JP3159633B2 - レーザ加工機システム - Google Patents

レーザ加工機システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を用いて
被加工物に対し切断及び溶接等のレーザ加工をするレー
ザ加工機システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】2次元レーザ加工機は平板を非接触で高
速、高精度で加工するために採用されている。2次元レ
ーザ加工機では加工ヘッドをX,Y,Z軸で制御し、レ
ーザ発振器から導かれ加工ヘッド先端から出力されるレ
ーザ光を用いて被加工物(以下適宜ワークと記す)を加
工する。一般的には、ピアス貫通を検知することはでき
なかった。ピアス加工中にワーク裏面に発光が生じた
後、初めて判明することが多かった。
【0003】ここで、従来の一般的な2次元レーザ加工
機の構成を図13,図14により説明する。101は加
工ヘッドでZ軸100の先端に取り付けられている。1
08はモータM3による加工ヘッド101の矢印Z方向
の移動を案内するZ軸ガイド、109はモータM2によ
る加工ヘッド101の矢印Y方向の移動を案内するY軸
ガイド、110はモータM1による加工テーブル102
の矢印X方向の移動を案内するX軸ガイドである。上記
モータM1〜M3は、制御装置104からの駆動信号M
により駆動され、加工プログラムに従って、ワークWに
対する加工ヘッド101の距離を一定に保ちながら、レ
ーザ光Lのスポットが加工線Kを倣うように制御され
る。又ワークWに対する加工ヘッド101の距離を一定
に保持するために加工ヘッド101の先端に取り付けら
れた距離センサ(図示せず)がワークWと加工ヘッド1
01との距離を測定し、制御装置104へ測定信号をフ
ィードバックし、最終的にレーザ光Lのスポットを制御
している。また制御装置104には焦点位置検出時等に
使用される手元操作箱107が接続されている。105
はレーザ光を出力するレーザ発振器、103は上記X,
Y,Zの3軸方向のガイド機構等からなる加工機本体で
ある。
【0004】また、レーザ加工機として、レーザ光線の
照射によってワークから生じた光を検出する検出手段
と、上記レーザ発振器を制御するとともに、上記検出手
段で検出した検出光量信号が入力される制御部とを備え
て、上記検出手段によって検出した検出光量信号の変化
によってワークの加工状況を監視できるように構成した
ものは知られている。例えば特開平6−91384号、
特開平6−142960号等が公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のレ
ーザ加工機システムでは、ピアス加工の終了であるピア
ス貫通を検出する際に、判断基準となる値(情報)が固
定されており、システムの状態、被加工物の材質・板厚
により実際に基準とすべき値は異なっている場合に、ピ
アス貫通の誤検出を行なってしまう危険性があった。
【0006】また、最適なピアス条件を設定することは
難しく、作業者が手動で試行錯誤しながらピアス条件を
修正(変更)していたため、個々の作業者によって修正
する手順(要領)及び再設定したピアス条件が異なり、
ピアス条件の修正作業の効率が悪かった。
【0007】この発明は上述のような課題を解決するた
めになされたもので、システムの状態、被加工物の材質
・板厚に応じて、ピアス貫通検出のレベルを修正し、い
かなるシステムの状態、被加工物の材質・板厚に対して
も、個々の作業者によってバラツキが生じることなく、
正確なピアス貫通検知を行なうことのできるレーザ加工
機システムを得るものである。
【0008】また、効率の良いピアス条件の修正を可能
とするレーザ加工機システムを得るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーザ加
工機システムは、レーザ発振器から出力されたレーザ光
を被加工物に照射して加工する加工機と、上記被加工物
から反射光を検出する検出手段と、上記レーザ発振器
を制御するとともに上記検出手段からの検出信号を入力
する制御部とを備えたレーザ加工機システムにおいて、
上記制御部は、レーザ光路長の変化に応じてピアス貫通
検知情報を修正する距離対応ピアス貫通検知情報修正手
段、上記被加工物の材質に応じてピアス貫通検知情報を
修正する材質対応ピアス貫通検知情報修正手段、上記被
加工物の板厚に応じてピアス貫通検知情報を修正する板
厚対応ピアス貫通検知情報修正手段の少なくとも一つの
修正手段と、 上記少なくとも一つの修正手段により修正
されたピアス貫通検知情報に基づきピアス貫通の検知を
行ない、上記反射光の光量が適当であるか否かを判断す
るピアス貫通可能性判断手段と、上記反射光の光量が
当でないと判断した場合にピアス条件を修正するピアス
条件修正手段と、このピアス条件修正手段で修正した手
順を記憶する手順記憶手段と、修正されたピアス条件を
登録するピアス条件登録手段と、を備え、 上記距離対応
ピアス貫通検知情報修正手段は、加工ヘッドの移動によ
る光路長の変化に基づく反射光の減衰に応じて上記検出
手段から制御部に入力される検出信号の強さを補正し、
上記検出信号の強さを一定に保つように補正するもので
あり、 上記材質対応ピアス貫通検知情報修正手段は、被
加工物の材質により反射光の減衰が変化する場合に、上
記被加工物に照射されているレーザ出力に応じて検出手
段から制御部に入力される検出信号の強さを補正し、上
記検出信号の強さを一定に保つように補正するものであ
り、 上記板厚対応ピアス貫通検知情報修正手段は、被加
工物の板厚により反射光の減衰が変化する場合に、上記
被加工物に照射されているレーザ出力に応じて検出手段
から制御部に入力される検出信号の強さを補正し、上記
検出信号の強さを一 定に保つように補正を行なうもので
ある。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、この発明の第1実施形態を、図1〜図3を用いて
説明する。図1は、ピアス加工中のピアス貫通を監視し
ている2次元レーザ加工機システムの斜視図である。1
Aはピアス貫通を検出するピアス貫通検知部を構成する
検知処理部、1Bはピアス貫通検知部を構成する受光素
子、100は加工ヘッド101をZ軸方向に動かすこと
のできるZ軸ユニット、102は加工テーブル、103
は加工機本体、104は加工機本体103の制御装置、
105は加工に使用するレーザ光を発生させるレーザ発
振器である。2は制御装置104の中のNC制御部に内
蔵されたピアス検知情報修正部であり、加工機システム
の状態、すなわち加工ヘッド101から受光素子1Bま
での光路長の変化に応じてピアス貫通検知情報を修正す
る距離対応ピアス貫通検知情報修正部6、被加工物の材
質によりピアス貫通検知情報を修正する材質対応ピアス
貫通検知情報修正部7、被加工物の板厚によりピアス貫
通検知情報を修正する板厚対応ピアス貫通検知情報修正
部8を有している。3はNC制御部に内蔵されたピアス
条件修正部であり、前記ピアス検知情報修正部2で修正
したピアス貫通検知情報を用いて加工を行なっているに
もかかわらず、ピアス貫通までに時間がかかりすぎる場
合には、適切にピアス加工ができるように修正を行な
い、修正を行なった手順を記憶することのできるピアス
条件修正手順記憶部9を有している。4はNC制御部に
内蔵された修正ピアス条件記憶部であり、前記ピアス検
知情報修正部2で修正したピアス貫通検知情報を用いて
加工を行なっているにもかかわらず、ピアス貫通までに
時間がかかりすぎる場合にはピアス条件を修正し記憶す
る、最適ピアス条件記憶部10により構成されている。
【0014】図2は、ピアス加工中のピアス貫通を監視
している2次元レーザ加工機システムのピアス貫通検知
装置の概略図である。図2において1は、被加工物の表
面で発生した反射光を監視し、ピアス貫通の発生を監視
するピアス貫通検知部である。104は、ピアス貫通検
知情報を修正する検知情報修正部2と、更にピアス貫通
が発生する場合にピアス条件を修正するが、修正に要す
る手順を記憶するピアス条件修正部(図示せず)と、修
正されたピアス条件を新しくピアス条件として記憶する
修正加工条件記憶部(図示せず)とを内部に備えたNC
制御部である。101は加工ヘッド、103は加工機本
体、105は加工に使用するレーザ光を発生させるレー
ザ発振器、106はNC制御部に指示を送る操作部、1
07は加工ヘッド101の微少な修正を行なう手元操作
箱である。検知情報修正部2は、ピアス貫通検知情報記
憶部11と、ピアス貫通検知情報読込部12と、システ
ム状態記憶部13と、距離によるピアス貫通検知情報修
正部14と、加工材質記憶部16と、加工材質によるピ
アス貫通検知情報修正部17と加工板厚設定部18と、
板厚によるピアス貫通検知情報修正部19から構成され
ている。
【0015】図3は、ピアス加工中のピアス貫通を監視
している2次元レーザ加工機システムのフローチャート
である。以下図3に基づいてピアス貫通の監視動作を説
明する。ピアス貫通検知情報読込作業ステップ(ステッ
プS1)でピアス貫通検知情報を読み込む。ピアス貫通
検知情報の修正が完了したかを判断するピアス貫通検知
情報終了完了判断作業ステップ(ステップS2)で、ピ
アス貫通検知情報の修正が完了していない場合には、ス
テップS3で加工機のシステム状態を調べ、システム状
態によるピアス貫通検知情報修正ステップ(ステップS
4)でシステムの状態に応じてピアス貫通検知情報を修
正する。続いてステップS5で加工中の被加工物(ワー
ク)の材質を調べ、ワークの材質によるピアス貫通検知
情報修正ステップ(ステップ6)でワーク材質に応じて
ピアス貫通検知情報を修正する。続いてステップS7で
加工中の板厚に応じて加工出力が異なる特徴から加工出
力の変化を調べ、ワークの板厚によるピアス貫通検知情
報修正ステップ(ステップS8)でワークの板厚に応じ
てピアス貫通検知情報を修正する。ステップS2で、情
報の修正が完了した場合には、ステップS9へ進む。
【0016】実施の形態2. 次に、この発明の第2実施形態を図4、図5を用いて説
明する。図4は、加工機システムの状態すなわち加工ヘ
ッド101の先端から反射光検出部(受光素子)1Bま
での光路長変化分に基づいてピアス貫通検知情報を修
正(図3中ステップS3,S4に相当)する、距離対応
ピアス貫通検知条件修正部の詳細を示した図である。図
中、1A,1B,100〜103及び105は上述の図
1のものと同様であり、説明を省略する。104は加工
機本体103の制御装置であり、制御装置104の中に
ある、距離対応ピアス貫通検知情報修正部6は、制御装
置104内のピアス貫通検知情報記憶部11で記憶され
ているピアス貫通検知情報を読み出すピアス貫通検知情
報読込部12、制御装置104内のシステム状態記憶部
13で記憶しているシステムの状態を監視し、加工ヘッ
ド先端から反射光検出部までの光路長の変化分を計算
し、計算された結果に基づき読み出したピアス貫通検知
情報の修正を行なう距離によるピアス貫通検知情報修正
部14で構成されている。
【0017】図5は、図4に示された、距離対応ピアス
貫通検知情報修正部6のフローチャートを示した図であ
る。以下図5に基づいて距離対応ピアス貫通検知条件修
正動作を説明する。制御用パラメータ記憶部に記憶され
ているピアス貫通検知情報をピアス貫通検知情報読込部
12で読み込み(ステップS1)、現在の加工ヘッドの
位置をシステム状態記憶部13で記憶している加工ヘッ
ドの現在位置を取り出し(ステップS16)、前記現在
値より基準位置からの光路長増加分を算出し(ステップ
S17)、ステップS17で算出した光路長増加分から
補正係数を算出する。
【0018】補正係数は、簡単な算術演算で求められ
る。 α=ΔL/定数 分子の定数は加工機システム構成から決定されるが、こ
の実施の形態では分子の定数を250で行なっている。
更に補正を細かく行なうのであれば、この定数を変更す
れば可能になる。
【0019】実施の形態3. 次に、この発明の第3実施形態を図6,図7を用いて説
明する。図6は、2次元レーザ加工機システムで使用す
る被加工物の材質に対応してバーニング検知情報を修正
(図3中ステップS5,S6に相当)する、材質対応ピ
アス貫通検知条件修正部の詳細を示した図である。図
中、1A,1B,100〜103及び105は上述の図
1のものと同様であり、説明を省略する。104は加工
機本体103の制御装置である。制御装置104の中に
ある、材質対応ピアス貫通検知情報修正部7は、制御装
置104内のピアス貫通検知情報記憶部11で記憶され
ているピアス貫通検知情報を読み出すピアス貫通検知情
報読込部12、制御装置104内の加工材質記憶部16
で記憶している材質情報に基づき読み出したピアス貫通
検知情報の修正を行なう材質によるピアス貫通検知情報
修正部17で構成されている。
【0020】図7は、図6に示された、材質対応ピアス
貫通検知情報修正部7のフローチャートを示した図であ
る。以下図7に基づいてワークの材質対応のピアス貫通
検知条件修正動作を説明する。制御用パラメータ記憶部
に記憶されているピアス貫通検知情報をピアス貫通検知
情報読込部12で読み込み(ステップS1)、現在加工
中のワーク材質を加工条件用パラメータ記憶部から取り
出し(ステップS20)、前記ワーク材質の反射率の
高、低を判断し(ステップS21)、ステップS21で
算出した反射率の高低から補正係数を決定する(ステッ
プS22)。
【0021】実施の形態4. 次に、この発明の第4実施形態を図8,図9を用いて説
明する。図8は、2次元レーザ加工機システムで使用す
る被加工物の板厚に対応してバーニング検知情報を修正
(図3中ステップS7,S8に相当)する、板厚対応ピ
アス貫通検知条件修正部の詳細を示した図である。図
中、1A,1B,100〜103及び105は、上述の
図1のものと同様であり、説明を省略する。104は加
工機本体103の制御装置であり、制御装置104の中
にある、板厚対応ピアス貫通検知情報修正部8は、制御
装置104内のピアス貫通検知情報記憶部11で記憶さ
れているピアス貫通検知情報を読み出すピアス貫通検知
情報読込部12、制御装置104内の加工板厚設定部1
8で設定している板厚情報に基づき読み出したピアス貫
通検知情報の修正を行なう板厚によるピアス貫通検知情
報修正部19で構成されている。
【0022】図9は、図8に示された、板厚対応ピアス
貫通検知情報修正部8のフローチャートを示した図であ
る。以下図9に基づいてワークの板厚対応のピアス貫通
検知条件修正動作を説明する。制御用パラメータ記憶部
に記憶されているピアス貫通検知情報をピアス貫通検知
情報読込部12で読み込み(ステップS1)、現在加工
中の被加工物の板厚tを加工条件用パラメータ記憶部か
ら取り出し(ステップS24)、前記出力から補正係数
を決定する(ステップS25)。
【0023】実施の形態5. 次に、この発明の第5実施形態を図10,図11を用い
て説明する。図10は、上記制御部に、ピアス加工中、
速く安定にピアス加工が行なえるように制御部でピアス
条件を自動で修正し、前記修正に要した修正手順を手順
データとして、記憶し、新しい被加工物に対して、修正
を行なう場合に、該手順を利用し、修正を簡単に行なう
ことのできるピアス条件修正手順記憶部を示した図であ
る。図中、1A,1B,100〜103及び105は上
述の図1のものと同様であり、説明を省略する。104
は加工機本体103の制御装置である。ピアス条件修正
手順記憶部9は、修正手順が記憶されている加工条件用
パラメータ記憶部内のピアス条件修正手順登録部22
と、このピアス条件修正手順登録部22で記憶されてい
る該手順を利用しピアス条件を修正するピアス条件修正
部20と、該手順の上に修正を行なった場合に該手順に
修正手順を追加するピアス条件修正手順記憶処理部21
とで構成されている。
【0024】図11は、図10に示したピアス条件修正
手順記憶部9のフローチャートである。以下図11に基
づいてピアス条件修正手順記憶動作を説明する。ピアス
貫通検知を開始し(ステップS27)、ピアス条件が適
切でない場合に(ステップS28)、既にピアス条件修
正手順登録部22に登録されている材質/板厚毎のピア
ス条件修正手順を参照して(ステップS29)、ピアス
条件を修正し(ステップS30)、ピアス条件修正手順
記憶処理部21にステップS30で修正に要した手順を
新しく修正手順として追加する(ステップS31A)。
ピアス条件修正手順記憶処理部21で追加された修正手
順を材質/板厚毎にピアス条件修正手順登録部22が加
工条件用パラメータ記憶部内に登録する。
【0025】実施の形態6. 次に、この発明の第6実施形態を図12を用いて説明す
る。図12は、上記制御部に、ピアス加工中、速く安定
にピアス加工が行なえるように制御部でピアス条件を自
動で修正し、ピアス加工が終了した時点でのピアス条件
を制御部に登録し、新しい被加工物に対して、初めから
該条件で加工を行なうことのできる修正ピアス条件記憶
部を示した図である。図中、1A,1B,100〜10
3及び105は、上述の図1のものと同様であり、説明
を省略する。104は加工機本体103の制御装置であ
る。修正ピアス条件記憶部10は、修正手順が記憶され
ている加工条件用パラメータ記憶部内の修正ピアス条件
登録部25と、この修正ピアス条件登録部25で記憶さ
れている該ピアス条件を参照し、ピアス条件を修正する
ピアス条件修正部23と、該修正ピアス条件を記憶する
修正ピアス条件記憶処理部24で構成されている。
【0026】上記第5実施形態で説明した図11を用い
て修正ピアス条件記憶部10によるピアス条件修正手順
記憶動作を説明する。ピアス貫通検知を開始し(ステッ
プS27)、ピアス条件が適切でない場合に(ステップ
S28)、既に修正ピアス条件登録部25に登録されて
いる材質/板厚毎の修正ピアス条件を参照し(ステップ
S29)、ピアス条件を修正して(ステップS30)、
修正ピアス条件記憶処理部24にステップS30で修正
したピアス条件を最適ピアス条件として追加する(ステ
ップS31B)。修正ピアス条件記憶処理部24で追加
された最適ピアス条件を材質/板厚毎に修正ピアス条件
登録部25が加工条件用パラメータ記憶部内に登録す
る。
【0027】ところで上記の説明は本発明を制御装置1
04内に内蔵し、2次元レーザ加工機に利用する場合を
例として説明したが、制御装置外に設置し、ピアス貫通
を検知、ピアス条件の修正を実施することも可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0029】ピアス貫通の発生を検知し、加工条件を修
正し、該加工条件を登録することにより、個別の被加工
物に対し、適切なピアス貫通発生の検知を行なうことが
できるとともに、被加工物を変える場合等において、加
工条件の修正を効率良く行なうことができ、個々の被加
工物に対して良好な加工を、効率良く行なうことができ
る、といった効果を奏する。
【0030】また、加工ヘッドから検出手段までの光路
長の変化に対応して、反射光の減衰を補正し、ピアス貫
通の発生を検知することにより、加工ヘッドが移動し加
工ヘッドがいかなる位置にあっても、適切なピアス貫通
発生の検知及び防止を行なうことができる、といった効
果を奏する。
【0031】また、被加工物の材質に対応して、反射光
の減衰を補正し、ピアス貫通の発生を検知することによ
り、材質の異なる種々の被加工物に対して、適切なピア
ス貫通発生の検知及び防止を行なうことができる、とい
った効果を奏する。
【0032】また、被加工物の材質に対応して、反射光
の減衰を補正し、ピアス貫通の発生を検知することによ
り、板厚の異なる種々の被加工物に対して、適切なピア
ス貫通発生の検知及び防止を行なうことができる、とい
った効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態のレーザ加工機
システムの斜視図である。
【図2】 この発明の第1の実施の形態のレーザ加工機
のピアス貫通検知装置の概略図である。
【図3】 この発明の第1の実施の形態のレーザ加工機
のピアス貫通検知動作のフローチャートである。
【図4】 この発明の第2の実施の形態のレーザ加工機
の状態に応じたピアス貫通検知条件修正部を示した図で
ある。
【図5】 この発明の第2の実施の形態のレーザ加工機
の状態に応じたピアス貫通検知条件修正部のフローチャ
ートを示した図である。
【図6】 この発明の第3の実施の形態のレーザ加工機
の材質に応じたピアス貫通検知条件修正部を示した図で
ある。
【図7】 この発明の第3の実施の形態のレーザ加工機
の材質に応じたピアス貫通検知条件修正部のフローチャ
ートを示した図である。
【図8】 この発明の第4の実施の形態のレーザ加工機
の板厚に応じたピアス貫通検知条件修正部を示した図で
ある。
【図9】 この発明の第4の実施の形態のレーザ加工機
の板厚に応じたピアス貫通検知条件修正部のフローチャ
ートを示した図である。
【図10】 この発明の第5の実施の形態のレーザ加工
機のピアス条件修正手順記憶部を示した図である。
【図11】 この発明の第5の実施の形態のレーザ加工
機のピアス条件記憶部を示した図である。
【図12】 この発明の第6の実施の形態のレーザ加工
機のピアス条件修正手順記憶部のフローチャートであ
る。
【図13】 従来の一般的な2次元レーザ加工機の構成
図である。
【図14】 従来の一般的な2次元レーザ加工機の各軸
の構成図である。
【符号の説明】
1A,1B ピアス貫通検知部、2 ピアス貫通検知情
報修正部、3 ピアス条件修正部、4 ピアス条件記憶
部、6 距離対応ピアス貫通検知情報修正部、7 材質
対応ピアス貫通検知情報修正部、8 板厚対応ピアス貫
通検知情報修正部、9 ピアス条件修正手順記憶部、1
0 最適ピアス条件記憶部、11 ピアス貫通検知情報
記憶部、101 加工ヘッド、103 加工テーブル、
104制御部、105 発振器。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/00 B23K 26/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器から出力されたレーザ光
    加工物に照射して加工する加工機と、上記被加工物か
    反射光を検出する検出手段と、上記レーザ発振器を
    制御するとともに上記検出手段からの検出信号を入力す
    る制御部とを備えたレーザ加工機システムにおいて、 上記制御部は、レーザ光路長の変化に応じてピアス貫通
    検知情報を修正する距離対応ピアス貫通検知情報修正手
    段、上記被加工物の材質に応じてピアス貫通検知情報を
    修正する材質対応ピアス貫通検知情報修正手段、上記被
    加工物の板厚に応じてピアス貫通検知情報を修正する板
    厚対応ピアス貫通検知情報修正手段の少なくとも一つの
    修正手段と、 上記少なくとも一つの修正手段により修正されたピアス
    貫通検知情報に基づき ピアス貫通の検知を行ない、上記
    反射光の光量が適当であるか否かを判断するピアス貫通
    可能性判断手段と、上記反射光の光量が 適当でないと判断した場合にピアス
    条件を修正するピアス条件修正手段と、 このピアス条件修正手段で修正した手順を記憶する手順
    記憶手段と、 修正されたピアス条件を登録するピアス条件登録手段
    、を備え、 上記距離対応ピアス貫通検知情報修正手段は、加工ヘッ
    ドの移動による光路長の変化に基づく反射光の減衰に応
    じて上記検出手段から制御部に入力される検出信号の強
    さを補正し、上記検出信号の強さを一定に保つように補
    正するものであり、 上記材質対応ピアス貫通検知情報修正手段は、被加工物
    の材質により反射光の減衰が変化する場合に、上記被加
    工物に照射されているレーザ出力に応じて検出手段から
    制御部に入力される検出信号の強さを補正し、上記検出
    信号の強さを一定に保つように補正するものであり、 上記板厚対応ピアス貫通検知情報修正手段は、被加工物
    の板厚により反射光の減衰が変化する場合に、上記被加
    工物に照射されているレーザ出力に応じて検出手段から
    制御部に入力される検出信号の強さを補正し、上記検出
    信号の強さを一定に保つように補正を行なうものである
    ことを特徴とするレーザ加工機システム。
JP20319095A 1995-08-09 1995-08-09 レーザ加工機システム Expired - Fee Related JP3159633B2 (ja)

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