JP3566948B2 - 排気装置及び半導体製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気管の開口面積を可変に調整できる排気圧力調整部が設けられた排気装置及び排気装置を有する半導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、半導体装置の製造プロセスの洗浄工程やエッチング工程において、硫酸(H SO ),弗酸(HF),過酸化水素水(H ),アンモニア水(NH OH),塩酸(HCl)等の薬液を使用して、半導体ウェハの洗浄や半導体ウェハ上に形成されているシリコン酸化膜やレジスト膜等のエッチングを行っている。
【0003】
これらの薬液を使用している洗浄装置やエッチング装置は、半導体ウェハの表面への塵埃の付着等を防止すると共に、薬液から発生する有害ガス等の発生気体がクリーンルーム内に漏洩することを防止するため、排気ダクトに接続される排気管を備えている。つまり、発生気体を排気管から排気ダクトを経てクリーンルームの外部に強制的に排出するように構成されている。
【0004】
図5は、従来の洗浄装置の構成を示すブロック図である。この洗浄装置は、半導体ウェハを洗浄処理するための洗浄処理部51と、洗浄に用いられる硫酸,弗酸,過酸化水素水,アンモニア水,塩酸等の薬液をそれぞれ蓄えておくための薬液タンク52a,52b,52c,52dを有する薬液貯蔵部52と、洗浄処理部51で使用した薬液等の廃液をそれぞれの廃液の種類に応じて分別して回収するための廃液回収部53と、洗浄処理部51で発生した有害ガス等の発生ガスを排出するための排気処理部54と、洗浄処理部51,薬液貯蔵部52,廃液回収部53及び排気処理部54に配置された各機器を制御するための制御部55とを備えている。
【0005】
洗浄処理部51には、純水を供給するための純水供給管56と、窒素ガスを導入するためのガス導入管57とがそれぞれ開閉バルブ62,63を通じて接続されている。また、薬液タンク52a,52b,52c,52dは、それぞれ薬液供給管59a,59b,59c,59dにより洗浄処理部51に接続されており、各薬液供給管59a,59b,59c,59dには、それぞれ開閉バルブ58a,58b,58c,58dが介設されている。
【0006】
また、廃液回収部53には、廃液を回収するためのドレンライン61が設けられており、ドレンライン61には、排液をその種類に応じて分別回収するための分岐管が取り付けられており、各分岐管には開閉バルブ60a,60b,60c,60dが介設されている。なお,各分岐管は、廃液をクリーンルームの外部に排出するための排出管(図示せず)にそれぞれ接続されている。
【0007】
排気処理部54は、基端が洗浄処理部51に接続された主排気管54aと、主排気管54aの先端に設けられた排気分配部54bと、排気分配部54bからそれぞれ延びるアルカリ排気管54c及び酸排気管54dとを備えている。アルカリ排気管54c及び酸排気管54dには、それぞれ排気管の開口面積を可変に調整できる排気圧力調整部64a及び64bが設けられている。また、アルカリ排気管54c及び酸排気管54dの先端側には、排気をクリーンルームの外部に強制的に排出するための排気ダクト(図示せず)がそれぞれ接続されている。
【0008】
以上のように構成された洗浄装置について、以下その動作について説明する。例えば、半導体ウェハを硫酸と過酸化水素水の混合液で洗浄する場合の動作は以下の通りである。まず、洗浄処理部51に半導体ウェハを設置した後、制御部55によって、薬液貯蔵部52のうち硫酸と過酸化水素水の入っている薬液タンクの開閉バルブを開け、かつ、廃液回収部53のうち硫酸と過酸化水素水の混合液を回収するための開閉バルブを開ける。さらに、排気処理部54のうちアルカリ排気管54cは排気圧力調整部64aによって閉鎖状態にし、酸排気管54dは排気圧力調整部64bによって開放状態にする。これによって、硫酸と過酸化水素水の混合液から発生した酸性の発生気体は、酸排気管54dから排気ダクトを通じてクリーンルーム外にある酸用処理装置まで強制的に排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の洗浄装置では、排気処理部54のアルカリ排気管54c及び酸排気管54dにそれぞれ設けられている排気圧力調整部64a,64bの各回転軸取り出し部において、排気する発生気体が排気管から漏洩するという不具合があった。
【0010】
図6は、図5に示す従来の排気圧力調整部64a又は64bが設けられた排気装置の断面図である。つまり、図6は、アルカリ排気管54c及び酸排気管54dに共通の排気装置の構成を示している。排気装置は、排気管70の内径と同程度の直径を有する円板状の開閉弁72と、該開閉弁72を回転させるための回転軸71とを備え、開閉弁72の1つの直径に沿った部分が固定用ビス73によって回転軸71に固定されている。つまり、開閉弁72は、その直径を通過する軸回りに回転自在に構成されている。そして、回転軸71の一端部71aが排気管70に設けられた凹部状の回転軸受け部70a内に挿入され、回転軸71の他端部71bが排気管70に設けられた円筒状の回転軸取り出し部70bを貫通して排気管70の外部に取り出されている。つまり、円板状の開閉弁72及び回転軸71は、回転軸受け部70aと回転軸取り出し部70bとにより、回動自在に支持されており、開閉弁72の回動位置に応じて排気管70から排出される気体の量が可変に調整される。回転軸71の他端71b側には、排気気体の漏洩を防止するための気密用Oリング74と、気密用Oリング74を固定するための溝部(図示せず)が設けられている。
【0011】
このような構成を有する排気装置において、定常時には排気管70の内圧は外部に設けられた排気ファンによって吸引されているため大気圧よりも低くなっており、排気される発生気体(排気ガス)が排気管70から外部に漏洩することはない。しかしながら、例えば排気ファンに取り付けられている排気ダクトには、多数の半導体製造装置が接続されており、これらの半導体製造装置が同時に稼働し排気ファンの排気能力を超える気体が排出されると、排気管70の内圧が大気圧よりも高くなることがある。この場合、排気管70の回転軸取り出し部70bと回転軸71との隙間75には、気密用Oリング74が設けられているが、気密用Oリング74によって排気管70内の空間を完全に密封することは不可能であり、気密用Oリング74の周囲には微小な隙間が生じる。従って、排気管70の内圧が大気圧よりも高くなると微小な隙間から排気ガスが排気管70から外部に漏洩してしまうおそれがあった。
【0012】
本発明の目的は、排気管の開口面積を可変に調整できる排気圧力調整部を有しつつ、排気される気体の排気管外部への漏洩防止機能が高い排気装置,及びその排気装置を有する半導体製造装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の排気装置は、排気管の開口面積を可変に調整するための排気圧力調整部を有する排気装置において、上記排気圧力調整部は、上記排気管内に、上記排気管の開口面積を変化させるように回動自在に設けられた開閉弁と、上記排気管内から上記排気管の外方まで延びるように設けられ、上記開閉弁を回動させるための回転軸と、上記排気管に設けられ、上記回転軸を上記排気管の内方に位置する部分と外方に位置する部分との間で支持するための回転軸取り出し部と、上記排気管の上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間に設けられた気密用Oリングと、上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間に、パージガスを導入するためのパージガス導入用孔を含むガス導入手段とを備え、上記パージガス導入用孔は、上記回転軸の上記回転軸取り出し部側の端部に設けられ、上記回転軸の軸方向に延びる導入孔と上記導入孔から分岐する複数の分岐孔を有し、上記導入孔は、上記回転軸の端部の端面に開口しており、上記分岐孔は、上記排気管の上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間のうち、上記気密用Oリングの内側で上記排気管の内部空間に連通する隙間に開口している
【0014】
これにより、ガス導入手段により、回転軸取り出し部と回転軸との隙間に、パージガスが導入されるので、排気管の内圧が大気圧よりも高くなっても、排気ガスが排気管から外部へ漏洩するのを防止することができる。
【0017】
上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間に、洗浄液又は蒸気を導入するための液導入手段をさらに備えることにより、排気管の回転軸取り出し部などに固着した異物を容易に除去することができるので、気密性がさらに向上することになる。
【0018】
本発明の半導体製造装置は、ウェハを処理するための処理装置と、該処理装置に接続される少なくとも1つの排気管と、該少なくとも1つの排気管の開口面積を可変に調整するための排気圧力調整部を有する排気装置とを備えた半導体製造装置において、上記排気装置の上記排気圧力調整部は、上記排気管内に、上記排気管の開口面積を変化させるように回動自在に設けられた開閉弁と、上記排気管内から上記排気管の外方まで延びるように設けられ、上記開閉弁を回動させるための回転軸と、上記排気管に設けられ、上記回転軸を上記排気管の内方に位置する部分と外方に位置する部分との間で支持するための回転軸取り出し部と、上記排気管の上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間に設けられた気密用Oリングと、上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間に、パージガスを導入するためのパージガス導入用孔を含むガス導入手段とを備え、上記パージガス導入用孔は、上記回転軸の上記回転軸取り出し部側の端部に設けられ、上記回転軸の軸方向に延びる導入孔と上記導入孔から分岐する複数の分岐孔を有し、上記導入孔は、上記回転軸の端部の端面に開口しており、上記分岐孔は、上記排気管の上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間のうち、上記気密用Oリングの内側で上記排気管の内部空間に連通する隙間に開口している。
【0019】
これにより、半導体製造装置中の処理装置でウェハの処理を行なう間に、排気装置において、ガス導入手段により、回転軸取り出し部と回転軸との隙間に、パージガスが導入されるので、排気管の内圧が大気圧よりも高くなっても、処理装置内で発生した気体が排気管から外部へ漏洩するのを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における,排気管の開口面積を可変に調整できる排気圧力調整部が設けられた排気装置の断面図である。図1は、アルカリ排気管及び酸排気管に共通の排気装置の構成を示している。
【0024】
排気圧力調整部は、塩化ビニール樹脂からなる排気管1と、排気管1の内径と同程度の直径を有する塩化ビニール樹脂製の円板状の開閉弁3と、該開閉弁3を回転させるためのステンレス製の回転軸2とを備え、開閉弁3の1つの直径に沿った部分が固定用ビス4によって回転軸2に固定されている。つまり、開閉弁3は、その直径を通過する軸回りに回転自在に構成されている。ただし、必ずしも直径に沿った軸回りに回動する必要はなく、排気管1の開口面積を変化させるような運動を行なうことが可能に構成されていればよい。そして、回転軸2の一端部2aが排気管1に設けられた凹部状の回転軸受け部1a内に挿入され、回転軸2の他端部2bが排気管1に設けられた円筒状の回転軸取り出し部1bを貫通して排気管1の外部に取り出されている。つまり、円板状の開閉弁3及び回転軸2は、回転軸受け部1aと回転軸取り出し部1bとにより、回動自在に支持されており、開閉弁3の回動位置に応じて開閉弁3と排気管1の内周部との隙間が変化し、これにより、排気管1から排出される気体の量が可変に調整される。回転軸2の他端部2b側には、排気気体の漏洩を防止するための気密用Oリング5と、気密用Oリング5を固定するための溝部(図示せず)が設けられている。なお、開閉弁3を下方から純水のシャワーによって洗浄するように構成されている。
【0025】
ここで、本実施形態の排気圧力調整部の特徴は、以下の構成にある。回転軸2の他端部2bには、回転軸2の軸方向に延びる,パージ用ガスを導入するための導入孔7と、導入孔7から分岐する複数の(例えば4つの)分岐孔7bとが設けられている。そして、各分岐孔7bは、軸に対して約45°(斜めに)傾いて形成されており、排気管1の回転軸取り出し部1bと回転軸2との隙間6のうち、気密用Oリング5の内側で排気管1の内部空間に連通する隙間6aに開口している。導入孔7は、回転軸2の他端部2bの端面に開口していて、この開口部にパージ用配管8が接続されている。そして、パージ用配管8には、常時、窒素ガス(N ガス)や高圧エアなどのパージガスを隙間6aに供給するためのガス供給用配管8aと、間欠的に純水を隙間6aに供給するための純水供給用配管8bと、純水供給用配管8bの開閉を制御するための開閉弁8cとが取り付けられている。この導入孔7,分岐孔7b,パージ用配管8及びガス供給配管8aにより、パージガス導入手段が構成されている。また、この導入孔7,分岐孔7b,パージ用配管8,純水供給用配管8b及び開閉弁8cにより、液導入手段が構成されている。
【0026】
本実施形態の排気装置によれば、ガス供給用配管8aからパージ用配管8,導入孔7及び分岐孔7bを経て、排気管1の内部空間に連通する隙間6aに窒素ガス(N ガス)や高圧エアなどのパージガスを導入することができる。この構成によって、有害ガス等の発生気体(排気ガス)を排気する際に、隙間6aにパージガスを導入しておくことによって、排気管1の内圧が大気圧よりも高くなっても、排気ガスが排気管1から外部へ漏洩するのを防止することができる。特に、分岐孔7bが回転軸2の軸方向に直交するのではなく、排気管1の内部側に向かうように斜めに傾いていることにより、排気管1の内部圧力が高まったときに、発生ガスが外部に流れ込もうとするのに対する抗力がより大きくなるという利点がある。
【0027】
また、ガス供給用配管8aから隙間6aに窒素ガスなどのパージガスを供給することにより、気密用Oリング5や気密用Oリング5に接触する部材の寿命も延びるので、気密性がより向上することになる。
【0028】
また、純水供給用配管8bから純水を供給しうる構造となっているので、回転軸2,Oリング5,排気管1の回転軸取り出し部1bなどに固着した異物を容易に除去することができるので、気密性がさらに向上することになる。
【0029】
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態における,排気管の開口面積を可変に調整できる排気圧力調整部が設けられた排気装置の断面図である。図2は、アルカリ排気管及び酸排気管に共通の排気装置の構成を示している。
【0030】
排気圧力調整部は、塩化ビニール樹脂からなる排気管1と、排気管1の内径と同程度の直径を有する塩化ビニール樹脂製の円板状の開閉弁3と、該開閉弁3を回転させるためのステンレス製の回転軸9とを備え、開閉弁3の1つの直径に沿った部分が固定用ビス4によって回転軸9に固定されている。つまり、開閉弁3は、その直径を通過する軸回りに回転自在に構成されている。ただし、必ずしも直径に沿った軸回りに回動する必要はなく、排気管1の開口面積を変化させるような運動を行なうことが可能に構成されていればよい。そして、回転軸9の一端部9aが排気管1に設けられた凹部状の回転軸受け部1a内に挿入され、回転軸9の他端部9bが排気管1に設けられた円筒状の回転軸取り出し部1bを貫通して排気管1の外部に取り出されている。つまり、円板状の開閉弁3及び回転軸9は、回転軸受け部1aと回転軸取り出し部1bとにより、回動自在に支持されており、開閉弁3の回動位置に応じて開閉弁3と排気管1の内周部との隙間が変化し、これにより、排気管1から排出される気体の量が可変に調整される。回転軸9の他端部9b側には、排気気体の漏洩を防止するための気密用Oリング5と、気密用Oリング5を固定するための溝部(図示せず)が設けられている。なお、開閉弁3を下方から純水のシャワーによって洗浄するように構成されている。以上の構成は、回転軸9に導入孔及び分岐孔が形成されていない点を除けば、第1の実施形態と同じである。
【0031】
ここで、本実施形態の排気圧力調整部の特徴は、以下の構成にある。排気管1の回転軸取り出し部1bには、軸方向に対して約45°(斜めに)傾いて形成されたパージ用ガスを導入するための導入孔10が設けられている。そして、導入孔10の基端部は、排気管1の回転軸取り出し部1bと回転軸9との隙間6のうち、気密用Oリング5の内側で排気管1の内部空間に連通する隙間6aに開口している。導入孔10の先端は、回転軸取り出し部1bのフランジ部の外周面に開口していて、この導入孔10の開口部には高圧のパージガスを供給するパージ用配管11が接続されている。そして、パージ用配管11には、常時、窒素ガスや高圧エアなどのパージガスを隙間6aに供給するためのガス供給用配管11aと、間欠的に純水を隙間6aに供給するための純水供給用配管11bと、純水供給用配管11bの開閉を制御するための開閉弁11cとが取り付けられている。この導入孔10,パージ用配管11及びガス供給用配管11aにより、パージガス導入手段が構成されている。また、この導入孔10,パージ用配管11,純水供給配管11b及び開閉弁11cにより、液導入手段が構成されている。
【0032】
本実施形態の排気装置によれば、ガス供給用配管11aからパージ用配管11,導入孔10を経て、排気管1の内部空間に連通する隙間6aに高圧の窒素ガスや高圧エアなどのパージガスを導入することができる。この構成によって、有害ガス等の発生気体(排気ガス)を排気する際に、隙間6aに高圧のパージガスを導入することによって、排気管1の内圧が大気圧よりも高くなっても、排気ガスが排気管1から外部へ漏洩するのを防止することができる。特に、導入孔10が回転軸9の軸方向に直交するのではなく、排気管1の内部側に向かうように斜めに傾いていることにより、排気管1の内部圧力が高まったときに、発生ガスが外部に流れ込もうとするのに対する抗力がより大きくなるという利点がある。
【0033】
また、ガス供給用配管11aから隙間6aに窒素ガスなどのパージガスを供給することにより、気密用Oリング5や気密用Oリング5に接触する部材の寿命も延びるので、気密性がより向上することになる。
【0034】
また、純水供給用配管11bから純水を供給しうる構造となっているので、回転軸9,Oリング5,排気管1の回転軸取り出し部1bなどに固着した異物を容易に除去することができるので、気密性がさらに向上することになる。
【0035】
なお、本実施形態では、回転軸取り出し部1bに導入孔10を1カ所のみに設けたが、多数の導入孔を設けてもよい。
【0036】
(第3の実施形態)
−洗浄装置の構成−
図3は、第3の実施形態における半導体製造装置である洗浄装置の構成を示すブロック図である。この洗浄装置は、半導体ウェハを洗浄処理するための洗浄処理部31と、洗浄に用いられる硫酸,弗酸,過酸化水素水,アンモニア水,塩酸等の薬液をそれぞれ蓄えておくための薬液タンク32a,32b,32c,32dを有する薬液貯蔵部32と、洗浄処理部31で使用した薬液等の廃液をそれぞれの廃液の種類に応じて分別して回収するための廃液回収部33と、洗浄処理部31で発生した有害ガス等の発生ガスを排出するための排気処理部34と、洗浄処理部31,薬液貯蔵部32,廃液回収部33及び排気処理部34に配置された各機器を制御するための制御部35とを備えている。
【0037】
洗浄処理部31には、純水を供給するための純水供給管36と、窒素ガスを導入するためのガス導入管37とがそれぞれ開閉バルブ42,43を通じて接続されている。また、薬液タンク32a,32b,32c,32dは、それぞれ薬液供給管39a,39b,39c,39dにより洗浄処理部31に接続されており、各薬液供給管39a,39b,39c,39dには、それぞれ開閉バルブ38a,38b,38c,38dが介設されている。
【0038】
また、廃液回収部33には、廃液を回収するためのドレンライン41が設けられており、ドレンライン41には、排液をその種類に応じて分別回収するための分岐管が取り付けられており、各分岐管には開閉バルブ40a,40b,40c,40dが介設されている。なお,各分岐管は、廃液をクリーンルームの外部に排出するための排出管(図示せず)にそれぞれ接続されている。
【0039】
排気処理部34は、基端が洗浄処理部31に接続された主排気管34aと、主排気管34aの先端に設けられた排気分配部34bと、排気分配部34bからそれぞれ延びるアルカリ排気管34c及び酸排気管34dとを備えている。アルカリ排気管34c及び酸排気管34dには、それぞれ排気管の開口面積を可変に調整できる排気圧力調整部44a及び44bが設けられている。また、アルカリ排気管34c及び酸排気管34dの先端側には、排気をクリーンルームの外部に強制的に排出するための排気ダクト(図示せず)がそれぞれ接続されている。
【0040】
ここで、本実施形態の洗浄装置の特徴は、アルカリ排気管34cと酸排気管34dとに、それぞれ排気管の開口面積を可変に調整できる排気圧力調整部44a,44bが設けられている点である。この排気圧力調整部44a,44bの構造は、上記第1又は第2の実施形態で説明したとおりであって、具体的には、図1又は図2に示す構造となっている。すなわち、アルカリ排気管34c及び酸排気管34dのうち開閉弁3の回転を支持している回転軸取り出し部1bの隙間に、窒素ガス,パージガス及び純水を噴射し得るように構成されている。
【0041】
これにより、第1又は第2の実施形態の排気装置を用いたウェハの洗浄を行なうことができ、ウェハの洗浄の際に発生する酸性ガスやアルカリ性ガス等の気体が排気管1の外部に漏洩するのを防止する効果が得られることになる。
【0042】
本実施形態の半導体製造装置によれば、第1及び第2の実施形態と同様に、アルカリ排気管34c及び酸排気管34dに設けられた排気圧力調整部44a及び44bには、ガス供給用配管(図示せず)及び純水供給用配管(図示せず)に接続されているパージ用配管45a及び45bからパージガスや純水を導入することができる。この構成によって、洗浄に使用する薬液から発生する有害ガス等の発生気体(排気ガス)を排気管34c又は34dから排気する際に、排気管34c,34dのそれぞれの回転軸取り出し部と回転軸との隙間にパージガスを導入することによって、排気管34c及び34dの内圧が大気圧よりも高くなっても、排気ガスが排気管34c及び34dから外部へ漏洩するのを防止することができる。
【0043】
−洗浄処理の手順−
次に、本実施形態の洗浄装置を用いたウェハの洗浄処理を伴う半導体装置の製造方法について、フォトレジスト膜の除去(アッシング)後の洗浄処理を例にとって説明する。ここでは、第1,第2の実施形態のいずれの排気装置をも用いることができる。なお、以下の説明において、排気管1はアルカリ排気管34あ及び酸排気管34dに相当し、排気圧力調整部44a,44bについては、第1又は第2の実施形態の排気装置の構成を用いて説明する。
【0044】
図4は、本実施形態の洗浄処理の手順を示すフローチャート図である。図4において、右側には、洗浄処理に沿った排気装置側における処理の内容が付記されている。
【0045】
まず、ステップST1で、ウェハのセットを行なう。すなわち、ウェハをカセットにセットして、カセットを洗浄処理部31のチャンバ内のターンテーブルにセットする。このとき、ウェハをセットする前から、排気管1の回転取り出し部1bには、ガス供給用配管8a(又は11a)から窒素ガス(N ガス)が供給されている。そして、純水供給用配管8b(又は11b)の開閉弁8c(又は11c)は閉じられている。
【0046】
次に、ステップST2で、制御部35により、バルブの切り換え制御を行なう。まず、酸排気管34dの開閉弁44bを開いて、アルカリ排気管34cの開閉弁44aを閉じる。次に、薬液貯蔵部32のうち硫酸と過酸化水素水の入っている薬液タンクの開閉バルブを開け、かつ、廃液回収部33のうち硫酸と過酸化水素水の混合液を回収するための開閉バルブを開く。このとき、ガス供給用配管8a(又は11a)から窒素ガス(N ガス)が供給され、純水供給用配管8b(又は11b)の開閉弁8c(又は11c)は閉じられている。
【0047】
次に、ステップST3で、ウェハの酸洗浄を行なう。洗浄処理部31のチャンバを閉じ、ターンテーブルを回転させた状態で、カセット内にセットされているウェハに純水を噴射した後、硫酸過水(硫酸水溶液と過酸化水素水との混合液)をウェハにスプレーする。このとき、酸排気管34dの開閉弁44bは開かれたたままである。つまり、硫酸過水から発生する酸性の発生気体を、酸排気管44dから排気ダクトを通じてクリーンルーム外にある酸用処理装置まで強制的に排出する。また、ガス供給用配管8a(又は11a)から窒素ガス(N ガス)が供給され、純水供給用配管8b(又は11b)の開閉弁8c(又は11c)は閉じられている。
【0048】
次に、ステップST4で、ウェハを純水とN とによってすすぎ洗浄する。つまり、ウェハに付着している薬液を除去するのである。このとき、酸排気管34dの開閉弁44bは開かれたたままである。
【0049】
また、このウェハのすすぎ洗浄の際、排気分配部34bに設けられているシャワー噴射口から排気管1の開閉弁3,回転軸2(又は9)等にシャワーを噴射して、開閉弁3,回転軸2(又は9)等をすすぎ洗浄する。
【0050】
同時に、純水供給用配管8b(又は11b)の開閉弁8c(又は11c)を開いて、排気管1の回転軸取り出し部1bの隙間6aに、導入孔7の分岐孔7b(又は導入孔10)から純水を噴射して、排気管1の回転軸取り出し部1bの内周部付近全体の各部材(回転軸2(又は9),開閉弁3,気密用Oリング5など)を洗浄する。この間、ガス供給用配管8a(又は11a)は開かれたままであり、窒素ガスの圧力によって純水が噴射される。
【0051】
以上によって、酸処理が終了すると、ステップST5で、制御部35によりバルブの切り換えを行なう。つまり、酸排気管34dの開閉弁44bを閉じて、アルカリ排気管34cの開閉弁44aを開く。また、薬液貯蔵部32のうちアンモニアと過酸化水素水の入っている薬液タンクの開閉バルブを開け、かつ、廃液回収部33のうちアンモニアと過酸化水素水の混合液を回収するための開閉バルブを開く。この間、ガス供給用配管8a(又は11a)から窒素ガス(N ガス)が供給され、純水供給用配管8b(又は11b)の開閉弁8c(又は11c)は閉じられている。
【0052】
次に、ステップST6で、ウェハのアルカリ洗浄を行なう。洗浄処理部31のチャンバ内で、アンモニア過水(アンモニア水溶液と過酸化水素水との混合液)をウェハにスプレーする。このとき、アルカリ排気管34cの開閉弁44aは開かれたたままである。この間、ガス供給用配管8a(又は11a)から窒素ガス(N ガス)が供給され、純水供給用配管8b(又は11b)の開閉弁8c(又は11c)は閉じられている。
【0053】
次に、ウェハを純水とN ガスとによってすすぎ洗浄する。つまり、ウェハに付着している薬液を除去するのである。このとき、アルカリ排気管34cの開閉弁44aは開かれたたままである。つまり、アンモニア過水から発生するアルカリ性の発生気体を、アルカリ排気管44cから排気ダクトを通じてクリーンルーム外にあるアルカリ用処理装置まで強制的に排出する。
【0054】
また、このウェハのすすぎ洗浄の際に、排気分配部34bに設けられているシャワー噴射口から排気管1の開閉弁3,回転軸2等にシャワーを噴射して、開閉弁3,回転軸2(又は9)等をすすぎ洗浄する。
【0055】
同時に、純水供給用配管8b(又は11b)の開閉弁8c(又は11c)を開いて、排気管1の回転軸取り出し部1bの隙間6aに、導入孔7の分岐孔7b(又は導入孔10)から純水を噴射して、排気管1の回転軸取り出し部1bの内周部付近全体の各部材(回転軸2(又は9),開閉弁3,気密用Oリング5など)を洗浄する。この間、ガス供給用配管8a(又は11a)は開かれたままであり、窒素ガスの圧力によって純水が噴射される。
【0056】
以上によって、すすぎ洗浄が終了すると、ステップST8で、洗浄処理部31のチャンバ内でウェハの最終水洗を行なった後、ステップST9で、チャンバ内にN ガスを流してウェハを乾燥させる。この間、ガス供給用配管8a(又は11a)から窒素ガス(N ガス)が供給され、純水供給用配管8b(又は11b)の開閉弁8c(又は11c)は閉じられている。
【0057】
なお、以上の洗浄処理においては、排気分配部34bに設けられているシャワー噴射口から排気管1の開閉弁3,回転軸2(又は9)等にシャワーを噴射して、開閉弁3,回転軸2(又は9)等をすすぎ洗浄すると同時に、排気管1の回転軸取り出し部1bの隙間6aに純水を噴射して、排気管1の回転軸取り出し部1bの内周部付近全体の各部材を洗浄したが、本発明の洗浄方法は係る実施形態に限定されるものではない。すなわち、排気管1内の下方から開閉弁3,回転軸2(又は9)等をすすぎ洗浄する動作と、排気管1の回転軸取り出し部1bの内周部付近全体の各部材を洗浄する動作とは、独立して行なうことが可能である。
【0058】
また、図4に示すフローチャートのごとく、排気管1の回転軸取り出し部1bにN ガスを常時流す必要はなく、酸洗浄,アルカリ洗浄,すすぎ洗浄などのときのみN ガスを流すようにしてもよい。また、N ガスに代えて、不活性ガスあるいは高圧空気などの他のガスを流すようにしてもよい。
【0059】
さらに、図4に示すフローチャートにおいては、ウェハのすすぎ洗浄のときのみ排気管1の回転軸取り出し部1bに純水の噴射を行なうようにしたが、酸洗浄(ステップST3)やアルカリ洗浄(ステップST6)においても、排気管1の回転軸取り出し部1bに純水の噴射を行なうようにしてもよい。
【0060】
本実施形態の半導体装置の製造方法によれば、ウェハの酸洗浄又はアルカリ洗浄などの薬液処理のときには、排気管1の回転軸取り出し部1bにN ガス又は高圧ガスなどのパージガスを流すようにしたので、排気管1の回転軸取り出し部1bの隙間6から酸性ガス,アルカリ性ガスなどの排気ガスが漏洩するのをパージガスによって防止することができる。
【0061】
すなわち、排気管1を流れる排気ガスの圧力は、一般には大気圧よりも小さい,つまり負圧であるが、状況によっては大気圧よりも高い圧力,つまり正圧になることがある。その場合、排気管1の回転軸取り出し部1bの隙間6bから排気ガスが外部に流れ出そうとするが、パージガスの圧力を排気管1内の圧力よりも高く設定しておくことにより、排気ガスが隙間6bから排気管1の内部に押し戻されるので、排気ガスの外部への漏洩を防止することができる。
【0062】
また、パージガスを排気管1の回転軸取り出し部1bに供給することにより、気密用Oリング5及びその周辺の部材に固着しようとする異物を吹き飛ばすことができるので、気密用Oリング5及びその周辺の部材の寿命が向上することになる。
【0063】
また、ウェハの薬液処理が終了した後、又はウェハの薬液処理と同時に、排気管1の回転軸取り出し部1bを純水によって洗浄しているので、気密用Oリング5及びその周辺の部材に固着しようとする異物を洗浄により除去することができるので、気密用Oリング5及びその周辺の部材の寿命がより向上することになる。
【0064】
なお、上記各実施形態においては、排気管1の回転軸取り出し部1bの隙間6Bに純水を噴射するようにしたが、純水の代わりに水蒸気を供給してもよい。また、純水や水蒸気に代えて、水以外の物質からなる洗浄液,又は水以外の物質の蒸気を供給してもよい。
【0065】
【発明の効果】
本発明の排気装置または半導体製造装置によれば、排気管の回転軸取り出し部と回転軸との隙間に、パージガスを導入するようにしたので、排気ガスが排気管から外部に漏洩するのをパージガスによって阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における排気圧力調整部が設けられた排気装置の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態における排気圧力調整部が設けられた排気装置の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態における半導体製造装置である洗浄装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の洗浄処理の手順を示すフローチャート図である。
【図5】従来の洗浄装置の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の排気圧力調整部が設けられた排気装置の断面図である。
【符号の説明】
1 排気管
1a 回転軸受け部
1b 回転軸取り出し部
2 回転軸
3 開閉弁
4 固定用ビス
5 気密用Oリング
6 隙間
6b 隙間
7 導入孔
7b 分岐孔
8 パージ用配管
8a ガス供給用配管
8b 純水供給用配管
8c 開閉弁
9 回転軸
10 導入孔
11 パージ用配管
11a ガス供給用配管
11b 純水供給用配管
11c 開閉弁
31 洗浄処理部
32 薬液貯蔵部
33 廃液回収部
34 排気処理部
35 制御部

Claims (7)

  1. 排気管の開口面積を可変に調整するための排気圧力調整部を有する排気装置において、
    上記排気圧力調整部は、
    上記排気管内に、上記排気管の開口面積を変化させるように回動自在に設けられた開閉弁と、
    上記排気管内から上記排気管の外方まで延びるように設けられ、上記開閉弁を回動させるための回転軸と、
    上記排気管に設けられ、上記回転軸を上記排気管の内方に位置する部分と外方に位置する部分との間で支持するための回転軸取り出し部と、
    上記排気管の上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間に設けられた気密用Oリングと、
    上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間に、パージガスを導入するためのパージガス導入用孔を含むガス導入手段とを備え、
    上記パージガス導入用孔は、上記回転軸の上記回転軸取り出し部側の端部に設けられ、上記回転軸の軸方向に延びる導入孔と上記導入孔から分岐する複数の分岐孔を有し、
    上記導入孔は、上記回転軸の端部の端面に開口しており、
    上記分岐孔は、上記排気管の上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間のうち、上記気密用Oリングの内側で上記排気管の内部空間に連通する隙間に開口していることを特徴とする排気装置。
  2. 請求項記載の排気装置において、
    上記分岐孔は、上記回転軸の軸に対して斜めに傾いて形成されていることを特徴とする排気装置。
  3. 請求項1又は2記載の排気装置において、
    上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間に、洗浄液又は蒸気を導入するための液導入手段をさらに備えていることを特徴とする排気装置。
  4. ウェハを処理するための処理装置と、該処理装置に接続される少なくとも1つの排気管と、該少なくとも1つの排気管の開口面積を可変に調整するための排気圧力調整部を有する排気装置とを備えた半導体製造装置において、
    上記排気装置の上記排気圧力調整部は、
    上記排気管内に、上記排気管の開口面積を変化させるように回動自在に設けられた開閉弁と、
    上記排気管内から上記排気管の外方まで延びるように設けられ、上記開閉弁を回動させるための回転軸と、
    上記排気管に設けられ、上記回転軸を上記排気管の内方に位置する部分と外方に位置する部分との間で支持するための回転軸取り出し部と、
    上記排気管の上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間に設けられた気密用Oリングと、
    上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間に、パージガスを導入するためのパージガス導入用孔を含むガス導入手段とを備え、
    上記パージガス導入用孔は、上記回転軸の上記回転軸取り出し部側の端部に設けられ、上記回転軸の軸方向に延びる導入孔と上記導入孔から分岐する複数の分岐孔を有し、
    上記導入孔は、上記回転軸の端部の端面に開口しており、
    上記分岐孔は、上記排気管の上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間のうち、上記気密用Oリングの内側で上記排気管の内部空間に連通する隙間に開口していることを特徴とする半導体製造装置
  5. 請求項4記載の半導体製造装置において、
    上記分岐孔は、上記回転軸の軸に対して斜めに傾いて形成されていることを特徴とする半導体製造装置。
  6. 請求項4又は5記載の半導体製造装置において、
    上記回転軸取り出し部と上記回転軸との隙間に、洗浄液又は蒸気を導入するための液導入手段をさらに備えていることを特徴とする半導体製造装置。
  7. 請求項4〜6のうちいずれか1つに記載の半導体製造装置において、
    上記排気装置は、上記処理装置から延びる排気分配部を有し、
    上記少なくとも1つの排気管は、上記排気分配部から延びる複数の排気管であり、
    上記複数の排気管の各排気管に、上記排気圧力調整部が設けられていることを特徴とする半導体製造装置。
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