JPH09264352A - ブレーキバルブ装置 - Google Patents

ブレーキバルブ装置

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JPH09264352A
JPH09264352A JP8097456A JP9745696A JPH09264352A JP H09264352 A JPH09264352 A JP H09264352A JP 8097456 A JP8097456 A JP 8097456A JP 9745696 A JP9745696 A JP 9745696A JP H09264352 A JPH09264352 A JP H09264352A
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JP
Japan
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chamber
pressure
free piston
main passage
guide portion
Prior art date
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Application number
JP8097456A
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English (en)
Inventor
Satoshi Mori
聡 森
Morio Komiya
盛雄 小宮
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本来のリリーフ設定圧まで徐々に上昇させ
て、ブレーキ時のショックを十分に緩和することのでき
るブレーキバルブ装置を提供することである。 【解決手段】 フリーピストン10の他端を臨ませた第
2室9bと低圧側となるメイン通路3との連通過程に、
フリーピストン10の第2室9bへのストロークに応じ
て開度を小さくする絞り弁機構を設け、しかも、この絞
り弁機構を設けた経路とは別の経路で、第2室9bを低
圧側となるメイン通路3に連通するとともに、この連通
過程に、第2室側9bへの流体の流れのみを許容するチ
ェック弁機構を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リリーフバルブ
を用いたブレーキバルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜7にしたがって、従来例のブレー
キバルブ装置を説明する。図5に示すブレーキバルブ装
置BVでは、旋回モータ1に接続する一対のメイン通路
2、3のポートP2、P3を、切換弁Vを介してポンプP
及びタンクTに接続している。そして、一方のメイン通
路2には、リリーフバルブ4を接続している。このリリ
ーフバルブ4では、メイン通路2の圧力流体が圧力室5
に導かれ、その圧力がスプリング室6のスプリング7に
抗して作用する。さらに、このスプリング室6にも、オ
リフィス8を介してメイン通路2の圧力流体を導いてい
る。このリリーフバルブ4では、そのリリーフ設定圧P
sが、圧力室5及びスプリング室6における受圧面積の
差と、スプリング7のイニシャル荷重とによって決めら
れる。そして、メイン通路2の圧力がこのリリーフ設定
圧Psに達すると、その圧力流体をメイン通路3側に逃
すことになる。
【0003】このようにしたリリーフバルブ4には、調
整室9と、この調整室9に摺動自在に組み込んだフリー
ピストン10とからなるショックレス機構11を連係さ
せている。そして、フリーピストン10の一端10aを
臨ませた第1室9aを、絞り12を介してスプリング室
6に連通させ、また、他端10bを臨ませた第2室9b
を、メイン通路3に連通させている。さらに、この第2
室9bには、スプリング13を設けている。このブレー
キバルブ装置BVでは、メイン通路3にも、リリーフバル
ブ104を接続するとともに、それにショックレス機構
111を連係させている。ただし、これらリリーフバル
ブ104及びショックレス機構111は、上記リリーフ
バルブ4及びショックレス機構11と同じものを、逆方
向に設けただけなので、同一の構成要素にはその100
番台の符号を付し、その詳細な説明を省略する。なお、
メイン通路2、3は、タンク側からの流体の流れのみを
許容するチェック弁14を介して、それぞれタンクTに
連通する通路16に接続している。ただし、このタンク
通路16上には、フィルタやクーラーやチェック弁など
(図では絞りで表示する)を設けている。以上述べたよう
に、リリーフバルブ4、104、ショックレス機構1
1、111、チェック弁14によって、ブレーキバルブ
装置BVが構成される。
【0004】いま、切換弁Vを切り換えて、メイン通路
3をポンプに連通させ、かつ、メイン通路2をタンクに
連通させたとする。このとき、旋回モータ1の圧力口1
bに流体が送り込まれ、かつ、圧力口1aから流体が排
出されるので、旋回モータ1は、図5の矢印方向xに旋
回することになる。同時に、メイン通路3の圧力流体
が、ショックレス機構11の第2室9bに導かれるの
で、この圧力とスプリング13の弾性力とによって、フ
リーピストン10は第1室9a側の端部に当接するスタ
ンバイ位置を保つ。この状態から、旋回モータを停止す
べく、図示しない切換弁Vを中立位置に切り換え、メイ
ン通路2、3と、ポンプP及びタンクTとの連通をブロ
ックしたとする。このとき、旋回モータ1を含む閉回路
が構成されるので、この旋回モータ1は、その慣性モー
メントによりポンプ機能を果たす。したがって、それま
で流体を排出していた圧力口1aから流体が吐出され、
メイン通路2が高圧側となり、また、それまで流体が送
り込まれていた圧力口1bに流体が吸込まれ、メイン通
路3が低圧側となる。なお、低圧側となるメイン通路3
には、切換弁Vを中立位置に切換えたことにより、バイ
パスされたポンプPの吐出流体の一部がチェック弁14
を介してタンク通路16から導かれるので、負圧となる
ことはない。
【0005】このようにして高圧側となったメイン通路
2の圧力流体は、リリーフバルブ4の圧力室5に導かれ
る。また、この圧力室5の圧力流体は、オリフィス8を
介してスプリング室6に導かれる。そして、このスプリ
ング室6に導かれた圧力流体は、絞り12を介してショ
ックレス機構11の第1室9aにも導かれることにな
る。したがって、この第1室9aに導かれた圧力流体に
よって、フリーピストン10はスプリング13に抗して
ストロークし、そのストロークにともなって第1室9a
の容積が大きくなる。そして、第1室9aの容積が大き
くなれば、そこには流体が流れ込むので、オリフィス8
に流れが発生し、その前後の圧力、すなわち、圧力室5
の圧力とスプリング室6の圧力とには差が生じることに
なる。このように、フリーピストン10がフルストロー
クするまでは、圧力室5の圧力とスプリング室6の圧力
とに差が生じるので、リリーフバルブ4は、本来のリリ
ーフ設定圧Psに比べ低い圧力でリリーフをおこなう。
したがって、ブレーキ開始時のショックを緩和させるこ
とができる。
【0006】そして、フリーピストン10が第2室9b
側にフルストロークすると、第1室9aの容積はそれ以
上大きくならないので、オリフィス8で流れが発生しな
い。したがって、オリフィス8前後の圧力、すなわち、
圧力室5の圧力とスプリング室6の圧力とには差が生じ
ない。このように、フリーピストン10がフルストロー
クしてからは、スプリング室6の圧力が圧力室5の圧力
と同じになる。したがって、リリーフバルブ4は、圧力
室5及びスプリング室6における受圧面積の差と、スプ
リング7のイニシャル荷重とによって決められる本来の
リリーフ設定圧Psでリリーフをおこない、大きなブレ
ーキ力を発揮することになる。なお、旋回モータ1を図
の矢印x方向とは逆に回転させ、それを停止する場合に
は、メイン通路3が高圧側となり、また、メイン通路2
が低圧側となる。そして、この場合は、リリーフバルブ
104がブレーキ力を付与することになるが、その作用
についてはまったく同じなので、ここではその説明を省
略する。
【0007】図6に、ブレーキバルブ装置BVを具体的に
示し、この断面図にしたがって、リリーフバルブ4、シ
ョックレス機構11、チェック弁14を説明する。ボデ
ィ15には、ポートP3を有するメイン通路3を形成す
るとともに、このメイン通路3の途中でタンク通路16
を連通している。そして、この連通位置にはシート面1
7を形成し、そこにスプリング18によってポペット1
9を着座させている。したがって、メイン通路3とタン
ク通路16とはその連通が遮断され、前述したように、
メイン通路3が負圧になったようなときだけ、ポペット
19がシート面17から離れ、メイン通路3にポンプP
の吐出流体の一部を導くことになる。このように、シー
ト面17、スプリング18、及びポペット19が相まっ
て、チェック弁14を構成している。なお、当然なが
ら、メイン通路3は、ポペット19によって遮断される
ことがない形状にしている。また、ポペット19に形成
した連通孔20は、ポペット19の背面のスプリング室
が密封されないようにするためのものである
【0008】ボディ15には、図示しないメイン通路2
に連通するポート21を形成するとともに、このポート
21と上記メイン通路3とに連通するバルブ組付け孔2
2を形成している。そして、このバルブ組付け孔22
に、圧力室5を有するシート部材23を組付けて、この
圧力室5をポート21に臨ませている。また、バルブ組
付け孔22には、シート部材23と同軸上にガイド部材
24を組付け、その内周面でポペット部材25を摺動自
在に支持している。そして、このガイド部材24には、
圧力室5をメイン通路3に連通する連通孔26を形成す
るが、ポペット部材25がシート部材23の端部のシー
ト面23aに着座すると、圧力室5とメイン通路3との
連通は遮断されることになる。さらに、バルブ組付け孔
22の端部にはプラグ部材27を組付けて、上記シート
部材23とガイド部材24とを固定している。
【0009】このようにしてバルブ組付け孔22に部材
23、24、27を組付けると、プラグ部材27内に
は、スプリング室6が形成される。そして、このスプリ
ング室6にはスプリング7を設けるとともに、その一端
を、ポペット部材25の後端部に設けたスプリングシー
ト28に当接させ、かつ、他端を、プラグ部材27内に
設けたスプリングシート29に当接させている。なお、
プラグ部材27にはアジャストスクリュ30を設け、ス
プリングシート29の軸方向位置、すなわちスプリング
7の取り付け長さを変更できるようにしている。また、
ポペット部材25の軸方向には、オリフィス8を有する
通孔30を形成し、圧力室5とスプリング室6とを連通
させている。
【0010】このように、部材23、24、27、ポペ
ット部材25、スプリング7などが相まってリリーフバ
ルブ4を構成するが、そのリリーフ設定圧Psは、次の
ようにして決められる。いま、ポペット部材25をシー
ト面23aから離そうとする力は、圧力室5の圧力を
P、ポペット部材25の圧力室5側における受圧面積を
1、スプリング室6側における受圧面積をA2(>A1)
とすれば、P×(A1−A2)、となる。それに対して、ポ
ペット部材25をシート面23aに着座させようとする
力は、スプリング6のイニシャル荷重Fである。したが
って、リリーフ設定圧Psは Ps=F/(A1−A2) ・・・(1) で決められる。
【0011】ボディ15には、調整室9を形成するとと
もに、その開口端を閉塞部材31で閉塞している。そし
て、この調整室9には、フリーピストン10を摺動自在
に組み込んでいる。そして、このフリーピストン10の
一端10aを臨ませた第1室9aを、絞り12を有する
図示しない通路を介して、上記リリーフバルブ4のスプ
リング室6に連通させている。また、スプリング13を
設けた第2室9bを、図示しない通路を介して、メイン
通路3に連通させている。このように、調整室9、フリ
ーピストン10、スプリング13などが相まってショッ
クレス機構11を構成している。なお、この図6の断面
では、以上説明したリリーフバルブ4、ショックレス機
構11、及びメイン通路3に接続するチェック弁14し
か表現されていないが、ボディ15には、対称的に、リ
リーフバルブ104、ショックレス機構111、及びメ
イン通路2に接続するチェック弁14が組み込まれてい
る。ただし、これらの構造については、上記リリーフバ
ルブ4、ショックレス機構11、及びメイン通路3に接
続するチェック弁14とまったく同じなので、説明を省
略する。
【0012】次に、図7にしたがって、従来例のブレー
キバルブ装置の作用を説明する。この図7は、先に説明
した状況、つまり、ブレーキ時に旋回モータ1がポンプ
機能を果たし、メイン通路2が高圧側に、また、メイン
通路3が低圧側となった状況で、メイン通路2の圧力
が、時間に対してどのように変化するかを示している。
ブレーキ開始時には、旋回モータ1がその慣性モーメン
トによりポンプ機能を果たすので、メイン通路2の圧力
が急に上昇する(図7の範囲a)。急上昇したメイン通
路2の圧力は、スプリング室6を介して第1室9aに導
かれる。そして、その作用力がスプリング13のイニシ
ャル荷重よりも大きくなれば、フリーシート10がスプ
リング13に抗して第2室9b側にストロークする(図
5、6参照)。このストローク過程では、既に説明した
ように、リリーフバルブ4が、本来のリリーフ設定圧P
sよりも低い圧力でリリーフをおこなう(図7の範囲
b)。ここで、図7に示すように、範囲bでは、リリー
フされるメイン通路2の圧力がほぼ一定に保たれている
が、以下にはその理由を述べる。
【0013】つまり、実際には、第2室9bのスプリン
グ13のばね定数をさほど大きくすることはできない。
また、フリーピストン10の第2室9b側への最大スト
ローク量も、設計上の問題などからさほど大きく設定す
ることはできない。したがって、フリーピストン10の
ストローク過程では、ばね定数とストローク量との積で
決められるスプリング13の荷重が、ほとんど変わらな
いといえる。そして、ストローク過程でスプリング13
の荷重がほぼ一定に保たれれば、フリーピストン10に
作用する力がスプリング13のイニシャル荷重よりも大
きくなると、フリーピストン10は一気にフルストロー
クすることになる。このように、フリーピストン10が
ストロークする過程では、第1室9aの圧力、すなわち
スプリング室6の圧力がほぼ一定に保たれるので、リリ
ーフバルブ4は、本来のリリーフ設定圧Psよりもほぼ
一定圧だけ低い圧力でリリーフをおこなうことになる。
なお、フリーピストン10が第2室9b側にフルストロ
ークすると、スプリング室6の圧力がメイン通路2の圧
力と同じになるので、それ以降は、リリーフバルブ4が
本来のリリーフ設定圧Psでリリーフをおこなう(図の
範囲c)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、フリ
ーピストン10のストローク過程で、第1室9aの圧
力、すなわちスプリング室6の圧力がほぼ一定に保た
れ、本来のリリーフ設定圧Psに上昇するまで、リリー
フ設定圧が一段でしか変化できない。そのため、ブレー
キ時のショックを十分に緩和することができなかった。
この発明の目的は、本来のリリーフ設定圧Psまで徐々
に上昇させて、ブレーキ時のショックを十分に緩和する
ことのできるブレーキバルブ装置を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、アクチュエ
ータに接続する一対のメイン通路のうち、ブレーキ時に
高圧側となるメイン通路の圧力流体が導かれる圧力室
と、この圧力室の圧力流体がオリフィスを介して導かれ
るスプリング室と、圧力室側における受圧面積をスプリ
ング室側における受圧面積よりも大きくしたポペット部
材と、上記スプリング室に設け、ポペット部材をシート
面に着座させるよう弾性力を付与するスプリングとから
なり、圧力室の圧力がリリーフ設定圧に達すると、ポペ
ット部材がシート面から離れ、その圧力流体を低圧側と
なるメイン通路に逃す構成としたリリーフバルブを備
え、しかも、フリーピストンを摺動自在に組み込んだ調
整室を設けるとともに、このフリーピストンの一端を臨
ませた第1室を上記リリーフバルブのスプリング室に連
通させ、かつ、他端を臨ませた第2室を低圧側となるメ
イン通路に連通させてなるブレーキバルブ装置を前提と
する。そして、第1の発明は、上記第2室と低圧側とな
るメイン通路との連通過程に、フリーピストンの第2室
側へのストロークに応じて開度を小さくする絞り弁機構
を設け、しかも、この絞り弁機構を設けた経路とは別の
経路で、第2室を低圧側となるメイン通路に連通すると
ともに、この連通過程に、第2室側への流体の流れのみ
を許容するチェック弁機構を設けた点に特徴を有する。
【0016】第2の発明は、第1の発明において、調整
室には、筒状のガイド部、及びこのガイド部の一端を閉
塞するピストン部からなるフリーピストンと、このフリ
ーピストンのガイド部を外周面あるいは内周面で摺動自
在に支持する筒形状のスリーブとを備え、これらフリー
ピストンとスリーブとの内部に第2室を構成する一方、
絞り弁機構は、スリーブの軸方向にずらして配置した複
数の絞り孔と、フリーピストンのガイド部とからなり、
フリーピストンが第2室側にストロークしたとき、その
ガイド部がこれら絞り孔を順次閉じていく構成にした点
に特徴を有する。第3の発明は、第1の発明において、
調整室には、摺動自在に組み込んだ筒状のガイド部、及
びこのガイド部の一端を閉塞するピストン部からなるフ
リーピストンと、このフリーピストンのガイド部内に位
置させたスリーブとを備え、これらフリーピストンとス
リーブとの内部に第2室を構成する一方、絞り弁機構
は、スリーブの外周面に形成したテーパ部と、フリーピ
ストンのガイド部とからなり、フリーピストンが第2室
側にストロークしたとき、テーパ部とガイド部との間に
形成される隙間が徐々に小さくなる構成にした点に特徴
を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1、2にしたがって、この発明
の第1実施例のブレーキバルブ装置を説明する。ただ
し、この第1実施例では、ショックレス機構11のみを
変更しただけであり、その他の構成は上記従来例とまっ
たく同じである。したがって、図1にもショックレス機
構11のみを示し、また、同一の構成要素については同
一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。図1に
示すように、調整室9に摺動自在に組み込んだフリーピ
ストン10を、筒状のガイド部32と、このガイド部3
2の一端を閉塞するピストン部33とから構成してい
る。さらに、一端が閉塞する筒状のスリーブ34を調整
室9に組み込み、このスリーブ34の外周面で、上記フ
リーピストン10のガイド部32を摺動自在に支持して
いる。このようにして、フリーピストン10とスリーブ
34とが相まって、その内部に室35が形成されるが、
ここではこの室35を第2室9bとしている。そして、
この第2室9bにはスプリングシート36を設け、この
スプリングシート36とフリーピストン10との間にス
プリング13を設けている。
【0018】上記スリーブ34には、第1絞り孔37
と、この第1絞り孔37よりも面積の小さな第2絞り孔
38とを径方向に形成し、これら絞り孔37、38を軸
方向にずらして配置している。そして、この第1実施例
では、これら絞り孔37、38と、フリーピストン10
のガイド部32とが相まって、絞り弁機構を構成してい
るものとする。また、スリーブ34の閉塞部分、及びス
プリングシート36には軸方向に通路39、40を形成
している。さらに、ボディ15にはメイン通路3に連通
するポート41を形成し、第2室9bを、これら通路3
9、40、及びポート41を介して、メイン通路3側に
連通している。上記通路39の途中にはシート面42を
形成し、そこにボール43を着座させている。したがっ
て、第2室9bからメイン通路3側へは流体が流れない
が、メイン通路3側から第2室9bへの流れは許容され
ることになる。このように、上記絞り弁機構を設けた経
路とは別の径路で、第2室9bをメイン通路3に連通し
ている。そして、この連通過程には、シート面42、ボ
ール43などから構成されるチェック弁機構を設けてい
る。
【0019】次に、図2にしたがって、この第1実施例
のブレーキバルブ装置の作用を説明する。この図2は、
先に説明した状況、つまり、ブレーキ時に旋回モータ1
がポンプ機能を果たし、メイン通路2が高圧側に、ま
た、メイン通路3が低圧側となった状況で、メイン通路
2の圧力が、時間に対してどのように変化するかを示し
ている。ブレーキ開始時には、旋回モータ1がその慣性
モーメントによりポンプ機能を果たすので、メイン通路
2の圧力が急に上昇する(図2の範囲A)。急上昇した
メイン通路2の圧力は、スプリング室6を介して第1室
9aに導かれる。そして、その作用力がスプリング13
のイニシャル荷重よりも大きくなれば、フリーシート1
0が、スプリング13に抗して第2室9b側にストロー
クする。このとき、絞り孔37、38が絞り効果を発揮
するとともに、フリーピストン10のストロークに応じ
て、そのガイド部32が第1絞り孔37の開度を小さく
するので、第2室9bの圧力は徐々に上昇する。そし
て、第2室9bの圧力が徐々に上昇すれば、第1室9a
側、すなわちスプリング室6の圧力も徐々に上昇するこ
とになるので、リリーフバルブ4は、徐々に圧力を高く
しながらリリーフをおこなうことになる(図2の範囲
B)。
【0020】範囲Bを超えると、第1絞り孔37が完全
に閉じるので、第2絞り孔38だけが絞り効果を発揮す
る。そして、第2絞り孔38だけが絞り効果を発揮すれ
ば、両絞り孔37、38が開いているときに比べて、第
2室9bの圧力が急激に上昇するとともに、第1室9
a、すなわちスプリング室6の圧力も急激に上昇する。
したがって、リリーフバルブ4は、圧力を急激に高くし
ながらリリーフをおこなうことになる(図2の範囲
C)。範囲Cを超えると、第1絞り孔37だけでなく、
第2絞り孔38も完全に閉じるので、第2室9bは密封
され、それ以上フリーピストン10がストロークしなく
なる。したがって、第1室9a、すなわちスプリング室
6の圧力は一定に保たれ、リリーフバルブ4はほぼ一定
圧でリリーフをおこなう。ただし、実際には、フリーピ
ストン10のガイド部32と、スリーブ34との間のク
リアランスから、第2室9bの流体がメイン通路3側に
漏れるので、フリーピストン10はゆっくりとストロー
クする(図2の範囲D)。
【0021】このようにして、フリーピストン10がフ
ルストロークすると、それ以降は、リリーフバルブ4が
本来のリリーフ設定圧Psでリリーフをおこなうことに
なる(図2の範囲E)。なお、以上述べたようにしてブ
レーキ力を付与し終わると、メイン通路2の圧力が、低
圧側となるメイン通路3の圧力と同じく低圧となり、第
1室9aの圧力も低くなる。したがって、スプリング1
3の弾性力によって、フリーピストン10は第1室9a
側に当接するスタンバイ位置に復帰しようとする。この
とき、第2室9bの容積が拡大し、メイン通路3側から
流体を吸込もうとするので、ボール43がシート面42
から離れ、第2室9bには、メイン通路3から流体が導
かれることになる。
【0022】以上述べた第1実施例のブレーキバルブ装
置によれば、絞り弁機構を設けたので、ブレーキ時に
は、フリーピストン10のストローク過程で、第2室9
bの圧力を徐々に高くすることができる。そして、第2
室9bの圧力が徐々に上昇すれば、第1室9a、すなわ
ちリリーフバルブ4のスプリング室6の圧力も徐々に高
くなることになり、本来のリリーフ設定圧Psまで徐々
に上昇させて、ブレーキ時のショックを十分に緩和する
ことができる。また、チェック弁機構を設けたので、絞
り弁機構を設けたにもかかわらず、フリーピストン10
をスタンバイ位置にスムーズに復帰させることができ
る。つまり、フリーピストンがスタンバイ位置に復帰す
るとき、第2室9bの容積は大きくなるため、そこには
流体を導かなければならない。しかし、第2室9bとメ
イン通路3との連通過程には絞り弁機構を設けたため、
それが絞り効果を発揮してしまい、この連通過程から流
体が導かれるのを妨げてしまう。そこで、この第1実施
例では、上記絞り弁機構を設けた経路とは別の径路で、
第2室9bをメイン通路3に連通するとともに、この連
通過程に、チェック弁機構を設けている。したがって、
このチェック弁機構を開いてメイン通路3側から流体が
導かれ、フリーピストン10がスタンバイ位置に復帰す
るのを、なんら妨げることはない。
【0023】図3に示す第2実施例でも、第1実施例と
同じように、フリーピストン10が、筒状のガイド部3
2と、このガイド部32の一端を閉塞するピストン部3
3とから構成される。ただし、第1実施例とは異なり、
このフリーピストン10の径を、調整室9の径よりも小
さくしている。また、スリーブ34の径を調整室9の径
とほぼ同じにして、調整室9に固定している。そして、
このスリーブ34の内周面で、上記フリーピストン10
のガイド部32を摺動自在に支持している。なお、その
他の構成については上記第1実施例と全く同じなので、
同一の構成要素については同一の符号を付し、その詳細
な説明を省略する。また、その作用・効果についても、
第1実施例となんら変わることはない。以上述べた第
1、2実施例では、スリーブ34に2つの絞り孔37、
38を形成しているが、その数は2つに限定するもので
はない。また、これら絞り孔の形状や開口面積について
も、装置とのマッチングなどを考慮して決めればよい。
【0024】図4に示す第3実施例では、第1実施例の
ブレーキバルブ装置で、スリーブ34の形状を変更した
だけである。そして、その他の構成については上記第1
実施例と全く同じなので、同一の構成要素については同
一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。第3実施
例では、スリーブ34の外周面でフリーピストン10の
ガイド部32を摺動自在に支持せずに、これらの間に隙
間を形成している。そして、スリーブ34の外周面に
は、その軸方向に傾斜するテーパ部44を形成してい
る。このようにした第3実施例では、本来のリリーフ設
定圧Psまで徐々に上昇させて、ブレーキ時のショック
を十分に緩和することができるのは、第1実施例と同じ
である。ただし、絞り孔37、38を順次閉じていく第
1実施例とは異なり、絞り弁機構の開度が無段階に小さ
くなる。したがって、具体的には図示しないが、リリー
フ設定圧Psまで無段階に、なめらかに上昇させること
ができる。
【0025】なお、以上述べた第1〜3実施例では、ブ
レーキ時に、メイン通路2が高圧側となり、メイン通路
3が低圧側となる状況を前提として説明している。ただ
し、逆の場合、つまり、ショックレス機構111側に
も、同じく絞り弁機構とチェック弁機構とを設けること
はいうまでもない。また、第1〜3実施例では、旋回モ
ータ1の両方向への回転に対応するため、両メイン通路
2、3にリリーフバルブ4、104を接続したクロスオ
ーバー型のブレーキバルブ装置について説明したが、そ
れに限定するものではない。例えば、モータが一方向の
みに回転するような場合、ブレーキ時に高圧となる側の
メイン通路にのみリリーフバルブを接続すればよいが、
この一つのリリーフバルブからなるブレーキバルブ装置
に適用してもかまわない。
【0026】
【発明の効果】第1の発明によれば、フリーピストンが
第2室側にストロークすると、そのストローク量に応じ
て絞り弁機構の開度が小さくなるので、第2室の圧力が
徐々に高くなる。そして、第2室の圧力が高くなれば、
第1室、すなわちリリーフバルブのスプリング室の圧力
も高くなるので、本来のリリーフ設定圧まで徐々に上昇
させることができる。したがって、ブレーキ時のショッ
クを十分に緩和することができる。しかも、絞り弁機構
を設けた連通過程とは別の経路で、第2室を低圧側とな
るメイン通路に連通するとともに、この連通過程にチェ
ック弁機構を設けたので、フリーピストンが第1室側に
当接するスタンバイ位置に復帰するとき、第2室には、
このチェック弁機構を介して低圧側の圧力流体が導かれ
る。したがって、上記絞り弁機構を設けながらも、フリ
ーピストンはスタンバイ位置へスムーズに復帰すること
ができる。
【0027】第2の発明では、第1の発明において、絞
り弁機構を、フリーピストンが第2室側にストロークす
ると、そのガイド部が絞り孔を順次閉じていく構成とし
ている。したがって、リリーフ設定圧まで、数段階に上
昇させることができる。第3の発明では、第1の発明に
おいて、絞り弁機構を、フリーピストンが第2室側にス
トロークすると、テーパ部とガイド部との間に形成され
る隙間が徐々に小さくなる構成としている。したがっ
て、リリーフ設定圧まで、無段階に、なめらかに上昇さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のブレーキバルブ装置のうちショッ
クレス機構示す図である。
【図2】第1実施例のブレーキバルブ装置で、ブレーキ
時におけるメイン通路2の圧力と時間との関係を示す図
である。
【図3】第2実施例のブレーキバルブ装置のうちショッ
クレス機構示す図である。
【図4】第3実施例のブレーキバルブ装置のうちショッ
クレス機構示す図である。
【図5】従来例のブレーキバルブ装置を示す回路図であ
る。
【図6】従来例のブレーキバルブ装置を示す断面図であ
る。
【図7】従来例のブレーキバルブ装置で、ブレーキ時に
おけるメイン通路2の圧力と時間との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
2、3 メイン通路 4、104 リリーフバルブ 5、105 圧力室 6、106 スプリング室 7、107 スプリング 8、108 オリフィス 9、109 調整室 10、110 フリーピストン 11、111 ショックレス機構 13、113 スプリング 23a シート面 25 ポペット部材 32 ガイド部 33 ピストン部 34 スリーブ 37 第1絞り孔 38 第2絞り孔 42 シート面 43 ボール 44 テーパ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータに接続する一対のメイン
    通路のうち、ブレーキ時に高圧側となるメイン通路の圧
    力流体が導かれる圧力室と、この圧力室の圧力流体がオ
    リフィスを介して導かれるスプリング室と、圧力室側に
    おける受圧面積をスプリング室側における受圧面積より
    も大きくしたポペット部材と、上記スプリング室に設
    け、ポペット部材をシート面に着座させるよう弾性力を
    付与するスプリングとからなり、圧力室の圧力がリリー
    フ設定圧に達すると、ポペット部材がシート面から離
    れ、その圧力流体を低圧側となるメイン通路に逃す構成
    としたリリーフバルブを備え、しかも、フリーピストン
    を摺動自在に組み込んだ調整室を設けるとともに、この
    フリーピストンの一端を臨ませた第1室を上記リリーフ
    バルブのスプリング室に連通させ、かつ、他端を臨ませ
    た第2室を低圧側となるメイン通路に連通させてなるブ
    レーキバルブ装置において、上記第2室と低圧側となる
    メイン通路との連通過程に、フリーピストンの第2室側
    へのストロークに応じて開度を小さくする絞り弁機構を
    設け、しかも、この絞り弁機構を設けた経路とは別の経
    路で、第2室を低圧側となるメイン通路に連通するとと
    もに、この連通過程に、第2室側への流体の流れのみを
    許容するチェック弁機構を設けたことを特徴とするブレ
    ーキバルブ装置。
  2. 【請求項2】 調整室には、筒状のガイド部、及びこの
    ガイド部の一端を閉塞するピストン部からなるフリーピ
    ストンと、このフリーピストンのガイド部を外周面ある
    いは内周面で摺動自在に支持する筒形状のスリーブとを
    備え、これらフリーピストンとスリーブとの内部に第2
    室を構成する一方、絞り弁機構は、スリーブの軸方向に
    ずらして配置した複数の絞り孔と、フリーピストンのガ
    イド部とからなり、フリーピストンが第2室側にストロ
    ークしたとき、そのガイド部がこれら絞り孔を順次閉じ
    ていく構成にしたことを特徴とする請求項1記載のブレ
    ーキバルブ装置。
  3. 【請求項3】 調整室には、摺動自在に組み込んだ筒状
    のガイド部、及びこのガイド部の一端を閉塞するピスト
    ン部からなるフリーピストンと、このフリーピストンの
    ガイド部内に位置させたスリーブとを備え、これらフリ
    ーピストンとスリーブとの内部に第2室を構成する一
    方、絞り弁機構は、スリーブの外周面に形成したテーパ
    部と、フリーピストンのガイド部とからなり、フリーピ
    ストンが第2室側にストロークしたとき、テーパ部とガ
    イド部との間に形成される隙間が徐々に小さくなる構成
    にしたことを特徴とする請求項1記載のブレーキバルブ
    装置。
JP8097456A 1996-03-27 1996-03-27 ブレーキバルブ装置 Pending JPH09264352A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020070936A1 (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 Kyb株式会社 ブレーキバルブ装置及びモータ装置

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Effective date: 20040525