JPH09266355A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JPH09266355A
JPH09266355A JP900497A JP900497A JPH09266355A JP H09266355 A JPH09266355 A JP H09266355A JP 900497 A JP900497 A JP 900497A JP 900497 A JP900497 A JP 900497A JP H09266355 A JPH09266355 A JP H09266355A
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JP
Japan
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layer
type
substrate
light emitting
semiconductor light
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Withdrawn
Application number
JP900497A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Kamimura
信行 上村
Yuzaburo Ban
雄三郎 伴
Akihiko Ishibashi
明彦 石橋
Hidemi Takeishi
英見 武石
Masahiro Kume
雅博 粂
Makoto Kitahata
真 北畠
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 しきい値電流密度が小さく、かつ高い歩留ま
りで製造できる窒素を含むIII−V族化合物半導体発光
素子を提供する。 【解決手段】 本発明による半導体発光素子は、シリコ
ン基板1と、該シリコン基板1の上に形成され、活性層
6と該活性層の上下に設けられた1対のミラー構造4、
8とを有する面発光構造体15であって、該活性層6お
よび該ミラー構造4、8は、窒素を含むIII−V族化合
物半導体から形成されている、面発光構造体15と、を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、青色領域から紫外
領域で発光する半導体発光素子に関しており、特に、窒
素を含むIII−V族化合物半導体から形成される面発光
レーザ構造を有する半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】青色より短い波長領域で発光する発光素
子は、フルカラーディスプレーや、高い密度で記録可能
な光ディスク用光源として期待されている。このような
発光素子に用いられる半導体として、窒素(N)を含む
III−V族化合物半導体が注目を浴びている。
【0003】図11を参照しながら、従来の窒素を含む
III−V族化合物半導体から形成される面発光レーザ(Su
rfaceーEmitting Laser、略してSEL)素子を説明する。
この面発光レーザ素子は、Tohru Honda et.al.;Japan J
ounal of Applied PhysicsVol.34 (1995), pp.3527ー353
2に開示されている。
【0004】図11に示される面発光レーザ素子は、サ
ファイア(単結晶Al23)基板100上に、n型Ga
Nバッファ層101、n型AlN/Al0.2Ga0.8N多
層ミラー構造102、 n型Al0.2Ga0.8N光ガイド
層103、アンドープGaN活性層104、p型Al
0.2Ga0.8N光ガイド層105、およびアンドープAl
N/Al0.2Ga0.8N多層ミラー構造106とを順次堆
積した構成を備えている。p型Al0.2Ga0.8N光ガイ
ド層105の一部露出部分上に、p側電極(Ni電極)
107が形成されている。n型AlN/Al0.2Ga0.8
N多層ミラー構造102の一部露出部分上に、n側電極
(Al電極)108が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の面発光レー
ザ素子において、次のような問題がある。
【0006】第1に、基板100として用いられている
サファイアは絶縁性のため、基板100の裏面を通して
電流を流すことはできない。このため、図11に示され
るように、n型ミラー構造102上の半導体層を部分的
にエッチング除去して、一部が露出しているn型ミラー
構造102上に、n側電極108を形成し、この露出部
分から電流を流さなければならなかった。このために、
n型ミラー構造102の領域における電流の拡がりが大
きくなり、しきい値電流密度が増加してしまう。
【0007】第2に、図11に示すように、窒素を含む
III−V族化合物半導体からなる面発光レーザ構造は、
サファイア基板100上に形成されるため、へき開が困
難である。各々の半導体レーザ素子を分離するために、
へき開の代わりに、ドライエッチングを行わなければな
らない。このため、素子に対するダメージが大きく、歩
留まりが低下する。
【0008】第3に、AlN/Al0.2Ga0.8N多層ミ
ラー構造102、106を構成するAlNとAl0.2
0.8Nとの屈折率の差が小さい。このため、99%の
反射率を有する実用的なミラーを実現するためには、A
lN層/Al0.2Ga0.8N層の対の数を20以上にする
必要がある。しかも、AlN層およびAl0.2Ga0.8
層の厚さを精確に制御しなければならない。また、ミラ
ー構造102、106を構成する混晶の組成が変化する
と、ミラー構造102、106の反射率が低下してしま
う。このため、良質のミラー構造を作製するのは困難で
ある。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、n型ミラー構造の
領域における電流の拡がりが抑えられ、しきい値電流密
度が低く、しかも、へき開によって作製できる面発光レ
ーザ構造を有する半導体発光素子を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体発光
素子は、シリコン基板と、該シリコン基板の上に形成さ
れ、活性層と該活性層の上下に設けられた1対のミラー
構造とを有する面発光構造体であって、該活性層および
該ミラー構造は、窒素を含むIII−V族化合物半導体か
ら形成されている、面発光構造体と、を備えており、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0011】ある実施形態では、前記ミラー構造は、A
lN層とGaN層とを含んでいる。
【0012】ある実施形態では、前記シリコン基板と、
前記面発光構造体との間に、GaNバッファ層が形成さ
れている。
【0013】ある実施形態では、前記シリコン基板の前
記面発光構造体が形成される表面に、炭化珪素層が形成
されている。
【0014】ある実施形態では、前記活性層の選択され
た領域に電流を狭窄するための開口部を持った電流狭窄
領域をさらに備えている。
【0015】ある実施形態では、前記電流狭窄領域は、
水素イオンが注入された領域である。ある実施形態で
は、前記電流狭窄領域は、前記面発光構造体中に形成さ
れている。ある実施形態では、前記電流狭窄領域は、前
記基板の表面領域に形成されている。
【0016】ある実施形態では、前記電流狭窄領域は、
前記活性層と前記基板との間に形成された絶縁層を含ん
でいる。ある実施形態では、前記電流狭窄領域は、前記
ミラー構造を構成する層の酸化された層を含んでいる。
ある実施形態では、前記絶縁層は、AlNの酸化物から
形成されている。
【0017】本発明による他の半導体発光素子は、基板
と、該基板上の、窒化ガリウム系III−V族化合物半導
体から形成された活性層と、該活性層の上下に設けられ
た1対のミラー構造とを有する面発光構造体と、を備え
ており、該ミラー構造は、AlN層とGaN層とを含ん
でいる、そのことにより上記目的が達成される。
【0018】ある実施形態では、前記活性層は、窒素お
よびガリウムを含むIII−V族化合物半導体から形成さ
れている。
【0019】ある実施形態では、前記活性層の上下に、
該活性層を挟む1対の光ガイド層が形成されており、該
光ガイド層は、窒素およびガリウムを含むIII−V族化
合物半導体から形成されている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を詳細
に説明する。
【0021】(第1の実施形態)図1を参照しながら、
本発明による半導体発光素子の第1の実施形態として、
面発光レーザ素子を説明する。より詳細にいえば、シリ
コン(Si)基板上に、窒化ガリウム系III−V族化合
物半導体から形成される面発光構造体を有する面発光レ
ーザ素子を説明する。
【0022】図1は、本実施形態の面発光レーザ素子の
断面を摸式的に示す。この面発光レーザ素子は、図1に
示されるように、導電性を有するシリコン(001)基
板1と、基板1の表面に形成された炭化珪素膜2と、炭
化珪素膜2の上に形成されたn型GaNバッファ層3
と、n型GaNバッファ層3の上に設けられた面発光レ
ーザ構造15と、発光に必要な電流(駆動電流)を供給
するための一対の電極10および11とを備えている。
【0023】面発光レーザ構造15は、n型GaNバッ
ファ層3に近い側から順番に、n型ミラー構造4、n型
Al0.2Ga0.8N光ガイド層5、アンドープGaN活性
層6、p型Al0.2Ga0.8N光ガイド層7、およびアン
ドープミラー構造8を含んでいる。
【0024】n型ミラー構造4は、 n型AlN層4a
とn型Al0.2Ga0.8N層4bとによって形成されてお
り、n型AlN層4aとn型Al0.2Ga0.8N層4bの
対が20回繰り返された多層構造(4c)を有する。ア
ンドープミラー構造8は、アンドープAlN層8aとア
ンドープAl0.2Ga0.8N層8bとによって形成されて
おり、アンドープAlN層8aとアンドープAl0.2
0.8N層8bの対が20回繰り返された多層構造8c
を有する。アンドープミラー構造8は、円筒状を有す
る。
【0025】円筒状のアンドープミラー8の回りのp型
Al0.2Ga0.8N光ガイド層7上に、p側電極(Ni電
極)11が形成されている。シリコン基板1の裏面の全
面には、n側電極(Al電極)10が形成されている。
【0026】以下に、上記面発光レーザ素子を製造する
ための結晶成長工程を説明する。
【0027】まず、シリコン基板1の表面に、炭化珪素
(SiC)膜を形成する工程を説明する。
【0028】シリコン基板1を不図示の分子線エピタキ
シ装置に設置し、装置内を1×10-8Torr 以上の
高真空まで排気した後、基板温度を900℃まで昇温す
る。昇温すると同時に、バックグランド圧力を1×10
-7Torr以下に保ちながら、電子線蒸着器を用いて黒
鉛に8kV、100mA程度の電子線を照射することに
よって、炭素を分子状に昇華させる。分子状の炭素を清
浄されたシリコン(001)(2x1)基板1の表面に供給
することによって、シリコン基板1の表面に、ヘテロエ
ピタキシャル炭化珪素薄膜が形成される。分子状の炭素
を基板1の表面への供給は、基板温度が400℃以下の
状態から始められる。基板1は、炭素の供給を続けなが
ら、徐々に900℃以上までに加熱される。
【0029】上記炭化処理によって、基板1の上に形成
されるヘテロエピタキシャル炭化珪素薄膜は、シリコン
基板1との間に、原子レベルで接している急峻なSiC
/Si界面を有する。このため、炭化珪素薄膜は、結晶
方位の異なる双晶などを殆ど含まないような良質の結晶
層である。
【0030】上記炭化処理に続いて、1357℃程度に
保たれたクヌーセンセルからSiを基板1に供給して、
1050℃程度の基板温度で、炭化珪素薄膜を成長させ
る。ヘテロエピタキシャル炭化珪素膜を厚さ100〜5
000Å程度に成長させ、良好な単結晶炭化珪素膜2が
得られる。
【0031】本実施形態で用いられるシリコン基板1
は、(001)および(111)のいずれの面であって
もよい。また、(001)面または(111)面から3
度程度傾斜するように研磨した基板(オフ基板、または
傾斜基板)を用いてもよい。このようなオフ基板を用い
ることによって、その上に、より品質の高い単結晶層を
成長できる。
【0032】また、シリコン基板1を用いて、窒化ガリ
ウム系III−V族の化合物半導体から形成される活性層
を含む発光素子を形成するためには、シリコン基板1
は、n型導電性を有することがよい。更に、シリコン基
板1の表面に形成されるヘテロエピタキシャル炭化珪素
膜2も、n型導電性を有することが好ましい。例えば、
窒素(N)をドーピングすることにより、炭化珪素膜2
をn型にすることができる。
【0033】以下に、表面に炭化珪素膜2が形成された
シリコン基板1の上に、半導体結晶層を堆積させる工程
を説明する。本実施形態においては、半導体結晶層の堆
積に、有機金属気相エピタキシャル成長法を用いる。
【0034】まず、結晶成長を行うため、表面に炭化珪
素膜2が形成されたシリコン(001)基板1に対し
て、有機溶媒による洗浄等の前処理を施す。その後、基
板1を炭素製の基板ホルダ上に置き、有機金属気相エピ
タキシャル成長装置の成長室内に設置する。成長室内
は、圧力70Torrの水素で満たされる。水素雰囲気
中でヒータを用いて、基板1を炭素製の基板ホルダごと
1090℃までに加熱する。このことによって、基板1
の表面に付着している吸着ガス、酸化物、または水分子
等が取り除かれる。
【0035】次に、基板温度を540℃程度までに降温
した後、トリメチルガリウム、アンモニア、およびモノ
シランのガス供給ラインのバルブを開け、トリメチルガ
リウムを約5.5sccm、アンモニアを約2.5l/
min、モノシランを約12.5sccm供給して、図
1に示されるように、n型GaNバッファ層3を300
Å程度堆積する。その後、トリメチルガリウムのガス供
給ラインのバルブを閉じる。
【0036】次に、厚さ約414Åのn型AlN層4a
と、厚さ約355Åのn型Al0.2Ga0.8N層4bと
を、交互に20回繰り返された構造を有するn型導電性
のミラー構造4を形成する。n型AlN層4aの厚さを
414Å、n型Al0.2Ga0.8N層4bの厚さを355
Åにするのは、それぞれの層の厚さが、層内での発振波
長の1/4になるようにするためである。これによっ
て、活性層で発生するレーザ光に対するミラー構造4の
反射率が最大になる。
【0037】ミラー構造4の形成をより詳細に説明する
と、次のようである。
【0038】まず、基板温度を1030℃まで昇温した
後、トリメチルアルミニウム、アンモニア、およびモノ
シランのガス供給ラインのバルブを開け、トリメチルア
ルミニウムを約8.7sccm、アンモニアを約2.5
l/min、およびモノシランを約12.5sccm供
給し、n型GaNバッファ層3上に、n型AlN層4a
を約414Å堆積する。
【0039】次に、トリメチルガリウム、トリメチルア
ルミニウム、アンモニア、およびモノシランのガス供給
ラインのバルブを開け、トリメチルガリウム約2.7s
ccm、トリメチルアルミニウム約8.7sccm、ア
ンモニア約2.5l/min、およびモノシラン約1
2.5sccmを供給し、n型Al0.2Ga0.8N層4b
を355Å堆積する。
【0040】次に、n型AlN層4aとn型Al0.2
0.8N層4bとを、交互に20回繰り返して成長さ
せ、n型AlN/Al0.2Ga0.8N多層ミラー構造4が
形成される。
【0041】続いて、ミラー構造4の上に、GaN/A
0.2Ga0.8Nダブルヘテロ構造を形成する。より詳細
に説明すると、以下のようである。
【0042】トリメチルガリウム、トリメチルアルミニ
ウム、アンモニア、およびモノシランのガス供給ライン
のバルブを開け、トリメチルガリウム約2.7scc
m、トリメチルアルミニウム約8.7sccm、アンモ
ニア約2.5l/min、およびモノシラン約12.5
sccmを供給し、n型Al0.2Ga0.8N光ガイド層5
を2000Å成長する。
【0043】次に、トリメチルアルミニウムおよびモノ
シランのガス供給ラインのバルブを閉じ、トリメチルガ
リウムの流量を約5.5sccmにし、アンドープGa
N活性層6を1000Å堆積する。
【0044】次に、トリメチルガリウム、トリメチルア
ルミニウム、アンモニア、およびシクロペンタジエニル
マグネシウムのガス供給ラインのバルブを開け、トリメ
チルガリウム約2.7sccm、トリメチルアルミニウ
ム約8.7sccm、アンモニア約2.5l/min、
およびシクロペンタジエニルマグネシウム約5.0sc
cmを供給し、p型Al0.2Ga0.8N光ガイド層7を2
000Å堆積する。
【0045】その後、厚さ414ÅのアンドープAlN
層8aと、厚さ355ÅのアンドープAl0.2Ga0.8
層8bとが、交互に20回繰り返された構造を有するア
ンドープミラー構造8を形成する。より詳細には、次の
ようである。
【0046】トリメチルアルミニウム、およびアンモニ
アのガス供給ラインのバルブを開け、トリメチルアルミ
ニウム約8.7sccm、アンモニア約2.5l/mi
nを供給し、アンドープAlN層8aを約414Å堆積
する。
【0047】次に、トリメチルガリウム、トリメチルア
ルミニウム、およびアンモニアのガス供給ラインのバル
ブを開け、トリメチルガリウム約2.7sccm、トリ
メチルアルミニウム約8.7sccm、およびアンモニ
ア約2.5l/minを供給し、アンドープAl0.2
0.8N層8bを355Å堆積する。
【0048】アンドープAlN層8aと、アンドープA
0.2Ga0.8N層8bとを、交互に20回繰り返して成
長させ、アンドープAlN/Al0.2Ga0.8N多層ミラ
ー構造8が形成される。
【0049】その後、水素のガス供給ラインのバルブの
みを開け、圧力70Torrの水素雰囲気中で、基板1
の温度を700℃程度に設定し、アニールを約1時間行
う。このアニールによって、p型ドーパントであるマグ
ネシウムは活性化される。アニールを終了した後、基板
1の温度を室温まで降温し、基板1を有機金属気相エピ
タキシャル成長装置から取り出す。こうして、シリコン
基板1上に、面発光レーザ構造15が形成される。
【0050】以下に、図2(a)〜(c)を参照しなが
ら、図1の面発光レーザ素子の製造方法を説明する。
【0051】まず、図2(a)に示されるように、先に
説明した結晶成長工程によって面発光レーザ構造15が
形成された基板1を、直径10μm、厚さ1000Åの
SiO2マスク17で覆う。次に、基板1をドライエッ
チング装置内に設置し、塩素系のエッチングガスを用い
て、図2(b)に示されるように、p型Al0.2Ga0.8
N光ガイド層7の一部が露出するまで、SiO2マスク
17に覆われていない部分のアンドープAlN/Al
0.2Ga0.8Nミラー構造8を選択的にエッチングする。
その後、フッ酸によってSiO2マスク17を取り除
く。
【0052】次に、図2(c)に示されるように、基板
1の裏面に、アルミニウムを厚さ1000Å蒸着させn
側電極を形成し、p型Al0.2Ga0.8N光ガイド層7の
露出部に、厚さ約1000Åのニッケルを蒸着させp側
電極を形成する。
【0053】最後に、基板1をへき開することによっ
て、面発光レーザ素子が完成する。
【0054】以下に、本実施形態によって得られた面発
光レーザ素子の特性について説明する。
【0055】まず、電気的特性を説明する。図1の面発
光レーザ素子において、p型Al0.2Ga0.8N光ガイド
層7、n型Al0.2Ga0.8N光ガイド層5、およびn型
AlN/Al0.2Ga0.8Nミラー構造4のキャリア密度
は、ともに約1×1018/cm3である。p型Al0.2
0.8N光ガイド層7、n型Al0.2Ga0.8N光ガイド
層5の移動度は、それぞれ約10cm2/V・sおよび
約250cm2/V・sである。n型AlN/Al0.2
0.8Nミラー構造4の移動度は、約250cm2/V・
sである。これらの結果から分かるように、本実施形態
によると、抵抗率が十分に小さいn型光ガイド層5、p
型光ガイド層7、およびn型ミラー構造4を有する面発
光レーザ素子が作製できる。
【0056】また、p型Al0.2Ga0.8N光ガイド層7
とニッケル電極11との間に、オーム性接触が形成され
ており、さらにシリコン基板1の裏面とアルミニウム電
極10との間にもオーム性接触が形成されている。
【0057】次に、光学的特性について説明する。本実
施形態による面発光レーザ素子の発振波長は、364n
mである。n型AlN/Al0.2Ga0.8Nミラー構造4
およびアンドープAlN/Al0.2Ga0.8Nミラー構造
8の反射率は、ともに約99%である。また、活性層6
における損失は約10cm-1、共振器における損失は約
10cm-1である。しきい値キャリア密度は、約1019
/cm3である。これらのことから、本実施形態による
面発光レーザ素子は、従来のサファイア(0001)基
板を用いた面発光レーザ素子に比べて優れていることが
分かる。
【0058】また、基板1として、導電性を有するシリ
コンを用いるので、基板1の裏面を通して電流を流すこ
とができる。このため、本実施形態による面発光レーザ
素子は、従来の面発光レーザ素子に比べて、ミラー領域
における電流の拡がりが低減され、しきい値電流密度が
低くなる。以上の説明では、基板1として、シリコンが
用いられたが、本発明はこれに限定されない。基板1と
して、導電性を有する他の材料、例えば、SiC、Ga
AsまたはInP等を用いても、上記効果は得られる。
【0059】また、本実施形態において、へき開可能な
シリコン(001)基板が用いられるため、へき開によ
り、面発光レーザ素子を基板から分離する方法が使用で
きる。この方法は、従来のようなドライエッチングによ
って面発光レーザ素子を基板から分離する方法に比べ
て、素子に対するダメージが小さい。このため、面発光
レーザ素子の製造歩留まりが向上する。
【0060】すなわち、本実施形態によるシリコン基板
に形成された面発光レーザ構造を有する面発光レーザ素
子は、従来のサファイア基板が用いられた面発光レーザ
素子に比べて、特性が優れており、かつ高い歩留まりで
形成できる。
【0061】(第2の実施形態)以下に、図3を参照し
ながら、本発明による半導体発光素子の第2の実施形態
として、他の面発光レーザ素子を説明する。本実施形態
は、次の点で上記第1の実施形態と異なる。ミラー構造
は、AlN層とGaN層とによって形成される。また、
ダブルヘテロ構造は、 InxGa1-xN(0≦x<1)
活性層とAlyGa1-yN(0≦y<1)光ガイド層とに
よって形成される。
【0062】図3は、本実施形態の面発光レーザ素子の
断面を摸式的に示す。この面発光レーザ素子は、図3に
示されるように、導電性を有するシリコン(001)基
板1と、基板1の表面に形成された炭化珪素膜2と、炭
化珪素膜2の上に形成されたn型GaNバッファ層3
と、n型GaNバッファ層3の上に設けられた面発光レ
ーザ構造25と、発光に必要な電流を供給するための一
対の電極10および11とを備えている。
【0063】面発光レーザ構造25は、n型GaNバッ
ファ層3に近い側から順番に、n型ミラー構造24、n
型Al0.2Ga0.8N光ガイド層5、アンドープIn0.07
Ga0.93N活性層26、p型Al0.2Ga0.8N光ガイド
層7、およびアンドープミラー構造28を含んでいる。
【0064】n型ミラー構造24は、n型AlN層24
aとn型GaN層24bとによって形成されており、n
型AlN層24aとn型GaN層24bの対が15回繰
り返された多層構造24cを有する。アンドープミラー
構造28は、アンドープAlN層28aとアンドープG
aN層28bとによって形成されており、アンドープA
lN層28aとアンドープGaN層28bの対が15回
繰り返された多層構造28cを有する。アンドープミラ
ー構造28は、円筒状を有する。
【0065】円筒状のアンドープミラー28の回りのp
型Al0.2Ga0.8N光ガイド層7上に、p側電極(Ni
電極)11が形成されている。シリコン基板1の裏面の
全面には、n側電極(Al電極)10が形成されてい
る。
【0066】以下に、上記面発光レーザ素子の製造方法
を説明する。本実施形態において、結晶成長に、第1の
実施形態の方法と同様な方法を用いる。
【0067】表面に炭化珪素膜2が形成されたシリコン
(001)基板1を炭素製の基板ホルダ上に置き、有機
金属気相エピタキシャル成長装置の成長室内に設置し、
n型GaNバッファ層3を300Å程度堆積する。その
後、トリメチルガリウムのガス供給ラインのバルブを閉
じる。
【0068】次に、厚さ約414Åのn型AlN層24
aと、厚さ約330Åのn型GaN層24bとを、15
回繰り返す構造を有するn型導電性のミラー構造24を
形成する。n型AlN層24aの厚さを414Å、n型
GaN層24bの厚さを330Åにするのは、それぞれ
の層の厚さが、層内での発振波長の1/4になるように
するためである。これによって、活性層で発生するレー
ザ光に対するミラー構造24の反射率が最大になる。
【0069】n型ミラー構造24の形成方法をより詳細
に説明すると、次のようである。
【0070】まず、基板温度を1030℃まで昇温した
後、トリメチルアルミニウム、アンモニア、およびモノ
シランのガス供給ラインのバルブを開け、トリメチルア
ルミニウムを約8.7sccm、アンモニアを約2.5
l/min、およびモノシランを約12.5sccm供
給し、n型GaNバッファ層3上に、n型AlN層24
aを約414Å堆積する。
【0071】次に、トリメチルガリウム、アンモニア、
およびモノシランのガス供給ラインのバルブを開け、ト
リメチルガリウム約5.5sccm、アンモニア約2.
5l/min、およびモノシラン約12.5sccmを
供給し、n型GaN層24bを約330Å堆積する。
【0072】n型AlN層24aとn型GaN層24b
とを、交互に15回繰り返して成長させ、n型AlN/
GaN多層ミラー構造24が形成される。
【0073】続いて、n型ミラー構造24の上に、In
0.07Ga0.93N/Al0.2Ga0.8Nダブルヘテロ構造を
形成する。より詳細に説明すると、以下のようである。
【0074】トリメチルガリウム、トリメチルアルミニ
ウム、アンモニア、およびモノシランのガス供給ライン
のバルブを開け、トリメチルガリウム約2.7scc
m、トリメチルアルミニウム約8.7sccm、アンモ
ニア約2.5l/min、およびモノシラン約12.5
sccmを供給し、n型Al0.2Ga0.8N光ガイド層5
を約2000Å成長する。
【0075】次に、基板温度を700℃程度までに降温
した後、トリメチルアルミニウムおよびモノシランのガ
ス供給ラインのバルブを閉じ、トリメチルインジウムの
ガス供給ラインのバルブを開け、トリメチルガリウムの
流量を約0.5sccm、トリメチルインジウムの流量
を約5.5sccmにし、アンドープIn0.07Ga0.93
N活性層26を約1000Å堆積する。
【0076】次に、トリメチルインジウムのガス供給ラ
インのバルブを閉じ、基板温度を1030℃程度までに
昇温し、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウ
ム、アンモニア、およびシクロペンタジエニルマグネシ
ウムのガス供給ラインのバルブを開け、トリメチルガリ
ウム約2.7sccm、トリメチルアルミニウム約8.
7sccm、アンモニア約2.5l/min、およびシ
クロペンタジエニルマグネシウム約5.0sccmを供
給し、p型Al0.2Ga0.8N光ガイド層7を約2000
Å堆積する。
【0077】その後、厚さ約414ÅのアンドープAl
N層28aと、厚さ約330ÅのアンドープGaN層2
8bとが、交互に15回繰り返された構造を有するアン
ドープミラー構造28を形成する。より詳細には、次の
ようである。
【0078】トリメチルアルミニウム、およびアンモニ
アのガス供給ラインのバルブを開け、トリメチルアルミ
ニウム約8.7sccm、アンモニア約2.5l/mi
nを供給し、アンドープAlN層28aを約414Å堆
積する。
【0079】次に、トリメチルガリウム、およびアンモ
ニアのガス供給ラインのバルブを開け、トリメチルガリ
ウム約5.5sccm、およびアンモニア約2.5l/
minを供給し、アンドープGaN層28bを約330
Å堆積する。
【0080】アンドープAlN層28aと、アンドープ
GaN層28bとを、交互に15回繰り返して成長さ
せ、アンドープAlN/GaN多層ミラー構造28が形
成される。
【0081】その後、水素のガス供給ラインのバルブの
みを開け、圧力70Torrの水素雰囲気中で、シリコ
ン(001)基板1の温度を700℃程度に設定し、ア
ニールを1時間行う。このアニールによって、p型ドー
パントであるマグネシウムは活性化される。アニールを
終了した後、基板1の温度を室温まで降温し、基板1を
有機金属気相エピタキシャル成長装置から取り出す。こ
うして、シリコン基板1上に、面発光レーザ構造25が
形成される。
【0082】次に、面発光レーザ構造25が形成された
基板1を、直径約10μm、厚さ約1000ÅのSiO
2マスク17で覆う。次に、基板1をドライエッチング
装置内に設置し、塩素系のエッチングガスを用いて、p
型Al0.2Ga0.8N光ガイド層7の一部が露出するま
で、SiO2マスク17に覆われていない部分のアンド
ープAlN/GaNミラー構造28を選択的にエッチン
グする。その後、SiO2マスク17を取り除く。
【0083】次に、基板1の裏面に、アルミニウムを1
000Å程度蒸着させn側電極を形成し、p型Al0.2
Ga0.8N光ガイド層7の露出部に、厚さ約1000Å
のニッケルを蒸着させp側電極を形成する。
【0084】最後に、基板1をへき開することによっ
て、面発光レーザ素子が完成する。
【0085】以下に、本実施形態によって得られた面発
光レーザ素子の特性について説明する。
【0086】まず、電気的特性を説明する。上記面発光
レーザ素子において、p型Al0.2Ga0.8N光ガイド層
7、n型Al0.2Ga0.8N光ガイド層5、およびn型A
lN/GaNミラー構造24のキャリア密度は、ともに
約1×1018/cm3である。p型Al0.2Ga0.8N光
ガイド層7、n型Al0.2Ga0.8N光ガイド層5の移動
度は、それぞれ約10cm2/V・sおよび約250c
2/V・sである。n型AlN/GaNミラー構造2
4の移動度は、約250cm2/V・sである。これら
の結果から分かるように、本実施形態によると、抵抗率
が十分に小さいn型光ガイド層5、p型光ガイド層7、
およびn型ミラー構造24を有する面発光レーザ素子が
作製できる。
【0087】また、p型Al0.2Ga0.8N光ガイド層7
とニッケル電極11との間に、オーム性接触が形成され
ており、さらにシリコン基板1の裏面とアルミニウム電
極10との間にもオーム性接触が形成されている。
【0088】次に、光学的特性について説明する。本実
施形態による面発光レーザ素子の発振波長は、394n
mである。n型AlN/GaNミラー構造24およびア
ンドープAlN/GaNミラー構造28の反射率は、と
もに約99%である。また、活性層26における損失は
約10cm-1、共振器における損失は約10cm-1であ
る。しきい値キャリア密度は、約1019/cm3であ
る。これらのことから、本実施形態による面発光レーザ
素子は、従来のサファイア(0001)基板を用いた面
発光レーザ素子に比べて優れていることが分かる。
【0089】また、基板1として、導電性を有するシリ
コンを用いるので、基板1の裏面を通して電流を流すこ
とができる。このため、本実施形態による面発光レーザ
素子は、従来の面発光レーザ素子に比べてミラー領域に
おける電流の拡がりが低減され、その結果、しきい値電
流密度が低くなる。
【0090】また、本実施形態において、へき開可能な
シリコン(001)基板が用いられるため、へき開によ
り、面発光レーザ素子を基板から分離する方法が使用で
きる。この方法は、従来のようなドライエッチングによ
って面発光レーザ素子を基板から分離する方法に比べ
て、素子に対するダメージが小さい。このため、面発光
レーザ素子の製造歩留まりが向上する。
【0091】本実施形態において、約99%の反射率を
実現するのに、AlN/GaNミラー構造のAlN層と
GaN層の対の数(15)は、上記第1の実施形態1に
おけるAlN/Al0.2Ga0.8Nミラー構造のAlN層
とAl0.2Ga0.8N層の対の数(20)より少ない。こ
れは、AlNとGaNとの屈折率差(0.5〜0.6)
がAlNとAl0.2Ga0.8Nとの屈折率差(0.4)よ
り大きいからである。
【0092】また、本実施形態によると、ミラー構造を
形成するために、厚さを精確に制御しなければならない
AlN/GaN対の数が、20から15までに減ってい
るので、素子作製が容易になる。
【0093】さらに、AlN/GaNミラー構造は、2
元結晶のみから形成されており、3元混晶(Al0.2
0.8N)を含まない。このため、ミラー構造を形成す
る混晶の組成が変化することによって、ミラー構造の反
射率が低下する問題はなくなる。
【0094】以上の説明で、ミラー構造24、28はシ
リコン基板を用いた面発光レーザ素子に設けられている
が、本発明はこれに限定されない。本発明によるミラー
構造を、シリコン以外の基板を用いた面発光レーザ素子
に設けられても、上記効果は得られる。なお、アンドー
プIn0.07Ga0.93N活性層の代わりに、第1の実施形
態のように、アンドープGaN活性層を用いても同様な
効果が得られる。
【0095】すなわち、本実施形態による面発光レーザ
素子は、図11に示されるような従来の面発光レーザ素
子に比べて、特性が優れており、かつ高い歩留まりで製
造できる。
【0096】(第3の実施形態)以下に、図4を参照し
ながら、本発明による半導体発光素子の第3の実施形態
として、さらに他の面発光レーザ素子を説明する。本実
施形態の面発光レーザ素子は、半導体層の接合面に平行
な方向の電流狭窄を積極的に行った構造(電流狭窄領
域)を備えている。電流狭窄領域以外の構成は、第1の
実施形態の構成に類似し、同一の部分について同一の参
照符号を付している。
【0097】図4は、本実施形態の面発光レーザ素子の
断面を摸式的に示す。この面発光レーザ素子は、図4に
示されるように、導電性を有するn型シリコン(00
1)基板1と、基板1の表面に形成されたn型炭化珪素
膜2と、炭化珪素膜2の上に形成されたn型シリコン層
33と、n型シリコン層33の上に設けられた面発光レ
ーザ構造315と、発光に必要な電流を供給するための
一対の電極10および31とを備えている。
【0098】面発光レーザ構造315は、n型シリコン
層33に近い側から順番に、n型AlN/Al0.2Ga
0.8Nミラー構造4、分離光閉じ込め単一量子井戸構造
95、およびアンドープAlN/Al0.2Ga0.8Nミラ
ー構造8を含んでいる。単一量子井戸構造95は、n型
Al0.2Ga0.8Nクラッド層91、n型Al0.1Ga0.9
N光ガイド層35、アンドープGaN活性層6、p型A
0.1Ga0.9N光ガイド層37、p型Al0.2Ga0.8
クラッド層92、およびp型Al0.1Ga0.9Nコンタク
ト層93を備えている。
【0099】n型ミラー構造4は、n型AlN層4aと
n型Al0.2Ga0.8N層4bとによって形成されてお
り、n型AlN層4aとn型Al0.2Ga0.8N層4bの
対が20回繰り返された多層構造4cを有する。アンド
ープミラー構造8は、アンドープAlN層8aとアンド
ープAl0.2Ga0.8N層8bとによって形成されてお
り、アンドープAlN層8aとアンドープAl0.2Ga
0.8N層8bの対が20回繰り返された多層構造8cを
有する。アンドープミラー構造8は、円筒状を有する。
【0100】円筒状のアンドープミラー8の回りのp型
Al0.1Ga0.9Nコンタクト層93上に、p側電極(N
i/Au電極)31が形成されている。シリコン基板1
の裏面の全面には、n側電極(Al電極)10が形成さ
れている。
【0101】図4に示される面発光レーザ素子におい
て、p型Al0.2Ga0.8Nクラッド層92から炭化珪素
膜2に至るまでの選択された領域に、水素イオンを打ち
込むことによって形成された高抵抗領域(電流狭窄領
域)39が設けられている。電流狭窄領域39は、選択
された領域に電流を狭窄するための開口部80を持って
いる。基板1の上部から見た開口部80の形状は、例え
ば、円状、四角状またはストライプ状をなすことができ
る。この開口部80の幅は、レーザ発振の横モードを調
整するように決定される。
【0102】不図示の電流供給回路から電極10および
31に電圧が与えられ、半導体積層構造体の中をp側電
極31からn側電極10へと電流が流れる。このとき、
電流は電流狭窄領域39によってブロックされるので、
電流は狭窄されながら電流狭窄領域39の間の開口部を
上から下へ流れる。電流狭窄領域39を設けることによ
って、アンドープGaN活性層6の選択された領域に電
流が狭窄され、横モードの制御されたレーザ発振が生
じ、しきい値電流密度の低い面発光レーザ素子が得られ
る。
【0103】以下に、図5(a)〜(d)を参照しなが
ら、図4の面発光レーザ素子の製造方法を説明する。
【0104】まず、第1の実施形態で用いた方法と同様
な方法で、シリコン(001)基板1上に、分子状に昇
華された炭素を供給することによって、シリコン基板1
の表面に、原子レベルで接している急峻なSiC/Si
界面を有するヘテロエピタキシャル炭化珪素薄膜2(厚
さ:約100〜5000Å程度)を形成する。
【0105】次に、有機金属気相エピタキシャル成長装
置を用いて、モノシランを原料として、n型シリコン層
33(厚さ:約100〜5000Å程度)を形成する。
【0106】その後、第1の実施形態で説明した方法と
同様な方法で、基板1上に半導体層を堆積させる。基板
温度を1030℃まで昇温した後、n型AlN層4aを
約414Å、n型Al0.2Ga0.8N層4bを約355Å
堆積する。n型AlN層4aとn型Al0.2Ga0.8N層
4bとを、交互に20回繰り返して成長させ、n型Al
N/Al0.2Ga0.8N多層ミラー構造4が形成される。
【0107】続いて、n型Al0.2Ga0.8Nクラッド層
91(厚さ:約3000〜10000Å程度)、n型A
0.1Ga0.9N光ガイド層35(厚さ:1000〜20
00Å程度)、アンドープGaN活性層6(厚さ:10
0〜1000Å程度)、p型Al0.1Ga0.9N光ガイド
層37(厚さ:1000〜2000Å程度)、p型Al
0.2Ga0.8Nクラッド層92(厚さ:約3000〜10
000Å程度)、およびp型Al0.1Ga0.9Nコンタク
ト層93(厚さ:約1000〜4000Å程度)を堆積
する。
【0108】その後、アンドープAlN層8aを約41
4Å、アンドープAl0.2Ga0.8N層8bを約355Å
堆積する。アンドープAlN層8aと、アンドープAl
0.2Ga0.8N層8bとを、交互に20回繰り返して成長
させ、アンドープAlN/Al0.2Ga0.8N多層ミラー
構造8が形成される。
【0109】その後、シリコン(001)基板1の温度
を700℃程度に設定し、アニールを1時間行う。この
アニールによって、p型ドーパントであるマグネシウム
は活性化される。アニールを終了した後、基板1の温度
を室温まで降温し、基板1を有機金属気相エピタキシャ
ル成長装置から取り出す。こうして、図5(a)に示さ
れるように、シリコン基板1上に、面発光レーザ構造3
5が形成される。
【0110】次に、図5(b)に示されるように、ドラ
イエッチング装置において、面発光レーザ構造35が形
成された基板1を、塩素と水素を含むエッチングガスを
用いて、単一量子井戸構造95の一部が露出するまで、
アンドープAlN/Al0.2Ga0.8Nミラー構造8を選
択的にエッチングする。
【0111】次に、公知のイオン注入技術によって、図
5(c)に示されるように、水素イオンを基板1の選択
された領域に注入し、高抵抗領域(電流狭窄領域)39
を形成する。注入条件は、加速電圧数100〜数100
0V、バックグラウンド真空度10-2〜1Torrであ
る。このように形成された電流狭窄領域39の抵抗値
は、103Ωcm以上;p型Al0.1Ga0.9Nコンタク
ト層93の表面から、電流狭窄領域39の上部までの深
さLは、1.0μm程度;電流狭窄領域39の厚さH
は、1.5μm程度である。水素イオンが注入された面
発光レーザ構造315に対して、2次イオン質量分析装
置を用いて、水素イオン濃度のプロファイルを測定し
た。図6は、測定の結果を示す。横軸は、単一量子井戸
構造95の上面から基板1方向への深さを示し、縦軸
は、注入された水素イオンの濃度を示す。図6から分か
るように、p型Al0.2Ga0.8Nクラッド層92から炭
化珪素膜2に至るまでの選択された領域に、高い濃度の
水素イオンが存在している。
【0112】次に、図5(d)に示されるように、基板
1の裏面に、アルミニウムを厚さ1000Å程度蒸着さ
せ、n側電極10を形成する。また、p型Al0.1Ga
0.9Nコンタクト層93(単一量子井戸構造95の最上
層)の露出部に、厚さ1000Å程度のニッケルおよび
厚さ約100〜1000Å程度の金を蒸着させp側電極
31を形成する。
【0113】最後に、基板1をへき開することによっ
て、図4に示される面発光レーザ素子が完成する。
【0114】以上の説明では、ミラー構造4、8はAl
N層とAl0.2Ga0.8N層とによって形成されている
が、AlN/Al0.2Ga0.8Nの代わりに、第2の実施
形態のように、AlN層とGaN層とによってミラー構
造を形成してもよい。
【0115】(第4の実施形態)以下に、図7を参照し
ながら、本発明による半導体発光素子の第4の実施形態
として、さらに他の面発光レーザ素子を説明する。本実
施形態と上記第3の実施形態とは、電流狭窄手段の構成
の点で異なる。以下に、この相違点のみについて説明す
る。
【0116】図7に示されるように、n型シリコン層3
3とn型ミラー構造4との間に、電流狭窄層49が設け
られている。電流狭窄層49は、AlNを酸化して得ら
れた酸化層から形成されている。電流狭窄層49は、選
択された領域に電流を狭窄するための開口部80を持っ
ている。基板1の上部から見た開口部80の形状は、例
えば、円状、四角状またはストライプ状をなすことがで
きる。開口部80の幅は、レーザ発振の横モードを調整
するように決定される。
【0117】図7の面発光レーザ素子の製造方法につい
て、電流狭窄層49以外の層の形成は、上記第3の実施
形態の場合と同一である。以下に、図8(a)〜(d)
を参照しながら、電流狭窄層49の形成のみについて説
明する。
【0118】図8(a)に示されるように、基板1上
に、n型AlN層4aおよびn型Al0.2Ga0.8N層4
bによって構成されるn型ミラー構造4、単一量子井戸
構造95、および円筒状にエッチングされたアンドープ
ミラー構造8が形成されている。
【0119】図8(a)の基板1上に、図8(b)に示
されるように、SiO2膜401を被覆する。その後、
水蒸気雰囲気中で、400〜800℃程度の温度で、A
lN層4aに対して酸化処理を行う。この処理によっ
て、AlN層4aは、左及び右の両面から内部に向かっ
て部分的に酸化され、図8(c)に示されるように、開
口部80を持ったAl、OおよびNを含む絶縁層(電流
狭窄層49、厚さ:400〜4000Å程度)が形成さ
れる。次に、図8(d)に示されるように、フッ酸によ
って、SiO2膜401を除去する。
【0120】n型ミラー構造4に含まれる20個のn型
AlN層4aがすべての層が上記のように酸化されても
よいし、20個のn型AlN層4aのうちの一部の層だ
けが上記のように酸化されてもよい。n型Al0.2Ga
0.8N層4bは、Gaが含まれているので、酸化されに
くい。アンドープミラー構造8はSiO2によって覆わ
れているので、アンドープミラー構造8を構成するアン
ドープAlN層8aは酸化されない。
【0121】その後、基板1の上に、第3の実施形態の
方法と同様な方法で、他の半導体結晶層を成長させ、面
発光レーザ素子を完成する。
【0122】(第5の実施形態)以下に、図9を参照し
ながら、本発明による半導体発光素子の第5の実施形態
として、さらに他の面発光レーザ素子を説明する。本実
施形態と上記第3の実施形態とは、電流狭窄手段の構成
の点で異なる。以下に、この相違点のみについて説明す
る。
【0123】図9に示されるように、n型シリコン基板
1のn型炭化珪素膜2と接する表面領域に、電流狭窄層
59が設けられている。電流狭窄層59は、水素イオン
を注入することによって形成された高抵抗領域である。
電流狭窄層59は、選択された領域に電流を狭窄するた
めの開口部80を持っている。基板1の上部から見た開
口部80は、ストライプ状を有する。開口部80は、ス
トライプ状の代わりに、例えば、円状、または四角状を
有してもよい。開口部80の幅は、レーザ発振の横モー
ドを調整するように決定される。
【0124】以下に、図10(a)〜(d)を参照しな
がら、電流狭窄層59の形成方法を説明する。
【0125】図10(a)の基板1上に、図10(b)
に示されるように、幅10μmのストライプ状のNi膜
57を被覆する。次に、図10(c)に示されるよう
に、公知のイオン注入技術によって、Ni膜57をマス
クとして、基板1の表面に、水素イオンを注入する。注
入条件は、加速電圧数100〜数1000V、バックグ
ラウンド真空度10-2〜1Torrである。その後、図
10(d)に示されるように、Ni膜57を硝酸によっ
て除去する。こうして、基板1の表面領域に、開口部8
0を有する高抵抗な電流狭窄層59が形成される。電流
狭窄層59の抵抗値は、103Ωcm以上;厚さは、4
00〜4000Å程度である。
【0126】その後、基板1の上に、第3の実施形態の
方法と同様な方法で、他の半導体結晶層を成長させ、面
発光レーザ素子を完成する。
【0127】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果が得ら
れる。
【0128】(1) 窒素を含むIII−V族化合物半導体か
ら形成される面発光構造が、導電性を有するシリコン基
板上に形成されるため、基板の裏面を通して電流を流す
ことができる。このため、n型ミラー領域における電流
の拡がりが低減され、しきい値電流密度が低くなる。さ
らに、半導体層の接合面に平行な方向の電流狭窄手段を
設けることによって、しきい値電流密度を一層低下でき
る。
【0129】(2) へき開可能なシリコン基板が用いら
れるため、へき開により、面発光レーザ素子を基板から
分離できる。このため、素子に対するダメージが小さ
く、素子の製造歩留まりが向上する。
【0130】(3) ミラー構造を構成する層は、2元結
晶(AlNおよびGaN)のみからなっており、しか
も、AlNとGaNとの間の屈折率の差が大きい。この
ため、ミラー構造を構成するAlN層/GaN層の対の
数が低減される。さらに、3元混晶が含まれないので、
混晶の組成が変化することによって、ミラー構造の反射
率が低下する問題はなくなる。
【0131】本発明によると、しきい値電流密度が小さ
く、かつ高い歩留まりで製造できる窒素を含むIII−V
族化合物半導体から形成される面発光構造を有する面発
光レーザ素子が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による面発光レーザ素子の断面
【図2】(a)から(c)は、図1の面発光レーザ素子
の製造方法を示す工程断面図
【図3】第2の実施形態による面発光レーザ素子の断面
【図4】第3の実施形態による面発光レーザ素子の断面
【図5】(a)から(d)は、図4の面発光レーザ素子
の製造方法を示す工程断面図
【図6】第3の実施形態による面発光レーザ構造に注入
された水素イオン濃度のプロファイルを示す図
【図7】第4の実施形態による面発光レーザ素子の断面
【図8】(a)から(d)は、図7の面発光レーザ素子
の製造方法を示す工程断面図
【図9】第5の実施形態による面発光レーザ素子の断面
【図10】(a)から(d)は、図9の面発光レーザ素
子の製造方法を示す工程断面図
【図11】従来の面発光レーザ素子の断面図
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 炭化珪素膜 3 GaNバッファ層 4 n型AlN/AlGaNミラー構造 4a n型AlN層 4b n型AlGaN層 5 n型AlGaN光ガイド層 6 GaN活性層 7 p型AlGaN光ガイド層 8 アンドープAlN/AlGaNミラー構造 8a アンドープAlN層 8b アンドープAlGaN層 10 n側電極 11 p側電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武石 英見 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 粂 雅博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 北畠 真 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板と、 該シリコン基板の上に形成され、活性層と該活性層の上
    下に設けられた1対のミラー構造とを有する面発光構造
    体であって、該活性層および該ミラー構造は、窒素を含
    むIII−V族化合物半導体から形成されている、面発光
    構造体と、を備えた半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記ミラー構造は、AlN層とGaN層
    とを含んでいる請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記シリコン基板と、前記面発光構造体
    との間に、GaNバッファ層が形成されている請求項1
    または2に記載の半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記シリコン基板の前記面発光構造体が
    形成される表面に、炭化珪素層が形成されている請求項
    1から3のいずれかに記載の半導体発光素子。
  5. 【請求項5】 前記活性層の選択された領域に電流を狭
    窄するための開口部を持った電流狭窄領域をさらに備え
    ている、請求項1から4のいずれかに記載の半導体発光
    素子。
  6. 【請求項6】 前記電流狭窄領域は、水素イオンが注入
    された領域である、請求項5に記載の半導体発光素子。
  7. 【請求項7】 前記電流狭窄領域は、前記面発光構造体
    中に形成されている請求項6に記載の半導体発光素子。
  8. 【請求項8】 前記電流狭窄領域は、前記基板の表面領
    域に形成されている請求項6に記載の半導体発光素子。
  9. 【請求項9】 前記電流狭窄領域は、前記活性層と前記
    基板との間に形成された絶縁層を含んでいる、請求項5
    に記載の半導体発光素子。
  10. 【請求項10】 前記電流狭窄領域は、前記ミラー構造
    を構成する層の酸化された層を含んでいる、請求項5に
    記載の半導体発光素子。
  11. 【請求項11】 前記絶縁層は、AlNの酸化物から形
    成されている、請求項9に記載の半導体発光素子。
  12. 【請求項12】 基板と、 該基板上の、窒化ガリウム系III−V族化合物半導体か
    ら形成された活性層と、該活性層の上下に設けられた1
    対のミラー構造とを有する面発光構造体と、を備えた半
    導体発光素子であって、 該ミラー構造は、AlN層とGaN層とを含んでいる、
    半導体発光素子。
  13. 【請求項13】 前記活性層は、窒素およびガリウムを
    含むIII−V族化合物半導体から形成されている、請求
    項1から12のいずれかに記載の半導体発光素子。
  14. 【請求項14】 前記活性層の上下に、該活性層を挟む
    1対の光ガイド層が形成されており、該光ガイド層は、
    窒素およびガリウムを含むIII−V族化合物半導体から
    形成されている、請求項1から12のいずれかに記載の
    半導体発光素子。
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