JPH09273650A - 弁装置および湯水混合装置 - Google Patents

弁装置および湯水混合装置

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JPH09273650A
JPH09273650A JP8230896A JP8230896A JPH09273650A JP H09273650 A JPH09273650 A JP H09273650A JP 8230896 A JP8230896 A JP 8230896A JP 8230896 A JP8230896 A JP 8230896A JP H09273650 A JPH09273650 A JP H09273650A
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Shigeru Shirai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、モータとねじ部を有する付勢力調
節手段によって弁開度を調節する弁装置および湯水混合
装置に関するものであり、ねじ部のロックを防止するこ
とを目的としている。 【解決手段】 感温コイルばね41とバイアスばね42
により可動弁体20を移動し湯水の混合比率を調節する
湯水混合装置において、カム51の回転を第一の回転規
制手段52と第二の回転規制手段53で規制することに
よって可動部46の移動範囲、すなわち、バイアスばね
42の付勢力を所定の範囲内とする構成としているの
で、ねじ部にかかる荷重が所定の範囲内となり、ねじ部
のロックを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第一および第二の
付勢手段によって可動弁体を付勢し、モータとねじ部を
有する付勢力調節手段によって弁開度を調節する弁装置
および湯水混合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の湯水混合装置を(例えば
特開平6−119063号公報)を図9に示す。同図に
おいて、1は弁ユニットであり、弁ユニット1には混合
弁2と切換と止水を行う流量弁3が組み込まれている。
弁ユニット1のハウジング4には湯流入口5および水流
入口6が形成してある。湯水混合弁2は湯および水流入
口5、6にそれぞれ連通する環状通路7および8と、弁
体9を軸方向摺動自在に収容する弁室10と、湯水混合
室11を有する。弁室10は混合弁2に垂直な湯側弁座
12および水側弁座13と軸方向ボア14によって画定
されている。弁体9は円筒部15と半径方向ウェブ16
とを有している。弁体9は軸方向ボア14内で軸方向に
変位することによって湯水の混合比が調節され、円筒部
15の左側端面が湯側弁座12に係合することにより湯
が遮断され、円筒部15の右側端面が水側弁座13に係
合することにより水が遮断される。湯流入口5から弁室
10内に流入した湯がウェブ16の開口17を通って混
合室11に流れ水と混合されるようになっている。
【0003】弁体9は、第一のスプリング18と第二の
スプリング19の力の釣り合いによって位置決めされ、
これらのスプリングの付勢力は付勢力調節機構20によ
って調節されるようになっている。第一のスプリング1
8の両端はそれぞれハウジング4に固定されたばね受け
21と弁体9と連動するばね受け22に支承されてい
る。また、第二のスプリング19の両端はそれぞれ弁体
9と連動するばね受け23と付勢力調節機構20に支承
されている。
【0004】付勢力調節機構20は、モータ24をいず
れかの方向に回転させることにより第二のスプリング1
9の予荷重を可変調節するように構成されている。この
ため、端部部材25には可動ばね受け26が軸方向変位
自在に、但し、回転不能にスプライン嵌合してあり、こ
の可動ばね受け26の内ねじにはモータ24の出力軸2
7に形成されたウォーム28が噛み合っている。
【0005】このような構成であるので、可動ばね受け
26を右方向に変位させれば、スプリング18、19の
予荷重を増大しながら圧縮される。その結果、弁体9は
右方向に変位し、水の混合比を減少させて混合湯温を上
昇させる。円筒部15の右側端面が水側弁座13に圧接
すると、水は遮断される。その後、モータ24がさらに
回転するにつれて第二のスプリング19のみが圧縮さ
れ、その予荷重が増大する。従って、モータ24がオー
バーランしても第二のスプリング19がクッションとし
て作用し、可動ばね受け26の過剰な右方向へのストロ
ークを吸収するので弁体9や水側弁座13を破損するこ
とがない。
【0006】反対に、モータ24を他方向に回転し、可
動ばね受け26を左方向に変位させれば、スプリング1
8、19は予荷重を減少させながら伸長し、その結果、
弁体9は右方向に変位し、湯の混合比を減少させて混合
湯温を低下させる。ばね受け26は第二のスプリング1
9の予荷重がゼロになるまで左方に移動する十分なスト
ロークを有する。第二のスプリング19が伸びきった状
態では第一のスプリング18のみの付勢力により、円筒
部15の左側端面は湯側弁座12に圧接され、湯を遮断
する。従って、水のみを吐出すべき条件下においては弁
体9は第一のスプリング18の付勢力により湯側弁座1
2に圧接されるので、モータ24がオーバーランしてば
ね受け26が過剰な左方ストロークをしても、弁体9や
水側弁座13を破損することがないというものであっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ような従来の湯水混合装置は、可動ばね受け26が回転
不能かつ軸方向変位自在であるとともに、モータ24の
オーバーランを第二のスプリングをクッションとして吸
収している(軸方向で機械的な規制をしている)ため、
可動ばね受け26に荷重がかかりすぎ、ばね受け26と
出力軸27がロックするという問題点があった。
【0008】また、モータが逆回転時にオーバーランし
た場合も、ばね受け26が不完全ねじ部または軸方向の
機械的な規制部へ達すると可動ばね受け26がナットの
ようにロックするという可能性があった。特に可動ばね
受け26がロックする場合は動摩擦であるのに対し、ロ
ックを解除する場合には静摩擦であるため同一出力のモ
ータではロック解除動作が不可能であった。
【0009】さらに従来の湯水混合装置は、出力軸27
が一回転以内であれば、出力軸27の回転規制が可能と
なりロックを防止することができるが、そのストローク
からウォーム28による減速比が小さくなりモータ24
の必要トルクが増大するため、モータの低コストまた小
型化が行えなかった。
【0010】本発明は上記課題を解決するものであり、
第二の付勢手段の付勢力を付勢力規制手段により規制
し、ねじ部がロックすることのない弁装置を提供するこ
とを第一の目的としている。
【0011】また、第二の目的はカムの回転を規制し、
ねじ部の進退範囲を規制することによって第二の付勢手
段の付勢力を所定の範囲内として、ねじ部がロックしな
い弁装置を提供することにある。
【0012】また、第三の目的はねじ部がロックしない
とともにカムの規制位置において受け部の初期化を行う
ことにより駆動量積算値のずれを補正できる弁装置を提
供することにある。
【0013】さらに、第四の目的は位置検出手段によっ
て初期化された駆動量積算値を駆動設定範囲内とするこ
とで第二の付勢手段の付勢力を所定の範囲内として、ね
じ部がロックしないとともに、駆動量積算値のずれを補
正できる弁装置を提供することにある。
【0014】加えて、第五の目的はねじ部が一回転以上
回転される場合でも、ねじ部がロックしないとともに、
初期位置設定手段により駆動量積算値の初期化を行うこ
とによりそのずれを補正できる湯水混合装置を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために本発明の弁装置は、流入路および流出路を有す
るハウジングと、直線方向に移動する可動弁体と、少な
くとも一つの弁座と、可動弁体を互いに逆方向に付勢す
る第一および第二の付勢手段と、モータにより回転する
ねじ部とねじ部の回転により進退する第二の付勢手段の
受け部とからなり第二の付勢手段の付勢力を調節する付
勢力調節手段と、付勢力を所定の範囲内に規制する付勢
力規制手段とから構成したものである。
【0016】上記第二の目的を達成するために本発明の
弁装置は、付勢力規制手段を受け部に設けられ、回転し
ながら進退するカムと、カムが所定の位置まで進行した
ときにカムの回転を規制する第一の回転規制部と、カム
が所定の位置まで退行したときにカムの回転を規制する
第二の回転規制部とから構成したものである。
【0017】上記第三の目的を達成するために本発明の
弁装置は、モータの駆動量を積算、記憶する位置記憶手
段と、第一の回転規制部または第二の回転規制部にカム
が規制される位置までモータを駆動したのち位置記憶手
段のモータの駆動量積算値を初期化する初期位置設定手
段とから構成したものである。
【0018】上記第四の目的を達成するために本発明の
弁装置は、モータまたはねじ部の回転位置を検出する位
置検出手段とモータの駆動量を積算、記憶する位置記憶
手段とからなる付勢力規制手段を設けるとともに、駆動
量積算値が初期値設定範囲内であるときに位置検出手段
より位置検出信号を入力し、駆動量積算値を初期化する
初期位置設定手段を設けて構成したものである。
【0019】上記第五の目的を達成するために本発明の
湯水混合装置は、湯と水の混合比を調節する可動弁体
と、湯の割合を減少させる方向に可動弁体を付勢する第
一の付勢手段と、可動弁体を第一の付勢手段が付勢する
方向と反対方向に付勢する第二の付勢手段と、モータに
より少なくとも一回転以上回転するねじ部とねじ部の回
転により進退する第二の付勢手段の受け部とからなり第
二の付勢手段の付勢力を可変し混合温度を調節する付勢
力調節手段と、可動弁体と第一および第二の付勢手段と
付勢力調節手段を有する混合弁と、混合湯の温度設定を
行う温度設定手段と、温度検出手段により検出した温度
と温度設定手段により設定された設定温度との偏差が所
定の範囲以上であるときに偏差を打ち消す側に付勢力調
節手段をフィードバック制御する制御手段と、受け部に
設けられ、回転しながら進退するカムと、カムが所定の
位置まで進行したときにカムの回転を規制する第一の回
転規制部と、カムが所定の位置まで退行したときにカム
の回転を規制する第二の回転規制部と、モータの駆動量
を積算、記憶する位置記憶手段と、第一の回転規制部ま
たは第二の回転規制部にカムが規制される位置までモー
タを駆動したのち位置記憶手段のモータの駆動量積算値
を初期化する初期位置設定手段とから構成したものであ
る。
【0020】上記第五の目的を達成するために本発明の
湯水混合装置は、湯と水の混合比を調節する可動弁体
と、湯の割合を減少させる方向に可動弁体を付勢する第
一の付勢手段と、可動弁体を第一の付勢手段が付勢する
方向と反対方向に付勢する第二の付勢手段と、モータに
より少なくとも一回転以上回転するねじ部とねじ部の回
転により進退する第二の付勢手段の受け部とからなり第
二の付勢手段の付勢力を可変し混合温度を調節する付勢
力調節手段と、可動弁体と第一および第二の付勢手段と
付勢力調節手段を有する混合弁と、混合湯の温度設定を
行う温度設定手段と、温度検出手段により検出した温度
と温度設定手段により設定された設定温度との偏差が所
定の範囲以上であるときに偏差を打ち消す側に付勢力調
節手段をフィードバック制御する制御手段と、モータま
たはねじ部の回転位置を検出する位置検出手段と、モー
タの駆動量を積算、記憶する位置記憶手段と、駆動量積
算値が初期値設定範囲内であるときに位置検出手段より
位置検出信号を入力し、駆動量積算値を初期化する初期
位置設定手段とから構成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の弁装置は上記した構成に
より、モータの駆動で回転されるねじ部が、受け部を進
退させることによって第二の付勢手段の付勢力を調節
し、第一の付勢手段と第二の付勢手段の力の釣り合いに
よって位置決めされる可動弁体を移動して弁座との弁開
度が調節され、このとき、付勢力規制手段は第二の付勢
手段の付勢力を所定の範囲内となるように規制するの
で、受け部の移動範囲も規制されねじ部がロックする位
置までモータが回転されることがない。
【0022】また、本発明の弁装置は上記した構成によ
り、カムが回転しながら受け部とともに進退するときに
第一の回転規制部と第二の回転規制部によって回転を機
械的に規制するので、受け部の移動範囲が規制され、第
二の付勢手段の付勢力が所定の範囲内となり、ねじ部の
軸線方向の機械的なあたりを防止するように作用する。
従って、ねじ部がロックすることがない。
【0023】また、本発明の弁装置は上記した構成によ
り、初期位置設定手段が第一の回転規制手段または第二
の回転規制手段にカムが規制されるまでモータを回転し
た後、位置記憶手段に積算、記憶されているモータの駆
動量積算値を初期化して、駆動量積算値に生じるずれを
補正している。従って、機械的なあたりで初期値が設定
でき、正確な位置決めが可能となるとともに、ねじ部で
の軸線方向の機械的なあたりを防止しているので、ねじ
部がロックすることがない。
【0024】また、本発明の弁装置は上記した構成によ
り、位置記憶手段に積算、記憶されるモータの駆動量積
算値が所定の範囲内となるようにモータは駆動され、受
け部の移動範囲を規制するように作用し、第二の付勢手
段の付勢力が所定の範囲内となっている。また、初期位
置設定手段により位置記憶手段に記憶された駆動量積算
値のずれを補正すべく、予め設定している初期位置設定
範囲に駆動量積算値がある場合にのみ位置検出手段から
の信号が入力されると駆動量積算値の初期化を行ってい
るので、受け部の正確な位置決めが行えるようになって
いる。
【0025】また、本発明の湯水混合装置は上記した構
成により、湯と水を混合比を調節する可動弁体が第一の
付勢手段と第二の付勢手段の付勢力の釣り合う位置に位
置決めされ、それぞれの弁開度の応じて湯と水が混合
し、混合湯温が設定温度となるように第二の付勢手段の
付勢力を付勢力調節手段により調節しフィードバック制
御を行う場合に、カムが回転しながら受け部とともに進
退し、第一の回転規制部と第二の回転規制部によって回
転を機械的に規制され、受け部の移動範囲を規制するよ
うに作用し、第二の付勢手段の付勢力が所定の範囲内と
なり、ねじ部でのロックが防止され、フィードバック制
御が不能となることを防止している。さらに、初期位置
設定手段が第一の回転規制手段または第二の回転規制手
段にカムが規制されるまでモータを回転した後、位置記
憶手段に積算、記憶されているモータの駆動量積算値を
初期化して、駆動量積算値に生じるずれを補正してい
る。
【0026】また、本発明の湯水混合装置は上記した構
成により、湯と水を混合比を調節する可動弁体が第一の
付勢手段と第二の付勢手段の付勢力の釣り合う位置に位
置決めされ、それぞれの弁開度の応じて湯と水が混合
し、混合湯温が設定温度となるように第二の付勢手段の
付勢力を付勢力調節手段により調節しフィードバック制
御を行う場合に、位置記憶手段に積算、記憶されるモー
タの駆動量積算値が所定の範囲内となるようにモータは
駆動される。従って、受け部の移動範囲を規制するよう
に作用し、第二の付勢手段の付勢力が所定の範囲内とな
り、ねじ部でのロックが防止され、フィードバック制御
が不能となることを防止している。また、初期位置設定
手段により位置記憶手段に記憶された駆動量積算値のず
れを補正すべく、予め設定している初期位置設定範囲に
駆動量積算値がある場合にのみ位置検出手段からの信号
が入力されると駆動量積算値の初期化を行っているの
で、受け部の正確な位置決めが行えるようになってい
る。
【0027】(実施例1)以下本発明の実施例を図面に
もとづいて説明する。
【0028】図1は本発明の第一の実施例を示す湯水混
合装置29の構成図である。同図において30は水の供
給路である給水管、また31は湯の供給路である給湯管
であり、それぞれハウジング32の水流入路33、湯流
入路34に連通している。ハウジング32には、右側端
面から水側弁座35が、また、左側端面から湯側弁座3
6が同一軸線上に挿嵌されるように円筒孔37が設けて
あり、同一円周上に溝状の水流入路33、湯流入路34
がそれぞれ形成されている。
【0029】混合弁38は、水流入路33、湯流入路3
4から供給される水および湯を、軸線方向に移動可能で
ある可動弁体39の可動により、水側弁座35および湯
側弁座36との隙間距離を反比例的に変化し、湯水の開
口面積比を調節することによって混合湯温を調節してい
る。円筒形状の可動弁体39は、中空状の水側弁座35
内部の混合流路40に設けられた第一の付勢手段である
感温コイルばね41により、左側に付勢されているとと
もに、中空状の湯側弁座36内部に設けられた第二の付
勢手段である通常のバイアスばね42により右側に付勢
され、その付勢力の釣り合いによって位置決めされてい
る。感温コイルばね41は、形状記憶素子製のばねであ
り、温度に応じてばね定数の変化するものである。
【0030】設定温度の調節を行う付勢力調節手段43
は、バイアスばね42を保持する受け部であるばね受け
44とねじ部である雄ねじ軸45からなる可動部46
と、雄ねじ軸45と螺合する雌ねじ部47から構成さ
れ、モータ48が回転駆動されると雄ねじ軸45と雌ね
じ部47により可動部46が回転しながら左右方向に移
動しバイアスばね42の付勢力を調節するようになって
いる。このとき、可動部46が進退することにより、バ
イアスばね42の付勢力が調節される(拘束長さが変わ
る)ため、感温コイルばね41との付勢力の釣り合いが
崩れ、感温コイルばね41とバイアスばね42の付勢力
が釣り合う位置まで可動弁体39が移動し、モータ48
の操作量に応じて湯水の混合比が変更されるよう構成さ
れている。可動部46に設けられているモータ勘合孔4
9は、可動部46が進退したときにモータ軸50により
進退を規制されないようにその移動幅よりも大きく設け
られている。また、可動部46の移動範囲を規制するた
め、可動部46には回転軸に垂直なカム51が設けられ
ているとともに、可動部46が回転しながら右方向に移
動したときにカムの回転を規制することにより可動部4
6の軸線方向への移動を規制する第一の回転規制部52
と、可動部46が回転しながら左方向に移動したときに
カムの回転を規制することにより可動部46の軸線方向
への移動を規制する第二の回転規制部53が設けられて
いる。すなわち、螺旋状に進退するカム51(可動部4
6)の移動範囲を回転方向の機械的な規制である第一お
よび第二の回転規制部52、53によって規制してい
る。従ってバイアスばね42の付勢力が所定の範囲内に
抑制され雄ねじ軸45と雌ねじ部47の螺合部54にか
かる荷重を規制できるようになっている。なお、第一の
回転規制部52は湯側弁座36を有する湯側弁座部材5
5に一体で設けられており、第二の回転規制部53は接
着またはねじ止めにより後付されている。
【0031】モータ48は、混合流路40の下流側に設
けられ混合湯の温度を検出する温度検出手段56と混合
湯の設定温度を入力する温度設定手段57からの信号を
受ける制御手段58により制御されている。すなわち、
制御手段58は温度検出手段56によって検出された混
合湯温と温度設定手段57によって設定された設定温度
の偏差を算出し、その偏差量に応じて偏差を打ち消す側
にモータの駆動する電気的フィードバック制御を行って
おり、混合湯を設定温度に調節している。それととも
に、感温コイルばね41は温度に応じてばね定数が変化
することから、同じ拘束長さであれば付勢力が変化する
こととなり、可動弁体39は、バイアスばね42と感温
コイルばね41の付勢力の釣り合う位置へ移動される。
すなわち、感温コイルばね41は、何らかの外乱が生
じ、混合湯温が変動しても、付勢力が変化し、混合湯温
を調節するという機械的フィードバック制御を行ってい
る。
【0032】59は、位置記憶手段であり制御手段58
によって駆動されたモータ48の駆動量を積算、記憶し
ている。初期位置設定手段60はカム51が第二の回転
規制部53により規制されるまで回転した後、位置記憶
手段59に記憶されている駆動量積算値を初期化し駆動
量積算値のずれを防止するものである。従って、第二の
回転規制部53による規制位置が初期位置となってお
り、位置記憶手段59は初期位置からのモータ48の駆
動量を積算、記憶している。
【0033】61は水流入路33から流入する水の流れ
を旋回させる攪拌翼であり、湯と水の混合を促進し混合
流路40において湯水が攪拌され、感温コイルばね41
が正確な機械的フィードバック制御を行うようになって
いる。ここで、攪拌翼61が水を旋回する方向は感温コ
イルばね41の巻き方向と同じ方向にしてあるので、混
合流路40内において混合湯が感温コイルばね41に沿
って攪拌され、感温コイルばね41が混合湯温に対し正
確に動作できる構成としてある。
【0034】ばね受け44とバイアスばね42の間およ
び混合流路40右側端面と感温コイルばね41の間に設
けられたリング状のシート部材62は、相互の滑りをよ
くするもので、感温コイルばね41およびバイアスばね
42の不要なねじれ作用を防止するものである。
【0035】63は流量弁であり、混合弁38により設
定温度に混合された混合湯のカラン(図示せず)側への
出湯、シャワー(図示せず)側への出湯、流量調節およ
び閉止を行うものである。
【0036】以上の構成において本実施例の動作につい
て説明する。流量弁63をシャワーまたはカラン側に開
成すると、給水管30及び給湯管31から水流入路33
及び湯流入路34に湯水が供給され、可動弁体39と水
側弁座35及び湯側弁座36との隙間距離に応じた水と
湯がそれぞれの可動弁体39の周囲から内側に流入し、
混合流路40で混合された混合湯が感温コイルばね62
に接触しながら通過する。
【0037】このとき、可動弁体39は混合湯の温度に
対応した感温コイルばね41の付勢力と、設定温度に対
応したバイアスばね42の付勢力との機械的な付勢力の
釣り合いによって位置決めされている。つまり、付勢力
調節手段43によって設定された希望温度に見合うバイ
アスばね42の付勢力に対して実際の混合湯温が低い場
合は、感温コイルばね41の付勢力の方が小さく、湯側
弁座36と可動弁体39の隙間距離が拡がり、水側弁座
35と可動弁体39の隙間距離が狭まる方向に可動弁体
39を移動する。
【0038】逆に、付勢力調節手段43によって設定さ
れた希望温度に見合うバイアスばね42の付勢力に対し
て実際の混合湯温が高い場合は、感温コイルばね41の
付勢力の方が大きく、湯側弁座36と可動弁体39の隙
間距離が狭まり、水側弁座35と可動弁体39の隙間距
離が拡がる方向に可動弁体39を移動する。このよう
に、感温コイルばね41の作用によって付勢力調節手段
43で設定された希望温度に常に保持されるように機械
的なフィードバック制御が機能し、可動弁体39が作動
し、自動的に温度調節が行われている。
【0039】また、流量弁63が開成されると制御手段
51は、温度検出手段56で検出される混合湯温と温度
設定手段57で設定された設定湯温の偏差(絶対値)が
小さくなるようにモータ48を駆動し、付勢力調節手段
43によりバイアスばね42の付勢力を調節して、電気
的フィードバック制御を行っている。従って、感温コイ
ルばね41による応答性のよい機械的フィードバック制
御と、感温コイルばね41のヒステリシスによる温度オ
フセット発生時(設定温度と検出される混合湯温のず
れ)や設定温度変更時にバイアスばね42の付勢力の調
節を行い設定温度と混合湯温を一致する電気的フィード
バック制御により好適な温度制御を行っている。
【0040】付勢力調節手段43の可動部46は、モー
タ48が駆動されると雄ねじ軸45と雌ねじ部47によ
り回転しながら左右方向に移動し、バイアスばね42の
付勢力を調節するようになっている。ここで可動部46
の回転範囲は図2に示すように中心位置(図2(a))
から正転および逆転側にそれぞれ270°であり、正転
側に270°回転(図2(b))するとカム51が第一
の回転規制部52に、また、逆転側に270°(図2
(c))回転すると第二の回転規制部53によって規制
されるようになっている。第一の回転規制部52により
カム51の回転が規制される位置はバイアスばね42が
予め設定された拘束長以下にならないように設けられ、
バイアスばね42の付勢力が所定以上にならないように
なっている。従って、雄ねじ軸45および雌ねじ部47
に軸方向の荷重が規制され、モータ48の回転トルク不
足によるロックが防止されている。また、第二の回転規
制部53は可動部46が左方向への移動する際に軸方向
での規制を受けないように、カム51の回転を規制して
いる。従って、第一の回転規制部52と同様に雄ねじ軸
45および雌ねじ部47に軸方向の荷重が規制され、モ
ータ48の回転トルク不足によるロックが防止されてい
る。
【0041】このときの可動部46の回転角度(移動位
置)とバイアスばね42の付勢力(ねじ部にかかる荷
重)および出湯温度の関係を図3に示す。図2(a)に
示す中心位置から正転側にモータが回転されると雄ねじ
軸45が回転し可動部46が右側に移動する。これに伴
いバイアスばね42の付勢力が増加し、感温コイルばね
41と力が釣り合う位置へ可動弁体39が移動する。そ
の結果、湯の混合比が増加し出湯温度も上昇している。
しかし、バイアスばね42の付勢力がある値以上になる
と可動弁体39の水側端面が水側弁座35と当接し、湯
のみが出湯されるのでバイアスばね42の付勢力の増加
に伴う出湯温度上昇が見られなくなる。第一の回転規制
部52によりカム51が規制されると可動部46は回転
されないため、ねじ部にかかる荷重は所定以上にならな
い。第一の回転規制部52がないとねじ部にかかる荷重
が増加しロックを起こし、モータ48によるロック解除
ができない場合には湯側のみが開成された状態を維持す
る可能性がある。
【0042】逆に中心位置から逆転側にモータが回転さ
れると雄ねじ軸45が回転し可動部46が左側に移動す
る。これに伴いバイアスばね42の付勢力が減少し、感
温コイルばね41と力が釣り合う位置へ可動弁体39が
移動するので、水の混合比が増加し出湯温度も下降す
る。しかし、バイアスばね42の荷重がある値以下にな
ると可動弁体39の湯側端面が湯側弁座36と当接し、
水のみが出湯されるのでバイアスばね42の付勢力の減
少に伴う出湯温度下降が見られなくなる。第二の回転規
制部53によりカム51が規制されると可動部46は回
転されないため、ねじ部にかかる荷重は所定以下になら
ない。第二の回転規制部53がなく軸線方向で可動部4
6の左側への移動を抑制するとねじを締め付けた状態と
同様にねじ部にかかる荷重が増加しロックを起こし、水
側のみが開成された状態を維持する可能性がある。
【0043】位置記憶手段59は、制御手段51により
モータ48が駆動された場合にその駆動量を積算・記憶
するようになっている。これは、可動弁体39の位置を
中心位置で待機する場合や第一および第二の回転規制部
52、53に規制されているにもかかわらずモータ48
を回転しないようにしている。また、可動部46の移動
を行ううちにモータ勘合孔49とモータ軸50またモー
タ48のバックラッシ等により記憶位置がずれを生じる
ため、流量弁63を閉止した後、初期位置設定手段60
により初期位置の確認を行っている。初期位置設定手段
60は流量弁63が閉止されると、ただちに可動部46
を第二の回転規制部53の方向に位置記憶手段59に記
憶されている駆動量積算値に所定駆動量を加えモータ4
8を駆動しカム51が第二の回転規制部53に規制され
る位置まで可動部46を回転駆動する。そこで、駆動量
積算値を初期化し、可動部46の位置が図2(a)の位
置となるようにモータ48を駆動する。なお、可動弁体
39の待機位置を中心位置ではなく前回使用時と同じ位
置とする場合には流量弁63閉止時の駆動量積算値を予
め記憶しておき、初期化後記憶した駆動量積算値ほどモ
ータ48を回転すればよい。
【0044】以上述べたように本実施例によれば、回転
しながら左右方向に移動する可動部46にカム51を設
け、カム51の回転すなわち可動部46の移動範囲を第
一の回転規制部52と第二の回転規制部53により規制
し、バイアスばね42の付勢力を所定の範囲内となるよ
うに構成しているので、雄ねじ軸45と雌ねじ部47の
ねじ部にかかる荷重を所定の範囲内にでき、ねじ部のロ
ックを防止できる。従って、ねじ部のロックのためにフ
ィードバック制御が行えず高温および低温の出湯が行わ
れることを防止できる。
【0045】また、カム51が一回転以上するにもかか
わらず、カム51の回転を第一の回転規制部52と第二
の回転規制部53により機械的に規制しているので、電
気的な位置決め手段が不要となり、構成が簡素化される
とともに低コスト化が可能となる。
【0046】さらに、バイアスばね42の付勢力が所定
の範囲内であるとともに、ねじ部のロックがないので、
モータ48の必要トルクを抑制することができ、モータ
の小型化および低コスト化が可能となる。
【0047】また、初期位置設定手段60がモータ48
を第二の回転規制手段にカム51が規制されるまで回転
した後、位置記憶手段59に積算、記憶されているモー
タ48の駆動量積算値を初期化して、駆動量積算値に生
じるずれを補正しているので、機械的なあたりで初期値
が設定でき、正確な位置決めが可能となる。従って、フ
ィードバック制御時や流量弁63閉止時に可動弁体39
の位置を正確に把握、制御することが可能となる。
【0048】また、可動弁体39が水側弁座35に当接
する場合に可動弁体39が水側弁座35に押しつけられ
る荷重を所定の範囲内としているので、可動弁体39、
水側弁座35を破損することがない。
【0049】(実施例2)図4は本発明の第二の実施例
である湯水混合装置64の構成図であり、第一の実施例
の図1の湯水混合装置29の構成と異なる点のみ説明す
る。
【0050】付勢力調節手段65は、モータ48により
回転駆動されるねじ部である雄ねじ軸66と、雌ねじ部
67を有し雄ねじ軸66に螺合された受け部である可動
部68からなっており、雄ねじ軸66が回転し可動部6
8が左右方向に移動することによりバイアスばね42の
付勢力を調節するようになっている。また、可動部68
は雄ねじ軸66とともに回転しないように湯側弁座の内
面に設けられたガイド溝69に位置決めされる凸部70
を有しており、可動弁体39軸線方向(左右方向)にの
みに移動するようになっている。このとき、可動部68
が移動することにより、バイアスばね42の付勢力が調
節される(拘束長さが変わる)ため、感温コイルばね4
1との付勢力の釣り合いが崩れ、感温コイルばね41と
バイアスばね42の付勢力が釣り合う位置まで可動弁体
39が移動し、モータ48の操作量に応じて湯水の混合
比が変更されるよう構成されている。
【0051】雄ねじ軸66には磁石71をセットするカ
ム72が設けてあり、位置検出手段であるホールIC7
3によりカム72が回転する円周上の一点を検知できる
ようになっている。すなわち、雄ねじ軸66のが回転す
る場合にある一点を検知できるようになっている。この
ときの磁石71とホールIC73位置関係は図5(図2
のY−Y断面)のようになっている。また、ホールIC
73上を磁石が通過すると、ホールIC73は初期位置
設定手段74に信号を出力する。
【0052】位置記憶手段75は制御手段76によって
駆動されたモータ48の駆動量を予め設定された初期位
置から積算、記憶している。初期位置は可動部68の移
動範囲のほぼ中心に設定してあり、またその初期位置に
ホールIC73が設けられ位置検出を行うようになって
いる。初期位置設定手段74は位置記憶手段75によっ
て記憶された駆動量積算値が正転側30°から逆転側3
0°(初期位置設定範囲)に相当する場合にのみホール
IC73からの位置検出信号により位置記憶手段75に
記憶されている駆動量積算値を初期化するものである。
従って、カム72(磁石71)の移動範囲が同等となる
駆動量積算値正転側330°〜390°および逆転側3
30°〜390°の範囲でホールIC73から位置検出
信号を入力しても、初期位置設定手段74は駆動量積算
値を初期化しない。
【0053】以上構成において、第一の実施例の湯水混
合装置29と異なった動作のみ説明する。
【0054】付勢力調節手段65の可動部68は、モー
タ48が駆動されると雄ねじ軸66が回転するとガイド
溝69と凸部70によりその回転が規制されているた
め、雌ねじ部67により回転せずに左右方向に移動し、
バイアスばね42の付勢力を調節するようになってい
る。ここで雄ねじ軸66の回転範囲は図6に示すように
中心位置(図6(a))から正転および逆転側にそれぞ
れ450°(図6(b)、図6(c))となるように位
置記憶手段75によって規制している。すなわち、駆動
量積算値が正転側および逆転側450°を超える場合に
は位置記憶手段75が制御手段76によるモータ48の
駆動を停止し、正転側の場合には逆転側のみに、また、
逆転側の場合には正転側のみにしかモータ48を駆動で
きないように制御手段76を規制する。正転側450°
は、バイアスばね42が予め設定された拘束長以下にな
らないように設定してあり、バイアスばね42の付勢力
が所定以上にならないようになっている。従って、雄ね
じ軸66および雌ねじ部67に軸方向の荷重が規制さ
れ、モータ48の回転トルク不足によるロックが防止さ
れている。逆転側450°は可動部68が左方向への移
動する際に軸方向での機械的な規制を受けないように設
定してある。従って、雄ねじ軸66と雌ねじ部67がロ
ックナットのようになることを規制し、モータ48の回
転トルク不足によるロックが防止されている。
【0055】初期位置設定手段74はモータ48のバッ
クラッシュ等による駆動量積算値のずれを補正すべく、
モータ48の駆動時に駆動量積算値が正転側30°から
逆転側30°に相当する場合にホールIC73からの位
置検出信号が入力されると、ただちに位置記憶手段75
に記憶されている駆動量積算値を初期化する。これは、
雄ねじ軸66の回転範囲が正逆転450°と大きく初期
位置でないにもかかわらずホールIC73上をカム72
が通過し、位置検出が行われるからである。
【0056】このときの雄ねじ軸66の初期位置からの
回転角度(移動位置)とバイアスばね42の付勢力(ね
じ部にかかる荷重)および出湯温度およびホールIC7
3による検出位置の関係を図7に示す。図6(a)に示
す中心位置から正転側にモータ48が回転されると雄ね
じ軸66が回転し可動部68が右側に移動する。これに
伴いバイアスばね42の付勢力が増加し、感温コイルば
ね41と力が釣り合う位置へ可動弁体39が移動する。
その結果、湯の混合比が増加し出湯温度も上昇してい
る。しかし、バイアスばね42の付勢力がある値以上に
なると可動弁体39の水側端面が水側弁座と当接し、湯
のみが出湯されるのでバイアスばねの付勢力の増加に伴
う出湯温度上昇が見られなくなる。正転側に約360°
回転されるとカム72の磁石71がホールIC73上を
通過するためホールIC73から初期位置設定手段74
に位置検出信号が出力されるが、位置記憶手段75に記
憶された駆動量積算値が正転側30°〜逆転側30°の
範囲内でないため初期位置設定手段74は駆動量積算値
の初期化を行わない。また正転側には450°以上雄ね
じ軸66は回転されないため、ねじ部にかかる荷重は所
定以上にならない。
【0057】逆に中心位置から逆転側にモータ48が回
転されると雄ねじ軸66が回転し可動部68が左側に移
動する。これに伴いバイアスばね42の付勢力が減少
し、感温コイルばね41と力が釣り合う位置へ可動弁体
39が移動するので、水の混合比が増加し出湯温度も下
降する。しかし、バイアスばね42の荷重がある値以下
になると可動弁体39の湯側端面が湯側弁座36と当接
し、水のみが出湯されるのでバイアスばね42の付勢力
の減少に伴う出湯温度下降が見られなくなる。逆転側に
約360°回転されるとカム72の磁石71がホールI
C73上を通過するためホールIC73から初期位置設
定手段74に位置検出信号が出力されるが、位置記憶手
段75に記憶された駆動量積算値が正転側30°〜逆転
側30°の範囲内でないため初期位置設定手段74は駆
動量積算値の初期化を行わない。また逆転側には450
°以上雄ねじ軸66は回転されないため、ねじ部にかか
る荷重は所定以下にならない。すなわち、軸方向で可動
部68の左側への移動を抑制するとねじを締め付けた状
態と同様にねじ部にかかる荷重が増加しロックを起こ
し、水側のみが開成された状態を維持する可能性があっ
たが、それを防止できる。
【0058】可動部68の移動を行ううちにモータ勘合
孔49とモータ軸50またモータ48のバックラッシュ
より記憶位置がずれを生じるため、流量弁63を閉止し
た後、初期位置設定手段74により初期位置の確認も行
っている。初期位置設定手段74は流量弁63が閉止さ
れると、ただちに駆動量積算値が正転側30°〜逆転側
30°となる範囲内でホールIC73からの位置検出信
号が入力されるまでモータ48を回転する。ここで位置
検出信号が入力されると駆動量積算値を初期化し、雄ね
じ軸66の回転を停止する。すなわち、初期位置設定手
段74は流量弁63が閉止されると、雄ねじ軸66の回
転位置を図6(a)の中心位置となるようにモータ48
を駆動するとともに、駆動量積算値の初期化を行う。な
お、可動弁体39の待機位置を中心位置ではなく前回使
用時と同じ位置とする場合には流量弁63閉止時の駆動
量積算値を予め記憶しておき、初期化後記憶した駆動量
積算値ほどモータ48を回転すればよい。
【0059】以上述べたように本実施例によれば、雄ね
じ軸66の初期位置からの回転角度すなわち可動部46
の移動範囲を規制し、バイアスばね42の付勢力を所定
の範囲内となるように構成しているので、雄ねじ軸45
と雌ねじ部47のねじ部にかかる荷重を所定の範囲内に
でき、ねじ部のロックを防止できる。
【0060】また、雄ねじ軸66が機械的な規制を受け
ないので、長期間使用した場合のモータ勘合孔49とモ
ータ軸50またモータ48のバックラッシュを最小限に
抑制することができ、駆動量積算値と実際の位置のずれ
が小さくすることができる。特に雄ねじ軸66やモータ
48の減速ギヤ(図示せず)などを樹脂化した場合にそ
の効果は大きい。バックラッシュを小さくすることによ
ってモータ48の反転時における応答性が向上し、フィ
ードバック制御の応答性向上が可能となる。
【0061】また、ホールIC73上を磁石71が複数
回通過し、その都度位置検出信号が出力される構成であ
るが、初期位置設定手段74は位置記憶手段75に記憶
されている駆動量積算値が初期位置設定範囲である正転
側30°〜逆転側30°の範囲内である場合にのみホー
ルIC73からの位置検出信号により駆動量積算値の初
期化を行うので、誤った位置での初期化を行うことがな
く、可動部68の正確な位置決めが可能となる。従っ
て、フィードバック制御時や流量弁63閉止時に可動弁
体39の位置を正確に把握、制御することが可能とな
る。
【0062】なお、本実施例においては、可動部68の
移動範囲の中心位置を初期値とし、初期値設定範囲内で
のみ駆動量積算値の初期化を行っているが、図8に示す
ようにホールIC73によって検出可能な点(正転側3
60°、逆転側360°)にそれぞれ位置決め設定範囲
(正転側330°〜390°、逆転側330°〜390
°)を設け、ホールIC73により位置検出が行われた
際にそれぞれの位置決め範囲内であれば、確答する位置
に駆動量積算値を書き換え、駆動量積算値の補正を行う
ことが可能となる。従って、初期位置付近を頻繁に通過
しない場合でも、通過頻度の高い検出可能な点で位置決
めを行うことができ、正確な位置決めが可能となる。
【0063】また、第一および第二の実施例の湯水混合
装置29、64の感温コイルばね41を通常のコイルば
ねとし、水流入路33または湯流入路34のいずれか一
方を設けない流量調節および閉止が可能である弁装置と
しても、同様にねじ部のロックを防止できる。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の弁装置は、
流入路および流出路を有するハウジングと、直線方向に
移動する可動弁体と、少なくとも一つの弁座と、可動弁
体をそれぞれ逆方向に付勢する第一および第二の付勢手
段と、モータにより回転されるねじ部とねじ部の回転に
より進退する第二の付勢手段の受け部とからなり第二の
付勢手段の付勢力を調節する付勢力調節手段と、付勢力
を所定の範囲内とする付勢力規制手段を備えて構成した
ものであり、モータの駆動で回転されるねじ部が、受け
部を進退させることによって第二の付勢手段の付勢力を
調節する際に、付勢力規制手段が第二の付勢手段の付勢
力を所定の範囲内となるように規制するので、受け部の
移動範囲が規制され、ねじ部のロックを防止することが
できる。
【0065】また、本発明の弁装置は、付勢力規制手段
を受け部に位置決めされるとともに回転しながら進退す
るカムと、カムが所定の位置まで進行したときにカムの
回転を規制する第一の回転規制部と、カムが所定の位置
まで退行したときにカムの回転を規制する第二の回転規
制部とから構成しており、カムが回転しながら受け部と
ともに進退するときに第一の回転規制部と第二の回転規
制部によって回転を機械的に規制するので、受け部の移
動範囲が規制され、第二の付勢手段の付勢力が所定の範
囲内となり、ねじ部の軸線方向への機械的なあたりを防
止することができ、ねじ部がロックすることがない。加
えて、カムが一回転以上するにもかかわらず、カムの回
転を第一の回転規制部と第二の回転規制部により機械的
に規制しているので、電気的な位置決め手段が不要とな
り、構成が簡素化されるとともに低コスト化が可能とな
る。
【0066】また、本発明の弁装置は、モータの駆動量
を積算、記憶する位置記憶手段と、第一の回転規制部ま
たは第二の回転規制部にカムが規制される位置までモー
タを駆動したのち位置記憶手段のモータの駆動量積算値
を初期化する初期位置設定手段を備えて構成し、初期位
置設定手段が第一の回転規制手段または第二の回転規制
手段にカムが規制されるまでモータ回転した後、位置記
憶手段に積算、記憶されているモータの駆動量積算値を
初期化して、駆動量積算値に生じるずれを補正している
ので、カムが一回転以上するにもかかわらず、機械的な
あたりで初期値が設定でき、正確な位置決めが可能とな
るとともに、ねじ部のロックを防止することができる。
【0067】また、本発明の弁装置は、モータまたはね
じ部の回転位置を検出する位置検出手段とモータの駆動
量を積算、記憶する位置記憶手段とからなる付勢力規制
手段を設けるとともに、駆動量積算値が初期値設定範囲
内であるときに位置検出手段から位置検出信号を入力す
ると駆動量積算値を初期化する初期位置設定手段を備え
て構成しているので、ねじ部が一回転以上するにもかか
わらず、誤った位置での初期化を行うことがなく、受け
部の正確な位置決めが可能となり、可動弁体の位置を正
確に把握、制御することができる。加えて、ねじ部が機
械的な規制を受けないので、長期間使用した場合のモー
タ等のバックラッシュを最小限に抑制することができ
る。
【0068】また、本発明の湯水混合装置は、湯と水の
混合比を調節する可動弁体と、湯の割合を減少させる方
向に可動弁体を付勢する第一の付勢手段と、可動弁体を
第一の付勢手段が付勢する方向と反対方向に付勢する第
二の付勢手段と、モータにより少なくとも一回転以上回
転されるねじ部とねじ部の回転により進退する第二の付
勢手段の受け部とからなり第二の付勢手段の付勢力を可
変し混合温度を調節する付勢力調節手段と、可動弁体と
第一および第二の付勢手段と付勢力調節手段を有する混
合弁と、混合湯の温度設定を行う温度設定手段と、温度
検出手段により検出した温度と温度設定手段により設定
された設定温度との偏差が所定の範囲以上であるときに
偏差を打ち消す側に付勢力調節手段をフィードバック制
御する制御手段と、受け部に位置決めされるとともに回
転しながら進退するカムと、カムが所定の位置まで進行
したときにカムの回転を規制する第一の回転規制部と、
カムが所定の位置まで退行したときにカムの回転を規制
する第二の回転規制部と、モータの駆動量を積算、記憶
する位置記憶手段と、第一の回転規制部または第二の回
転規制部にカムが規制される位置までモータを駆動した
のち位置記憶手段のモータの駆動量積算値を初期化する
初期位置設定手段を備えて構成し、カムが一回転以上す
るにもかかわらず、第二の付勢手段の付勢力を所定の範
囲内とするので、ねじ部にかかる荷重が所定の範囲内と
なり、ねじ部のロックを防止できる。従って、電気的フ
ィードバック制御がねじ部のロックのため行えず、高温
および低温の出湯が行われることを防止することができ
る。加えて、初期位置設定手段がモータを第二の回転規
制手段にカムが規制されるまで回転した後、位置記憶手
段に積算、記憶されているモータの駆動量積算値を初期
化して、駆動量積算値に生じるずれを補正しているの
で、機械的なあたりで初期値が設定でき、正確な位置決
めが可能となり、フィードバック制御時など可動弁体の
位置を正確に把握、制御することが可能となる。
【0069】また、本発明の湯水混合装置は、湯と水の
混合比を調節する可動弁体と、湯の割合を減少させる方
向に可動弁体を付勢する第一の付勢手段と、可動弁体を
第一の付勢手段が付勢する方向と反対方向に付勢する第
二の付勢手段と、モータにより少なくとも一回転以上回
転されるねじ部とねじ部の回転により進退する第二の付
勢手段の受け部とからなり第二の付勢手段の付勢力を可
変し混合温度を調節する付勢力調節手段と、可動弁体と
第一および第二の付勢手段と付勢力調節手段を有する混
合弁と、混合湯の温度設定を行う温度設定手段と、温度
検出手段により検出した温度と温度設定手段により設定
された設定温度との偏差が所定の範囲以上であるときに
偏差を打ち消す側に付勢力調節手段をフィードバック制
御する制御手段と、モータまたはねじ部の回転位置を検
出する位置検出手段と、モータの駆動量を積算、記憶す
る位置記憶手段と、モータの駆動量積算値が初期値設定
範囲内であるときに位置検出手段から位置検出信号を入
力すると駆動量積算値を初期化する初期位置設定手段を
備えて構成し、ねじ部が一回転以上するにもかかわら
ず、誤った位置での初期化を行うことがなく、受け部の
正確な位置決めが可能となるので、フィードバック制御
時など可動弁体の位置を正確に把握、制御することが可
能となる。また、ねじ部が機械的な規制を受けず、長期
間使用した場合に発生するモータ等のバックラッシュを
最小限に抑制することができるので、駆動量積算値と実
際の位置のずれが小さくなり、モータの反転時における
応答性が向上し、フィードバック制御の応答性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す湯水混合装置の構
成図
【図2】(a)同湯水混合装置の可動弁体が中心位置に
ある状態のX−X断面図 (b)同湯水混合装置のねじ部が中心位置から正転側に
270°回転した状態のXーX断面図 (c)同湯水混合装置のねじ部が中心位置から逆転側に
270°回転した状態のXーX断面図
【図3】同湯水混合装置のねじ部の回転角度と第一の付
勢手段の付勢力および出湯温度の関係を示す特性図
【図4】本発明の第二の実施例を示す湯水混合装置の構
成図
【図5】同湯水混合装置のY−Y断面図
【図6】(a)同湯水混合装置のねじ部が初期位置にあ
る状態のY−Y断面図 (b)同湯水混合装置のねじ部が初期位置から正転側に
450°回転した状態のY−Y断面図 (c)同湯水混合装置のねじ部が初期位置から逆転側に
450°回転した状態のY−Y断面図
【図7】同湯水混合装置のねじ部の回転角度と第一の付
勢手段の付勢力および出湯温度の関係を示す特性図
【図8】本発明の他の実施例の湯水混合装置のねじ部の
回転角度と第一の付勢手段の付勢力および出湯温度の関
係を示す特性図
【図9】従来の湯水混合装置の構成図
【符号の説明】
29 湯水混合装置 35 水側弁座 36 湯側弁座 38 混合弁 39 可動弁体 41 感温コイルばね(第一の付勢手段) 42 バイアスばね(第二の付勢手段) 43 付勢力調節手段 44 ばね受け(受け部) 45 雄ねじ軸(ねじ部) 46 可動部 47 雌ねじ部 48 モータ 51 カム(付勢力規制手段) 52 第一の回転規制部(付勢力規制手段) 53 第二の回転規制部(付勢力規制手段) 56 温度検出手段 57 温度設定手段 58 制御手段 59 位置記憶手段 60 初期位置設定手段 64 湯水混合装置 65 付勢力調節手段 66 雄ねじ軸(ねじ部) 67 雌ねじ部 68 可動部(受け部) 73 ホールIC(位置検出手段、付勢力規制手段) 74 初期位置設定手段 75 位置記憶手段(付勢力規制手段) 76 制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入路および流出路を有するハウジング
    と、直線方向に移動する可動弁体と、少なくとも一つの
    弁座と、前記可動弁体を互いに逆方向に付勢する第一お
    よび第二の付勢手段と、モータにより回転するねじ部と
    前記ねじ部の回転により進退する前記第二の付勢手段の
    受け部とからなり、前記第二の付勢手段の付勢力を調節
    する付勢力調節手段と、前記付勢力を所定の範囲内に規
    制する付勢力規制手段とを有する弁装置。
  2. 【請求項2】付勢力規制手段は、受け部に設けられ、回
    転しながら進退するカムと、前記カムが所定の位置まで
    進行したときに前記カムの回転を規制する第一の回転規
    制部と、前記カムが所定の位置まで退行したときに前記
    カムの回転を規制する第二の回転規制部とからなる請求
    項1記載の弁装置。
  3. 【請求項3】モータの駆動量を積算、記憶する位置記憶
    手段と、第一の回転規制部または第二の回転規制部にカ
    ムが規制される位置まで前記モータを駆動したのち前記
    位置記憶手段の前記モータの駆動量積算値を初期化する
    初期位置設定手段とを有する請求項2記載の弁装置。
  4. 【請求項4】モータまたはねじ部の回転位置を検出する
    位置検出手段と前記モータの駆動量を積算、記憶する位
    置記憶手段とからなる付勢力規制手段と、モータの駆動
    量積算値が初期値設定範囲内であるときに前記位置検出
    手段より位置検出信号を入力し、前記駆動量積算値を初
    期化する初期位置設定手段を有する請求項1記載の弁装
    置。
  5. 【請求項5】湯と水の混合比を調節する可動弁体と、湯
    の割合を減少させる方向に前記可動弁体を付勢する第一
    の付勢手段と、前記可動弁体を前記第一の付勢手段が付
    勢する方向と反対方向に付勢する第二の付勢手段と、モ
    ータにより少なくとも一回転以上回転するねじ部と前記
    ねじ部の回転により進退する前記第二の付勢手段の受け
    部とからなり前記第二の付勢手段の付勢力を可変し混合
    温度を調節する付勢力調節手段と、前記可動弁体と前記
    第一および第二の付勢手段と前記付勢力調節手段を有す
    る混合弁と、混合湯の温度設定を行う温度設定手段と、
    温度検出手段により検出した温度と前記温度設定手段に
    より設定された設定温度との偏差が所定の範囲以上であ
    るときに偏差を打ち消す側に前記付勢力調節手段をフィ
    ードバック制御する制御手段と、前記受け部に設けられ
    回転しながら進退するカムと、前記カムが所定の位置ま
    で進行したときに前記カムの回転を規制する第一の回転
    規制部と、前記カムが所定の位置まで退行したときに前
    記カムの回転を規制する第二の回転規制部と、前記モー
    タの駆動量を積算、記憶する位置記憶手段と、前記第一
    の回転規制部または前記第二の回転規制部に前記カムが
    規制される位置まで前記モータを駆動したのち前記位置
    記憶手段の前記モータの駆動量積算値を初期化する初期
    位置設定手段とからなる湯水混合装置。
  6. 【請求項6】湯と水の混合比を調節する可動弁体と、湯
    の割合を減少させる方向に前記可動弁体を付勢する第一
    の付勢手段と、前記可動弁体を前記第一の付勢手段が付
    勢する方向と反対方向に付勢する第二の付勢手段と、モ
    ータにより少なくとも一回転以上回転するねじ部と前記
    ねじ部の回転により進退する前記第二の付勢手段の受け
    部とからなり前記第二の付勢手段の付勢力を可変し混合
    温度を調節する付勢力調節手段と、前記可動弁体と前記
    第一および第二の付勢手段と前記付勢力調節手段を有す
    る混合弁と、混合湯の温度設定を行う温度設定手段と、
    温度検出手段により検出した温度と前記温度設定手段に
    より設定された設定温度との偏差が所定の範囲以上であ
    るときに偏差を打ち消す側に前記付勢力調節手段をフィ
    ードバック制御する制御手段と、前記モータまたは前記
    ねじ部の回転位置を検出する位置検出手段と、前記モー
    タの駆動量を積算、記憶する位置記憶手段と、駆動量積
    算値が初期値設定範囲内であるときに前記位置検出手段
    より位置検出信号を入力し、前記駆動量積算値を初期化
    する初期位置設定手段を有する湯水混合装置。
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