JP3372172B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3372172B2
JP3372172B2 JP23894496A JP23894496A JP3372172B2 JP 3372172 B2 JP3372172 B2 JP 3372172B2 JP 23894496 A JP23894496 A JP 23894496A JP 23894496 A JP23894496 A JP 23894496A JP 3372172 B2 JP3372172 B2 JP 3372172B2
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duct
closing
cooling chamber
plate
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
    • F25D17/04Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
    • F25D17/042Air treating means within refrigerated spaces
    • F25D17/045Air flow control arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/02Sensors detecting door opening

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンパ機構を備え
た冷蔵庫に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、冷蔵庫において
は、冷蔵庫本体に冷気生成部からの冷気を所定の冷却室
例えば冷蔵室に供給するためにダクトを形成し、このダ
クトを開閉するためにダンパ機構を設けている。このダ
ンパ機構は、前記ダクトを開閉すべく回動可能に設けら
れたダンパ板と、AC同期モータからなるダンパモータ
と、このダンパモータにより回転されるカムと、このカ
ムの回転に応じて直線的に移動して前記ダンパ板を回動
させる棒体と、前記ダンパ板を閉塞方向に付勢するばね
部材とを有して構成されている。
【0003】しかして、ダンパ板は次のように開閉制御
される。すなわち、冷蔵室の温度が温度センサにより所
定温度以下となったことが検出されると、ダンパモータ
が所定時間通電され、これにより、カムが所定角度回転
し、棒体を介してダンパ板がばね部材のばね力に抗して
開方向へ回動される。これにてダクトが開放される。一
方、冷蔵室の温度が所定温度を超えたことが検出される
と、ダンパモータが所定時間通電され、これにより、カ
ムが所定角度回転され、ダンパ板がばね部材のばね力に
より閉方向へ回動される。これによりダクトが閉塞され
る。
【0004】ところが、このダンパ機構は、カムや棒体
によって、ダンパ板を直接的に回動方向へ押圧して開回
動させる構成であるから、カムとして、ダンパ板の回動
に要するストローク分のカム段差を必要とすると共に、
棒体の配置スペースおよび往復スペースを必要とし、ま
た、カムと棒体とは摺接関係にあるので、カムによって
棒体を開放方向へ押すことはできても棒体を閉塞方向に
戻すことができず、やむなく前述のばね部材が必要とな
る。このため、ダンパ機構が大形化するという問題があ
った。さらに、ダンパ機構が冷蔵室内に設けられる場合
には、冷蔵室の貯蔵有効スペースを減少させてしまう。
また最近では、ダクトの内部にダンパ機構を設けて冷蔵
室の貯蔵有効スペースを拡大することが考えられている
が、ダンパ機構全体が大きいため、その実現が困難であ
るというが実情である。
【0005】これを解決するために本発明者は、ダンパ
板の回動軸をダンパモータにより回転することによりカ
ムや棒体さらにはばね部材を不要にし、もってダンパ機
構を小形とすることを考えている。ところがこの場合、
ダンパ板を閉塞方向へ付勢するばね部材を廃止したこと
により、ダンパ板を閉塞位置に保持するには、ダンパモ
ータの停止時のマグネットの磁力に期待することにな
る。しかし、冷蔵庫扉の開閉とか、コンプレッサの起動
等によりダンパ機構部分に振動や衝撃が作用したときに
ダンパ板が閉塞位置から僅かに開放方向へ動いて冷気が
漏れることが懸念される。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ダンパ機構の小形化を図り得ると
共に、ダンパ板を閉塞すべき期間において冷気が漏れる
ことをなくすことができる冷蔵庫を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、冷蔵
庫本体に冷気生成部からの冷気を所定の冷却室に供給す
るために形成されたダクトと、このダクトを開閉すべく
回動軸を介して回動可能に設けられたダンパ板を有する
と共に、このダンパ板の前記回動軸に回転を伝達してこ
れを回動駆動するダンパモータを有するダンパ機構と、
前記所定の冷却室の温度を検出する冷却室用温度センサ
と、この冷却室用温度センサからの検出信号に基づいて
前記ダンパ板を開放動作もしくは閉塞動作させるべく前
記ダンパモータを駆動制御する制御手段と、前記ダクト
の閉塞期間中所定の周期にてダンパ板を閉塞動作させる
べく前記ダンパモータを駆動制御する閉塞保証手段とを
含んで構成される。
【0008】この構成においては、冷却室用温度センサ
からの検出信号に基づいて、ダンパモータを駆動制御し
て、ダンパ板を開放動作もしくは閉塞動作させる。これ
により、ダクトが開放もしくは閉塞され、冷気が供給も
しくは停止されて冷却室が所定の温度に維持される。こ
の場合、ダンパモータによりダンパモータの回動軸を開
動作せる構成であるから、カムや棒体さらにはばね部材
を要する従来のダンパ機構とは違って、この発明構成の
ダンパ機構が小形となる。
【0009】ところで、ダクトを閉塞すべき期間中(ダ
クトの閉塞期間中)においては、ダンパ板の閉塞保持
は、ダンパモータの停止時のマグネットの磁力により図
られているが、振動や衝撃等によってダンパ板が開放方
向に動くことが懸念される。しかるにこの発明構成によ
れば、ダクトを閉塞すべき期間中所定の周期にてダンパ
板を閉塞動作させるべくダンパモータを駆動制御してい
るから、ダクトを閉塞すべき期間中においてダンパ板が
開放方向に動作してダクトが不完全閉塞状態となること
があっても、直ちにダンパ板が閉塞回動されるようにな
り、すなわち、ダクトの不完全閉塞状態を解消でき、冷
気の漏れを防止できるようになる。
【0010】請求項2の発明は、冷蔵庫本体に冷気生成
部からの冷気を所定の冷却室に供給するために形成され
たダクトと、このダクトを開閉すべく回動軸を介して回
動可能に設けられたダンパ板を有すると共に、このダン
パ板の前記回動軸に回転を伝達してこれを回動駆動する
ダンパモータを有するダンパ機構と、前記所定の冷却室
の温度を検出する冷却室用温度センサと、この冷却室用
温度センサからの検出信号に基づいて前記ダンパ板を開
放動作もしくは閉塞動作させるべく前記ダンパモータを
通断電する制御手段と、前記ダクトに連通する室の扉の
開閉を検出する扉開閉センサと、前記ダクトの閉塞期間
において前記扉開閉センサにより扉の開放又は閉塞が
検出されたときに、前記ダンパ板を閉塞動作させるべく
前記ダンパモータを駆動制御する閉塞保証手段とを含ん
で構成される。
【0011】この構成においては、上述と同様、ダンパ
モータによりダンパモータの回動軸を開動作せる構成で
あるから、カムや棒体さらにはばね部材を要する従来の
ダンパ機構とは違って、この発明構成のダンパ機構が小
形となる。また、扉の開閉時に冷却室の内圧が変化する
ことによってダンパ板が開放方向に動くことが懸念され
るが、この発明構成によれば、ダクトを閉塞すべき期間
中において扉開閉センサにより扉の開放又は閉塞が検出
されたときに、ダンパ板を閉塞動作させるべくダンパモ
ータを駆動制御するから、ダクトの不完全閉塞状態を解
消でき、冷気の漏れを防止できるようになる。
【0012】請求項3の発明は、冷蔵庫本体に冷気生成
部からの冷気を所定の冷却室に供給するために形成され
たダクトと、このダクトを開閉すべく回動軸を介して回
動可能に設けられたダンパ板を有すると共に、このダン
パ板の前記回動軸に回転を伝達してこれを回動駆動する
ダンパモータを有するダンパ機構と、前記所定の冷却室
の温度を検出する冷却室用温度センサと、この冷却室用
温度センサからの検出信号に基づいて前記ダンパ板を開
放動作もしくは閉塞動作させるべく前記ダンパモータを
通断電する制御手段と、前記ダクトの閉塞期間中におい
て冷凍サイクルのコンプレッサが起動又は停止したとき
に、ダンパ板を閉塞動作させるべく前記ダンパモータを
駆動制御する閉塞保証手段とを含んで構成される。
【0013】この構成においては、上述と同様、ダンパ
モータによりダンパモータの回動軸を開動作せる構成で
あるから、カムや棒体さらにはばね部材を要する従来の
ダンパ機構とは違って、この発明構成のダンパ機構が小
形となる。また、コンプレッサの起動に伴って発生する
振動や衝撃によってダンパ板が開放方向に動くことが懸
念されるが、この発明構成によれば、ダクトを閉塞すべ
き期間中において冷凍サイクルのコンプレッサが起動又
は停止したときに、ダンパ板を閉塞動作させるべくダン
パモータを駆動制御するするから、ダクトの不完全閉塞
状態を解消でき、冷気の漏れを防止できるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図7を参照しながら説明する。まず図3に
おいて、冷蔵庫本体1には、冷凍室2が形成されている
と共に、これの上部に製氷室3が、またその上部には冷
却室たる冷蔵室4が形成されている。そして、冷凍室3
にはこれを開閉する引出式の扉5が設けられ、これの内
側には収容容器5aが配設されている。また、製氷室4
にはこれを開閉する観音開き式の扉6が設けられてお
り、また、冷蔵室4には、これを開閉する片開き式の扉
7が設けられている。なお、製氷室4の内部には製氷装
置8が設けられている。
【0015】前記冷凍室2から製氷室3にかけての背面
部には冷蔵庫本体1背壁からやや離間して隔壁板9が配
設されており、この隔壁板9の裏側の下部は冷気生成部
10とされていて、冷却器10aやファン10bが配設
されている。また、この隔壁板9の裏側の上部には、冷
気供給口11aを有するケース11が設けられており、
このケース11にはダクト部11bを形成するように断
熱材11cが配設されている。さらに、このダクト部1
1bから冷蔵室4背部にかけてダクト部4aが形成され
ており、両ダクト部11b,4aとで、ダクト12が形
成されている。そして、上記ダクト部11bには、後述
するダンパ機構13が設けられている。
【0016】なお、上記冷気生成部10からの冷気は図
示しない吐出口から製氷室3および冷凍室2に供給され
ると共に、ダンパ機構13およびダクト12を経て冷蔵
室4に供給されるようになっている。
【0017】さて、上記ダンパ機構13について述べ
る。本体フレーム14は、水平板部14aと前後左右側
板部14b,14c,14d,14eとを有してなり、
水平板部14aには細長な矩形筒状のダンパ口14fが
形成されている。また本体フレーム14には、上記ダン
パ口14fをその上から開閉するためのダンパ板15が
回動軸15a,15bを介して回動可能に設けられてい
る。この回動軸15a,15bはダンパ板15の左右端
部から一体に突設されていて、左右側板部14d,14
eの孔部に嵌合されている。なお、一方の回動軸15a
は左側板部14dの孔部を貫通して外部に突出してい
る。このダンパ板15の一面には、比較的柔軟な部材例
えばソフトテープからなるシール材16が装着されてい
る。
【0018】本体フレーム14の左側板部14dには、
駆動部17が設けられており、これは、駆動部ケース1
8の内部に、図5に示すように、ダンパモータ19と、
これの回転軸に連係するように設けられたギア列20と
を設けて構成されており、ギア列20の最終ギア20a
は扇形をなしており、その軸部である出力軸部20bは
前記ダンパ板15の回動軸15aと一体回動し得るよう
に嵌合している。また駆動部ケース18には、この最終
ギア20aの回転を規制するためのストッパ21,21
が設けられている。
【0019】上記ダンパモータ19は、DC12Vで駆
動される2相・48極のステッピングモータから構成さ
れており、これは、2相のA相、B相に対するパルス印
加の順序を変えることにより回転方向を正逆変更するよ
うになっている。なお、ダンパモータ19の正方向回転
によりダンパ板15を開放方向に回動させ、ダンパモー
タ19の逆方向回転によりダンパ板15を閉塞方向に回
動させるようになっている。そして、パルス角は7.5
度であるが、ギア列により減速されて、出力軸部20b
は、ステップ角0.15度となっている。従って、60
0パルスでダンパ板15が90度回転する。但し、実際
にダンパ板15を回動駆動するときには、シール材16
の圧縮変形等を考慮して、多めの610パルスを印加し
て確実な開閉が行ない得るようになっている。また、パ
ルスの印加周波数は400ppsとなっている。上述の
ダンパ機構13は、前述のダクト12のうちダクト部1
1bに組み込まれている。
【0020】次に図6は、ダンパ板15の開閉制御に関
連する電気的構成を示しており、制御手段および閉塞保
証手段を構成する制御回路22は、例えばマイクロコン
ピュータを含んで構成されており、この制御回路22に
は、冷蔵室7の温度を検出する冷蔵室用温度センサ(冷
却室用温度センサ)23の検出信号が与えられるように
なっている。また制御回路22は、駆動回路24を介し
てダンパモータ19を正方向および逆方向に回転駆動す
るようになっている。
【0021】以下、この制御回路22の制御内容につい
て述べる。図7には、制御内容のフローチャートを示し
ており、まず、ステップS1においては、冷蔵室用温度
センサ23による検出温度(検出信号)が所定温度より
も高いか否かを判断し、高ければ、ダンパモータ19に
正方向回転するようにパルス(パルス数610)を印加
して駆動することにより、ダンパ板15を開放方向(図
1の矢印A方向)に回動させる。この場合、駆動部17
のギア列20の最終ギア20aが一方のストッパ21に
当接した位置で停止する。これによりダンパ板15が開
放位置へ回動して、ダンパ口14fひいてはダクト12
が開放される。
【0022】次のステップS3では、再度、冷蔵室用温
度センサ23による検出温度が所定温度よりも高いか否
かを判断する。高ければ、この開放状態を継続するが、
ダンパ口14fの開放により冷気が冷蔵室4内に供給さ
れるので、この冷蔵室4が徐々に温度低下してゆき、そ
して、検出温度が所定温度よりも低くなる。こ場合に
は、ステップS4に移行して、ダンパモータ19に逆方
向回転するようにパルス(パルス数610)を印加して
駆動することにより、ダンパ板15を閉塞方向(図1の
矢印Aと反対方向)に回動させる。この場合、駆動部1
7のギア列20の最終ギア20aが他方のストッパ21
に当接する前にダンパ板15のシール材16がダンパ口
14fの周縁部に圧接気味に当接し、シール材16を圧
縮させた状態でダンパ口14fを閉塞する。この場合閉
塞保持は、ダンパモータ19の停止時のマグネットの磁
力により行なわれている。
【0023】このダンパ口14fの閉塞と同時に、ステ
ップS5にてタイムカウントを開始し、次いで、ステッ
プS6では、冷蔵室用温度センサ23による検出温度が
所定温度よりも高いか否かを判断する。高くなければ、
ステップS7に移行してダンパ口14f閉塞後所定時間
例えば30分が経過したか否かを判断し、経過していな
ければステップS6に戻り、経過していれば、ステップ
S4に移行して、ダンパ板15を閉塞方向に回動させ
る。つまり、ダクト12を閉塞すべき期間中(冷蔵室4
の温度が所定温度より低い期間中)に、所定時間ごとに
ダンパモータ19を閉方向に駆動するものである。な
お、上述の所定時間が経過する前に冷蔵室温度センサ2
3の検出温度が所定温度より高くなればステップS2に
移行してダンパモータ19を開方向へ駆動する。
【0024】このような実施例によれば、ダンパモータ
19によりダンパモータ15の回動軸15aを開動作せ
る構成であるから、カムや棒体さらにはばね部材を要す
る従来のダンパ機構とは違って、ダンパ機構13の小形
化を図ることができ、もって製氷室3等の貯蔵室の有効
スペースを大きくできる。また、このようにダンパ機構
13が小形となるから、ダクト12の内部に設けること
が可能で、貯蔵室の有効スペースをさらに有効に大きく
できるものとなる。
【0025】ところで、上述したようにばね部材をもた
ない本実施例では、ダクト12を閉塞すべき期間中(ダ
クトの閉塞期間中)においては、ダンパ板15の閉塞保
持は、ダンパモータ19の停止時のマグネットの磁力お
よびギア摩擦力により図られているが、振動や衝撃等に
よってダンパ板が開放方向に動くことが懸念される。し
かるに本実施例によれば、ダクト12を閉塞すべき期間
中所定の周期(30分)にてダンパ板15を閉塞動作さ
せるべくダンパモータ19を駆動制御しているから、ダ
クト12を閉塞すべき期間中においてダンパ板15が開
放方向に動作してダクト12が不完全閉塞状態となるこ
とがあっても、直ちにダンパ板15が閉塞回動されるよ
うになり、すなわち、ダクト12の不完全閉塞状態を解
消でき、冷気の漏れを防止できる。なお、ダンパモータ
としてはステッピングモータに限られず、AC同期モー
タでも良い。
【0026】次に、図8および図9は本発明の第2の実
施例を示している。この実施例においては、次の点が第
1の実施例と異なる。すなわち、ダクト12に連通する
室である冷蔵室4には、その扉7の開閉を検出する扉開
閉センサ31が設けられている。この扉開閉センサ31
は例えばマイクロスイッチから構成されている。そし
て、制御回路22における閉塞保証手段しての機能が次
のようになっている。図9において、冷蔵室4の検出温
度が所定温度より低くてダンパ板15が閉塞されると
(ステップP4が実行されると)、ステップP5にて冷
蔵室用温度センサ23による検出温度が所定温度よりも
高いか否かを判断する。高くなければ、ステップP6に
移行して扉開閉センサ31により扉7の開閉が検出され
た否かを判断し、検出されていなければ、ステップP5
に戻り、経過していれば、ステップP4に移行して、ダ
ンパ板15を閉塞方向に回動させる。つまり、ダクト1
2を閉塞すべき期間中(冷蔵室4の温度が所定温度より
低い期間中)に、扉7の開閉が有れば、ダンパモータ1
9を閉方向に駆動するものである。
【0027】この第2の実施例によれば、ダクト12を
閉塞すべき期間中において扉開閉センサ31により扉4
の開放又は閉塞が検出されたときに、ダンパ板15を閉
塞動作させるべくダンパモータ19を駆動制御するか
ら、ダクト12の不完全閉塞状態を解消でき、冷気の漏
れを防止できる。すなわち、ダクト12に連通する冷蔵
室4の内圧がその扉7の開閉時によって変化すると、ダ
ンパ板15が開放方向に動いてダクト12が不完全閉塞
状態となることがある。しかるに、この第2の実施例に
よれば、上述したようにこのような不具合の発生をなく
し得る。なお、扉開閉センサはダクトに通じる冷却室に
設ければ良く、従って、冷蔵室4の他、冷凍室2、製氷
室3に設けるようにしても良い。
【0028】次に、図10は本発明の第3の実施例を示
している。この実施例においては、制御回路22におけ
る閉塞保証手段しての機能が第2の実施例と異なる。
なわち、図10において、冷蔵室4の検出温度が所定温
度より低くてダンパ板15が閉塞されると(ステップR
4が実行されると)、ステップR5にて冷蔵室用温度セ
ンサ23による検出温度が所定温度よりも高いか否かを
判断する。高くなければ、ステップR6に移行して、コ
ンプレッサが起動又は停止したか否かを判断する。起動
又は停止がなければ、ステップR5に戻り、起動又は停
止があれば、ステップR4に移行して、ダンパ板15を
閉塞方向に回動させる。つまり、ダクト12を閉塞すべ
き期間中(冷蔵室4の温度が所定温度より低い期間中)
に、コンプレッサの起動又は停止が有れば、ダンパモー
タ19を閉方向に駆動するものである。
【0029】この第3の実施例によれば、ダクト12を
閉塞すべき期間中においてコンプレッサが起動又は停止
されたときに、ダンパ板15を閉塞動作させるべくダン
パモータ19を駆動制御するから、ダクト12の不完全
閉塞状態を解消でき、冷気の漏れを防止できる。すなわ
ち、コンプレッサの起動により、振動や衝撃が発生する
ことがあり、このために、ダンパ板15が開放方向に動
いてダクト12が不完全閉塞状態となることがある。し
かるに、この第3の実施例によれば、上述したようにこ
のような不具合の発生をなくし得る。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、ダンパモータによりダンパモータの回動軸を開動
作せる構成であるから、カムや棒体さらにはばね部材を
要する従来のダンパ機構とは違って、ダンパ機構の小形
化を図ることができる。しかも、ダクトを閉塞すべき期
間中所定の周期にてダンパ板を閉塞動作させるべくダン
パモータを駆動制御するから、ダクトの閉塞期間中にお
いてダンパ板が開放方向に動作してダクトが不完全閉塞
状態となることがあっても、ダクトの不完全閉塞状態を
解消でき、冷気の漏れを防止できる。
【0031】請求項2の発明によれば、ダンパモータに
よりダンパモータの回動軸を開動作せる構成であるか
ら、カムや棒体さらにはばね部材を要する従来のダンパ
機構とは違って、ダンパ機構の小形化を図ることができ
る。また、ダクトの閉塞期間中において扉の開閉時に冷
却室の内圧が変化しても、扉開閉センサにより扉の開放
又は閉塞が検出して、ダンパ板を閉塞動作させるべくダ
ンパモータを駆動制御するから、ダクトの不完全閉塞状
態を解消でき、冷気の漏れを防止できるものである。
【0032】請求項3の発明によれば、ダンパモータに
よりダンパモータの回動軸を開動作せる構成であるか
ら、カムや棒体さらにはばね部材を要する従来のダンパ
機構とは違って、ダンパ機構の小形化を図ることができ
る。また、ダクトの閉塞期間中において冷凍サイクルの
コンプレッサが起動又は停止したときに、ダンパ板を閉
塞動作させるべくダンパモータを駆動制御するから、コ
ンプレッサの起動によってダクトの不完全閉塞状態が発
生するようなことがあってもこれを直ちに解消でき、冷
気の漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すダンパ機構部分の
縦断側面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】冷蔵庫の主要部を示す縦断側面図
【図4】ダンパ機構の斜視図
【図5】駆動部の側面図
【図6】電気的構成を示すブロック図
【図7】制御内容を示すフローチャート
【図8】本発明の第2の実施例を示す図6相当図
【図9】図7相当図
【図10】本発明の第2の実施例を示す図7相当図
【符号の説明】
1は冷蔵庫本体、2は冷凍室、3は製氷室、4は冷蔵室
(冷却室)、9は隔壁板、10は冷気生成部、11は冷
却器、12はダクト、13はダンパ機構、14は本体フ
レーム、14fはダンパ口、15はダンパ板、15a,
15bは回動軸、16はシール材、17は駆動部、19
はダンパモータ、22は制御回路(制御手段、閉塞保証
手段)、23は冷蔵室用温度センサ(冷却室用温度セン
サ)、31は扉開閉センサを示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体に冷気生成部からの冷気を所
    定の冷却室に供給するために形成されたダクトと、 このダクトを開閉すべく回動軸を介して回動可能に設け
    られたダンパ板を有すると共に、このダンパ板の前記回
    動軸に回転を伝達してこれを回動駆動するダンパモータ
    を有するダンパ機構と、 前記所定の冷却室の温度を検出する冷却室用温度センサ
    と、 この冷却室用温度センサからの検出信号に基づいて前記
    ダンパ板を開放動作もしくは閉塞動作させるべく前記ダ
    ンパモータを駆動制御する制御手段と、前記ダクトの閉塞期間中 所定の周期にてダンパ板を閉塞
    動作させるべく前記ダンパモータを駆動制御する閉塞保
    証手段とを備えてなる冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵庫本体に冷気生成部からの冷気を所
    定の冷却室に供給するために形成されたダクトと、 このダクトを開閉すべく回動軸を介して回動可能に設け
    られたダンパ板を有すると共に、このダンパ板の前記回
    動軸に回転を伝達してこれを回動駆動するダンパモータ
    を有するダンパ機構と、 前記所定の冷却室の温度を検出する冷却室用温度センサ
    と、 この冷却室用温度センサからの検出信号に基づいて前記
    ダンパ板を開放動作もしくは閉塞動作させるべく前記ダ
    ンパモータを通断電する制御手段と、 前記ダクトに連通する室の扉の開閉を検出する扉開閉セ
    ンサと、前記ダクトの閉塞期間中 において前記扉開閉センサによ
    り扉の開放又は閉塞が検出されたときに、前記ダンパ板
    を閉塞動作させるべく前記ダンパモータを駆動制御する
    閉塞保証手段とを備えてなる冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷蔵庫本体に冷気生成部からの冷気を所
    定の冷却室に供給するために形成されたダクトと、 このダクトを開閉すべく回動軸を介して回動可能に設け
    られたダンパ板を有すると共に、このダンパ板の前記回
    動軸に回転を伝達してこれを回動駆動するダンパモータ
    を有するダンパ機構と、 前記所定の冷却室の温度を検出する冷却室用温度センサ
    と、 この冷却室用温度センサからの検出信号に基づいて前記
    ダンパ板を開放動作もしくは閉塞動作させるべく前記ダ
    ンパモータを通断電する制御手段と、前記ダクトの閉塞期間中 において冷凍サイクルのコンプ
    レッサが起動又は停止したときに、ダンパ板を閉塞動作
    させるべく前記ダンパモータを駆動制御する閉塞保証手
    段とを備えてなる冷蔵庫。
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