JP3940033B2 - 粒状物を収容する携帯用容器とその成形方法 - Google Patents
粒状物を収容する携帯用容器とその成形方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3940033B2 JP3940033B2 JP2002160857A JP2002160857A JP3940033B2 JP 3940033 B2 JP3940033 B2 JP 3940033B2 JP 2002160857 A JP2002160857 A JP 2002160857A JP 2002160857 A JP2002160857 A JP 2002160857A JP 3940033 B2 JP3940033 B2 JP 3940033B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- opening
- fitting
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本願の発明は、錠剤や丸薬、仁丹(登録商標)等の小さな粒状物や顆粒等を収容するのに適した、小形で軽量の携帯用の粒状物収容容器に係わるものであって、中でも、一つの射出成形用金型を用いて熱可塑性合成樹脂を射出成形して、一度で一体成形を可能にした、容器の構造が簡単で、内容物を適量ずつ簡単にとりだすことができて、安価に製造することができる携帯用の粒状物収容容器とその成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
持病用の緊急飲用薬や口臭防止剤、或いは、旅行用の常備薬等を収容する携帯用の容器として、従来から使用されているものに、実開昭53−124251号公報に見るような携帯用容器が知られている。
上記の携帯用容器は、断面が円形または楕円形をした容器本体に着脱自在に蓋体を嵌着した容器に於いて、前記蓋体の一部に回動可能に設けた蓋部を水平に回動させて、蓋体の側面に設けた開口部と容器本体とを開口部とを連通させて、蓋体の開口部から粒状物を振り出して使用するように形成したものである。
しかし、このような円筒形状をした容器は、ポケットやバック等に入れて携帯移動中に転がり易いので、振動や摩擦等により蓋が回動して開口されて、内部の粒状物が流出してしまうことがあった。
【0003】
そこで、このような問題点を改良したものとして、特公昭51−13075号公報や特開平11−208746号、特開平11−222275号公報等に記載されるように、容器本体を平らで薄型の箱状に形成して、側面に設けた開口部の蓋板を押圧して開口させて粒状物を取り出す構造にしたものがある。
上記に記載する発明の容器は、図9に示すように、V字状壁34と開口部35を設けた平面がU字状の薄い箱形の容器本体32の側壁36の係合片36aと、前記容器本体32に嵌合可能に形成した蓋体33とを、図10に示すように、前記容器本体32の係合片36aに蓋体33の嵌合部33aに嵌合、係止して、粒状物を収容可能な薄型の容器31に形成したものである。
【0004】
そして、上記の薄型の容器31は、前記容器本体32の開口部35を開閉させる屈曲変形が可能な開閉蓋37が、前記V字状壁34の両端部の支持軸38に揺動自在に支持されていて、通常時には開口部35は開閉蓋37の揺動片37aにより閉塞されており、使用時に開閉蓋37を容器本体32内へ指先で押圧すると、揺動片37aが外側へ揺動して開口部35が開いて容器内部に連通して、粒状物が取り出せるように構成されている。
【0005】
上記のような構成をした容器は、平たくて薄型の箱形に形成されているので、バッグ等に入れて携帯するのに安定性があって便利であり、使用者が無理に開閉蓋を押し込まない限りは開口部が開くようなことがないので、携帯中に不用意に内容物が流出するようなことがない。
しかし、上記公報等に記載される発明の容器は、いずれの容器もやや複雑な構造をしていて、その部品の数も多くて、製造過程の組み立てが複雑で、製造コストが高くなり、また、使用中の不具合も生じ易いという問題がある。
そこで、内容物が入った容器を携帯するのに便利で、容器の構造が簡単であり、また、その製造過程は単純で容易に組み立てができて、安価に製造することができるようにした粒状物を収容する携帯用容器の実現が望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本願の発明は、上記した従来の携帯用容器の問題点を改良するために創案されたもので、薬剤等の粒状物を収容した携帯用容器がポケットやバック等に入れて安定した状態で携帯可能であって、携帯中に粒状物が不用意に漏れ出ることがないような構造にした容器を、熱可塑性合成樹脂の射出成形による一度の成形で簡単に成形できるような単純構造にして、容器を容易に組み立てることができて、且つ、安いコストで製造できるようにして、また、使用中に不具合が生ずることもなくて、携帯に便利な小型の携帯用容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記した目的を達成するために、錠剤その他の小さな粒状物を収容可能に形成した容器の収容部分と、該容器の収容部分に被着、嵌合して箱形状に形成した蓋体部分と、該蓋体部分に設けられた粒状物取出し用の開口部を密閉する開閉可能な蓋部分とが、それぞれヒンジ部を介して折り畳み可能に連結された構造にした組み立て部材を、熱可塑性合成樹脂の射出成形により一体成形して、前記組み立て部材の容器の収容部分と蓋体部分とを連結したヒンジ部を折り曲げることにより簡単に箱型の容器本体部分を形成して、前記蓋体部分に蓋部分を連結したヒンジ部を折り曲げて開閉可能な開閉蓋を形成して、粒状物を収容可能にした携帯用容器に形成する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本願発明は、熱可塑性合成樹脂を射出成形して、底壁部2aと側壁部2bとを有する粒状物を収容可能な容器の収容部(容器の身部分)2部分と、該容器の収容部2に嵌合可能な天板部3aと縁部3bと開口部3cとを有する蓋体(容器の蓋部分)3部分を第一のヒンジ部6を介して連結すると共に、前記蓋体3に前記開口部3cを開閉可能に密閉する蓋部(容器の開閉蓋)4部分を第二のヒンジ部7を介して連結して、箱型状の携帯用容器を収容部と蓋体と蓋部とに分解した状態に展開した構造の組み立て部材5を一体に成形する。
【0009】
上記のように成形された容器組み立て部材5を、前記収容部2と蓋体3とを連結する第一のヒンジ部6で折り曲げて、図3に示したように、収容部2の上部に蓋体3を被着して、側壁部2bの端部と縁部3bとを嵌合すると共に嵌合凹凸部2d,3dを嵌合、連結せしめて、錠剤等の粒状物を収容可能にした容器本体を形成する。
次いで、前記蓋体3と蓋部4とを連結する第二ヒンジ部7を折り曲げて、蓋部4を前記容器本体の蓋体3の開口部3cに嵌合、固定せしめて、前記蓋部4の開閉蓋4aが開閉自在となるように組み立てて、図1に示すように、錠剤その他の小さな粒状物を収容可能にした携帯用容器1を構成する。
【0010】
上記のように構成された携帯用容器1は、蓋体3を開いてから容器本体の収容部2内に、各種の錠剤や口臭防止剤等の粒状物を収容した後、再び蓋体を閉じて密閉すると、錠剤や口臭防止剤等が収容された携帯用容器が形成される。
そして、容器内に収容された錠剤や口臭防止剤が必要な時に取り出して使用するには、上記のように形成された携帯用容器1を片手に持って、蓋部4の角部の開閉蓋4aに指先を掛けて押し上げると、図5(b)に示すように、開口部3cが開いて内容物を振出可能になるので、開口部を下に向けて容器を揺することにより内容物が振り出されて使用可能になる。
【0011】
【実施例】
以下に、本願発明の錠剤や口臭防止剤等の粒状物を収容した携帯用容器について、最適な一つの実施例に基づいて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本願発明は、錠剤等の粒状物を収容する携帯用容器を形成するのに、図2に示すように、底壁部2aと側壁部2bとからなる長方形状に形成された粒状物が収容可能な容器の収容部2と、該収容部2に嵌合可能な長方形状に形成された天板部3aと縁部3bと開口部3cとからなる蓋体3とを、第一のヒンジ部6を介して折り曲げ可能に連結すると共に、前記蓋体3に開口部3cを開閉可能に密閉する開閉蓋4aを有する蓋部4を第二のヒンジ部7を介して折り曲げ可能に連結した構造に形成して、粒状物を収容する薄い箱型の携帯用容器が一つに展開された状態にした組み立て部材5を、熱可塑性合成樹脂の射出成形により一体に成形する。
【0012】
そして、上記のように一体成形される容器の組み立て部材5に於いて、図2および図5に示すように、前記容器の収容部2には、底壁部2aに蓋体3に設けた嵌合凸部3dを嵌合する嵌合凹部2dが複数形成されると共に、側壁部2bの上端面には蓋体3の縁部3bの嵌合段部と嵌合する嵌合段部が形成さている。
同じように、容器の組み立て部材5の前記蓋体3には、天板部3aの内面に前記収容部2の底壁部2aに設けた蓋体を固定する嵌合凹部2dに嵌合可能な嵌合凸部(嵌合ボス)3dが複数形成されると共に、縁部3bの端面には前記収容部2の側壁部2b端部の嵌合段部と嵌合する嵌合段部が形成されて、前記容器の収容部2に嵌合して固定可能にした蓋体3に形成されている。
【0013】
また、前記蓋体3の天板部3aには、蓋部4が連結された隅角部に正方形状の内側部分の角部を切除した斜辺3hが形成されて五角形状となした部分を、蓋部4の厚さに相当する分だけ低くして段違い状にした蓋部4の取り付け部3eを形成すると共に、前記取り付け部3eの隅角部に正方形の一辺を三角形状に突出させた五角形の開口部3cが形成されている。
そして、前記蓋部4は、前記天板部3aの取り付け部3eに形成された開口部3cを覆って密閉して、固定するように五角形状に形成されると共に、前記蓋部4の隅角部を挟んでJ字状をした一対のスリット4dを設けて開閉可能となした開閉蓋4aが形成されて、更に、該開閉蓋4aの内面には開口部3cの縁部に係合可能な係合周壁4eが突設されている。
【0014】
上記したような構造に射出成形された熱可塑性合成樹脂からなる携帯用容器1の組み立て部材5は、先ず、容器の収容部2と蓋体3とを連結する第一のヒンジ部6を内側へ折り曲げて、図3に示すように、収容部2の底壁部2aに設けた嵌合凹部2dに、蓋体3の天板部3aに設けた嵌合凸部3dが嵌合可能な状態にしてから、収容部2の嵌合段部に蓋体3の嵌合段部を嵌合せしめて、錠剤等の粒状物を収容可能な容器本体部分が形成される。
続いて、蓋体3と蓋部4とを連結する第二のヒンジ部7を内側へ折り曲げて、図4に示すように、蓋体3の天板部3aの隅角部に形成した前記蓋部の取り付け部3eに設けられた係止孔3fに、蓋部4に設けられた係合突起4cを押し込んで係止せしめると、図5(a)に示すように、天板部3aの上面と蓋部4の上面とが同一面になるように固定され、蓋部4の開閉蓋4aが開閉自在となるようにして組み立てられて、図1に示すように、錠剤その他の粒状物を収容して振出し可能にした携帯用容器1が形成される。
【0015】
このようにして形成された携帯用容器1は、蓋体3の縁部3bを指先で掴んでヒンジ部を中心に上方へ回動させて、蓋体と収容部との嵌合関係を解除せしめて蓋体3を開くと、容器本体の収容部2が大きく開口して粒状物を収容可能になるから、錠剤等の粒状物を収容部2内に収容してから再び蓋体3を閉じて密閉することにより、図1に示すように、各種の錠剤等が収容された携帯用容器1が構成される。
また、開閉蓋4aは、図5(a)に示すように、蓋体3が連結された容器本体の周壁よりも外側に先端部が僅かに突出しているので、隅角部の下面に指を掛けて押し上げると、開閉蓋4aが持ち上げられて開口部3cが内容物を振出可能に開くように形成されている。
【0016】
上記のように構成された携帯用容器1から内容物を取り出して使用するには、蓋部4を上向にした状態にして前記容器1を手中に持ってから、前記蓋部に開閉自在に設けた開閉蓋4aの先端部(蓋部の角部)に指先を掛けて押し上げると、図5(b)に示すように、開閉蓋4aはスリット4dの下端部の折れ線部で反転して撥ね上げられて開口部3cが開口するので、開閉蓋4aが開いた状態で開口部3cが下になるように容器を傾けて振り出すと、内容物は開口部3cから掌に受け取ることができる。
必要な量の内容物が振り出されたら、開閉蓋4aの上面を指先で押してやると開閉蓋は反転して閉じるので、更に、開閉蓋4aを押圧すると係合周壁4eが開口部3cの内周縁に係合されて元の状態に閉じられる。
【0017】
上記した実施例に於いては、正方形あるいは長方形等の方形状をした容器の収容部2に蓋体3を嵌合、固定して、容器本体部分を形成するために、前記収容部2の底壁部2aに嵌合凹部2dを設けて、また、蓋体3の天板部3aに嵌合凸部3dを設けておいて、前記蓋体3を収容部2側に折り曲げて、前記嵌合凸部3dを収容部2の底壁部2aの嵌合凹部2dに嵌合せしめて固定するようにしたので、蓋体と収容部との嵌合状態は強いが、その構造がやや複雑なものとなったが、本願発明の携帯用容器は、このような構造に限定されるものではない。
【0018】
本願発明の携帯用容器は、熱可塑性合成樹脂の射出成形により一体成形された組み立て部材からなる粒状物を収容可能な携帯用容器に於いて、容器の収容部に蓋体が開閉可能に嵌合、固定されると共に、該蓋体に設けられた開口部を密閉する開閉可能に蓋部が蓋体に連結されて、前記蓋部に開閉自在な開閉蓋が連結して設けられたものであればよくて、蓋体を複数個設けてもよいし、また、上記した方形状以外にも多角形状あるいは円形や楕円形状をした箱型状からなるものであってもよい。
【0019】
一例として、図6に示したように、収容部2の側壁部2bの上端面に嵌合段部を設けると共に、側壁面の一部に凹部2eを形成して係止部2fを設け、また、蓋体3の縁部面に嵌合段部を設けると共に、蓋部の縁部に収容部2の係止部2fに係合する係合片3gを設けておいて、図2の場合と同じようにして、前記収容部2の側壁部2bの嵌合段部に蓋体3の縁部の嵌合段部を嵌合せしめると共に、蓋体3の係合片3gを収容部2の係止部2fに係合せしめて固定して、図7および図8に示したような携帯用容器11を形成するようにすることも可能である。
【0020】
このような構造に形成した携帯用容器は、上記した実施例に比べて構造が非常に簡単になり、また、蓋体を収容部に嵌合、固定するのに、蓋体3の縁部と収容部2の側壁部のそれぞれの端部に設けた嵌合段部を嵌合、固定すると共に、縁部の係合片3gを側壁部の係止部2fに係合せしめて固定したものであるから、内容物を詰め替える際には、蓋体の係合片3gを収容部の係止部2fから外して、指先で蓋体の縁部を押し上げることにより蓋体と収容部との嵌合状態を解いて、収容部を簡単に大きく開口させることができるので、内容物の詰め替えを容易に行うことができる。
【0021】
以上、説明したように、本願の発明は、錠剤等の粒状物が収容される箱状をした携帯用の容器を、粒状物を収容する容器の収容部分(容器の身部分)と容器の蓋体部分と蓋体の開口部を開閉する蓋部とに展開した構造になるように、前記収容部分に蓋体部分をヒンジ連結して、更に、前記蓋体部分に蓋部をヒンジ連結して、容器全体が一つに連結された状態の構造にしたものを、熱可塑性合成樹脂の射出成形により一体成形した後、ヒンジ連結した部分を折り畳んで箱型をした容器に組み立てるようにしたものである。
従って、本願発明の携帯用容器は、一つの成形金型を用いて一度の射出成形により成形できるようにしたので、その製造工程が非常に簡素化することができて、その組み立ても簡単になり、安価に製造することができて、また、容器内への内容物の詰め込みも簡単に行うことができる。
【0022】
【発明の効果】
本願発明の携帯用容器は、容器の収容部と蓋体と蓋部とがヒンジ連結された状態の一つの組み立て部材に形成されたものであるから、一度の射出成形で成形することができるので、その製造工程を簡素化することができると共に組み立ても簡単にできるようになったので、その製造コストを低減させることができる。
また、本願発明の携帯用容器は、容器の収容部と蓋体とを嵌合凸部と嵌合凹部との嵌合による連結手段、あるいは、係合片と係止部との係合による連結手段により組み立て、固定するように形成したので、蓋体の開閉を簡単に行うことができるので、収容部への内容物の収容作業および内容物の補充や詰め替えが簡単にになり、更に、蓋体に設けた開閉蓋により開口部を開口して内容物を取り出すようにしたので、故障その他の不具合が発生しにくくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の携帯用容器の斜視図である。
【図2】図1に示す携帯用容器を組み立てる前の展開図状態の組み立て部材を示す図である。
【図3】図2に示す容器の組み立て部材の蓋体を示す平面図である。
【図4】図3に示す組み立て部材の蓋部を閉じた状態を示す平面図である。
【図5】図4に示す容器に於ける断面図である。
【図6】本願発明の別の実施例の組み立てる前の展開図状態の組み立て部材を示す図である。
【図7】図6に示す実施例の携帯用容器の斜視図である。
【図8】図7に示す携帯用容器の断面図である。
【図9】本願発明の先行例を示す分解斜視図である。
【図10】図9に示す先行例の携帯用容器を示す平面図である。
【符号の説明】
1. 携帯用容器
2. 容器の収容部
2a. 底壁部
2b. 側壁部
3. 蓋体
3a. 天板部
3b. 縁部
3c. 開口部
4. 蓋部
4a. 開閉蓋
4d. スリット
5. 組み立て部材
6. 第一のヒンジ部
7. 第二のヒンジ部
Claims (6)
- 底壁部と該底壁部の周縁に立設する側壁部とからなる粒状物が収容可能な容器の収容部と、該収容部に嵌合可能な天板部と該天板部の周縁に設けられた縁部と天板部の一部に設けられた開口部とからなる蓋体とを、ヒンジ部を介して箱型状容器に折り曲げ可能に連結すると共に、前記蓋体の開口部を開閉可能に密閉する開閉蓋を有する蓋部を前記蓋体にヒンジ部を介して折り曲げ可能に連結して形成されて、粒状物を収容する薄い箱型の携帯用容器が一体になるように展開された構造の熱可塑性合成樹脂成形体からなることを特徴とする携帯用容器の組み立て部材。
- 正方形または長方形等の方形状をした底壁部の周縁部に側壁部を周設して薄形の箱型状に形成した粒状物が収容可能な収容部に、方形状をした天板部に縁部を周設して前記収容部に嵌合可能に形成すると共に、前記天板部の一つの隅角部に開口部を設けて形成した蓋体をヒンジ連結して、嵌合、密着された箱型状容器に、前記蓋体の開口部が設けられた隅角部に嵌着可能に形成すると共に、開閉可能に形成した開閉蓋を有する蓋部をヒンジ連結して、前記隅角部に嵌着、固定して、薄い箱型状容器の蓋体の隅角部に開閉可能な開口が形成されて、内部の粒状物が振出し可能に形成されてなることを特徴とする粒状物を収容する携帯用容器。
- 前記箱型状容器は、前記収容部の側壁部の上端に設けた嵌合段部と蓋体の縁部の端部に設けた嵌合端部とが嵌合、密着されると共に、前記収容部の底壁部に設けられた嵌合凹部に、前記蓋体の天板内面に設けられた嵌合凸部を嵌合、固定されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載する粒状物を収容する携帯用容器。
- 前記箱型状容器は、前記収容部の側壁部の上端に設けた嵌合段部と蓋体の縁部の端部に設けた嵌合端部とが嵌合、密着されると共に、前記収容部の側壁面に突設された係止部に、前記蓋体の縁部に設けられた係合片を係合せしめて係止されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載する粒状物を収容する携帯用容器。
- 前記蓋部は、五角形をした蓋部の隅角部を挟んで略J字状に一対のスリットを設けて、開閉可能にした開閉蓋が形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載する粒状物を収容する携帯用容器。
- 正方形あるいは長方形の方形状をした薄形の箱型状に形成した容器の収容部に、天板部の隅角部に開口部を設けた蓋体を折り曲げ可能にヒンジ連結すると共に、前記蓋体に開閉蓋を有する蓋部を折り曲げ可能にヒンジ連結して、方形状をした薄形の箱型状容器を展開した状態の構造体を、熱可塑性合成樹脂の射出成形により一体成形して、前記構造体の収容部に前記蓋体を折り曲げて嵌合、固定して容器本体を形成して、前記容器本体に前記蓋部を折り曲げて嵌合、固定して、前記開口部を開閉可能な開閉蓋で密封して薄形の箱型状容器に形成することを特徴とする粒状物を収容する携帯用容器の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160857A JP3940033B2 (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 粒状物を収容する携帯用容器とその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160857A JP3940033B2 (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 粒状物を収容する携帯用容器とその成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004001854A JP2004001854A (ja) | 2004-01-08 |
JP3940033B2 true JP3940033B2 (ja) | 2007-07-04 |
Family
ID=30430090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002160857A Expired - Lifetime JP3940033B2 (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 粒状物を収容する携帯用容器とその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3940033B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4570036B2 (ja) * | 2005-03-16 | 2010-10-27 | 大日本印刷株式会社 | 包装容器 |
JP4602136B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2010-12-22 | 大日本印刷株式会社 | 包装容器 |
JP5656253B2 (ja) * | 2010-12-28 | 2015-01-21 | 株式会社吉野工業所 | 錠剤容器 |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002160857A patent/JP3940033B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004001854A (ja) | 2004-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8944282B2 (en) | Combination container and integral attachment device | |
JPS585046B2 (ja) | 子供用弁当箱 | |
JP2020058953A (ja) | 受皿容器 | |
JP3940033B2 (ja) | 粒状物を収容する携帯用容器とその成形方法 | |
JP3593204B2 (ja) | 液体注出容器 | |
JPH09272572A (ja) | 錠剤類の容器 | |
JP2004180726A (ja) | 粒状物収納容器 | |
JPH0519161U (ja) | 詰め替え容器 | |
JP3733565B2 (ja) | 一体形振出し用キャップ | |
KR200451988Y1 (ko) | 플라스틱재 음식용기 | |
JP4525205B2 (ja) | プラスチック製振出用キャップ | |
JP2003292069A (ja) | 錠剤状固形物振出し容器 | |
JP3011075U (ja) | 容 器 | |
JP7574076B2 (ja) | 振り出しキャップ | |
JP2001010681A (ja) | 錠剤容器 | |
JP3718882B2 (ja) | 携帯用粒状物収納容器 | |
JP2001104047A (ja) | 化粧料容器 | |
JP4531171B2 (ja) | 容器 | |
JPH0635952Y2 (ja) | 弾性反転形キャップ | |
JP4107418B2 (ja) | 粒状物収納容器 | |
JP4014800B2 (ja) | 容器 | |
JP2020040676A (ja) | フェイスパックパッケージ | |
JPH04132049U (ja) | 容 器 | |
JP2024138087A (ja) | 容器用の再閉鎖可能な蓋 | |
JP2515200Y2 (ja) | 化粧用コンパクト容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070307 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070320 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070329 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3940033 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406 Year of fee payment: 7 |