JP3777543B2 - 地下タンクの側壁構築方法 - Google Patents

地下タンクの側壁構築方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、施工性が良く、労務を平準化できる地下タンクの側壁構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、地下タンク1の側壁構築工事には大型パネル型枠工法が一般に採用されている。この大型パネルはその形状が非常に大きく、1回のコンクリート打設高さが約8mもあり、施工には約3〜4週間の期間を要する。
【0003】
一方で、型枠を鉛直方向に連続的に上昇滑動させ、コンクリートを連続して打設する方法に用いられる型枠工法の一つであるスリップフォーム工法を適用することも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、大型パネル型枠工法を適用した場合、型枠の精度を確保するために非常に時間がかかる。また、この型枠はセパレータをとる必要があり、セパレータのセットの作業性が悪く時間を要する。これらの要因も相まって、施工工期がさらに長期化するといった問題点が生じる。
【0005】
また、スリップフォーム工法を適用した場合、側壁の両側に型枠があり、この両型枠を繋ぐヨークが施工する壁の上部を横断している。このヨークは最大でも3m間隔に配置する必要があるため、打設したコンクリートが硬化した後、型枠を上昇させなければ、鉄筋の組み立て作業を行うことが出来ず、作業効率が悪い。
【0006】
さらに、地下タンク1の場合には、外側に配置された連続壁18を型枠として用いるため、側壁2の内部に埋め込んだ鋼棒20を反力にして内型枠16を引き上げる必要があり、技術的に困難である。図4に示すように、該鋼棒20を側壁2の外部に突出させても、鋼棒20を補強する手段を考じることが困難である。
【0007】
上記事情に鑑み、本発明は、施工性が良く、労務を平準化できる地下タンクの側壁構築方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の地下タンクの側壁構築方法は、地上で側壁に埋め込む鉄筋ユニットを組み立てた後、前記側壁を構築する所望位置に隣り合う前記鉄筋ユニットどうしを所望の高さにレベル差を設けて建て込み、これらを前記側壁の内側に形成されたトラス梁の上面に設けられた作業足場を利用して連結する第1の工程と、前記トラス梁の外周面に取り付けられた前記側壁の内型枠を、所定の位置に合うよう位置あわせを行った後、前記トラス梁の上方からコンクリートを打設し、該コンクリートの硬化後、前記トラス梁を上昇させる第2の工程と、前記トラス梁の上昇高さに合わせて、前記鉄筋ユニットの最も低いレベル部分の前記鉄筋ユニットを継ぎ足すように建て込み、前記作業足場を利用して連結する第3の工程と、よりなり、第2の工程と第3の工程を順次繰り返すことを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の地下タンクの側壁構築方法は、前記隣り合う前記鉄筋ユニットどうしの間に設けた高さの差が、前記内型枠の高さと同一となるように前記鉄筋ユニットを建て込み連結することを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る地下タンクの側壁構築方法について、図1から図3を用いて説明する。
【0014】
図1に地下タンク1の側壁2を構築する側壁構築装置3の概略を示す。該側壁構築装置3は、トラス梁5と、仮設支柱11と、油圧ジャッキ12と、作業足場6と、横配管7と、より構成される。
図1(a)に示すように、該トラス梁5は、リング状に形成されたトラス構造によるフレームで、前記地下タンク1の側壁2の内周面と略同一の外径を有している。該トラス梁5の上面には、前記側壁2に建て込まれる複数の鉄筋ユニット15どうしを連結する作業を行うための作業足場6が設けられている。
【0015】
なお、前記鉄筋ユニット15は、前記側壁2の周方向及び高さ方向に複数組み合わせることにより、側壁2を構成する配筋となるような形状に、ユニット化されている。ユニット化に係る作業は地上で行われ、これを図示しないクレーン等により吊り上げ、前記側壁2の所望位置に建て込んでいき、隣り合う鉄筋ユニット15どうし、もしくは上下に位置する鉄筋ユニット15どうしを連結しながら、側壁2全体の配筋を完成させるものである。
【0016】
図1(b)に示すように、前記作業足場6には、コンクリート14が供給される横配管7が敷設されている。該横配管7には、複数箇所に該コンクリート14を排出できるゲート8が設けられている。該ゲート8にコンクリート14を高所から低所に流し送るためのシュート9を取り付けることによって、何れのゲート8からも、コンクリート14の打設作業を行うことが出来るものである。
【0017】
また、前記トラス梁5の外周面には、内型枠16が設けられている。該内型枠16は、用いるコンクリート14がほぼ1日で硬化できる量を打設できる程度の高さを有しており、前記トラス梁5に対して脱着可能な構造となっている。したがって、前記側壁2のコンクリート14打設作業が終了した際には、前記内型枠16が取り外されて、前記トラス梁5は作業足場としての機能のみを残すこととなる。
【0018】
一方、前記地下タンク1の内部には、該トラス梁5の内周面に沿うように複数本の仮設支柱11が、一定の間隔をもって配置されている。該仮設支柱11の高さは、前記側壁2の仕上がり高さより十分高いもので、その上端部には、前記側壁2の上方に突出するように架構台17が取り付けられている。該架構台17の先端部には、油圧ジャッキ12が設けられており、前記トラス梁5は該油圧ジャッキ12に吊られることにより、昇降動作を行うこととなる。
【0019】
しかし、前記油圧ジャッキ12によるトラス梁5の昇降作業には、該トラス梁5自体の回転や芯ズレが生じることも考えられる。このため、前記トラス梁5の内周面で、前記仮設支柱11と同軸となる位置には、該仮設支柱11に支持するように位置決めガイド10が設けられている。
【0020】
上述するような側壁構築装置3の現場における組み立て方法は、以下の通りである。
まず、地下タンク1を構築するために設けられた前記連続壁18の内部に、前記側壁構築装置3を構成するリング梁5を製作する。該リング梁5の上面には前記作業足場6及びコンクリート14を供給する横配管7を設けておく。
【0021】
この後、前記リング梁5の内周面に沿って、一定の間隔を設けて複数の前記仮設支柱11を立設し、該仮設支柱11の上端部には前記架設台17を設け、その先端に油圧ジャッキ12を取り付ける。最後に、前記リング梁5の内周面に設けられた位置決めガイド10が、前記仮設支柱11に支持する状態を保った上で、該油圧ジャッキ12と前記リング梁5を接続する。
なお、外側に配置された前記連続壁18は、これにかかわらずスリップフォームとすることも可能である。
【0022】
ここで、前記側壁構築装置3の変形例について説明する。
図2に、前記側壁構築装置3とは、前記トラス梁5の昇降動作に異なる方法を用いた側壁構築装置4の構成を以下に示す。該側壁構築装置4の前記トラス梁5は、前述した図1に示すものと同様である。
前記地下タンク1の側壁2を囲う外周面には連続壁18が構築されている。該連続壁18の上端部には、前記側壁2の上方に突出するように架構台17が取り付けられ、該架構台17の先端部には、油圧ジャッキ12が設けられており、前記トラス梁5は該油圧ジャッキ12に吊られることにより、昇降動作を行う。
【0023】
このような前記連続壁18側に設けられた油圧ジャッキ12によるトラス梁5の昇降動作においても、該トラス梁5自体の回転や芯ズレが生じることも考えられる。このため、前記側壁2の内周面近傍の前記コンクリート14に埋設される側で、前記架構台17の設置位置と同軸の位置には、ガイドレール13が設けられている。一方、前記トラス梁5の上面で前記作業足場6には、前記ガイドレール13と同軸となる位置で、該ガイドレール13に支持するように位置決めガイド10が設けられている。
【0024】
上述するような側壁構築装置4の現場における組み立て方法を以下に示す。
まず、地下タンク1を構築するために設けられた前記連続壁18の内部に、前記側壁構築装置3を構成するリング梁5を製作する。該リング梁5の上面には前記作業足場6及びコンクリート14を供給する横配管7を設けておく。この後、前記連続壁18の上部に一定の間隔を設けて複数の架構台17を設け、その先端には油圧ジャッキ12を取り付ける。
【0025】
次に、前記架構台17と同軸の位置で、前記側壁2の内周面の位置に、前記トラス梁5に設けられた位置決めガイド10が支持することのできる前記ガイドレール13を立設する。
なお、該ガイドレール13は、後のコンクリート14の打設時に埋設されることとなる。
【0026】
次に、上述するような側壁構築装置3、4を用いた本発明の実施の形態による前記地下タンク1の側壁構築方法を図3を用いて詳述する。
【0027】
現場において、前記側壁構築装置3、4の組み立て作業を実施するとともに、これらの作業と平行して、地上では前記側壁2を構成する鉄筋を用いて複数の鉄筋ユニット15を地組しておく。次に、地上から図示しないクレーンを用いて、最下層に配置される該鉄筋ユニット15を所望の位置に建て込み、隣り合う鉄筋ユニット15どうしを連結し、該鉄筋ユニット15によるリングを形成する。
【0028】
なお、最下層の該鉄筋ユニット15は、上面に階段状のレベル差15aが生じるように高さを違えた4〜5組の鉄筋ユニット15を1つのブロック19に見立てて、このブロック19を横方向に連接してリングを形成させて、前記側壁2の最下層部を構成させたものである。なお、建て込み作業はブロック19毎ではなく、鉄筋ユニット15毎である。
【0029】
また、ブロック19内の隣り合う鉄筋ユニット15の間に生じるレベル差Hは、前記側壁構築装置3、4に取り付ける前記内型枠16の高さhと略同一とする。さらに、鉄筋ユニット15の高さは、前記レベル差Hの倍数と同じ高さよりも余裕を持たせた高さとなるよう設定する。
【0030】
本実施の形態では、図3に示すように約1.5mの階段状のレベル差Hを設けた4組の鉄筋ユニット15を1つのブロック19と見立てて、このブロック19を連接してリングを形成させて、前記側壁2の最下層部を構成させている。また、前記鉄筋ユニット15は、前記レベル差Hの倍数に50cm程度を足し込んだ高さを持たせている。
【0031】
なお、ブロック19を構成する鉄筋ユニット15の数量は、これにこだわるものではなく、構築したい側壁2の大きさや形状に応じて、適宜変更して良い。また、隣り合う鉄筋ユニット15の間に生じるレベル差15aは、前記内型枠16の高さに対応させるものである。
【0032】
この後、前記リング梁5の外周面に前記内型枠16を取り付けるとともに、リング梁5の上面に設けられた前記横配管7のゲート8に前記シュート9を取り付け、該シュート9を介してコンクリート14を打設する。
本実施の形態において、前記内型枠16の高さhは、約1.5mとしているが、該内型枠16の高さhは、適用するコンクリート14の性状に合わせて自在に変更するものである。
【0033】
深さ約1.5m毎の前記コンクリート14の打設作業を繰り返しながら、前記側壁構築装置3、4を順に上昇させていく。前記ブロック19中のうち、最も高さの低い鉄筋ユニット15の上端近傍まで、コンクリート14の打設が終了したところで、この最も高さの低い鉄筋ユニット15の上部に新たな鉄筋ユニット15を各ブロック19各々に建て込み、前記リング梁5に設けられた作業足場6を利用して連結する。
【0034】
なお、前記側壁2の中間層に建て込まれる鉄筋ユニット15は、その高さがすべて同一のものを用いることとし、上方に鉄筋ユニット15を積み上げていっても、常に前記ブロック19内の隣り合う鉄筋ユニット15は一定のレベル差Hを確保した状態となっている。
【0035】
これ以降は、前記コンクリート14の打設を1回行う毎に、階段状のレベル差Hを設けたブロック19中のうち、いずれかの高さの鉄筋ユニット15の上端近傍に、コンクリート14の天端が達することとなる。このため、コンクリート14の打設作業と、該コンクリート14の天端が上端近傍に達した鉄筋ユニット15の上部に、新たな鉄筋ユニット15を建て込み、連結する作業とを繰り返し、前記側壁2のコンクリート打設を終了する。
【0036】
なお、最上層の鉄筋ユニット15は、前記側壁2全体の仕上がり後の上端部が平面となるように、最下層と同じようにブロック19内の隣り合う鉄筋ユニット15で階段状となるようにレベル差Hを設けておく。
【0037】
このように前記側壁構築装置3、4は、前記鉄筋ユニット15を建て込んだ後の連結作業時に前記作業足場6が利用され、前記コンクリート14の打設時には、該コンクリート14の供給と、前記内型枠16、該コンクリート14の硬化後には、前記トラス梁5を上昇させて、再度前記鉄筋ユニット15を建て込んだ後の連結作業時に前記作業足場6が利用され、これらを順次繰り返すものである。
【0038】
さらに、前記側壁構築装置3、4は、前記側壁2の前記鉄筋ユニット15の建て込み及び連結作業、コンクリート14の打設作業が終了した後に、前記トラス梁5の外周に設けられた内型枠16を取り外し、該トラス梁5の作業足場6を利用して、外部入熱を抑制する保冷パネルを前記側壁2の内面に取り付ける作業、さらに、その表面に液やガスの漏洩を防止するステンレス製薄板であるメンブレンを取り付ける作業を行う。
【0039】
上述する構成によれば、前記側壁構築装置3は、前記仮設支柱11に設けられた油圧ジャッキ12により昇降動作を行うため、前記側壁2への鉄筋ユニット15の建て込み作業に抵触することがないとともに、昇降動作をスムーズに行うことが可能となる。
【0040】
前記側壁構築装置4は、前記連続壁18に設けられた油圧ジャッキ12により昇降動作を行うため、上記と同様に前記側壁2への鉄筋ユニット15の建て込み作業に抵触することがないとともに、昇降動作をスムーズに行うことが可能となる。
【0041】
また、前記側壁構築装置4は、前記連続壁18に設けられた油圧ジャッキ12により昇降動作を行うため、前記地下タンク1の屋根施工時に、図示しない屋根のリフトアップの手段として、該油圧ジャッキ12を転用することが可能となり、作業効率を向上させるとともに、工費を削減することも可能となる。
【0042】
前記側壁構築装置3、4を構成する前記トラス梁5の上面に作業足場6が組まれているため、前記コンクリート14の打設作業だけでなく、前記鉄筋ユニット15の連結作業を行うことが出来るとともに、コンクリート14の打設作業終了後にも、仕上がった前記側壁2の保冷パネル、メンブレンの取り付け作業に作業足場6を用いることが可能であり、施工性を向上し、作業能率を向上させることが可能となる。
【0043】
さらに、前記側壁構築装置3、4を構成する前記トラス梁5の外周面に内型枠16を設け、前記コンクリート14の打設、硬化の後、これを油圧ジャッキ12により上昇させるのみで、型枠の位置が決定できるため、型枠工事が省略でき、現場作業を大幅に省略することが可能となる。
【0044】
コンクリート14が1日で硬化することが可能な深さの内型枠16が取り付けられた前記側壁構築装置3、4を用いて、1回のコンクリート14の打設量を少なくした上で、コンクリート14の打設回数を増やす方法としたため、大量のコンクリート14を一度に打設する場合に比べて、前記側壁2全体の硬化が迅速となり、施工期間を大幅に短縮することが可能となる。
【0045】
前記側壁2の配筋について、隣り合う前記鉄筋ユニット15を階段状に高さを違えて1つのブロック19とし、このブロック19をリング状に連結する構造にするとともに、コンクリート14が1日で硬化する内型枠16の高さhと隣り合う前記鉄筋ユニット15のレベル差Hを同一としたため、コンクリート14の打設作業と前記鉄筋ユニット15の建て込み連結作業を毎日交互に行うことができ、毎日同じ作業員で施工することができ、労務管理が簡単で効率よく作業することが可能となる。
【0049】
【発明の効果】
請求項記載の地下タンクの側壁構築方法によれば、地上で側壁に埋め込む鉄筋ユニットを組み立てた後、前記側壁を構築する所望位置に隣り合う前記鉄筋ユニットどうしを所望の高さにレベル差を設けて建て込み、これらを前記側壁の内側に形成されたトラス梁の上面に設けられた作業足場を利用して連結する第1の工程と、前記トラス梁の外周面に取り付けられた前記側壁の内型枠を、所定の位置に合うよう位置あわせを行った後、前記トラス梁の上方からコンクリートを打設し、該コンクリートの硬化後、前記トラス梁を上昇させる第2の工程と、前記トラス梁の上昇高さに合わせて、前記鉄筋ユニットの最も低いレベル部分の前記鉄筋ユニットを継ぎ足すように建て込み、前記作業足場を利用して連結する第3の工程と、よりなり、第2の工程と第3の工程を順次繰り返すこと型枠工事が不要であり、同じ作業を繰り返すことから、施工性が良く、各工程毎で労務を平準化することができ、工期短縮、及び工費削減に大きく寄与することが可能となる。
【0050】
請求項記載の地下タンクの側壁構築方法によれば、前記隣り合う前記鉄筋ユニットどうしの間に設けた高さの差が、前記内型枠の高さと同一となるように前記鉄筋ユニットを建て込み連結することから、コンクリートの打設作業と前記鉄筋ユニットの建て込み連結作業を毎日交互に行うことが出来るため、毎日同じ作業員で施工することができ、労務管理が簡単で効率よく作業することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る側壁構築装置を示す図である。
【図2】 本発明に係る側壁構築装置を示す図である。
【図3】 本発明に係る側壁構築梁工法を示す図である。
【図4】 従来の側壁構築装置を示す図である。
【符号の説明】
1 地下タンク
2 側壁
3 側壁構築装置
4 側壁構築装置
5 トラス梁
6 作業足場
7 横配管
8 ゲート
9 シュート
10 位置決めガイド
11 仮設支柱
12 油圧ジャッキ
13 ガイドレール
14 コンクリート
15 鉄筋ユニット
16 内型枠
17 架構台
18 連続壁
19 ブロック
20 鋼棒

Claims (2)

  1. 地上で側壁に埋め込む鉄筋ユニットを組み立てた後、前記側壁を構築する所望位置に隣り合う前記鉄筋ユニットどうしを所望の高さにレベル差を設けて建て込み、これらを前記側壁の内側に形成されたトラス梁の上面に設けられた作業足場を利用して連結する第1の工程と、
    前記トラス梁の外周面に取り付けられた前記側壁の内型枠を、所定の位置に合うよう位置あわせを行った後、前記トラス梁の上方からコンクリートを打設し、該コンクリートの硬化後、前記トラス梁を上昇させる第2の工程と、
    前記トラス梁の上昇高さに合わせて、前記鉄筋ユニットの最も低いレベル部分の前記鉄筋ユニットを継ぎ足すように建て込み、前記作業足場を利用して連結する第3の工程と、よりなり、
    第2の工程と第3の工程を順次繰り返すことを特徴とする地下タンクの側壁構築方法。
  2. 請求項記載の地下タンクの側壁構築方法において、
    前記隣り合う前記鉄筋ユニットどうしの間に設けた高さの差が、前記内型枠の高さと同一となるように前記鉄筋ユニットを建て込み連結することを特徴とする地下タンクの側壁構築方法。
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