JPH09268962A - 圧力制御弁 - Google Patents
圧力制御弁Info
- Publication number
- JPH09268962A JPH09268962A JP8112896A JP11289696A JPH09268962A JP H09268962 A JPH09268962 A JP H09268962A JP 8112896 A JP8112896 A JP 8112896A JP 11289696 A JP11289696 A JP 11289696A JP H09268962 A JPH09268962 A JP H09268962A
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- JP
- Japan
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- fuel
- pressure
- case
- chamber
- valve
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高信頼性の確保と作業性が高く、小形化、低コ
スト化を可能にすることを目的とする圧力制御弁。 【構成】ケースを一体化し、固定体、移動体を正確に作
動させるためにスプリング、Oリングを以て構成し、か
つ弁機構も簡略化した構成である。
スト化を可能にすることを目的とする圧力制御弁。 【構成】ケースを一体化し、固定体、移動体を正確に作
動させるためにスプリング、Oリングを以て構成し、か
つ弁機構も簡略化した構成である。
Description
【0001】〔産業上の利用分野〕この発明は特に車両
用燃料噴射装置に供給される燃料の圧力を調整するのに
用いられる圧力制御弁に関するものである。
用燃料噴射装置に供給される燃料の圧力を調整するのに
用いられる圧力制御弁に関するものである。
【0002】〔従来の技術〕従来、この種の燃料圧力制
御弁は燃料室(23)と圧力室(24)とを構成するケ
ース(21)とケース(22)から成り、ケース(2
1)の燃料室(23)側に開口している燃料導入口(2
5)と燃料排出口(26)とケース(22)の圧力室
(24)側に開口している圧力導入口(27)と燃料室
(23)と圧力室(24)との間にケース(21)とケ
ース(22)内を2室に分割するように張設されている
ダイヤフラム(28)と、ダイヤフラム(28)に固定
されている移動体(30)と圧力室(24)内に設けら
れ移動体(30)を燃料室(23)側へ付勢するスプリ
ング(31)と固定体(29)の先端に設けられた弁座
(35)とこの弁座(35)と対面して移動体(30)
に設けられたボールホルダー(37)に支えられたボー
ル(38)とこのボール(38)の一部に固定された弁
(36)から構成されている。
御弁は燃料室(23)と圧力室(24)とを構成するケ
ース(21)とケース(22)から成り、ケース(2
1)の燃料室(23)側に開口している燃料導入口(2
5)と燃料排出口(26)とケース(22)の圧力室
(24)側に開口している圧力導入口(27)と燃料室
(23)と圧力室(24)との間にケース(21)とケ
ース(22)内を2室に分割するように張設されている
ダイヤフラム(28)と、ダイヤフラム(28)に固定
されている移動体(30)と圧力室(24)内に設けら
れ移動体(30)を燃料室(23)側へ付勢するスプリ
ング(31)と固定体(29)の先端に設けられた弁座
(35)とこの弁座(35)と対面して移動体(30)
に設けられたボールホルダー(37)に支えられたボー
ル(38)とこのボール(38)の一部に固定された弁
(36)から構成されている。
【0003】〔発明が解決しようとする課題〕このよう
な圧力制御弁においてはダイヤフラム(28)はケース
(21)とケース(22)および移動体(30)によっ
てカシメ固定され、その際ダイヤフラム(28)の所定
の張設性の確保が難しく、かつ圧力洩れやダイヤフラム
(28)の脱落も生じ易い。
な圧力制御弁においてはダイヤフラム(28)はケース
(21)とケース(22)および移動体(30)によっ
てカシメ固定され、その際ダイヤフラム(28)の所定
の張設性の確保が難しく、かつ圧力洩れやダイヤフラム
(28)の脱落も生じ易い。
【0004】さらに、固定体(29)に設けられた弁座
(35)と、移動体(30)に備えられた弁(36)に
よる弁機能を全うするため複雑な構成となっている。
(35)と、移動体(30)に備えられた弁(36)に
よる弁機能を全うするため複雑な構成となっている。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためのもので第1の目的はダイヤフラムの固定により生
ずる張設性、圧力洩れ、脱落をなくすこと、第2の目的
は弁構造を簡略化すること、第3の目的は部品点数の低
減とともに作業性の向上、コスト低減を行うものでより
信頼性の高い圧力制御弁を提供することを目的とする。
ためのもので第1の目的はダイヤフラムの固定により生
ずる張設性、圧力洩れ、脱落をなくすこと、第2の目的
は弁構造を簡略化すること、第3の目的は部品点数の低
減とともに作業性の向上、コスト低減を行うものでより
信頼性の高い圧力制御弁を提供することを目的とする。
【0006】〔課題を解決するための手段〕本発明は、
燃料導入口(4)より導入される燃料の圧力に敏感にか
つ正確に作動し、さらに圧力洩れがなく作業性の向上、
小形化、低コスト化と実施したもので第1の発明はダイ
ヤフラムに代えてOリング(7)を用いることにより燃
料室(2)から圧力室(3)への圧力洩れを無くすこと
が出来る。
燃料導入口(4)より導入される燃料の圧力に敏感にか
つ正確に作動し、さらに圧力洩れがなく作業性の向上、
小形化、低コスト化と実施したもので第1の発明はダイ
ヤフラムに代えてOリング(7)を用いることにより燃
料室(2)から圧力室(3)への圧力洩れを無くすこと
が出来る。
【0007】第2の発明は燃料導入口(4)より導入さ
れる燃料の圧力をケース(1)内の全面積で移動体
(9)に受け、この移動体(9)は淀みなく敏感に作動
することが出来る。
れる燃料の圧力をケース(1)内の全面積で移動体
(9)に受け、この移動体(9)は淀みなく敏感に作動
することが出来る。
【0008】第3の発明はケース(1)は、燃料室
(2)と圧力室(3)と一体のものであり、かつ移動体
(9)はケース(1)内で移動可能な最小のクリアラン
スに設定し、さらに固定体(29)はケース(1)に固
定されており、弁座(12)は正しい位置が得られ、弁
(13)と弁座(12)は正確にかつ自動的に弁機能を
発揮することが出来る。
(2)と圧力室(3)と一体のものであり、かつ移動体
(9)はケース(1)内で移動可能な最小のクリアラン
スに設定し、さらに固定体(29)はケース(1)に固
定されており、弁座(12)は正しい位置が得られ、弁
(13)と弁座(12)は正確にかつ自動的に弁機能を
発揮することが出来る。
【0009】上記により、弁(13)と弁座(12)の
構成が簡略化し、低コスト化が得られる。
構成が簡略化し、低コスト化が得られる。
【0010】〔作用〕燃料導入口(4)より導入される
燃料の圧力が移動体(9)の燃料室(2)側の全面積を
加圧し、さらにケース(1)と移動体(9)とのクリア
ランスも小さく、移動体(9)は傾くことなく敏感にか
つ正確に上下動をすることが出来、また弁座(12)も
ケース(1)の中心よりずれることなく固定され、弁
(13)と弁座(12)による弁機能は自動的にかつ正
確に発揮出来る。また、Oリング(7)により燃料室
(2)から圧力室(3)への圧力洩れもない。
燃料の圧力が移動体(9)の燃料室(2)側の全面積を
加圧し、さらにケース(1)と移動体(9)とのクリア
ランスも小さく、移動体(9)は傾くことなく敏感にか
つ正確に上下動をすることが出来、また弁座(12)も
ケース(1)の中心よりずれることなく固定され、弁
(13)と弁座(12)による弁機能は自動的にかつ正
確に発揮出来る。また、Oリング(7)により燃料室
(2)から圧力室(3)への圧力洩れもない。
【0011】〔発明の実施の形態〕以下、図1に示す一
例として実施の形態を詳細に説明する。圧力導入口
(6)を備えたケース(1)にスプリング(10)とO
リング(7)を介して移動体(9)を挿入し、燃料排出
口(5)を備えた固定体(8)をスプリング(10)の
所定の付勢力まで圧入し気密に固定し、燃料導入口
(4)をケース(1)を介して固定体(8)に気密に固
定する。
例として実施の形態を詳細に説明する。圧力導入口
(6)を備えたケース(1)にスプリング(10)とO
リング(7)を介して移動体(9)を挿入し、燃料排出
口(5)を備えた固定体(8)をスプリング(10)の
所定の付勢力まで圧入し気密に固定し、燃料導入口
(4)をケース(1)を介して固定体(8)に気密に固
定する。
【0012】Oリング(7)を挿入する溝深さは、燃料
導入口(4)より導入される燃料の所定圧力に応じたも
のでよい。
導入口(4)より導入される燃料の所定圧力に応じたも
のでよい。
【0013】Oリング(7)は所定の長さ往復移動する
移動体(9)より常に捩れ力を受けるためOリング
(7)の線径は実験的に決定するとよい。
移動体(9)より常に捩れ力を受けるためOリング
(7)の線径は実験的に決定するとよい。
【0014】ケース(1)と移動体(9)とのクリアラ
ンスは移動に支障のない最小寸法でよい。
ンスは移動に支障のない最小寸法でよい。
【0015】弁(13)と弁座(12)は常に叩き現象
を受けるため、弁(13)と弁座(12)はそれぞれ所
定の角度にするとよい。また弁(13)はボールでもよ
い。
を受けるため、弁(13)と弁座(12)はそれぞれ所
定の角度にするとよい。また弁(13)はボールでもよ
い。
【0016】燃料導入口(4)の固定体(8)への固定
のときケース(1)の貫通穴径は燃料導入口(4)の管
外径より大きい。また燃料導入口(4)は、燃料排出口
(5)と並列に固定体(8)の連通路(11)に通して
もよい。
のときケース(1)の貫通穴径は燃料導入口(4)の管
外径より大きい。また燃料導入口(4)は、燃料排出口
(5)と並列に固定体(8)の連通路(11)に通して
もよい。
【0017】連通路(11)は固定体(8)に同心円の
通路でもスリット状通路でもよい。
通路でもスリット状通路でもよい。
【0018】〔組立〕圧力導入管(6)を備えたケース
(1)とスプリング(10),Oリング(7)と移動体
(9)および燃料排出口(5)を備えた固定体(8)と
をスプリング(10)の所定の付勢力に抗して気密に固
定し、最後に燃料導入口(4)を気密に固定するのみで
部品点数も少なく容易にかつ正確に組み立てることが出
来、作業性が高い。また部品において精度が確立出来、
組立における調整作業もなくカシメなどの不安定要素を
含む作業もない。
(1)とスプリング(10),Oリング(7)と移動体
(9)および燃料排出口(5)を備えた固定体(8)と
をスプリング(10)の所定の付勢力に抗して気密に固
定し、最後に燃料導入口(4)を気密に固定するのみで
部品点数も少なく容易にかつ正確に組み立てることが出
来、作業性が高い。また部品において精度が確立出来、
組立における調整作業もなくカシメなどの不安定要素を
含む作業もない。
【0019】〔発明の効果〕この発明は以上説明したよ
うに構成されており、以下に示すような効果を有する。
うに構成されており、以下に示すような効果を有する。
【0020】燃料の圧力洩れがなく、移動体(9)が淀
みなく敏感にかつ正確に作動し、かつ弁機構が簡単で高
信頼性の圧力制御弁である。
みなく敏感にかつ正確に作動し、かつ弁機構が簡単で高
信頼性の圧力制御弁である。
【0021】部品点数の半減とともに調整作業もなく、
不安定な作業もなく、作業性の高い圧力制御弁である。
不安定な作業もなく、作業性の高い圧力制御弁である。
【0022】ケース(1)が一体化し、かつ部品の小形
化、弁機構の簡略化など、低コスト化が実現出来る圧力
制御弁である。
化、弁機構の簡略化など、低コスト化が実現出来る圧力
制御弁である。
【0023】
【図1】この発明の一実施例における圧力制御弁の断面
図である。
図である。
【図2】従来の圧力制御弁の断面図である。
1、ケース 2、燃料室 3、圧力室
4、燃料導入口 5、燃料排出口 6、圧力導入口 7、Oリング
8、固定体 9、移動体 10、スプリング 11、連通路
12、弁座 13、弁 21、ケース 22、ケース 23、燃料室 2
4、圧力室 25、燃料導入口 26、燃料排出口 27、圧力導入
口 28、ダイヤフラム 29、固定体 30、移動体 31、スプリング
35、弁座 36、弁 37、ボールホルダー 38、ボール
4、燃料導入口 5、燃料排出口 6、圧力導入口 7、Oリング
8、固定体 9、移動体 10、スプリング 11、連通路
12、弁座 13、弁 21、ケース 22、ケース 23、燃料室 2
4、圧力室 25、燃料導入口 26、燃料排出口 27、圧力導入
口 28、ダイヤフラム 29、固定体 30、移動体 31、スプリング
35、弁座 36、弁 37、ボールホルダー 38、ボール
Claims (1)
- 【請求項1】燃料室(2)と圧力室(3)とを構成する
ケース(1)と、ケース(1)の燃料室(2)側に連通
路(11)を介して開口している燃料導入口(4)およ
び燃料排出口(5)と、ケース(1)の圧力室(3)側
に開設されている圧力導入口(6)と、燃料室(2)と
圧力室(3)をケース(1)内で2室に分割するOリン
グ(7)と、燃料室(2)側のケース(1)に気密に固
定されている固定体(8)と圧力室(3)側のケース
(1)に沿って移動する移動体(9)を備え、前記移動
体(9)を燃料室(2)側へ付勢するスプリング(1
0)と、固定体(8)と移動体(9)にそれぞれ設けら
れた弁座(12)と弁(13)により燃料の圧力を調整
する圧力制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8112896A JPH09268962A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 圧力制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8112896A JPH09268962A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 圧力制御弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09268962A true JPH09268962A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14598223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8112896A Pending JPH09268962A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 圧力制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09268962A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100773382B1 (ko) * | 2006-11-29 | 2007-11-05 | 현담산업 주식회사 | 가이드밸브를 이용한 자동차용 연료 압력 조정기 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4929727B1 (ja) * | 1968-01-12 | 1974-08-07 | ||
JPS51128030U (ja) * | 1975-04-14 | 1976-10-16 | ||
JPH01175958U (ja) * | 1988-02-29 | 1989-12-14 | ||
JPH0218978U (ja) * | 1988-07-23 | 1990-02-08 | ||
JPH03219174A (ja) * | 1990-01-23 | 1991-09-26 | Hino Motors Ltd | プレッシャレギュレータ |
JPH0395075U (ja) * | 1990-01-18 | 1991-09-27 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8112896A patent/JPH09268962A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4929727B1 (ja) * | 1968-01-12 | 1974-08-07 | ||
JPS51128030U (ja) * | 1975-04-14 | 1976-10-16 | ||
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JPH0218978U (ja) * | 1988-07-23 | 1990-02-08 | ||
JPH0395075U (ja) * | 1990-01-18 | 1991-09-27 | ||
JPH03219174A (ja) * | 1990-01-23 | 1991-09-26 | Hino Motors Ltd | プレッシャレギュレータ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100773382B1 (ko) * | 2006-11-29 | 2007-11-05 | 현담산업 주식회사 | 가이드밸브를 이용한 자동차용 연료 압력 조정기 |
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