断になった場合または光コネクタが正しく接続さ
れていない場合等は、下り光信号が障害箇所で反射し、
前記受信信号が存在しないタイミングで光信号が受信さ
れるので、この期間における受信信号の有無を検出する
ことにより光伝送路及び光コネクタ等の不良個所を検定
するように構成している。光加入者装置も同様に構成さ
れており、光加入者装置、光加入者収容装置双方の異常
点検出結果を照合することにより、システム内の異常点
の特定が可能となっている。
【0038】しかしながら、本発明は、上記の上りTD
M方式、下りTDMA方式に限られるものではない。下
り光信号と上り光信号とをそれぞれ複数の加入者を纏め
たバースト信号とし時間的に交互に送受信を行う多重化
方式であれば適用できることは明らかである。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、異常な受信信号が無い
かどうかを検出することにより反射点の有無を検出する
構成としているから、光ファイバの断線のほか、光コネ
クタが完全に嵌合しておらず、光信号に多少の劣化があ
るが正常に信号の送受信ができている場合でも、光伝送
路の異常を検出することが可能である。
【0040】また、反射光の検出をゲート信号のタイミ
ングで行うことにより、本来の光信号に基づき光伝送路
の異常と誤判定することを防止するとともに、光コネク
タの嵌合不良等、光伝送路の位置を特定することが可能
である。
【0041】さらに、特に請求項9に係る発明において
は、光加入者収容装置及び光加入者装置の双方で反射光
を検出する構成を用いている。このため、双方の検出結
果を比較することにより、光加入者収容装置と光分岐器
の間、及び各光加入者装置と光分岐器の間、のコネクタ
の嵌合異常をそれぞれ切り分けて検出することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光加入者収容装置が適用されるパッ
シブダブルスター構成を採用した光加入者システムを示
す図である。
【図2】 図1に示す光加入者システムの動作を示すタ
イミングチャートである。
【図3】 本発明の光加入者収容装置の一実施の形態を
示す図である。
【図4】 光加入者装置の構成を表す図である。
【図5】 上り信号のフォーマットの一例を表す図であ
る。
【図6】 本実施の形態の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図7】 本実施の形態の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図8】 本発明の光加入者収容装置の構成例を示す図
である。
【図9】 図8に示す光加入者収容装置の動作を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1、30:送信信号処理部 2:電気/光変換部 3:光カプラ 4:光/電気変換部 5:受信信号処理部 6:反射信号検出部 7:反射光ゲート部 11:光加入者収容装置 12:光分岐器 13:光加入者収容装置 14、15、16、17:光コネクタ 20、21、22:上り信号

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光伝送路からの反射光の有無を検出する
    反射光検出装置であって、 前記反射光検出装置は、 前記光伝送路が第1の入出力ポートに接続された光カプ
    ラと、 該光カプラの第2の入出力ポートに接続され、入力され
    る光信号を電気信号に変換して出力する光/電気変換部
    と、 前記電気信号の大きさから反射光の有無を判定する反射
    信号検出部とを備えていることを特徴とする反射光検出
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の反射光検出装置であっ
    て、 前記反射信号検出部は、前記反射光の有無の判定を予め
    定められた時間帯に行うことを特徴とする反射光検出装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかの請求
    項に記載された反射光検出装置であって、 前記反射信号検出部は、反射光が有ると判定した場合に
    警報を発出することを特徴とする反射光検出装置。
  4. 【請求項4】 光伝送路を介して伝送される光信号を送
    受信する光加入者伝送装置であって、 前記光加入者伝送装置は、 請求項1乃至請求項3のいずれかの請求項に記載された
    反射光検出装置と、 前記光カプラの第3の入出力ポートに接続された光送信
    部とを備えていることを特徴とする光加入者伝送装置。
  5. 【請求項5】 光伝送路を介して伝送される光信号を送
    受信する光加入者伝送装置であって、 前記光加入者伝送装置は、 請求項3に記載された反射光検出装置と、 前記光カプラの第3の入出力ポートに接続された光送信
    部とを備え、 前記警報が前記光送信部に供給され、前記光送信部から
    出力される光信号により送出されることを特徴とする光
    加入者伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5のいずれかの請求
    項に記載された光加入者伝送装置であって、 前記光加入者伝送装置は、さらに、 前記光送信部で光信号の生成に用いる送信信号から所定
    の時間だけ遅延させたゲート信号を前記反射信号検出部
    に供給する反射光ゲート部を備え、 前記反射信号検出部は、前記ゲート信号の期間に検出さ
    れた光信号により反射光の有無を検出することを特徴と
    する光加入者伝送装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至請求項6のいずれかの請求
    項に記載された光加入者伝送装置であって、 前記反射光検出部は、前記反射光が有ると判定した場合
    に、前記反射光のパワーの大きさ又は到達時点から反射
    点の位置を特定することを特徴とする光加入者伝送装
    置。
  8. 【請求項8】 1台の光加入者収容装置と複数の光加入
    者装置が光信号を送受信する光加入者システムであっ
    て、 前記光加入者システムは、 第1の入出力ポートから入力された光が複数の第2の入
    出力ポートから出力される光分岐器を備え、 前記光加入者収容装置が前記第1の入出力ポートに接続
    され、 前記複数の光加入者装置が前記第2の入出力ポートの各
    々に接続され、 前記光加入者収容装置と前記複数の光加入者装置の各々
    は、請求項4乃至請求項7のいずれかの請求項に記載さ
    れた光加入者伝送装置を備えていることを特徴とする光
    加入者システム。
  9. 【請求項9】 1台の光加入者収容装置と複数の光加入
    者装置が光信号を送受信する光加入者システムであっ
    て、 前記光加入者システムは、 第1の入出力ポートから入力された光が複数の第2の入
    出力ポートから出力される光分岐器を備え、 前記光加入者収容装置が前記第1の入出力ポートに接続
    され、 前記複数の光加入者装置が前記第2の入出力ポートの各
    々に接続され、 前記光加入者収容装置と前記複数の光加入者装置の各々
    は、請求項7記載の光加入者伝送装置を備え、 前記光加入者収容装置は、さらに、前記光加入者収容装
    置で生成した前記警報、及び前記光加入者装置の各々か
    ら受信した前記警報とから、反射点の位置を特定する反
    射点検出部を備えていることを特徴とする光加入者シス
    テム。
  10. 【請求項10】 光伝送路からの反射光を検出する反射
    光検出方法であって、 前記反射光検出方法は、 前記光伝送路から受信した受信光のパワーを測定するパ
    ワー検出工程と、 前記受信光のパワーの大小から前記反射光の有無を検出
    する反射検出工程とを有していることを特徴とする反射
    光検出方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の反射光検出方法であ
    って、 前記反射光検出方法は、さらに、 前記反射検出工程において、反射光があることが検出さ
    れた場合に、警報を発出する警報発出工程を有している
    ことを特徴とする反射光検出方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の反射光検出方法であ
    って、 前記反射光検出方法は、さらに、 前記警報を前記光伝送路に送出する警報送出工程を有し
    ていることを特徴とする反射光検出方法。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の反射光検出方法であ
    って、 前記反射検出工程は、前記反射光が有ると判定した場合
    に、前記反射光のパワーの大きさ又は到達時点から反射
    点の位置を特定する反射点識別工程を含んでいることを
    特徴とする反射点検出方法。
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