JP2013023646A - 光輝性天然皮革 - Google Patents

光輝性天然皮革 Download PDF

Info

Publication number
JP2013023646A
JP2013023646A JP2011161839A JP2011161839A JP2013023646A JP 2013023646 A JP2013023646 A JP 2013023646A JP 2011161839 A JP2011161839 A JP 2011161839A JP 2011161839 A JP2011161839 A JP 2011161839A JP 2013023646 A JP2013023646 A JP 2013023646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coat layer
color
natural leather
resin
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011161839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5871502B2 (ja
Inventor
Yuichi Kadoue
雄一 角上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiren Co Ltd
Original Assignee
Seiren Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiren Co Ltd filed Critical Seiren Co Ltd
Priority to JP2011161839A priority Critical patent/JP5871502B2/ja
Publication of JP2013023646A publication Critical patent/JP2013023646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5871502B2 publication Critical patent/JP5871502B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】
光輝感を有する天然皮革であって、耐黄変性の改良された天然皮革を提供する。
【解決手段】
天然皮革基材の表面に、いずれも合成樹脂を主体としてなる、ベースコート層、第1のカラーコート層、第2のカラーコート層およびトップコート層が順次積層されてなる天然皮革であって、第1のカラーコート層が有彩色顔料を8〜16重量%含んでなり、第2のカラーコート層が光輝顔料を3〜8重量%、有彩色顔料を1〜5重量%および架橋剤を含んでなり、トップコート層が架橋剤を含んでなることを特徴とする光輝性天然皮革。
【選択図】 なし

Description

本発明は、光輝感を有する天然皮革に関する。
天然皮革は、高級感のある素材として、衣料、鞄、靴、インテリア資材、車両内装材など様々な分野で用いられている。かかる天然皮革は、通常、鞣処理などが施された天然皮革基材の表面に、ベースコート層、カラーコート層およびトップコート層が、順次積層された状態で製品化される。
ここで、ベースコート層とは、天然皮革基材の表面に位置する銀面層を被覆し、虫食いや引っ掻き傷、皮膚病痕などの欠点を隠蔽するとともに、カラーコート層との密着性を向上させることを主目的として形成される最下層の樹脂層である。
また、カラーコート層とは、所望の色に着色することを主目的として形成される中間層の樹脂層である。これにより、ベースコート層では隠蔽しきれない天然皮革基材の欠点も、ほぼ完全に隠蔽される。
そして、トップコート層とは、風合いや触感、光沢、色などを調整するとともに、耐摩耗性などの物性を向上させることを主目的として形成される最上層(最表層)の樹脂層である。
なお、必ずしも3つの樹脂層が必要なわけではなく、ある樹脂層が、他の樹脂層の役割を兼ねる場合もある。逆に、各樹脂層の間に、さらなる樹脂層が形成される場合もある。また、着色はカラーコート層に限られず、色調整のために、ベースコート層やトップコート層が着色される場合もある。
天然皮革の多くは単色無地のカラーコート層を備えているが、意匠表現の多様化に伴い、単色無地品とは異なった印象を与える新たな意匠表現へのニーズが高まってきている。その1つに光輝感(キラキラと輝く感じ)がある。
例えば、特許文献1には、表面を二酸化チタンで被覆した薄板状雲母粒子(いわゆるパール顔料)を、酸性処理した球状蛋白質の水溶液中に分散させ、さらに架橋剤として若干量の架橋剤(エポキシ樹脂や水性エナメルなど)を添加したものを、天然皮革の銀面に吹きつけ、乾燥させることにより、皮革表面に光沢を付与する方法が記載されている。また、バインダーとして天然皮革を構成する蛋白質と相性のよい球状蛋白質を用いるため、皮革の風合いが損なわれない旨説明されている。
しかしながら、球状蛋白質が熱により黄変し、意匠性が損なわれるという問題があった。
一方、光輝感を有する合成皮革に関するものとして、例えば、特許文献2には、繊維集合体と、ポリウレタンエラストマーを主体とする重合体の多孔質被覆層とよりなる基体層(イ)と、重合体に対して3〜500重量%の顔料または染料を含有する、ポリウレタンエラストマーを主体とする重合体からなる色付層(ロ)と、重合体に対して10〜500重量%のパール顔料と、0〜300重量%の染料とを含有する、ポリウレタンエラストマーを主体とする重合体からなるパール層(ハ)と、ポリウレタンエラストマーを主体とする重合体からなるクリア層(ニ)とから構成される、パール感の良好な多孔質シート状物が記載されている。
また、特許文献3には、カラーフロップ性顔料粒子を含有する濃色の半透明軟質塩化ビニル樹脂層、濃色の不透明軟質塩化ビニル樹脂層および基布がこの順で積層されることにより、カラーフロップ性(見る角度によって光輝感や色相が変化する性質)が付与された塩ビレザーが記載されている。
これらはいずれも、着色を主目的とする樹脂層と、光輝感の付与を主目的とする樹脂層を別々に形成し、かつ、光輝感の付与を主目的とする樹脂層の透明性を高くすることにより、着色と光輝感を同時に満足しようとするものである。しかしながら、これらの技術をそのまま天然皮革に応用した場合、天然皮革基材に含まれる天然の油脂が熱により、あるいは時間の経過とともに酸化して黄変し、その黄変した油脂が揮発することにより、樹脂層が黄変し、意匠性が損なわれるという問題があった。
特開平10−140200号公報 特公昭57−25382号公報 特開平8−192502号公報
本発明は、光輝感を有する天然皮革であって、耐黄変性の改良された天然皮革を提供することを目的とする。
本発明は、天然皮革基材の表面に、いずれも合成樹脂を主体としてなる、ベースコート層、第1のカラーコート層、第2のカラーコート層およびトップコート層が順次積層されてなる天然皮革であって、
第1のカラーコート層が有彩色顔料を8〜16重量%含んでなり、
第2のカラーコート層が光輝顔料を3〜8重量%、有彩色顔料を1〜5重量%および架橋剤を含んでなり、
トップコート層が架橋剤を含んでなる
ことを特徴とする光輝性天然皮革である。
本発明によれば、光輝感を有しながらも、耐黄変性の改良された天然皮革を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本発明の光輝性天然皮革は、天然皮革基材の表面に、いずれも合成樹脂を主体としてなる、ベースコート層、第1のカラーコート層、第2のカラーコート層およびトップコート層が順次積層されてなるものである。
天然皮革基材
本発明に用いられる天然皮革基材の種類としては、牛、馬、豚、山羊、羊、鹿、カンガルーなどの哺乳類革、ダチョウなどの鳥類革、ウミガメ、オオトカゲ、ニシキヘビ、ワニなどの爬虫類革など公知の天然皮革を挙げることができる。なかでも、汎用性が高く面積が大きい牛革が好ましい。
天然皮革の原皮は、通常、水漬け、裏打ち、脱毛・石灰漬け、分割、垢出し、再石灰漬け、脱灰・酵解、浸酸、クロム鞣、中和、染色・加脂、水絞り・伸ばし、乾燥、味入れ、ステーキング、張り乾燥の各工程を経ることにより、クラストと称される半製品状態の皮革となる。次いで、得られた半製品状態の皮革の銀面層表面に銀むき(バフ加工)を施す。銀むきは、銀面層の表面を削り取ることで皮革表面を滑らかにし、個体差や部位差、虫食い、引っ掻き傷、皮膚病痕など、外観品位に影響を及ぼす要素を取り除き、均一化するために行われる。
ベースコート層
前記天然皮革基材の表面、すなわち、銀面層側には、第1の樹脂層として、ベースコート層が積層される。ベースコート層の役割については前記した通りである。
ベースコート層の形成に用いられる合成樹脂は特に限定されるものでなく、例えば、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などを挙げることができる。これらは1種単独で、または2種以上組み合わせて用いることができる。なかでも、風合いや強度の観点からはポリウレタン樹脂が好ましく、風合いや汎用性の観点からはアクリル樹脂が好ましく、これらを組み合わせて用いることがより好ましい。
ポリウレタン樹脂は特に限定されるものでなく、例えば、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂、ポリエーテル系ポリウレタン樹脂、ポリエステル系ポリウレタン樹脂などを挙げることができる。これらは1種単独で、または2種以上組み合わせて用いることができる。なかでも、耐久性の観点からはポリカーボネート系ポリウレタン樹脂が好ましく、風合いの観点からはポリエーテル系ポリウレタン樹脂が好ましく、これらを組み合わせて用いることがより好ましい。
ポリウレタン樹脂は市販の一液型樹脂を用いることができる。一液型樹脂は、通常、水に乳化分散(エマルジョンタイプ)または有機溶剤に溶解させた形で市販されているが、環境負荷の観点から、エマルジョンタイプが好ましく用いられる。
アクリル樹脂は特に限定されるものでなく、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルへキシル等のアクリル酸アルキルエステル類;メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等のメタクリル酸アルキルエステル類;アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシブチル等のヒドロキシ基含有アクリル酸エステル類;メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸4−ヒドロキシブチル等のヒドロキシ基含有メタクリル酸エステル類などの重合体を挙げることができる。これらは1種単独で、または2種以上組み合わせて用いることができる。
アクリル樹脂は市販のものを用いることができ、環境負荷の観点からエマルジョンタイプが好ましく用いられる。
ベースコート層を構成する合成樹脂は、必要に応じて、ベースコート層の物性を損なわない範囲内で、着色剤(顔料、染料)、艶消し剤、平滑剤、界面活性剤、充填剤、レベリング剤、増粘剤などの各種の添加剤を含んでいてもよい。
ベースコート層の厚さは、14〜43μmであることが好ましく、25〜32μmであることがより好ましい。厚さが14μm未満であると、天然皮革基材の欠点を十分に隠蔽することができず、最終製品の表面に斑感が生じたり、耐摩耗性などの物性が悪くなったりする虞がある。厚さが43μmを超えると、風合いが粗硬になったり、天然皮革特有の外観が損なわれたりする虞がある。
カラーコート層
前記ベースコート層の表面には、第2、第3の樹脂層として、2つのカラーコート層が積層される。カラーコート層の役割については凡そ前記した通りであるが、本発明においては、2つのカラーコート層を設け、第1のカラーコート層(ベースコート層と接する層)には主に着色の役割を担わせ、第2のカラーコート層(トップコート層と接する層)には主に光輝感付与の役割を担わせている。第1のカラーコート層により、樹脂層全体の色を所望の範囲に整え、白ボケ(半透明状態、もしくは、すりガラスを重ねたような状態)を防止することで、第2のカラーコート層により付与される光輝感をより明瞭に発現させることができる。
第2のカラーコート層のもう1つの役割は、ベースコート層と第1のカラーコート層に発生した黄変を隠蔽するとともに、黄変がそれ自身(第2のカラーコート層)およびトップコート層へと及ぶのを防止することである。そのために、第2のカラーコート層には、光輝顔料の他、有彩色顔料と架橋剤を添加している。第1のカラーコート層よりも少量の有彩色顔料を用いることにより、第1のカラーコート層の着色、および、それ自身の光輝感を損なうことなく、ベースコート層と第1のカラーコート層に発生した黄変を隠蔽することができるのである。前記したように、樹脂層の黄変は、天然皮革基材に含まれる油脂が、熱や経時により酸化、黄変し、これが揮発することにより生じるものである。ベースコート層に架橋剤を添加して緻密な塗膜とすれば、樹脂層の黄変を防止することが可能であるが、風合いが著しく粗硬になってしまう。そこで、本発明においては、発生した黄変を、実用上問題とならない程度にまで隠蔽する。さらに、第2のカラーコート層に架橋剤を添加して緻密な塗膜とすることにより、黄変がそれ自身およびトップコート層へと及ぶのを防止するのである。その結果、得られる光輝性天然皮革の表面には黄変が認められず、意匠性が良いものとなる。
第1のカラーコート層
第1のカラーコート層の形成に用いられる合成樹脂としては、前記ベースコート層の場合と同様の合成樹脂を挙げることができる。
また、第1のカラーコート層を構成する合成樹脂は、前記ベースコート層の場合と同様、各種の添加剤を含んでいてもよいが、必須成分として、有彩色顔料を含むことが求められる。
有彩色顔料は特に限定されるものでなく、一般に用いられているものから、有機、無機を問わず、所望の色に応じて、適宜選択すればよい。
有彩色顔料の含有量は、添加剤を含めた樹脂組成物全体に対して、固形分換算で、8〜16重量%であることが求められ、好ましくは10〜14重量%である。含有量が8重量%未満であると、天然皮革基材の欠点を十分に隠蔽することができなかったり、光輝感が損なわれたりする。また、第1のカラーコート層の黄変が激しく、第2のカラーコート層を積層しても、黄変を十分に隠蔽することができない。含有量が16重量%を超えると、塗膜強度が低下し耐摩耗性などの物性が悪くなる。
なお、無彩色顔料の含有を排除するものではない。所望の色を得るには、通常、有彩色顔料と無彩色顔料(白色および黒色)とを組み合わせることにより調色がなされる。所望の色が有彩色である場合にも、無彩色顔料である白色顔料と黒色顔料は、色の明度や彩度を調整するため、必要に応じて用いられる。ただし、本発明は、所望の色が無彩色である場合、すなわち、無彩色顔料を主体として調色がなされる場合には、あまり適用されない。白色である場合には、第2のカラーコート層を積層しても、第1のカラーコート層の黄変を隠蔽することができないからであり、黒色である場合には、そもそも黄変が問題となることがないからである。
第1のカラーコート層の厚さは、2〜15μmであることが好ましく、5〜9μmであることがより好ましい。厚さが2μm未満であると、均一な塗膜を形成することが困難で、色斑が生じたり、耐摩耗性などの物性が悪くなったりする虞がある。厚さが15μmを超えると、風合いが粗硬になったり、天然皮革特有の外観が損なわれたりする虞がある。
第2のカラーコート層
第2のカラーコート層の形成に用いられる合成樹脂としては、前記ベースコート層の場合と同様の合成樹脂を挙げることができる。
また、第2のカラーコート層を構成する合成樹脂は、前記ベースコート層の場合と同様、各種の添加剤を含んでいてもよいが、必須成分として、光輝顔料、有彩色顔料および架橋剤を含むことが求められる。
光輝顔料は特に限定されるものでなく、一般に用いられているものから、所望の光輝感に応じて、適宜選択すればよい。光輝顔料には種々のタイプのものがあるが、代表的なものとして、メタリック調の光沢を発現するメタリック顔料と、パール調の光沢を発現するパール顔料の2つを挙げることができる。メタリック顔料としては、(1)アルミニウム、銅などの金属の粉末または薄片、(2)真鍮などの合金の粉末または薄片、(3)金属蒸着フィルムの微細断裁片、などを挙げることができ、パール顔料としては、(4)酸化チタン、酸化ケイ素、酸化鉄などの金属酸化物を、一層または二層以上被覆した天然雲母または合成雲母、(5)光の屈折率の異なる樹脂の層を二層以上積層したフィルムの微細断裁片、(6)真珠粉末、貝殻の内壁の粉末、魚鱗箔、などを挙げることができる。
光輝顔料の含有量は、添加剤を含めた樹脂組成物全体に対して、固形分換算で、3〜8重量%であることが求められ、好ましくは4〜6重量%である。含有量が3重量%未満であると、十分な光輝感が得られない。含有量が8重量%を超えると、風合いが粗硬になったり、塗膜強度が低下し耐摩耗性などの物性が悪くなったり、色移行性が生じたりする。
有彩色顔料は、前記第1のカラーコート層の場合と同様の有彩色顔料を用いることができる。
有彩色顔料の含有量は、添加剤を含めた樹脂組成物全体に対して、固形分換算で、1〜5重量%であることが求められ、好ましくは2〜3重量%である。含有量が1重量%未満であると、ベースコート層および第1のカラーコート層に発生した黄変を十分に隠蔽することができない。含有量が5重量%を超えると、風合いが粗硬になったり、塗膜強度が低下し耐摩耗性などの物性が悪くなったり、色移行性が生じたりする。
なお、前記第1のカラーコート層の場合と同様、無彩色顔料の含有を排除するものではない。
架橋剤は特に限定されるものでなく、一般に用いられているものから適宜選択すればよい。例えば、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート(TDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、リジンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネートあるいは脂環族ジイソシアネートなどを挙げることができる。これらは1種単独で、または2種以上組み合わせて用いることができる。
架橋剤の含有量は、添加剤を含めた樹脂組成物全体に対して、固形分換算で、15〜25重量%であることが好ましく、17〜23重量%であることがより好ましい。含有量が15重量%未満であると、塗膜を十分に緻密化することができず、酸化して黄変した油脂が第2のカラーコート層へと移行し、それ自身が黄変したり、耐摩耗性などの物性が悪くなったりする虞がある。含有量が25重量%を超えると、風合いが粗硬になる虞がある。
第2のカラーコート層の厚さは、6〜12μmであることが好ましく、8〜10μmであることがより好ましい。厚さが6μm未満であると、ベースコート層および第1のカラーコート層に発生した黄変を十分に隠蔽することができなかったり、耐摩耗性などの物性が悪くなったりする虞がある。厚さが12μmを超えると、樹脂塗膜感が強くなり、天然皮革特有の風合いが損なわれる虞がある。
トップコート層
前記第2のカラーコート層の表面には、第4の樹脂層として、トップコート層が積層される。トップコート層の役割については前記した通りである。
トップコート層の形成に用いられる合成樹脂としては、前記ベースコート層の場合と同様の合成樹脂を挙げることができる。
また、トップコート層を構成する合成樹脂は、前記ベースコート層の場合と同様、各種の添加剤を含んでいてもよいが、必須成分として、架橋剤を含むことが求められる。架橋剤は、前記第2のカラーコート層の場合と同様の架橋剤を用いることができる。
架橋剤の含有量は、添加剤を含めた樹脂組成物全体に対して、固形分換算で、15〜25重量%であることが好ましく、17〜23重量%であることがより好ましい。含有量が15重量%未満であると、耐摩耗性などの物性が悪くなる虞がある。含有量が25重量%を超えると、風合いが粗硬になる虞がある。
第2のカラーコート層により付与される光輝感をより明瞭に発現させるため、トップコート層は、透明であることが好ましく、無色透明であることがより好ましい。
トップコート層の厚さは、3〜17μmであることが好ましく、6〜14μmであることが好ましい。厚さが3μm未満であると、耐摩耗性などの物性が悪くなる虞がある。厚さが17μmを超えると、風合いが粗硬になる虞がある。
本発明の光輝性天然皮革は、天然皮革基材と、ベースコート層と、第1のカラーコート層と、第2のカラーコート層と、トップコート層とを必須の構成部材とするものであるが、必要に応じて、各樹脂層の間に、1層または2層以上のミドルコート層を備えていてもよい。
光輝性天然皮革の製造
本発明の光輝性天然皮革は、例えば、以下の方法により製造することができる。
まず、ベースコート層形成用の樹脂液を天然皮革基材の表面に塗布し、熱処理して、ベースコート層を形成する。これ以降、同様に、各樹脂層形成用の樹脂液の塗布し、熱処理することにより、第1のカラーコート層、第2のカラーコート層、トップコート層を順次形成する。
なお、樹脂液とは、合成樹脂を少なくとも含み、必要に応じて、溶媒(好ましくは水)や添加剤を含んでなるものである。
樹脂液の塗布には、例えば、リバースロールコーター、スプレーコーター、ロールコーター、グラビアコーター、キスロールコーター、ナイフコーター、コンマコーターなどの装置を特に制限なく用いることができる。なかでも、均一で薄い塗膜の形成が可能という理由から、リバースロールコーター、スプレーコーターによる塗布が好ましい。とりわけ、スプレーコーターによれば極めて薄い塗膜の形成が可能である。
樹脂液の塗布厚あるいはウェット塗布量は、所望する樹脂層の厚さに応じて適宜設定すればよい。
熱処理は、樹脂液中の溶媒を蒸発させ、樹脂を乾燥させるとともに、架橋剤を用いる場合(第2のカラーコート層形成用樹脂液、トップコート層形成用樹脂液)にあっては、架橋反応を促進し、十分な強度を有する塗膜を形成するために行われる。天然皮革基材の過剰な水分蒸発を防ぐために、熱処理は、天然皮革基材自体が80℃以上の温度にならないように行うことが好ましい。そのため、熱処理温度は90〜130℃であることが好ましく、100〜120℃であることがより好ましい。熱処理温度が90℃未満であると、乾燥や架橋が不十分となる虞がある。熱処理温度が130℃を超えると、風合いが粗硬になる虞がある。また、熱処理時間は1〜5分間であることが好ましく、2〜3分間であることがより好ましい。熱処理時間が1分間未満であると、乾燥や架橋が不十分となる虞がある。熱処理時間が5分間を超えると、風合いが粗硬になる虞がある。
かくして、本発明の光輝性天然皮革を得ることができる。
本発明の光輝性天然皮革には、必要に応じて、エンボス加工、揉み加工、叩き加工などが施されていても構わない。これらの加工は、通常、ベースコート層を形成した後、第1のカラーコート層を形成する前に行われる。
エンボス加工とは、凹凸模様が彫刻されたロールを用いて、表面に凹凸模様を付与する加工である。天然皮革基材の表面には、本来、シボと呼ばれる凹凸模様が存在しているが、各樹脂層、特にはベースコート層の形成などにより、このシボが消失する場合がある。そこで、消失したシボを再現したり、あるいは、意匠性に富む凹凸模様を付与したりすることを目的に、エンボス加工が行われる。
揉み加工とは、天然皮革をドラムに投入し、ドラムを回転させることによって、天然皮革に柔軟性を付与する加工である。天然皮革基材そのものの風合いが粗硬であったり、あるいは、エンボス加工により粗硬化したりした天然皮革の風合いを柔らかくすることを目的に、揉み加工が行われる。
叩き加工とは、天然皮革に対し垂直に上下振動を行うピンを用いて、天然皮革表面の凹凸を伸ばす加工である。揉み加工などにより生じた天然皮革表面の凹凸を伸ばして平滑にし、均一な第2のカラーコート層およびトップコート層を形成することを目的に、叩き加工が行われる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例中の「%」および「部」は重量基準であるものとする。
各評価項目は、以下の方法に従った。
[光輝感]
目視にて観察し、下記の基準に従って判定した。
○:光輝感に優れる。
△:光輝感がやや劣る。
×:光輝感が劣る。
[耐黄変性(黄変隠蔽性)]
幅100mm、長さ100mmの大きさの試験片を2枚採取し、採取した試験片の1枚を広口試薬瓶(共栓付250ml瓶、硬質ガラス製)の中に試験片を試薬瓶の側面に沿わせて入れ、110℃に調整された乾燥機内に120時間静置して熱処理した。熱処理後、試薬瓶を乾燥機から取り出し室温まで冷却した後、試薬片を試薬瓶から取り出した。
熱処理前(熱処理していない方の試験片)および熱処理後の試験片について、D65光源照射時の色彩値を分光光度計(商品名「Color i5」、GretagMacbeth LLC製)を用いて測定し、式1により△bを算出し、下記の基準に従って判定した。△b値が小さいほど、耐黄変性が良好であることを意味する。
〔式1〕
△b = b(熱処理後) − b(熱処理前)
○:△bが7以下。
×:△bが7を超える。
[耐摩耗性]
幅50mm、長さ120mmの大きさの試験片をタテ方向(頭から尻方向)、ヨコ方向(背から腹方向)からそれぞれ1枚採取し、裏面に幅50mm、長さ120mm、厚さ10mmの大きさのウレタンフォームを添え、ウレタンフォームの下面中央に直径6mm、長さ120mmのシリコンチューブを設置した状態で、摩擦試験機I型(商品名「FI−307 クロックメーター」、テスター産業株式会社製)に固定した。シリコンチューブ上を、シリコンチューブと平行に、綿布をかぶせた摩擦子(底面積:4cm)に荷重1.32kgを掛けて摩耗した。摩擦子は試験片の表面上50mmの間を50往復/分の速さで3000回往復摩耗した。摩耗後の試験片を目視にて観察し、下記の基準に従って判定した。
○:塗膜に変化なし。
△:若干の塗膜割れがある。
×:塗膜剥がれ、塗膜割れがある。
[実施例1]
(1)天然皮革基材の調製
原皮として成牛皮を用い、クロム鞣などの通常の工程を経ることによりクラストを得、次いで、銀むきを行った。なお、染色はベースコート層と同系色になるように行った。
(2)ベースコート層の形成
処方A1
1)商品名「BAYDERM Bottom DLV」;160部
(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂、固形分40%)
2)商品名「BAYDERM Bottom 51UD」;200部
(ポリエーテル系ポリウレタン樹脂、固形分35%)
3)商品名「PRIMAL SB−300」;200部
(アクリル樹脂、固形分34%)
4)商品名「EUDERM Blue B−N」;120部
(有彩色顔料、固形分30%)
5)商品名「EUDERM Nappa Softs」;110部
(艶消し剤、固形分25%)
6)商品名「EUDERM Matting Agent SN−C」;120部
(艶消し剤・充填剤、固形分23%)
7)商品名「EUDERM Paste DO」;40部
(艶消し剤・充填剤、固形分52%)
8)商品名「AQUADERM Fluid H」;10部
(レベリング剤、固形分100%)
9)商品名「ACRYSOL RM−1020」;約10部
(増粘剤、固形分20%)
10)水;150部
原料は、水を除き全てランクセス株式会社製である。
処方A1に従い、各原料をミキサーにて混合し、ベースコート層形成用の樹脂液を調製した。このとき、カップ粘度計(アネスト岩田株式会社製)を用いて、粘度が50秒になるように、増粘剤で調整した。樹脂液の合計部数は1120部であり、このうち29.1%にあたる326部が全固形分であり、全固形分に対する有彩色顔料の割合は11.0%であった(他の割合については表1を参照)。
(1)で得られた天然皮革基材の表面に、リバースロールコーター(商品名「JUMBOSTAR−SR」、Ge.Ma.Ta.SpA製)を用いて、ベースコート層形成用の樹脂液を、ウェット塗布量が100g/mとなるように塗布し、110℃に調整した乾燥機内に3分間静置して熱処理した。
形成されたベースコート層の厚さは29.1μmであった。
(3)エンボス加工、揉み加工、叩き加工
(2)で得られた中間製品に対し、エンボス機(商品名「KOMBIPRESS−1800NE」、BERGI ofb s.p.a製)を用いて、ロール温度90℃、圧力150kgf/m、加工速度5m/分の条件で、エンボス加工を行った。
次いで、ミリング機(商品名「N2500×1200TS」、BAGGIO Tecnologie s.r.l製)を用いて、温度20℃、回転数15rpmの条件で、30分間揉み加工を行った。
次いで、ステーキング機(商品名「3H3200A」、CARTIGLIANO S.p.A製)を用いて、加工速度8m/分、打ち込み深度:順に2mm、1.5mm、1mmの条件で、叩き加工を行った。
(4)第1のカラーコート層の形成
処方B1
1)商品名「BAYDERM Bottom DLV」;160部
(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂、固形分40%)
2)商品名「BAYDERM Bottom 51UD」;200部
(ポリエーテル系ポリウレタン樹脂、固形分35%)
3)商品名「PRIMAL SB−300」;200部
(アクリル樹脂、固形分34%)
4)商品名「EUDERM Blue B−N」;120部
(有彩色顔料、固形分30%)
5)商品名「EUDERM Nappa Softs」;110部
(艶消し剤、固形分25%)
6)商品名「EUDERM Matting Agent SN−C」;120部
(艶消し剤・充填剤、固形分23%)
7)商品名「EUDERM Paste DO」;40部
(艶消し剤・充填剤、固形分52%)
8)商品名「AQUADERM Fluid H」;10部
(レベリング剤、固形分100%)
9)商品名「ACRYSOL RM−1020」;約5部
(増粘剤、固形分20%)
10)水;150部
原料は、水を除き全てランクセス株式会社製である。
処方B1に従い、各原料をミキサーにて混合し、第1のカラーコート層形成用の樹脂液を調製した。このとき、カップ粘度計(アネスト岩田株式会社製)を用いて、粘度が250秒になるように、増粘剤で調整した。樹脂液の合計部数は1115部であり、このうち29.1%にあたる325部が全固形分であり、全固形分に対する有彩色顔料の割合は11.1%であった(他の割合については表1を参照)。
(3)の工程を経た中間製品の表面に、スプレーコーター(商品名「TU ROT.3400/1.41」、BARNINI Srl製)を用いて、第1のカラーコート層形成用の樹脂液を、ウェット塗布量が25g/mとなるよう塗布し、110℃に調整した乾燥機内に3分間静置して熱処理した。
形成された第1のカラーコート層の厚さは7.3μmであった。
(5)第2のカラーコート層の形成
処方C1
1)商品名「HYDRHOLAC UD−2」;340部
(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂、固形分25%)
2)商品名「HYDRHOLAC Finish HW−2」;120部
(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂、固形分35%)
3)商品名「AQUADERM Finish HAT」;200部
(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂、固形分40%)
4)商品名「EUDERM Blue B−N」;30部
(有彩色顔料、固形分30%)
5)商品名「Iriodin 221」;20部
(光輝顔料、固形分100%)
6)商品名「Rosilk 2229」;70部
(平滑剤、固形分60%)
7)商品名「AQUADERM Additive SF」;30部
(平滑剤、固形分50%)
8)商品名「AQUADERM Fluid H」;10部
(レベリング剤、固形分100%)
9)商品名「AQUADERM SL−50」;150部
(架橋剤、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、固形分50%)
10)商品名「RM1020」;約10部
(増粘剤、固形分20%)
11)水;150部
原料は、水と、5)の光輝顔料(メルク社製)を除き、ランクセス株式会社製である。
処方C1に従い、各原料をミキサーにて混合し、第2のカラーコート層形成用の樹脂液を調製した。このとき、カップ粘度計(アネスト岩田株式会社製)を用いて、粘度が25秒になるように、増粘剤で調整した。樹脂液の合計部数は1130部であり、このうち33.6%にあたる380部が全固形分であり、全固形分に対する有彩色顔料の割合は2.4%、光輝顔料の割合は5.3%、架橋剤の割合は19.7%であった(他の割合については表2を参照)。
(4)で得られた中間製品の表面に、スプレーコーター(商品名「TU ROT.3400/1.41」、BARNINI Srl製)を用いて、第2のカラーコート層形成用の樹脂液を、ウェット塗布量が25g/mとなるよう塗布し、110℃に調整した乾燥機内に3分間静置して熱処理した。
形成された第2のカラーコート層の厚さは8.4μmであった。
(6)トップコート層の形成
処方D1
1)商品名「HYDRHOLAC UD−2」;320部
(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂、固形分25%)
2)商品名「HYDRHOLAC Finish HW−2」;140部
(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂、固形分35%)
3)商品名「AQUADERM Finish HAT」;200部
(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂、固形分40%)
4)商品名「Rosilk 2229」;70部
(平滑剤、固形分60%)
5)商品名「AQUADERM Additive SF」;30部
(平滑剤、固形分50%)
6)商品名「AQUADERM Fluid H」;10部
(レベリング剤、固形分100%)
7)商品名「AQUADERM SL−50」;150部
(架橋剤、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、固形分50%)
8)商品名「RM1020」;約10部
(増粘剤、固形分20%)
9)水;150部
原料は、水を除き全てランクセス株式会社製である。
処方D1に従い、各原料をミキサーにて混合し、トップコート層形成用の樹脂液を調製した。このとき、カップ粘度計(アネスト岩田株式会社製)を用いて、粘度が25秒になるように、増粘剤で調整した。樹脂液の合計部数は1080部であり、このうち32.7%にあたる353部が全固形分であり、全固形分に対する架橋剤の割合は21.2%であった(他の割合については表4を参照)。
(5)で得られた中間製品の表面に、スプレーコーター(商品名「TU ROT.3400/1.41」、BARNINI Srl製)を用いて、トップコート層形成用の樹脂液を、ウェット塗布量が25g/mとなるよう塗布し、110℃に調整した乾燥機内に3分間静置して熱処理した。
形成されたトップコート層の厚さは8.2μmであった。
かくして、実施例1の光輝性天然皮革を得た。評価結果を表5に示した。
[実施例2および3]
[比較例1〜3]
第2のカラーコート層形成用の樹脂液として、それぞれ、表2または表3に示す処方C2(実施例2)、処方C3(実施例3)、処方C4(比較例1)、処方C5(比較例2)、処方C6(比較例3)の樹脂液を用いた以外は、実施例1と同様にして、光輝性天然皮革を得た。評価結果を表5に示した。
Figure 2013023646
Figure 2013023646
Figure 2013023646
Figure 2013023646
Figure 2013023646
表5に示されるように、実施例の光輝性天然皮革は、光輝感、耐黄変性、耐摩耗性の良好な天然皮革であった。
これに対し、比較例1の天然皮革は、第2のカラーコート層において、有彩色顔料の割合が多いため、耐摩耗性が悪いものであった。
比較例2の天然皮革は、第2のカラーコート層において、有彩色顔料の割合が少ないため、耐黄変性が悪く、これに起因して光輝感がやや劣るものであった。
比較例3の天然皮革は、第2のカラーコート層が架橋剤を含有していないため、耐黄変性および耐摩耗性が悪いものであった。

Claims (1)

  1. 天然皮革基材の表面に、いずれも合成樹脂を主体としてなる、ベースコート層、第1のカラーコート層、第2のカラーコート層およびトップコート層が順次積層されてなる天然皮革であって、
    第1のカラーコート層が有彩色顔料を8〜16重量%含んでなり、
    第2のカラーコート層が光輝顔料を3〜8重量%、有彩色顔料を1〜5重量%および架橋剤を含んでなり、
    トップコート層が架橋剤を含んでなる
    ことを特徴とする光輝性天然皮革。
JP2011161839A 2011-07-25 2011-07-25 光輝性天然皮革 Expired - Fee Related JP5871502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011161839A JP5871502B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 光輝性天然皮革

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011161839A JP5871502B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 光輝性天然皮革

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013023646A true JP2013023646A (ja) 2013-02-04
JP5871502B2 JP5871502B2 (ja) 2016-03-01

Family

ID=47782358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011161839A Expired - Fee Related JP5871502B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 光輝性天然皮革

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5871502B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152255A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Seiren Co Ltd 本革製品の製造方法
CN105385799A (zh) * 2015-11-27 2016-03-09 峰安皮业股份有限公司 一种牛二层天然皮革的生产方法
CN106835726A (zh) * 2017-02-28 2017-06-13 福建省张氏新材料科技有限公司 一种仿水晶革尼龙面料及其生产工艺
WO2019004063A1 (ja) 2017-06-27 2019-01-03 セーレン株式会社 化粧材

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5725382B2 (ja) * 1974-06-28 1982-05-29
JPS63286499A (ja) * 1987-05-20 1988-11-24 出光石油化学株式会社 皮革粉の成形方法
JPH0320368A (ja) * 1989-06-15 1991-01-29 Nippon Paint Co Ltd 塗料組成物および塗装製品
JPH05156181A (ja) * 1991-11-29 1993-06-22 Suzuka Toryo Kk パール調塗料組成物
JPH09272824A (ja) * 1996-04-04 1997-10-21 Kansai Paint Co Ltd メタリック塗料
JPH10140200A (ja) * 1996-11-06 1998-05-26 Mizuno Corp 皮革表面の光沢付与方法及びスポーツ用手袋
JP2002273329A (ja) * 2001-03-21 2002-09-24 Nippon Paint Co Ltd 光輝性塗膜形成方法および塗装物
JP2004505808A (ja) * 2000-08-07 2004-02-26 フーゴ、ゲルド 暗色表面を有する低太陽光吸収性平坦部材
JP2007224471A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Dainippon Ink & Chem Inc 金属調意匠層を有する皮革
US20110078862A1 (en) * 2008-05-16 2011-04-07 Midori Hokuyo Co.,Ltd. Topcoat
WO2011061945A1 (ja) * 2009-11-19 2011-05-26 ミドリホクヨー株式会社 自動車シート用床革下地及びその製造方法並びに前記自動車シート用床革下地を用いた自動車シート用皮革及びその製造方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5725382B2 (ja) * 1974-06-28 1982-05-29
JPS63286499A (ja) * 1987-05-20 1988-11-24 出光石油化学株式会社 皮革粉の成形方法
JPH0320368A (ja) * 1989-06-15 1991-01-29 Nippon Paint Co Ltd 塗料組成物および塗装製品
JPH05156181A (ja) * 1991-11-29 1993-06-22 Suzuka Toryo Kk パール調塗料組成物
JPH09272824A (ja) * 1996-04-04 1997-10-21 Kansai Paint Co Ltd メタリック塗料
JPH10140200A (ja) * 1996-11-06 1998-05-26 Mizuno Corp 皮革表面の光沢付与方法及びスポーツ用手袋
JP2004505808A (ja) * 2000-08-07 2004-02-26 フーゴ、ゲルド 暗色表面を有する低太陽光吸収性平坦部材
JP2002273329A (ja) * 2001-03-21 2002-09-24 Nippon Paint Co Ltd 光輝性塗膜形成方法および塗装物
JP2007224471A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Dainippon Ink & Chem Inc 金属調意匠層を有する皮革
US20110078862A1 (en) * 2008-05-16 2011-04-07 Midori Hokuyo Co.,Ltd. Topcoat
WO2011061945A1 (ja) * 2009-11-19 2011-05-26 ミドリホクヨー株式会社 自動車シート用床革下地及びその製造方法並びに前記自動車シート用床革下地を用いた自動車シート用皮革及びその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152255A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Seiren Co Ltd 本革製品の製造方法
CN105385799A (zh) * 2015-11-27 2016-03-09 峰安皮业股份有限公司 一种牛二层天然皮革的生产方法
CN105385799B (zh) * 2015-11-27 2019-01-18 峰安皮业股份有限公司 一种牛二层天然皮革的生产方法
CN106835726A (zh) * 2017-02-28 2017-06-13 福建省张氏新材料科技有限公司 一种仿水晶革尼龙面料及其生产工艺
WO2019004063A1 (ja) 2017-06-27 2019-01-03 セーレン株式会社 化粧材
US11225063B2 (en) 2017-06-27 2022-01-18 Seiren Co., Ltd. Decorative material

Also Published As

Publication number Publication date
JP5871502B2 (ja) 2016-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101993962B (zh) 防水软面皮革的制作方法
CN106349914B (zh) 一种pvc革用水性雾面处理剂及其制备方法
JP5871502B2 (ja) 光輝性天然皮革
CN105419606B (zh) 一种水性聚氨酯消光剂及其制备方法
JP2013040259A (ja) ウレタンビーズトップコート
WO2013127455A1 (en) Coating composition for stingray leather, tanning and finishing processes and finished stingray leather
CN103898254B (zh) 仿小牛皮风格皮革的涂饰方法
KR101190084B1 (ko) 온도에 따라 변색하는 피혁의 제조방법
CN112680085A (zh) 一种高光耐刮擦表面增强人造革及其制备方法
JP2020125387A (ja) 本革製品
CN107960088B (zh) 二液型涂布剂和被覆体保护方法
JP5469545B2 (ja) 耐オレイン酸性に優れた天然皮革製品
JP2015196830A (ja) 貫通孔を有する本革製品の製造方法および本革製品
CN108729248B (zh) 一种人造革的高保真着色方法
CN110511664A (zh) 一种可水洗皮革涂饰组合物及皮革制造工艺
JP2021017588A (ja) 皮革材、皮革材トップコート形成用組成物および皮革材の製造方法
JP6145280B2 (ja) 本革製品の製造方法
JP2014019744A (ja) 本革製品の製造方法および本革製品
KR20160120518A (ko) 크리스탈 타입 천연 피혁의 제조방법
JP2014181253A (ja) 本革製品の製造方法
CN111518968A (zh) 车辆内饰用真皮制品
CN115125738B (zh) 一种唐卡画布的制备方法
CN108951180A (zh) 一种防污人造皮革及其制备方法
JP6261332B2 (ja) 表皮材
JP6145325B2 (ja) 貫通孔を有する本革製品の製造方法および本革製品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5871502

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees