JPH09270412A - 洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

洗浄装置及び洗浄方法

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JPH09270412A
JPH09270412A JP7904196A JP7904196A JPH09270412A JP H09270412 A JPH09270412 A JP H09270412A JP 7904196 A JP7904196 A JP 7904196A JP 7904196 A JP7904196 A JP 7904196A JP H09270412 A JPH09270412 A JP H09270412A
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wafer
cleaning
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Mamoru Miyawaki
守 宮脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブミクロンオーダーの微細加工が必要な半
導体デバイスの作製工程に適した洗浄方法とその為の装
置を提供すること。基板であるウエハと基板保持部材で
あるチャックとの接触部による洗浄液のはね返りや逆流
により汚染物等の異物をウエハ表面上に残さない洗浄方
法とその為の装置を提供すること。 【解決手段】 洗浄室内において基板を保持するための
基板保持部材と、該基板を回転させる回転手段と、該基
板上に洗浄液を滴下する為のノズルと、を有する基板の
洗浄装置において、該基板保持部材の該基板の側面と接
触部分に吸引口が設けられていることを特徴とする。回
転する基板上に洗浄液を供給して該基板を洗浄する洗浄
方法において、該基板を保持する部分から吸引を行いな
がら該基板を回転させるとともに該洗浄液を供給するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロプロセッ
サー、フラッシュメモリー、DRAM、CCD等の半導
体デバイスやLCD等の液晶デバイスを作製する工程に
おいて、デバイス作製用の基板(ウエハ)を洗浄する為
の洗浄装置及び洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄装置としては、特開平7−5
8076号公報に記載されたものが知られている。図5
に、特開平7−58076号公報に記載されているウエ
ハ洗浄装置を示す。
【0003】図5において、1は洗浄槽であり、本体1
0と密閉用フード9とに分割できる構成となっている。
2は種々の薬液供給装置(不図示)と接続された複数の
薬液ノズル、3は基板(Siウエハ)、4は基板保持部
材(ウエハチャック)、5は排気・排液口、6はN2
ス導入口、7は回転モータ、8は移動しながらウエハ裏
面を洗浄するノズル、11は水素活性種をウエハに吹き
付けるための活性ガス導入管、12は、加熱手段13を
設けた水素活性種生成手段、14はArガスとH2ガス
の混合器、15は混合ガス配管、16,17はそれぞれ
Arガス配管、H2ガス配管であり、マスフローコント
ローラを介してArガス供給装置、H2ガス供給装置
(不図示)と接続されている。
【0004】なお、水素活性種生成手段12としては、
内面を電解研磨した円筒のステンレス(SUS316)
容器の内部に10μm径のNiワイヤーを丸めて束ねて
挿入したものを用い、ヒータ13で350℃に加熱す
る。また、活性ガス導入管には内面を電解研磨したステ
ンレス管(SUS316)を用いる。また、混合ガスの
混合比は、Ar90%、H210%とした。
【0005】図5のウエハ洗浄装置を用いた洗浄方法に
ついて述べる。
【0006】N2導入口6からN2ガスを導入しておき、
ウエハ3をチャック4にセットして密閉用フードを閉め
る。1500rpmでウエハ3を回転させながら、薬液
ノズル2の個々のノズルを介してウエハ3の表面に超純
水、オゾン添加超純水(有機物除去・酸化膜形成)、フ
ッ化水素酸+過酸化水素(自然酸化膜・金属除去)、水
酸化アンモニウム+過酸化水素(微粒子・有機物・金属
除去)、フッ化水素酸十過酸化水素(自然酸化膜・金属
除去)、超純水を順次滴下して洗浄を行う。続いて、混
合ガス配管15から水素活性種を含む混合ガスをウエハ
3に吹き付けながら、ウエハ3を1500rpmで回転
させて乾燥する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置を用いて洗浄を行っても0.25μm程の微細加工
が必要な半導体集積回路の洗浄としては充分とは言えな
い点もあった。
【0008】本発明者らの実験に基づく知見によれば、
ウエハを保持するウエハチャックの構成を改善すべきこ
とが判明したのである。
【0009】図6は洗浄時のウエハの保持の様子を示し
ている。
【0010】まず、Aのようにチャック4を開いてウエ
ハ3を所定の位置に配した後、Bのようにチャック4を
閉じてウエハ3を固定する。
【0011】こうしてウエハ3をチャックと共に回転さ
せると洗浄液はウエハの中心から外周にむけて流れて移
動するのであるが、その一部がウエハ3の端部とチャッ
ク4との接触部4Aに当たってウエハ3の表面上に逆流
し、端部近傍に残留することがある。
【0012】こうした残留物は、その後の半導体デバイ
スの作製工程において、ピンホールや膜はがれの原因と
なりデバイス作製の歩留まりを低下させる。
【0013】こうした点は1.0〜5.0μm程の加工
精度では問題にならなかったが、上述したとおり、サブ
ミクロンオーダー特に0.35μm以下の加工精度が必
要な作製工程においては、歩留りに大きな影響を与えて
しまう。
【0014】又、12インチウエハのような10インチ
以上の直径を有する大口径半導体基板や対角12インチ
以上のガラス基板のような大面積基板においては特に問
題となる。
【0015】本発明は上述した課題を解決し、クォータ
ーミクロンオーダーの微細加工が必要な半導体デバイス
の作製工程に適した洗浄方法とその為の装置を提供する
ことを目的とする。
【0016】本発明の別の目的は、基板であるウエハと
基板保持部材であるチャックとの接触部による洗浄液の
はね返りや逆流により汚染物等の異物をウエハ表面上に
残さない洗浄方法とその為の装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄装置は、洗
浄室内において基板を保持するための基板保持部材と、
該基板を回転させる回転手段と、該基板上に洗浄液を滴
下する為のノズルと、を有する基板の洗浄装置におい
て、該基板保持部材の該基板の側面と接触部分に吸引口
が設けられていることを特徴とする。
【0018】本発明の洗浄方法は、回転する基板上に洗
浄液を供給して該基板を洗浄する洗浄方法において、該
基板を保持する部分から吸引を行いながら該基板を回転
させるとともに該洗浄液を供給することを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明によれば、基板保持部材の基板側面と接
触する部分に吸引口を設けたことにより、従来は、基板
側面と基板保持部材との接触部によって生じていたはね
返りを生じることがなくなり、流れてきた物質を吸引除
去することができ、洗浄後においても基板端近傍に異物
が付着し残留することがない。これにより、成膜、フォ
トリソグラフィー、エッチングといった装置内に異物を
もち込む確率が低くなり、半導体デバイスの作製歩留り
を向上させられる。
【0020】従って、直径10インチ以上の大口径ウエ
ハや対角12インチ以上のガラス基板の洗浄が良好に行
える。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の好適な実施の形態
例を示している。
【0022】1は洗浄槽であり、本体10と密閉用フー
ド9とに分割できる構成となっている。2は種々の薬液
供給装置(不図示)と接続された複数の薬液ノズル、3
は基板(Siウエハ)、4は基板保持部材(ウエハチャ
ック)、5は排気・排液口、6はN2ガス導入口、7は
回転モータ、8は移動しながらウエハ裏面を洗浄するノ
ズル、11は水素活性種をウエハに吹き付けるための活
性ガス導入管、12は、加熱手段13を設けた水素活性
種生成手段、14はArガスとH2ガスの混合器、15
は混合ガス配管、16,17はそれぞれArガス配管、
2ガス配管であり、マスフローコントローラを介して
Arガス供給装置、H2ガス供給装置(不図示)と接続
されている。
【0023】図5に示した例との相違点は符号ELAに
示すように、基板保持部材としてのチャック4自体が吸
引口24を有している点である。
【0024】そして、チャック4自身は、吸引口24と
吸収手段であるポンプとを連通させる為に、中空部を内
部に有している。
【0025】図1に示す例では、ウエハ3を回転させな
がら吸引を行う。
【0026】このようにかかる実施の形態によれば、基
板の端部を吸引することにより、端部における洗浄液の
はね返りを防止しウエハ上に異物を残留させることな
く、異物を洗浄により排除することができる。
【0027】本発明においては、次のように構成しても
よい。本発明においては、次の工程にウエハ上の残留物
をもち込まないことを目的とすることから、吸引は洗浄
工程期間中終始行われる必要はない。例えば、終了直前
の所定期間のみなされてもよい。
【0028】又、図1中の符号21に示すように基板で
あるウエハ3その他の静電気による帯電を除電する除電
装置を必要に応じて設けることもできる。除電装置21
としては紫外線照射除電装置や波長0.6Å〜6Å程の
範囲の軟X線を発生照射する除電装置がある。
【0029】後者は短時間で除電が行え、N2のような
不活性ガス中での除電能力に優れ、最大照射角が110
°である為本発明に好適に用いられる。除電装置は基板
表面に対して斜めに光線を照射するように配置され、基
板の回転(洗浄)と共に照射がなされるようにするとよ
い。
【0030】図2は、図1に示したチャック4及び回転
装置及び吸引装置の構成を示す。
【0031】UPはウエハ3を保持するチャック4を有
する部分であり、ここまでが洗浄槽内に配される。この
例では、ウエハ3と当接するピンが3つ用いられている
が、この数に特に制限はない。
【0032】MPは、回転装置となる部分を示してお
り、中空の回転軸31の外周にはギア32が設けられ不
図示のモーターからの駆動力がギア33に伝達されて回
転軸31を回転させる。
【0033】ここでは、回転軸31と不図示のモーター
の回転軸を別にして、ギアによる駆動力伝達方式を図示
して述べたが、回転軸31に磁石又は電磁石を付設し
て、軸31をモーターの回転軸とするダイレクトドライ
ブ方式としてもよい。
【0034】LPは、回転軸31が回転しながら内部の
中空管内を減圧にし得る減圧装置(吸引装置)を示して
いる。
【0035】回転軸31は内部と連通する連通口34を
複数有している。35はベアリング36はスペーサ、3
7はシール部材であり、回転軸31と、その外周にある
軸受本体38の内部とを気密に封止する。こうして、内
部空間SP1は外部雰囲気から遮蔽されている一方で回
転軸31は回転可能になっている。
【0036】39は回転軸の上下動を規制するストッパ
ー、40は吸引ポンプに連結される吸引ノズルである。
勿論、ベアリング35、スペーサ36、シール部材3
7、軸受本体38等の形状や部材は使用する洗浄液等に
応じて周知の形状や材料の中から適宜選択される。
【0037】図3において、601は、シリコンウエハ
を枚葉毎に各半導体製造装置に自動搬送する窒素雰囲気
のトンネルである(以後窒素トンネルと言う)。602
は、搬送されるシリコンウエハである。例えば603
は、反応性イオンエッチング装置であり、604は、プ
ラズマ成膜装置である。605は、複数の処理槽と前記
処理槽にシリコンウエハを搬送する手段を有したクラス
ター方式の半導体製造装置である。606は例えばステ
ッパのような露光装置であり、607はイオン打ち込み
装置である。608は、図1に示した洗浄装置である。
また、609,610,611,612はゴミ除去装置
である。613は、シリコンウエハを各処理槽に搬送す
る為の手段を有した真空槽である。615,616,6
17は、例えばシリコンウエハを処理する為のドライ・
エッチング処理槽、熱分解成膜処理槽、スパッタ成膜処
理槽等の真空槽である。各槽及び窒素トンネルは、例え
ば真空融解したSUS316でできており、その内面
は、鏡面研磨し、かつCr23膜で不動態化処理されて
おり放出ガス及び水分の吸着が極めて少ない表面に成っ
ている。さらに本処理槽に用いる高圧ガスの水分濃度
は、10〜100ppbである。これにより本各真空槽
の及び窒素トンネルの水分濃度は、高々10ppm以下
に保たれている。
【0038】本例の大きな効果は、例えばシリコンウエ
ハを大気成分や製造作業者から窒素トンネルにより隔離
し、また処理槽で付着したゴミを本発明のゴミ除去装置
で除去することにより、例えば製造作業者から発塵する
ゴミ(例えばクリーンルームで、防塵服を着用した作業
者に付着しているゴミが、作業中に防塵服の袖口や襟口
から空気の噴出に伴い、ウエハに付着する)や、反応処
理槽でウエハに付着したゴミを本発明のゴミ除去装置で
除去して次工程の処理槽にウエハを搬送する一貫した半
導体製造ラインを提供することにより得られ、従来の大
きなクリーンルームのスペースを初めて不要とした。ま
た、半導体製造工程の各々において、例えば汚染のゴミ
が重金属の場合(例えば、ドライエッチングの場合、反
応処理槽で形成されたイオンが処理槽の金属壁をスパッ
タすることによる金属汚染)、本発明のゴミ除去装置を
一貫したラインに組み込み、付着したゴミを除去するこ
とにより、シリコン上に形成されたMOSトランジスタ
のゲート破壊の防止及びトランジスタ接合部のリーク電
流増加の防止等の効果が得られ、また汚染のゴミがアル
カリ性イオンの場合には、トランジスタの閾値の変化等
のトランジスタ特性悪化の防止等に効果がある。
【0039】また、ウエハは窒素トンネル中を搬送され
るため、大気の酸素ガスと接することがなく、例えば配
線アルミニウムのドライエッチングにおいては、アルミ
ニウム表面が酸化されないため、三塩化ほう素ガスによ
るアルミニウム表面の酸化膜除去やアルゴンイオン照射
によるスパッタ除去等の工程を省くことが初めて可能と
なり、塩素ガスによるシンプルなアルミニウムのドライ
エッチング工程と酸化膜の影響によるアルミエッチング
速度の変動の抑制を初めて可能とした。
【0040】これにより、処理槽及び搬送で生じるゴミ
の影響を最小限にできる半導体製造ラインが達成でき
た。本発明に於いて、処理中に付着したゴミを次工程処
理槽に、持ち込まないことが重要であり、その目的を満
足するものであれば、洗浄装置、ゴミ除去装置を前記半
導体製造ラインのどの位置に設置しても良い。
【0041】水素終端化したシリコンは、微粒子汚染に
対して耐性が強い。つまり、微粒子の付着が起こりにく
くなり、半導体製造工程におけるシリコンウエハの裏面
汚染からのクロスコンタミネーション、及び搬送装置か
らのウエハ裏面への再付着を防止できる。
【0042】その結果、微粒子による汚染の減少によ
り、半導体生産工程において歩留まりが向上し、製品の
コストダウンを可能にする。いかなる材料から成るゴミ
に於いても、基体表面上に付着したゴミを、基体表面上
から気相で除去できる。本発明は、従来実用面で困難で
あったドライ処理による気相中でのゴミ除去の手段を初
めて提供し、このドライ化により、半導体等の製造装置
および半導体等の製造ラインのゴミ除去工程の自動化、
インライン化が初めて可能になり、製造歩留まりを飛躍
的に高めることができる。
【0043】本発明に用いられる洗浄液としては、例え
ば、純水、超純水オゾン添加超純水、フッ化水素酸、過
酸化水素、水酸化アンモニウム、硫酸、塩酸、イソプロ
ピルアルコールあるいは、これらから選択される少なく
とも2つの混合液が挙げられる。又、いくつかの洗浄液
による洗浄工程を時系列に行ってもよい。又、必要に応
じて界面活性剤を添加したり、超音波振動を付与しても
よい。
【0044】好ましくは、純水とイソプロピルアルコー
ルとを用いて洗浄した後、窒素のようなガスを吹きつけ
て乾燥させる方法が望ましい。
【0045】別の方法としては、オゾン添加超純水によ
るスピン洗浄、HFとH22によるスピン洗浄、HN4
OHとH22とによるスピン洗浄、HFとH22による
スピン洗浄、超純水によるスピン洗浄をこの順で行うこ
とも好ましい。又、より好ましくは、オゾン添加超純水
によるスピン洗浄、HFとH22と界面活性剤を含む水
溶液によるスピン洗浄、オゾン添加超純水によるスピン
洗浄、HFによるスピン洗浄、超純水によるスピン洗浄
をこの順で行うことも好ましい。
【0046】
【実施例】
(実施例1)図1の装置を用いて12インチウエハの洗
浄を行う実施例について述べる。
【0047】排気・排液口に接続された減圧ポンプを作
動させて洗浄槽を減圧した後、ノズル6から窒素ガスを
導入するとともにノズルから水素活性種を導入した。
【0048】一方、ウエハ3を1500〜3000rp
mで回転させながら液液ノズル2を介してウエハ3の表
面に2〜10ppmのオゾンを添加した超純水を滴下し
た。そして、フッ化水素酸と過酸化水素と超純水を0.
03:1:2の比で混合し、界面活性剤を微量添加した
液を滴下した。続いて水酸化アンモニウムと過酸化水素
水と超純水を0.05:1:5の比で混合した液を滴下
した。更にフッ化水素酸と過酸化水素と超純水とを上記
と同じ混合比で混合した液を滴下し、最後に超純水を滴
下した。こうして、スピン洗浄を行った。
【0049】次に、水素活性種をウエハ表面に吹き付け
ながらウエハを1500rpmで回転させて乾燥させ
た。
【0050】こうして得られたウエハの表面に酸化シリ
コン膜を形成し絶縁耐圧を測定したところ良好な絶縁耐
圧を示した。
【0051】また、図5に示す従来装置で洗浄を行った
ものとの比較を行ったところ、図4に示す通り(図4に
おいてAMPが図5の装置を用いて洗浄した結果であ
る)、本実施例の場合は、0.3μm以下の粒子も含め
全ての粒径について残留粒子数が減少している。
【0052】(実施例2)実施例1と同じ洗浄工程によ
る洗浄時に軟X線を照射した。
【0053】こうして得られたウエハの表面に酸化シリ
コン膜を形成し絶縁耐圧を測定したところ、実施例1よ
りも優れた結果が得られた。
【0054】(実施例3)排気・排液口に接続された減
圧ポンプを作動させ洗浄槽を減圧した後、ノズル6から
窒素ガスを導入した。一方ウエハ3を1500から30
00rpmで回転させながら薬液ノズル2を介してウエ
ハ3の表面に2〜10ppmのオゾンを添加した超純水
を滴下した。引き続いて水酸化アンモニウムと過酸化水
素と超純水を2:1:5の比で混合した液、フッ化水素
酸と超純水を0.01:1の比で混合した液を順次滴下
し、最後にイソプロピルアルコールと超純水を1:5の
比で混合した液を滴下し、窒素ガスを吹き付けて液の供
給を停止し乾燥した。こうして得られたウエハ表面はフ
ッ化水素酸の残留や、乾燥時のシリコン基板からの溶出
によるウォーターマーク等がなく、清浄であった。
【0055】(実施例4)洗浄槽を減圧して、ノズルか
ら窒素ガスを導入した。
【0056】ウエハ3を1500〜3000rpmで回
転させながら液液ノズル2を介してウエハ3の表面に2
〜10ppmのオゾンを添加した超純水を滴下した。そ
して、フッ化水素酸0.5重量%と過酸化水素0.5重
量%との水溶液に非イオン系の界面活性剤を50ppm
添加した液を滴下した。続いて水酸化アンモニウムと過
酸化水素水と超純水を0.05:1:5の比で混合した
液を滴下した。更にフッ化水素酸と過酸化水素と超純水
とを上記と同じ混合比で混合した液を滴下し、最後に超
純水を滴下した。こうして、スピン洗浄を行った。
【0057】次に、水素活性種をウエハ表面に吹き付け
ながらウエハを1500rpmで回転させて乾燥させ
た。
【0058】こうして得られたウエハの表面に酸化シリ
コン膜を形成し絶縁耐圧を測定したところ良好な絶縁耐
圧を示した。
【0059】また、図5に示す従来装置で洗浄を行った
ものとの比較を行ったところ、図4に示す通り(図4に
おいてAMPが図5の装置を用いて洗浄した結果であ
る)、本実施例の場合は、0.3μm以下の粒子も含め
全ての粒径について残留粒子数が減少している。
【0060】(実施例5)実施例4と同じ洗浄工程によ
る洗浄時に軟X線を照射した。
【0061】こうして得られたウエハの表面に酸化シリ
コン膜を形成し絶縁耐圧を測定したところ、実施例1よ
りも優れた結果が得られた。
【0062】
【発明の効果】本発明は上述した課題を解決し、サブミ
クロンオーダーの微細加工が必要な半導体デバイスの作
製工程に適した洗浄方法とその為の装置を提供すること
を目的とする。
【0063】本発明の別の目的は、基板であるウエハと
基板保持部材であるチャックとの接触部による洗浄液の
はね返りや逆流により汚染物等の異物をウエハ表面上に
残さない洗浄方法とその為の装置を提供することにあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例を示す洗浄装置の概念図である。
【図2】図1に示す基板保持部材を示す図である。
【図3】洗浄装置の配置例を示すレイアウト図である。
【図4】実施例1における洗浄結果を示すグラフであ
る。
【図5】従来例の洗浄装置を示す概念図である。
【図6】図5の基板保持部材を示す図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽、 2 薬液ノズル、 3 基板(Siウエハ)、 4 基板保持部材(ウエハチャック)、 5 排気・排液口、 6 N2ガス導入口、 7 回転モータ、 8 ノズル、 9 密閉用フード、 10 本体、 11 活性ガス導入管、 12 水素活性種生成手段、 13 加熱手段、 14 ArガスとH2ガスの混合器、 15 混合ガス配管、 16 Arガス配管、 17 H2ガス配管、 21 除電装置、 24 吸引口、 31 回転軸、 32、33 ギア、 34 連通口、 35 ベアリング 36 スペーサ、 37 シール部材、 38 軸受本体、 39 ストッパー、 40 吸引ノズル、 601 窒素雰囲気のトンネル、 602 シリコンウエハ、 603 反応性イオンエッチング装置、 604 プラズマ成膜装置、 605 クラスター方式の半導体製造装置、 606 ステッパ、 607 イオン打ち込み装置、 608 洗浄装置、 609,610,611,612 ゴミ除去装置、 613 真空槽、 615,616,617 真空槽。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄室内において基板を保持するための
    基板保持部材と、該基板を回転させる回転手段と、該基
    板上に洗浄液を供給する為のノズルと、を有する基板の
    洗浄装置において、 該基板保持部材の該基板の側面と接触部分近傍に吸引口
    が設けられていることを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 回転する基板上に洗浄液を供給して該基
    板を洗浄する洗浄方法において、 該基板を保持する部分から吸引を行いながら該基板を回
    転させるとともに該洗浄液を供給することを特徴とする
    洗浄方法。
  3. 【請求項3】 該洗浄液として、純水及びイソプロピル
    アルコールを用い、該洗浄後窒素ガスを該基板に吹きつ
    けることを特徴とする請求項2記載の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 該洗浄液として、フッ化水素と過酸化水
    素と界面活性剤とを用いることを特徴とする請求項2記
    載の洗浄方法。
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