JPH092636A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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Publication number
JPH092636A
JPH092636A JP17938295A JP17938295A JPH092636A JP H092636 A JPH092636 A JP H092636A JP 17938295 A JP17938295 A JP 17938295A JP 17938295 A JP17938295 A JP 17938295A JP H092636 A JPH092636 A JP H092636A
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JP
Japan
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outer cylinder
shaft
turntable
roller
article
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Application number
JP17938295A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ito
一夫 伊東
Sadayuki Shimokado
貞幸 霜門
Yoichi Morimoto
洋一 森本
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Ito Denki Co Ltd
Original Assignee
Ito Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品を搬送するためのローラを多数本、配列
した搬送装置を改良する。具体的には、選別された物品
を搬送ラインから直角方向に排出することができ、しか
もその排出方向を容易に変えることができるようにす
る。 【構成】 回転軸1に轂部10を固着する。前記轂部1
0を外筒20が外嵌する。外筒20には複数の窓部21
を穿設する。前記窓部21内には、轂部10と当接する
回転盤30を配置する。轂部10には、回転盤30の底
部33と当接しやすくするための括部11を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数本のローラを配列
して、物品を搬送するための搬送装置に関し、詳しく
は、選別された物品を搬送ラインから直角方向に排出
し、しかもその排出方向を容易に変えることができるよ
うにした搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動化された工場においては、物品は搬
送装置によって搬送ライン上を自動的に搬送されてい
る。搬送装置は一般的に多数のローラを配列したもの
で、物品が小さな摩擦力でローラ上をスムーズに搬送さ
れるようにされている。
【0003】特殊な構造をした搬送装置としては、荷役
コンベヤ用クラスタが特開平3−46906号公報に開
示されている。この荷役コンベヤ用クラスタは、多数の
ローラを45°の角度で本体に装着したものであり、回転
軸に間隔を開けて複数、固着される。このような構造と
することにより、ローラの軸線回りの回転に対する摩擦
力が一層、小さくなり、さらに応答性が向上するなどの
効果が得られる。さらに、この荷役コンベア用クラスタ
の上で物品を強制的に停止させることにより、この物品
を搬送ラインの直角方向へ移動させることも可能になる
と考えられる。
【0004】また、特開平2−38204号公報にはパ
イプまたは棒状物の搬送装置が開示されている。この装
置は、対向する一対の駆動軸のそれぞれに複数の車輪を
間隔を開けて配置し、車輪には多数のローラを一方向に
傾斜させて回転自在に設けたことを特徴とするものであ
る。この多数のローラ上をパイプなどの品物が移送され
る。パイプなどの品物がこの装置に移送された際に、対
向している駆動軸の回転速度が同一でないようにするこ
とにより、ローラ上の品物が自転する。品物にバーコー
ドが付されているときは、品物が自転することにより、
このバーコードを探す効率が向上するといった効果があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】搬送装置には、異なる
種類の物品を搬送するために使用する場合がある。した
がって、その物品は種類ごとに選別し、選別された物品
は、搬送ラインから直角方向に排除したいという要求が
ある。このような要求に対して、特開平3−46906
号公報に開示された荷役コンベヤ用クラスタを利用する
ことも可能である。しかしこの装置を組み込んだ搬送装
置は、選別された物品の搬送方向が固定されてしまい、
別の方向に転換することが困難であるといった不具合が
あった。
【0006】そこで本発明は、選別された物品を搬送ラ
インから直角方向に排出し、しかもその排出方向を容易
に変えることができるようにした搬送装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの第1の手段は、回転軸に固定した轂(こしき)部
と、回転軸に外嵌した外筒と、該外筒に対して回転自在
に設けられていると共に、轂部に当接して自転する回転
盤とを具備したことを特徴とする搬送装置である。
【0008】上記の目的を達成するための第2の手段
は、回転軸に固定した轂部と、前記轂部を外嵌し、複数
の窓部を穿設した外筒と、前記窓部内に配置され、上記
轂部に当接して自転する回転盤とを具備したことを特徴
とする搬送装置である。
【0009】上記の目的を達成するための第2の手段
は、前記第2の手段の搬送装置において、窓部には、外
筒の内側と貫通する貫通穴を設け、回転盤の一部は前記
貫通穴から外筒の内側に突出し、当該突出部分が轂部と
当接することを特徴とする搬送装置である。
【0010】上記の目的を達成するための第4の手段
は、上記第1乃至第3の手段のいずれかに記載の轂部
に、回転盤の外周と少なくとも一点で当接する括部を形
成したことを特徴とする搬送装置である。
【0011】上記の目的を達成するための第5の手段
は、上記第1乃至第3の手段のいずれかに記載の回転盤
を截頭円錐形としたことを特徴とする搬送装置である。
【0012】上記の目的を達成するための第6の手段
は、回転軸に固定した側板と、前記側板を外嵌した外筒
と、前記外筒から側面が露出し、回転軸と直交方向に配
置したローラと、上記側板と前記ローラとに当接する摩
擦車とを具備したことを特徴とする搬送装置である。
【0013】上記の目的を達成するための第7の手段
は、回転軸に固定した側板と、前記側板を外嵌し、複数
の窓部を穿設した外筒と、前記窓部から側面が露出し、
回転軸と直交方向に配置したローラと、上記側板と前記
ローラとに当接する摩擦車とを具備したことを特徴とす
る搬送装置である。
【0014】上記の目的を達成するための第8の手段
は、上記第6又は7の手段に記載のローラを樽形とした
ことを特徴とする搬送装置である。
【0015】
【作用】上記第1の手段によれば、搬送ライン上の物品
を上流から下流へ搬送する際は、外筒は回転軸に固定し
た轂部と一体に回転し、物品が外筒及び回転盤の上を下
流側へ搬送される。そして、選別された物品を搬送ライ
ンから排除する際は、物品が外筒及び回転盤の上に載っ
た位置において、ストッパなどによって物品が下流側へ
搬送されないようにする。このとき、外筒は物品を載せ
た状態にあるため、回転しなくなるが、轂部は回転軸に
固定されているため、回転盤の一部は轂部と当接して回
転し続ける。轂部には回転盤が当接しているため、轂部
の回転力が回転盤に伝達されて、回転盤が回転し、回転
盤上の物品が搬送方向と直角方向に排除される。
【0016】上記第2の手段の作用は、先の第1の手段
と略同様であるが、第2の手段では、外筒に窓部が設け
られており、その窓部内に回転盤が配置されている。そ
のため外筒を回転盤よりも長くすることができる。
【0017】上記第3の手段では、回転盤の外筒の窓部
から内部に出た部位が轂部と当接して回転する。
【0018】上記第4の手段によれば、轂部に形成した
括部内に回転盤を配置することにより、回転盤を外筒内
に埋め込んだ状態で、回転盤と括部の側面とを一点で当
接させることができる。括部を形成した轂部の回転力
は、回転盤に直交方向に伝達されて、回転盤が回転す
る。
【0019】上記第5の手段によれば、回転盤を截頭円
錐形状としたことにより、回転盤の天部を、外筒から僅
かに突出した状態に、回転盤を外筒の窓部内に配置する
ことができる。また、回転盤の底部を轂部に形成した括
部の側面と一点で当接しやすくなる。
【0020】上記第6,7の手段によれば、搬送ライン
上の物品を上流から下流へ搬送する際は、外筒は回転軸
に固定した側板と一体に回転し、物品が外筒及びローラ
の上を下流側へ搬送される。そして、選別された物品を
搬送ラインから排除する際は、物品が外筒及びローラの
上に載った位置において、ストッパなどによって物品が
下流側へ搬送されないようにする。このとき、外筒は物
品を載せた状態にあるため、回転しなくなるが、側板は
回転軸に固定されているため、回転し続ける。側板には
摩擦車が当接しているため、摩擦車の回転力がローラに
伝達されて、ローラを回転する。ローラは回転軸と直交
方向に配置してあるため、ローラ上の物品は搬送方向と
直角方向に排除される。
【0021】上記第8の手段によれば、ローラを樽形と
したことにより、ローラの側面が側板の方に向くため、
摩擦車とローラとの当接状態が向上する。
【0022】
【実施例1】本発明に係る実施例1を図1ないし図7を
参照して説明する。図1は、実施例1の要部概略斜視図
である。図2は、実施例1の一部断面正面図である。図
3は、実施例1の断面側面図である。図4は、実施例1
の装置を組み込んだ搬送ラインの概略斜視図である。図
5は、実施例1に係る搬送装置によって搬送ライン上を
物品を搬送する際の概略正面図である。図6は、実施例
1に係る搬送装置によって搬送ラインから物品を排除す
る際の概略正面図である。
【0023】実施例1に係る搬送装置は、図1ないし図
3に示すように、回転軸1に轂部10を固定し、前記轂
部10を外筒20が外嵌し、前記外筒20に複数の窓部
21を穿設し、前記窓部21内に回転盤30を配置し、
前記回転盤30が轂部10に当接するようにしたユニッ
トa(回転軸1を除いたもの)から構成する。外筒20
は通常、轂部10と一体に回転するが、外筒20が停止
した状態となっても、回転軸1の回転によって轂部10
は回転することができるようにする。すなわち本実施例
では、轂部10は回転軸1と一体的に回転し、外筒20
は回転軸1に対して空転可能である。ただし、外筒20
と回転軸1との間には相当の摩擦があり、通常の物品搬
送時には、外筒20は回転軸1と一体的に回転する。
【0024】回転盤30は截頭円錐形とし、天部31が
外筒20の側面12から僅かに突出して、回転盤30上
に物品cが載せられるようにする。回転盤30はピン3
2などによって外筒20に回転自在に取り付ける。尚回
転盤30の回転中心、即ちピン32の延長線は、図3の
ように回転軸1の中心には一致せず、偏心している。こ
のように回転盤30を偏心して取り付けた理由は、次の
通りである。
【0025】すなわち回転盤30を偏心して取り付ける
ことにより、窓部21から回転盤30が外部に突出する
量は、不均一になる。より具体的には、図3のように各
窓部21では、ピン32から右側の部位が、ピン32か
ら左側の部位よりも回転盤30が多く外部に突出する。
従って回転盤30が回転すると、回転盤30はピン32
から右側の部位でより多く物品と接する。そのため物品
の一方への排出が容易となる。これに対して回転盤30
のピン32の延長線を回転軸1と直交させると、回転盤
30の全ての面が均等に外部に露出し、均等に物品と当
接するので、物品は一つの回転盤30の一部から一方へ
排出する力を受け、同一の回転盤30の他の部位、ある
いはとなり合う回転盤30から、先の搬出方向とは反対
側の力を受けることとなる。
【0026】回転盤30と外筒20との間には、スラス
トベアリング22などを介在させ、回転盤30が円滑に
回転できるようにすることが望ましい。回転盤30の底
部33が轂部10と当接することができるように、回転
盤30の窓部21には図2に示すように、一対の変形三
日月形の貫通穴23を穿設する。当該貫通穴23は、外
筒20の内側に貫通する。
【0027】回転盤30の底部33が当接する轂部10
には、括部11を形成する。括部11の側面12は傾斜
させ、回転盤30の底部33は面取りすることにより、
轂部10の回転力を回転盤30に確実に伝達するように
する。さらに、括部11の側面12と回転盤30の面取
りした底部33とには噛み合うローレットを形成するこ
とにより、轂部10と回転盤30との滑りを防止するこ
ともできる。
【0028】括部11の幅は回転盤30の直径よりもや
や大きくし、回転盤30底部33は括部11の一方の側
面12とのみ一点で当接するようにする。回転盤30の
底部33が括部11の両方の側面12と二点で当接する
と、括部11を形成した轂部10が回転しても、回転盤
30は回転しないが、一方の側面12とのみ一点で当接
することにより、轂部10が回転することにより、回転
盤30が回転する。回転盤30はピン32によって外筒
20に取り付けられているため、外筒20と轂部10と
の取付位置を調整することにより、回転盤30の底部3
3が括部11の一方の側面12と当接するようにする。
【0029】実施例1に係る搬送装置は以上のように構
成するが、図1及び図2に示すように1本の回転軸1
に、複数のユニットaを取り付けて搬送機構Aを構成す
る。図1及び図2には、1本の回転軸1に2個のユニッ
トaを取り付けた状態を示してあるが、実際は搬送する
物品cの大きさに応じて、必要な数のユニットaを取り
付ける。隣接するユニットaは、図1及び図2に示すよ
うに、回転盤30が交互に配置されるように固定軸1に
取り付け、いずれかの回転盤30上に物品cが載せられ
た状態になるようにする。したがって、隣接するユニッ
トaの間には樹脂性のリングを介在させ、ユニットaが
滑らないようにする。
【0030】このような搬送機構Aは図4に示すよう
に、多数の搬送用ローラ3を配列した物品cの搬送ライ
ンの途中で、物品cを排除する場所に、複数(図4にお
いては1のみ図示)配置する。全ユニットaの回転盤3
0の底部33は、全て、括部11の同じ側の側面12
(図2の破断部においては左側)に当接するようにし、
回転盤30が全て同じ方向に回転するようにする。この
搬送機構Aの位置には、搬送されてきた物品cを停止さ
せるためのストッパ(図示せず)を配置する。
【0031】実施例1に係る搬送装置は以上のように構
成し、次に動作について説明する。搬送ライン上を搬送
されている物品cを上流から下流へそのまま搬送すると
きは、本搬送装置の外筒20は回転軸1に固定した轂部
10を外嵌しているため、図5に示すように回転軸1と
一体に回転する。このとき、外筒20の窓部21内に配
置されている回転盤30も、当然、外筒20と同じ速度
で回転する。したがって、搬送ライン上を上流から搬送
されてきた物品cは、外筒20及び回転盤30に送られ
て、下流側へ搬送される。
【0032】選別された物品cを搬送ラインから排除す
るときは、ストッパ(図示せず)によってその物品cを
搬送機構A上で停止させる。このときも、回転軸1は回
転し続けるが、外筒20は物品cを載せた状態にあるた
め、回転しなくなる。しかし、轂部10は回転軸1に固
定されているため、回転し続ける。したがって、轂部1
0の括部11の側面12と当接している回転盤30に
は、図6に示すように轂部10の回転力が伝達され、回
転盤30が例えば時計方向に回転する。
【0033】回転盤30の上には物品cが載せられてお
り、またその物品cはストッパに当接しているため、回
転盤30の回転によって物品cは搬送ラインから直角方
向に排出される。隣接するユニットaの回転盤30は図
1及び図2に示すように、交互に配置されているため、
物品cを載せた外筒20がどのような位置で停止して
も、物品cは回転盤30上に載せられた状態となり、搬
送ラインから直角方向に必ず排出される。
【0034】物品cの排出方向を反対側にするときは、
外筒20をずらせることにより、回転盤30の底部33
が当接する括部11の側面12を反対側(図2の破断部
において右側)にする。すると、回転軸1の回転方向は
転換しなくても、回転盤30は反時計方向に回転し、物
品cは、反対方向に排出される。
【0035】このようにして物品cが選別されて排出し
た後、搬送ラインから排出しない物品cが搬送されてき
たときは、ストッパを搬送機構Aの位置から排除し、物
品cが下流側へ搬送されるようにする。
【0036】なお、本発明は上記実施例1に限定するこ
となく、本発明の要旨内において設計変更することがで
きる。例えば、回転盤は括部の一方の側面とのみ当接す
るように固定し、回転軸の回転方向を転換することによ
り、物品の排出方向を転換するようにすることも可能で
ある。
【0037】
【実施例2】本発明に係る実施例2を図7ないし図11
を参照して説明する。図7は、実施例2に係る搬送装置
の断面正面図である。図8は、図7のX−X線断面図で
ある。図9は、実施例2に係る要部斜視図である。図1
0は、実施例2に係る搬送装置によって搬送ライン上の
物品(図4参照)を搬送する際の概略図正面である。図
11は、実施例2に係る搬送装置によって搬送ライン上
の物品を排除する際の概略正面図である。
【0038】実施例2に係る搬送装置は、回転軸2に一
対の側板40,41を間隔を開けて固定し、前記一対の
側板40,41を外筒50が外嵌し、前記外筒50に複
数の窓部51を穿設し、前記窓部51内にそれぞれロー
ラ60を配置し、上記一方の側板40とローラ60とに
当接する複数の摩擦車70を外筒50内に配置したユニ
ットb(回転軸2を除いたもの)から構成する。外筒5
0は通常、側板40と一体に回転するが、外筒50が停
止した状態となっても、回転軸2の回転によって側板4
0は回転して、摩擦車70を回転させることができるよ
うにする。
【0039】外筒50に穿設した窓部51内に配置する
ローラ60は、図9に示すように、回転軸2と直交する
向きに配置し、ローラ60の側面61は図7に示すよう
に、外筒50から僅かに突出して、外筒50上の物品と
当接するようにする。ローラ60の形状は樽形とし、ロ
ーラ60の側面に摩擦車70が直角に近い状態で当接す
るようにする。摩擦車70は図8に示すように、ローラ
60の側面61の一端部寄りの位置でのみ当接し、側板
40の回転によって回転する摩擦車70の回転力がロー
ラ60に伝達され、ローラ60が回転するようにする。
【0040】このようなユニットbは実施例1と同様、
ローラ60が交互に配置するように回転軸2に複数、取
り付け、各ユニットbの間には図7に示すように、外筒
50と同じ外径で、かつ回転軸2には固定しない筒体5
3を配置して搬送機構Bを構成する。この搬送機構Bは
実施例1と同様、一般的な搬送用ローラ3(図4参照)
を配列した物品の搬送ラインの途中で選別する場所に隣
接して複数、配置する。この搬送機構Bの位置には搬送
されてきた物品を停止させるためのストッパ(図示せ
ず)を配置する。
【0041】実施例2に係る搬送装置は以上のように構
成し、次に動作について説明する。搬送ライン上を搬送
されている物品が搬送ライン上を上流から下流へそのま
ま搬送するときは、本搬送装置の外筒50は回転軸2に
固定した側板40,41を外嵌しているため、図10に
示すように回転軸2と一体に回転する。このとき、外筒
50の窓部51内に配置したローラ60も、当然、外筒
50と一体に回転する。したがって、搬送ライン上を上
流から搬送されてきた物品は、外筒50及びローラ60
に送られて、下流側へ搬送される。
【0042】選別された物品を搬送ラインから排除する
ときは、ストッパ(図示せず)によって、物品を本搬送
機構B上で停止させる。このときも、回転軸2は回転し
続けるが、外筒50は物品を載せた状態にあるため回転
しなくなる。しかし、側板40は回転軸2に固定されて
いるため、回転し続ける。
【0043】側板40が回転すると、図11に示すよう
に側板40と当接している摩擦車70が回転し、摩擦車
70の回転によって、摩擦車70と当接しているローラ
60が回転する。ローラ60は回転軸2と直交方向に配
置してあり、ローラ60の側面61が窓部51から僅か
に突出して物品を載せた状態にあるため、ローラ60の
回転によって物品は搬送ラインから直角方向に排出され
る。物品の排出方向を転換するときは、摩擦車70が当
接するローラ60の位置を反対側の端部寄りとする。
【0044】搬送ライン上に排除しない物品が搬送され
てきたときは、ストッパを本搬送機構Bの位置から排除
し、物品を下流側へ搬送する。
【0045】なお、実施例2は上記実施例に限定するこ
となく、本発明の要旨内において設計変更することがで
きる。
【0046】以上の二つの実施例は、いずれも外筒2
0,50に窓部21,51を有し、回転盤30やローラ
60は、この窓部21,51から貫通穴を通して内側に
出た部位が轂部10と当接して回転する。このように外
筒20,50に窓部21,51を設けた構成は、外筒2
0,50の長さを回転盤30等よりも長く設定すること
ができるので推奨される。以上の実施例によると、外筒
20,50の全長が長いので、物品と外筒20,50と
の接触面積を大きく取ることができ、物品の搬送方向へ
の搬送能力が高い効果がある。しかしながら本発明は、
このような外筒20,50に窓部を有する構成にこだわ
るものではなく、窓部や貫通穴を設けずに回転盤30等
を轂部10と当接させる方法も採用可能である。
【0047】このような窓部以外の部位で回転盤等を轂
部と当接させる構成を図12,図13に示す。図12
は、本発明に係る変形実施例の要部概略斜視図である。
図13は、図12の断面図である。本実施例では外筒8
0は、回転盤30の直径よりも短く、回転盤30の端面
は、外筒80から外側にはみ出している。そして本実施
例では、当該はみ出し部分の内面および端面が轂部10
と当接可能である。従って搬送ライン上の物品が停止し
て外筒20の回転が停止すると、回転盤30は轂部10
との摩擦によって回転し、搬送ライン上の物品は、搬送
方向と垂直方向に移動される。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、通常は外筒が物品を下
流側へ送るにもかかわらず、物品を搬送ラインから排除
するときは、外筒が停止して、外筒に穿設した窓部内の
回転盤又はローラが物品を搬送ラインの直角方向に移動
させることができる。したがって、自動化された工場の
作業性が向上する。しかも、物品を搬送ラインから排除
する方向は、きわめて容易に転換することができるた
め、工場内のシステムやレイアウトの変更に対しても、
対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の要部概略斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る実施例1の一部断面正面図であ
る。
【図3】本発明に係る実施例1の断面側面図である。
【図4】本発明に係る実施例1の装置を組み込んだ搬送
ラインの概略斜視図である。
【図5】実施例1に係る搬送装置によって搬送ライン上
を物品を搬送する際の概略正面図である。
【図6】実施例1に係る搬送装置によって搬送ライン上
の物品を排除する際の概略正面図である。
【図7】実施例2に係る搬送装置の断面正面図である。
【図8】図7のX−X線断面図である。
【図9】実施例2に係る要部斜視図である。
【図10】実施例2に係る搬送装置によって搬送ライン
上の物品を搬送する際の概略正面図である。
【図11】実施例2に係る搬送装置によって搬送ライン
上の物品を排除する際の概略正面図である。
【図12】本発明に係る変形実施例の要部概略斜視図で
ある。
【図13】図12の断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 回転軸 10 轂部 11 括部 20 外筒 21 窓部 30 回転盤 40 側板 50 外筒 51 窓部 60 ローラ 70 摩擦車 80 外筒

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に固定した轂(こしき)部と、回転
    軸に外嵌した外筒と、該外筒に対して回転自在に設けら
    れていると共に、轂部に当接して自転する回転盤とを具
    備したことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】回転軸に固定した轂(こしき)部と、前記
    轂部を外嵌し、複数の窓部を穿設した外筒と、前記窓部
    内に配置され、上記轂部に当接して自転する回転盤とを
    具備したことを特徴とする搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の搬送装置において、窓部に
    は、外筒の内側と貫通する貫通穴を設け、回転盤の一部
    は前記貫通穴から外筒の内側に突出し、当該突出部分が
    轂部と当接することを特徴とする搬送装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の轂部
    に、回転盤の外周と少なくとも一点で当接する括(くび
    れ)部を形成したことを特徴とする搬送装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の回転盤
    を截頭円錐形としたことを特徴とする搬送装置。
  6. 【請求項6】回転軸に固定した側板と、前記側板を外嵌
    した外筒と、前記外筒から側面が露出し、回転軸と直交
    方向に配置したローラと、上記側板と前記ローラとに当
    接する摩擦車とを具備したことを特徴とする搬送装置。
  7. 【請求項7】回転軸に固定した側板と、前記側板を外嵌
    し、複数の窓部を穿設した外筒と、前記窓部から側面が
    露出し、回転軸と直交方向に配置したローラと、上記側
    板と前記ローラとに当接する摩擦車とを具備したことを
    特徴とする搬送装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7に記載のローラを樽形とし
    たことを特徴とする搬送装置。
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