JPH0926237A - 冷凍機の遠隔集中管理方法、および、同遠隔集中管理装置 - Google Patents

冷凍機の遠隔集中管理方法、および、同遠隔集中管理装置

Info

Publication number
JPH0926237A
JPH0926237A JP17338495A JP17338495A JPH0926237A JP H0926237 A JPH0926237 A JP H0926237A JP 17338495 A JP17338495 A JP 17338495A JP 17338495 A JP17338495 A JP 17338495A JP H0926237 A JPH0926237 A JP H0926237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
remote centralized
terminal device
abnormality
central monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17338495A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Sakai
忠雄 酒井
Kyoichi Sekiguchi
恭一 関口
Isao Kato
功 加藤
Akira Kabeta
昭 壁田
Yoshikazu Hanawa
良和 花輪
Tomio Nakajima
富夫 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority to JP17338495A priority Critical patent/JPH0926237A/ja
Publication of JPH0926237A publication Critical patent/JPH0926237A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のビルB1,B2,B3のそれぞれに設け
られている冷凍機を、遠隔地から集中的に管理して、上
記冷凍機の何れかに異常が発生したとき、直ちに具体的
な対応処置を講じ得る程度に詳細な故障情報が得られる
ようにする。 【解決手段】 各ビルの冷凍機のそれぞれに端末装置1
を付設し、中央監視装置11との間を通信手段(例えば
電話回線5)で接続する。上記端末装置1には、冷凍機
を構成している各機器の状態を表す物理量および冷凍機
の運転状態を表す信号を入力されて、それらの相関関係
を判定する演算制御部が設けられている。上記の判定結
果は中央監視装置11に通報され、コンピュータ12に
よってさらに詳細に解析され、解析結果はディスプレー
13に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、居住用建築物およ
び産業用建築物(総称してビルという)に設けられてい
る複数の冷凍機を中央管理設備によって自動的に、かつ
遠隔的に集中管理する方法、および、上記方法を実施す
るための装置に関するものである。前記の居住用建築物
とは、住居としての建築物および事務所としての建築物
を含む広い概念である。また産業用建築物とは、1次産
業用のいわゆる工場建屋に限らず、3次産業用の建築物
を含む広い概念であって、劇場,駅舎,百貨店などの建
築物も含まれる。
【0002】
【従来の技術】従前は、ビルに常駐の管理者を置いて冷
暖房設備の保守管理を行なわせ、故障発生に際しては上
記の常駐管理者がビル設備サービス会社に連絡して修理
技術員の派遣を要請していた。ところが、一方では人件
費の高騰に対応して省力のための自動化が進み、また一
方では冷暖房設備の技術的進歩によって整備技術が高度
化した結果、遠隔監視システムが普及しつつある。現在
公知公用の最近の遠隔監視システムは、冷暖房設備が故
障したことをセンサによって検知し、電話回線を利用し
てビル管理会社の監視センタに自動通報されるようにな
っている。通報を受けたビル管理会社は、何の機器が何
時何分に故障したかを知り、それぞれの機器の専門サー
ビス会社に電話して修理技術員の派遣を要請する。上記
の冷暖房設備の中で冷凍機について考察すると、吸収式
冷温水機が主流となり、ターボ冷凍機のシェアーは縮少
する傾向である。そして、該吸収式冷温水機は動作理論
が熱力学的に難解であり、異常時の挙動が複雑であるた
め、高度の知識と深い経験が無いと整備作業の遂行が出
来ない。特に、冷凍機の制御がマイコン化されているの
で、外部から制御動作を判断しにくい。その上、製品コ
スト低減のため温度計,圧力計などの表示器が極力省略
される傾向にあって、いっそうメンティナンスを難しく
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、冷凍機の
専門サービス会社の技術者という立場で、吸収式冷温水
機の発達や遠隔監視システムの普及という技術的進歩の
中で技術活動を遂行してきたが、冷凍機専門のサービス
技術者として従来の遠隔監視システムに改良の余地が有
ることを痛感せしめられた。冷凍機サービス技術者は、
冷凍機の故障を一刻も早く修理してビル居住者の快適な
環境を復元すること、および、故障の再発防止のための
技術的資料を作ることを使命としている。こうした立場
から従来の遠隔監視システムを評価すると、単に「故障
した」というだけの情報では迅速な対応が困難である。
すなわち、 ○故障の発生原因は何であるか、 ○2次的損傷の拡大状態は何うか、という事を知らなけ
れば、補修用部品の手配が出来ず、携行すべき特殊工具
や計測器の選定を適確に判断できない。さらに望ましく
は冷凍機の異常発生,拡大といった進行過程の初期にお
いて、未だ「故障・停止」に至らない「故障兆候」の段
階で、現状を正確に知ることができれば、ビル居住者の
快適な環境を維持したまま、迅速,容易、かつ安価に正
常状態に復元することができるようになる。本発明は上
述の事情に鑑みて為されたものであって、 イ.多数の冷凍機を集中的に、遠隔地から監視すること
ができ、 ロ.異常発生に即応するために必要な詳細で正確な技術
情報が得られ、 ハ.上記の技術情報は単なる物理量(例えば温度,圧力
などの数値)ではなく、故障の原因を即座に推定し得る
程度に解析し、整理されたものたらしめ得る、冷凍機の
遠隔集中管理方法および同装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明の基本的原理は、複数の冷凍機のそ
れぞれに、「冷凍機の運転データを監視し、記録し、或
る程度の診断をする機能」を有する端末装置を付設し、
一方、サービス会社に設置される中央管理装置には「処
置判断と即応的な指令」とを出力し得るコンピュータを
設け、上記中央管理装置と端末装置とを通信手段によっ
て接続する。この通信手段として公共の電話回線を利用
すれば便利である。しかし、巨大な高度のコンビナート
や関連工場群を光通信網で結んで集中管理している場合
などは上記の通信手段として光通信網を利用することも
できる。さらに、広域分散設置された多数の冷凍機を、
高度化された中央管理装置によって集中管理する場合は
衛星通信を利用することも考えられる。
【0005】上記目的(即応可能な遠隔集中管理)を達
成するため本発明に係る冷凍機の遠隔集中管理方法は、
複数の居住用建築物や産業用建築物の冷暖房に用いられ
ている冷凍機を遠隔地で集中的に監視,制御して管理す
る方法において、各冷凍機に端末装置を付設して、冷凍
機を構成している機器類それぞれの状態を検出した物理
量、および、冷凍機全体としての運転状態を表す信号を
端末装置の演算制御部に入力し、上記の入力された物理
量および信号を周期的に記憶装置に記憶せしめるととも
に、これらの物理量および信号の相関関係を判定して伝
達手段に向けて出力し、前記複数の建築物に設けられた
冷凍機を管理する中央監視装置によって、各端末装置の
伝達手段を介して前記の判定された情報、および前記の
物理量や信号を、遠隔通信手段を用いて受信し、受信し
た情報を中央監視装置に設けたコンピュータによって解
析し、表示し、記録することを特徴とする。前記の物理
量とは、例えば温度何度(摂氏)とか圧力何Kg/cm2
かいうように、物体の物理的な状態を表す数値であっ
て、例外(例えば比重など)を除いて一般に名数であ
る。また、前記の運転状態を表す信号とは、機械装置の
動作状態をオン・オフ的に表す2値化された数であっ
て、例外(例えば作動回数)を除いて一般に無名数であ
る。
【0006】本発明方法を実施するため本発明に係る冷
凍機の遠隔集中管理装置の構成は、居住用建築物や産業
用建築物の冷暖房に用いられている複数の冷凍機を、遠
隔地から集中的に監視,制御して管理する装置におい
て、各冷凍機に付設した端末装置と、上記端末装置に設
けられて、冷凍機を構成している機器類それぞれの状態
を検出した物理量および該冷凍機の運転状態を表す信号
を入力される入力装置部と、上記入力装置部が入力され
た情報を与えられて、これらの情報の相関関係を判定す
る機能を有する演算制御部と、上記の物理量および運転
状態を表す信号を記憶する記憶装置部と、前記の相関関
係を判定した結果を表す信号、および、前記物理量およ
び運転状態を表す信号を端末装置外に伝送する伝送装置
部と、前記複数の端末装置との間を通信手段によって接
続された中央監視装置と、上記中央監視装置に設けられ
て、端末装置の伝送装置部から送信された情報に基づい
て冷凍機の故障個所や故障原因調査の基礎データを算出
するコンピュータとを具備していることを特徴とする。
【0007】以上述べた方法によると、端末機に設けら
れている演算制御部の中へ、冷凍機を構成している機器
類の主要個所、および作動流体の温度,圧力などの物理
量が入力されて、これらの相関関係を自動的に判定され
る。判定の結果、異常有りとされた場合は、その旨、お
よび端末装置部に記憶されていた技術情報が中央監視装
置に送られて解析され、表示されるので、担当技術者は
即座に異常の発生を知るのみでなく、異常の個所、およ
び異常の状態およびその程度を知ることができ、所要補
給部品および補助資材の手配、および、携行すべき特殊
工具・計測器類の準備を即座に決定することができる。
また、本発明に係る冷凍機の遠隔集中管理装置は、 イ.各冷凍機に付設した端末装置と、 ロ.上記端末装置に設けられて、冷凍機を構成している
機器類それぞれの状態を検出した物理量および該冷凍機
の運転状態を表す信号を入力される入力装置部と 、ハ.上記入力装置部が入力された情報を与えられて、
これらの情報の相関関係を判定する機能を有する演算制
御部と、 ニ.上記の物理量および運転状態を表す信号を記憶する
記憶装置部と、 ホ.前記の相関関係を判定した結果を表す信号、およ
び、前記物理量および運転状態を表す信号を端末装置外
に伝送する伝送装置部と、 ヘ.前記複数の端末装置との間を通信手段によって接続
された中央監視装置と、 ト.上記中央監視装置に設けられて、端末装置の伝送装
置部から送信された情報に基づいて冷凍機の故障個所や
故障原因調査の基礎データを算出するコンピュータとを
具備しているので、本発明装置を適用することにより、
前記の本発明方法を容易に実施して、その効果を充分に
発揮せしめることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図1ないし図3を順次に参
照しつつ、本発明の実施例を説明する。図2は本発明に
係る遠隔集中管理方法を実施するために構成した本発明
装置の1実施例を示す全体的な系統図である。多数のビ
ルBにはそれぞれ冷凍機が設けられている。本図におい
しては3つのビルB1,B2,B3を図示した。これらの
ビルに設けられている冷凍機のそれぞれに対して端末装
置1が付設されている。これら多数の端末装置を管轄す
るために1基の中央監視装置11が設置されている。た
だし、本発明において1基の中央監視装置とは「1基で
足りる」ことを表しており、2基もしくはそれ以上の中
央監視装置を設けることも不可能ではなく、本発明の技
術的範囲から逸脱するものではない。本実施例において
は、前記多数の端末装置1と中央監視装置11とは公共
の電話回線5で接続されて交信し得るようになってい
る。ただし、本発明における公共の電話回線とは、冷凍
機の遠隔集中管理以外の通信にも用いられている電話回
線の意であって、必ずしも公営のものでなくても良い。
また、図示を省略するが、端末装置1と中央監視装置1
1との通信手段として光通信や衛星通信(マイクロウェ
ーブ)を用いることもできる。今日において衛星通信を
利用することは技術的には充分可能になっているが、利
用コストが高価であるため実用に供し得ない。ただし、
コスト面についは急速に低減化努力が推進されているの
で、遠からぬ将来に実用化し得るものと期待される。図
1は本発明に係る冷凍機の遠隔集中管理装置における端
末装置付近を模式的に描いた系統図である。ビルBは吸
収式冷温水機よりなる冷凍機が設けられていて、運転デ
ータである物理量を検出する運転データセンサ群2が配
置されている。これにより、吸収式冷温水機の冷温水入
口温度a、冷温水出口温度b、冷却水出口温度c、高再
溶液温度d、低再冷媒温度e、高再出口温度f、および
高再圧力gが検出され、端末装置1の入力装置部6を経
て演算制御部8に入力される。また、前記吸収式冷温水
機の運転状態を表す運転状態信号群3として、一括故障
信号r、運転信号s、抽気信号t、冷/暖信号u、断火
信号v、液面低下信号w、ポンプ過電流信号x、排ガス
温度上昇信号y、および補機故障信号zが出力され、前
記の入力装置部6を経て演算制御部8に入力される。上
記抽気信号tについて次のように補足説明する。吸収冷
温水機の作動サイクルを構成している機器の中には高真
空を保持しなければならないものが有り、この中に大気
が漏入すると冷凍効率が低下するのみでなく、重大な損
傷を誘発する虞れが有る。そこで、冷凍機内の圧力を監
視して、所定圧力よりも上昇すると漏入空気を自動的に
排出するようになっており、この作用を抽気と呼ばれ
る。自動抽気装置の作動が頻繁になったならば、密閉容
器の気密性が低下していることを示唆しているので、そ
の頻度増加に応じて適切な対処を必要とする。ただし、
抽気作動状態と当該冷凍機全体の運転条件とを対比検討
して漏洩個所および漏洩程度を判定するには高度の技術
的知識と経験とが必要であるとされていた。本実施例に
おいては、上記の抽気作動が行なわれたことを表す抽気
信号tを自動的に演算積算部に送りこんで、後に詳述す
るようにして異常の有無、および、異常の程度の判定を
自動的に行なわせる。
【0009】(図1参照)端末装置1の電源4は、冷凍
機本体制御盤から配線されている。端末装置1から前記
の中央監視装置11に通報したり指令を受けたりするた
めの電話回線5は、専用に1回線引き込んでも良いが、
本実施例においては通話用一般電話回線から分岐させて
接続してある。いずれの場合でも、電話線は伝送装置部
9に接続される。本例のように通話用一般電話を分岐す
る場合は、市販の回線切替器10(本例においては岩通
製回線切替器ICOP103)を使用すれば良く、同一
電話回線で複数台の端末装置と接続する場合も、同様に
して回線切替器10を介して接続する。
【0010】端末装置1は1分間ごとに運転データセン
サ群2の出力信号a〜g、および、運転状態信号群3の
各信号r〜zをサンプリングし、演算装置8に予めプロ
グラミングされている診断式を用いて運転状態の良否を
判定する。
【0011】上記の診断式は、四則演算式より成り、閾
値を定められている。本発明を実施例する際、さらに高
度の演算式を用いることを禁ぜられるものではないが、
本発明者が実験で確認したところによれば四則演算式で
実用上充分であり、かつ、四則演算式であれば演算制御
部8の構成が簡単であり、閾値の設定や変更も容易であ
る。前記の閾値を一つだけ定めておくと、判定は「正
常」と「異常」との何れか一つが選択される。該閾値を
複数設定しておくと、「正常」,「異常兆候」,「軽異
常」「異常」というように、段階的な判定が行なわれ、
きめ細かい対処を可能ならしめる。さらに、複数の四則
演算式を設定するとともに複数の閾値を設定することに
よって異常の兆候を初期に検知して適切な予防整備を行
ない得るので好適である。
【0012】また、前記の閾値は、冷凍機の運転経歴に
伴って変化したり、運転条件の変化に伴って変化したり
するので、端末装置1の演算制御部8は閾値の設定変更
が可能なように構成して、常に適正な閾値を与えておく
ようにすると良い。なお、サンプリングしたデータの取
扱いを容易ならしめるとともに、正確な判定を可能なら
しめるためには、前記運転データセンサ群2を形成して
いる各センサは、物理量の変化に比例して出力電圧値
(直流)を変化させる方式のものであることが望まし
い。本例は温度検出用センサとして熱電対温度計を用
い、圧力検出用センサとしてDC1〜5Vの電圧出力形
圧力計を用いた。また、前記端末装置1の入力装置部6
に与えられる運転状態信号群3は、(イ)冷凍機の運転
/停止を表す運転信号、(ロ)冷凍機の抽気作動を表す
抽気信号、(ハ)冷凍機の冷房/暖房モードを表す信
号、(ニ)冷凍機本体の故障を表す信号、(ホ)断火も
しくは不着火を表す運転信号、(ヘ)液面低下を表す信
号、(ト)ポンプ類駆動モータの過電流を表す信号、
(チ)排ガス温度上昇を表す信号、(リ)ポンプ類の故
障を表す信号、(ヌ)冷凍機の補機器類の故障を表す信
号、および(ル)保安用スイッチの開閉状態を表す信号
の内の少なくとも何れか一つもしくは二つ以上を含んで
おり、これらの信号は、接点スイッチの開閉状態からの
みならず、無電圧接点出力を有する各種スイッチから検
出することもできる。
【0013】前述したようにして異常の有無を判定し、
望ましくは異常の程度をクラス分けして判定した結果、
異常が無ければ設定されたサンプリング周期(本例では
4分間ごと)で、記憶装置部7に、前記運転データセン
サ群2の検出信号値a〜hおよび運転状態信号群3の各
信号r〜vを格納(書き込み)する。これらのデータ
は、時刻を付して格納され、後に経時的データとして利
用できるようになっている。本例においては上述のごと
く、記憶装置部への書き込みが4分間の間隔で行なう
が、これと異なる実施例として4分間以外の間隔で書き
込みすることもできる。
【0014】記憶装置部7の記憶容量は有限であるか
ら、この時間間隔を伸縮することにはそれぞれ長短が有
り、書き込み時間間隔を短くすると時間的に濃密なデー
タ保存が出来る反面、記憶容量が早期に飽和する。本実
施例においては、サンプリング・書き込みの時間間隔を
任意に調節できるように構成されている。
【0015】このようにして周期的にデータを格納して
ゆくと、やがて記憶装置部の記憶容量が記憶内容で飽和
する。そこで、飽和に達すると、記憶内容の中で一番古
いものを消去して、新しいデータを書き込む。このよう
にして、常に最近のデータから遡って一定の期間の情報
が保存される。上記と異なる実施例として、運転データ
センサ群2の検出値a〜hは5分間ごとに記憶(書き込
み)を行ない、運転状態信号群3の各信号r〜vは運転
状態の変化が有った時に、時刻を付して格納することも
推奨される。この場合も、記憶容量が飽和したら古いも
のから消してゆき、常に最新のものから遡って一定個数
分の状態情報データが保存される。ただし、前記の抽気
信号tについては、古いデータを消した後も、例えば何
月何日何時何分に第12回目抽気作動、というように、
作動回数の数値を加算して記録してゆく。
【0016】前記の診断式は、一括故障検知として第1
アルゴリズム(AL1と略記)を設定し、故障予知とし
てAL2〜AL12を設定してある。故障予知の第2アル
ゴリズムAL2〜第12アルゴリズムAL12は、それぞ
れ能力低下、エア洩れ、冷却水系異常、高再濃度異常、
溶質循環不良、溶液制御不良、高再圧上昇、排ガス温度
上昇、器内圧力上昇などの異常現象が割り当てられ、既
述のごとく四則演算式としてプログラミングするととも
に閾値を設定してある。例えば本実施例におけるAL2
は「能力低下」の判断を行なうものであって、冷房運転
時に、冷温水出入口温度bが2.0℃以下で、かつ高再
溶液温度dが145℃以上という条件が成立したときに
「冷房能力低下」という判断をする。この場合は、2.
0℃,145℃という1組の閾値を設けてあるが、これ
と異なる実施例として2組またはそれ以上の閾値を設け
て「冷房能力低下」の前段階である「冷房能力やや不
足」などの兆候的な現象を把握することも有効である。
上記の診断式によって「故障」または「故障の兆候」が
判定されたならば、初期登録された中央監視装置11の
電話回線制御装置17の電話番号を自動的にダイアリン
グし、異常もしくは異常兆候の発生時刻、および、上記
発生時刻から遡って所定期間分の運転データa〜hと運
転状態信号r〜v、並びに、先に述べた抽気作動の集計
回数、および積算起動回数や運転のべ時間などを、該中
央監視装置11のコンピュータ12に送り込む。中央監
視装置の電話回線が話し中のときは、自動的に所定時間
間隔で所定回数の再呼出しが行なわれ、上記の呼出し時
間間隔および呼出し回数は任意に調節できるようになっ
ている。本実施例の端末装置1および中央監視装置11
には、それぞれ充電式バッテリが設置されていて、停電
しても保存しているデータの消滅を防止し、所定の作動
を継続する。特に端末装置1は冷凍機本体から電源を供
給されており、この端末装置1が停電した場合は冷凍機
が停電したことを高い確率で推測させる。冷凍機が停電
すると不測の挙動をする虞れが有るので、停電が発生し
たとき、および復電したとき、端末装置1はその旨、お
よびその時刻を中央監視装置11に報告する。
【0017】(2参照)中央監視装置11は、電話回線
制御装置17およびコンピュータ12の他に、該コンピ
ュータ12に接続された補助記憶装置14およびプリン
タ15並びに受信警告灯16から成っている。端末装置
1が設置された当初において、中央監視装置11は電話
回線5を介して、該中央監視装置11にプログラミング
されている初期登録手順に従って、日付・時刻、ID番
号、中央監視装置の電話番号、リダイヤル間隔時間・回
数、診断式の閾値、記憶装置部への書き込み周期などの
端末装置初期登録を行なう。上記の端末装置初期登録
は、携帯用コンピュータ18を用いて行なうことも出来
る。この端末装置初期登録を終ると、当該端末装置は故
障予知遠隔管理体制に入る。
【0018】中央監視装置11のコンピュータ12には
端末装置との通信手順および異常時対応手順がプログラ
ミングされていて、冷凍機に異常もしくは異常兆候を生
じた旨、または停電・復電の報告を受けたとき、上記の
プログラミングに従って受信警告灯16を点灯させ、受
信内容をディスプレー13に表示し、受信内容を補助記
憶装置14に格納するとともに、冷凍機メンティナンス
の担当技術者への通報等、一連の受信時動作を自動的に
遂行する。さらに、前記コンピュータ12には後処理プ
ログラムが与えられていて、これを起動すると補助記憶
装置14に格納されていたデータを呼び出して、グラフ
化された報告書をプリンタ15からプリントアウトでき
るようになっている。図3は本発明の冷凍機の遠隔集中
管理装置を用いて本発明に係る遠隔集中管理方法を実施
した1例において、後処理プログラムに従ってプリンタ
からプリントアウトした報告書の1例を示す平面図であ
って、(A)は物理量である温度を縦軸にとり時刻を横
軸にとって描かれたグラフ、(B)は複数の物理量の一
覧表である。報告書の形式は図3の例に限られるもので
はなく、任意に設定することができる。さらに、中央監
視装置11のコンピュータ12は、端末装置1の演算制
御部8よりも高度の解析を行なうことができ、メンティ
ナンス担当技術者が故障の個所およびその程度を即座に
判断し得る正確で詳細な技術資料を算出することができ
る。
【0019】また、前記の中央監視装置11は端末装置
1にデータを報告させる手順をプログラミングされてお
り、該端末装置1と交信して、記憶装置部7が保持して
いるデータを読み出すことができる。前記の携帯用コン
ピュータ18は端末機1と直接に交信して、若しくは中
央監視装置11を介して交信して、記憶装置7が保持し
ているデータを読み出すことができる。
【0020】中央監視装置11が端末装置から異常発生
信号を受信して担当サービス技術者20に通報したと
き、該技術者20が中央監視装置11から離れている場
合は、例えばポケベル21で呼び出された技術者20
は、携帯用コンピュータ19とモデム22とを用い、一
般の電話回線5を介して、中央監視装置11からの交信
と同様に端末装置1と交信して異常対応処置を補完する
ことができる。(注)先に述べたように、中央監視装置
11のコンピュータ12は高度の解析機能を有し、か
つ、一般的な対応処理の手順をプログラミングされてい
るので、上記の技術者20は、通常、中央監視装置11
の処理結果を確認すれば足りる。
【0021】
【発明の効果】本発明の方法を適用すると、端末機に設
けられている演算制御部の中へ、冷凍機を構成している
機器類の主要個所、および作動流体の温度,圧力などの
物理量が入力されて、これらの相関関係を自動的に判定
される。判定の結果、異常有りとされた場合は、その
旨、及び端末装置部に記憶されていた技術情報が中央監
視装置に送られて解析され、表示されるので、担当技術
者は即座に異常の発生を知るのみでなく、異常の個所、
および異常の状態およびその程度を知ることができ、所
要補給部品および補助資材の手配、および、携行すべき
特殊工具・計測器類の準備を即座に決定することができ
る。また、本発明に係る冷凍機の遠隔集中管理装置は、 イ.各冷凍機に付設した端末装置と、 ロ.上記端末装置に設けられて、冷凍機を構成している
機器類それぞれの状態を検出した物理量および該冷凍機
の運転状態を表す信号を入力される入力装置部と、ハ.
上記入力装置部が入力された情報を与えられて、これら
の情報の相関関係を判定する機能を有する演算制御部
と、 ニ.上記の物理量および運転状態を表す信号を記憶する
記憶装置部と、 ホ.前記の相関関係を判定した結果を表す信号、およ
び、前記物理量および運転状態を表す信号を端末装置外
に伝送する伝送装置部と、 ヘ.前記複数の端末装置との間を通信手段によって接続
された中央監視装置と、 ト.上記中央監視装置に設けられて、端末装置の伝送装
置部から送信された情報に基づいて冷凍機の故障個所や
故障原因調査の基礎データを算出するコンピュータとを
具備しているので、本発明装置を適用することにより、
前記の本発明方法を容易に実施して、その効果を充分に
発揮せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷凍機の遠隔集中管理装置におけ
る端末装置付近を模式的に描いた系統図である。
【図2】本発明に係る遠隔集中管理方法を実施するため
に構成した本発明装置の1実施例を示す全体的な系統図
である。
【図3】本発明の冷凍機の遠隔集中管理装置を用いて本
発明に係る遠隔集中管理方法を実施した1例において、
後処理プログラムに従ってプリンタからプリントアウト
した報告書の1例を示す平面図であって、(A)は物理
量である温度および圧力を縦軸にとり時刻を横軸にとっ
て描かれたグラフ、(B)は複数の物理量の一覧表であ
る。報告書の形式は図3の例に限られるものではなく、
任意に設定することができる。
【符号の説明】
1…端末装置、2…運転データセンサ群、3…運転状態
信号群、4…端末装置の電源、5…電話回線、6…端末
装置の入力装置部、7…端末装置の記憶装置部、8…端
末装置の演算制御部、9…端末装置の伝送装置部、10
…回線切替器、11…中央監視装置、12…中央監視装
置のコンピュータ、13…中央監視装置のディスプレ
ー、14…中央監視装置の補助記憶装置、15…中央監
視装置のプリンタ、16…中央監視装置の受信警告灯、
17…中央監視装置の電話回線制御装置、18,19…
携帯用コンピュータ、20…メンティナンス技術者、2
1…ポケベル、22…モデム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 功 東京都千代田区神田和泉町1番地 日立ビ ル施設エンジニアリング株式会社品質保証 本部内 (72)発明者 壁田 昭 東京都港区高輪2丁目20番36号 日立ビル 施設エンジニアリング株式会社技術本部内 (72)発明者 花輪 良和 東京都港区高輪2丁目20番36号 日立ビル 施設エンジニアリング株式会社技術本部内 (72)発明者 中嶋 富夫 東京都港区高輪2丁目20番36号 日立ビル 施設エンジニアリング株式会社技術本部内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の居住用建築物や産業用建築物の冷
    暖房に用いられている冷凍機を遠隔地で集中的に監視,
    制御して管理する方法において、 各冷凍機に端末装置を付設して、 冷凍機を構成している機器類それぞれの状態を検出した
    物理量、および、冷凍機全体としての運転状態を表す信
    号を端末装置の演算制御部に入力し、判定し、 上記の入力された物理量および信号を周期的に記憶装置
    に記憶せしめるとともに、これらの物理量および信号の
    相関関係を判定して伝達手段に向けて出力し、 前記複数の建築物に設けられた冷凍機を管理する中央監
    視装置によって、各端末装置の伝達手段を介して前記の
    判定された情報、および前記の物理量や信号を、公共の
    電話回線,光ファイバ網,マイクロウェーブ、または衛
    星通信よりなる遠隔通信手段を用いて受信し、受信した
    情報を中央監視装置に設けたコンピュータによって解析
    し、表示し、記録することを特徴とする、冷凍機の遠隔
    集中管理方法。
  2. 【請求項2】 前記の端末装置で検出された物理量およ
    び信号を記憶装置に記憶せしめる際、新しいデータを書
    き込むとき、記憶されている中で一番古いデータを消去
    して書き込むことにより、最近のデータから遡って一定
    期間のデータを常時保存することを特徴とする、請求項
    1に記載した冷凍機の遠隔集中管理方法。
  3. 【請求項3】 前記物理量および信号の相関関係の判定
    は、経験則に基づいて冷凍機の異常と物理量や信号との
    関係を予め四則演算式とその閾値で表す診断式を定めて
    おいて、演算結果が閾値を越えたとき冷凍機が異常であ
    ると判断することを特徴とする、請求項1に記載した冷
    凍機の遠隔集中管理方法。
  4. 【請求項4】 前記の四則演算式および閾値をそれぞれ
    複数ずつ定めておき、冷凍機の異常発生に先立って異常
    兆候を判定することを特徴とする、請求項3に記載した
    冷凍機の遠隔集中管理方法。
  5. 【請求項5】 前記の診断式は、一つの四則演算式とそ
    の閾値、あるいは、複数の四則演算式とその閾値を、数
    学的にANDもしくはORで結んで構成することを特徴
    とする、請求項3または請求項4に記載した冷凍機の遠
    隔集中管理方法。
  6. 【請求項6】 前記の閾値を、複数の冷凍機のそれぞれ
    について、その仕様,特性値,および運転条件に基づい
    て個別に設定するとともに、運転経歴や運転条件の変化
    に対応して修正することを特徴とする、請求項3ないし
    請求項5の何れかに記載した冷凍機の遠隔集中管理方
    法。
  7. 【請求項7】 前記の物理量および信号を記憶装置に記
    憶させる周期、および前記の閾値について、携帯用コン
    ピュータを用いて、前記建築物や中央監視装置以外の場
    所から通信手段を介して初期化し、設定変更し、設定値
    を確認することを特徴とする、請求項3ないし請求項6
    の何れかに記載した冷凍機の遠隔集中管理方法。
  8. 【請求項8】 前記の携帯用コンピュータによって閾値
    の設定変更を行なう際、前記の通信手段を用いて端末装
    置から直接に、若しくは中央監視装置を介して、端末機
    の記憶装置に記憶されているデータを読み出すことを特
    徴とする、請求項7に記載した冷凍機の遠隔集中管理方
    法。
  9. 【請求項9】 中央監視装置のコンピュータに、予め、
    (イ)設定値を変更するように指令する手段、および
    (ロ)端末装置に対して記憶装置に記憶されているデー
    タを読み出して送信するように指令するための手段をプ
    ログラミングしておくことを特徴とする、請求項1に記
    載した冷凍機の遠隔集中管理方法。
  10. 【請求項10】 中央監視装置のコンピュータに、予め
    プログラミングしておいた手順に従って、端末装置から
    の異常判定を表す信号を受信した場合に、(イ)異常発
    生を報知する受信警告灯の点灯、(ロ)受信内容をディ
    スプレーに表示、(ハ)受信データの補助記憶装置への
    格納、および(ニ)担当技術者あての通報、を自動的に
    遂行させることを特徴とする、請求項1に記載した冷凍
    機の遠隔集中管理方法。
  11. 【請求項11】 中央監視装置が、請求項13に記載し
    た異常対応処置を行なった後、予めプログラミングして
    おいた後処理手順に従って、(イ)補助記憶装置に格納
    されていた受信データのグラフ表示、(ロ)異常報告書
    のプリントアウト、(ハ)運転状態の判定、を、自動的
    に遂行させることを特徴とする、請求項10に記載した
    冷凍機の遠隔集中管理方法。
  12. 【請求項12】 居住用建築物や産業用建築物の冷暖房
    に用いられている複数の冷凍機を、遠隔地から集中的に
    監視,制御して管理する装置において、 各冷凍機に付設した端末装置と、 上記端末装置に設けられて、冷凍機を構成している機器
    類それぞれの状態を検出した物理量および該冷凍機の運
    転状態を表す信号を入力される入力装置部と、 上記入力装置部が入力された情報を与えられて、これら
    の情報の相関関係を判定する機能を有する演算制御部
    と、 上記の物理量および運転状態を表す信号を記憶する記憶
    装置部と、 前記の相関関係を判定した結果を表す信号、および、前
    記物理量および運転状態を表す信号を端末装置外に伝送
    する伝送装置部と、 前記複数の端末装置との間を通信手段によって接続され
    た中央監視装置と、 上記中央監視装置に設けられて、端末装置の伝送装置部
    から送信された情報に基づいて冷凍機の故障個所や故障
    原因調査の基礎データを算出するコンピュータとを具備
    していることを特徴とする、冷凍機の遠隔集中管理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記冷凍機を構成している機器類の状
    態を表す物理量は、温度を含み、かつ、圧力もしくは電
    流値を含むものであり、かつ、物理量の変化に対し既知
    の相関した直流電圧値として検出される構造であること
    を特徴とする、請求項15に記載した冷凍機の遠隔集中
    管理装置。
  14. 【請求項14】 前記冷凍機の運転状態を表す信号は、
    (イ)冷凍機の運転/停止、(ロ)冷凍機の抽気作動、
    (ハ)冷凍機の冷房/暖房モード、(ニ)冷凍機本体の
    故障、(ホ)断火もしくは不着火、(ヘ)液面低下、
    (ト)ポンプ類駆動モータの過電流、(チ)排ガス温度
    上昇、(リ)ポンプ類の故障、(ヌ)冷凍機の補機器類
    の故障、および(ル)保安用スイッチの開閉状態の内の
    少なくとも何れか一つもしくは二つ以上を表す信号を含
    むものであることを特徴とする、請求項12に記載した
    冷凍機の遠隔集中管理装置。
  15. 【請求項15】 前記の物理量および運転状態を表す信
    号を記憶する記憶装置は、入力された情報量が記憶容量
    の飽和量に達すると一番古いデータが自動的に消去され
    るようになっていて、最近データから遡って一定時間分
    のデータが常時保存される構造であることを特徴とす
    る、請求項12に記載した冷凍機の遠隔集中管理装置。
  16. 【請求項16】 前記の記憶装置部は、検出された物理
    量および運転状態を表す信号を周期的に書き込まれて記
    憶するようになっており、かつ、上記の周期を調節でき
    る構造であることを特徴とする、請求項12に記載した
    冷凍機の遠隔集中管理装置。
  17. 【請求項17】 前記端末装置の演算制御部は、予め四
    則演算式よりなる診断式とその閾値とを与えられてい
    て、閾値を越えたとき異常が発生したことを表す信号を
    出力する構造であり、または、異常が発生したことと該
    異常の内容とを表す信号を出力する構造であり、もしく
    は、異常が発生したことと該異常発生前後における前記
    の物理量とを表す信号を出力する構造であることを特徴
    とする、請求項12に記載した冷凍機の遠隔集中管理装
    置。
  18. 【請求項18】 前記の異常内容の出力は、異常発生の
    個所,状態と併せて、該異常の程度および該異常の成長
    状態を出力するようになっていて、「故障」に至らない
    段階の「兆候」を表す信号を出力できるようになってい
    ることを特徴とする、請求項17に記載した冷凍機の遠
    隔集中管理装置。
  19. 【請求項19】 前記の診断式は、一つの四則演算式と
    その閾値とを、若しくは複数の四則演算式とその閾値と
    を、数学的にANDまたはORで結んだものであること
    を特徴とする、請求項17もしくは請求項25に記載し
    た冷凍機の遠隔集中管理装置。
  20. 【請求項20】 前記の演算制御部は、閾値を変更し得
    る構造であることを特徴とする、請求項19に記載した
    冷凍機の遠隔集中管理装置。
  21. 【請求項21】 前記の端末装置は充電式バッテリを備
    えていて、停電した場合は上記バッテリを電源として記
    憶内容と動作を確保しつつ、中央監視装置に対して停電
    警報を自動的に送信し、かつ、復電時にも中央監視装置
    に対して復電報告を自動的に送信する構造であることを
    特徴とする、請求項12に記載した冷凍機の遠隔集中管
    理装置。
  22. 【請求項22】 前記の端末装置と別体に、該端末装置
    に対して通信手段を介して接続される携帯用コンピュー
    タが備えられていて、上記携帯用コンピュータによって
    端末装置の記憶装置の初期化、設定値変更、および設定
    値確認を行ない得るようになっていることを特徴とす
    る、請求項24に記載した冷凍機の遠隔集中管理装置。
  23. 【請求項23】 前記の携帯用コンピュータは、端末装
    置と交信して、該端末装置の記憶装置部に記憶されてい
    る物理量および信号を読み出す機能を併せ有しているも
    のであることを特徴とする、請求項22に記載した冷凍
    機の遠隔集中管理装置。
  24. 【請求項24】 前記中央監視装置には、端末装置の記
    憶装置部に記憶されている情報を読み出す手順がプログ
    ラミングされており、かつ、読み出した情報を通信手段
    を介して報告させる手順がプログラミングされているこ
    とを特徴とする、請求項12に記載した冷凍機の遠隔集
    中管理装置。
  25. 【請求項25】 前記中央監視装置は、端末装置から
    「情報の相関関係の判定結果に異常が有る」旨の信号を
    受信したとき自動的に点灯される受信警告灯、および、
    受信内容を自動的に表示されるディスプレー、並びに、
    受信内容を格納する補助記憶装置を備えており、かつ、
    上記の信号が入信したことを担当技術員に対して自動的
    に通報する機能を有するものであることを特徴とする、
    請求項12に記載した冷凍機の遠隔集中管理装置。
  26. 【請求項26】 前記の中央監視装置は、判定結果に異
    常が有る旨の信号を受信して前記の受信警告灯、ディス
    プレー、および補助記憶装置を作動させるとともに前記
    の通報を行なった後、補助記憶装置に格納されたデータ
    を呼び出してグラフに表示化するとともに報告書を作成
    する機能を有し、かつ、上記のグラフおよび報告書をプ
    リントアウトするプリンタを具備していることを特徴と
    する、請求項25に記載した冷凍機の遠隔集中管理装
    置。
JP17338495A 1995-07-10 1995-07-10 冷凍機の遠隔集中管理方法、および、同遠隔集中管理装置 Pending JPH0926237A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17338495A JPH0926237A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 冷凍機の遠隔集中管理方法、および、同遠隔集中管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17338495A JPH0926237A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 冷凍機の遠隔集中管理方法、および、同遠隔集中管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0926237A true JPH0926237A (ja) 1997-01-28

Family

ID=15959406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17338495A Pending JPH0926237A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 冷凍機の遠隔集中管理方法、および、同遠隔集中管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0926237A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000283639A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Nippon Kentetsu Co Ltd 冷凍冷蔵ショーケース冷却用冷凍機の警報方法
JP2002023845A (ja) * 2000-07-13 2002-01-25 Hitachi Ltd 機器の遠隔診断システム
JP2002063234A (ja) * 2000-08-21 2002-02-28 Nippon Sanso Corp 集中監視装置
JP2002071246A (ja) * 2001-05-28 2002-03-08 Hitachi Ltd 監視システム
JP2004265449A (ja) * 2004-06-09 2004-09-24 Hitachi Ltd 監視システム
KR100541426B1 (ko) * 1999-06-26 2006-01-10 삼성전자주식회사 외부컴퓨터와 통신가능한 냉장고 및 그 제어방법
KR101218012B1 (ko) * 2008-05-16 2013-01-02 현대중공업 주식회사 복합 신호 분석을 이용한 숏 브라스팅용 임펠러 모터 상태진단 장치 및 방법
KR101258911B1 (ko) * 2012-12-18 2013-04-29 (주) 퓨처파워텍 에너지 절감 및 장비보호와 사고방지 기능이 있는 변유량 펌프 제어 시스템
JP2020046211A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 株式会社椿本チエイン 診断装置及び診断方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000283639A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Nippon Kentetsu Co Ltd 冷凍冷蔵ショーケース冷却用冷凍機の警報方法
KR100541426B1 (ko) * 1999-06-26 2006-01-10 삼성전자주식회사 외부컴퓨터와 통신가능한 냉장고 및 그 제어방법
JP2002023845A (ja) * 2000-07-13 2002-01-25 Hitachi Ltd 機器の遠隔診断システム
JP2002063234A (ja) * 2000-08-21 2002-02-28 Nippon Sanso Corp 集中監視装置
JP2002071246A (ja) * 2001-05-28 2002-03-08 Hitachi Ltd 監視システム
JP2004265449A (ja) * 2004-06-09 2004-09-24 Hitachi Ltd 監視システム
KR101218012B1 (ko) * 2008-05-16 2013-01-02 현대중공업 주식회사 복합 신호 분석을 이용한 숏 브라스팅용 임펠러 모터 상태진단 장치 및 방법
KR101258911B1 (ko) * 2012-12-18 2013-04-29 (주) 퓨처파워텍 에너지 절감 및 장비보호와 사고방지 기능이 있는 변유량 펌프 제어 시스템
JP2020046211A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 株式会社椿本チエイン 診断装置及び診断方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4246763A (en) Heat pump system compressor fault detector
US20020118106A1 (en) Food safety discernment device
JPS63206099A (ja) ビルディング内の分散機能の監視制御システム
JP2009014233A (ja) 空気調和機、及び空気調和機の管理システム
JP5459657B2 (ja) プラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラム
GB2554267A (en) Refrigerant leak detection system
JPH0926237A (ja) 冷凍機の遠隔集中管理方法、および、同遠隔集中管理装置
GB2554582A (en) Refrigerant leak detection device
JP2001007935A (ja) データ収集装置
US10395516B2 (en) Safety instrumented control apparatus and method thereof, and safety instrumented system
JP4550253B2 (ja) 空調機の遠隔監視システム、および室内機の監視方法
JPH04148793A (ja) 乗客コンベアの遠隔監視装置
JPH10190592A (ja) 監視システム
JP3473336B2 (ja) 空気調和装置
JP3156302B2 (ja) 冷蔵ショーケースの集中監視装置
JPH03142322A (ja) 遠隔診断装置
JP2896056B2 (ja) ショーケースの集中制御装置
CN105135598A (zh) 空调器的故障输出方法和装置
JP2740927B2 (ja) 製氷機のための監視システム
JPH11296206A (ja) 発電運転システム
JP3286108B2 (ja) 監視制御装置
KR102406874B1 (ko) 자가 진단이 가능한 자동제어장치
JP6159233B2 (ja) 伝送変換中継器
JPH0875335A (ja) ショーケースの集中制御装置
CN211084538U (zh) 一种可远程监控的冰水循环系统

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040309

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02