JPH09266997A - 電気洗濯機のクラッチ構造 - Google Patents

電気洗濯機のクラッチ構造

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Publication number
JPH09266997A
JPH09266997A JP8078744A JP7874496A JPH09266997A JP H09266997 A JPH09266997 A JP H09266997A JP 8078744 A JP8078744 A JP 8078744A JP 7874496 A JP7874496 A JP 7874496A JP H09266997 A JPH09266997 A JP H09266997A
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JP
Japan
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clutch
outer ring
inner ring
ring
retainer
Prior art date
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Pending
Application number
JP8078744A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Yamamoto
勝彦 山本
Masuo Ishigaki
倍生 石垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuroishi Iron Works Co Ltd
Tsubakimoto Emerson Co
Original Assignee
Kuroishi Iron Works Co Ltd
Tsubakimoto Emerson Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuroishi Iron Works Co Ltd, Tsubakimoto Emerson Co filed Critical Kuroishi Iron Works Co Ltd
Priority to JP8078744A priority Critical patent/JPH09266997A/ja
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気洗濯機駆動部のクラッチ機構の構造を簡
素化し、小型・軽量化を図る。 【解決手段】 駆動軸の回転力をクラッチ機構を介して
洗濯槽兼脱水槽および回転翼に伝達するようにしてなる
電気洗濯機において、上記クラッチ機構が、上記駆動軸
を回転自在に支持する複数の転動体と上記洗濯槽兼脱水
槽の正回転方向の回転を許容し逆回転方向の回転を規制
する複数のカム体とを内輪と外輪との間に並設一体化し
て形成した軸受一体型一方向クラッチにより構成するこ
とによって、従来のローラクラッチよりなる一方向クラ
ッチを不要とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、軸受機構を備え
た電気洗濯機のクラッチ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、一槽式全自動電気洗濯機では、
洗濯と脱水とを単一槽内で連続的に行うようになってお
り、通常「洗濯」・「すすぎ」時に洗濯槽兼脱水槽の底
部に設けられた回転翼(パルセータ)のみが低速回転し
て衣料のもみ洗いを行い、「脱水」時には回転翼(パル
セータ)と洗濯槽兼脱水槽が一体的に高速回転して衣料
を遠心脱水するようになっている。そして、そのために
上記回転翼(パルセータ)および洗濯槽兼脱水槽をクラ
ッチ機構を介して支持し、駆動モータの回転力を同クラ
ッチ機構を介して洗濯槽兼脱水槽および回転翼(パルセ
ータ)に伝達するように構成されている(例えば実公昭
60−31672号公報、特公平6−96071号公
報、実公平3−21738号公報等参照)。
【0003】上記クラッチ機構は、次の理由により設け
られている。すなわち、洗濯、すすぎ工程の際には、回
転翼(パルセータ)と水流、洗濯物により洗濯槽兼脱水
槽が回転する。その場合、脱水回転(正回転)方向はク
ラッチバネが締まり側で、クラッチギヤもエスケープ側
なので問題ないが、反転方向はクラッチバネが緩む方向
でクラッチギヤも噛み込む方向となるので、クラッチ機
構のロックがないと、バネの腕やクラッチギヤの爪の損
傷につながる。そこで、これを防止する為に反転方向は
ワンウェイクラッチにより脱水シャフトの回転を規制す
るようにする。つまり、洗濯槽兼脱水槽を反転させない
作用を果す。
【0004】そして、最近のクラッチ機構では、例えば
小刻みの反転運動にも耐久性良く追従できるように、従
来型のバネクラッチ構造に代えて、例えば後述の図11
および図12に示すようなローラ式のワンウエイクラッ
チ構造を採用したものが多くなっている。
【0005】次に、このようなワンウエイクラッチ機構
を備えた従来の一槽式全自動電気洗濯機の動力伝達機構
部の具体的な構造について、図9〜図12を参照して説
明する。
【0006】先ず図9は、一般的な一槽式全自動電気洗
濯機の全体的な構造を示し、符号1は機枠、2は機枠1
の上端後方に設けられた操作部、3は機枠1に内設され
た外槽、4は外槽3に内設され、周囲に多数の脱水孔
5,5・・・を有する洗濯槽兼脱水槽としての内槽、6
は内槽4の底部に配設された回転翼(パルセータ)であ
る。また、7は駆動モータであり、その駆動軸7aを上
記内槽4及び回転翼6に対して後述する動力伝達機構8
を介して連結され、例えば「洗濯」・「すすぎ」時には
回転翼6を低速で回転させる一方、「脱水」時には上記
内槽4、回転翼6共に同じ方向に高速で回転させる。さ
らに、9は上記外槽3の底部に設けた排水口、10は排
水用の電磁開閉弁、11は排水ホース、12は上記外槽
3の底部一角にもうけたエアートラップである。エアー
トラップ12は、上記操作部2内の水位センサー13に
対して圧力ホース14を介して連通されている。15は
給水路16中に設けた給水用の電磁開閉弁である。
【0007】次に図10は上述した動力伝達機構8(駆
動部)の詳細図である。先ず上記図9に示した外槽3の
底部下方には、その外周端側で当該外槽3を支持する板
状の取付台17が設けられている。この取付台17の外
槽3の側壁部より半径方向外方に突出した端部には、例
えば周知構造の吊棒の半球面状の受座が一体に形成され
ている(図示省略)。また、上記外槽3の側壁下部に
も、上記受座を結ぶ線に対して直角方向に同様の受座が
一体成形されており、これら受座と上記吊棒の下端面に
半球面体や圧縮スプリングを介在させることにより、上
記外槽3を上記吊棒にて弾性的に機枠内に吊下げ状態で
支持している(図示省略)。上記取付台17の半径方向
外端部には、所定幅のフランジ部19が設けられている
一方、中心部には、筒状の脱水シャフト33を回転可能
に軸支する上部側第1ベアリング21の第1のベアリン
グケース22が深絞り成形により一体に形成されてい
る。
【0008】また、20は下部側に位置する筒状のクラ
ッチシャフトであり、該クラッチシャフト20の下部側
第2ベアリング23の第2のベアリングケース24を形
成している軸受ブラケット18は、上記取付台17のフ
ランジ部19に対し外周部分で溶着(又は螺着)一体化
されている。上記取付台17のフランジ部19には、さ
らに図9に示すモータ7や、上記排水弁10を図示しな
い連結杆を介して開閉するソレノイド式のアクチュエー
タ(図示省略)などが装着されている。
【0009】上記回転翼6の回転翼駆動軸(パルセータ
シャフト)27は、上記脱水シャフト33を貫通し、後
述するギヤケース35内の保持ガイド34に連結されて
いる。他方25はメインシャフトであり、その下端には
従動プーリー28が固定され、この従動プーリー28と
上記モータ7の駆動軸7aに固定した駆動プーリー29
とが上述の図9に示すようにベルト30を介して相互に
連結されている。また31は上記クラッチシャフト20
へのモータ7からの駆動力の伝達状態を制御する通常の
クラッチである。
【0010】一方、上述のように33は上記内槽4を回
転させる脱水シャフトであり、上記回転翼駆動軸27の
外周に相対回転可能に外嵌されている。該脱水シャフト
33の上端側フランジ部33aは上記内槽4の底部に連
結されるようになっている。
【0011】他方、35は、小径の上端35a側を上記
脱水シャフト33の下端33bに、また大径の下端35
b側を上記モータ7側クラッチシャフト20の上端側大
径のフランジ部20aに各々連結一体化して形成した全
体として筒体状のギヤケースである。
【0012】該ギヤケース35内には、上記メインシャ
フト25の外周面に形成した歯車38と噛合う遊星歯車
群36が上記回転翼駆動軸27側の保持ガイド34によ
り遊星回転可能に支持されている。該遊星歯車群36
は、また、上記ギヤケース35の内周面に形成した外歯
歯車37とも噛合うようになっている。
【0013】次に、54は前述のようなローラクラッチ
51を内装する鋼製の軸受ハウジングであり、ローラク
ラッチ51を上記クラッチシャフト20の外周に保持し
ている。この軸受ハウジング54のローラ保持部54a
の下部外周には、水平方向に幅広のフランジ部55を形
成しており、該フランジ部55には例えば3箇所に取付
孔56,56・・・を開設している。そして、57は、
上記取付孔56,56・・・を貫通して上記軸受ブラケ
ット18の下部側第2ベアリングケース24の上部側フ
ランジ部に固定されるボルトである。このボルト57,
57・・・は、上記取付孔56,56・・・より径大の
頭部57aと、上記取付孔56,56・・・に貫挿され
る当該取付孔56,56・・・よりも径小の軸部57b
と、上記下部側第2ベアリングケース24の上部側フラ
ンジ部のネジ穴内を貫挿するネジ部57cとから構成さ
れ、上記下部側第2ベアリングケース24の上部側フラ
ンジ部裏側でナット58,58・・・により締付けられ
て固定されている。
【0014】また、60,60・・・は、上記取付孔5
6,56・・・と上記ボルト57の軸部57b,57b
・・・との間に介装した吊棒状のスラストカラー(消音
部材)であり、例えばポリウレタンゴムなどの材質で形
成されており、上記ボルト57,57・・・の挿入前
に、上記取付孔56,56・・・の内周縁に対して自身
の弾性力によって装着される筒体部と、該筒体部の上端
に一体形成され、上記軸受ハウジング54の上記ローラ
保持部54a下部のフランジ部55の上面に密接して上
記筒体部の位置ズレを規制する縁部とから構成されてい
る。そして、ローラクラッチ51は、上記軸受ハウジン
グ54のローラ保持部54a内に図示のような状態で保
持されている。
【0015】すなわち、ローラクラッチ51は、軸受ハ
ウジング54のローラ保持部54aの内側に、例えば図
11および図12のように、遠心方向に径が大きく、中
心方向に径が小さくなったラチェット溝53,53・・
・を形成し、該ラチェット溝53,53・・・内に各々
ローラ52,52・・・を摺動移動可能に内装して構成
されている。
【0016】そして、前述したように、上記クラッチシ
ャフト20が脱水方向へ回転する時は、ローラクラッチ
51の各ローラ52,52・・・が、ラチェット溝5
3,53・・・からその束縛状態が解除されて自由に回
転し得るようになり、他方洗濯水流等の影響で、洗濯時
クラッチシャフト20および内槽4が脱水方向と逆の方
向への回転しようとする時は、ローラクラッチ51の各
ローラ52,52・・・がラチェット溝53,53・・
・に引っかかって、クラッチシャフト20の回転を阻止
する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構造では、下側第2ベアリング23の上部にローラクラ
ッチ51、同ローラクラッチ51の軸受ハウジング5
4、同軸受ハウジング54を下部側第2のベアリングケ
ース24の上部側フランジに対して固定するボルト57
等多数の部品が設けられている。
【0018】従って、クラッチ機構およびその軸受部を
含むギヤケース35の下部側駆動軸の軸受部周辺の構造
が複雑になるとともに部品点数が多く、組付工数も増大
するなど、種々の問題がある。また、それらの結果、当
然コストも高くなる。
【0019】さらに、下部側第2ベアリング23の上部
に相当な軸方向長さa(図10参照)のローラクラッチ
51が設けられることから、当然クラッチシャフト20
およびメインシャフト25の長さもその分長くなり、ま
た同時に下部側第2ベアリングケース24を形成する軸
受ブラケット18の絞り深さも深くなるなど、駆動機構
部全体が大型化するとともに重量も増し、材料費も増え
る。また、上記メインシャフト25のローラクラッチ5
1に対応する部分は、摩耗対策上別途焼き入れ処理を施
す必要があるので、その分余計なコストがかかる。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願発明は、以上のよう
な問題を解決することを目的としてなされたものであっ
て、該目的を達成するために、次のような有効な課題解
決手段を備えて構成されている。
【0021】すなわち、まず本願発明の電気洗濯機のク
ラッチ構造は、その基本となる前提構造として、駆動軸
の回転力をクラッチ機構を介して洗濯槽兼脱水槽および
回転翼に伝達するようにし、上記クラッチ機構が、上記
駆動軸を回転自在に支持する転動機構と上記洗濯槽兼脱
水槽の正回転方向の回転を許容し逆回転方向の回転を規
制する一方向クラッチ機構とを一体化して形成した軸受
一体型一方向クラッチにより構成されている。
【0022】したがって、例えば上述した従来の上部側
第1ベアリング、又は下部側第2ベアリング部分そのも
のを、同一寸法の上記軸受一体型の一方向クラッチによ
り構成することが可能となり、上記従来のローラクラッ
チ51、その軸受ハウジング54、ボルト57等は不要
となり、その寸法a分だけクラッチシャフト20および
メインシャフト25の長さを短かくすることができ、ま
た下部側軸受ブラケット18の深絞り部の深さを浅くす
ることができる。その結果、部品点数、組付工数を少な
くすることができ、かつ材料費も節減でき、コンパクト
かつ低コストに形成することができるようになるととも
に圧入のみで良くなるためメインシャフト25の焼入れ
処理の必要がなくなり、その分低コストになる。
【0023】そして、本願発明の電気洗濯機のクラッチ
構造は、以上の構成を前提とした上で、上記クラッチ機
構が、上記駆動軸を回転自在に支持する複数の転動体と
上記洗濯槽兼脱水槽の正回転方向の回転を許容し逆回転
方向の回転を規制する複数のカム体とを内輪と外輪との
間に並設一体化して形成した軸受一体型一方向クラッチ
により構成されている。
【0024】したがって、最近一部で見られるような、
通常の軸方向に長いローラとボールベアリングとを内外
輪間の軸方向に並設したものよりも、よりコンパクトか
つ低コストに形成することができるようになる。
【0025】また、該構成において、例えば上記複数の
転動体と複数のカム体が、それぞれ内輪と外輪との間で
各々環状の保持器により保持されているような構成にす
ると、転動体とカム体の両方を1つの保持器で保持する
場合に比べて、転動体の配置とは関係なくカム体を配置
することができるようになるから、カム体の数を比較的
容易に増やすことができ、任意に許容トルクを大きくす
ることができるメリツトが生じる。また、転動体とカム
体とを順番に保持器に保持させて内輪と外輪の間に組込
めるようになるので、組立作業の自動化が容易になる。
【0026】また、内輪と外輪、保持器との間に形成さ
れる隙間が外部に開放されないので、転動体を潤滑して
いるグリース等の潤滑油が外部に漏出しにくくなり、ま
た外部からのゴミの侵入も生じにくくなる。
【0027】さらに、本願発明の電気洗濯機のクラッチ
構造は、上記の構成において、それぞれ内輪と外輪との
間で複数の転動体を保持している環状の転動体保持器と
複数のカム体を保持している環状のカム体保持器とは、
それぞれ別体に内輪と外輪の間に幅方向に隣り合わせて
配置され、上記カム体保持器は樹脂材料で一体成形され
ていて、上記転動体保持器と隣接する側の端部には上記
内輪の外周面または上記外輪の内周面によって半径方向
に位置決めされる半径方向位置決め用のフランジ部が形
成されているとともに、さらに該半径方向位置決め用の
フランジ部が形成されている端部と反対側の端部には、
上記内輪の側面または外輪の側面によって幅方向に位置
決めされる幅方向位置決め用のフランジ部が形成されて
いる。
【0028】該構成では、上記のようにカム体保持器を
内輪と外輪との間に組み込む際に、カム体保持器が樹脂
材料で一体成形されているため、その弾力性によって弾
性変形し容易に組み込むことができるようになる。そし
て、この内輪と外輪との間に組み込まれたカム体保持器
は、さらに半径方向位置決め用のフランジ部によって、
内外輪間で半径方向の正確な位置決めがなされるととも
に、幅方向位置決め用のフランジ部によって幅方向の正
確な位置決めがなされる。そして、上記のようにカム体
保持器が樹脂材料により形成されているので、使用状態
においては、樹脂材料自体の自己潤滑性によって、カム
体の動作が円滑に行われるようになる。
【0029】さらに、また該構成において、例えば上記
転動体保持器が、内輪と外輪の少なくとも一方の側面と
対向して内輪または外輪と転動体保持器との隙間を遮蔽
するように転動体保持器の内周面に形成された内周側環
状突起と、外輪の内周面と転動体保持器との隙間を遮蔽
するように転動体保持器の外周面に形成された外周側環
状突起とを有するように構成すると、グリース等潤滑油
の外部への流出が、さらに有効に防止されるようになる
とともに、内外輪間への外部からの粉塵等の異物の侵入
が確実に防止される。
【0030】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の電気洗濯機のク
ラッチ構造によると、小型、軽量、低コストで組付性が
良く、耐久性、信頼性の高い軸受一体型のクラッチ機構
を提供することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1〜図4は、本願発明の実施の形態
1に係る電気洗濯機のクラッチ構造を示している。
【0032】先ず図1は上述した図10に対応した本実
施の形態における動力伝達機構(駆動部)の詳細図であ
る。そして、上記図10の場合と同様に図9に示した外
槽3の底部下方には、その外周端側で当該外槽3を支持
する板状の取付台17が設けられている。この取付台1
7の外槽3の側壁部より半径方向外方に突出した端部に
は、例えば周知構造の吊棒の半球面状の受座が一体に形
成されている(図示省略)。また、上記外槽3の側壁下
部にも、上記受座を結ぶ線に対して直角方向に同様の受
座が一体成形されており、これら受座と上記吊棒の下端
面に半球面体や圧縮スプリングを介在させることによ
り、上記外槽3を上記吊棒にて弾性的に機枠内に吊下げ
状態で支持している(図示省略)。上記取付台17の半
径方向外端部には、所定幅のフランジ部19が設けられ
ている一方、中心部には、筒状の脱水シャフト33を回
転可能に軸支する軸受一体型一方向クラッチ21′(後
述)の軸受ケース22′が深絞り成形により一体に形成
されている。
【0033】また、20は下部側に位置する筒状のクラ
ッチシャフトであり、該クラッチシャフト20の中間部
外周には、従来の第2ベアリングと同様のベアリング2
3が設けられている。そして、該ベアリング23を保持
するベアリングケース24を形成している軸受ブラケッ
ト18は、上記取付台17のフランジ部19に対し外周
部分で溶着(又は螺着)一体化されている。上記取付台
17のフランジ部19には、さらに図9に示すモータ7
や、上記排水弁10を図示しない連結杆を介して開閉す
るソレノイド式のアクチュエータ(図示省略)などが装
着されている。
【0034】上記回転翼6の回転翼駆動軸(パルセータ
シャフト)27は、上記脱水シャフト33を貫通し、後
述するギヤケース35内の保持ガイド34に連結されて
いる。
【0035】他方25はメインシャフトであり、その下
端には従動プーリー28が固定され、この従動プーリー
28と上記モータ7の駆動軸7aに固定した駆動プーリ
ー29とが上述の図9に示すようにベルト30を介して
相互に連結されている。また31は上記クラッチシャフ
ト20へのモータ7からの駆動力の伝達状態を制御する
通常のクラッチである。
【0036】一方、上述のように33は上記内槽4を回
転させる脱水シャフトであり、上記回転翼駆動軸27の
外周に相対回転可能に外嵌されている。該脱水シャフト
33の上端側フランジ部33aは上記内槽4の底部に連
結されるようになっている。
【0037】他方、35は、小径の上端35a側を上記
脱水シャフト33の下端33bに、また大径の下端35
b側を上記モータ7側クラッチシャフト20の上端側大
径のフランジ部20aに各々連結一体化して形成した全
体として筒体状のギヤケースである。
【0038】該ギヤケース35内には、上記メインシャ
フト25の外周面に形成した歯車38と噛合う遊星歯車
群36が上記回転翼駆動軸27側の保持ガイド34によ
り遊星回転可能に支持されている。該遊星歯車群36
は、また、上記ギヤケース35の内周面に形成した外歯
歯車37とも噛合うようになっている。
【0039】次に、上記軸受ケース22′内に保持され
た軸受一体型一方向クラッチ21′の構造について説明
する。先ず図2は、同軸受一体型一方向クラッチ21′
の断面構造を示す断面図、図3はその側面部の外観を示
す側面図である。これら各図に示すように、この軸受一
体型一方向クラッチ21′は、一般の転がり軸受と同様
に、内輪62、外輪63、及び両者の間に介在される複
数の転動体64,64・・・相互間の間隔を一定に保持
しておく環状の転動体保持器65を備えている。本実施
の形態の場合、その軸受け部分には、転動体64,64
・・・として鋼球が用いられており、玉軸受として構成
されている。
【0040】上記転動体64,64・・・とこれを保持
している転動体保持器65とは、内輪62及び外輪63
の一方の端面側に偏って配置されており、上記側面側と
反対側には、複数のカム体66,66・・・と同カム体
66,66・・・を保持している環状のカム体保持器6
7とが組み込まれている。
【0041】転動体64,64・・・を保持している転
動体保持器65は、外輪63の一方の側面に形成されて
いる周溝63A内に配置されて、外輪63と転動体保持
器65との隙間を覆っているフランジ部65Aと、内輪
62の外周面に対向している内周側環状突起65Bと、
外輪63の内周面に対向している外周側環状突起65C
とを備えている。
【0042】上記フランジ部65A、内周側環状突起6
5B、及び外周側環状突起65Cを設けていることによ
って、軸受一体型一方向クラッチ21′内部のグリース
の保持と防塵のためのラビリンス効果が得られる。
【0043】一方、転動体64,64・・・と隣接して
カム体66,66・・・を保持している環状のカム体保
持器67は、樹脂材料によって一体成形されているもの
であり、円周方向に等間隔でカム体66,66・・・を
保持するためのカム体保持孔67Aが複数設けられてい
る。また、上記カム体保持器67は、転動体64,64
・・・と対向する側に内輪62の外周面に向けて屈曲さ
れている半径方向位置決め用のフランジ部67Bを有し
ており、上記半径方向位置決め用のフランジ部67Bの
内周側の端面が内輪62の外周面によって半径方向に正
確に位置決めされる構造となっている。
【0044】また、カム体保持器67は、半径方向位置
決め用のフランジ部67Bとは反対側に半径方向外側に
向けて屈曲されている幅方向位置決め用のフランジ部6
7Cを有しており、その外周側の側面が外輪63の上記
周溝63Aの形成されている側面と反対側に形成されて
いるシール板収容溝63B内の側面によって正確に位置
決めされる構造となっている。
【0045】また、上記シール板収容溝63Bに嵌着さ
れているシール板68によって、カム体保持器67の幅
方向位置決め用のフランジ部67C側の内輪62と外輪
63との隙間が覆われている。
【0046】図4に示すように、カム体66,66・・
・は、内輪62の外周面と外輪63の内周面とにそれぞ
れ当接する内側楔面66Aと外側楔面66Bとを有し、
中間部がカム体保持器67のカム体保持孔67Aによっ
て保持されている。また、外側楔面66Bの中央には、
環状のスプリング69が嵌入されるスプリング装着溝6
6Cが形成されている。
【0047】上記スプリング69は、カム体66の内側
楔面66A及び外側楔面66Bを常時内輪62の外周面
と外輪63の内周面とに押しつける向きのモーメントを
カム体66,66・・・に付与しており、内輪62に外
輪63に対して矢印(イ)で示す左方向に回転させるト
ルクを加えた場合には、各カム体66,66・・・は、
スプリング69の付勢力に抗して内側楔面66Aと外側
楔面66Bが内輪62の外周面と外輪63の内周面から
それぞれ離れる向きに回転されるため、内輪62は、外
輪63に対して空転する。
【0048】一方、内輪62を外輪63に対して矢印
(ロ)で示す右方向に回転しようとした場合には、カム
体66の内側楔面66Aと外側楔面66Bが、内輪62
の外周面と外輪63の内周面とをそれぞれ押しつける向
きに回転されて大きな摩擦力が作用し、外輪63に対す
る内輪62の回転が阻止され、両者は一体に回転する。
【0049】したがって、該構成の場合、上記内輪62
を上記脱水シャフト33に置換して構成すれば、前述し
た図11、図12と全く同様の作用を得ることができ、
しかも同時に軸受機能が実現される。
【0050】なお、以上の説明では、転動体64,64
・・・として鋼球を用いたものを示したが、例えば円筒
コロや円錐コロ等、他の形状の転動体を用いることもで
きる。また、上記の構成においては、カム体保持器67
によって半径方向に位置決めされる半径方向位置決め用
のフランジ部67Bを設けるとともに、外輪63によっ
て幅方向に位置決めされる幅方向位置決め用のフランジ
部67Cを設けているが、半径方向位置決め用のフラン
ジ部67Bは、カム体保持器67の半径方向外側に屈曲
させて、外輪63の内周面によって半径方向の位置決め
を行うようにし、また、幅方向位置決め用のフランジ部
67Cは、カム体保持器67の半径方向中心側に屈曲さ
せて、内輪62の端面によって幅方向位置決め用のフラ
ンジ部67Cの側面を幅方向に位置決めを行うように構
成してもよい。
【0051】また、上記の構成においては、転動体保持
器65のフランジ部65Aによって外輪63と転動体保
持器65との隙間を覆うようにしたものを示している
が、上記フランジ部65Aは、内輪62側に屈曲させて
形成し、転動体保持器65と内輪62との隙間を覆うよ
うにしてもよく、さらに、転動体保持器65と内輪62
との隙間と外輪63との隙間の両方を覆うように形成し
てもよい。
【0052】以上に説明したように、本実施の形態の構
成では、モータ側駆動軸であるクラッチシャフトの回転
力をクラッチ機構を介して洗濯槽兼脱水槽および回転翼
に伝達するようにしてなる電気洗濯機において、上記ク
ラッチ機構が、上記クラッチシャフトと一体的に連結さ
れた脱水シャフトを回転自在に支持する複数の転動体と
上記洗濯槽兼脱水槽の正回転方向の回転を許容し逆回転
方向の回転を規制する複数のカム体とを内輪と外輪との
間に並設一体化して形成した軸受一体型一方向クラッチ
により構成されている。
【0053】したがって、上記従来のローラクラッチ5
1、その軸受ハウジング55、ボルト57等は不要とな
り、その寸法a分だけクラッチシャフト20およびメイ
ンシャフト25の長さを短かくすることができ、また下
部側軸受ブラケット18の深絞り部の深さを浅くするこ
とができる。その結果、部品点数、組付工数を少なくす
ることができ、かつ材料費も節減でき、コンパクトかつ
低コストに形成することができるようになるとともに圧
入のみで良くなるためメインシャフト25の焼入れ処理
の必要がなくなり、その分低コストになる。
【0054】また、該構成において、例えば上記複数の
転動体と複数のカム体が、それぞれ内輪と外輪との間で
各々環状の保持器により保持されているような構成にす
ると、転動体とカム体の両方を1つの保持器で保持する
場合に比べて、転動体の配置とは関係なくカム体を配置
することができるようになるから、カム体の数を比較的
容易に増やすことができ、任意に許容トルクを大きくす
ることができるメリツトが生じる。また、転動体とカム
体とを順番に保持器に保持させて内輪と外輪の間に組込
めるようになるので、組立作業の自動化が容易になる。
【0055】さらに、以上の構成の場合、転動体保持器
とは独立した部品として、鋼等の金属材料と比較して柔
軟性の優れた樹脂材料によって成形されたカム体保持器
を使用しているため、内外輪間への組み込みが容易であ
るとともに、カム体保持器と転動体保持器とを別々に組
み込むことができる。また、カム体保持器に半径方向位
置決めフランジ部と幅方向位置決めフランジ部とを設け
ているため、カム体保持器が内外輪間で常に適正な位置
に保持され、カム体保持器を移動しないように保持して
おくためのストッパー等を別途設ける必要がなく、部品
点数を少なくすることができる。その結果、組立工程を
容易に自動化することができ、また、製造コストを下げ
ることができる。
【0056】また、転動体保持器とカム体保持器とが別
体に設けられているため、転動体の配置等の制約を受け
ずにカムの数を増やすことができ、許容トルクを大きく
することができるとともに、カム体保持器が樹脂材料に
よって成形されていることにより、その自己潤滑性によ
って、カムの動作が円滑となり、摩耗を低減することが
できるようになるので耐久性、信頼性を向上させること
ができる。
【0057】さらに、転動体保持器にフランジ部を設
け、内周面及び外周面にそれぞれ、内周側環状突起と外
周側環状突起とを設けることによって、グリースの外部
への流出を防止できるとともに防塵効果が向上し、保守
期間の間隔を長くすることができる。
【0058】(実施の形態2)また、図5および図6
は、本願発明の実施の形態2に係る電気洗濯機のクラッ
チ構造における軸受一体型一方向クラッチの構成を示し
ている。
【0059】本実施の形態のものでは、例えば内輪62
と外輪63との間にこれらの幅方向の片側に偏った位置
に複数の転動体64,64・・・が配置されている。上
記複数の転動体64,64・・・は、例えば合成樹脂製
の保持器70によって、周方向に等間隔に保持された状
態で、上記内輪62と外輪63との間に転動自在に複数
組み込まれている。
【0060】また、上記内輪62と外輪63との間に
は、これらの幅方向に転動体64,64・・・と並列し
て複数のカム体71,71・・・が配置され、これらの
カム体71,71・・・は、上記保持器70によって円
周方向に互いに間隔をあけて複数保持されている。カム
体71,71・・・と保持器70との間にはスプリング
72が配置されており、このスプリング72は、カム体
71,71・・・が内輪62の外周面と外輪63の外周
面とに常に接している状態となるように付勢している。
なお、内輪62と外輪63の間の隙間はこれらの両側
で、シール板73,78によって塞がれている。
【0061】そして、上記のような構成の軸受一体型一
方向クラッチ21′では、内輪62と外輪63とが互い
に空転する向きの回転力が付加された場合には、カム体
71,71・・・にはスプリング72の付勢力に抗して
内輪62の外周面と外輪63の内周面からカム体71,
71・・・が離間する向きの摩擦力が作用し、内輪62
と外輪63とは自由に相対回転することができる。一
方、上記と反対向きに回転力を付与された場合には、カ
ム体71,71・・・に作用する摩擦力は、カム体7
1,71・・・を内輪62の外周面と外輪63の外周面
とに噛み込ませる方向に作用し、内輪62と外輪63と
間の回転は拘束され、両者は一体に回転する構造となっ
ている。
【0062】したがって、上述の実施の形態1の場合と
同様に上記内輪62を上記図1の脱水シャフト33に置
換すれば前述の図11および図12と全く同様の作用を
得ることができるとともに、併せて軸受機能をも同時に
実現することができる。
【0063】本実施の形態の軸受一体型一方向クラッチ
では、以上のように、転動体64,64・・・とカム体
71,71・・・の両方を一つの保持器70によって保
持しているため、転動体64,64・・・の配置等の制
約から、カム体71,71・・・の数を任意に増やすこ
とができず、許容トルクを余り大きくすることができな
い。また、組立作業時に、カム体71,71・・・とス
プリング72とを転動体64,64・・・とともに保持
器70に保持させた状態でこれらの部品を同時に内輪6
2と外輪63との間に組み込む必要があるため、組立作
業を自動化することが若干困難である。また、内輪62
と外輪63と保持器70との間に形成される隙間が外部
に開放されているため、転動体64,64・・・を潤滑
しているグリースが外部に流出したり、粉塵等の異物が
外部から侵入しやすいなどの点で若干の難点はあるが、
機能上は上記図1〜図4の実施の形態1のものと全く同
様の作用効果を得ることができる。
【0064】(実施の形態3)また、図7および図8
は、本願発明の実施の形態3に係る電気洗濯機のクラッ
チ構造における軸受一体型一方向クラッチの構成を示し
ている。
【0065】本実施の形態のものは、例えば上記カム体
71,71・・・と72とを保持するための保持器を転
動体64,64・・・を保持している保持器と別体に設
けたものであり、図7及び図8は、そのような軸受一体
型一方向クラッチに組み込まれるカムとスプリングとを
組み込んだカム体保持器部分の構造を示したものであ
る。
【0066】これらの図に示すように、カム体保持器8
0には、カム体81,81・・・とスプリング72とが
組み込まれており、図示していない内輪と外輪との間
に、別体として転動体を保持している転動体保持器とと
もに組み込まれ、上記カム体保持器80は金属製のもの
であり、例えばプレス成形加工または切削加工によって
製作されている。
【0067】したがって、上述の実施の形態1の場合と
同様に対応する上記内輪を上記図1の脱水シャフト33
に置換すれば前述の図11および図12と全く同様の作
用を得ることができるとともに、併せて軸受機能をも同
時に実現することができる。
【0068】本実施の形態のものでは、カム体保持器8
0が金属製であり、プレス成形加工や切削加工によって
製作されているため、樹脂成形の場合と異なり、形状面
での制約や、加工後に、バリ取りなどの後処理作業を必
要とする点で若干の問題があるが、少なくとも上記実施
の形態2の問題は解決され、機能上は上記図1〜図4の
実施の形態1のものと全く同様の作用効果を得ることが
できる。
【0069】(変形例)なお、以上の実施の形態のもの
では、従来の上部側第1ベアリング21を軸受一体型の
一方向クラッチ21′で構成するようにしたが、これは
下部側第2ベアリング23部分を同様に上述のような軸
受一体型一方向クラッチ21′で構成するようにしても
同様の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る電気洗濯機の動
力伝達機構部の構成を示す断面図である。
【図2】同図1の動力伝達機構部分の軸受一体型一方向
クラッチの構成を示す断面図である。
【図3】同クラッチの構成を示す側面図である。
【図4】同クラッチの構成を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図5】本願発明の実施の形態2に係る電気洗濯機の動
力伝達機構部分の軸受一体型一方向クラッチの構成を示
す断面図である。
【図6】同クラッチの構成を示す側面図である。
【図7】本願発明の実施の形態3に係る電気洗濯機の動
力伝達機構部分の軸受一体型一方向クラッチの構成を示
す断面図である。
【図8】同クラッチの構成を示す側面図である。
【図9】従来の一槽式全自動洗濯機の概略的な構成を示
す断面図である。
【図10】同洗濯機の動力伝達機構部の構成を示す断面
図である。
【図11】同図10の動力伝達機構部分の一方向クラッ
チの脱水時における作用を示す断面図である。
【図12】同図10の動力伝達機構部分の一方向クラッ
チの洗濯・すすぎ時における作用を示す断面図である。
【符号の説明】
5は内槽、7はモータ、20はクラッチシャフト、21
は上部側第1ベアリング、21′は軸受一体型一方向ク
ラッチ、27は回転翼駆動軸(パルセータシャフト)、
25はメインシャフト、28は従動プーリ、29は駆動
プーリ、30はベルト、33は脱水シャフト、35はギ
ヤケース、62は内輪、63は外輪、64は転動体、6
5は転動体保持器、66はカム体、67はカム体保持
器、69はスプリングである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸の回転力をクラッチ機構を介して
    洗濯槽兼脱水槽および回転翼に伝達するようにしてなる
    電気洗濯機において、上記クラッチ機構が、上記駆動軸
    を回転自在に支持する複数の転動体と上記洗濯槽兼脱水
    槽の正回転方向の回転を許容し逆回転方向の回転を規制
    する複数のカム体とを内輪と外輪との間に並設一体化し
    て形成した軸受一体型一方向クラッチにより構成されて
    いることを特徴とする電気洗濯機のクラッチ構造。
  2. 【請求項2】 複数の転動体と複数のカム体は、それぞ
    れ内輪と外輪との間で各々環状の保持器により保持され
    ていることを特徴とする請求項1記載の電気洗濯機のク
    ラッチ構造。
  3. 【請求項3】 それぞれ内輪と外輪との間で複数の転動
    体を保持している環状の転動体保持器と複数のカム体を
    保持している環状のカム体保持器とは、それぞれ別体に
    内輪と外輪の間に幅方向に隣り合わせて配置され、上記
    カム体保持器は樹脂材料で一体成形されていて、上記転
    動体保持器と隣接する側の端部には上記内輪の外周面ま
    たは上記外輪の内周面によって半径方向に位置決めされ
    る半径方向位置決め用のフランジ部が形成されていると
    ともに、さらに該半径方向位置決め用のフランジ部が形
    成されている端部と反対側の端部には、上記内輪の側面
    または外輪の側面によって幅方向に位置決めされる幅方
    向位置決め用のフランジ部が形成されていることを特徴
    とする請求項2記載の電気洗濯機のクラッチ構造。
  4. 【請求項4】 転動体保持器は、内輪と外輪の少なくと
    も一方の側面と対向して内輪または外輪と転動体保持器
    との隙間を遮蔽するように転動体保持器の内周面に形成
    された内周側環状突起と、外輪の内周面と転動体保持器
    との隙間を遮蔽するように転動体保持器の外周面に形成
    された外周側環状突起とを有することを特徴とする請求
    項3記載の電気洗濯機のクラッチ構造。
JP8078744A 1996-04-01 1996-04-01 電気洗濯機のクラッチ構造 Pending JPH09266997A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382933B1 (ko) * 2001-05-08 2003-05-09 엘지전자 주식회사 직결식 세탁기
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