JPH09264652A - モータ式ダンパー装置 - Google Patents

モータ式ダンパー装置

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JPH09264652A
JPH09264652A JP9754796A JP9754796A JPH09264652A JP H09264652 A JPH09264652 A JP H09264652A JP 9754796 A JP9754796 A JP 9754796A JP 9754796 A JP9754796 A JP 9754796A JP H09264652 A JPH09264652 A JP H09264652A
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板バネを不要としてもガタツキが生じないよ
うにすることおよびバッフルの広さを十分活用でき、か
つバッフルを確実に閉じさせること。 【解決手段】 このモータ式ダンパー装置は、モータ1
と、該モータ1により駆動されるバッフル4と、該バッ
フル4により開閉される開口部3を形成したフレーム2
とを有する。そして、開口部3を閉鎖したバッフル4を
モータ1のディテントトルクによって、閉鎖方向に付勢
している。また、さらには、モータ1を、バッフル4が
開口部3と接する位置よりさらに開口部3側へ進行させ
る信号を受けてから停止させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータを駆動源と
し、開口部に対して、バッフルを動作させるダンパー装
置に関するもので、特に冷蔵庫内で冷気の取り入れを制
御するに好適なモータ式ダンパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダンパー装置、特に冷蔵庫用のモ
ータ式ダンパー装置50は、図16および図17に示さ
れるように、回転支点軸51をはさんでバッフル52と
モータ等の駆動機構部53が配置される構造となってい
る(特開平6−109354号公報参照)。そして、バ
ッフル52や駆動機構部53内の部材間の係合にガタを
もたせる一方、バッフル52の後方には、バッフル52
とフレーム54の密閉度を高めるためにバッフル52を
閉じ方向に常時押圧する板バネ(図示省略)が配置され
ている。なお、この密閉度を一層向上させるために、バ
ッフル52のフレーム54への当接面に、ソフトテープ
55を貼り、フレーム54を沈み込ませるようにしてい
る。
【0003】このような構造のモータ式ダンパー装置5
0は、図18に示すような形で冷蔵庫60に使用されて
いる。すなわち、この冷蔵庫60は、冷凍室61と、冷
蔵室62と、野菜室63に区分され、冷凍室61の底部
にエバポレータ64が設けられている。エバポレータ6
4の後部にはファンモータ65が配設され、得られた冷
気を冷凍室61および冷蔵室62へ送風循環させてい
る。
【0004】そして、エバポレータ64と冷蔵室62の
間には仕切坂66が設けられ、エバポレータ64の冷気
が直接冷蔵室62に流れるのを遮断している。一方、こ
の仕切坂66の後部と冷蔵庫60の後部内壁との間に
は、冷気流通路67が形成され、この冷気流通路67内
にダンパー装置50が配設されている。そして、このダ
ンパー装置50のバッフル52が開いた状態のとき、冷
気の通り路である冷気流通路67がクランク状となるよ
うに構成されている。また、ダンパー装置50は、冷気
流通路67の一部を形成する仕切壁68に保持されるよ
うな形で設置される。
【0005】なお、最近において、冷蔵庫のミッドフリ
ーザー化に伴い、中央のエバポレータの部分で得られた
冷気を上部でかつ離れた位置にある冷蔵室へ回すような
タイプの冷蔵庫も現れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図16および図17に
示される従来のモータ式ダンパー装置50では、モータ
の回転トルクをカムを介してスピンドルのスラスト方向
トルクに変換している。そして、スピンドルのスラスト
方向トルクによって、バッフル52が回転支軸51を中
心にして回動するように駆動されている。このように、
回転方向トルクをスラスト方向トルクに変えているた
め、各部品の精度を考慮すると、バッフル52を閉じた
時にガタツキを設ける必要が生じている。しかも、この
ガタツキがあるため、板バネ等でバッフル52を押さえ
込む必要が生じている。
【0007】また、従来のモータ式ダンパー装置50
は、冷気流通路67に直交するタイプであり、冷気の流
れを直角に曲げるものにしか使用できない。しかも、こ
のようなダンパー装置50を使用する冷蔵庫60では、
冷気流通路67がクランク状となるため、冷気流通路6
7が長くなり、冷気伝達の面でロスが生じている。この
ロスは、ミッドフリーザー化された冷蔵庫にとってはそ
の冷気流通路が長いこともあって極めて不利となってい
る。しかも、冷気流通路67がクランク状になるため、
図18に示すように、仕切壁68の冷蔵庫60の内部へ
の出っ張り幅Mが大きくなり、冷蔵庫60の容積を減少
させる一因となっている。
【0008】さらに、バッフル52の開動作が冷気の流
れに対し平行となる位置まで開くものではなく、図18
に示すように、斜め位置までしか開かないものであるた
め、冷気の流れに対しバッフル52が抵抗となり、冷気
のすばやい拡散にとって好ましいものとはなっていな
い。
【0009】また、このようなモータ式ダンパー装置5
0を含め、冷蔵庫等に使用されるダンパー装置にあって
は、バッフル52が閉位置となるときは、冷気等を完全
に遮断することが要請されている。一方、バッフル52
の閉位置のとき、バッフル52等が他の部分と氷結し、
ロックしてしまわないようにする必要がある。さらに、
板バネでの押圧は、その力が強いものであり完全遮断に
は好ましいが、バッフル52の位置によって押圧力が大
きく異なるため、モータ等の駆動機構53の安定動作に
は好ましいものとは言えない。
【0010】本発明は、以上のような問題に対処してな
されたものであり、板バネを不要としてもガタツキが生
じないモータ式ダンパー装置を提供することを目的とす
る。また、本発明は、バッフルの広さを十分活用でき、
かつバッフルを確実に閉じることができるモータ式ダン
パー装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる問題を達成するた
め、請求項1記載の発明では、モータと、該モータによ
り駆動されるバッフルと、該バッフルにより開閉される
開口部を形成したフレームとを有するモータ式ダンパー
装置において、開口部を閉鎖したバッフルをモータのデ
ィテントトルクによって、閉鎖方向に付勢している。
【0012】加えて、請求項2記載の発明では、請求項
1記載のモータ式ダンパー装置において、モータを、バ
ッフルが開口部と接する位置よりさらに開口部側へ進行
させる信号を受けてから停止させている。さらに、請求
項3記載の発明では、請求項1または2記載のモータ式
ダンパー装置において、モータとバッフルとの間に、モ
ータの回転を減速してバッフルに伝える減速輪列を設け
ている。
【0013】また、請求項4記載の発明では、請求項
1,2または3記載のモータ式ダンパー装置において、
バッフルに、開口部に密着する緩衝部材を設け、ディテ
ントトルクによって緩衝部材を開口部に対してくぼんだ
状態で当接させている。加えて、請求項5記載の発明で
は、請求項4記載のモータ式ダンパー装置において、開
口部に、緩衝部材へ当接する突出部を形成している。
【0014】さらに、請求項6記載の発明では、モータ
と、該モータにより駆動されるバッフルと、該バッフル
により開閉される開口部を形成したフレームとを有する
モータ式ダンパー装置において、モータをバッフルの側
方に配置し、フレームを、バッフルが閉位置となったと
きバッフルの外周をおおい、バッフルが開位置となった
とき、バッフルの先端が飛び出る構成としている。
【0015】このモータ式ダンパー装置は、モータの回
転力がバッフルに伝達され、バッフルがフレームに設け
られる開口部に対して開閉動作する。そして、開口部を
バッフルが閉鎖したとき、バッフルをモータのディテン
トトルクによって閉鎖方向に付勢している。このため、
開口部はバッフルによってしっかりと閉鎖され、板バネ
等の押圧部材が不要となる。また、バッフルが開口部を
閉鎖したとき、バッフルに設けられた緩衝部材が開口部
によってくぼまされる状態にすると、バッフルは開口部
をしっかりと密閉する。
【0016】なお、開口部に突出部を設け、その突出部
にバッフルの緩衝部材を当接させると、緩衝部材が突出
部によってくぼみ、開口部とバッフルの密接状態が良く
なる。しかも、モータの停止位置をバッフルが開口部と
接する位置よりわずかに開口部側へ進行した位置とする
と、突出部等が緩衝部材等に食い込む形となり、密閉状
態が良くなる。
【0017】また、モータがバッフルの側方に置かれ、
フレームの主たる部分が開口部から構成されるようにす
ると、広い面積の開口部とすることができる。このた
め、例えば冷蔵庫内の冷気は、開口部に沿ってスムーズ
に流れていく。しかも、フレーム部分が開口部の広さの
割に小型化するので、モータ式ダンパー装置が取り付け
られる側の形状変更を最小限に抑えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1から図13に基づき、本発明
のモータ式ダンパー装置の実施の形態を説明する。な
お、このモータ式ダンパー装置は、冷蔵庫に使用される
ものとなっている。
【0019】このモータ式ダンパー装置は、ステッピン
グモータ1からなるモータと、両端が開放された筒状の
フレーム2と、このフレーム2の内部に形成される開口
部3と、この開口部3に対して開閉動作するバッフル4
とから主に構成されている。
【0020】ステッピングモータ1は、図9に示すよう
に、固定軸5を有し、この固定軸5にはピニオン6を有
するロータ7が回転可能に嵌合している。また、ピニオ
ン6は、歯車8の歯車部8aに噛み合い、この歯車8の
ピニオン部8bは扇形歯車9に噛み合っている。この歯
車輪列は、このようにしてステッピングモータ1の回転
を減速して、扇形歯車9に伝えている。また、扇形歯車
9の回転中心軸10には、バッフル4の軸部4bが嵌合
し、扇形歯車9の回転をバッフル4の軸部4a,4bに
伝えている。バッフル4を回動させるためのこれらの移
動機構を覆うように、ABS樹脂からなるカバー11が
フレーム2の一方の側面に、複数のねじ12によって取
り付けられている。なお、バッフル4の軸部4a,4b
と回転中心軸10とで、バッフル4の支持部を構成して
いる。また、ピニオン6,歯車8,扇形歯車9および回
転中心軸10は、伝達手段を構成している。また、扇形
歯車9は、その開き角度は110度とされる一方、動作
範囲βを約90度とされている。
【0021】フレーム2は、ABS樹脂からなり、この
実施の形態では、厚さの薄い四角柱形状となっている。
そして、フレーム2の内部に開口部3が形成されると共
に、バッフル4の軸部4a,4bがフレーム2内に収納
されている。
【0022】一方、開口部3は、フレーム2と平行に突
き出た開口形成部3aが開口3bの周囲を囲むことによ
り形成されている。そして、この開口形成部3aの開口
3bに面する部分は、バッフル4に当接する突出部3c
となり、当接面を形成している。なお、この開口部3
は、フレーム2と一体に形成されているが、別部材とし
ても差し支えない。
【0023】バッフル4は、ポリカーボネートから形成
されている。そして、このバッフル4の開口部3側に
は、緩衝部材となるソフトテープ13が固着されバッフ
ル4の一部を構成している。また、バッフル4の背面側
は、バッフル4の強度を保つため、図2に示すように、
四角形状となるリブ14が設けられている。そして、さ
らに図2に示すように、霜や水が付着し氷とならないよ
うに、斜めリブ部15とリブ14を切り欠いた水抜き部
16とが形成されている。また、バッフル4は、回転中
心軸10に係合した軸部4aを支点として回動可能とな
っており、図1の一点鎖点で示す開位置と実線で示す閉
位置の間を移動する。なお、ソフトテープ13として
は、突出部3cと当接したときの沈み込み量が大きくな
るように、発泡ポリウレタンとしているが、他の弾性部
材、例えば発泡ポリエチレンやゴム部材等としても良
い。
【0024】バッフル4の軸部4aには、小判状の軸差
し入れ孔が設けられ、回転中心軸10が嵌合している。
また、軸部4bには、突出軸4cが設けられ、フレーム
2の係合孔に回転可能に支持されている。
【0025】このように構成されるバッフル4と回転中
心軸10との係合は、次のように行う。まず、フレーム
2にバッフル4をその設置位置にほぼ一致した位置に保
持し、図4に示すバッフル4の軸部4bの突出軸4cを
フレーム2の係合孔に嵌合させる。その後、回転中心軸
10を軸部4aの軸差し入れ孔に嵌合させる。そして、
ネジ12を用い、フレーム2とカバー11とを一体化さ
せる。これにより、バッフル4は、フレーム2と回転中
心軸10によって支持されることとなる。
【0026】なお、ステッピングモータ1の回路構成
は、図12に示すとおりとなっている。すなわち、2つ
の巻線16と、8つのトランジスタ17と、8つのダイ
オード18とから構成され、バイポーラ駆動されるよう
に、各素子は対称に配置されている。そして、このステ
ッピングモータ1のステップ角度は、7.5度、電源電
圧は、直流12V、使用周波数は、400pps、回転
時のトルクは、約40g.cm、ディテントトルクは、約1
0g.cmとなっている。このようなステッピングモーター
1の出力は、歯車輪列によって25分の1に減速され
る。この結果、このステッピングモータ1を使用した際
の回転中心軸10のステップ角度は、0.29度で、出
力トルクは約1,000g.cmで、静止トルク、すなわち
ステッピングモータ1のディテントトルクにより位置保
持されるトルクは、約250g.cmとなる。また、このス
テッピングモータ1は、回転中心軸10の最大回転角度
が約90度となるように制御される。
【0027】このように構成されるモータ式ダンパー装
置は、例えば図13に示すような形で冷蔵庫に組み込ま
れる。ここで、図18に示すものと同一部材は同一符号
で示し、説明を省略する。
【0028】この冷蔵庫20は、ミッドフリーザー化さ
れた冷蔵庫で、中央に冷凍室61が設けられ、上部に冷
蔵室62、下部に野菜室63がそれぞれ設けられてい
る。そして、冷蔵室62まで冷気を送風するダクト21
が形成されており、このダクト21の冷蔵室62に通ず
る部分にこのモータ式ダンパー装置がはめ込まれてい
る。すなわち、このモータ式ダンパー装置のフレーム2
がダクト21の一部を形成するようにはめ込まれ、ダン
パー装置自体がダクト21を兼ねている。なお、このモ
ータ式ダンパー装置は、冷蔵室62ではなく、野菜室6
3用に取り付けたり、または図13に示すように両室に
対し取りつけてもよい。さらには、ダクト21の入口、
換言すればエバポレータ64の部屋の出口に配設しても
良い。
【0029】次に、このモータ式ダンパー装置の動作に
ついて説明する。
【0030】冷蔵庫20内の温度制御を行うCPU等
が、このモータ式ダンパー装置に対し、冷気導入の命令
を行う。すると、ステッピングモータ1が駆動され、そ
の回転がピニオン6,歯車 8,扇型歯車9,回転中心
軸10,軸部4a,4bを介して、バッフル4に伝わ
る。その結果、バッフル4は開口部3から離れ、フレー
ム2と平行な位置である開位置(図1の一点鎖線参照)
に移動する。
【0031】ステッピングモータ1のステップ数が所定
数、この実施の形態では310個となると、バッフル4
は90度回動し、開位置にくると共に、ステッピングモ
ータ1は駆動を停止する。このとき、ステップ数の検知
ミス等が生じ、ステッピングモータ1が停止しない状況
が起きたとしても、扇形歯車9がカバー11に突き当た
り回転が阻止されるので、バッフル4が大きく動きすぎ
ることはない。そして、ステッピングモータ1の通電保
持力またはディテントトルクにより開位置状態が保持さ
れる。なお、この開位置では、バッフル4に対して冷気
が強く当たらないため、バッフル4の位置保持のための
力は小さくて済む。ちなみに、冷蔵庫における冷気風
は、10〜20g程度の力であり、一方、このステッピ
ングモータ1のディテントトルクによる軸10の静止ト
ルクは、約250g.cmとなっており、冷気風に対しての
位置保持は、ディテントトルクで十分となっている。
【0032】冷気を送る対象の室、例えば、冷蔵室62
が冷え、バッフル4を閉めるよう指示する信号が発生す
ると、ステッピングモータ1は、先の開方向駆動のとき
とは反対方向に回転され、バッフル4は、閉じる方向に
駆動され始める。そして、移動位置がパルス数によって
検知されており、所定パルス数、この実施の形態では3
14個に達すると、バッフル4の閉位置と判断し、ステ
ッピングモータ1の駆動を停止する。なお、このステッ
ピングモータ1の駆動停止は、バッフル4に固着されて
いるソフトテープ13が開口部3の突出部3cに接した
後も、4ステップ分動いてから停止する。すなわち、バ
ッフル4が突出部3cに接触するまでのステップ数は3
10個であるが、接触した後もステッピングモータ1を
4ステップ分駆動している。なお、このプラス分のステ
ップ数は少なくとも1個あれば十分であり、1個から7
個程度、すなわち、回転中心軸10の角度にして0度を
超え2度の範囲までが最も好ましい。また、8個以上と
しても良いが、ロックノイズの発生もあり、できる限り
少なくした方が良い。
【0033】このように、バッフル4が突出部3cに接
触した後も、ステッピングモータ1を駆動させているの
で、バッフル4にはステッピングモータ1のトルクが加
わり、弾性力を有するソフトテープ13が押圧され、突
出部3cがこのソフトテープ13に食い込む形で隙間な
くしっかり当接する。なお、この当接の際、開口部3の
突出部3cの突出量やバッフル4の形状にバラツキがあ
ったり、歯車8等にバックラッシュがあると、当接が完
全に行われない可能性が出てくるが、このモータ式ダン
パー装置では、突出部3cにソフトテープ13が接した
後も、ステッピングモータ1を駆動し、ソフトテープ1
3内に突出部3cを食い込ませるので、そのようなバラ
ツキがあっても隙間なく当接させることができる。
【0034】ここで、バッフル4が突出部3cに突き当
たり、ステッピングモータ1がさらに4ステップ分動い
てから後も、ステッピングモータ1への電力供給を絶た
ずに、ステッピングモータ1へ電力を供給するようにし
ても良い。なお、このように電力を供給し続けても、ス
テッピングモータ1は回転できず脱調状態となる。ま
た、ステップ数が314個でホールド状態にしても良
い。この脱調状態またはホールド状態を冷蔵庫内のマイ
コン等が検知して、原点としての確認を行わせることが
できる。すなわち、この閉位置がバッフル4の移動の原
点となる。
【0035】また、このように所定ステップ数経過後も
しくは脱調確認後、ステッピングモータ1への電力供給
が断たれると、ソフトテープ13の弾性反発力が回転中
心軸10を経由して扇形歯車9や歯車8等のギア部やロ
ータ7に伝わる。しかし、ステッピングモータ1は、先
に述べたようにディテントトルクを有しており、ロータ
7は回転することはない。このため、各歯車8,9等内
のバックラッシュがなくなり、ステッピングモータ1の
ロータ7からバッフル4までの伝達機構中にはガタがな
くなる。しかも、ステッピングモータ1のディテントト
ルクは、回転中心軸10の部分では、約250g.cmとい
う大きな値となっているので、バッフル4は閉位置にし
っかりと保持される。なお、この実施の形態における各
歯車8,9等のバックラッシュは、距離にして0.01
mm程度であり、極めて小さいが、このバックラッシュが
なくなればガタ防止上は有利となる。
【0036】ここで、バッフル4の開位置(図1の一点
鎖線位置)から閉位置(図1の実線位置)およびその逆
方向の移動時間はパルスの発生レートで制御する。この
例では、400ppsとしているので、約1秒でバッフ
ル4は閉位置および開位置へ移動する。ただし、他のパ
ルスレートを使用することができる。また、完全な開位
置ではなく、開と閉の中間にバッフル4を停止させたい
場合(図1の二点鎖線)は、一旦閉位置にバッフル4を
移動させ、原点復帰をさせてから、その原点からのパル
スが開位置の場合に比べ、少ない数の段階でステッピン
グモータ1を停止させることにより行う。なお、開位置
(図1の一点鎖線位置)から閉位置(図1の実線位置)
までの移動角度αを、この実施の形態では約90度とし
ているが、他の角度も適宜採用することができる。
【0037】この実施の形態では、開口部3がフレーム
2に対して垂直に形成されているので、フレーム2の厚
さを薄くすることができる。このため、フレーム2を含
む装置全体が小型になり、このモータ式ダンパー装置を
他の機器、例えば冷蔵庫に取り付け易くなる。また、バ
ッフル4の開位置がフレーム2に対してほぼ平行となる
位置としているので、開状態のとき、フレーム2に沿っ
て流れてくる冷気は、バッフル4や開口部3に遮られる
ことがほとんどなく、直進的に流れていく。このため、
冷気の伝達ロスがなくなり、冷気伝達と冷気拡散の効率
が良い冷蔵庫となる。また、扇形歯車9を使用している
ので、減速比が大きい割にギア部の容量を小さくでき
る。また、扇形歯車9をカバー11に付き当てることに
よりステッピングモータ1の暴走などの動作不良に対応
しているので、動作の安定したモータ式ダンパー装置と
することができる。また、モータとしてステッピングモ
ータ1を使用しているので、正逆回転が可能となり、バ
ッフル4をカムやスピンドル等を介さずに直接開閉でき
ると共に、位置精度を向上させることができる。
【0038】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変
形実施可能である。例えば、図14に示すように、ソフ
トテープ13の沈み込み量を予め考慮し、バッフル4の
回動支点を開口部3側にもってくるようにしても良い。
すなわち、図1から図13に示す技術では、突出部3c
がソフトテープ13に食い込んだ状態では、図1に示す
ように回転中心軸10に近い方の食い込み量Yが少な
く、遠い側の食い込み量Xが大きくなっている。すなわ
ち、X>Yの状態となる。このため、回転中心軸10に
近い側の密接状態が悪くなる危険性があるのに対し、図
14に示すような構成とすると、突出部3cの食い込み
量は、回転中心軸10に近い側も遠い側と同一となり、
すべての部分で均一化される。すなわち、両食い込み量
X,Yは等しくなる。一方、バッフル4が完全に停止し
たときに食い込み量を同一にしようとすると、ソフトテ
ープ13と突出部3cとの最初の接触は、回転中心軸1
0に近い側のみで行われるため、逆に回転中心軸10か
ら遠い側の当接が不充分となる危険性がある。このた
め、図15に示すように、回転中心軸10の位置として
は、好ましくは、両者の中間に位置させるのが良い。す
なわち、図1に示す位置を一点鎖線で示し、図14に示
す位置を二点鎖線で示すとすると、この変更例では、両
者の間にその回転中心軸10がきている。なお、このと
き両食い込み量X,Yの関係はX>Yとなるが、そのX
とYの差は図1と比較すると小さくなる。
【0039】また、上述の実施の形態では、ソフトテー
プ13を使用したが、密閉度が厳しく要求されない場合
は、ソフトテープ13を省略しても良い。また、ソフト
テープ13を取り付ける場合および取り付けない場合の
いずれの場合においても、開口部3とバッフル4が接触
した状態でステッピングモータ1を即停止させるように
しても良い。また、モータとしてはステッピングモータ
1の他に、DCモータやAC同期モータ等を採用するこ
とができる。ただし、DCモータ等を使用した場合、バ
ッフル4の位置検出手段、例えば扇形歯車9にマグネッ
トを固定し、そのマグネットの位置を検出するホール素
子等を用いるかもしくは、動作時間を制御する必要が生
ずる。
【0040】さらに、上述の実施の形態では、減速輪列
を使用しているが、減速輪列は必ずしも必要がない。ま
た、ステッピングモータ1の駆動方法としては、バイポ
ーラ駆動の他、ユニポーラ駆動等他の駆動方法を適宜採
用することができると共にステップ角度やトルク等の各
種仕様も、その使用形態等に合わせ各種の値のものを採
用することができる。
【0041】なお、上述の実施の形態では、フレーム2
がダクト形状のダンパー装置となっているが、図16に
示した従来と同様な構成のダンパー装置にも適用でき
る。また、冷蔵庫ではなく、通風用のダクト等他の流体
を制御する各種のダンパー装置に適用することができ
る。さらに、フレーム2をこのダンパー装置が取り付け
られる側の枠、例えば図13に示す冷蔵庫の冷気送風用
のダクト21を利用して構成するようにしても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のモ
ータ式ダンパー装置では、モータが持つディテントトル
クでバッフルを位置保持させているので、板バネ等の押
圧部材が不要となる。このため、各部材にわざわざガタ
を設ける必要がなくなり、ガタツキがなくなる。しかも
強力な押圧部材がなくなるのでバッフルの開閉のための
モータを小型で低電力なモータを採用することができ、
モータ式ダンパー装置を小型化かつ省電力なものとする
ことができる。
【0043】また、請求項2記載の発明では、バッフル
を駆動するモータを、バッフルが開口部と接する位置よ
りさらに開口部側へ進行させる信号を受けてから停止さ
せるようにしたので、バッフルと開口部の密着度が高ま
り、バッフルが閉じたとき冷気等の流体の漏れが少なく
なる。
【0044】さらに、請求項3記載の発明では、減速輪
列を介してバッフルを駆動しているので、モータのディ
テントトルクが仮に小さくても、バッフルを静止させる
静止トルクは十分大きなものとすることができる。この
ため、モータとして低電力かつ小型のものを採用でき
る。
【0045】加えて、請求項4記載の発明では、緩衝部
材をくぼませた状態でバッフルを保持するようにしたの
で、バッフルが閉じたときの密閉度が高いものとなる。
さらに、請求項5記載の発明では、開口部に突出部を設
け、緩衝部材に当接させているので、突出部が緩衝部材
中にしっかり食い込むことになる。このため、密閉度は
一層良くなる。
【0046】また、請求項6記載のモータ式ダンパー装
置では、バッフルを囲むフレームの厚さを薄くできるの
で、フレーム付きのモータ式ダンパー装置を小型化する
ことができる。さらに、モータをバッフル部分の側方に
配置したので、バッフルの大きさの割に開口部を大きく
取れるモータ式ダンパー装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ式ダンパー装置の断面図とその
一部拡大図である。
【図2】図1の矢示II方向から見た背面図である。
【図3】図1の矢示III方向から見た正面図である。
【図4】図1の矢示IV方向から見た一部断面平面図であ
る。
【図5】図2の矢示V方向から見た側面図である。
【図6】図2の矢示VI方向からみると共に、バッフルが
開いた状態の側面図である。
【図7】図6の矢示VII方向から見た底面図である。
【図8】図1のモータ式ダンパー装置に採用するステッ
ピングモータおよび伝達手段を示す図で、図2のV方向
から見ると共にカバーを取り外した側面図である。
【図9】図8のIX-IX断面図である。
【図10】図8のX-X断面図である。
【図11】図8のXI-XI断面図である。
【図12】図1のモータ式ダンパー装置の駆動回路図で
ある。
【図13】図2のモータ式ダンパー装置が冷蔵庫の中で
組み込まれた状態を説明するための図である。
【図14】本発明の実施の形態の第1の変更例を説明す
るための図である。
【図15】本発明の実施の形態の第2の変更例を説明す
るための図である。
【図16】従来のモータ式ダンパー装置の背面図であ
る。
【図17】従来のモータ式ダンパー装置の一部断面側面
図である。
【図18】従来のモータ式ダンパー装置が冷蔵庫へ組み
込まれた状態を説明するための図である。 〔図面の簡単な説明〕 1 ステッピングモータ(モータ) 2 フレーム 3 開口部 3c 突出部 4 バッフル 9 扇形歯車 13 ソフトテープ(緩衝部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、該モータにより駆動されるバ
    ッフルと、該バッフルにより開閉される開口部を形成し
    たフレームとを有するモータ式ダンパー装置において、
    上記開口部を閉鎖した上記バッフルを上記モータのディ
    テントトルクによって、閉鎖方向に付勢したことを特徴
    とするモータ式ダンパー装置。
  2. 【請求項2】 前記モータを、前記バッフルが前記開口
    部と接する位置よりさらに開口部側へ進行させる信号を
    受けてから停止させたことを特徴とする請求項1記載の
    モータ式ダンパー装置。
  3. 【請求項3】 前記モータと前記バッフルとの間に、前
    記モータの回転を減速して前記バッフルに伝える減速輪
    列を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のモ
    ータ式ダンパー装置。
  4. 【請求項4】 前記バッフルに、前記開口部に密着する
    緩衝部材を設け、前記ディテントトルクによって上記緩
    衝部材を前記開口部に対してくぼんだ状態で当接させた
    ことを特徴とする請求項1,2または3記載のモータ式
    ダンパー装置。
  5. 【請求項5】 前記開口部に、前記緩衝部材へ当接する
    突出部を形成したことを特徴とする請求項4記載のモー
    タ式ダンパー装置。
  6. 【請求項6】 モータと、該モータにより駆動されるバ
    ッフルと、該バッフルにより開閉される開口部を形成し
    たフレームとを有するモータ式ダンパー装置において、
    上記モータを上記バッフルの側方に配置し、上記フレー
    ムを、上記バッフルが閉位置となったとき上記バッフル
    の外周をおおい、上記バッフルが開位置となったとき、
    上記バッフルの先端が飛び出る構成としたことを特徴と
    するモータ式ダンパー装置。
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