JPH09272824A - メタリック塗料 - Google Patents

メタリック塗料

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JPH09272824A
JPH09272824A JP8252896A JP8252896A JPH09272824A JP H09272824 A JPH09272824 A JP H09272824A JP 8252896 A JP8252896 A JP 8252896A JP 8252896 A JP8252896 A JP 8252896A JP H09272824 A JPH09272824 A JP H09272824A
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JP
Japan
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aluminum
color
scaly
colored
weight
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JP8252896A
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Shigeru Nakamura
茂 中村
Norio Fujita
則男 藤田
Masahiro Endo
正浩 遠藤
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は多色性でかつ光輝性にすぐれた塗膜を
形成するメタリック塗料に関する。 【解決手段】りん片状アルミニウム、りん片状着色アル
ミニウムおよび非光輝性着色顔料を含み、かつ該りん片
状着色アルミニウムと該非光輝性着色顔料とは非同系色
であることを特徴とするメタリック塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は多色性でかつ光輝性にす
ぐれた塗膜を形成するメタリック塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】非光輝性着色顔料およびりん片状光輝性
顔料を使用したメタリック塗料は公知である(特公平6
−76566)。ここで、非光輝性着色顔料はシアニン
ブルー、イソインドリンエロー、キナクリドンレッドな
どの通常の着色顔料を、りん片状光輝性顔料として有色
干渉マイカ粉末、着色アルミニウム粉末などを指してい
る。そして、該両顔料が非同系色であることも記載され
ている。該メタリック塗料によれば、光輝性顔料の有色
光沢がよく目立ち、さらに塗膜面の傾きに応じて色調が
多様に変化し、高い意匠効果が期待できるとしている。
【0003】しかしながら、かかる塗料によって形成さ
れる塗膜は、りん片状光輝性顔料はその表面を着色処理
しているので、そのために光輝性が十分でなく、キラキ
ラと輝く感じが弱い。しかも上記両顔料が非同系色、特
に補色関係にあっても、りん片状光輝性顔料は光輝性が
十分でないために、非同系色に基づく効果を発揮するこ
とは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は上記した
課題を解決することであり、りん片状光輝性顔料として
非着色のアルミニウム粉末および表面着色したアルミニ
ウム粉末の両者を併用し、さらに非光輝性着色顔料を含
有せしめてなるメタリック塗料がその目的を達成できる
ことを見いだし、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、りん片状アルミニウ
ム、りん片状着色アルミニウムおよび非光輝性着色顔料
を含み、かつ該りん片状着色アルミニウムと該非光輝性
着色顔料とは非同系色であることを特徴とするメタリッ
ク塗料に関する。
【0006】以下に、本発明のメタリック塗料(「本塗
料」と略称する)を構成する主たる成分について具体的
に説明する。
【0007】りん片状アルミニウム:平板状でその厚さ
が薄いアルミニウム金属粉で、長手方向の大きさが平均
で10〜30μm、特に15〜25μm、厚みは0.1
〜3μm、特に0.3〜1μmが好ましく、その表面は
着色処理されておらず無彩色である。このものはノンリ
ーフィング型が適しており、その表面はオレイン酸、ス
テアリン酸やステアリルイミドなどで処理したものも適
用できる。該りん片状アルミニウムは、それ自体光輝性
がすぐれている。
【0008】りん片状着色アルミニウム:平板状でその
厚さが薄く、表面が着色処理された、有彩色のアルミニ
ウム金属粉で、長手方向の大きさが平均で5〜25μ
m、特に10〜15μm、厚みは0.05〜1μm、特
に0.1〜0.5μmが好ましい。具体的には、りん片
状アルミニウムを酸化チタンや酸化鉄などの金属酸化物
で被覆するか、もしくは有機もしくは無機の着色顔料で
被覆し着色せしめてなり、それ自体既知のものが使用で
きる。任意の色に着色されたもの使用でき、有彩色の種
類には制限はない。この色合いの調整は、例えば、アル
ミニウム粉表面を被覆する金属酸化物の膜厚を変えた
り、着色顔料の種類を選択することで任意に行なえる。
該りん片状着色アルミニウムは、それ自体光輝性を有し
ている。
【0009】非光輝性着色顔料:有彩色が好ましいが、
白色の無彩色顔料も併用できる。これらの顔料は非光輝
性で、キラキラと輝く感じはない。具体的には、カーボ
ンブラック、クロムバーミリオン、モリブデン赤、パー
マネントレッド、カーミンFB、ピラゾロンレッド、ペ
リレンバーミリオン、黄鉛、クロムエロー、モノアゾ系
黄色顔料、ジスアゾ系黄色顔料、イソインドリノン系黄
色顔料、クロムグリーン、コバルトグリーン、シアニン
グリーン、群青、紺青、シアニンブルー、ピグメントブ
ルー、インダスレンブルー、コバルトブルー、コバルト
バイオレット、マンガンバイオレット、キナクリドンバ
イオレット、ジオキサジンバイオレットなどがあげられ
るが、これらのみに制限されることはない。これらの非
光輝性着色顔料の粒径は平均0.03〜0.5μmであ
ることが好ましい。
【0010】本塗料では、上記のりん片状着色アルミニ
ウムと該非光輝性着色顔料とは、その色合いが非同系色
であることが必要であり、特に両者が補色関係にあるこ
とが好ましい。
【0011】ここで、非同系色とは、りん片状着色アル
ミニウムの色と非光輝性着色顔料の色とが目視で明確に
区別できる程度に異なることであり、具体的には、色相
環を100分割し、そにうち右回りを0〜+50、左回
りを0〜−50で表示したとき、一方に色を0(ゼロ)
にして、他方の色が+10〜+50、−10〜−50の
範囲内に含まれるものを非同系色という。特に、本塗料
では、りん片状着色アルミニウムの色と非光輝性着色顔
料の色とが色相環に基いて互いに反対の位置にある色同
志である、いわゆる補色関係にある組み合わせが特に好
ましい。例えば、赤と緑、黄と紫などが補色関係にあ
る。
【0012】本塗料は、上記のりん片状アルミニウム、
りん片状着色アルミニウムおよび非光輝性着色顔料を含
んでおり、これらをビヒクル成分および有機溶剤に混合
分散せしめることによって得られる。
【0013】ビヒクル成分は架橋性官能基含有樹脂およ
び架橋剤からなる。架橋性官能基含有樹脂は水酸基、カ
ルボキシル基、アミノ基、エポキシ基などの官能基を有
するアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂な
どがあげられ、架橋剤はこれらの官能基と反応するメラ
ミン樹脂、(ブロック)ポリイソシアネート化合物、カ
ルボキシル基含有化合物、エポキシ基含有化合物などが
あげられる。これらの架橋性官能基含有樹脂および架橋
剤はそれ自体既知であり、このことにおいて新規性はな
い。
【0014】有機溶剤は、例えばヘプタン、オクタン、
キシレン、トルエンなどの炭化水素系;酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、酢酸ジエチレングリコールモノブチルエーテルなど
のエステル系;エチルエーテル、2−エチルヘキシルエ
ーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテルなどのエーテル
系;エチルアルコール、ブチルアルコール、ヘキシルア
ルコールなどのアルコール系;メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
系;などがあげられるが、これらのみに制限されない。
【0015】本塗料における上記顔料成分の構成比率は
目的に応じて任意に選択できるが、ビクルの樹脂固形分
100重量部あたり、りん片状アルミニウムは0.1〜
10重量部、特に0.5〜5重量部、りん片状着色アル
ミニウムは0.1〜10重量部、特に0.5〜5重量
部、非光輝性着色顔料は0.1〜50重量部、特に0.
3〜35重量部が適している。そして、りん片状着色ア
ルミニウムは非光輝性着色顔料より多く、かつその合計
量は樹脂固形分100重量部あたり1〜60重量部、特
に2〜40重量部であることが好ましい。そして、これ
らの顔料成分によって、本塗料の塗膜(硬化膜厚で約3
0μm)単独でその下地面を色彩的に完全隠ぺいするこ
とが好ましい。また、本塗料の塗膜の明度は、マンセル
Vで1〜4の範囲内であることがよい。
【0016】本塗料は、自動車外板などの金属製もしく
はプラスチック製の被塗物に塗装することが適してい
る。すなわち、カチオン電着塗料などの下塗塗料および
中塗塗料(省略可能)などを塗装し、硬化してから、粘
度をフォードカップ#4で15〜30秒/20℃に調整
した本塗料をスプレー方式や静電方式で硬化塗膜として
10〜40μm、好ましくは20〜35μmになるよう
に塗装し、100〜180℃で10〜60分加熱するこ
とにより硬化せしめることよって、本発明が目的とする
メタリック塗膜が形成される。
【0017】また、本塗料の塗膜を硬化させてから、ま
たは未硬化の状態で、該塗面にクリヤー塗料を塗装し、
加熱硬化させることもできる。
【0018】クリヤー塗料としては、本塗料の組成から
上記のりん片状アルミニウム、りん片状着色アルミニウ
ムおよび非光輝性着色顔料の殆どもしくは全部を除いた
組成からなる塗料が好ましい。該クリヤー塗料は、本塗
料の硬化もしくは未硬化の塗面にスプレー方式や静電方
式で硬化塗膜として20〜80μm、好ましくは25〜
60μmになるように塗装し、100〜180℃で10
〜60分加熱して硬化せしめることにより、メタリック
塗膜とクリヤー塗膜とからなる複層塗膜が形成できる。
【0019】
【発明の効果】本塗料によるメタリック塗膜はりん片状
アルミニウム、りん片状着色アルミニウムおよび非光輝
性着色顔料を同一塗膜中に同時に併存しているので、多
色性でかつ光輝性にすぐれている。
【0020】該塗面に光があたると、1)りん片状アル
ミニウムは光輝性がすぐれているので、外部からの光が
あたると塗膜深部から非光輝性着色顔料を拾いながらキ
ラキラと反射する、2)該りん片状アルミニウムが塗膜
表面にあるとそのまま白くキラキラと反射する、3)り
ん片状着色アルミニウムは上記りん片状アルミニウムほ
どではないがキラキラとし、しかも非光輝性着色顔料と
混ざった色(例えば補色関係で)を拾いながら反射す
る、などして多色性でかつ光輝性にすぐれている。
【0021】つまり、光輝性はりん片状アルミニウムお
よびりん片状着色アルミニウムの両者によるためにすぐ
れており、色彩的には非光輝性着色顔料の色、塗膜表面
にあるりん片状アルミニウムの白色、りん片状着色アル
ミニウムと非光輝性着色顔料と混合色(補色)などが見
え、多色性である。
【0022】また、光輝性は上記2種類のりん片状アル
ミニウムおよびりん片状着色アルミニウムによるが、塗
膜明度をマンセルVで1〜4にすると、りん片状アルミ
ニウムは輝きが大粒で、りん片状着色アルミニウムは小
さく輝く。
【0023】さらに、塗膜面の傾きの程度により色が変
化(カラーフロップ性)しやすく、かつ上記のように多
色性である。
【0024】本発明に関する実施例および比較例につい
て説明する。
【0025】1.実施例および比較例 実施例 1 水酸基含有アクリル樹脂およびブチル化メラミン樹脂を
固形分で70/30重量比になるように混合してなるビ
ヒクル成分100重量部(固形分)あたり、りん片状ア
ルミニウム粉(「アルミペースト52−568」東洋ア
ルミニウム社製、商品名、アルミニウム粉の平均粒径1
5〜25μm、厚み0.3〜0.8μm、無彩色)1.
0重量部、りん片状着色アルミニウム粉(「フレンドカ
ラーF−500RG」昭和アルミパウダー社製、商品
名、有機顔料でゴールド色(黄色)に着色されたアルミ
ニウム粉、平均粒径10〜15μm、厚み0.1〜0.
5μm、有彩色)0.7重量部および非光輝性着色顔料
としてカーボンブラック(「CARBON BLACK
FW200」デグサ社製、商品名)2.0重量部、ジ
オキサジンバイオレット(「SUMIKACOAT F
AST VIOLET−RSB」住友化学工業社製、商
品名)1.0ならびにフタロシアニンブルー(「CYA
NINE BLUE 5240K」大日精化社製、商品
名)3.0重量部を配合し、均一に混合分散してメタリ
ック塗料を調製した。
【0026】りん片状着色アルミニウム粉(ゴールド
色)と非光輝性着色顔料(混合すると青紫)とは補色関
係である。
【0027】実施例 2 水酸基含有アクリル樹脂およびブチル化メラミン樹脂を
固形分で70/30重量比になるように混合してなるビ
ヒクル成分100重量部(固形分)あたり、りん片状ア
ルミニウム粉(「アルミペースト52−568」同上)
1.5重量部、りん片状着色アルミニウム粉(「フレン
ドカラーF−500RG」昭和アルミパウダー社製、商
品名、有機顔料でゴールド色(黄色)に着色されたアル
ミニウム粉、平均粒径10〜15μm、厚み0.1〜
0.5μm、有彩色)2.1重量部および非光輝性着色
顔料としてカーボンブラック(「CARBON BLA
CK−FW200」同上)2.0重量部、ジオキサジン
バイオレット(「SUMIKACOAT FAST V
IOLETRSB」同上)1.0ならびにフタロシアニ
ンブルー(「CYANINE BLUE 5240K」
同上)3.0重量部を配合し、均一に混合分散してメタ
リック塗料を調製した。
【0028】りん片状着色アルミニウム粉(ゴールド
色)と非光輝性着色顔料(混合すると青紫)とは補色関
係である。
【0029】実施例 3 水酸基含有アクリル樹脂およびブチル化メラミン樹脂を
固形分で70/30重量比になるように混合してなるビ
ヒクル成分100重量部(固形分)あたり、りん片状ア
ルミニウム粉(「アルミペースト52−568」同上)
1.5重量部、りん片状着色アルミニウム粉(「フレン
ドカラーF−500RG」昭和アルミパウダー社製、商
品名、有機顔料で赤色に着色されたアルミニウム粉、平
均粒径10〜15μm、厚み0.1〜0.5μm、有彩
色)4.3重量部および非光輝性着色顔料としてカーボ
ンブラック(「CARBON BLACK FW20
0」同上)2.0重量部ならびにフタロシアニングリー
ン(「CYANINE GREEN 5301」大日精
化社製、商品名)4.0重量部を配合し、均一に混合分
散してメタリック塗料を調製した。
【0030】りん片状着色アルミニウム粉(赤色)と非
光輝性着色顔料(緑色)とは補色関係である。
【0031】実施例 4 水酸基含有アクリル樹脂およびブチル化メラミン樹脂を
固形分で70/30重量比になるように混合してなるビ
ヒクル成分100重量部(固形分)あたり、りん片状ア
ルミニウム粉(「アルミペースト52−568」同上)
1.5重量部、りん片状着色アルミニウム粉(「フレン
ドカラーF−500RG」昭和アルミパウダー社製、商
品名、有機顔料で青色に着色されたアルミニウム粉、平
均粒径10〜15μm、厚み0.1〜0.5μm、有彩
色)2.1重量部および非光輝性着色顔料としてカーボ
ンブラック(「CARBON BLACK FW20
0」同上)2.0重量部ならびにベンズイミダゾロンエ
ロー(「HOSTAPERMYELLOW H3G」ヘ
キスト社製、商品名)4.0重量部を配合し、均一に混
合分散してメタリック塗料を調製した。
【0032】りん片状着色アルミニウム粉(青色)と非
光輝性着色顔料(黄色)とは補色関係に近い。
【0033】比較例 1 水酸基含有アクリル樹脂およびブチル化メラミン樹脂を
固形分で70/30重量比になるように混合してなるビ
ヒクル成分100重量部(固形分)あたり、りん片状ア
ルミニウム粉(「アルミペースト52−568」同上)
1.5重量部、りん片状着色アルミニウム粉(「フレン
ドカラーF−500RG」昭和アルミパウダー社製、商
品名、有機顔料でゴールド色(黄色)に着色されたアル
ミニウム粉、平均粒径10〜15μm、厚み0.1〜
0.5μm、有彩色)2.1重量部および非光輝性着色
顔料としてカーボンブラック(「CARBON BLA
CK−FW200」同上)2.0重量部、ベンズイミダ
ゾロンエロー(「HOSTAPERMYELLOW H
3G」同上)1.0重量部ならびにペリレンレッド
(「HOSTAPERM RED P2GL」ヘキスト
社製)3.0重量部を配合し、均一に混合分散してメタ
リック塗料を調製した。
【0034】りん片状着色アルミニウム粉(ゴールド
色)と非光輝性着色顔料(混合するとオレンジ色)とは
同系色である。
【0035】比較例 2 水酸基含有アクリル樹脂およびブチル化メラミン樹脂を
固形分で70/30重量比になるように混合してなるビ
ヒクル成分100重量部(固形分)あたり、りん片状ア
ルミニウム粉(「アルミペースト52−568」同上)
1.5重量部および非光輝性着色顔料としてカーボンブ
ラック(「CARBON BLACKFW200」同
上)2.0重量部、ジオキサジンバイオレット(「SU
MIKACOAT FAST VIOLETRSB」同
上)1.0ならびにフタロシアニンブルー(「CYAN
INE BLUE 5240K」同上)3.0重量部を
配合し、均一に混合分散してメタリック塗料を調製し
た。りん片状着色アルミニウム粉を配合しなかった例で
ある。
【0036】比較例 3 水酸基含有アクリル樹脂およびブチル化メラミン樹脂を
固形分で70/30重量比になるように混合してなるビ
ヒクル成分100重量部(固形分)あたり、りん片状着
色アルミニウム粉(「フレンドカラーF−500RG」
昭和アルミパウダー社製、商品名、有機顔料でゴールド
色(黄色)に着色されたアルミニウム粉、平均粒径10
〜15μm、厚み0.1〜0.5μm、有彩色)2.1
重量部および非光輝性着色顔料としてカーボンブラック
(「CARBON BLACKFW200」同上)2.
0重量部、ジオキサジンバイオレット(「SUMIKA
COAT FAST VIOLETRSB」同上)1.
0ならびにフタロシアニンブルー(「CYANINE
BLUE 5240K」同上)3.0重量部を配合し、
均一に混合分散してメタリック塗料を調製した。
【0037】りん片状着色アルミニウム粉(ゴールド
色)と非光輝性着色顔料(混合すると青紫)とは補色関
係であるが、りん片状アルミニウム粉(「アルミペース
ト52−568」同上)は配合されていない。
【0038】2.仕上り外観の評価結果 上記実施例および比較例で得た各メタリック塗料の粘度
をフォードカップ#4で20〜25秒/20℃に調整
し、カチオン電着塗料および中塗塗料を塗装し加熱硬化
してなる金属製被塗物に、硬化塗膜で15〜20μmに
なるように静電方式で塗装し、室温で5分放置してか
ら、該メタリック塗面に、水酸基含有アクリル樹脂およ
びブチル化メラミン樹脂を固形分で70/30重量比に
なるように混合してなるクリヤー塗料を静電方式で硬化
塗膜で35〜40μmになるように塗装したのち、14
0℃で30分加熱して両塗膜を硬化せしめてメタリック
塗膜とクリヤー塗膜とからなる複層塗膜を形成した。
【0039】この複層塗膜について目視で観察した。
【0040】その結果、実施例1〜4で得たメタリック
塗料による複層塗膜において、りん片状アルミニウムは
塗膜内部にあっても光輝性がすぐれているので塗膜深部
から非光輝性着色顔料の色を拾いながらキラキラと反射
し、またこのものが塗膜表面にあると白くキラキラと反
射し、さらにりん片状着色アルミニウムは上記りん片状
アルミニウムほどではないがキラキラとし、しかも非光
輝性着色顔料と混ざった色(例えば補色関係で)を拾い
ながら反射する、などして多色性でかつ光輝性にすぐれ
ている。さらに、光輝性は2種類のりん片状アルミニウ
ムによって付与され、塗膜明度をマンセルVで1〜4に
するとりん片状アルミニウムは輝きが大粒で、りん片状
着色アルミニウムは小粒に輝き意匠性がすぐれており、
カラーフロップしやすく多色性である。
【0041】それに対し、比較例1はりん片状着色アル
ミニウムと非光輝性着色顔料とは同系色であるので多色
性が劣り、比較例2はりん片状着色アルミニウムが、比
較例3はりん片状アルミニウムがそれぞれ含まれていな
いので光輝性および多色性が劣っている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】りん片状アルミニウム、りん片状着色アル
    ミニウムおよび非光輝性着色顔料を含み、かつ該りん片
    状着色アルミニウムと該非光輝性着色顔料とは非同系色
    であることを特徴とするメタリック塗料。
JP8252896A 1996-04-04 1996-04-04 メタリック塗料 Pending JPH09272824A (ja)

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JP8252896A JPH09272824A (ja) 1996-04-04 1996-04-04 メタリック塗料

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JP8252896A JPH09272824A (ja) 1996-04-04 1996-04-04 メタリック塗料

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054415A1 (fr) * 1998-04-15 1999-10-28 Nof Corporation Procede de formation d'un film et d'une composition de revetement
JP2002121488A (ja) * 2000-10-11 2002-04-23 Nippon Paint Co Ltd 塗料組成物並びに積層塗膜の形成方法及び積層塗膜
JP2003096334A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Toyo Aluminium Kk 着色アルミニウム顔料、その製造方法および塗料組成物
JP2013023646A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Seiren Co Ltd 光輝性天然皮革

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