JPH11340916A - 光通信システムおよびその局装置 - Google Patents
光通信システムおよびその局装置Info
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- JPH11340916A JPH11340916A JP14431898A JP14431898A JPH11340916A JP H11340916 A JPH11340916 A JP H11340916A JP 14431898 A JP14431898 A JP 14431898A JP 14431898 A JP14431898 A JP 14431898A JP H11340916 A JPH11340916 A JP H11340916A
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- optical
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- test signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 局装置で伝送路の異常を検出した場合、局装
置内の光出力回路または光受信回路の劣化または故障
か、あるいは局装置の伝送路の劣化または異常かを判別
することを自動的に、かつサービス中に常時行うことの
できる局装置を提供する。 【解決手段】 試験信号を発生する手段と、装置内の電
気光変換手段と光電気変換手段との間で光の形態の試験
信号を折り返す折り返し手段と、装置内で折り返った試
験信号と遠隔装置からネットワークを介して送られてく
る上りパケットとをもとに障害場所が装置内にあるのか
否かを判定する判定手段と、を備える。
置内の光出力回路または光受信回路の劣化または故障
か、あるいは局装置の伝送路の劣化または異常かを判別
することを自動的に、かつサービス中に常時行うことの
できる局装置を提供する。 【解決手段】 試験信号を発生する手段と、装置内の電
気光変換手段と光電気変換手段との間で光の形態の試験
信号を折り返す折り返し手段と、装置内で折り返った試
験信号と遠隔装置からネットワークを介して送られてく
る上りパケットとをもとに障害場所が装置内にあるのか
否かを判定する判定手段と、を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ひとつの局装置と
複数の遠隔装置の間で、単一の波長帯の光を使用して光
ファイバによる一芯双方向のＴＣＭ−ＴＤＭＡ(Time Co
mpression Multiplex Time Division Multiple Access)
通信を行う光伝送システムに関する。
複数の遠隔装置の間で、単一の波長帯の光を使用して光
ファイバによる一芯双方向のＴＣＭ−ＴＤＭＡ(Time Co
mpression Multiplex Time Division Multiple Access)
通信を行う光伝送システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】この光伝送システムは、図４に示すよう
に局装置１、遠隔装置２１、２２、２ｎ、カプラ３とこ
れらを結ぶ光ファイバよりなるスター型ネットワークを
備える。
に局装置１、遠隔装置２１、２２、２ｎ、カプラ３とこ
れらを結ぶ光ファイバよりなるスター型ネットワークを
備える。
【０００３】この光伝送システムでは、図５に示すよう
に、１フレーム内に下りパケットと上りパケットが時間
軸上交互に配置され、下りパケットは局装置１から各遠
隔装置に放送型で伝送され、上りパケットは、各遠隔装
置２１、２２、２ｎからの上り信号＃１、＃２、＃ｎが
カプラ３でお互い衝突することなく時分割多重され、こ
れを実現するために局装置１が各遠隔装置に対して遅延
測定を行うための遅延測定領域がフレームに更に配置さ
れている。このフレームの繰り返しにより局装置１と各
遠隔装置との間で通信が行われる。
に、１フレーム内に下りパケットと上りパケットが時間
軸上交互に配置され、下りパケットは局装置１から各遠
隔装置に放送型で伝送され、上りパケットは、各遠隔装
置２１、２２、２ｎからの上り信号＃１、＃２、＃ｎが
カプラ３でお互い衝突することなく時分割多重され、こ
れを実現するために局装置１が各遠隔装置に対して遅延
測定を行うための遅延測定領域がフレームに更に配置さ
れている。このフレームの繰り返しにより局装置１と各
遠隔装置との間で通信が行われる。
【０００４】なお、関連する従来技術として、特開平５
−１９９１９１号公報に記載の「光伝送システムの故障
切り分け方法およびその装置」と、特開平５−１９９１
９２号公報に記載の「光伝送システムの故障切り分け方
法およびその装置」とがある。
−１９９１９１号公報に記載の「光伝送システムの故障
切り分け方法およびその装置」と、特開平５−１９９１
９２号公報に記載の「光伝送システムの故障切り分け方
法およびその装置」とがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来、局装置で伝送路
の異常を検出した場合、局装置内の光出力回路または光
受信回路の劣化または故障か、あるいは局装置外の伝送
路の劣化または異常かを判別することが困難であった。
の異常を検出した場合、局装置内の光出力回路または光
受信回路の劣化または故障か、あるいは局装置外の伝送
路の劣化または異常かを判別することが困難であった。
【０００６】本発明は、局装置で伝送路の異常を検出し
た場合、局装置内の光出力回路または光受信回路の劣化
または故障か、あるいは局装置外の伝送路の劣化または
異常かを判別することを自動的に、かつサービス中に常
時行うことのできる局装置を提供することを目的とす
る。
た場合、局装置内の光出力回路または光受信回路の劣化
または故障か、あるいは局装置外の伝送路の劣化または
異常かを判別することを自動的に、かつサービス中に常
時行うことのできる局装置を提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明による局装置は、
光通信システム内の局装置において、試験信号を発生す
る手段と、装置内の電気光変換手段と光電気変換手段と
の間で光の形態の前記試験信号を折り返す折り返し手段
と、装置内で折り返った試験信号と遠隔装置からネット
ワークを介して送られてくる上りパケットとをもとに障
害場所が装置内にあるのか否かを判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする。
光通信システム内の局装置において、試験信号を発生す
る手段と、装置内の電気光変換手段と光電気変換手段と
の間で光の形態の前記試験信号を折り返す折り返し手段
と、装置内で折り返った試験信号と遠隔装置からネット
ワークを介して送られてくる上りパケットとをもとに障
害場所が装置内にあるのか否かを判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする。
【０００８】また、本発明による局装置は、上記の局装
置において、前記試験信号を、受信側で遅延測定領域に
あるように制御する手段を更に備えることを特徴とす
る。
置において、前記試験信号を、受信側で遅延測定領域に
あるように制御する手段を更に備えることを特徴とす
る。
【０００９】更に、本発明による局装置は、上記の局装
置において、前記折り返し手段は、下りパケットと前記
試験信号を分岐する光分岐手段と、上りパケットと前記
試験信号を結合する光結合器と、前記光分岐手段と前記
光結合器とを結ぶ光ファイバを備えることを特徴とす
る。
置において、前記折り返し手段は、下りパケットと前記
試験信号を分岐する光分岐手段と、上りパケットと前記
試験信号を結合する光結合器と、前記光分岐手段と前記
光結合器とを結ぶ光ファイバを備えることを特徴とす
る。
【００１０】更に、本発明による局装置は、上記の局装
置において、前記判定手段は、前記上りパケットが異常
であるときに、前記装置内で折り返った試験信号が正常
であれば装置外に障害があり、正常でなければ装置内に
障害があると判定することを特徴とする。
置において、前記判定手段は、前記上りパケットが異常
であるときに、前記装置内で折り返った試験信号が正常
であれば装置外に障害があり、正常でなければ装置内に
障害があると判定することを特徴とする。
【００１１】更に、本発明による局装置は、光通信シス
テム内の局装置において、下りパケットを生成する手段
と、該下りパケットを光下りパケットに変換する電気光
変換手段と、前記光下りパケットをネットワークに送出
し、遠隔装置から前ネットワークを通って来る光上りパ
ケットを出力する光分岐結合器と、前記光上りパケット
を上りパケットに変換する光電気変換手段と、を備える
局装置において、試験信号を生成する試験信号生成手段
と、前記試験信号を入力して前記試験信号を含む試験パ
ケットを生成する手段と、前記試験パケットを下りパケ
ットに多重して多重信号を生成する手段と、前記電気光
変換手段の出力を光試験パケットと前記光下りパケット
に分離する光分岐手段と、前記光分岐手段の光試験パケ
ット側の出力と前記光分岐結合器の出力とを光結合する
を光結合器と、前記光電気変換手段の出力を上りパケッ
トと試験パケットとに分離する受信パケット分離手段
と、前記上りパケットをもとに監視制御情報を生成する
上りパケット処理手段と、前記受信パケット分離手段か
らの前記試験パケットをもとに試験信号を生成する試験
パケット処理手段と、前記試験信号生成手段からの前記
試験信号と、前記試験パケット処理手段からの前記試験
信号とをもとに監視結果を生成する照合手段と、前記監
視制御情報と前記監視結果とをもとに障害判定をする障
害判定手段と、を備えることを特徴とする。
テム内の局装置において、下りパケットを生成する手段
と、該下りパケットを光下りパケットに変換する電気光
変換手段と、前記光下りパケットをネットワークに送出
し、遠隔装置から前ネットワークを通って来る光上りパ
ケットを出力する光分岐結合器と、前記光上りパケット
を上りパケットに変換する光電気変換手段と、を備える
局装置において、試験信号を生成する試験信号生成手段
と、前記試験信号を入力して前記試験信号を含む試験パ
ケットを生成する手段と、前記試験パケットを下りパケ
ットに多重して多重信号を生成する手段と、前記電気光
変換手段の出力を光試験パケットと前記光下りパケット
に分離する光分岐手段と、前記光分岐手段の光試験パケ
ット側の出力と前記光分岐結合器の出力とを光結合する
を光結合器と、前記光電気変換手段の出力を上りパケッ
トと試験パケットとに分離する受信パケット分離手段
と、前記上りパケットをもとに監視制御情報を生成する
上りパケット処理手段と、前記受信パケット分離手段か
らの前記試験パケットをもとに試験信号を生成する試験
パケット処理手段と、前記試験信号生成手段からの前記
試験信号と、前記試験パケット処理手段からの前記試験
信号とをもとに監視結果を生成する照合手段と、前記監
視制御情報と前記監視結果とをもとに障害判定をする障
害判定手段と、を備えることを特徴とする。
【００１２】更に、本発明による局装置は、上記の局装
置において、前記光結合器で前記試験信号が遅延測定領
域に入るように制御する手段を更に備えることを特徴と
する。
置において、前記光結合器で前記試験信号が遅延測定領
域に入るように制御する手段を更に備えることを特徴と
する。
【００１３】更に、本発明による局装置は、上記の局装
置において、前記光分岐手段と前記光結合器との間に減
衰器を備えることを特徴とする。
置において、前記光分岐手段と前記光結合器との間に減
衰器を備えることを特徴とする。
【００１４】本発明による光通信システムは、上記の局
装置と遠隔装置とを備えることを特徴とする。
装置と遠隔装置とを備えることを特徴とする。
【００１５】
【発明の実施の形態】本実施形態による障害監視回路
は、図４に示すように、ひとつの局装置１と複数の遠隔
装置２１、２２、２ｎの間で、単一の波長帯の光を使用
して一芯双方向のＴＣＭ−ＴＤＭＡ通信を行う光伝送シ
ステムにおいて、局装置１で伝送路品質劣化を検出した
場合に、その原因として局装置１内の光信号送信回路若
しくは光信号受信回路の劣化あるいは故障か、又は、局
装置１外の遠隔装置を含む光伝送路の劣化若しくは異常
が考えられるが、この判別を容易に行う。
は、図４に示すように、ひとつの局装置１と複数の遠隔
装置２１、２２、２ｎの間で、単一の波長帯の光を使用
して一芯双方向のＴＣＭ−ＴＤＭＡ通信を行う光伝送シ
ステムにおいて、局装置１で伝送路品質劣化を検出した
場合に、その原因として局装置１内の光信号送信回路若
しくは光信号受信回路の劣化あるいは故障か、又は、局
装置１外の遠隔装置を含む光伝送路の劣化若しくは異常
が考えられるが、この判別を容易に行う。
【００１６】図１において、光分岐器手段１３は、電気
光変換手段１Ｇより入力する下り方向の送信パケットを
分岐して、一方は光分岐結合器１１に、他方は減衰器１
４を介して光結合器１２に出力する。光結合器１２は前
述の下り方向の送信パケットと光分岐結合器１１から入
力する上りパケットを結合して光電気変換手段１５に出
力する。ここに局装置１内の光信号による折り返しルー
プを構成する。
光変換手段１Ｇより入力する下り方向の送信パケットを
分岐して、一方は光分岐結合器１１に、他方は減衰器１
４を介して光結合器１２に出力する。光結合器１２は前
述の下り方向の送信パケットと光分岐結合器１１から入
力する上りパケットを結合して光電気変換手段１５に出
力する。ここに局装置１内の光信号による折り返しルー
プを構成する。
【００１７】試験パケット生成手段１Ｅで生成した試験
パケットは、送信パケット多重１Ｆにより下りパケット
と図２に示すように遅延測定領域の一部に時分割多重さ
れ、前述の折り返しループにより折り返され、受信パケ
ット分離手段１６で上りパケットと分離され、試験パケ
ット処理手段１Ａで処理され、試験信号生成照合手段１
Ｃに入力される。試験信号生成照合手段１Ｃは、例えば
試験パケット処理手段から入力する試験信号のパリティ
チェックなどの試験パケットの監視を行い、監視結果を
障害判定手段１Ｈに出力する。
パケットは、送信パケット多重１Ｆにより下りパケット
と図２に示すように遅延測定領域の一部に時分割多重さ
れ、前述の折り返しループにより折り返され、受信パケ
ット分離手段１６で上りパケットと分離され、試験パケ
ット処理手段１Ａで処理され、試験信号生成照合手段１
Ｃに入力される。試験信号生成照合手段１Ｃは、例えば
試験パケット処理手段から入力する試験信号のパリティ
チェックなどの試験パケットの監視を行い、監視結果を
障害判定手段１Ｈに出力する。
【００１８】上りパケット処理手段１７は、遠隔装置２
１、２２、２ｎの各々から受信した上りパケット内に含
まれる監視制御情報を障害判定手段１Ｈに出力する。障
害判定手段１Ｈは、前述の入力情報を元に障害判定を行
う。すなわち、上りパケット内の監視制御情報に異常を
検出した場合、（１）試験パケットの監視結果に異常が
あれば、局装置１内の障害であると判定し、（２）試験
パケットの監視結果に異常がなければ、局装置１外の障
害であると判定する。このようにして、常時伝送路品質
劣化原因の切り分け処理が自動的に行えるので、人手に
よる切り分け作業を行う必要がない。
１、２２、２ｎの各々から受信した上りパケット内に含
まれる監視制御情報を障害判定手段１Ｈに出力する。障
害判定手段１Ｈは、前述の入力情報を元に障害判定を行
う。すなわち、上りパケット内の監視制御情報に異常を
検出した場合、（１）試験パケットの監視結果に異常が
あれば、局装置１内の障害であると判定し、（２）試験
パケットの監視結果に異常がなければ、局装置１外の障
害であると判定する。このようにして、常時伝送路品質
劣化原因の切り分け処理が自動的に行えるので、人手に
よる切り分け作業を行う必要がない。
【００１９】
【実施例】［実施例１］局装置１のブロック構成を示す
図１において、下りパケット生成手段１Ｄは、上位ブロ
ック（不図示）から入力する下り主信号と障害判定手段
１Ｈから入力する障害判定情報と位相管理手段１Ｂから
入力する上りパケット送出位相情報を入力して下りパケ
ットを生成する。試験パケット生成手段１Ｅは、試験信
号生成照合手段１Ｃから入力する試験信号を入力して試
験パケットを生成する。送信パケット多重手段１Ｆは、
位相管理手段１Ｂからのタイミング情報を元に、前述の
下りパケットと試験パケットを送信パケットとして多重
出力する。電気光変換手段１Ｇは、入力した送信パケッ
トを光信号に変換して光分岐手段１３で光分岐結合器１
１及び減衰器１４に出力する。減衰器１４は、入力した
光信号を一定レベル減衰させて出力する。光分岐結合器
１１は、光分岐器手段１３からの光信号を伝送路へ出力
するとともに伝送路からの光信号を光結合器１２に出力
する。光結合器１２は、前述の上り光信号と下り光信号
を結合し出力する。光電気変換手段１５は、光結合器１
２から入力した光信号を光電気変換した後に受信パケッ
ト分離手段１６に出力する。この出力信号を５ａとす
る。受信パケット分離手段１６は、位相管理手段１Ｂか
ら入力するタイミング情報５ｂをもとに、入力したパケ
ットを上りパケット、遅延測定パケット及び試験パケッ
トに分離出力する。上りパケット処理手段１７は、前述
の上りパケットを入力して、上り主信号を上位ブロック
（不図示）に出力するとともに、終端した監視制御情報
を障害判定手段１Ｈに出力する。遅延測定パケット処理
手段１９は、遅延測定パケットを入力し、その入力位相
情報を位相管理手段１Ｂに出力する。試験パケット処理
手段１Ａは、前述の試験パケットを入力して試験信号を
試験信号生成照合手段１Ｃに出力する。試験信号生成照
合手段１Ｃは、試験信号を生成して出力するとともに、
試験パケット処理１Ａから入力した試験信号を先に生成
出力した試験信号との照合を行い、照合結果を障害判定
手段１Ｈに出力する。位相管理手段１Ｂは、送信パケッ
ト多重手段１Ｆに対して下りパケット及び試験パケット
を多重するタイミング情報を出力し、受信パケット分離
手段１６に対して受信パケットの取り込みまたは廃棄の
指示を行うタイミング情報を出力し、遅延測定パケット
処理手段１９から入力する入力位相情報をもとに下りパ
ケット生成手段１Ｄに対して下りパケット送出位相情報
を出力する。
図１において、下りパケット生成手段１Ｄは、上位ブロ
ック（不図示）から入力する下り主信号と障害判定手段
１Ｈから入力する障害判定情報と位相管理手段１Ｂから
入力する上りパケット送出位相情報を入力して下りパケ
ットを生成する。試験パケット生成手段１Ｅは、試験信
号生成照合手段１Ｃから入力する試験信号を入力して試
験パケットを生成する。送信パケット多重手段１Ｆは、
位相管理手段１Ｂからのタイミング情報を元に、前述の
下りパケットと試験パケットを送信パケットとして多重
出力する。電気光変換手段１Ｇは、入力した送信パケッ
トを光信号に変換して光分岐手段１３で光分岐結合器１
１及び減衰器１４に出力する。減衰器１４は、入力した
光信号を一定レベル減衰させて出力する。光分岐結合器
１１は、光分岐器手段１３からの光信号を伝送路へ出力
するとともに伝送路からの光信号を光結合器１２に出力
する。光結合器１２は、前述の上り光信号と下り光信号
を結合し出力する。光電気変換手段１５は、光結合器１
２から入力した光信号を光電気変換した後に受信パケッ
ト分離手段１６に出力する。この出力信号を５ａとす
る。受信パケット分離手段１６は、位相管理手段１Ｂか
ら入力するタイミング情報５ｂをもとに、入力したパケ
ットを上りパケット、遅延測定パケット及び試験パケッ
トに分離出力する。上りパケット処理手段１７は、前述
の上りパケットを入力して、上り主信号を上位ブロック
（不図示）に出力するとともに、終端した監視制御情報
を障害判定手段１Ｈに出力する。遅延測定パケット処理
手段１９は、遅延測定パケットを入力し、その入力位相
情報を位相管理手段１Ｂに出力する。試験パケット処理
手段１Ａは、前述の試験パケットを入力して試験信号を
試験信号生成照合手段１Ｃに出力する。試験信号生成照
合手段１Ｃは、試験信号を生成して出力するとともに、
試験パケット処理１Ａから入力した試験信号を先に生成
出力した試験信号との照合を行い、照合結果を障害判定
手段１Ｈに出力する。位相管理手段１Ｂは、送信パケッ
ト多重手段１Ｆに対して下りパケット及び試験パケット
を多重するタイミング情報を出力し、受信パケット分離
手段１６に対して受信パケットの取り込みまたは廃棄の
指示を行うタイミング情報を出力し、遅延測定パケット
処理手段１９から入力する入力位相情報をもとに下りパ
ケット生成手段１Ｄに対して下りパケット送出位相情報
を出力する。
【００２０】次に、図１の動作について説明する。
【００２１】試験信号生成照合手段１Ｃで生成された試
験信号は試験パケット生成手段１Ｅで試験パケットとし
て送信パケット多重手段１Ｆに出力される。位相管理手
段１Ｂは、送信パケット多重手段１Ｆに対して、試験パ
ケットが光分岐器手段１３から減衰器１４及び光結合器
１２を通るルートで折り返されたときに、受信パケット
分離手段１６において遅延測定領域内に受信するような
タイミング情報としての下りパケット及び試験パケット
の多重タイミング情報を作成して出力しており、送信パ
ケット多重手段１Ｆは、このタイミング情報に従って下
りパケット及び試験パケットを多重出力する。送信パケ
ット多重手段１Ｆの出力は、電気光変換手段１Ｇで光信
号に変換された後に光分岐器手段１３によって分岐さ
れ、一方は光分岐結合器１１を介して各遠隔装置２１、
２２、２ｎに向けて出力され、他方は減衰器１４を介し
て光結合器１２に折り返し出力される。光結合器１２
は、光分岐結合器１１を介して入力する上りの光信号
と、減衰器１４から入力する光信号を光結合して出力
し、光電気変換手段１５は結合した光信号を電気信号５
ａに変換し出力する。また、位相管理手段１Ｂは、受信
パケット分離手段１６が入力する信号５ａに対して下り
パケットを廃棄し、遅延測定パケットまたは試験パケッ
トと、上りパケットを取り込むための指示情報５ｂを受
信パケット分離手段１６に対して出力する。
験信号は試験パケット生成手段１Ｅで試験パケットとし
て送信パケット多重手段１Ｆに出力される。位相管理手
段１Ｂは、送信パケット多重手段１Ｆに対して、試験パ
ケットが光分岐器手段１３から減衰器１４及び光結合器
１２を通るルートで折り返されたときに、受信パケット
分離手段１６において遅延測定領域内に受信するような
タイミング情報としての下りパケット及び試験パケット
の多重タイミング情報を作成して出力しており、送信パ
ケット多重手段１Ｆは、このタイミング情報に従って下
りパケット及び試験パケットを多重出力する。送信パケ
ット多重手段１Ｆの出力は、電気光変換手段１Ｇで光信
号に変換された後に光分岐器手段１３によって分岐さ
れ、一方は光分岐結合器１１を介して各遠隔装置２１、
２２、２ｎに向けて出力され、他方は減衰器１４を介し
て光結合器１２に折り返し出力される。光結合器１２
は、光分岐結合器１１を介して入力する上りの光信号
と、減衰器１４から入力する光信号を光結合して出力
し、光電気変換手段１５は結合した光信号を電気信号５
ａに変換し出力する。また、位相管理手段１Ｂは、受信
パケット分離手段１６が入力する信号５ａに対して下り
パケットを廃棄し、遅延測定パケットまたは試験パケッ
トと、上りパケットを取り込むための指示情報５ｂを受
信パケット分離手段１６に対して出力する。
【００２２】図２に信号５ａと信号５ｂのタイミング関
係を示す。受信パケット分離手段１６は、信号５ａを入
力して信号５ｂの指示情報に従って受信パケットの取り
込み及び分離処理を行う。受信パケット分離手段１６に
おいて分離された試験パケットは試験パケット処理手段
１Ａにて試験信号が分離され、試験信号生成照合手段１
Ｃに出力される。試験信号生成照合手段１Ｃは、入力し
た試験信号と先に出力した試験信号とのパリティなどの
照合を行い、照合結果を障害判定手段１Ｈに出力する。
障害判定手段１Ｈは、入力した照合結果と、上りパケッ
ト処理１７から入力した監視制御情報を元に障害判定を
行う。すなわち監視制御情報にて異常を検出した場合、
（１）照合結果にて異常を検出したら局装置１内の障害
であると判定し、（２）照合結果にて異常を検出しなけ
れば局装置１外の障害であると判定する。なお、監視制
御情報は、パリティチェックなどのエラー検出により生
成される。
係を示す。受信パケット分離手段１６は、信号５ａを入
力して信号５ｂの指示情報に従って受信パケットの取り
込み及び分離処理を行う。受信パケット分離手段１６に
おいて分離された試験パケットは試験パケット処理手段
１Ａにて試験信号が分離され、試験信号生成照合手段１
Ｃに出力される。試験信号生成照合手段１Ｃは、入力し
た試験信号と先に出力した試験信号とのパリティなどの
照合を行い、照合結果を障害判定手段１Ｈに出力する。
障害判定手段１Ｈは、入力した照合結果と、上りパケッ
ト処理１７から入力した監視制御情報を元に障害判定を
行う。すなわち監視制御情報にて異常を検出した場合、
（１）照合結果にて異常を検出したら局装置１内の障害
であると判定し、（２）照合結果にて異常を検出しなけ
れば局装置１外の障害であると判定する。なお、監視制
御情報は、パリティチェックなどのエラー検出により生
成される。
【００２３】［実施例２］図３は、図１に示したブロッ
ク図において、光分岐器手段１３として適当な分岐比の
光分岐器を使用することにより減衰器１４を不要にでき
た例であり、その他の構成、動作及び効果は、実施例１
にて説明した通りである。
ク図において、光分岐器手段１３として適当な分岐比の
光分岐器を使用することにより減衰器１４を不要にでき
た例であり、その他の構成、動作及び効果は、実施例１
にて説明した通りである。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、局
装置内で光信号にて下り信号を折り返す構成を有し、遅
延測定領域を利用して試験パケットを折り返し受信して
監視しているため、以下に記載するような効果が奏され
る。
装置内で光信号にて下り信号を折り返す構成を有し、遅
延測定領域を利用して試験パケットを折り返し受信して
監視しているため、以下に記載するような効果が奏され
る。
【００２５】伝送路監視制御情報にて異常検出後に、原
因切り分け作業を行う工数を削減することができる。
因切り分け作業を行う工数を削減することができる。
【００２６】従来と比較しても伝送効率を損なうことな
く、サービス中に間欠的に常時監視及び原因切り分けを
行うことができる。
く、サービス中に間欠的に常時監視及び原因切り分けを
行うことができる。
【００２７】なお、図１、図３において、電気変換手段
１Ｇ及び光電気変換手段１５の左側の各構成要素を結ぶ
線は全て光ファイバであることはいうまでもない。
１Ｇ及び光電気変換手段１５の左側の各構成要素を結ぶ
線は全て光ファイバであることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１による障害監視回路を含む局
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の実施例１及び実施例２による試験パケ
ットを挿入したときの光伝送システムのフレームの構成
を示す図である。
ットを挿入したときの光伝送システムのフレームの構成
を示す図である。
【図３】本発明の実施例２による障害監視回路を含む局
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図４】光伝送システムの構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図５】図４の光伝送システムのフレームの構成を示す
図である。
図である。
１Ａ 試験パケット処理手段 １Ｂ 位相管理手段 １Ｃ 試験信号生成照合手段 １Ｅ 試験パケット生成手段 １Ｆ 送信パケット多重手段 １Ｇ 電気光信号変換手段 １Ｈ 障害判定手段 １１ 光分岐結合器 １２ 光結合器 １３ 光分岐器手段 １４ 減衰器 １５ 光電気変換手段 １６ 受信パケット分離手段
Claims (8)
- 【請求項１】 光通信システム内の局装置において、 試験信号を発生する手段と、 装置内の電気光変換手段と光電気変換手段との間で光の
形態の前記試験信号を折り返す折り返し手段と、 装置内で折り返った試験信号と遠隔装置からネットワー
クを介して送られてくる上りパケットとをもとに障害場
所が装置内にあるのか否かを判定する判定手段と、 を備えることを特徴とする局装置。 - 【請求項２】 前記試験信号を、受信側で遅延測定領域
にあるように制御する手段を更に備えることを特徴とす
る請求項１に記載の局装置。 - 【請求項３】 前記折り返し手段は、下りパケットと前
記試験信号を分岐する光分岐手段と、上りパケットと前
記試験信号を結合する光結合器と、前記光分岐手段と前
記光結合器とを結ぶ光ファイバを備えることを特徴とす
る請求項１又は２に記載の局装置。 - 【請求項４】 前記判定手段は、前記上りパケットが異
常であるときに、前記装置内で折り返った試験信号が正
常であれば装置外に障害があり、正常でなければ装置内
に障害があると判定することを特徴とする請求項１乃至
３のいずれか１項に記載の局装置。 - 【請求項５】 光通信システム内の局装置において、 下りパケットを生成する手段と、 該下りパケットを光下りパケットに変換する電気光変換
手段と、 前記光下りパケットをネットワークに送出し、遠隔装置
から前ネットワークを通って来る光上りパケットを出力
する光分岐結合器と、 前記光上りパケットを上りパケットに変換する光電気変
換手段と、を備える局装置において、 試験信号を生成する試験信号生成手段と、 前記試験信号を入力して前記試験信号を含む試験パケッ
トを生成する手段と、 前記試験パケットを下りパケットに多重して多重信号を
生成する手段と、 前記電気光変換手段の出力を光試験パケットと前記光下
りパケットに分離する光分岐手段と、 前記光分岐手段の光試験パケット側の出力と前記光分岐
結合器の出力とを光結合するを光結合器と、 前記光電気変換手段の出力を上りパケットと試験パケッ
トとに分離する受信パケット分離手段と、 前記上りパケットをもとに監視制御情報を生成する上り
パケット処理手段と、 前記受信パケット分離手段からの前記試験パケットをも
とに試験信号を生成する試験パケット処理手段と、 前記試験信号生成手段からの前記試験信号と、前記試験
パケット処理手段からの前記試験信号とをもとに監視結
果を生成する照合手段と、 前記監視制御情報と前記監視結果とをもとに障害判定を
する障害判定手段と、 を備えることを特徴とする局装置。 - 【請求項６】 前記光結合器で前記試験信号が遅延測定
領域に入るように制御する手段を更に備えることを特徴
とする請求項５に記載の局装置。 - 【請求項７】 前記光分岐手段と前記光結合器との間に
減衰器を備えることを特徴とする請求項５又は６に記載
の局装置。 - 【請求項８】 請求項１乃至７のいずれか１項に記載の
局装置と遠隔装置とを備えることを特徴とする光通信シ
ステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14431898A JPH11340916A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 光通信システムおよびその局装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14431898A JPH11340916A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 光通信システムおよびその局装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11340916A true JPH11340916A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15359311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14431898A Pending JPH11340916A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 光通信システムおよびその局装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11340916A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030013276A (ko) * | 2001-08-06 | 2003-02-14 | 가부시키가이샤후지쿠라 | 통신 시스템 및 그 통신 방법 |
| WO2004010612A1 (ja) * | 2002-07-23 | 2004-01-29 | Fujitsu Limited | 光伝送方法及びシステム |
| JP2006180475A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Alcatel | 受動光ネットワーク監視方法および受動光ネットワーク |
| JP2010501154A (ja) * | 2006-08-18 | 2010-01-14 | ローデ ウント シュバルツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディト ゲゼルシャフト | 受信機性能を試験するためのシステム、モバイル通信ユニット及び方法 |
| JP2012227663A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-15 | Hitachi Ltd | 分散アンテナシステムおよびマスターハブユニット |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14431898A patent/JPH11340916A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030013276A (ko) * | 2001-08-06 | 2003-02-14 | 가부시키가이샤후지쿠라 | 통신 시스템 및 그 통신 방법 |
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| JP4570555B2 (ja) * | 2004-12-21 | 2010-10-27 | アルカテル−ルーセント | 受動光ネットワーク監視方法および受動光ネットワーク |
| JP2010501154A (ja) * | 2006-08-18 | 2010-01-14 | ローデ ウント シュバルツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディト ゲゼルシャフト | 受信機性能を試験するためのシステム、モバイル通信ユニット及び方法 |
| JP2012227663A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-15 | Hitachi Ltd | 分散アンテナシステムおよびマスターハブユニット |
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