JPH09273160A - 低層建築物用基礎構造及び構築方法 - Google Patents

低層建築物用基礎構造及び構築方法

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JPH09273160A
JPH09273160A JP11813496A JP11813496A JPH09273160A JP H09273160 A JPH09273160 A JP H09273160A JP 11813496 A JP11813496 A JP 11813496A JP 11813496 A JP11813496 A JP 11813496A JP H09273160 A JPH09273160 A JP H09273160A
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 低層建築物基礎構造において、耐震性、
均等性に優れ、工事を簡略化し、経済的で、安定した基
礎構造の提供を目的。 【構 成】 整地した地表に溝を設け、地表あるいは
溝に排水材を敷設し、この排水材の上及び地表に基盤材
が均等になるように敷設し、該基盤材を、束部を設ける
コンクリート材で、空隙なく敷設被覆した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基礎構造とその構築
方法に関するものである。特には、低層建築物用の基礎
構造と、その構築方法に関するものである。
【0002】
【従前の技術】低層建築物の基礎において、従前より施
行されて来た基礎構造には、地表を整地し、その上にコ
ンクリートなどを一面すきまなく塗設して、構成するべ
た基礎と、地面に溝を形成し、割ぐり石を敷き、また必
要に応じて捨てコンを施し、所定の型枠や鉄筋を組ん
で、フーチング部を形成し、その上に基礎部を立ち上げ
るという布基礎とがあった。更に、これらべた基礎や布
基礎とは別に、独自の構成を有する独立基礎もあった。
しかし、一般に低層建築物基礎構造として用いられるの
は、後者の布基礎構造のものがほとんどであった。この
布基礎構造は、時には捨てコンを省略したり、また捨て
コン上に直接布基礎部を立ち上げるという場合もあっ
た。また、布基礎部と一体化して、布基礎部で囲繞され
る範囲にべた基礎を施すとする構造もあった。更に布基
礎の場合に、溝底側部に、捨てコンの替わりに、発泡ス
チロール材を敷設し、その上にフーチング部を形成し、
布基礎を構成するとするものや、べた基礎において、整
地した地表に、発泡樹脂材を施設し、その上からコンク
リートをべた塗りして、べた基礎を構成するというもの
もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従前の基礎構造で、特
に、発泡樹脂材を使用して、構築されるべた基礎及び布
基礎において、これら基礎は、各々、その施行場所に、
別々に構築しなければならず、一体の基礎構造によっ
て、べた基礎及び布基礎の作用を同時に行い得るもので
はなかった。また、発泡樹脂材を使用する布基礎構造で
は、必らずフーチング部が設けられ、その上に布基礎を
形成するというもので、フーチング部の省略化ができな
いものであったし、布基礎の場合、溝に割ぐり石を敷設
したり、砂利を敷設したり、場合によっては、捨てコン
を入れて、整地するという作業が必要であり、かつ発泡
樹脂材を溝に合わせて、加工しなければならないという
手間も必要なものであった。更に布基礎及びべた基礎の
場合に、整地表面及び溝底側部に、直接発泡樹脂材を敷
設するため、地中の水分によって、発泡樹脂板が押し上
げられ、基礎部及び建物などに不均等が生じる虞れがあ
るものでもあった。独立基礎の場合でも、杭打ちとか使
用する材料の重量化が避けられないものでもあった。従
前の発泡樹脂材を使用して構築される基礎構造には、こ
のような欠点や不便があるものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】発泡樹脂材を使用して、
べた基礎や、布基礎を構築する従前の技術には、前記の
ような欠点や不便があったものである。これゆえ、これ
らの欠点や不便を解消するためには、整地した地表に連
続した溝を形成し、発泡樹脂材によって定形に形成され
る基礎材を該地表及び溝に敷設し、該基盤材の表面を、
束部を設けてコンクリート材で被覆敷設して形成する基
礎構造及び前記の基礎構造において、地表あるいは溝
に、発泡樹脂材によって形成される排水材を敷設した
後、基盤材を該排水材上部に敷設し、該基盤材の表面
を、束部を設けてコンクリート材で被覆敷設して形成す
る基礎構造を使用し、かつ、これらの基礎構造におい
て、束部コンクリートの側壁部を発泡樹脂排水材若しく
は発泡樹脂材又は、これらの複合材で被覆した構造にし
たものや、基盤材に凹部を設けて基盤材を形成し、地中
梁並びに柱うけの形枠とする構造にしたもの、あるい
は、ラップ基礎材を使用して、独立の基礎構造としたも
のを使用することにより、また基礎構造において、整地
した地表に、溝を形成し、地表あるいは溝に、合成樹脂
材によって、形成される排水材を敷設した後、発泡樹脂
材によって定形に形成される基盤材を、該排水材上部に
敷設し、該基盤材の表面を、束部を設けてコンクリート
材で被覆敷設して、形成することを特徴とする基礎構造
構築方法を使用することによって、解決されるものであ
る。この発明は、このような基礎構造及び構築方法を提
供しようとするものである。
【0005】
【作 用】この発明は、整地面に溝を形成し、整地面
と、溝とに、発泡樹脂材によって形成される定形の基盤
材を敷設し、その表面を、束部を設けて、コンクリート
材で被覆敷設して形成するので、べた基礎と、布基礎を
同時に構築することができると同時に、布基礎の場合の
フーチング部を特に形成せず、フーチング部と床盤を一
体に形成できるという作用を有するものである。また、
基盤材の下に排水材を敷設することもできるし、基盤材
に凹部を設けることもできるので、地中の水分が、その
排水材の機能によって、排水され、基盤材の特定部分を
押し上げて、基礎構造を不均等にすることをふせぐ作用
を有するものであり、かつ、建物の接地圧を基盤材及び
排水材、並びに、これらの複合体で受けることができる
し、束部に生じる水平土圧を、これらで受けることがで
きるという作用をも有するものである。更に、凹部を有
する発泡樹脂材の基盤材や発泡樹脂材の排水材を使用す
るため、地中梁や柱うけの型枠として使用することがで
きるのみならず、ラップル基礎材を使用することによ
り、地中への杭を打ち必要のない独立基礎とすることも
でき、かつ建物の均等性が保持され、また耐震性に優れ
た作用を発揮するものである。更にまた、基礎構造に、
発泡樹脂材を使用するので、その施行工事も、簡便に行
うことができるという作用機能も、この発明は有するも
のである。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明の、コンクリート材と基盤材
との敷設状態の説明図であり、図2は、コンクリート材
と基盤材及び排水材との敷設状態の説明図である。図3
は、基盤材に凹部を設けた状態におけるコンクリート
材、基盤材及び排水材の敷設状態の説明図であり、図4
は、基盤材の適便の箇所に凹部を設け、地中梁や柱受け
の型枠とした場合のコンクリート材と基盤材との敷設状
態の説明図である。図5は、凹部を有する基盤材の下側
にラップル基礎材を敷設した状態におけるコンクリート
材及び基盤材並びにラップル基礎材の敷設状態の説明図
である。(1)は、基盤材である。基盤材(1)は、発
泡樹脂材によって形成される。この基盤材(1)は、定
形に、各種、各様の大きさ、厚さ、形状に形成される。
この基盤材(1)は、適便の箇所に凹部を形成すること
もできるし、凹部は単数ではなく、複数体形成すること
もできる。その凹部の大きさ、深さは、適便に形成する
ことができるものである。基盤材(1)の大きさ、厚さ
は、一定形状のものを、大量に生産することも可能であ
る。発泡樹脂材をパネル化して、基盤材(1)として使
用することもできるものである。この基盤材(1)を、
地表を若干削土し、整地した地表に連続した溝を設けた
地表及び溝に敷設する。この基盤材(1)は、各種の大
きさに定型化することができるものであるため、地表及
び溝の大きさ、幅に、各々合致する形状の発泡樹脂材を
空隙なく敷設し、基盤材(1)の地表面及び溝表面を、
均等に形成することができるものである。基盤材(1)
は、地表及び溝に、このように敷設され、その厚味も適
便の厚さに形成することができる。例えば単数枚のみな
らず、複数枚を重ねて使用することもできるものであ
る。その数量も、必要に応じて、地表及び溝に敷設する
ことができるものである。(1’)は、基盤材(1)に
設けられる凹部である。この凹部(1’)は、大きくも
小さくも設けられ、またその深さも、深くも、浅くも形
成されるものである。即ち、この凹部(1’)には、束
部や、地中梁あるいは柱受け部が、コンクリート下部に
おいて嵌着するように形成されるものである。そのため
凹部(1’)は、建築物の構築に適合するように、適便
の大きさ、深さに形成されるものである。基盤材(1)
が発泡樹脂材によって形成されるため、それに(1)に
凹部(1’)を形成するのは容易である。
【0007】(2)は、コンクリート材である。このコ
ンクリート材(2)は、従前からあるコンクリートを使
用するものである。地表及び溝に空隙なく敷設した基盤
材(1)の表面に、べた基礎形成の要領で、このコンク
リート材(2)を、全体に、空隙なく敷設する。基盤材
(1)が凹部(1’)を有している場合にも、その凹部
(1’)を全て充足し、空隙なく、コンクリート材
(2)で、被覆敷設されるものである。このコンクリー
ト材(2)を、基盤材(1)の表面に空隙なく敷設する
と同時に、土台を設置するための束部や、地中深あるい
は柱受けの受け部を形成するものである。また、コンク
リート材(2)を敷設する場合、必要に応じて鉄筋を配
してもよく、かつ、その鉄筋の一部を束部あるいは地中
梁及び柱受け部に埋設してもよいものである。また、予
め、コンクリート材(2)内に、排・給水、ガス、電気
などの配管用孔を適所に形成しておくこともできる。
【0008】このように、基盤材(1)の表面にコンク
リート材(2)を全体に空隙なく敷設することにより、
べた基礎と布基礎との構造を一体に形成することが可能
である。地表に溝を設けて、そこにフーチング部を形成
し、その上に布基礎を形成するのが布基礎構造である
が、この発明の場合は、溝を設ける点は布基礎構造であ
るが、その溝を全て、発泡樹脂材で形成される基盤材
(1)で、空隙なく埋設されているので、フーチング部
を形成する必要もないものである。即ち、フーチング部
は、床盤と一体に形成されるものである。また基盤材
(1)に凹部を設けることによって、フーチング部を特
に設ける必要もないだけ、工事は簡便に済むし、かつ溝
構造を有するので、布基礎的効果を有し、さらにべた基
礎の効果も重なって、より安定した基礎構造効果を呈す
るものである。
【0009】(3)は束部である。束部(3)は、基盤
材(1)上にコンクリートを敷設する場合に、コンクリ
ート材(2)によって、一体に形成されるものである。
住宅の場合、この束部(3)の上に土台柱が施設される
ものである。この束部(3)には、予じめ、鉄筋などを
配して、補強することもできるものである。この束部
(3)は、建物の土台受け部として形成されるものであ
るが、基盤材(1)に凹部(1’)を設けられている場
合には、その凹部(1’)を充足するコンクリート材
(2)と一体に形成されるものでもある。基盤材(1)
の凹部(1’)上に、コンクリート材(2)と一体に形
成されることにより、束部(3)は、水平土圧を直接受
けることなく、束部(3)の均等性を保持することがで
きるものである。(3’)は、地中梁あるいは柱受け部
である。この地中梁あるいは柱受け部(3’)は、コン
クリート材(2)の敷設時、基盤材(1)上に、コンク
リート(2)で、適便に、構設することもできるが、こ
の実施例では、基盤材(1)上に予じめ、凹部(1’)
を設け、コンクリート材(2)を基盤材(1)上に敷設
する時、コンクリート材(2)と一体に形成するもので
ある。こうすることによって、地中梁あるいは柱受け部
(3’)は、基盤材(1)にしっかり固定し、ずれた
り、不均等になったりすることはなく、常に、均等を保
持することができるものである。この地中梁あるいは、
柱受け部(3’)には、予じめ鉄筋を配して、形成する
こともできるものである。また、この地中梁あるいは柱
受け部(3’)は適便の箇所に設けることができ、それ
に合わせて、基盤材(1)の凹部(1’)を設けること
もできるものである。
【0010】(4)は排水材である。この排水材(4)
は、発泡樹脂材、例えば、発泡ポリスチレン、発泡ポリ
プロピレン、などによって形成されるものである。この
排水材(4)は、特殊な構造に形成され、排水孔及び排
水溝を有して成るもので、地中において、地中の水分を
集め、排水することのできる機能を有するものである。
この排水材(4)は、基盤材(1)と同質の発泡樹脂材
で形成することも可能であるので、同質の材質のもの
で、排水材(4)も基盤材(1)をも形成することがで
きるものである。この排水材(4)は、基盤材(1)の
下側に敷設するのが、通常であるが、束部(3)を形成
するコンクリート材(2)の側壁に設けることもでき
る。また、この排水材(4)を使用しないで、基礎構造
を構成することも可能である。この実施例では、図1の
基礎構造を除き、他は、排水材(4)を使用するもので
ある。排水材(4)は、通常、基盤材(1)の下側に敷
設するものであるが、図2に示すように、一部基盤材
(1)の機能を有し、直接コンクリート材(2)を受け
て、敷設される場合もある。これは、コンクリート材
(2)の水分や地中の水分を適便に排除するためであ
る。また図3は、基盤材(1)の下側に敷設したもので
あるが、こうすることによって、地中の水分を適便に排
除し、水圧によって、束部(3)の不均等になることを
防ぐことができるものである。図4及び図5も排水材
(4)を使用するものであるが、この場合、基盤材
(1)の下側に敷設することもできるし、また、束部
(3)を形成するコンクリート材(2)の側壁に設ける
こともできるものである。これによって、外からの水
分、例えば、雨水などを適便に排除することができるも
のでもある。
【0011】この排水材(4)を、基礎構造の基盤材
(1)の下側の地表あるいは溝、さらには、コンクリー
ト材(2)の側壁などに敷設することによって、雨水や
地中の水分は排水材(4)の有する孔に自然に集積し、
排水溝を通って、この排水材(4)に連結する排水管か
ら外へ出たり、また、他の地中へ浸透したりするもので
ある。このため、基盤材(1)が、地中の水分などにに
よって押し上げられ、不均等になることもないものであ
る。排水材(4)は、適所に均等に敷設される。このよ
うに敷設されたその排水材(4)の上に基盤材(1)を
均等に敷設する。こうすることによって、排水材(4)
と基盤材(1)とが重なり、耐震強度がより強くなると
ともに、均等性を保持することができ、かつコンクリー
ト材(2)の受ける水平土圧をも軽減することができる
ものである。更に、このように敷設された基盤材(1)
の表面をコンクリート材(2)で全体を、空隙なく被覆
敷設されるものである。また(5)は、ラップル基盤材
である。このラップル基礎材(5)は、独立発泡体粒と
コンクリートの混合によって形成される。そのため軽量
で、取扱いも簡便に行うことができる。この実施例で
は、ラップル基礎材(5)を使用して、独立の基礎構造
を、構成しているものである。即ち、基盤材(1)の下
側に、また基盤材(1)に凹部(1’)を設けられてい
る場合には、その基盤材(1)凹部(1’)部分の下側
に、このラップル基礎材(5)を、適便数敷設し、その
上に基盤材(1)、基盤材(1)の上に、コンクリート
材(2)を敷設するものとしている。このラップル基礎
材(5)を使用することにより、例えば、4〜5階建て
までの建物などの場合には、特に地中に杭を打つ必要は
なく、この実施例の基礎構造で、十分に適合するもので
ある。このラップル基礎材(5)を使用することによ
り、基礎構造を軽量化し、杭打ちの工程を省略化し、工
事の促進化を図ることができるものである。尚、アップ
ル基礎材(5)の形状や大きさ、などは適便のものに形
成することができるものである。
【0012】このように構成されるこの発明の基礎構造
は、次のように施行されるものである。まず、地面を若
干削土し、整地し、建物用基礎に必要な連続した溝を設
ける。この整地した地表あるいは溝底の適所に排水材
(4)を均等に敷設する。この排水材(4)の上に、基
盤材(1)を均等に空隙なく敷設する。この場合、基盤
材(1)の表面は、地表あるいは溝の表面と均等になる
ように基盤材(1)を排水材(4)の上に敷設する。こ
のように敷設された基盤材(1)の表面をコンクリート
材(2)で、空隙なく敷設被覆して、構築される。また
基盤材(1)に凹部(1’)が設けられている場合、特
に、束部(3)を形成するコンクリート材(2)の嵌着
する凹部(1’)を有する場合には、その下側に、排水
材(4)を敷設し、以後同様の順で行うものであり、か
つ、ラップル基礎材(5)を、使用する場合にあって
も、ラップル基礎材(5)を、基盤材(1)の凹部
(1’)下側に敷設し、後、同様の順に構成するもので
ある。更に、排水材(4)を、束部(3)コンクリート
材(2)の側壁に設けて使用することもできるものであ
る。もっとも排水材(4)を使用しないで構築すること
もできるものである。尚、コンクリート材(2)を敷設
する場合には、予め、上・下水道、ガスあるいは電線な
どの管を通すための孔を設けておくこともできるもので
あるし、束部(3)を同時に形成するものでもある。ま
た、排水材(4)を使用する場合には、排水材(4)に
接続する排水管を埋設することもできるものである。こ
の発明は、このように実施されるものである。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明は、べた基礎構
造と布基礎構造とを一体に形成することができるもので
あり、布基礎構造に有するフーチング部を特に形成する
必要もなく、フーチング部と床盤及び地中梁などが一体
に形成でき、また、排水材を使用するので、地中の水分
などによって生じる不均等あるいは偏過重などを防ぐこ
とができるものである。更に工事においても、材料が軽
く、加工も簡単であり、かつ、土を置き換えることがで
きるため軽量基礎構造となり、同時に地盤改良になり、
その上、工事工程も従前より短くて済み、経済的に安価
である。尚、耐震性にも優れているという効果をも有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 説明図
【図2】 説明図
【図3】 説明図
【図4】 説明図
【図5】 説明図
【符号の説明】
(1) 基盤材 (1’) 凹部 (2) コンクリート材 (3) 束部 (3’) 地中梁あるいは柱受け (4) 排水材 (5) ラップル基礎材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整地した地表に連続した溝を形成し、発泡
    樹脂材によって定形に形成される基盤材を、該地表及び
    溝に敷設し、該基盤材の表面を、束部を設けてコンクリ
    ート材で被覆敷設して形成することを特徴とする低層建
    築物用基礎構造。
  2. 【請求項2】請求項1の基礎構造において、地表あるい
    は溝に、発泡樹脂材によって形成される排水材を、敷設
    した後、基盤材を、該排水材上部及び地表に敷設し、該
    基盤材の表面を、束部を設けてコンクリート材で被覆敷
    設して形成することを特徴とする低層建築物用基礎構
    造。
  3. 【請求項3】請求項1.2.の低層建築物用基礎構造に
    おいて、束部コンクリートの側壁部を発泡樹脂排水材若
    しくは発泡樹脂材又はこれらの複合材で被覆敷設したこ
    とを特徴とする、請求項1.2.記載の低層建築物用基
    礎構造。
  4. 【請求項4】請求項1.2.3.の低層建築物用基礎構
    造において、基盤材表面に凹部を設けて、基盤材を形成
    し、地中梁並びに柱うけの形枠とすることを特徴とする
    低層建築物用基礎構造。
  5. 【請求項5】請求項4記載の基礎構造において、基盤材
    凹部の下に、独立発泡体粒とコンクリートを混合して形
    成されるラップル基礎材を敷設し、独立基礎構造とし
    て、形成することを、特徴とする低層建築物用基礎構
    造。
  6. 【請求項6】低層建築物用基礎構造において、整地した
    地表に、溝を形成し、地表あるいは溝に発泡樹脂材によ
    って形成される排水材を敷設した後、発泡樹脂材によっ
    て定形に形成される基盤材を、該排水材上部及び地表に
    敷設し、該基盤材の表面を、束部を設けてコンクリート
    材で、被覆敷設して形成することを特徴とする低層建築
    物用基礎構造構築方法。
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