JPH09267926A - 連続式アンローダの掘削量検出方法 - Google Patents

連続式アンローダの掘削量検出方法

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JPH09267926A
JPH09267926A JP7725696A JP7725696A JPH09267926A JP H09267926 A JPH09267926 A JP H09267926A JP 7725696 A JP7725696 A JP 7725696A JP 7725696 A JP7725696 A JP 7725696A JP H09267926 A JPH09267926 A JP H09267926A
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amount
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JP7725696A
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Inventor
Takashi Ida
傑 井田
Hiroaki Ishikawa
裕昭 石川
Masamichi Ogami
正通 大神
Kazuo Hosomi
和夫 細見
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続式アンローダにおける現時点での掘削量を
高精度に検出し、連続式アンローダの掘削量制御をより
高精度に行う。 【解決手段】撮影カメラ48によって、掻取り終了位置
での各バケット27に搭載されている散積み貨物Mの搭
載状況を撮影し、入力される映像信号に基づいて充填率
算出部51で、撮影画像におけるバケット27の上端部
から散積み貨物Mの上部までの距離を未充填距離Xとし
て検出する。この未充填距離Xは散積み貨物Mの充填率
と相関関係にあることから、未充填距離Xと充填率Jと
の相関関係を予め制御マップ等に設定しておき、撮影画
像から検出した未充填距離Xに対応する充填率Jを制御
マップ等から求める。そして、この充填率J及びバケッ
ト容量等に基づいて掘削量算出部52で連続式アンロー
ダの掘削量Qを算出し、この掘削量Qと設定荷役量Q*
とに基づいて連続式アンローダの駆動制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船倉内の鉄鉱石、
石炭などの散積み貨物を外部に連続的に搬出する連続式
アンローダの掘削量検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の連続式アンローダの掘削量検出方
法としては、例えば特開平7−106372号公報に記
載されている、散積み貨物を搬送するバケットが複数固
定されたチェーンを垂直方向に駆動するバケットエレベ
ータの駆動モータの駆動トルクを検出しこれに基づいて
掘削量を推定する方法、或いは、バケットにより搬送し
た散積み貨物を一旦格納するホッパーにおいて、散積み
貨物の格納量であるホッパーレベルを検出し、これに基
づき掘削量を推定する方法等が知られている。
【0003】前記駆動モータの駆動トルクに基づき掘削
量を推定する方法では、駆動トルクと掘削量との間には
相関関係があり、駆動トルクが増加するということはバ
ケットの搬送量が増加し、すなわち、全体の掘削量が増
加することになるから、この相関関係を利用することに
よって、駆動トルクに対応する掘削量を推定するように
している。
【0004】また、前記ホッパーレベルに基づき掘削量
を推定する方法では、ホッパーレベルが増加すれば、掘
削量が増加したということであり、ホッパーレベルが低
下すれば掘削量が減少したということであるから、この
相関関係に基づきホッパーレベルに対応する掘削量を推
定するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の連続式アンローダの掘削量検出方法においては、例
えば、駆動モータの駆動トルクに基づいて掘削量を推定
する場合には、検出される駆動モータの駆動トルクに
は、バケットが散積み貨物を掘削する時の掘削トルク
と、掘削した散積み貨物を垂直方向に搬送するための搬
送トルクとが含まれるために、搬送トルクのみを検出す
ることができない。そのため、実際の掘削量を検出する
ことができず、例えばこの推定掘削量に基づいて、連続
式アンローダの駆動制御を行う場合、推定掘削量と実際
の掘削量との間には誤差があるために的確な駆動制御を
行うことができないという未解決の課題がある。
【0006】また、ホッパーレベルに基づいて掘削量を
推定する方法においては、掘削された散積み貨物は、バ
ケットエレベータによって垂直方向に搬送された後、ベ
ルトコンベヤ等を介してホッパーまで搬送されるように
なっているため、掘削量が検出されるまでにある程度の
時間を要することになって、現時点での掘削量を即座に
検出することができない。そのため、この推定掘削量に
基づいて連続式アンローダ全体の駆動制御を行う場合、
推定掘削量と現在の掘削量との間には時間差があるため
に、現在の掘削量に応じた的確な駆動制御を行うことが
できないという問題がある。
【0007】そこで、本発明は上記従来の問題点に着目
してなされたものであり、現時点での掘削量をより高精
度に検出することのできる連続式アンローダの掘削量検
出方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る連続式アンローダの掘削量
検出方法は、複数のバケットが取り付けられたチェーン
がバケットエレベータ内を周回移動し、該バケットエレ
ベータを水平方向に横送りしながらその下部に設けられ
た掻取り部で各バケット内に船倉内の荷を掻取って運搬
する連続式アンローダにおいて、掻取り終了後の前記バ
ケット内の荷姿を撮影手段で撮影し、当該撮影手段の撮
影画像における前記荷姿状態から前記バケットの充填率
を検出し、当該充填率に基づいて前記掻取り部での掘削
量を検出するようにしたことを特徴としている。
【0009】また、請求項2に係る連続式アンローダの
掘削量検出方法は、前記撮影手段は、前記バケットによ
る掻取り終了位置でのバケット内の荷姿を撮影するよう
にしたことを特徴としている。
【0010】請求項1に係る発明は、バケットエレベー
タによってバケットが周回移動され、このバケットによ
って船倉内の荷が掻取られると、掻取り終了後のバケッ
ト内の荷姿が撮影手段によって撮影される。そして、撮
影手段によって撮影された撮影画像におけるバケットの
荷姿とバケットの充填率との間には相関関係があること
から、撮影画像内のバケットの荷姿からバケットの充填
率が推定される。そして、この充填率に基づきバケット
当たりの掘削量が算出されこれに基づき掻取り部での掘
削量が検出される。
【0011】特に、請求項2に係る発明は、掻取り終了
位置でのバケット内の荷姿が撮影手段により撮影される
から、これに基づき掘削量を推定することにより、掻取
り部での掘削量がより早い時点で検出される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。この実施の形態は、本発明における連続式アン
ローダの掘削量検出方法を、連続式アンローダの駆動制
御を行う制御装置に適用したものであり、図1は、その
一例を示したものである。
【0013】図中、Aは岸壁1に横付けされた鉄鉱石運
搬船等の船舶Sの船倉内に積み込まれた石炭,焼結鉱,
鉱石等の散積み貨物を掘削して岸壁1が形成された地上
側にその岸壁1と平行に原料ヤードに散積み貨物を輸送
する地上側ベルトコンベヤ2に定量排出する連続式アン
ローダであって、岸壁1と地上側ベルトコンベヤ2との
間に敷設された二本のレール1aによって、岸壁1に沿
って移動可能に配設された走行フレーム3を有する。こ
の走行フレーム3は、図示しない油圧モータによってレ
ール1a上を転動する転動輪3aが回転駆動されて自走
する。
【0014】この走行フレーム3上には、旋回フレーム
4が旋回可能に支持されていると共に、旋回フレーム4
を構成する水平板4aを貫通してホッパー5が固定配置
され、このホッパー5の下端側の切り出し口には切り出
された散積み貨物を地上側ベルトコンベヤ2に向けて定
量排出するベルトフィーダ6が配設され、このベルトフ
ィーダ6の落下位置に地上側ベルトコンベヤ2の上方位
置まで散積み貨物を搬送する機内コンベヤ7が配設さ
れ、この機内コンベヤ7から落下する散積み貨物が図示
しないクッションフレームを介して地上側ベルトコンベ
ヤ2上に移載される。この旋回フレーム4は、図示しな
いが中央部にホッパー5を挿通する中心開口が形成さ
れ、この中心開口にインナーリングギヤが形成され、こ
のインナーリングギヤに走行フレーム3に固定された油
圧モータの回転軸に取り付けられたピニオンギヤを噛合
させることによって、油圧モータの回転に伴って旋回さ
れる。
【0015】旋回フレーム4には、右端側に前後一対の
垂直支持ビーム8が垂設されていると共に、左端側と垂
直支持ビーム8の上端との間に傾斜支持ビーム9が設け
られている。また、垂直支持ビーム8の上端には、これ
に回動自在にピン結合された水平方向に延長する前後一
対の水平ビーム10及び垂直方向に延長する垂直ビーム
11と、垂直ビーム11の上端と水平ビーム10の船舶
S側端部との間にそれぞれ回動可能にピン結合された傾
斜ビーム12と、垂直ビーム11の状態と水平ビーム1
0の地上側端部に固着されたカウンタウエイト13との
間に橋架された傾斜ビーム14とで構成される支持フレ
ーム15が回動自在に配設されている。
【0016】そして、支持フレーム15における水平ビ
ーム10の船舶S側の先端部に支持リンク16が回動自
在に取り付けられ、この支持リンク16の自由端と傾斜
支持ビーム9の中間部との間に角筒状のブーム17が取
り付けられて平行リンクが形成され、このブーム17内
にホッパー5に散積み貨物を搬送するベルトコンベヤ1
8が内装されている。なお、支持フレーム15の俯仰角
度は傾斜支持ビーム9と水平ビーム10との間に介装さ
れた油圧シリンダ19によって調整される。
【0017】また、支持リンク16には、垂直方向に延
長するバケットエレベータ20が固定されている。この
バケットエレベータ20は、支持リンク16に固定され
た円筒状の固定フレーム21と、この固定フレーム21
に旋回可能に支持されたエレベータシャフトを構成する
円筒状のコラム部材22を有し、このコラム部材22の
上端に前後一対のチェーン駆動用のスプロケット23,
24が形成されていると共に、下端のL字状の掘削部2
5が形成され、コラム部材22内を通って前後一対のチ
ェーン26がスプロケット23,24及び掘削部25を
周回移動するように張設され、これら一対のチェーン2
6間に多数のバケット27が所定間隔を保って装着され
ている。そして、コラム部材22が固定フレーム21に
取り付けられた油圧モータ等の回転駆動機構によって旋
回駆動され、スプロケット23が同様に油圧モータ等の
回転駆動機構によって図1で反時計方向に回転駆動され
る。
【0018】さらに、固定フレーム21には、スプロケ
ット24の下側にスプロケット23位置で反転されたバ
ケット27から落下する散積み貨物を受けるシュート2
8が形成され、このシュート28で案内された散積み貨
物がその下端部に配設された回転フィーダ29によって
ブーム17内のベルトコンベヤ18に移送される。
【0019】掘削部25は、コラム部材22の下端に支
持フレーム31を介して固定支持された左右方向に延長
するシリンダチューブ32とこのシリンダチューブ32
に進退自在のピストンロッド33とを有する油圧シリン
ダ34で構成され、そのシリンダチューブ32の基端側
及びピストンロッド33の先端側にそれぞれチェーン2
6を案内するスプロケット35及び36が取り付けら
れ、ピストンロッド33の伸縮によって船倉37への挿
入時の長さ調整やバケット27による散積み貨物の掻取
り長さの調整を行う。
【0020】そして、図2に示すように、走行フレーム
3を自走させる回転駆動機構3b、旋回フレーム4を旋
回駆動する回転駆動機構4b、支持フレーム15の俯仰
角を制御する油圧シリンダ14、バケットエレベータ2
0のコラム部材22を旋回駆動する回転駆動機構20
a、及びスプロケット23を回転駆動する回転駆動機構
20bが制御装置40によって駆動制御される。
【0021】この制御装置40には、走行フレーム3の
例えば基準位置からの走行距離によって走行位置を検出
する走行位置センサ41、旋回フレーム4の回転駆動機
構4bの回転数から旋回角度を検出する旋回角度センサ
42、ホッパー5の重量を検出するロードセルで構成さ
れる荷重センサ43、例えば水平ビーム10に取り付け
られてその俯仰角を検出する傾斜角センサ44、コラム
部材22の回転駆動機構20aの回転角を検出する回転
角センサ45、コラム部材22の下端に装着されて掘削
部25に沿った散積み貨物の表面位置を走査検出する超
音波距離センサ47の各検出値が入力されると共に、バ
ケット27内の散積み貨物Mの荷姿、すなわち、散積み
貨物Mの搭載状況を撮影する、例えば二次元カメラ等の
撮影手段としての撮影カメラ48の映像信号が入力され
る。そして、制御装置40では、前記各検出値に基づい
て掘削部25の位置座標を算出し、この掘削部25をバ
ケット27による掻取り方向と直交する方向、すなわち
横方向に所定速度で移動させる。このとき、前記撮影カ
メラ27の映像信号に基づいて各バケットの充填率Jを
検出し、この充填率Jに基づいて掘削部25における掘
削量を算出する。
【0022】前記撮影カメラ48は、図3に示すように
コラム部材22の下部に取り付けられ、図4の撮影カメ
ラ48の撮影画像に示すように、予め設定した撮影基準
位置にあるバケット27に対して、例えばバケット27
のチェーン26側の一方の稜線Kがバケット27の上端
から下方まで撮影可能な位置等、バケット27内の散積
み貨物Mがバケット27に対して占める割合を撮影可能
な位置に配設されている。そして、撮影カメラ48は、
例えば、図示しない位置検出センサ等によって、バケッ
ト27が前記撮影基準位置に到達したことを検出したと
き、バケット27内の荷姿を撮影するようになってい
る。
【0023】そして、この撮影カメラ48の映像信号
は、図2に示すように、制御装置40の充填率算出部5
1に入力され、充填率算出部51では、映像信号に対し
て所定の画像処理を行って図4に示すような撮影画像を
形成し、撮影画像上での稜線Kの上端を基準として、稜
線Kの上端から散積み貨物Mの上端までの未充填距離X
を測定する。そして、バケット27に搭載される散積み
貨物の荷姿と、バケット27に対する散積み貨物の充填
率Jとは相関関係があり、また、散積み貨物の荷姿は散
積み貨物の材質によって異なることから、散積み貨物の
材質毎に予め設定して所定の記憶領域に記憶している、
散積み貨物の荷姿、すなわち未充填距離Xと、充填率J
との対応を表す制御マップから、測定した未充填距離X
に対する充填率Jを求め、これを掘削量算出部52に供
給する。
【0024】掘削量算出部52では、入力される充填率
Jに対して予め設定した所定数分の充填率Jの平均値を
求め、求めた平均充填率JAVと、次式とに基づいて掘削
部25による推定掘削量Q〔T/H〕を算出する。
【0025】Q=60×q×V×R×JAV×(1/L) なお、式中、qは嵩比重〔T/m3 〕,Vはチェーン速
度〔m/分〕,Rはバケット容量〔m3 〕,JAVは充填
率Jの所定数分の平均値である平均充填率JAV,Lはチ
ェーン26へのバケット27の取り付けピッチ〔m〕で
ある。
【0026】そして、算出した推定掘削量QをPID調
節部53に供給して、予め地上コンベヤ2の輸送量等に
応じて設定された設定荷役量Q* と比較し、これらの偏
差をもとにPID制御を行って、このPID調節部53
から出力される制御量を横送り速度制御回路57に供給
する。
【0027】この横送り速度制御回路57には、走行位
置センサ41,旋回角度センサ42,荷重センサ43,
傾斜角センサ44,回転角センサ45及び超音波距離セ
ンサ47からの各検出値が入力され、これら検出値に基
づいて、走行フレーム3の回転駆動機構3b,旋回フレ
ーム4の回転駆動機構4b,支持フレーム15の油圧シ
リンダ14,コラム部材22の回転駆動機構20a、を
それぞれ駆動し、掘削部25を船倉37内の所定位置に
移動させる。また、ホッパー5の荷重センサ43の荷重
検出値をもとに、この荷重検出値がホッパー満槽状態を
表しているときには、掘削部25の横送りを停止させる
が、それ以外の状態では、PID調節部53から入力さ
れる横送り速度指令値及び各センサの検出値に基づいて
掘削部25をバケット27の掻取り方向と直交する方向
に移動させるように、走行フレーム3の回転駆動機構3
b,旋回フレーム4の回転駆動機構4b,バケットエレ
ベータ20の回転駆動機構20bをそれぞれ制御して、
掘削部25の横送り速度を横送り速度指令値と一致させ
る。
【0028】この場合、掘削部25の掻取り方向が、図
1に示すように、走行フレーム3の走行方向と直交して
いるときには、走行フレーム3の移動速度がそのまま掘
削部25の横送り速度となるが、図5に示すように、掘
削部25の掻取り方向が走行フレーム3の走行方向と平
行な状態では、掘削部25を岸壁1側に横送りさせると
きには、走行フレーム3を右方向に移動させると共に、
旋回フレーム4を反時計方向に旋回させ、且つ、バケッ
トエレベータ20のコラム部材22を時計方向に旋回さ
せることにより横方向送りを行うことができる。逆に、
岸壁1とは反対側に横送りさせるときには、走行フレー
ム3を左方向に移動させると共に、旋回フレーム4を時
計方向に旋回させ、且つ、バケットエレベータ20のコ
ラム部材22を反時計方向に旋回させることにより横方
向送りを行うことができる。
【0029】そして、通常、横送り制御回路57による
掘削部25の横送り移動軌跡は、ティーチングデータ又
は船倉データから求めた移動軌跡に基づいて設定したプ
ログラムデータに基づいて制御するようにしており、P
ID調節部53からの横送り速度指令値に基づいてその
横送り速度が制御される。
【0030】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
まず、各回転駆動機構或いは油圧シリンダ等を駆動制御
して、バケットエレベータ20の掘削部25を、搬出し
ようとする船倉の上端開口部内に挿入し、掘削部25を
船倉内の所定位置に配置させる。
【0031】そして、地上側のベルトコンベヤ2等の輸
送系統の輸送能力に応じた設定荷役量Q* 、或いは散積
み貨物の材質等に基づいて、散積み貨物及び地上側輸送
能力に応じた定量掘削量となる基準横送り速度を設定す
る。そして、この基準横送り速度に基づいて掘削部25
を横送りさせながら、定量掘削量となるように、走行フ
レーム3,旋回フレーム4,支持フレーム15,コラム
部材22,スプロケット23を適宜制御する。これによ
って、掘削部25でバケット27によって掻取られた散
積み貨物がバケット27に搭載されてバケットエレベー
タ20によって搬送されて上昇し、バケット27がスプ
ロケット23位置に達して、上下反転する状態となる
と、バケット27内に収納されていた散積み貨物Mがシ
ュート28を介して回転フィーダ29上に排出され、コ
ンベヤ18を介してホッパー5内に投入され、ベルトフ
ィーダ6及び機内コンベヤ7を介して地上コンベヤ2に
受け渡される。
【0032】このとき、撮影カメラ48は、図3に示す
ように、各バケット27が所定の撮影基準位置に達する
都度、バケット27を撮影しており、その映像信号が、
充填率算出部51に供給されている。この充填率算出部
51では、図4に示すように、撮影画像における、バケ
ット27の上端部とバケット27内の散積み貨物Mとの
未充填距離Xを算出し、算出した未充填距離Xと、予め
設定した記憶している、搬送中の散積み貨物の材質に応
じた制御マップに基づいて、算出した未充填距離Xに対
応する充填率Jを検出する。
【0033】この充填率Jが掘削量算出部52に供給さ
れ、掘削量算出部52では所定数分の充填率Jの平均値
AVを算出し、この充填率平均値JAVと、搬送する散積
み貨物の嵩比重q〔T/m3 〕,チェーン26の回転速
度V〔m/V〕,バケット27の容量R〔m3 〕,バケ
ット27のチェーン26への取り付けピッチK〔m〕を
もとに、前記式に基づいて、推定掘削量Qが算出され
る。そして、この推定掘削量Qに基づいてPID調節部
53で、横送り速度が調整されて、各駆動機構等が制御
される。
【0034】例えば、掘削部25おける掘削深さが深く
変更される等によって、バケット27内の散積み貨物M
の搭載量が多くなると、撮影カメラ48による撮影画像
において、散積み貨物Mが多くなる。よって、図4にお
いて、未充填距離Xが小さくなるから、制御マップ等か
ら求められる充填率Jは大きくなり、その推定掘削量Q
は大きくなる。逆に、掘削深さが浅く変更される等によ
って、バケット27内の散積み貨物Mの搭載量が少なく
なると、撮影画像においては、未充填距離Xが大きくな
るから、その充填率Jは小さくなり、推定掘削量Qは小
さくなる。
【0035】したがって、撮影画像において、散積み貨
物の搭載状況を検出することによって、容易に、推定掘
削量Qを検出することができ、また、撮影カメラ48
で、掻込み終了位置でのバケット27を撮影するように
したから、掻込み終了時点で、その時点における推定掘
削量Qを検出することができる。したがって、この推定
掘削量Qに基づいてアンローダの駆動制御を行うことに
よって、より高精度に掘削量の制御を行うことができ
る。
【0036】また、バケット27の充填率Jを算出する
ことによって、バケット27によって、実際に掻取られ
た純粋な掻取り量を検出することができるから、真の掘
削量と同等の高精度な掘削量を推定することができる。
【0037】また、現時点での掘削量をより早い時点で
高精度に検出することができるから、このようにして検
出した掘削量に基づいて、アンローダの駆動制御を行う
ことによって、より早い時点で、且つ高精度に現時点で
の掘削量(推定掘削量Q)を設定荷役量Q* と一致させ
ることができる。よって、ホッパー5の非常満杯による
連続式アンローダの停止、或いは、ホッパー5の荷切れ
による搬送効率の低下等を防止することができ、ホッパ
ー5のホッパーレベルを平衡状態に保つことが可能とな
るから、搬送効率を向上させることができる。
【0038】なお、上記実施の形態においては、制御装
置40を複数の制御回路で構成する場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、マイクロコンピ
ュータ等のプロセッサによって演算処理するようにして
もよい。
【0039】また、上記実施の形態においては、撮影画
像において、バケット27のチェーン26側の稜線Lに
おける散積み貨物Mの上端位置を基準にして、充填率J
を検出する場合について説明したが、さらに、散積み貨
物Mの中央部付近の山の高さを測定し、これらに基づい
て充填率Jを検出するようにしてもよく、また、複数位
置における散積み貨物Mの搭載状況をもとに検出するよ
うにしてもよい。
【0040】また、上記実施の形態においては、撮影画
像のバケット27の上端を基準にして下方向に未充填距
離Xを計測するようにした場合について説明したが、こ
れに限らず、基準位置は任意に設定することが可能であ
り、また、例えばバケット27の上端を基準にして、下
方向を負の値、上方向を性の値として検出するようにす
れば、バケット27の容量以上の散積み貨物Mを搭載し
ている場合でも、充填率Jを検出することができる。
【0041】また、上記実施の形態においては、撮影カ
メラ48によって、バケット27等の所定領域のみを撮
影するようにした場合について説明したが、例えば複数
の撮影カメラ48を設けて、バケット27を複数方向か
ら異なる領域を撮影し、これら複数の撮影画像に基づい
て、充填率Jを検出するようにしてもよく、より高精度
に充填率Jを検出することができる。また、二次元カメ
ラを用いた場合について説明したが、これに限らず三次
元カメラ等を用いることも可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る連続式アンローダの掘削量検出方法によれば、掻
取り終了後のバケット内の荷姿を撮影手段によって撮影
し、この撮影画像に基づいてバケット内の散積み貨物の
充填率を算出し、これに基づいて掘削量を検出するよう
にしたから、バケット内の散積み貨物の搭載量のみを検
出することが可能となり、実際に搬送される散積み貨物
量に対応した掘削量を高精度に検出することができる。
【0043】また、請求項2に係る連続式アンローダの
掘削量検出方法によれば、撮影手段によって、掻取り終
了位置でのバケット内の荷姿を撮影するようにしたか
ら、この撮影画像に基づき掘削量を検出することによっ
て、現時点での掘削量を即座に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した連続式アンローダの制御装置
の一例を示す概略構成図である。
【図2】図1の連続式アンローダの制御装置の一例を示
すブロック図である。
【図3】撮影カメラの取り付け位置の説明図である。
【図4】撮影カメラによる撮影画像の一例である。
【図5】図1の連続式アンローダの掘削状態を示す平面
図である。
【符号の説明】
A 連続式アンローダ S 船舶 1 岸壁 2 地上コンベヤ 3 走行フレーム 4 旋回フレーム 5 ホッパー 7 機内コンベヤ 15 支持フレーム 20 バケットエレベータ 25 掘削部 26 チェーン 27 バケット 40 制御装置 48 撮影カメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大神 正通 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 細見 和夫 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバケットが取り付けられたチェー
    ンがバケットエレベータ内を周回移動し、該バケットエ
    レベータを水平方向に横送りしながらその下部に設けら
    れた掻取り部で各バケット内に船倉内の荷を掻取って運
    搬する連続式アンローダにおいて、掻取り終了後の前記
    バケット内の荷姿を撮影手段で撮影し、当該撮影手段の
    撮影画像における前記荷姿状態から前記バケットの充填
    率を検出し、当該充填率に基づいて前記掻取り部での掘
    削量を検出するようにしたことを特徴とする連続式アン
    ローダの掘削量検出方法。
  2. 【請求項2】 前記撮影手段は、前記バケットによる掻
    取り終了位置でのバケット内の荷姿を撮影するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の連続式アンローダの
    掘削量検出方法。
JP7725696A 1996-03-29 1996-03-29 連続式アンローダの掘削量検出方法 Pending JPH09267926A (ja)

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