JPH09270592A - 不要電波放射遮蔽装置 - Google Patents

不要電波放射遮蔽装置

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JPH09270592A
JPH09270592A JP7627196A JP7627196A JPH09270592A JP H09270592 A JPH09270592 A JP H09270592A JP 7627196 A JP7627196 A JP 7627196A JP 7627196 A JP7627196 A JP 7627196A JP H09270592 A JPH09270592 A JP H09270592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chassis
radio wave
lnb
shield cover
radiation shielding
Prior art date
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Pending
Application number
JP7627196A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunitoshi Suzuki
邦俊 鈴木
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LNBのシャーシとシールドカバーとの隙間
に電波吸収体を付着させて電波漏れを遮蔽し、LNBカ
バーを合成樹脂製でよいようにする。 【解決手段】 シャーシ1の内部にLNB基板2を配設
し、シャーシ上面の開口から下面を開口した箱体状のシ
ールドカバー3を嵌挿し、ネジ5をシールドカバー、L
NB基板を通してシャーシに締付ける。シールドカバー
の外周の側面に電波吸収体10、11を粘着剤等で付着さ
せ、シャーシとの隙間を電波吸収体で塞ぎ、LNB基板
内の局部発信回路からの漏洩信号が隙間から漏れ出さな
いようにし、LNBカバー7をアルミニウム等のダイキ
ャスト製ではなく、合成樹脂製でよいようにする。導波
管接合部8に導波管を接合し、接続部9に同軸ケーブル
を接続し、LNBでダウンコンバートされた衛星放送等
の信号を衛星放送受信機等に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不要電波放射遮蔽装
置に係り、衛星放送等の受信用の一次放射器に用いるL
NB(低雑音周波数変換器)の局部発信回路からの電波
の漏洩を防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】超高周波信号の処理のため局部発信回路
を内設する装置、例えば、衛星放送受信装置の一次放射
器に用いるLNBは、図3に示す一例のように、上面を
開口した箱体状のシャーシ1の内部にLNB基板2を取
付け、下面を開口した箱体状のシールドカバー3を上か
ら嵌挿し、ネジ5でシャーシ1に締付けてLNB基板2
を覆い、シールドしている。衛星放送受信用の場合、L
NBの局部発信回路の発信周波数は10GHz 帯で波長が短
く、シャーシ1あるいはシールドカバー3の僅かな隙間
からでも電波が漏れやすく、漏れた電波が他の機器に悪
影響を及ぼす場合がある。このため、シャーシ1、シー
ルドカバー3共、例えば、アルミニウム等のダイキャス
トで形成し、板金の折曲加工品の如く隙間が生じないよ
うにしている。しかし、シールドカバー3を箱体状のシ
ャーシ1の開口に嵌挿する構造のため、シャーシ1とシ
ールドカバー3との間にはシールドカバー3を挿抜でき
る余裕が必要で、これにより必然的にシールドカバー3
の外周とシャーシ1との間に隙間(図2の10および11の
部分、あるいはシールドカバー3のこれらの対辺)が生
じ、また、ネジ5を挿通するための取付穴4をネジ5を
スムーズに挿着できるようにするため、取付穴4の径を
ネジ5の径より若干大きくするのでシールドカバー3の
取付け位置が一定せず、局部発信回路から漏れ出す電波
のレベルもLNBごとに様々となり、品質維持が困難に
なる。このため、例えば、アルミニウム等のダイキャス
トでLNBカバー21を形成し、LNB全体をLNBカバ
ー21により隙間なくシールドし、不要電波が漏洩しない
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにLNBカ
バー21をアルミニウム等のダイキャスト製にすれば電波
の漏洩は略防止できるが、アルミニウム等のダイキャス
トはコストが嵩む。本発明はこのような点に鑑み、シャ
ーシ1とシールドカバー3との隙間に電波吸収体を付着
させて電波が漏れないようにし、LNBカバー21を雨水
等の侵入防止の機能があればよい耐候性のある合成樹脂
等で形成し、コストを低減することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、上面を開口し、内部に信号回路基板を配設
した箱体状のシャーシと、外周の側面を前記シャーシの
内側壁に対向する形状とし下面を開口し、シャーシの開
口部から嵌挿してシャーシにネジ止めし前記信号回路基
板を覆うようにした箱体状のシールドカバーとからなる
ものにおいて、前記シールドカバーの外周の側面にシー
ト状の電波吸収体を付着させ、信号回路基板より放射さ
れシャーシとシールドカバーとの隙間を通る電波を遮蔽
するようにした不要電波放射遮蔽装置を提供するもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明による不要電波放射遮蔽装
置では、上面を開口した箱体状のシャーシの内部にLN
B基板を配設し、外周の側面がシャーシの内側壁に対向
する下面を開口した箱体状のシールドカバーを前記シャ
ーシの開口から嵌挿し、シャーシにネジ止めしてLNB
基板を覆い、このシールドカバーの外周の側面にシート
状の電波吸収体を粘着剤等で付着させ、LNB基板に配
設される局部発信回路から放射される10GHz 帯等の電波
を吸収・減衰させ、これにより、LNBカバーをアルミ
ニウム等のダイキャストではなく、耐候性のある合成樹
脂で形成したものを使用できるようにし、コストを低減
する。電波吸収体は、シールドカバーの外周の全側面、
若しくは信号回路基板の局部発信回路の配設位置に近接
する箇所の外周の側面に付着する。なお、電波吸収体
は、例えば、フェライトあるいはカーボニール鉄等の強
磁性物質を合成高分子化合物、例えば、合成ゴム等に混
練りし、シート状に形成したものを使用する。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による不要電波
放射遮蔽装置の実施例を詳細に説明する。図1は本発明
による不要電波放射遮蔽装置の一実施例の要部斜視図で
ある。図において、1はシャーシで、例えば、アルミニ
ウム等のダイキャストで形成し、上面を開口した箱体状
とし、内部にLNB基板2を配設する。3はシールドカ
バーで、例えば、アルミニウム等のダイキャストで形成
し、下面を開口した箱体状とし、外周の側面をシャーシ
1の内側壁の形状に相応する形状にする。シールドカバ
ー3は、小穴4(図の例では5か所)にネジ5を挿通
し、LNB基板2の小穴6を通してシャーシ1のネジ穴
(図示せず)に締付ける。7はLNBカバーで、耐候性
のある合成樹脂等で形成する。そして、導波管接合部8
側に導波管(図示せず)を取付け、パラボラアンテナか
らの信号を導波管を介して入力し、LNB基板2内の回
路でダウンコンバートし、接続部9に接続される同軸ケ
ーブルにより衛星放送受信機等に送出する。
【0007】この場合、シャーシ1とシールドカバー3
との間にはシールドカバー3を挿抜できる余裕が必要で
あり、これにより必然的にシールドカバー3の外周とシ
ャーシ1との間に隙間(図2の10および11の部分、ある
いはシールドカバー3のこれらの対辺)が生じ、また、
ネジ5を挿通するための取付穴4をネジ5をスムーズに
挿着できるようにするため、取付穴4の径をネジ5の径
より若干大きくするのでシールドカバー3の取付け位置
が一定せず、局部発信回路から漏れ出す電波のレベルも
LNBごとに様々となり、品質維持が困難になる。
【0008】LNB基板2は、導波管を介して入力され
る衛星放送等の信号(10GHz 帯等)を1GHz帯等にダウン
コンバートするため10GHz 帯等の周波数を発信する局部
発信回路を設けており、上述のように、シャーシ1ある
いはシールドカバー3をアルミニウム等のダイキャスト
で形成することによりシャーシ1およびシールドカバー
3自体の遮蔽効果は問題ないが、周波数が高いため、シ
ャーシ1とシールドカバー3との間に僅かでも隙間があ
った場合に隙間から外部に放射(漏出)される。そこ
で、シールドカバー3の外周の側面に電波吸収体10、11
を付着させ、これら電波吸収体で隙間を塞いで漏洩電波
を吸収・減衰させ、不要な電波がシャーシ3の外部に漏
れないようにする。図1および図2では、実験の結果か
ら電波吸収体をシールドカバー3のLNB基板2の局部
発信回路に近い部分、例えば、図の10および11の部分に
取付けるようにしたが、局部発信回路の配置位置あるい
は漏洩レベルに応じてシールドカバー3の他の側面、あ
るいは全周の側面に取付けるようにする。
【0009】電波吸収体は、例えば、フェライトあるい
はカーボニール鉄等、10GHz 帯の周波数に適合する強磁
性物質材料を選定し、これらの粉粒を合成高分子化合
物、例えば、合成ゴム等に混練りし、シート状に形成
し、粘着剤あるいは両面粘着テープ等によりシールドカ
バー3の側面に付着させる。なお、シールドカバー3の
外形寸法を、電波吸収体10等を付着させたときシャーシ
1との間に隙間ができないようにシートの厚みを考慮し
て設計するようにする。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による不
要電波放射遮蔽装置によれば、LNBのシャーシとシー
ルドカバーとの間の隙間に電波吸収体を付着させるよう
にしたので、この隙間からLNB基板の局部発信回路か
らの不要な信号(電波)が漏洩することがなく、シャー
シとシールドカバーの整合性に余裕ができ、設計しやい
ものとなり、LNBカバーをアルミニウム等のダイキャ
スト製であったものを合成樹脂製を使用できることと相
俟ってコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による不要電波放射遮蔽装置の一実施例
の要部分解斜視図である。
【図2】本発明による不要電波放射遮蔽装置の一実施例
の上面図である。
【図3】従来の不要電波放射遮蔽装置の一例の要部分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 LNB基板 3 シールドカバー 5 小ネジ 7 LNBカバー(合成樹脂製) 8 導波管接合部 9 接続部 10、11 電波吸収体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開口し、内部に局部発信回路を含
    む信号回路基板を配設した箱体状のシャーシと、外周の
    側面を前記シャーシの内側壁に対向する形状とし下面を
    開口し、シャーシの開口から嵌挿してシャーシにネジ止
    めし前記信号回路基板を覆うようにした箱体状のシール
    ドカバーとからなるものにおいて、前記シールドカバー
    の外周の側面にシート状の電波吸収体を付着させ、局部
    発信回路等よりシャーシとシールドカバーとの隙間を通
    り放射される電波を遮蔽するようにした不要電波放射遮
    蔽装置。
  2. 【請求項2】 前記信号回路基板は、衛星放送受信装置
    の一次放射器に用いるLNB基板である請求項1記載の
    不要電波放射遮蔽装置。
  3. 【請求項3】 前記信号回路基板の局部発信回路の配設
    位置に近接する箇所の前記シールドカバーの外周の側面
    に前記電波吸収体を付着させるようにした請求項1また
    は請求項2記載の不要電波放射遮蔽装置。
  4. 【請求項4】 前記電波吸収体は粘着剤により付着させ
    るようにした請求項1、請求項2または請求項3記載の
    不要電波放射遮蔽装置。
  5. 【請求項5】 前記電波吸収体は、強磁性物質の粉粒を
    合成高分子化合物に混練りした電波吸収型電磁シールド
    材をシート状に形成したものでなる請求項1、請求項
    2、請求項3または請求項4記載の不要電波放射遮蔽装
    置。
  6. 【請求項6】 前記強磁性物質はフェライトでなる請求
    項5記載の不要電波放射遮蔽装置。
  7. 【請求項7】 前記強磁性物質はカーボニール鉄でなる
    請求項5記載の不要電波放射遮蔽装置。
JP7627196A 1996-03-29 1996-03-29 不要電波放射遮蔽装置 Pending JPH09270592A (ja)

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JP7627196A JPH09270592A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 不要電波放射遮蔽装置

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JP (1) JPH09270592A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100408567B1 (ko) * 2001-05-17 2003-12-18 주식회사 정명기술단 전자파 차단 콘센트
JP4492834B2 (ja) * 2000-12-28 2010-06-30 Fdk株式会社 電磁波抑制体
CN104869795A (zh) * 2014-02-25 2015-08-26 国基电子(上海)有限公司 屏蔽罩

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JP4492834B2 (ja) * 2000-12-28 2010-06-30 Fdk株式会社 電磁波抑制体
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