JPH09268601A - 作業機のカウンタウエイト支持装置 - Google Patents

作業機のカウンタウエイト支持装置

Info

Publication number
JPH09268601A
JPH09268601A JP9930696A JP9930696A JPH09268601A JP H09268601 A JPH09268601 A JP H09268601A JP 9930696 A JP9930696 A JP 9930696A JP 9930696 A JP9930696 A JP 9930696A JP H09268601 A JPH09268601 A JP H09268601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
counterweight
oil chamber
oil
oil passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9930696A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Sato
隆之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP9930696A priority Critical patent/JPH09268601A/ja
Publication of JPH09268601A publication Critical patent/JPH09268601A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行時や作業時におけるカウンタウエイトの
振動を抑え、乗り心地や操作性を向上できるようにす
る。 【解決手段】 左側シリンダ19,右側シリンダ20,
前側シリンダ21,後側シリンダ22を介して、カウン
タウエイト7をウエイト支持部13上に支持し、左側シ
リンダ19と右側シリンダ20の各油室間を、第1の油
通路27,第2の油通路29を通じて連通し、前側シリ
ンダ21と後側シリンダ22の各油室間を、第3の油通
路31,第4の油通路33を通じて連通する構成とす
る。これにより、カウンタウエイト7の横揺れに伴う左
側シリンダ19の変位に追従して右側シリンダ20が変
位し、縦揺れに伴う前側シリンダ21の変位に追従して
後側シリンダ22が変位するから、左,右方向および
前,後方向に傾いたカウンタウエイト7のバランスを常
時適正に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の作業機に搭載されるカウンタウエイトの支持装置
に関し、特に、走行時や作業時におけるカウンタウエイ
トの振動を低減できるようにしたカウンタウエイト支持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設現場での掘削作業に適用される油圧
ショベル等の作業機は、例えば特開平6−10374号
公報等に記載される如く、下部走行体と、該下部走行体
上に旋回可能に搭載され、本体フレーム、運転室および
機械室等を備えた上部旋回体とからなり、本体フレーム
の前部側には作業装置が俯仰動可能に設けられている。
そして、上部旋回体の機械室内に配設された油圧ポンプ
から吐出される圧油を、下部走行体の走行用油圧モータ
および作業装置の油圧シリンダに対して給排することに
より、下部走行体を走行させたり、土砂等の掘削作業を
行ったりするようにしている。ここで、油圧ショベルの
掘削作業時に作業装置が俯仰動するときには、本体フレ
ームの後部側に配設されたカウンタウエイトが該作業装
置に対してバランスをとるようになっている。
【0003】ところで、本体フレームは、通常、左,右
方向の中央に位置して前,後方向に延びる一対のセンタ
フレームと、該センタフレームの左,右に位置して前,
後方向に延びる一対のサイドフレーム等とから骨格構造
をなすように構成され、カウンタウエイトは、通常、セ
ンタフレームの後部側に該センタフレームとほぼ等しい
幅寸法をもって一体形成された一対のウエイト支持部上
に、取付ボルト等を介して着脱可能に固定されるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術によ
る油圧ショベルでは、通常、一対のセンタフレーム間の
幅寸法は本体フレームの幅寸法に比較して小さく、該セ
ンタフレームの後部側に一体形成されたウエイト支持部
の幅寸法も、本体フレームの幅寸法に比較して小さくな
っている。
【0005】これに対し、カウンタウエイトは本体フレ
ームとほぼ等しい幅寸法をもって形成されているから、
ウエイト支持部によるカウンタウエイトの支持間隔(ス
パン)がカウンタウエイトの幅寸法に比較して小さくな
る。このため、カウンタウエイトは、ウエイト支持部を
中心としてその左,右方向の両端側が振動し易くなり、
また、ウエイト支持部に支持された下端側に対して上端
側が振動し易くなっている。
【0006】このため、油圧ショベルの走行時や掘削作
業時において、カウンタウエイトはウエイト支持部を中
心とする左,右方向への横揺れ(ローリング)、および
前,後方向への縦揺れ(ピッチング)を生じ易くなる。
そして、カウンタウエイトの横揺れまたは縦揺れは、該
カウンタウエイトが取付けられた本体フレームを通じて
運転室に伝播し、該運転室内のオペレータの乗り心地や
操作レバーに対する操作性を著しく悪化させてしまうと
いう問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、走行時や作業時におけるカウンタウエイ
トの振動を抑え、作業機の乗り心地や操作性を向上でき
るようにした作業機のカウンタウエイト支持装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明は、前部側に作業装置が設けられ
た本体フレームと、前記作業装置とバランスさせるため
に該本体フレームの後部側に設けられたカウンタウエイ
トと、該カウンタウエイトを左,右方向で支持するため
に前記本体フレームと該カウンタウエイトとの間に左,
右に位置して設けられた左側シリンダ,右側シリンダ
と、前記左側シリンダの上側油室と右側シリンダの下側
油室とを連通させる第1の油通路と、前記左側シリンダ
の下側油室と右側シリンダの上側油室とを連通させる第
2の油通路とから構成してなる。
【0009】上記構成によれば、カウンタウエイトが本
体フレーム上で横揺れを生じ、例えばカウンタウエイト
のバランスが左側に傾いて左側シリンダが縮小すると、
左側シリンダの下側油室から第2の油通路を通じて右側
シリンダの上側油室に圧油が流入し、右側シリンダは、
その上側油室に供給された圧油とほぼ等しい量の圧油を
下側油室から第1の油通路を通じて左側シリンダの上側
油室に供給する。これにより、右側シリンダが左側シリ
ンダに追従して縮小し、カウンタウエイトが左,右方向
でバランスを保つようになり、該カウンタウエイトの横
揺れを抑えることができる。
【0010】また、請求項2の発明は、前部側に作業装
置が設けられた本体フレームと、前記作業装置とバラン
スさせるために該本体フレームの後部側に設けられたカ
ウンタウエイトと、該カウンタウエイトを前,後方向で
支持するために該本体フレームとカウンタウエイトとの
間に前,後に位置して設けられた前側シリンダ,後側シ
リンダと、前記前側シリンダの上側油室と後側シリンダ
の下側油室とを連通させる第3の油通路と、前記前側シ
リンダの下側油室と後側シリンダの上側油室とを連通さ
せる第4の油通路とから構成してなる。
【0011】上記構成によれば、カウンタウエイトが本
体フレーム上で縦揺れを生じ、例えばカウンタウエイト
のバランスが前側に傾いて前側シリンダが縮小すると、
前側シリンダの下側油室から第4の油通路を通じて後側
シリンダの上側油室に圧油が流入し、後側シリンダは、
その上側油室に供給された圧油とほぼ等しい量の圧油を
下側油室から第3の油通路を通じて前側シリンダの上側
油室に供給する。これにより、後側シリンダが前側シリ
ンダに追従して縮小し、カウンタウエイトが前,後方向
でバランスを保つようになり、カウンタウエイトの縦揺
れを抑えることができる。
【0012】そして、請求項3の発明は、前部側に作業
装置が設けられた本体フレームと、前記作業装置とバラ
ンスさせるために該本体フレームの後部側に設けられた
カウンタウエイトと、該カウンタウエイトを左,右方向
で支持するために前記本体フレームと該カウンタウエイ
トとの間に左,右に位置して設けられた左側シリンダ,
右側シリンダと、前記本体フレームに対してカウンタウ
エイトを前,後方向で支持するために該本体フレームと
カウンタウエイトとの間に前,後に位置して設けられた
前側シリンダ,後側シリンダと、前記左側シリンダの上
側油室と右側シリンダの下側油室とを連通させる第1の
油通路と、前記左側シリンダの下側油室と右側シリンダ
の上側油室とを連通させる第2の油通路と、前記前側シ
リンダの上側油室と後側シリンダの下側油室とを連通さ
せる第3の油通路と、前記前側シリンダの下側油室と後
側シリンダの上側油室とを連通させる第4の油通路とか
ら構成してなる。
【0013】上記構成によれば、カウンタウエイトが本
体フレーム上で横揺れを生じた場合には、第1の油通路
を介して連通する左側シリンダの上側油室と右側シリン
ダの下側油室との間、および第2の油通路を介して連通
する右側シリンダの上側油室と左側シリンダの下側油室
との間で圧油が流通することにより、左側シリンダと右
側シリンダとが互いに追従して伸縮し、カウンタウエイ
トが左,右方向でバラ右スを保つようになり、該カウン
タウエイトの横揺れを抑えることができる。
【0014】一方、カウンタウエイトが本体フレーム上
で縦揺れを生じた場合には、第3の油通路を介して連通
する前側シリンダの上側油室と後側シリンダの下側油室
との間、および第4の油通路を介して連通する後側シリ
ンダの上側油室と前側シリンダの下側油室との間で圧油
が流通することにより、前側シリンダと後側シリンダと
が互いに追従して伸縮し、カウンタウエイトが前,後方
向でバランスを保つようになり、カウンタウエイトの縦
揺れを抑えることができる。
【0015】また、請求項4の発明は、前記各油通路の
途中にはアキュムレータを設ける構成としたことにあ
る。
【0016】上記構成によれば、カウンタウエイトが本
体フレーム上で大きな横揺れを生じ、例えば左側シリン
ダの下側油室,上側油室と右側シリンダの上側油室,下
側油室との間で圧油が急激に流通しようとしても、これ
によって生じる圧力変動をアキュムレータによって吸収
し、カウンタウエイトの姿勢を緩やかに復帰させること
ができる。また、カウンタウエイトが本体フレーム上で
大きな縦揺れを生じ、例えば前側シリンダの下側油室,
上側油室と後側シリンダの上側油室,下側油室との間で
圧油が急激に流通しようとしても、これによって生じる
圧力変動をアキュムレータによって吸収することによ
り、カウンタウエイトの姿勢を緩やかに復帰させること
ができる。
【0017】さらに、請求項5の発明は、前記各油通路
の途中には、該各油通路内を流れる圧油の流量を調整す
る流量調整手段を設ける構成としたことにある。
【0018】上記構成によれば、第1,第2の油通路を
通じて左側シリンダの各油室と右側シリンダの各油室と
の間を流れる圧油の流量を流量調整手段によって調整
し、また、第3,第4の油通路を通じて前側シリンダの
各油室と後側シリンダの各油室との間を流れる圧油の流
量を流量調整手段によって調整することにより、作業機
の作動状態に応じた最適なカウンタウエイトの支持剛性
を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。
【0020】まず、図1ないし図5は本発明による第1
の実施例を示し、本実施例ではカウンタウエイトに作用
する左,右方向への横揺れと、前,後方向への縦揺れと
を抑える場合を例に挙げている。
【0021】図において、1は作業機としての油圧ショ
ベルを示し、該油圧ショベル1は、下部走行体2と、該
下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と
を有している。
【0022】そして、上部旋回体3は、骨格構造をなす
本体フレームとしての旋回フレーム4と、該旋回フレー
ム4上に搭載された運転室5、機械室6およびカウンタ
ウエイト7とからなっている。そして、旋回フレーム4
の前部側には作業装置8が俯仰動可能に設けられ、上部
旋回体3はカウンタウエイト7によって該作業装置8に
対するバランスをとるようになっている。また、カウン
タウエイト7は、中空構造をなす鋼板製の外殻中にコン
クリートや鉄片等からなる重量調整材(図示せず)が充
填されてなり、作業装置8の重量に応じてその重量が調
整できるようになっている。
【0023】ここで、旋回フレーム4は図2に示すよう
に、左,右方向の中央に位置して前,後方向に延びるセ
ンタフレーム9と、該センタフレーム9の左,右に位置
して前,後方向に延びる一対のサイドフレーム10,1
0と、センタフレーム9と各サイドフレーム10との間
に設けられた複数の張出しビーム11,11,…と、両
端側が各サイドフレーム10の後端部に接合された長板
状の後端ビーム12とから骨格構造をなして構成されて
いる。
【0024】13は旋回フレーム4の後端部に設けられ
たウエイト支持部を示し、該ウエイト支持部は、センタ
フレーム9の延長として後端ビーム12の後方に突出
し、左,右方向で対をなす左側ビーム14,右側ビーム
15と、左,右方向に延びる両端側が左側ビーム14お
よび右側ビーム15に溶接等によって接合され、前,後
方向で対をなす前側ビーム16,後側ビーム17とから
堅固な枠構造をもって構成されている。そして、該左
側,右側ビーム14,15および前側,後側ビーム1
6,17のそれぞれの上面中央部には、二又状の下側ブ
ラケット18,18,…が突設されている。
【0025】19,20,21,22は左側ビーム1
4,右側ビーム15,前側ビーム16,後側ビーム17
上に配設された左側シリンダ,右側シリンダ,前側シリ
ンダ,後側シリンダをそれぞれ示し、左側シリンダ19
と右側シリンダ20は左,右方向で対をなし、前側シリ
ンダ21と後側シリンダ22とは前,後方向で対をなす
ものである。
【0026】ここで、左側シリンダ19は、外殻をなす
チューブ19Aと、該チューブ19A内に摺動可能に設
けられたピストン19Bと、下端側が該ピストン19B
に取付けられ上端側がチューブ19Aから上向きに突出
した上側ロッド19Cと、上端側がピストン19Bに取
付けられ下端側がチューブ19Aから下向きに突出した
下側ロッド19Dとからなる両ロッド式の油圧シリンダ
が適用され、チューブ19A内がピストン19Bによっ
て上側油室19Eと下側油室19Fとに画成されてい
る。
【0027】そして、左側シリンダ19は、チューブ1
9Aの下端側が取付部材23を介して左側ビーム14上
の下側ブラケット18に取付けられ、上側ロッド19C
が後述する上側ブラケット26を介してカウンタウエイ
ト7に取付けられることにより、カウンタウエイト7を
左側ビーム14上で支持している。このとき、下側ロッ
ド19Dは自由端となってチューブ19Aの下端側に突
出しているが、上側ロッド19Cの変位に伴って突出長
が変化したときに他の部材等と干渉を生じないように、
取付部材23の長さが設定されている。
【0028】なお、右側シリンダ20,前側シリンダ2
1,後側シリンダ22は、左側シリンダ19と等しい構
成を有している。そこで、これら各シリンダ20,2
1,22の構成については、左側シリンダ19のチュー
ブ19A,ピストン19B,上側ロッド19C,下側ロ
ッド19D,上側油室19E,下側油室19Fに対応す
る構成要素に符号A〜Fを付して図示し、その重複説明
を省略する。
【0029】そして、左側シリンダ19のチューブ19
A,右側シリンダ20のチューブ20A,前側シリンダ
21のチューブ21A,後側シリンダ22のチューブ2
2Aは、左側ビーム14,右側ビーム15,前側ビーム
16,後側ビーム17上に突設された各下側ブラケット
18に、それぞれ取付部材23を介してピン結合されて
いる。
【0030】24はウエイト支持部13のほぼ真上に位
置してカウンタウエイト7の下面側に凹陥状に形成され
た収容凹部で、該収容凹部24は、ウエイト支持部13
と、該ウエイト支持部13をなす各ビーム14,15,
16,17上に配設された各シリンダ19,20,2
1,22とを収容するものである。
【0031】ここで、収容凹部24は図3および図4に
示すように、下端側が開口する「コ」字状の断面を有す
る箱状の隔壁板25によってカウンタウエイト7内に画
成され、該隔壁板25の下端側周囲はカウンタウエイト
7の下面板7Aに溶接等の手段により固着されている。
また、該隔壁板25をなす上板25Aの下面側には、ウ
エイト支持部13上に突設された各下側ブラケット18
と対向する4か所に、二又状の上側ブラケット26,2
6,…が下向きに突設されている。
【0032】そして、左側シリンダ19の上側ロッド1
9C、右側シリンダ20の上側ロッド20C、前側シリ
ンダ21の上側ロッド21C、後側シリンダ22の上側
ロッド22Cが、各上側ブラケット26にそれぞれピン
結合されている。
【0033】従って、カウンタウエイト7は、左,右方
向で対をなす左側シリンダ19,右側シリンダ20と、
前,後方向で対をなす前側シリンダ21,後側シリンダ
22とを介して、旋回フレーム4の後端側に位置するウ
エイト支持部13上に支持され、このとき、ウエイト支
持部13と各シリンダ19,20,21,22とがカウ
ンタウエイト7の収容凹部24内に収容される構成とな
っている。
【0034】次に、図5は左側シリンダ19の上側油室
19E,下側油室19Fと、右側シリンダ20の上側油
室20E,下側油室20Fとの連通状態、および前側シ
リンダ21の上側油室21E,下側油室21Fと、後側
シリンダ22の上側油室22E,下側油室22Fとの連
通状態を示している。
【0035】図において、27は左側シリンダ19の上
側油室19Eと右側シリンダ20の下側油室20Fとを
連通させる第1の油通路を示し、該第1の油通路27を
通じて左側シリンダ19の上側油室19Eと右側シリン
ダ20の下側油室20Fとの間で圧油が流れるようにな
っている。28は第1の油通路27の途中に設けられた
アキュムレータを示し、該アキュムレータ28は、第1
の油通路27を通じて左側シリンダ19の上側油室19
Eから右側シリンダ20の下側油室20F内に圧油が急
激に流入しようとしたとき、急激な圧力変動によって生
じるサージ圧を吸収するものである。
【0036】29は左側シリンダ19の下側油室19F
と右側シリンダ20の上側油室20Eとを連通させる第
2の油通路で、該第2の油通路28を通じて左側シリン
ダ19の下側油室19Fと右側シリンダ20の上側油室
20Eとの間で圧油が流れるようになっている。30は
第2の油通路29の途中に設けられたアキュムレータを
示し、該アキュムレータ30は、第2の油通路29を通
じて左側シリンダ19の下側油室19Fから右側シリン
ダ20の上側油室20E内に圧油が急激に流入しようと
したとき、急激な圧力変動によって生じるサージ圧を吸
収するものである。
【0037】31は前側シリンダ21の上側油室21E
と後側シリンダ22の下側油室22Fとを連通させる第
3の油通路を示し、該第3の油通路31を通じて前側シ
リンダ21の上側油室21Eと後側シリンダ22の下側
油室22Fとの間で圧油が流れるようになっている。3
2は第3の油通路31の途中に設けられたアキュムレー
タを示し、該アキュムレータ32は、第3の油通路31
を通じて前側シリンダ21の上側油室21Eから後側シ
リンダ22の下側油室22F内に圧油が急激に流入しよ
うとしたとき、急激な圧力変動によって生じるサージ圧
を吸収するものである。
【0038】33は前側シリンダ21の下側油室21F
と後側シリンダ22の上側油室22Eとを連通させる第
4の油通路で、該第4の油通路33を通じて前側シリン
ダ21の下側油室21Fと後側シリンダ22の上側油室
22Eとの間で圧油が流れるようになっている。34は
第4の油通路33の途中に設けられたアキュムレータを
示し、該アキュムレータ34は、第4の油通路33を通
じて前側シリンダ21の下側油室21Fから後側シリン
ダ22の上側油室22E内に圧油が急激に流入しようと
したとき、急激な圧力変動によって生じるサージ圧を吸
収するものである。
【0039】本実施例は上述の如き構成を有するもの
で、油圧ショベル1の走行時または掘削作業時等におい
て、カウンタウエイト7は旋回フレーム4上でウエイト
支持部13を中心として、左,右方向への横揺れまたは
前,後方向への縦揺れを生じる。
【0040】ここで、カウンタウエイト7の左,右方向
でのバランスが、例えば左側に傾いた場合には、左側シ
リンダ19の上側ロッド19Cが下方に押圧される。こ
れにより、該左側シリンダ19の下側油室19F内の圧
油が、第2の油通路29を通じて右側シリンダ20の上
側油室20E内に流入し、この流入した圧油とほぼ等し
い量の圧油が、右側シリンダ20の下側油室20Fから
第1の油通路27を通じて左側シリンダ19の上側油室
19E内に供給される。
【0041】この結果、右側シリンダ20の上側ロッド
20Cが、左側シリンダ19の上側ロッド19Cに追従
してカウンタウエイト7を伴って下方に変位することに
より、左側に傾いたカウンタウエイト7は瞬時にバラン
スを保つようになる。
【0042】一方、カウンタウエイト7の左,右方向で
のバランスが、例えば右側に傾いた場合には、右側シリ
ンダ20の上側ロッド20Cが下方に押圧される。これ
により、該右側シリンダ20の下側油室20F内の圧油
が、第1の油通路27を通じて左側シリンダ19の上側
油室19E内に流入し、この流入した圧油とほぼ等しい
量の圧油が、左側シリンダ19の下側油室19Fから第
2の油通路29を通じて右側シリンダ20の上側油室2
0E内に供給される。
【0043】この結果、左側シリンダ19の上側ロッド
19Cが、右側シリンダ20の上側ロッド20Cに追従
してカウンタウエイト7を伴って下方に変位することに
より、右側に傾いたカウンタウエイト7は瞬時にバラン
スを保つようになる。
【0044】このように、カウンタウエイト7と旋回フ
レーム4のウエイト支持部13との間に設けた左側シリ
ンダ19と右側シリンダ20とが、カウンタウエイト7
が前,後方向で常時バランスを保つように作動すること
により、該カウンタウエイト7の横揺れを効果的に抑え
ることができる。
【0045】しかも、第1の油通路27の途中にアキュ
ムレータ28を設け、第2の油通路29の途中にアキュ
ムレータ30を設けることにより、例えばカウンタウエ
イト7が左,右方向に大きく傾いて、左側シリンダ19
の下側油室19F,上側油室19Eと右側シリンダ20
の上側油室20E,下側油室20Fとの間で圧油が急激
に流通しようとしたとき、急激な圧力変動によって生じ
るサージ圧をアキュムレータ28,30によって吸収で
き、カウンタウエイト7の姿勢を緩やかに復帰させるこ
とができる。
【0046】次に、カウンタウエイト7の前,後方向で
のバランスが、例えば前側に傾いた場合には、前側シリ
ンダ21の上側ロッド21Cが下方に押圧される。これ
により、該前側シリンダ21の下側油室21F内の圧油
が、第4の油通路33を通じて後側シリンダ22の上側
油室22E内に流入し、この流入した圧油とほぼ等しい
量の圧油が、後側シリンダ22の下側油室22Fから第
3の油通路31を通じて前側シリンダ21の上側油室2
1E内に流入する。
【0047】この結果、後側シリンダ22の上側ロッド
22Cが、前側シリンダ21の上側ロッド21Cに追従
してカウンタウエイト7を伴って下方に変位することに
より、前側に傾いたカウンタウエイト7は瞬時にバラン
スを保つようになる。
【0048】一方、カウンタウエイト7が、例えば後側
に傾いた場合には、後側シリンダ22の上側ロッド22
Cが下方に押圧される。これにより、該後側シリンダ2
2の下側油室22F内の圧油が、第3の油通路31を通
じて前側シリンダ21の上側油室21E内に流入し、こ
の流入した圧油とほぼ等しい量の圧油が、前側シリンダ
21の下側油室21Fから第4の油通路33を通じて後
側シリンダ22の上側油室22E内に供給される。
【0049】この結果、前側シリンダ21の上側ロッド
21Cが、後側シリンダ22の上側ロッド22Dに追従
してカウンタウエイト7を伴って下方に変位することに
より、後側に傾いたカウンタウエイト7は瞬時にバラン
スを保つようになる。
【0050】このように、カウンタウエイト7と旋回フ
レーム4のウエイト支持部13との間に設けた前側シリ
ンダ21と後側シリンダ22とが、カウンタウエイト7
が前,後方向で常時バランスを保つように作動すること
により、該カウンタウエイト7の縦揺れを効果的に抑え
ることができる。
【0051】しかも、第3の油通路31の途中にアキュ
ムレータ32を設け、第4の油通路33の途中にアキュ
ムレータ34を設けることにより、例えばカウンタウエ
イト7が前,後方向に大きく傾いて、前側シリンダ21
の下側油室21F,上側油室21Eと後側シリンダ22
の上側油室22E,下側油室22Fとの間で圧油が急激
に流通しようとしたとき、急激な圧力変動によって生じ
るサージ圧をアキュムレータ32,34によって吸収で
き、カウンタウエイト7の姿勢を緩やかに復帰させるこ
とができる。
【0052】かくして、カウンタウエイト7を、左,右
方向で対をなす左側シリンダ19,右側シリンダ20
と、前,後方向で対をなす前側シリンダ21,後側シリ
ンダ22とで、旋回フレーム4のウエイト支持部13上
に支持することにより、カウンタウエイト7が左,右方
向および前,後方向で常時バランスを保つように構成し
たから、油圧ショベル1の走行時等におけるカウンタウ
エイト7の横揺れまたは縦揺れを確実に抑えることがで
きる。
【0053】この結果、カウンタウエイト7から旋回フ
レーム4を介して運転室5に伝播する振動を効果的に低
減でき、該運転室5内のオペレータの乗り心地や操作レ
バーに対する操作性を大幅に向上することができる。
【0054】次に、図6は本発明による第2の実施例を
示している。なお、本実施例では、前記第1の実施例と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0055】図において、41は第1の油通路27の途
中に設けられた常閉の電磁切換弁、42は第2の油通路
29の途中に設けられた常閉の電磁切換弁をそれぞれ示
し、該電磁切換弁41,42は後述するコントローラ4
5からの切換信号に応じて遮断位置と連通位置とに切換
えられ、遮断位置に切換えられたときには第1,第2の
油通路27,29を遮断し、連通位置に切換えられたと
きには第1,第2の油通路27,29を連通させるもの
である。
【0056】43は第3の油通路31の途中に設けられ
た常閉の電磁切換弁、44は第4の油通路33の途中に
設けられた常閉の電磁切換弁をそれぞれ示し、該電磁切
換弁43,44は後述するコントローラ45からの切換
信号に応じて遮断位置と連通位置とに切換えられ、遮断
位置に切換えられたときには第3,第4の油通路31,
33を遮断し、連通位置に切換えられたときには第3,
第4の油通路31,33を連通させるものである。
【0057】45は前記各電磁切換弁41,42,4
3,44と共に流量調整手段を構成するコントローラ、
46は例えば運転室5内に設けた走行用レバー47が中
立位置から走行位置に切換えられたときに走行信号を出
力する走行状態検出器を示し、該走行状態検出器46は
コントローラ45に接続されている。そして、コントロ
ーラ45は、走行状態検出器46から入力される走行信
号に基づいて各電磁切換弁41,42,43,44を開
閉制御し、例えば油圧ショベル1が走行状態にあるとき
には各電磁切換弁41〜44を連通位置に切換え、停止
状態にあるときには各電磁切換弁41〜44を遮断位置
に切換えるようになっている。
【0058】本実施例は上述の如き構成を有するもの
で、例えば油圧ショベル1の走行時において走行用レバ
ー47が操作位置にあるときには、コントローラ45
は、走行状態検出器46からの走行信号に基づいて各電
磁切換弁41〜44を連通位置に切換える。
【0059】これにより、第1,第2の油通路27,2
9が連通して左側シリンダ19と右側シリンダ20との
間で圧油が流通し、かつ、第3,第4の油通路31,3
3が連通して前側シリンダ21と後側シリンダ22との
間で圧油が流通する状態が得られる。この結果、上述し
た第1の実施例と同様に、カウンタウエイト7が左,右
方向および前,後方向で常時バランスを保ち、油圧ショ
ベル1の走行時におけるカウンタウエイト7の横揺れま
たは縦揺れを抑えることができ、運転室5内のオペレー
タの乗り心地を向上することができる。
【0060】一方、例えば油圧ショベル1の掘削作業時
において走行用レバー47が中立位置に切換えられたと
きには、走行状態検出器46からは走行信号が出力され
ず、各電磁切換弁41〜44は遮断位置となる。
【0061】これにより、第1,第2の油通路27,2
9が遮断されて左側シリンダ19と右側シリンダ20と
の間での圧油の流通が停止すると共に、第3,第4の油
通路31,33が遮断されて前側シリンダ21と後側シ
リンダ22との間での圧油の流通が停止する。この結
果、掘削作業時におけるカウンタウエイト7に対する各
シリンダ19〜22の支持剛性を高めることができる。
【0062】そして、油圧ショベル1の掘削作業時に
は、運転室5は掘削反力等に伴って大きな振動を生じる
から、カウンタウエイト7が横揺れまたは縦揺れを生じ
たとしても、このカウンタウエイト7の振動によって運
転室5内のオペレータの乗心地が損なわれることはな
い。
【0063】なお、前記各実施例では、カウンタウエイ
ト7に作用する左,右方向への横揺れと、前,後方向へ
の縦揺れとを同時に抑える構成を例に挙げたが、本発明
はこれに限るものではなく、例えばカウンタウエイト7
とウエイト支持部13との間に左側シリンダ19,右側
シリンダ20を設け、左側シリンダ19と右側シリンダ
20とを第1,第2の油通路27,29を介して連通さ
せることにより、カウンタウエイト7に作用する左,右
方向への横揺れをのみを抑える構成としてもよい。この
場合には、前側シリンダ21,後側シリンダ22と、該
前側シリンダ21と後側シリンダ22とを連通させる第
3,第4の油通路31,33は省略することができる。
【0064】一方、例えばカウンタカウンタウエイト7
とウエイト支持部13との間に前側シリンダ21,後側
シリンダ22を設け、前側シリンダ21と後側シリンダ
22とを第3,第4の油通路31,33を介して連通さ
せることにより、カウンタウエイト7に作用する前,後
方向への縦揺れのみを抑える構成としてもよい。この場
合には、左側シリンダ19,右側シリンダ20と、該左
側シリンダ19と右側シリンダ20とを連通させる第
1,第2の油通路27,29は省略することができる。
【0065】また、前記第2の実施例では、各油通路2
7,29,31,33の途中に流量調整手段としての電
磁切換弁41,42,43,44を設け、該各電磁切換
弁41〜44を遮断位置と連通位置との間で切換えるこ
とにより、例えば油圧ショベル1の走行時には各油通路
27,29,31,33を連通させ、掘削作業時には各
油通路27,29,31,33を遮断する場合を例に挙
げたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば各油
通路27,29,31,33の途中に流量可変式の絞り
弁を設け、該絞り弁の絞りを調整することにより、カウ
ンタウエイト7に対する各シリンダ19〜22の支持剛
性を油圧ショベル1の作動状態に応じて変化させるよう
に構成してもよい。
【0066】さらに、前記各実施例では、各シリンダ1
9〜22のチューブ19A〜22Aを旋回フレーム4の
ウエイト支持部13に取付け、上側ロッド19C〜22
Cをカウンタウエイト7に取付ける構成を例に挙げた
が、本発明はこれに限るものではなく、例えばチューブ
19A〜22Aをカウンタウエイト7に取付け、上側ロ
ッド19C〜22Cを旋回フレーム4のウエイト支持部
13に取付ける構成としてもよい。
【0067】また、前記各実施例では、作業機として油
圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
らず、油圧クレーン、アースオーガ等のカウンタウエイ
トを備えた他の作業機にも適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、カウンタウエイトと本体フレームとの間に、カウ
ンタウエイトを左,右方向で支持する左側シリンダ,右
側シリンダを設け、かつ、左側シリンダの上側油室と右
側シリンダの下側油室とを第1の油通路を通じて連通さ
せ、左側シリンダの下側油室と右側シリンダの上側油室
とを第2の油通路を通じて連通させる構成としたから、
カウンタウエイトが横揺れを生じたときに、第1,第2
の油通路間での圧油の流通により左側シリンダの伸縮に
追従して右側シリンダが伸縮し、カウンタウエイトの
左,右方向でのバランスを保つことができる。この結
果、カウンタウエイトの横揺れを抑えることができ、カ
ウンタウエイトから本体フレームを介して運転室等に伝
播する振動を確実に低減することができる。
【0069】また、請求項2の発明によれば、カウンタ
ウエイトと本体フレームとの間に、カウンタウエイトを
前,後方向で支持する前側シリンダ,後側シリンダを設
け、かつ、前側シリンダの上側油室と後側シリンダの下
側油室とを第3の油通路を通じて連通させ、前側シリン
ダの下側油室と後側シリンダの上側油室とを第4の油通
路を通じて連通させる構成としたから、カウンタウエイ
トが縦揺れを生じたときに、第3,第4の油通路間での
圧油の流通により前側シリンダの伸縮に追従して後側シ
リンダが伸縮し、カウンタウエイトの前,後方向でのバ
ランスを保つことができる。この結果、カウンタウエイ
トの縦揺れを抑えることができ、カウンタウエイトから
本体フレームを介して運転室等に伝播する振動を確実に
低減することができる。
【0070】さらに、請求項3の発明によれば、カウン
タウエイトと本体フレームとの間に、カウンタウエイト
を左,右方向で支持する左側シリンダ,右側シリンダ
と、前,後方向で支持する前側シリンダ,後側シリンダ
とを設け、かつ、左側シリンダの上側油室と右側シリン
ダの下側油室とを第1の油通路を通じて連通させ、左側
シリンダの下側油室と右側シリンダの上側油室とを第2
の油通路を通じて連通させ、前側シリンダの上側油室と
後側シリンダの下側油室とを第3の油通路を通じて連通
させ、前側シリンダの下側油室と後側シリンダの上側油
室とを第4の油通路を通じて連通させる構成としたか
ら、カウンタウエイトが横揺れを生じたときには、第
1,第2の油通路間での圧油の流通に伴って左側シリン
ダの伸縮に追従して右側シリンダが伸縮することによ
り、カウンタウエイトの左,右方向でのバランスを保つ
ことができる。また、カウンタウエイトが縦揺れを生じ
たときには、第3,第4の油通路間での圧油の流通に伴
って前側シリンダの伸縮に追従して後側シリンダが伸縮
することにより、カウンタウエイトの前,後方向でのバ
ランスを保つことができる。この結果、カウンタウエイ
トの横揺れまたは縦揺れを抑えることができ、カウンタ
ウエイトから本体フレームを介して運転室等に伝播する
振動を確実に低減し、運転室内のオペレータの乗り心地
や操作レバーに対する操作性を大幅に向上することがで
きる。
【0071】また、請求項4の発明によれば、各油通路
の途中にアキュムレータを設けることにより、カウンタ
ウエイトが本体フレーム上で大きく横揺れまたは縦揺れ
を生じ、左側シリンダ,右側シリンダ,前側シリンダ,
後側シリンダの各油室間で圧油が急激に流通しようとし
たときに、この急激な圧力変動をアキュムレータによっ
て確実に吸収することができ、傾いたカウンタウエイト
の姿勢を緩やかに復帰させることができる。
【0072】さらに、請求項5の発明によれば、各油通
路の途中に該各油通路内を流れる圧油の流量を調整する
流量調整手段を設けたから、第1,第2の油通路を通じ
て左側シリンダの各油室と右側シリンダの各油室との間
を流れる圧油の流量を調整し、また、第3,第4の油通
路を通じて前側シリンダの各油室と後側シリンダの各油
室との間を流れる圧油の流量を調整することにより、作
業機の作動状態に応じて変化するカウンタウエイトの横
揺れまたは縦揺れに対し、最適な支持剛性を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される作業機としての油圧ショベ
ルを示す外観図である。
【図2】図1中の旋回フレームを示す斜視図である。
【図3】図1中の旋回フレーム上にカウンタウエイトが
支持された状態を示す一部破断の背面図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみた縦断面図であ
る。
【図5】第1の実施例における左側シリンダと右側シリ
ンダ、および前側シリンダと後側シリンダとを断面にし
て示す接続状態図である。
【図6】第2の実施例における左側シリンダと右側シリ
ンダ、および前側シリンダと後側シリンダとを断面にし
て示す接続状態図である。
【符号の説明】
4 旋回フレーム(本体フレーム) 7 カウンタウエイト 8 作業装置 9 センタフレーム 13 ウエイト支持部 19 左側シリンダ 19E,20E,21E,22E 上側油室 19F,20F,21F,22F 下側油室 20 右側シリンダ 21 前側シリンダ 22 後側シリンダ 27 第1の油通路 28,30,32,34 アキュムレータ 29 第2の油通路 31 第3の油通路 33 第4の油通路 41,42,43,44 電磁切換弁(流量調整手段) 45 コントローラ(流量調整手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部側に作業装置が設けられた本体フレ
    ームと、前記作業装置とバランスさせるために該本体フ
    レームの後部側に設けられたカウンタウエイトと、該カ
    ウンタウエイトを左,右方向で支持するために前記本体
    フレームと該カウンタウエイトとの間に左,右に位置し
    て設けられた左側シリンダ,右側シリンダと、前記左側
    シリンダの上側油室と右側シリンダの下側油室とを連通
    させる第1の油通路と、前記左側シリンダの下側油室と
    右側シリンダの上側油室とを連通させる第2の油通路と
    から構成してなる作業機のカウンタウエイト支持装置。
  2. 【請求項2】 前部側に作業装置が設けられた本体フレ
    ームと、前記作業装置とバランスさせるために該本体フ
    レームの後部側に設けられたカウンタウエイトと、該カ
    ウンタウエイトを前,後方向で支持するために該本体フ
    レームとカウンタウエイトとの間に前,後に位置して設
    けられた前側シリンダ,後側シリンダと、前記前側シリ
    ンダの上側油室と後側シリンダの下側油室とを連通させ
    る第3の油通路と、前記前側シリンダの下側油室と後側
    シリンダの上側油室とを連通させる第4の油通路とから
    構成してなる作業機のカウンタウエイト支持装置。
  3. 【請求項3】 前部側に作業装置が設けられた本体フレ
    ームと、前記作業装置とバランスさせるために該本体フ
    レームの後部側に設けられたカウンタウエイトと、該カ
    ウンタウエイトを左,右方向で支持するために前記本体
    フレームと該カウンタウエイトとの間に左,右に位置し
    て設けられた左側シリンダ,右側シリンダと、前記本体
    フレームに対してカウンタウエイトを前,後方向で支持
    するために該本体フレームとカウンタウエイトとの間に
    前,後に位置して設けられた前側シリンダ,後側シリン
    ダと、前記左側シリンダの上側油室と右側シリンダの下
    側油室とを連通させる第1の油通路と、前記左側シリン
    ダの下側油室と右側シリンダの上側油室とを連通させる
    第2の油通路と、前記前側シリンダの上側油室と後側シ
    リンダの下側油室とを連通させる第3の油通路と、前記
    前側シリンダの下側油室と後側シリンダの上側油室とを
    連通させる第4の油通路とから構成してなる作業機のカ
    ウンタウエイト支持装置。
  4. 【請求項4】 前記各油通路の途中にはアキュムレータ
    を設ける構成としてなる請求項1,2または3に記載の
    作業機のカウンタウエイト支持装置。
  5. 【請求項5】 前記各油通路の途中には、該各油通路内
    を流れる圧油の流量を調整する流量調整手段を設ける構
    成としてなる請求項1,2,3または4に記載の作業機
    のカウンタウエイト支持装置。
JP9930696A 1996-03-28 1996-03-28 作業機のカウンタウエイト支持装置 Pending JPH09268601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9930696A JPH09268601A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 作業機のカウンタウエイト支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9930696A JPH09268601A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 作業機のカウンタウエイト支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09268601A true JPH09268601A (ja) 1997-10-14

Family

ID=14243954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9930696A Pending JPH09268601A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 作業機のカウンタウエイト支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09268601A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013183443A1 (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 日立建機株式会社 建設機械
CN104019086A (zh) * 2014-06-13 2014-09-03 三一重机有限公司 一种能量回收再利用装置及其使用方法及挖掘机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013183443A1 (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 日立建機株式会社 建設機械
CN104019086A (zh) * 2014-06-13 2014-09-03 三一重机有限公司 一种能量回收再利用装置及其使用方法及挖掘机
CN104019086B (zh) * 2014-06-13 2016-07-27 三一重机有限公司 一种能量回收再利用装置及其使用方法及挖掘机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015048899A (ja) 作業機械の駆動装置
JP2006219975A (ja) 移動機械のための半能動走行制御
JP3663137B2 (ja) 慣性負荷減衰油圧装置
JP2005232950A (ja) 作業機
JPH09268601A (ja) 作業機のカウンタウエイト支持装置
JPH09109922A (ja) 運転室を有する作業機
JP2552994Y2 (ja) 建設機械の水平制御装置
JP3213144B2 (ja) 運転室付き作業機
JP2001287529A (ja) 作業車両の車高調整装置
JP2009006901A (ja) 作業車両用アクティブサスペンション装置
JP2008063880A (ja) 建設機械
JPH07242114A (ja) 作業車両の懸架装置
KR20180108711A (ko) 소형 유압 셔블
JPH09310379A (ja) 作業機械における油圧シリンダの制振装置
JP2000145717A (ja) 建設機械の油圧シリンダ制御装置
JP2002146834A (ja) 旋回作業機
JP5544539B2 (ja) 作業機械
JP2016188544A (ja) ショベル
JPH08100445A (ja) 建設機械
JP5914370B2 (ja) ホイール式作業車両
JP2004049990A (ja) 破砕装置
JP3180933B2 (ja) ホイール式作業車両
JPH1162902A (ja) 油圧作業機のアクチュエータ制振装置
JPH07132723A (ja) 作業車両の姿勢制御装置
WO2021192625A1 (ja) 建設機械