JPH0926199A - 空気調和装置の室内側ユニット - Google Patents

空気調和装置の室内側ユニット

Info

Publication number
JPH0926199A
JPH0926199A JP7174838A JP17483895A JPH0926199A JP H0926199 A JPH0926199 A JP H0926199A JP 7174838 A JP7174838 A JP 7174838A JP 17483895 A JP17483895 A JP 17483895A JP H0926199 A JPH0926199 A JP H0926199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
indoor unit
indoor
unit
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7174838A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Ohashi
光太郎 大橋
Masahiro Hirai
正宏 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP7174838A priority Critical patent/JPH0926199A/ja
Publication of JPH0926199A publication Critical patent/JPH0926199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0043Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
    • F24F1/0057Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in or on a wall

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面からの突出長さを極めて少なくすること
により壁との一体性を高め、デザイン的に室内の調和を
図ることができ、しかも、簡単に設置することができる
ビルトインタイプの「空気調和装置の室内側ユニット」
を提供すること。 【解決手段】 ユニットケース23を壁6内に埋設し、
吹込口8を全面にわたり覆うドア21を設け、該ドア2
1を開閉し得るようにドア駆動手段Dと連結したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室外側ユニットと
室内側ユニットとを室内外を仕切る壁を挿通する配管に
より連結して冷房サイクルを形成した空気調和装置の室
内側ユニットの改良に関し、特に、室内外を仕切る壁に
埋設されるビルトインタイプの室内側ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭用空気調和装置は、図8に
示すように、コンプレッサあるいは室外側熱交換器等
(図示せず)を有する室外側ユニット1と、ユニットケ
ース2内に室内側熱交換器3とファン4を設けた室内側
ユニット5とを有し、両ユニット1,5を、室内外を仕
切る壁6を挿通する冷媒配管7により連結して冷房サイ
クルを形成している。そして、例えば、冷房運転する場
合には、室外側熱交換器を凝縮器として、室内側熱交換
器3を蒸発器として機能するように冷媒を循環させ、吹
込口8から取入れた室内空気を室内側熱交換器3により
熱交換して吹出口9より室内に戻すようにしている。
【0003】なお、図 中の符号「10」はフィルタ、
「11」はドレンパイプである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の空気
調和装置の室内側ユニット5は、いわゆる壁掛け型であ
るため、室内側ユニット5の取付は、壁6に予め取付ブ
ラケット12を取付けた後に、該取付ブラケット12に
室内側ユニット5を取付けている。
【0005】したがって、室内側ユニット5は、壁面6
aから少なくとも室内側ユニット5の厚み分が室内に向
かって突出し、室内への突出長Sが大きいものとなって
いる。最近では、室内側熱交換器3を傾斜させたり、フ
ァンを小形化する等して室内側ユニットを薄型化してい
るが、まだ壁面6aからの突出長Sは大きく、不十分な
ものである。
【0006】しかも、前記室内側ユニット5は、全体が
室内に存在する状態となっているため、露付き防止が施
こされた冷媒配管7が室内に露出し美観を損ねるものと
なっている。
【0007】さらに、壁6の高位置に取付ブラケット1
2を取付け、該取付ブラケット12にユニット5を取付
ける場合には、予め室内側ユニット全体を脚立等を利用
して持ち上げなければならず、取付作業は極めて面倒な
ものとなっている。
【0008】特に、壁面6aからの突出長Sが大きい室
内側ユニット5は、壁6と一体感はなく、見た目に違和
感があり、デザイン的に室内の調和を図ろうとしても困
難なものとなっている。
【0009】この点、天井と一体化された天井埋込み式
の空気調和装置もあるが、この天井埋込み式のものは、
天井の強度あるいは構造等も考慮しなければ設置でき
ず、簡単に取付けることができないという不具合があ
る。
【0010】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、壁面からの突出長さを極めて
少なくすることにより壁との一体性を高め、デザイン的
に室内の調和を図ることができ、しかも、簡単に設置す
ることができるビルトインタイプの空気調和装置の室内
側ユニットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、室外側ユニットと室内側
ユニットとを室内外を仕切る壁を挿通する配管により連
結して冷房サイクルを形成してなり、前記室内側ユニッ
トのユニットケース内に設けたファンを駆動することに
より吹込口から取入れた室内空気を室内側熱交換器によ
り熱交換して吹出口より室内に戻すようにした空気調和
装置において、前記壁に形成された凹所内に前記室内側
ユニットのユニットケースを収納し、該ユニットケース
の前面を覆うようにドアを設け、該ドアを開閉し得るよ
うにドア駆動手段と連結し、該ドアを開放することによ
り前記吹込口を形成するようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係るドアは、前記ユニットケー
スに支持された下端部を中心として所定角度回動し得る
ように構成したことを特徴とする。請求項3に記載の発
明に係る室内側熱交換器は、上端側が前記壁に近接する
ように後傾した状態で取付けられていることを特徴とす
る。請求項4に記載の発明に係るドアは、上下に複数枚
設けたことを特徴とする。請求項5に記載の発明に係る
ドアは、前記ユニットケースより離間するように前記ド
ア駆動手段と連結したことを特徴とする。請求項6に記
載の発明に係るドアは、前記ユニットケースに対し脱着
自在としたことを特徴とする。請求項7に記載の発明に
係るドアは、内面側に吸音材を貼着したことを特徴とす
る。請求項8に記載の発明に係るユニットケースは、室
内側熱交換器の前面に脱着自在のエアフィルタを設けた
ことを特徴とする。請求項9に記載の発明に係るユニッ
トケースは、所定肉厚の断熱部材と、該断熱部材の両外
側面を覆うサイドプレートと、該サイドプレートを連結
するとともに前記断熱部材を外部より支持するように設
けられたステーとから構成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】このように、請求項1に記載の発明は、壁に埋
設したユニットケースの前面を覆うようにドアを設け、
該ドアを開閉し得るようにドア駆動手段と連結し、該ド
アを開放することにより前記吹込口を形成するようにし
たので、壁面からの突出する長さが極めて少なくなり、
空気調和装置を設置することによる違和感がなくなる。
【0013】特に、不使用時にドアを閉じれば、略室内
側ユニット全体がドアによりカバーされるので、室内側
ユニットが壁の一部を構成しているように認識され、壁
との一体感が一層高まり、空気調和装置を設置していて
もデザイン的に室内の調和を図ることができる。
【0014】さらに、配管も、壁を貫通して外部に簡単
に引き出すことができるので、室内には露出せず、露付
き防止手段も簡単になる。しかも、取付作業も壁に形成
された凹所を利用するので、簡単に設置することができ
る。
【0015】請求項2に記載の発明は、エアコン使用時
には、ドアの下端部を中心として所定角度回動して吹込
口を形成しているので、空気吸込時の騒音も天井に向か
って発せられることになり、部屋内にいる人に対して伝
わる騒音が低減し、また室内の空気循環も円滑になり、
静かで快適な運転が可能となる。
【0016】請求項3に記載の発明は、室内側熱交換器
の上端側が壁に近接するように後傾しているので、ドア
を僅かに回動させるのみで、天井に向かって開口した吹
込口を形成できる。
【0017】請求項4に記載の発明は、ドアを上下に複
数枚設けているので、個々のドアの開度が小さく、エア
コン使用時でも壁からの突出長さが短くできる。
【0018】請求項5に記載の発明は、ドアをユニット
ケースに対し離間するように移動させて吹込口を形成す
るので、エアコン使用時でも壁からの突出長さがさらに
短くできる。
【0019】請求項6に記載の発明は、ドアをユニット
ケースに対し脱着自在としたので、清掃が簡単にでき
る。
【0020】請求項7に記載の発明は、ドアの内面側に
吸音材を貼着したので、エアコン使用時の騒音低減が大
幅に可能となる。
【0021】請求項8に記載の発明は、室内側熱交換器
の前面に脱着自在のエアフィルタを設けると、フィルタ
の交換も容易となる。
【0022】請求項9に記載の発明は、ユニットケース
の大部分を発泡スチロール等の断熱部材により構成し、
該断熱部材をサイドプレートやステーにより支持するよ
うにしたので、ユニットケースが大幅に軽量化でき、ユ
ニットケースの成形も容易で、しかも断熱性に優れたも
のとなる。
【0023】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施の形態1の取付状態
を示す概略斜視図、図2は同実施の形態1の使用状態を
示す概略斜視図、図3は図1の3−3線に沿う概略断面
相当図、図4は同実施の形態1のドア駆動手段を示す概
略説明図、図5は同実施の形態1の要部を示す概略分解
斜視図、図6は同実施の形態1のドア周辺を示す概略断
面図、図7は本発明の実施の形態2の取付状態を示す概
略斜視図である。なお、図8に示す部材と共通する部材
には同一符号を使用する。
【0024】(実施の形態1)本実施の形態1に係る空
気調和装置の室内側ユニットは、コンプレッサあるいは
室外側熱交換器等(図示せず)を有する室外側ユニット
1と冷媒配管7により連結されて冷房サイクルを構成す
るものであり、室内外を仕切る壁6(図3,4参照)に
形成された凹所6b内に収納されたビルトインタイプの
ものである。
【0025】図1に示すように、この室内側ユニット2
0は、壁6に形成された凹所6b内に収納されているの
で、不使用時にドア21を閉鎖すれば、室内側ユニット
20略全体がドア21によりカバーされ、壁6と一体化
し、デザイン的に室内との調和を図ることができる。な
お、使用時には、図2に示すようにドア21を開放して
使用する。
【0026】この室内側ユニット20は、図3に示すよ
うに、室内外を仕切る壁6に形成された凹所6b内に略
全体が埋め込まれるように取付けられ、壁6と取付けブ
ラケット22を介して連結され固定されている。
【0027】ユニットケース23は、図5に示すよう
に、所定肉厚の発泡スチロール等から構成された断熱部
材24と、該断熱部材24を補強するように両外側面を
覆う金属製のサイドプレート25,25と、両サイドプ
レート25,25を連結するとともに断熱部材24を外
部より保持する複数本のステー26…とからなり、内部
に室内側熱交換器3(図3,4参照)とクロスフローフ
ァンなどからなるファン4が収納されている。
【0028】ユニットケース23の大部分は、発泡スチ
ロール等の断熱部材24により構成され、該断熱部材2
4をサイドプレート25やステー26により支持するよ
うにしたので、ユニットケース23の内部には大きな風
路Fが形成され、また、該ユニットケース23自体も、
大幅に軽量化されたものとなるのみでなく成形も容易と
なり、断熱性も優れたものとなる。
【0029】室内側熱交換器3は、周知の冷房サイクル
を構成するように冷媒配管7により室外側ユニット(図
示せず)と連結され、ユニットケース23の下部を除く
前面を閉塞するように取付けられている。
【0030】この室内側熱交換器3の取付状態は、上端
側が壁6側に近接するように後傾した状態とすることが
好ましい。このようにすれば、ドア21を僅かに回動さ
せるのみで、天井に向かって開口した吹込口8を形成で
き、空気吸込時の騒音低減とともに部屋内での空気循環
も良好になる。
【0031】この室内側熱交換器3は、冷房運転時には
室内空気を冷却するエバポレータとして機能するが、こ
の場合には、室内側熱交換器3から空気中の水分が凝縮
されドレンとなって滴下する。このドレンは、室内側熱
交換器3の下部に設けられたドレンパン27により受け
られ、ドレンパイプ11により室外に排出される。
【0032】ファン4は、図5に示すように、両サイド
プレート25,25に開設された通孔28を挿通する回
転軸29が両端より突出され、該ファン4を駆動するモ
ータM1 の軸と連結されているが、該回転軸29は、両
サイドプレート25,25にそれぞれ設けられた軸受3
0及び軸受押え金31により支持されている。
【0033】本実施形態の室内側ユニット20は、図
3,4に示すように、室内側熱交換器3の全面を覆うよ
うに上下2枚のドア21a,21bが設けられている
が、これらドア21a,21bは、同一形状のものが上
下に2枚設けられているので、1枚のドアに比し、個々
のドアの回動角度θが小さくて済み、ドア開放時でも壁
からの突出長さが短くできる。ただし、両ドア21a,
21bは、必ずしも同一形状のものでなくてもよいこと
は言うまでもない。
【0034】ドア21a,21bは、下端部がユニット
ケース23に支持され、ドア駆動手段Dの駆動により下
端部を中心として所定角度θだけ回動し、ドア21a,
21bの上部に吹込口8を形成するようになっている。
【0035】ドア駆動手段Dは、図4に示すように、1
つのドアアクチュエータA1 と、該ドアアクチュエータ
A1 の回動リンク32により駆動されるリンク機構33
とから構成されている。このリンク機構33は、第1ア
ーム34aと第2アーム34bとからなるトグルリンク
34を有し、前記回動リンク32の駆動力は、第1ロッ
ド35aを介して第1アーム34aに伝達され、このト
グルリンク34の回動中心に取付けられているドア軸3
6aを介して上方ドア21aを回動角度θだけ回動させ
るようにしている。なお、ドア軸36aは、サイドプレ
ート25の通孔Oに回動自在に支持されている。
【0036】一方、トグルリンク34の第2アーム34
bには、第2ロッド35bが連結され、第2ロッド35
bには、下方ドア21bのドア軸36bを駆動する駆動
リンク37が連結されている。したがって、ドアアクチ
ュエータA1 を駆動すれば、トグルリンク34により一
括して上下2枚のドア21a,21bが同じ回動角度θ
で開閉作動されるようになっている。ただし、該リンク
機構33の各リンク等の長さを適宜変更し、両ドア21
a,21bの回動角度θを異ならしめ、吹込口8の大き
さを調節しても良い。
【0037】これら各ドア21a,21bは、図6に詳
示するように、各ドア軸36a,36bに比較的短い基
板38a,38bがビス等により固着され、この基板3
8a,38bの先端に複数個の板ばね39…が取付けら
れた本体板40a,40bの端部が嵌着され、本体板4
0a,40bが簡単に脱着できるようになっている。
【0038】このようにすれば、ドア21a,21bを
ユニットケース23から取外した時、清掃が簡単にでき
るのみでなく、内部のエアフィルタ10が露出するの
で、エアフィルタ10の交換も容易となる。なお、エア
フィルタ10は、図6に示すように、室内側熱交換器3
の前面に設けられた支持枠41に形成された切り起し片
41aにより支持されている。ただし、該エアフィルタ
10は、比較的変形可能な材料から構成することが好ま
しく、このようにすれば、エアフィルタ10を交換する
場合に、多少変形させることができ、より簡単に交換作
業を行なうことができる。
【0039】前記ユニットケース23の下部には、吹出
口9が形成されている。この吹出口9には、空気の吹出
し方向を変更するための迫出し板42とルーバ43が設
けられている。迫出し板42は、両側端にアーム42
a,42aを有する断面「く」の字状の本体プレート中
2bを有し、前記アーム42a,42aを挿通する軸4
2cに取付けられたリンク42dとアクチュエータA2
のリンク44と連結され、吹出口9の上部で回動自在と
されている。ルーバ43は、ステッピングモータ等から
なるアクチュエータA3 により回動されるようになって
おり、該アクチュエータA3 の軸は前記アーム42aを
挿通している。したがって、このルーバ43は。アクチ
ュエータA3 により回動されつつ、前記迫出し板42に
よっても揺動される。
【0040】なお、図3の符号「45」は風の吹き出し
方向を変える手動式ルーバである。
【0041】次に、前記実施形態1の作用を説明する。
【0042】冷房運転あるいは暖房運転を行なう場合に
は、ファン4を回転させるとともに室外側ユニットのコ
ンプレッサあるいはファン等を作動し、冷房サイクルを
駆動し、室内側熱交換器3を、冷房時には蒸発器とし
て、暖房時には凝縮器として機能するように冷媒を循環
させる。
【0043】一方、ドアアクチュエータA1 も作動し、
回動リンク32によりリンク機構33を介して上方ドア
21a、下方ドア21bを一括して開放し、上方に向か
って開放された吹込口8を形成する。
【0044】また、吹出口9の迫出し板42は、アクチ
ュエータA2 を作動して、突出させた状態とする。ただ
し、ルーバ43は、冷房運転時には空気の吹出し方向が
水平方向となるように、また暖房運転時は下方となるよ
うにアクチュエータA3 により角度位置を設定する。
【0045】このようにして運転を行なうと、冷房運転
時には室内側熱交換器3に低温の冷媒が導かれ、暖房運
転時には高温の冷媒が導かれることになり、ファン4の
回転により吹込口8から導入された室内空気は、エアフ
ィルタFにより浄化された後に、室内側熱交換器3によ
り冷却あるいは加熱され、冷風あるいは温風となって断
熱部材24の内周面に沿って流下し、ファン4内を通過
する。そして、吹出口9から迫出し板42及びルーバ4
3にガイドされつつ室内に向かって吹き出される。
【0046】特に、本実施の形態では、ドア21a,2
1bを下端部を中心として回動し、上端部に吹込口8を
形成しているので、吸込時の騒音は天井に向かって発せ
られ、部屋内にいる人に対して伝わる騒音は低減し、静
かな運転が可能となる。
【0047】また、天井部分の空気を引き下ろして空気
を吸込むようになるので、冷房時には、通常暖かい空気
が存在する天井部分の空気を吸い込みつつ冷房を行なう
ことになり、効率の良い冷房が可能となる。
【0048】そして、エアコンスイッチをオフし、空気
調和装置を停止すれば、前記ドア21a,21b、ルー
バ43が、元の収納状態に戻され、その後、迫出し板4
2が元の位置となりドア21a,21bは、室内側ユニ
ット20の略前面を覆い、迫出し板42は後退し、ルー
バ43は、吹出口9を閉塞する。
【0049】このようにドア21a,21bが、ユニッ
トケース23前面の吹込口8を覆うと、室内側ユニット
20は、壁面からの突出長Sが極めて少なくなり、この
突出長Sが少ないことに起因し、空気調和装置を設置す
ることによる違和感がなくなる。また、通常、空気調和
装置は、室内の上部に設けられるが、この場合には、下
から空気調和装置を見たとき、ドア21により覆われて
いるので、内部まで目視できず、この点からしても空気
調和装置を設置しているという違和感もない。しかも、
不使用時にドア21を閉じれば、室内側ユニット20全
体がドア21によりカバーされるので、例えば、ドア2
1a,21bとか、ユニットケース23の室内から目視
し得る部分を、壁の表面と一致させる色あるいは材料等
を使用して形成すれば、壁6の一部がドア21により構
成されているように認識され、壁6との一体感が一層高
まり、空気調和装置を設置することにより違和感はなく
なり、デザイン的にも室内の調和を図ることができ、空
気調和装置の存在感が薄れ、室内が自然な状態で快適な
空気調和を行なうことができる。
【0050】さらに、冷媒配管7等も、壁6を貫通して
外部に簡単に引き出すことができ、室内に露出しない状
態とすることができるので、冷媒配管7等に対する露付
き防止手段も簡単になり、室内側からの美感も優れたも
のとなる。
【0051】室内側ユニット20を設置する作業を行な
う場合にあっても、壁6に形成された凹所6bを利用し
て軽量化された室内側ユニット20を収納設置すること
ができるので、仮に高所に室内側ユニット20を取付け
る場合であっても、簡単に行なうことができる。
【0052】空気調和装置の清掃する作業を行なう場合
も、ドア6をユニットケース23に対し脱着自在とした
ので、清掃が簡単にできる。特に、室内側熱交換器3の
前面に設けられているエアフィルタ10も脱着自在とし
ているので、エアフィルタ10の交換も容易となる。
【0053】(実施の形態2)前記下端固定式の各ドア
21a,21bは、開放して吹込口とする場合には、上
部が開放さたものとなり、吹込口8としては空気の流通
抵抗が少ない、好ましいものでとなるが、使用時には、
壁側からの突出長Sが多少大きくなる。
【0054】しかし、この使用時にも突出長Sを短くす
るには、図7に示すように、ドア21が、開放時でもユ
ニットケース23の前面を覆うように、ユニットケース
23に対しドア21が離間するようにドア駆動手段Dと
連結すれば良い。
【0055】このようにすれば、ドア21は、ユニット
ケース23に対し離間し、ドア21の外周より空気を吸
い込む吹込口8を形成することになるので、美観の点で
優れたものとなるのみでなく、エアコン使用時でも壁か
らの突出長さSをさらに短くでき、空気調和装置と室内
が調和した状態とすることができる。
【0056】上述した実施の形態より明らかなように、
本発明では、壁面6aからの突出長さSを極めて少なく
することにより壁6と空気調和装置の一体感を高め、デ
ザイン的に室内の調和を図ることができ、しかも、簡単
に設置することができる室内側ユニットとすることがで
きる。
【0057】本発明は、上述した実施の形態のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲
内において種々改変することができる。
【0058】例えば、上述した実施の形態では、ドア2
1は、単に板材により構成したものであるが、場合によ
っては、内面側に吸音材(図示せず)を貼着し、吸音
性、防音性をより高めるようにしても良く、また、ドア
21の枚数は、2枚のみでなく、3枚以上であっても良
く、1枚であっても良い。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明は、壁面からの突出する長さが極めて少なくなり、空
気調和装置を設置することによる違和感がなくなる。特
に、不使用時にドアを閉じれば、室内側ユニット全体が
ドアによりカバーされるので、壁と同色系統のドアとす
れば、壁の一部がドアにより構成しているように認識さ
れ、壁との一体感が一層高まり、空気調和装置を設置し
ていてもデザイン的に室内の調和を図ることができる。
さらに、配管も、壁を貫通して外部に簡単に引き出すこ
とができるので、室内には露出せず、露付き防止手段も
簡単になる。しかも、取付作業も壁に形成された凹所を
利用するので、簡単に設置することができる。
【0060】請求項2に記載の発明は、エアコン使用時
の吹込口が、上端開放型の吹込口となるので、吸込時の
騒音が低減し、静かな運転が可能となる。
【0061】請求項3に記載の発明は、ドアの僅かな回
動により、上端開放型の吹込口を形成でき、空気吸込時
の騒音低減とともに部屋内での空気循環が良好となる。
【0062】請求項4に記載の発明は、個々のドアの開
度が小さく、エアコン使用時でも壁からの突出長さが短
くできる。
【0063】請求項5に記載の発明は、エアコン使用時
でも壁からの突出長さがさらに短くできる。
【0064】請求項6に記載の発明は、エアコン使用時
の騒音低減が大幅に可能となる。
【0065】請求項7,8に記載の発明は、清掃が簡単
で、フィルタの交換も容易となる。請求項9に記載の発
明は、ユニットケースが大幅に軽量化でき、成形も容易
で、断熱性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の取付状態を示す概略
斜視図である。
【図2】 同実施の形態1の作動状態を示す概略斜視図
である。
【図3】 図1の3−3線に沿う概略断面相当図であ
る。
【図4】 同実施の形態1のドア駆動手段を示す概略説
明図である。
【図5】 同実施の形態1の要部を示す概略分解斜視図
である。
【図6】 同実施の形態1のドア周辺を示す概略断面図
である。
【図7】 本発明の実施の形態2の取付状態を示す概略
斜視図である。
【図8】 従来の空気調和装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1…室外側ユニット、 3…室内側熱交換器、
4…ファン、 6…壁、6b…凹所、
7…冷媒配管、8…吹込口、
9…吹出口、10…エアフィルタ、
20…室内側ユニット、21,21a,21b…ド
ア、 23…ユニットケース、24…断熱部材、
25…サイドプレート、26…ステー、
D…ドア駆動手段、θ…回動角。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外側ユニット(1)と室内側ユニット(2
    0)とを室内外を仕切る壁(6)を挿通する配管(7)により
    連結して冷房サイクルを形成してなり、前記室内側ユニ
    ット(20)のユニットケース(23)内に設けたファン(4)を
    駆動することにより吹込口(8)から取入れた室内空気を
    室内側熱交換器(3)により熱交換して吹出口(9)より室
    内に戻すようにした空気調和装置において、 前記壁(6)に形成された凹所(6b)内に前記室内側ユニッ
    ト(20)のユニットケース(23)を収納し、該ユニットケー
    ス(23)の前面を覆うようにドア(21)を設け、該ドア(21)
    を開閉し得るようにドア駆動手段(D)と連結し、該ドア
    (21)を開放することにより前記吹込口(8)を形成するよ
    うにしたことを特徴とする空気調和装置の室内側ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記ドア(21)は、前記ユニットケース(2
    3)に支持された下端部を中心として所定角度(θ)回動
    し得るように構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の室内側ユニット。
  3. 【請求項3】 前記室内側熱交換器(3)は、上端側が前
    記壁(6)に近接するように後傾した状態で取付けられて
    いることを特徴とする請求項2に記載の室内側ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記ドア(21)は、上下に複数枚設けたこ
    とを特徴とする請求項2又は3に記載の室内側ユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記ドア(21)は、前記ユニットケース(2
    3)より離間するように前記ドア駆動手段(D)と連結した
    ことを特徴とする請求項1に記載の室内側ユニット。
  6. 【請求項6】 前記ドア(21)は、前記ユニットケース(2
    3)に対し脱着自在としたことを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載の室内側ユニット。
  7. 【請求項7】 前記ドア(21)は、内面側に吸音材を貼着
    したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    の室内側ユニット。
  8. 【請求項8】 前記ユニットケース(23)は、室内側熱交
    換器(3)の前面に脱着自在のエアフィルタ(10)を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の室
    内側ユニット。
  9. 【請求項9】 前記ユニットケース(23)は、所定肉厚の
    断熱部材(24)と、該断熱部材(24)の両外側面を覆うサイ
    ドプレート(25)と、該サイドプレート(25)を連結すると
    ともに前記断熱部材(24)を外部より支持するように設け
    られたステー(26)とから構成したことを特徴とする請求
    項1乃至8のいずれかに記載の室内側ユニット。
JP7174838A 1995-07-11 1995-07-11 空気調和装置の室内側ユニット Pending JPH0926199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7174838A JPH0926199A (ja) 1995-07-11 1995-07-11 空気調和装置の室内側ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7174838A JPH0926199A (ja) 1995-07-11 1995-07-11 空気調和装置の室内側ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0926199A true JPH0926199A (ja) 1997-01-28

Family

ID=15985545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7174838A Pending JPH0926199A (ja) 1995-07-11 1995-07-11 空気調和装置の室内側ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0926199A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3669322B2 (ja) 空気調和機の室内機
US7497090B2 (en) Air conditioner
JPH094867A (ja) 空気調和装置
KR102613461B1 (ko) 공기조화기
JP2005315537A (ja) 空気調和機
JP2011047579A (ja) 空気調和機
JP2993436B2 (ja) 空気調和機の吹出口構造
JPH0634153A (ja) 空気調和機の室内ユニット
WO2004085929A1 (ja) 空気調和機の室内機
JP6182882B2 (ja) 空気調和機
JP2010048491A (ja) 空気調和機の室内機
KR100506896B1 (ko) 공기조화기
JP2005315536A (ja) 空気調和機
JPH0257856A (ja) 空気調和機
JP4720333B2 (ja) 空調装置
JPH0926199A (ja) 空気調和装置の室内側ユニット
JPH0886464A (ja) 壁掛形又は壁埋形空気調和機
JP4075936B2 (ja) 空気調和装置
JP2014149112A (ja) 空気調和機
JP6136307B2 (ja) 空気調和機
JP2003056896A (ja) 空調機用風向調節装置
JPH01296031A (ja) 空気調和装置
JP2020106262A (ja) 空気調和機
JP5874908B2 (ja) 空気調和機
JPH02133721A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040427