JPH09271969A - Yagレーザ溶接加工方法 - Google Patents

Yagレーザ溶接加工方法

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JPH09271969A
JPH09271969A JP8082524A JP8252496A JPH09271969A JP H09271969 A JPH09271969 A JP H09271969A JP 8082524 A JP8082524 A JP 8082524A JP 8252496 A JP8252496 A JP 8252496A JP H09271969 A JPH09271969 A JP H09271969A
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yag laser
laser welding
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heat
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の要求される仕上り状態により加工条件
を推定し、簡易化せしめると共に加工条件を数値してワ
ークにYAGレーザ溶接加工を行い得るようにする。 【解決手段】 ワークWA ,WB にYAGレーザ溶接加
工を行う際、予めレーザビームLBのスポット径(d)
並びに加工速度(F)、ビードのラップ率(S)を設定
して周波数(f)を算出すると共に、加工すべきワーク
A ,WB の材質,板厚に対して貫通に必要な熱量
(J)を測定し、この熱量(J)に溶込率(T)を乗じ
て必要な入熱量(JI )を算出し、これらの算出された
周波数(f),入熱量(JI )を基にしてワークにYA
Gレーザ溶接加工を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークにYAG
レーザ溶接加工を行うYAGレーザ溶接加工方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークにYAGレーザ溶接加工を
行う際には、加工すべきワークの板厚、材質並びに継手
形状などにより種々の加工条件が存在し、各溶接パター
ンにより加工条件の確認をその都度作業者が行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のYAGレーザ溶接加工方法では、加工条件のデータ
が数値的なデータとなっていないと共に、条件数が多す
ぎるという問題があった。
【0004】この発明の目的は、製品の要求される仕上
り状態により加工条件を推定し、簡易化せしめると共に
加工条件を数値化してワークにYAGレーザ溶接加工を
容易に行い得るようにしたYAGレーザ溶接加工方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のYAGレーザ溶接加工方法
は、ワークにYAGレーザ溶接加工を行う際、予めレー
ザビームのスポット径(d)並びに加工速度(F)、ビ
ードのラップ率(S)を設定して周波数(f)を算出す
ると共に、加工すべきワークの材質、板厚に対して貫通
に必要な熱量(J)を測定し、この熱量(J)に溶込み
率(T)を乗じて必要な入熱量(JI )を算出し、これ
らの算出された周波数(f)、入熱量(JI )を基にし
てワークにYAGレーザ溶接加工を行うことを特徴とす
るものである。
【0006】したがって、ワークにYAGレーザ溶接加
工を行う際には、予め加工すべきワークの材質,板厚お
よびレーザビームのスポット径(d)が判っているか
ら、まず加工速度(F)とビードのラップ率(S)を指
定してやることにより、周波数(f)がf=F/60×
(1−S)×dで算出される。次に、ワークの材質,板
厚に対して貫通に必要な熱量(J)を測定しておくこと
により、必要な入熱量(JI )は前記熱量(J)に溶込
率(T)を乗じてJI =J×Tで算出される。
【0007】これら算出された周波数(f),入熱量
(JI )を基にワークにYAGレーザ溶接加工が行われ
る。而して、従来よりも加工条件の算出が数値化される
と共に簡易化されてYAGレーザ溶接加工を容易に行う
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基いて詳細に説明する。
【0009】図1を参照するに、YAGレーザ加工機1
は例えばY軸方向へ移動可能なYAGレーザ加工ヘッド
3を備えており、このYAGレーザ加工ヘッド3内には
レーザビームLBを集光せしめる集光レンズ5が設けら
れている。また前記YAGレーザ加工ヘッド3には光フ
ァイバ7によってレーザ発振器9が接続されている。さ
らにYAGレーザ加工ヘッド3には加工条件を設定し制
御せしめる制御装置11が接続されていると共に、制御
装置11はレーザ発振器9に接続されている。
【0010】上記構成により、図示省略のワークテーブ
ル上にワークWA とWB を突き合せた状態で載置せしめ
る。この状態で制御装置11に加工条件を入力しYAG
レーザ加工ヘッド3をY軸方向へ移動せしめると共に、
レーザ発振器9から出力されたレーザビームLBは光フ
ァイバ7により集光レンズ7に集光された後、ワークW
A とWB の突き合せ部WT に照射されてレーザ溶接加工
が行われることになる。
【0011】前記制御装置11に入力せしめる加工条件
のうちの1つとしてレーザビームLBの周波数(f)を
決定するために、レーザビームLBのスポット径をdと
した場合、図2(A)〜(B)に示されているように、
例えばラップ率0%,30%,50%,80%がビード
のラップ状態により決定される。
【0012】そして、周波数(f)は、加工速度
(F)、ラップ率(S)、スポット径(d)から下式に
より算出される。 f=F/60×(1−S)×d ……(1) 但し、 f:周波数(Hz),F:加工速度(mm/min) S:ラップ率(%),d:スポット径(mm) 上記(1)式でスポット径(d)は光学系により決定さ
れる値であるから、加工速度(F)と、仕上り状態を加
味してラップ率(S)を決定すれば、周波数(f)は算
出される。
【0013】上記(1)式において、例えばスポット径
(d)を1mmとし、ラップ率Sを0%,30%,50
%,80%および90%に、加工速度(F)を100,
300,500,800および1000mm/minに
した場合の周波数(f)のデータは図3に示されている
ようになる。
【0014】次に、各ワークの材質,板厚に対応した1
パルスに必要な熱量を決定する場合、まず溶接の溶け込
み深さは、図4に示されているように、ワークWA とW
B の突き当て部WT の裏面に貫通しないと判断できない
ものである。したがって、レーザビームLBが貫通ギリ
ギリのところに到達したときの必要な熱量(J)を、図
5に示されているように、各材質(例えばSUS,
A),板厚(T)(例えば1.0〜2.0)おいて測定
する。そして、各測定値に各材質,板厚の溶込率T
(%)を乗じて必要な入熱量(JI )が算出される。す
なわち、入熱量(JI )はJI =J×Tで算出される。
【0015】こうして算出された周波数(f),入熱量
(JI )を基にした加工条件を制御装置11に入力し、
この制御装置11でYAGレーザ加工機1を制御せしめ
ることによりワークWA とWB との突き合せ部WT にレ
ーザ溶接加工を容易に行うことができる。而して、従来
よりも加工条件の算出を数値化せしめることができると
共に簡易化させることができる。
【0016】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。本実施の形
態の例における制御装置11に加工条件ファイルを持た
せ、周波数(f),入熱量(JI )のデータを種々ファ
イルしておけば、ワークの材質,板厚,ラップ率,溶込
み率,加工速度を指定し入力すれば、速かに加工条件が
決定されて、この加工条件の基でワークにレーザ溶接加
工を容易に行うことができる。
【0017】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明よれば、ワークにYAGレ
ーザ溶接加工を行う際には、予め加工すべきワークの材
質、板厚およびレーザビームのスポット径(d)が判っ
ているから、まず加工速度(F)とビードのラップ率
(S)を指定してやることにより、周波数(f)がf=
F/60×(1−S)×dで算出される。次に、ワーク
の材質,板厚に対して貫通に必要な熱量(J)を測定し
ておくことにより、必要な入熱量(JI )は前記熱量
(J)に溶込率(T)を乗じてJI =J×Tで算出され
る。
【0018】これら算出された周波数(f),入熱量
(JI )を基にワークにYAGレーザ溶接加工が行われ
る。而して、従来よりも加工条件の算出を数値化せしめ
ることができると共に簡易化せしめることができて、ワ
ークにYAGレーザ溶接加工を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施するYAGレーザ加工機の概略
説明図である。
【図2】レーザビームのスポット径(d)からラップ率
を求める説明図である。
【図3】スポット径(d)を1mmとしたときの各ラッ
プ率(S)S加工速度(F)に基づく周波数(f)の一
例のデータを示す図である。
【図4】ワークの溶接に必要な熱量を測定する説明図で
ある。
【図5】ワークの材質,板厚に対して測定した熱量の一
例のデータを示す図である。
【符号の説明】
1 YAGレーザ加工機 3 YAGレーザ加工ヘッド 5 集光レンズ 7 光ファイバ 9レーザ発振器 11 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークにYAGレーザ溶接加工を行う
    際、予めレーザビームのスポット径(d)並びに加工速
    度(F)、ビードのラップ率(S)を設定して周波数
    (f)を算出すると共に、加工すべきワークの材質、板
    厚に対して貫通に必要な熱量(J)を測定し、この熱量
    (J)に溶込み率(T)を乗じて必要な入熱量(JI
    を算出し、これらの算出された周波数(f)、入熱量
    (JI )を基にしてワークにYAGレーザ溶接加工を行
    うことを特徴とするYAGレーザ溶接加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10207364B2 (en) 2013-11-15 2019-02-19 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Laser welding condition determination method and laser welding device

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