JPH09272573A - ヒンジキャップ付カードケース - Google Patents

ヒンジキャップ付カードケース

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JPH09272573A
JPH09272573A JP10477196A JP10477196A JPH09272573A JP H09272573 A JPH09272573 A JP H09272573A JP 10477196 A JP10477196 A JP 10477196A JP 10477196 A JP10477196 A JP 10477196A JP H09272573 A JPH09272573 A JP H09272573A
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JP
Japan
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hinge cap
bottom member
lid member
side wall
lid
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JP10477196A
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English (en)
Inventor
Osamu Takeatsu
修 竹厚
Takashi Saito
尚 斉藤
Koji Ishikawa
浩二 石川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 容易に開封でき小出しできるキャップを設
け、携帯に適し、悪戯防止機能等を有するヒンジキャッ
プ付カードケースを提供する。 【解決手段】 蓋部材のコーナー部を含まない辺にヒン
ジキャップ4を設け、側壁部7aの下縁を底部材に設け
た突条18に開閉自由に嵌合させることができ、底部材
2および蓋部材3の一方に内容物を誘導する誘導リブ1
0を備えたヒンジキャップ付カードケース、ヒンジキャ
ップ4を開封する前には蓋部材3とヒンジキャップ4の
ヒンジ部8以外の一か所以上において、ヒンジキャップ
4の開閉部分と蓋部分とを薄肉状態で連結したヒンジキ
ャップ付カードケース1である。一体化の際、底部材2
と蓋部材3との一体化の工程における両部材の位置合わ
せを容易にするために、底部材2のコーナー部の近傍に
位置決め用突起12を設ける。さらに、両部材の間の寸
法を確保する支柱用のリブ13を一つは備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒状体の内容物を
小出し(振出し)する機能を有する携帯用の容器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術による振出し容器としては、紙
製の容器があったが、本発明の目的とする携帯に適した
薄型の振出し容器を紙によって作ろうとすると、耐圧強
度が弱く、かつ、振出しとリクローズ機能を付与するこ
とが実用上困難である。そのため、一般的にはプラスチ
ック材料による成形技術により携帯性が良く、振出し機
能を付与することになる。図16〜図23は従来技術に
よる小出し可能なカードケースの例についての説明図で
ある。図16は閉蓋時と開口時の斜視図、図17は底部
材と蓋部材の嵌合前の斜視図、図18は底部材の平面
図、図19は蓋部材の下面図、図20は図17のZ−Z
断面図、図21は同Y−Y断面図、図22は図16のA
矢視図、図23は図16のX−X断面図である。例え
ば、図16に示すような底部材102と蓋部材103と
を嵌合してスライドケース101とし、底部材側壁下部
に摺動溝105、蓋部材側壁下部に摺動突起106を設
け、前記摺動突起106を前記溝に嵌合することにより
該底部材と該蓋部材とが摺動(スライド)可能となり、
該スライドケース101の蓋部材103を一定のスライ
ド幅までスライドする(図16−2)と、底部材102
に設けられた振出し口Mが形成される。101を開口す
るに際し、蓋部材103を後方にスライドする時、前記
出口規定突起107が底部材102に設けられた遮蔽リ
ブ104の上端を乗り越え、再度閉蓋するときにも前記
遮蔽リブ104を乗り越えて、振出し口Mの位置を一定
の位置(確実なる閉蓋位置)まで復帰した状態にする。
又開口を一定位置で停止させるために、係止突起108
が蓋部材103の下面に設けてある。蓋部材103を後
方にスライドすると底部材102の後方側壁の上端が前
記係止突起108に当接し、それ以上のスライドがな
く、一定の開口となる。スライド式の開口方式の場合、
密封性を保持するためにスライド面が強嵌合となりやす
く、そのために、摩擦抵抗が大きくなり開封しにくい容
器であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】容易に開封ができて内
容物を小出しできるキャップを設けるとともに生産性の
よい、また、携帯に適した特性をもち、悪戯防止機能等
を有するヒンジキャップ付カードケースを提供する。
【0004】
【課題を解決する手段】共にトレイ状の底部材と蓋部材
とを一体化してなるカードケースであって、上記蓋部材
のコーナー部を含まない辺にヒンジキャップを設け、該
ヒンジキャップの側壁部の下縁を前記底部材に設けた突
条に開閉自由に嵌合させることができ、また、前記底部
材および前記蓋部材の少なくとも一方に内容物を前記キ
ャップの下に誘導する誘導リブを備えたヒンジキャップ
付カードケース、あるいは、ヒンジキャップを最初に開
封する前には少なくとも蓋部材とヒンジキャップのヒン
ジ部以外の少なくとも一か所以上において、該ヒンジキ
ャップの開閉部分と蓋部分とを薄肉状態で連結したヒン
ジキャップ付カードケースであって、また、次の各発明
を含むものである。前記一体化の際の、底部材と蓋部材
との一体化の工程における両部材の位置合わせを容易に
するために、前記底部材のコーナー部の近傍に複数の位
置決め用突起を設ける。さらに、前記両部材の間の寸法
(内容物収納部の隙間)を確保する支柱用のリブをすく
なくとも一つは備える。
【0005】
【発明の実施の形態】本願の発明は、矩形、正方形、楕
円形、円形等の外観形状の薄型容器であり、前記容器は
トレイ状の底部材と蓋部材とを対向させて組み立ててカ
ードケースとするが、上記蓋部材の一部に該蓋部材のコ
ーナー部を含まない辺の一部に該蓋材と一体のヒンジキ
ャップを設け、該ヒンジキャップの側壁部の下縁を前記
底部材に設けた突条に開閉自由に嵌合させてなるヒンジ
キャップ付カードケースとしたものである。内容物を振
出しする際は、前記ヒンジキャップの先端を持ち上げる
だけで、容器の出口開口が形成されるものである。蓋部
材の一辺に設けた蓋部材と一体成形したヒンジキャップ
を前記底部材の出口上に被覆閉蓋すると、前記キャップ
は、底部材に係合して、不使用時に開放される心配がな
い。
【0006】前記底部材と蓋部材との組み立ての方法と
しては、前記両部材のヒンジキャップ部を除く周縁部に
おいて接合する方法、例えば、凹凸嵌合、超音波融着、
接着剤による接着等や前記カードケースの底部材と蓋部
材とに、相互嵌合し得るボス等による嵌合により接合す
る方法がある。
【0007】本発明においてカードケースの外形が矩形
容器であれば、前記ヒンジキャップの先端側壁部は、底
部材のコーナーを含まないその所定の側壁部の下端に設
けられた突条に開閉自在に係止される。
【0008】底部材は、底板と、その外周に設けられた
側壁部とからなり、蓋部材と一体に成形して設けられる
ヒンジキャップの位置に対応する、前記底部材の辺の一
部に前記ヒンジキャップの端部下端が嵌合するための突
条等を設け、その他の側壁部は前記蓋部材と密着、接合
するのに適した形状とする。たとえば、底部材の側壁部
端縁の内面側に段上げ部を設けるとともに、蓋部材の側
壁部端縁に上記段上げ部の高さ寸法より所定寸法だけ浅
い段下げ部を設け、ケース組み立て状態でこれら段上げ
部および段下げ部が相互に係合し上記底部材と上記蓋部
材の端縁間に微小隙間が形成されるように構成すること
により、前記底部材と蓋部材との側壁部での嵌合は、よ
り密着度を増す。
【0009】本発明においては、たとえば、前記カード
ケースが矩形容器の場合、そのヒンジキャップは、コー
ナーを含まない辺の一部に設けるために、底部材のヒン
ジキャップ対応位置にリブを設ける。底部材の内面に、
粒状内容物を振りだす際に、前記内容物を、ヒンジキャ
ップ4の下の取り出しのための所定の部分に誘導するリ
ブ(以下、誘導リブという)を設ける。前記誘導リブ
は、底部材に設ける方が望ましいが蓋部材に設けてもよ
い。
【0010】蓋部材は天板とその外周に設けられた側壁
部と、該蓋部材と一体成形してなるヒンジキャップから
形成されており、該ヒンジキャップの側壁部は前記底部
材の側壁部に開閉自在に嵌合し得る構造を有している。
前記ヒンジキャップを設ける位置としては前記カードケ
ースの外形が矩形の場合は、前記矩形のカードケースの
短辺において底部材と嵌合するのが好ましい。また、前
記ヒンジキャップが嵌合する位置としては、前記嵌合部
が辺の中央部でもよいし、カードケースのコーナー部に
寄った位置でもよい。但し、前記コーナー部を含まない
位置とする。前記底部材へのヒンジキャップの嵌合は、
底部材の側壁部外面に設けた突条と開閉自在に嵌合し得
るように、ヒンジキャップ側壁部先端内面に突起を設け
る。この場合、前記誘導リブの一部をヒンジキャップの
端縁部に位置させてヒンジキャップが閉蓋時に他の蓋部
材と同一高さとなるようにして底部材側への落ち込みを
防止するヒンジキャップ支持用リブ10′として形成す
ればよいものである。また、ヒンジキャップ側壁部先端
より上部側内面に突起を設け、底部材の側壁部外面に設
けた突条を挟むようにして係合させるようにしてもよい
ものであり、この場合、ヒンジキャップ支持用リブ1
0′が無くても底部材側へ落ち込むことなく閉蓋できる
ものである。
【0011】本願の他の発明のヒンジキャップは、蓋部
材とヒンジ部において連接される一体成形構造である
が、前記カードケースの未開封を示すために、前記ヒン
ジ部以外の少なくとも一か所以上において薄肉連結部を
設けることである。前記ヒンジキャップを回転して開蓋
する際に、前記薄肉連結部を破壊しないと開蓋出来ない
構造とする意図による。すなわち、未開封か既に開封さ
れているかの確認は、前記連結部の破壊の有無により可
能とするものであり、前記ヒンジキャップが嵌合する位
置は辺の中央部でもコーナー部を含んだ位置でもどこで
も良いものである。コーナー部に位置する場合は、ヒン
ジキャップは必ず底部材の2辺で支えられるので、底部
材側へ落ち込むおそれはなく、ヒンジキャップ側壁部先
端内面の突起による嵌合でよいものである。
【0012】本発明における底部材と蓋部材とのヒンジ
キャップ部以外の部分での接合は、各種の方法により可
能である。たとえば、底部材の側壁部の上面に凹状の溝
を形成し、蓋部材の側壁部の下面に、前記凹状の溝に嵌
合し得る形状の突条を設ける。前記溝と突条を嵌合させ
て、加圧状態において、超音波を照射して、両部材を一
体化することができる。あるいは、前記凹凸嵌合部に接
着剤を塗布して、該接着剤の接着力によって両部材を一
体化することも可能である。又、本発明のカードケース
の底部材と蓋部材とをこれら底部材および蓋部材の内面
側に突設された複数組のボスの凹凸嵌合によって組み立
てることもできる。この場合、たとえば、底部材側のボ
スには、縮径部を有した凹タイプのボスとして、前記凹
タイプのボスに嵌合し得る蓋部材の各位置に、微小突起
を有する凸タイプのボスを設ける。前記凹タイブボスと
凸タイプボスとを相互に嵌合させることにより、前記底
部材と蓋部材とを強固に接合させることができる。ある
いはこれらの外周縁部に設けられたアンダーカット部の
相互の嵌合によって組み立てることができる。すなわ
ち、底部材の端部段上げ部の外側に、凹状の溝を設け、
蓋部材の段下げ部の内側に前記凹状の溝に嵌合し得る突
条を設け、前記段上げ部と段下げ部とを嵌合すると同時
に前記凹状の溝に、前記突条を嵌合するだけで強固な接
合を得ることができる。以上、説明したように、本発明
における底部材と蓋部材との接合は、前記以外の方法で
あっても底部材と蓋部材とが強固に接合できる方法であ
れば、特にその方法を限定するものではない。
【0013】本発明のヒンジキャップ付カードケースの
底部材と蓋部材の接合において、初期の位置合わせの精
度を高めるために、底部材または蓋部材のコーナー部の
近傍に複数の位置決め用突起を設けることにより、前記
位置合わせ作業が容易になり、その効率もよくなる。矩
形容器においては、コーナーの少なくとも二ケ所以上に
設けることが望ましい。
【0014】さらに、前記内容物を収納する両部材の間
の寸法を確保する支柱用のリブをすくなくとも一つは備
える。前記寸法を確保する意味は、本発明の対象とする
カードケースは、薄型であり、使用者が携帯する時に、
僅かの圧力で前記カードケースを加圧されて、内容物を
圧縮し、破壊されることのないように、底部材および/
または蓋部材に支柱用のリブを設けることにより前記隙
間を一定に保つことができる。前記支柱用のリブは、板
状でも、円筒状であってもよいが、内容物の振出しに支
障を来さない程度の大きさと位置とする。前記支柱用の
リブは、底部材および蓋部材の成形時に成形歪みとして
残存する前記隙間の狭い部分の正規寸法への矯正効果も
合わせ有する。
【0015】以上説明したように、本発明によるヒンジ
キャップ付カードケースは生産性に優れ、使用に際して
は、容易に開封ができて内容物を小出しでき、また、携
帯に適した特性をもち、悪戯防止機能等を有する優れた
特徴を有するものである。
【0016】
【実施例】以下、実施例を図面に基づいて説明する。図
1は、本発明の一実施例のヒンジキャップ付カードケー
スであり、その開蓋時および閉蓋時を示す斜視図、図2
は底部材の平面図、図3は底部材の側面図、図4は底部
材の下面図、図5は底部材の側壁部断面図、図6は蓋部
材の平面図、図7は図6におけるB矢視図および底部材
との嵌合を示す断面図、図8は蓋部材の下面図、図9は
ヒンジキャップの別の実施例、図10は図9のC−C断
面図、図11、図12は嵌合ボスの断面図、図13はヒ
ンジキャップ部の斜視図と部分断面拡大図、図14は位
置決め用リブの説明図、図15は支柱用リブの説明図で
ある。本実施例のヒンジキャップ付カードケースは、矩
形の薄いトレイ状の底部材と、略同形の蓋部材とを組み
立てることによってカードケースとなるものであって、
その蓋部材3と一体に成形し、その側壁部7が、底部材
2の側壁部6に開閉自在に嵌合可能となるヒンジキャッ
プ4を設ける。ヒンジキャップ4の底辺に位置するヒン
ジ部分8は、閉蓋状態で図13−3に示すような断面構
造を有する。すなわち、上記底辺の位置において、蓋部
材3の天板部端面3aはヒンジキャップ4側に所定寸法
sだけはみ出た位置(a)を通り図13−3の左右水平
方向に対し所定角度θ1 をなす傾斜面とされ、一方、こ
の傾斜面3aに対面するヒンジキャップ4の基端面4a
は、上記位置(a)を基端として垂直方向に対し所定角
度θ2 をなす傾斜面とされて、それにより薄肉のヒンジ
部8が形成されている。ここで、例えば上記sは0.3mm
、θ1 は30°、θ2 は 3°とされる。
【0017】底部材2の内面には、粒状内容物を振りだ
す際に、前記内容物を、ヒンジキャップ4の下の取り出
しのための所定の部分に誘導するリブ10を設け、出口
開口kが規定されている。誘導リブ10の少なくとも一
部をヒンジキャップの端縁部分に位置するようにするこ
とにより、内容物が取り出し易いものとできる。また、
そのときこの部分の高さをヒンジキャップを閉蓋した時
に、他の蓋部材の高さと同一となるよう形成し、ヒンジ
キャップが底部材側へ落ち込まないようなヒンジキャッ
プ支持用リブ10′とすることもできる。また、前記誘
導リブは、本実施例のカードケースの内面の高さが9mm
に対し、8.5mm とし、カードケースの携帯時等に、該ケ
ース内の取り出し口の両側に内容物が入り込まないよう
にした。ヒンジキャップ支持用リブ10′の高さは、前
記ヒンジキャップ4と、ヒンジキャップが開閉するする
蓋部材との間隙vに達し、その上端Tが蓋部材の天面H
と同一の高さとすることにより(図7−2)、内面に埃
などが混入することを防止し、また、ヒンジキャップ4
の存在部位をより明確に示す効果があった。
【0018】図13においては、前記ヒンジキャップ4
は立てられた状態で示してあり、底部材2の側壁部6a
と該側壁部に設けた突条18が見えている。ヒンジキャ
ップ4を閉じると上記突条18にヒンジキャップの側壁
の下縁が嵌合し、また、ヒンジキャップ4の側壁部の先
端側内面に設けた突起19とこの突条18が嵌合し、ヒ
ンジキャップ支持用リブ10′を形成しておくことによ
り、ヒンジキャップ4はケース厚さ方向の中心位置に係
止する。(7−2、7−3) または、図7−4に示すようにヒンジキャップ4の側壁
部の内面に先端側に設けた突起19とその上部に、底部
材側の突条18の分だけ間隔をあけて突起19′を設け
ることにより、ヒンジキャップ4を係止する。また、別
のヒンジキャップとして、蓋部材と、ヒンジキャップと
の間に、薄肉部9を設けたヒンジキャップを作製した
(図9、図10)。前記薄肉部9は前記カードケース1
を最初に開蓋するまでの未開封を示し、最初に開封する
際に、前記薄肉部9を破壊することによって、始めて開
封することができるのである。すなわち、薄肉部9が破
壊されていれば、すでに開封されたことを示すので、い
わゆる悪戯防止包装となる。この時の薄肉部9の肉圧は
0.2mm とした。
【0019】本実施例における、底部材2と蓋部材3と
の接合について説明する。前記カードケースのヒンジキ
ャップ部以外の側壁部の形状を、底部材の端縁部上部に
設けた段上げ部と、蓋部材の端縁部下面に設けた段差下
げ部による嵌合と、前記カードケースの底部材と蓋部材
との内面のコーナー部各4ケ所に設けられた相互に嵌合
し得る4ケ所の組み合わせ凹凸ボスの嵌合により行っ
た。4組のボスを底部材2と蓋部材3とのそれぞれのコ
ーナー部近傍に設けた。すなわち、底部材に縮径部20
を設けた凹タイプボス16a、16b、16c、16d
を設け、蓋部材の前記各凹穴に嵌合される位置に凸タイ
プボス17a、17b、17c、17dを設けた。該凸
タイプボス17には、前記凹タイプボス16の縮径部2
0を乗り越えられる程度のわずかな高さの環状突起21
を設けた。
【0020】さらに、前記カードケース1の底部材2の
コーナー部の内側に、位置決め用リブ12を設けた。該
位置決め用リブ12は、該カードケース1のヒンジキャ
ップ部以外の側壁部6の高さよりも高く、カードケース
の内側の高さよりも低くして、底部材の内面から7mm の
高さとした。該位置決め用リブ12を設けることによ
り、底部材2と蓋部材3との接合工程における前記両部
材の位置合わせが容易、かつ、確実になった。
【0021】
【発明の効果】底部材と蓋部材とを一体としたカードケ
ースにおいて、トレー状の底部材と蓋部材との内面同士
をシェル合わせすることにより形成される薄型ケースの
上記蓋部材の一部に該蓋部材のコーナー部を含まない辺
の一部にヒンジキャップを設け、該ヒンジキャップの側
壁部の下縁を前記底部材に設けた突条に開閉自由に嵌合
させて、ヒンジキャップ付カードケースとしたことによ
り、簡単に開閉できる蓋とし、さらに、開封時に内容物
を前記ヒンジキャップの下に誘導するリブを設けたこと
により、低年齢の子供でも、内容物を零すことなく使用
できる容器となった。また、薄型であるため、携帯性に
すぐれ、容器の内側隙間を確保するリブを設けることに
よって、ポケット等に入れて乱暴な扱いをされても、容
器の変形がない。また、蓋部材とヒンジキャップのヒン
ジ部以外の少なくとも一か所以上において、該ヒンジキ
ャップの開閉部分が蓋部材と薄肉状態で連結することに
より、使用開始までは開封されていない、いわゆる悪戯
防止包装の技法として利用することができるケースとな
る。底部材と蓋部材とを対向させて、カードケースとす
る際、底部材に設けた位置合わせリブによって、位置合
わせの 精度の向上と生産効率の向上に寄与した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒンジキャップ付カードケースの実施
例を示す斜視図
【図2】底部材の平面図
【図3】底部材の側面矢視図
【図4】底部材の下面図
【図5】底部材側壁部の断面図
【図6】蓋部材の平面図
【図7】蓋部材の側面矢視図及び断面図
【図8】蓋部材の下面図
【図9】蓋部材の別の実施例を示す平面図
【図10】図9の断面図
【図11】底部材側のボス
【図12】蓋部材側のボス
【図13】ヒンジキャップ部の矢視図と部分断面拡大図
【図14】位置決め用リブの斜視図と断面図
【図15】支柱用リブの斜視図と、カードケースにおけ
る支柱用リブ部分の断面図
【図16〜図23】従来技術によるカードケースの例の
説明図
【符号の説明】
1 ヒンジキャップ付カードケース 2 底部材 3 蓋部材 4 ヒンジキャップ 6 側壁部(底部材) 7 側壁部(蓋部材) 8 ヒンジ 9 薄肉部 10 誘導リブ 10′ヒンジキャップ支持用リブ 12 位置合わせリブ 13 支柱用のリブ 14 段上げ部 15 段下げ部 16 ボス(底部材) 17 ボス(蓋部材) 18 底部材の側壁のヒンジキャップ嵌合部の突条 19,19′突起 20 縮径部 21 ボス突起 k 出口開口部 101 スライドケース 102 底部材 103 蓋部材 104 遮蔽リブ 105 摺動溝 106 摺動突起 107 出口規定突起 108 係止突起 M 振出口 N 遮蔽部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共にトレイ状の底部材と蓋部材とを、前記
    トレイ状の両部材の内面側同士を対向させて組み立てて
    なるカード状のケースであって、前記蓋部材のコーナー
    部を含まない辺の一部にヒンジキャップを設け、該ヒン
    ジキャップの側壁部の下縁を前記底部材に設けた突条に
    開閉自由に嵌合させることができ、また、前記底部材お
    よび前記蓋部材の少なくとも一方に内容物を前記キャッ
    プの下に誘導する誘導リブを備えたことを特徴とするヒ
    ンジキャップ付カードケース。
  2. 【請求項2】前記ヒンジキャップは、前記蓋部材と前記
    ヒンジキャップのヒンジ部以外の少なくとも一か所以上
    において、薄肉状態で連結されていることを特徴とする
    請求項1記載のヒンジキャップ付カードケース。
  3. 【請求項3】共にトレイ状の底部材と蓋部材とを、前記
    トレイ状の両部材の内面同士を対向させて組み立て、前
    記蓋部材にヒンジキャップを設けたカード状のケースで
    あって、前記ヒンジキャップは、前記蓋部材と前記ヒン
    ジキャップのヒンジ部以外の少なくとも一か所以上にお
    いて、薄肉状態で連結されていることを特徴とするヒン
    ジキャップ付カードケース。
  4. 【請求項4】 前記底部材の側壁部近傍に、複数の位置
    決め用突起が設けられていることを特徴とする請求項1
    〜3記載のヒンジキャップ付カードケース。
  5. 【請求項5】 前記底部材および前記蓋部材の少なくと
    も一方にこれら部材内面間の寸法を確保する支柱用のリ
    ブを少なくとも一つは備える請求項1〜4記載のヒンジ
    キャップ付カードケース。
JP10477196A 1996-04-03 1996-04-03 ヒンジキャップ付カードケース Pending JPH09272573A (ja)

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