JPH09272322A - 自動車用ファンモータの制御回路 - Google Patents

自動車用ファンモータの制御回路

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JPH09272322A
JPH09272322A JP8680396A JP8680396A JPH09272322A JP H09272322 A JPH09272322 A JP H09272322A JP 8680396 A JP8680396 A JP 8680396A JP 8680396 A JP8680396 A JP 8680396A JP H09272322 A JPH09272322 A JP H09272322A
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JP
Japan
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fan motor
control circuit
water temperature
radiator
control
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JP8680396A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Tabata
幸伸 田畑
Takashi Hoshino
孝志 星野
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00828Ventilators, e.g. speed control

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路構成を簡易化及び小型化する。 【解決手段】 ラジエータファンモータM1、コンデン
サファンモータM2はFET10のドレインとアースと
の間に並列接続される。FET10のソースはイグニシ
ョンスイッチS1を介してバッテリーBの正極に接続さ
れ、FET10のゲートとアースとの間には圧力スイッ
チS3及び水温スイッチS4が直列接続され、FET1
0のゲートはPWM制御回路20の出力端子P1に接続
され、PWM制御回路20の入力端子P3とアースとの
間にはマグネットクラッチリレーS2が接続される。P
WM制御回路20は、マグネットクラッチリレーS2の
オン、オフを検出し、マグネットクラッチリレーS2が
オンのときは出力端子P1から予め設定されたデューテ
ィ比のPWM制御信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の冷却ファ
ンを駆動するファンモータの制御を行う自動車用ファン
モータの制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カーエアコンのコンデンサ(凝縮
器)を冷却するためのコンデンサファンを駆動するコン
デンサファンモータ及びラジエータを冷却するためのラ
ジエータファンを駆動するラジエータファンモータへの
通電のオン、オフ制御は、通電により電磁力を発生する
コイル部とこのコイル部の電磁力により機械接点が接離
するスイッチ部とからなる電磁リレーを用いて行われて
いた。
【0003】図9は従来の自動車におけるコンデンサフ
ァンモータ及びラジエータファンモータの制御回路の一
例である。図9に示すように、ラジエータファンモータ
M1は、リレーRL1のスイッチ部の端子1bとアース
との間に接続され、このリレーRL1のスイッチ部の端
子1aは、バッテリーBの正極に接続されている。
【0004】また、コンデンサファンモータM2は、バ
ッテリーBの正極とリレーRL2のスイッチ部のコモン
端子Cとの間に接続されている。このリレーRL2のス
イッチ部のノーマルクローズ端子NCは、リレーRL3
のスイッチ部の端子3bに接続され、ノーマルオープン
端子NOは、アースに接続されている。また、リレーR
L3のスイッチ部の端子3aは、リレーRL1のスイッ
チ部の端子1bに接続されている。
【0005】そして、イグニションスイッチS1がオン
にされるとともに、エアコンスイッチが運転者によって
オンにされることによりマグネットクラッチリレーS2
がオンになると、リレーRL3のコイル部が通電されて
スイッチ部がオンになる。これによって、リレーRL
2,RL3のスイッチ部を介して直列接続されたラジエ
ータファンモータM1及びコンデンサファンモータM2
に対して、バッテリーBから電流が供給される。
【0006】一方、エアコンの動作中に運転条件の変化
などによって、冷媒圧力が上昇して圧力スイッチS3が
オンになり、かつ、ラジエータ中の水温が上昇して水温
スイッチS4がオンになると、リレーRL1,RL2の
コイル部が通電されて各スイッチ部がオンになり、リレ
ーRL2のスイッチ部は、コモン端子Cとノーマルオー
プン端子NOとが接続される。これによって、コンデン
サファンモータM2には、リレーRL2のスイッチ部を
介してバッテリーBから電流が供給されるとともに、ラ
ジエータファンモータM1には、リレーRL1のスイッ
チ部を介してバッテリーBから電流が供給される。すな
わち、ラジエータファンモータM1及びコンデンサファ
ンモータM2が並列接続されることとなる。
【0007】このように、ラジエータファンモータM1
及びコンデンサファンモータM2のバッテリーBとの接
続を、直列接続と並列接続とで切り換えることによっ
て、各ファンモータM1,M2の回転速度を高速W1
低速W2(≒W1/2)との2段階に制御するようにして
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示したような制御回路では、各ファンモータM1,M2
の回転速度を高速W1と低速W2との2段階でしか制御で
きず、必要な冷却性能に応じた、よりきめ細かな制御を
行うことが困難である。また、3個の電磁リレーを必要
としているために回路構成の複雑化及び大型化を招いて
いる。
【0009】本発明は、上記問題を解決するもので、回
路構成を簡易化及び小型化し得る自動車ファンモータの
制御回路を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、電動ファンの回転速度を
よりきめ細かく制御し得る自動車ファンモータの制御回
路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車に配設
された第1、第2の冷却ファンをそれぞれ駆動するため
の第1、第2のファンモータと電源との接続を制御する
自動車用ファンモータの制御回路において、上記電源と
上記第1、第2のファンモータとの間に介設され、制御
端子に入力される制御信号によって上記第1、第2のフ
ァンモータと上記電源との接続をオン、オフする半導体
スイッチング素子と、所定の制御信号を上記制御端子に
出力する制御手段とを備えたものである(請求項1)。
【0012】この構成によれば、半導体スイッチング素
子の制御端子に所定の制御信号が入力されて半導体スイ
ッチング素子がオン、オフすることにより、簡易な構成
で第1、第2のファンモータが制御される。
【0013】また、請求項1記載の自動車用ファンモー
タの制御回路において、上記制御手段は、上記制御信号
として所定のデューティ比のPWM制御信号を上記制御
端子に出力するものである(請求項2)。
【0014】この構成によれば、半導体スイッチング素
子の制御端子に所定のデューティ比のPWM制御信号が
入力されることにより、半導体スイッチング素子は上記
デューティ比でオン、オフを繰り返すので、第1、第2
のファンモータは電源電圧に対応する最大回転速度に対
する上記デューティ比の回転速度で回転することとな
り、これによって、簡易な構成で第1、第2のファンモ
ータの回転速度が制御される。
【0015】なお、請求項2の構成において、半導体ス
イッチング素子は、上記電源と上記第1のファンモータ
との間に介設された第1の半導体スイッチング素子と、
上記電源と上記第2のファンモータとの間に介設された
第2の半導体スイッチング素子とで構成し、制御手段
は、第1、第2の半導体スイッチング素子の制御端子に
異なるデューティ比のPWM制御信号を出力するように
してもよい。この構成によれば、簡易な構成で第1、第
2のファンモータを異なる回転速度で回転させることが
可能になる。
【0016】また、請求項2記載の自動車用ファンモー
タの制御回路において、上記第1の冷却ファンはラジエ
ータを冷却するものであり、上記第2の冷却ファンは空
気調和機のコンデンサを冷却するものであり、上記空気
調和機の冷媒圧力が所定レベル以上であることを検出す
る圧力検出手段と、上記ラジエータの水温が所定レベル
以上であることを検出する水温検出手段とを備え、上記
制御手段は、上記空気調和機が駆動されると上記PWM
制御信号を上記制御端子に出力するものであり、上記半
導体スイッチング素子は、上記圧力検出手段による検出
が行われ、かつ上記水温検出手段による検出が行われた
ときは、定常的にオンにされるように構成されている
(請求項3)。
【0017】この構成によれば、空気調和機が駆動され
ると、半導体スイッチング素子の制御端子に所定のデュ
ーティ比のPWM制御信号が入力されることにより半導
体スイッチング素子は上記デューティ比でオン、オフを
繰り返し、これによって第1、第2のファンモータは、
電源電圧に対応する最大回転速度に対する上記デューテ
ィ比の回転速度で回転し、ラジエータ及び空気調和機の
コンデンサが冷却される。空気調和機の冷媒圧力が所定
レベル以上になり、かつ、ラジエータの水温が所定レベ
ル以上になると、半導体スイッチング素子は定常的にオ
ンにされるので、第1、第2のファンモータは、電源電
圧に対応する最大回転速度で回転することとなり、ラジ
エータ及び空気調和機のコンデンサがより強力に冷却さ
れる。
【0018】また、請求項2記載の自動車用ファンモー
タの制御回路において、上記第1の冷却ファンはラジエ
ータを冷却するものであり、上記第2の冷却ファンは空
気調和機のコンデンサを冷却するものであり、上記ラジ
エータの水温を検出する水温検出手段を備え、上記制御
手段は、上記空気調和機が駆動されると上記ラジエータ
の水温に応じたデューティ比の上記PWM制御信号を上
記制御端子に出力するものである(請求項4)。
【0019】この構成によれば、空気調和機が駆動され
ると、半導体スイッチング素子の制御端子にラジエータ
の水温に応じたデューティ比のPWM制御信号が入力さ
れることにより半導体スイッチング素子は上記デューテ
ィ比でオン、オフを繰り返し、これによって第1、第2
のファンモータは、電源電圧に対応する最大回転速度に
対する上記デューティ比の回転速度で回転するので、ラ
ジエータの水温に応じた冷却能力でラジエータ及び空気
調和機のコンデンサが冷却される。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る自動車用フ
ァンモータの制御回路の第1実施形態を示す回路図であ
る。
【0021】ラジエータファンモータM1は、自動車の
ラジエータを冷却するためのラジエータファン(第1の
冷却ファン)を駆動するもので、コンデンサファンモー
タM2は、エアコン(空気調和機)のコンデンサを冷却
するためのコンデンサファン(第2の冷却ファン)を駆
動するもので、エンハンスメント型PチャネルMOS型
電界効果トランジスタ(以下、FETという)10は、
半導体スイッチング素子である。各ファンモータM1,
M2は、FET10のソースとアースとの間に並列接続
されている。
【0022】バッテリーBは、電圧VBを有し、各部に
電源を供給するものである。FET10のソースは、イ
グニションスイッチS1を介してバッテリーBの正極に
接続されている。また、FET10のゲートとアースと
の間には、圧力スイッチS3及び水温スイッチS4が直
列接続され、FET10のゲートは、PWM制御回路2
0の出力端子P1に接続されている。
【0023】圧力スイッチS3は、カーエアコン内を循
環する冷媒の圧力が所定レベル以上になるとオンになる
ものである。水温スイッチS4は、ラジエータ中の水温
が所定レベル以上になるとオンになるものである。
【0024】PWM制御回路20の電源端子P2は、イ
グニションスイッチS1を介してバッテリーBの正極に
接続され、PWM制御回路20の入力端子P3とアース
との間には、マグネットクラッチリレーS2が接続され
ている。マグネットクラッチリレーS2は、図略のマグ
ネットクラッチがオンになるとオンになるもので、この
マグネットクラッチは、図略のコンプレッサとバッテリ
ーB間に介設され、図略のエアコン起動スイッチがオン
にされると、オンしてコンプレッサを駆動させるもので
ある。
【0025】PWM制御回路20は、イグニションスイ
ッチS1がオンのときにバッテリーBから電源供給を受
けて動作するもので、マグネットクラッチリレーS2の
オン、オフを検出するとともに、マグネットクラッチリ
レーS2がオフのときは出力端子P1からハイレベル信
号を出力し、マグネットクラッチリレーS2がオンのと
きは出力端子P1から予め設定されたデューティ比のP
WM制御信号を出力するものである。
【0026】次に、図1、図2を用いて、この回路の動
作について説明する。図2は各部の動作を示すタイミン
グチャートである。
【0027】マグネットクラッチリレーS2がオフのと
きには、PWM制御回路20の出力端子P1から電圧V
Bのハイレベル信号が出力されている。これによって、
FET10のゲート及びドレインが同電位になるのでF
ET10はオフになり、各ファンモータM1,M2は回
転しない。
【0028】次いで、時刻t1にマグネットクラッチリ
レーS2がオンにされると、PWM制御回路20の出力
端子P1から予め設定されたデューティ比(本実施形態
では50%)のPWM制御信号が出力される。これによ
って、PWM制御回路20の出力端子P1からローレベ
ル信号が出力されているときはFET10のゲート−ド
レイン間に電圧(−VB)が印加され、ゲート−ドレイ
ン間に電位差が生じるのでFET10がオンになるた
め、PWM制御回路20の出力端子P1から出力される
PWM制御信号のデューティ比でFET10がオン、オ
フを繰り返す。
【0029】従って、各ファンモータM1,M2には平
均的に電圧VB/2が印加されることとなり、ファンモ
ータM1,M2は、それぞれ回転速度W1で回転する。
【0030】次いで、エアコンの冷媒圧力が上昇して圧
力スイッチS3がオンし、ラジエータの水温が上昇して
水温スイッチS4がオンして、時刻t2に圧力スイッチ
S3及び水温スイッチS4が両方ともオンになると、F
ET10のゲートはアースに落とされ、これによってF
ET10のゲート−ドレイン間に電圧(−VB)が印加
され、ゲート−ドレイン間に電位差が生じるのでFET
10が継続的にオンになる。
【0031】従って、各ファンモータM1,M2には電
圧VBが印加されることとなり、ファンモータM1,M
2は、それぞれ回転速度W2(≒2W1)で回転する。
【0032】このように、マグネットクラッチリレーS
2がオンのときはPWM制御回路20の出力端子P1か
ら出力されるPWM制御信号のデューティ比でFET1
0をオン、オフさせ、圧力スイッチS3及び水温スイッ
チS4が両方ともオンになるとFET10を継続的にオ
ンにさせるようにしたので、ラジエータファンモータM
1及びコンデンサファンモータM2の回転速度をFET
10のみによって速度W1,W2の2段階に制御すること
ができ、これによって回路の小型化を図ることができ
る。
【0033】また、電磁リレーに代えてFETを用いる
ようにしたので、機械接点における接離音による騒音を
防止するとともに、オン、オフ回数の寿命を増大するこ
とができる。また、コイル部への通電時の電流レベルに
比べてゲート電流のレベルは非常に小さいので、消費電
力を低減することができる。
【0034】なお、PWM制御回路20の出力端子P1
から出力するPWM制御信号のデューティ比は50%に
限られず、ラジエータファンやコンデンサファンの必要
な冷却性能が大きければデューティ比を上昇させ、小さ
ければ低下させるなど、必要な冷却性能に応じて設定す
ればよい。
【0035】図3は、本発明に係る自動車用ファンモー
タの制御回路の第2実施形態を示す回路図である。な
お、第1実施形態と同一物には同一符号を付し、説明を
省略する。
【0036】第2実施形態では、ラジエータファンモー
タM1は、FET11のソースとアースとの間に接続さ
れ、コンデンサファンモータM2は、FET12のソー
スとアースとの間に接続されている。FET11,12
のドレインは、バッテリーBの正極に接続され、ゲート
は、それぞれ制御回路部21の出力端子P11,P12
に接続されている。
【0037】制御回路部21の電源端子P13は、イグ
ニションスイッチS1を介してバッテリーBの正極に接
続され、入力端子P14は、圧力スイッチS3及び水温
スイッチS4からなる直列回路を介してアースに接続さ
れ、入力端子P15は、マグネットクラッチリレーS2
を介してアースに接続されている。
【0038】制御回路部21は、イグニションスイッチ
S1がオンのときにバッテリーBから電源供給を受けて
動作するもので、マグネットクラッチリレーS2のオ
ン、オフを検出するとともに、マグネットクラッチリレ
ーS2がオフのときはゲート及びドレインを同電位にす
るもので、マグネットクラッチリレーS2がオンのとき
は出力端子P12からローレベル(本実施形態ではアー
スレベル)信号を出力するものである。
【0039】また、制御回路部21は、圧力スイッチS
3及び水温スイッチS4の両方ともがオンしたことを検
出するとともに、この検出時に出力端子P11,P12
からローレベル信号を出力するものである。
【0040】次に、図3、図4を用いて、この回路の動
作について説明する。図4は各部の動作を示すタイミン
グチャートである。
【0041】マグネットクラッチリレーS2がオフのと
きには、ゲート及びドレインが同電位のため、FET1
1,12はオフになり、各ファンモータM1,M2は回
転しない。
【0042】次いで、時刻t11にマグネットクラッチリ
レーS2がオンにされると、制御回路部21の出力端子
P12からアースレベルのローレベル信号が出力され
る。これによってFET12がオンになるため、コンデ
ンサファンモータM2が回転する。
【0043】更に、エアコンの冷媒圧力が上昇して圧力
スイッチS3がオンし、ラジエータの水温が上昇して水
温スイッチS4がオンして、時刻t12に圧力スイッチS
3及び水温スイッチS4が両方ともオンになると、制御
回路部21の出力端子P11,P12からローレベル信
号が出力される。これによって、FET11,12がオ
ンになるため、ラジエータファンモータM1及びコンデ
ンサファンモータM2が回転する。
【0044】そして、図4に示すように、マグネットク
ラッチリレーS2がオフになっても圧力スイッチS3及
び水温スイッチS4が両方ともオンの間は制御回路部2
1の出力端子P11,P12からローレベル信号の出力
を継続してラジエータファンモータM1及びコンデンサ
ファンモータM2の回転駆動を継続させ、圧力スイッチ
S3及び水温スイッチS4のいずれか一方(図4では水
温スイッチS4)が時刻t13にオフになると、各FET
11,12のゲート及びドレインが同電位になり、ファ
ンモータM1,M2が停止する。
【0045】このように、第2実施形態では、FET1
1,12を備え、制御回路部21によってFET11,
12を個別にオン、オフさせるようにしたので、ラジエ
ータファンモータM1及びコンデンサファンモータM2
を簡易な構成で個別に回転動作させることができるとと
もに、回路の小型化を図ることができる。
【0046】なお、マグネットクラッチリレーS2がオ
フのときには、圧力スイッチS3及び水温スイッチS4
が両方ともオンであっても、各FET11,12のゲー
ト及びドレインを同電位にして、ファンモータM1,M
2を停止させるようにしてもよい。
【0047】図5は、本発明に係る自動車用ファンモー
タの制御回路の第3実施形態を示す回路図である。な
お、第2実施形態と同一物には同一符号を付し、説明を
省略する。
【0048】第3実施形態は、第2実施形態の制御回路
部21に代えて制御回路部22を備え、水温スイッチS
4に代えて水温センサS5を備えている。
【0049】この制御回路部22は、出力端子P21,
P22、電源端子P23及び入力端子P24〜P26を
備えてなり、出力端子P21,P22は、それぞれFE
T11,12のゲートに、電源端子P23は、イグニシ
ョンスイッチS1を介してバッテリーBの正極に接続さ
れ、入力端子P25は圧力スイッチS3を介してアース
に接続され、入力端子P26はマグネットクラッチリレ
ーS2を介してアースに接続されている。
【0050】水温センサS5は、サーミスタなどからな
り、ラジエータの水温に応じて抵抗値が変化するもの
で、その一端はイグニションスイッチS1を介してバッ
テリーBの正極に接続され、他端は制御回路部22の入
力端子P24に接続されるとともに、抵抗R1を介して
アースに接続されている。
【0051】制御回路部22は、イグニションスイッチ
S1がオンのときにバッテリーBから電源供給を受けて
動作するもので、入力端子P24に入力される水温セン
サS5及び抵抗R1による分圧電圧からラジエータの水
温を検出するものである。また、制御回路部22は、マ
グネットクラッチリレーS2のオン、オフを検出すると
ともに、圧力スイッチS3のオン、オフを検出するもの
である。また、制御回路部22は、マグネットクラッチ
リレーS2がオフのときには各FET11,12のゲー
ト及びドレインを同電位にして、FET11,12をオ
フ状態にするものである。
【0052】また、制御回路部22は、後述するよう
に、マグネットクラッチリレーS2がオンのときには、
圧力スイッチS3のオン、オフ及びラジエータの水温に
応じたデューティ比のPWM制御信号を出力端子P2
1,P22から出力するものである。
【0053】次に、図5〜図7を用いて、この回路の動
作について説明する。図6は各部の動作を示すタイミン
グチャート、図7はラジエータの水温Tに対する各ファ
ンモータM1,M2の回転速度を示す図である。
【0054】マグネットクラッチリレーS2がオフのと
きには、ゲート及びドレインが同電位となっており、こ
れによって、FET11,12はオフになり、各ファン
モータM1,M2は回転しない。
【0055】次いで、時刻t21にマグネットクラッチリ
レーS2がオンにされると、水温センサS5で検出され
るラジエータの水温Tに応じて予め設定されたデューテ
ィ比のPWM制御信号が制御回路部22の出力端子P2
1,P22から出力される。
【0056】このPWM制御信号のデューティ比は、図
6に示すように、圧力スイッチS3がオフの場合には、
1≦T<T2のときは1/6、T2≦T<T3のときは1
/3、T3≦T<T4のときは1/2に設定され、圧力ス
イッチS3がオンの場合には、T1≦T<T2のときは2
/3、T2≦T<T3のときは5/6、T3≦T<T4のと
きは1に設定されている。
【0057】これによって、各ファンモータM1,M2
の回転速度は、図7に示すように、圧力スイッチS3が
オフの場合には、T1≦T<T2のときはW1/3、T2
T<T3のときは2W1/3、T3≦T<T4のときはW1
となり、圧力スイッチS3がオンの場合には、T1≦T
<T2のときは4W1/3、T2≦T<T3のときは5W1
/3、T3≦T<T4のときは2W1となる。
【0058】このように、第3実施形態では、水温セン
サS5を備え、ラジエータの水温に応じたデューティ比
のPWM制御信号を制御回路部22から出力するように
したので、ラジエータファンモータM1及びコンデンサ
ファンモータM2の回転速度を多段階に制御することが
できる。これによって、必要な冷却性能を効率的に得る
ことができるので、省エネルギーを図ることができると
ともに、モータの静音化及び長寿命化を図ることができ
る。
【0059】なお、水温の所定幅毎にPWM制御信号の
デューティ比を設定するのに代えて、水温に応じて無段
階にデューティ比を変更するようにしてもよい。この場
合には、図8に示すように、ラジエータファンモータM
1及びコンデンサファンモータM2の回転速度を無段階
に制御することができ、これによって更に効率向上を図
ることができる。
【0060】また、制御回路部22の出力端子P21と
出力端子P22とから、異なるデューティ比のPWM制
御信号を出力するようにしてもよい。この場合には、各
冷却ファンの必要な冷却性能に応じて、ラジエータファ
ンモータM1及びコンデンサファンモータM2の回転速
度を個別に制御することができ、これによって更に効率
向上を図ることができる。
【0061】なお、上記各実施形態において、FET1
0〜12は、エンハンスメント型PチャネルMOS型電
界効果トランジスタに限られず、Nチャネルなどの他の
MOS型電界効果トランジスタや、絶縁ゲート型バイポ
ーラトランジスタ(IGBT)などの他のタイプの半導
体スイッチング素子や、自己保護機能を有するインテリ
ジェントパワースイッチ(IPS)を用いてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源と第1、第2のファンモータとの間に介設された半
導体スイッチング素子の制御端子に所定の制御信号を入
力するようにしたので、簡易な回路構成で、第1、第2
のファンモータを回転させることができるとともに、回
路の小型化を図ることができる。
【0063】また、半導体スイッチング素子の制御端子
に所定のデューティ比のPWM制御信号を入力するよう
にしたので、簡易な回路構成で、第1、第2のファンモ
ータを電源電圧に対応する最大回転速度に対する上記デ
ューティ比の回転速度で回転させることができるととも
に、回路の小型化を図ることができる。
【0064】また、空気調和機の冷媒圧力が所定レベル
以上になり、かつ、ラジエータの水温が所定レベル以上
になると、半導体スイッチング素子を定常的にオンにさ
せて第1、第2のファンモータを電源電圧に対応する最
大回転速度で回転させることにより、電源電圧に対応す
る最大回転速度と、この最大回転速度に対する上記デュ
ーティ比の回転速度との2段階の第1、第2のファンモ
ータの回転速度制御を簡易な回路構成で行うことができ
る。
【0065】また、半導体スイッチング素子の制御端子
にラジエータの水温に応じたデューティ比のPWM制御
信号を入力することにより、簡易な回路構成で、ラジエ
ータの水温に応じた回転速度で第1、第2のファンモー
タを回転させることができ、これによって、ラジエータ
及び空気調和機のコンデンサをラジエータの水温に応じ
た冷却能力で冷却することができる。従って、第1、第
2のファンモータを効率良く回転させることができ、こ
れによって、消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用ファンモータの制御回路
の第1実施形態を示す回路図である。
【図2】各部の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明に係る自動車用ファンモータの制御回路
の第2実施形態を示す回路図である。
【図4】各部の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明に係る自動車用ファンモータの制御回路
の第3実施形態を示す回路図である。
【図6】各部の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】ラジエータの水温に対する各ファンモータの回
転速度を示す図である。
【図8】ラジエータの水温に対する各ファンモータの回
転速度の異なる例を示す図である。
【図9】従来の自動車におけるコンデンサファンモータ
及びラジエータファンモータの制御回路図である。
【符号の説明】
10,11,12 FET(半導体スイッチング素子) 20 PWM制御回路(制御手段) 21,22 制御回路部(制御手段) B バッテリー(電源) M1 ラジエータファンモータ(第1のファンモータ) M2 コンデンサファンモータ(第2のファンモータ) S1 イグニションスイッチ S2 マグネットクラッチリレー S3 圧力スイッチ S4 水温スイッチ S5 水温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 孝志 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に配設された第1、第2の冷却フ
    ァンをそれぞれ駆動するための第1、第2のファンモー
    タと電源との接続を制御する自動車用ファンモータの制
    御回路において、上記電源と上記第1、第2のファンモ
    ータとの間に介設され、制御端子に入力される制御信号
    によって上記第1、第2のファンモータと上記電源との
    接続をオン、オフする半導体スイッチング素子と、所定
    の制御信号を上記制御端子に出力する制御手段とを備え
    たことを特徴とする自動車用ファンモータの制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用ファンモータの
    制御回路において、上記制御手段は、上記制御信号とし
    て所定のデューティ比のPWM制御信号を上記制御端子
    に出力するものであることを特徴とする自動車用ファン
    モータの制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動車用ファンモータの
    制御回路において、上記第1の冷却ファンはラジエータ
    を冷却するものであり、上記第2の冷却ファンは空気調
    和機のコンデンサを冷却するものであり、上記空気調和
    機の冷媒圧力が所定レベル以上であることを検出する圧
    力検出手段と、上記ラジエータの水温が所定レベル以上
    であることを検出する水温検出手段とを備え、上記制御
    手段は、上記空気調和機が駆動されると上記PWM制御
    信号を上記制御端子に出力するものであり、上記半導体
    スイッチング素子は、上記圧力検出手段による検出が行
    われ、かつ上記水温検出手段による検出が行われたとき
    は、定常的にオンにされるように構成されていることを
    特徴とする自動車用ファンモータの制御回路。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の自動車用ファンモータの
    制御回路において、上記第1の冷却ファンはラジエータ
    を冷却するものであり、上記第2の冷却ファンは空気調
    和機のコンデンサを冷却するものであり、上記ラジエー
    タの水温を検出する水温検出手段を備え、上記制御手段
    は、上記空気調和機が駆動されると上記ラジエータの水
    温に応じたデューティ比の上記PWM制御信号を上記制
    御端子に出力するものであることを特徴とする自動車用
    ファンモータの制御回路。
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Cited By (4)

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