JPH09268805A - 煙突の建設工法 - Google Patents

煙突の建設工法

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Publication number
JPH09268805A
JPH09268805A JP9945296A JP9945296A JPH09268805A JP H09268805 A JPH09268805 A JP H09268805A JP 9945296 A JP9945296 A JP 9945296A JP 9945296 A JP9945296 A JP 9945296A JP H09268805 A JPH09268805 A JP H09268805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner cylinder
cylinder
outer cylinder
construction method
chimney
Prior art date
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Pending
Application number
JP9945296A
Other languages
English (en)
Inventor
Han Seya
畔 瀬谷
Ubee Kimura
宇兵衛 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIIJIMA BUSSAN KK
Original Assignee
NIIJIMA BUSSAN KK
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Publication date
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外筒と内筒とを有する煙突の外筒と内筒の建
設を同時に進行し工期を著しく短縮することができる煙
突の建設工法を提供する。 【解決手段】 外筒2のコンクリート打設作業用の足場
組立体6を支持した内筒ブロック3aをリフト装置5で
順次せり上げ、下端に新たな内筒ブロック3aを次々に
接続して、内筒3を組み上げる。内筒3の組み上げ工事
と並行して、その上部に支持された足場組立体6を利用
して外筒2のコンクリート打設工事を行う。内筒3の嵩
上げにより、足場組立体6を順次上方へ移動させて、内
筒3の組み上げと同時進行的に外筒2の建設を行う。外
筒2の完成を待たずに、内筒3を建設でき、外筒2と内
筒3とが同時に仕上がるので、煙突1の建設工事が大幅
に短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば火力発電所
の発電炉の煙突のような大型の煙突の建設工法に関し、
特に鉄筋コンクリート製の外筒の内側に、内筒を立設し
て構成される煙突の建設工法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、火力発電所に建設される発電炉
用の煙突は、大型のものでは高さ200メートル、根元
直径25メートルに及ぶ。この種の煙突は、鉄筋コンク
リート製の外筒の内側に、鋼管製の内筒を立設して構成
される。建設に当っては、まず現場コンクリート打設作
業により、基礎上に外筒を建て、その完成後に、内部に
内筒を組み上げる方式がとられている。この方式では、
外筒の完成まで内筒の建設ができないし、外筒自体に、
コンクリート打設作業用の足場組立体を支持するための
鋼管を鉄筋と同様に配設しなければならず、また1回の
コンクリート打設スパン毎に足場組立体を上方に移設し
なければならず、工期短縮の大きな障害になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、外
筒と内筒の建設を同時に進行し、コンクリート打設作業
用の足場組立体の上方移設を容易に行うことにより、工
期を著しく短縮することができる煙突の建設工法を提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、外筒2のコンクリート打設作業用
の足場組立体6を支持した内筒ブロック3aをリフト装
置5で順次せり上げ、下端に新たな内筒ブロック3aを
次々に接続して、内筒3を組み上げる工事と並行して、
足場組立体6を利用して外筒2のコンクリート打設工事
を行い、内筒3の嵩上げにより足場組立体6を順次上方
へ移動させて、内筒3の組み上げと同時進行的に外筒2
の建設を行うことを特徴とする煙突の建設工法を採用し
た。
【0005】
【発明の実施の形態】図面を参照して発明の実施の形態
を説明する。図1は本発明に係る煙突の建設工法を示す
煙突の概略的縦断正面図、図2は図1におけるII−II断
面図である。
【0006】図において、1は建設途上の煙突であり、
外筒2と、その内側の4つの内筒3とから成る。外筒2
は、鉄筋コンクリート製で、基礎B上に型枠4を組ん
で、コンクリートを打設することにより順次上方へ建設
される。内筒3は、多数の鋼管製の内筒ブロック3aを
溶接等の方法で軸線方向に接続して構成される。内筒ブ
ロック3aは、大径である場合には、円周方向に分割さ
れた複数の構成要素を現場で組み立てて構成することが
できる。
【0007】内筒3は、基礎B上の所定の建設位置にお
いて、内筒ブロック3aをリフト装置5で順次上方へせ
り上げ、下端に新たな内筒ブロック3aを次々に接続す
ることにより組み上げられる。リフト装置5は、内筒3
の建設位置を取り巻いて基礎B上に組まれた支持脚5a
を有し、この支持脚5aに内筒ブロック3aまたはその
接続体を支持してウインチ、油圧装置等でせり上げるも
のである。
【0008】内筒3の最上部を構成する内筒ブロック3
aの上部には、足場組立体6が支持されている。最上部
の内筒ブロック3aは、足場組立体6と共に順次上方へ
せり上げられる。足場組立体6は、外筒2の外周を包囲
するように配置される外側足場6aと、内周を包囲する
ように配置される内側足場6bとを備えている。何れも
外筒2のコンクリートを打設するための資材や作業員を
乗せることができるものである。足場6a,6b間は、
既に打設完了している内筒3の上縁に新たなコンクリー
ト打設用の型枠4を組み立てるのに十分な空間を確保し
て連繋部6cで連結されている。内側足場6b上には、
資材吊り上げ用のクレーン7が設置される。クレーン7
も足場組立体6と共に、順次せり上げられる。
【0009】外筒2は、内筒3の組み上げと歩調を合わ
せて、内筒ブロック3aの高さ寸法にほぼ対応する高さ
ずつ、上縁に型枠4を組んでコンクリートを流し込むこ
とにより順次上方へ伸ばされる。各スパンのコンクリー
ト打設作業完了後、リフト装置5で足場組立体6と一体
に内筒3をせり上げ、外筒2の根元に形成されている開
口部2aを介して、下方へ新たな内筒ブロック3aを搬
入し、その上にせり上げた内筒3を降ろして相互間を溶
着する。内筒ブロック3aの高さ分上昇した足場6a,
6bの上で外筒2の上部のコンクリート打設作業を行
う。この作業を繰り返して外筒2と内筒3とをほぼ同時
に建設する。なお、足場組立体6は、必要に応じて適宜
外筒2に仮支持する。足場組立体6に屋根を掛ければ雨
天作業も可能になるし、最後に足場組立体6の内側足場
6bを利用し、その上にコンクリートを打設して内筒3
の間を閉鎖する上部閉鎖屋根を構築することができる。
また、内筒3の内外のライニング工事を内外筒3,2の
建設と同時に進行することもできる。図示しないが、内
筒3は、延長途上の適宜位置において、支持鉄骨で外筒
2に支持される。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、外筒
2のコンクリート打設作業用の足場組立体6を支持した
内筒ブロック3aをリフト装置5で順次せり上げ、下端
に新たな内筒ブロック3aを次々に接続して、内筒3を
組み上げる工事と並行して、足場組立体6を利用して外
筒2のコンクリート打設工事を行い、内筒3の嵩上げに
より足場組立体6を順次上方へ移動させて、内筒3の組
み上げと同時進行的に外筒2の建設を行うことを特徴と
する煙突の建設工法を採用したため、外筒2の完成まで
内筒3の建設工事を待つ必要がなく、また外筒2自体
に、コンクリート打設作業用の足場組立体を支持しない
ので、そのための配金や1スパン毎の着脱作業が不要で
あり、煙突建設の工期を著しく短縮することができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る煙突の建設工法を示す建設
途上の煙突の概略的縦断正面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【符号の説明】
1 煙突 2 外筒 3 内筒 3a 内筒ブロック 4 型枠 5 リフト装置 6 足場組立体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎上に立設された鉄筋コンクリート製
    の外筒の内側に、複数の内筒ブロックを軸線方向に接続
    して成る少なくとも1つの内筒を立設して構成される煙
    突の建設工法であって、 前記内筒の所定の建設位置において、前記外筒のコンク
    リート打設作業用の足場組立体を支持した前記内筒ブロ
    ックをリフト装置で順次せり上げ、下端に新たな内筒ブ
    ロックを次々に接続して、内筒を組み上げる工事と並行
    して、前記足場組立体を利用して前記外筒のコンクリー
    ト打設工事を行い、前記内筒の嵩上げにより前記足場組
    立体を順次上方へ移動させて、前記内筒の組み上げと同
    時進行的に外筒の建設を行うことを特徴とする煙突の建
    設工法。
  2. 【請求項2】 前記内筒ブロックが金属製の筒から成
    り、複数を軸線方向に溶着することにより前記内筒が構
    成されることを特徴とする請求項1に記載の煙突の建設
    工法。
  3. 【請求項3】 前記内筒ブロックが周方向に分割された
    複数の構成要素から成ることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の煙突の建設工法。
  4. 【請求項4】 前記内筒が、前記外筒の内側に複数立設
    され、同時に組み上げられることを特徴とする請求項1
    ないし3の何れかに記載の煙突の建設工法。
JP9945296A 1996-03-28 1996-03-28 煙突の建設工法 Pending JPH09268805A (ja)

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Cited By (4)

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CN103243961A (zh) * 2013-03-15 2013-08-14 东北电业管理局烟塔工程公司 火力发电厂烟囱钛板钢内筒倒装施工装置
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CN114934712A (zh) * 2022-03-28 2022-08-23 中国电建集团山东电力建设第一工程有限公司 一种烟囱钢内筒快速安装方法

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