JPH0257856A

JPH0257856A - 空気調和機

Info

Publication number: JPH0257856A
Application number: JP63206273A
Authority: JP
Inventors: Koji Wada; 宏二和田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-08-22
Filing date: 1988-08-22
Publication date: 1990-02-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は壁掛型等の室内機を有する空気調和機に係り、
特に、室内機の吹出し口のルーバ機構を改良した空気講
和機に関する。

（従来の技術）従来、この種の空気調和機は第６図および第７図に示す
ように構成された壁掛型等の室内ｌｌ１１を有し、この
室内機１は前面パネル２の前面にて吸込グリル３と吹出
しグリル４とを図中上下に配設し、後板本体５を所要の
取付壁に取付は固定するようになっている。

吸込グリル３と吹出しグリル４とはケーシング６内の通
」路７を介して連通し、この通風路７には室内側熱交換
器８と横流ファンよりなる室内ファン９とを図中前後に
配設している。

室内側熱交換器８は図示しない冷媒配管によりコンプレ
ッサ、室外側熱交換器、キャピラリチューブ等の減圧器
等に順次かつループ状に接続され、冷媒を循環させる閉
じた冷凍サイクルの一部を構成している。

上記室内ファン９はその運転時に室内等の空調空間の空
気を図中大矢印に示すように室内器１内を通風させる。

すなわら、室内ファン９の回転により、室内等の空調空
間の空気を吸込グリル３からその内方へ吸い込み、エア
フィルタ１０により濾過し、さらに、室内側熱交換ＷＡ
８にて熱交換し、冷気あるいは暖気を吹出しグリル４か
ら室内等の空調空間へ吹出し、室内を冷房または暖房す
るよ）になっている。

そして、吹出しグリル４から吹出される冷気または暖気
の調温空気の風向は回動自在の１枚のルーバ１１により
、冷房ないし暖房の運転モードに応じて適宜調節される
。なお、第７図中符号１２はルーバ１１の回動支点であ
る。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、このような従来のルーバ１１では、ルー
バ１１の大きさが吹出しグリル４を全面的に閉塞するに
足りる大きさよりも小さいので、空調運転停止時や除霜
運転時にはこのルーバ１１により吹出しグリル４を全面
的に閉塞することができず、残った開口から室内機１内
の内部が見られ、美観を害するうえに、塵埃等がこの開
口から室内機１内に侵入し、汚すという課題がある。

また、第８図で示す従来のルーバ機構１３は吹出しグリ
ル４にて対向配置された大小２枚のルーバ１３ａ、１３
ｂ同士を図示しない連結レバーにより連結し、この連結
レバーの中間部を回動支点１４とするものである。

しかし、このような従来のルーバ機構１３では大形のル
ーバ１３ａが上記ルーバ１１とほぼ同形同大であり、し
かも、大小の両ルーバ１３ａ、１３ｂを単一の回動支点
１４の両側にて対向させ、回動支点１４周りに回動する
ので、上記ルーバ１１と同様に吹出しグリル４を全面的
に閉塞することができず、残った開口から室内機１内の
内部が見られ、美観を害するうえに、塵埃等がこの開口
から室内機１内に侵入し、汚すという課題がある。

そこで本発明は上記事情を考慮してなされたもので、そ
の目的は空調運転停止時等に吹出しグリルをルーバによ
りほぼ全閉し、外観上の美観を向上させることができる
空気講和機を提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は、調温空気を吹き出す吹出しグリルに、上記調
温空気の風向を調Ｗｉする複数枚のルーバを連動自在に
設け、これらルーバにより上記吹出しグリルをほぼ全面
的に閉鎖するルーバ機構を有することを特徴とする。

（作用）ルーバ機構のルーバにより吹出しグリルをほぼ全面的に
Ｗｌｇすることができるので、空調運転停止時等にはこ
のルーバにより吹出しグリルをほぼ全面的に閉鎖して、
吹出しグリルの間口部から内部が見えるのを防止し、空
気調和機の外観上の美観を向上させることができる。

（実施例）以下本発明の実施例を第１図〜第５図に基づいて説明す
る。

第１図は本発明の一実施例の要部側断面図であり、本実
施例はルーバ機構２０と通風板３０に特徴があり、これ
以外は第６図および第７図で示す従来の室内機１と同様
であるので、第１図中、第６図および第７図と共通する
部分には同一符号を付している。

ルーバ機構２０は第１図および第２図に示すように例え
ば前後２枚で一対のルーバ２１．２２により吹出しグリ
ル・４をほぼ全面的に閉鎖するように構成されている。

ずなわち、前、後ルーバ２１．２２は長手方向長さが吹
出しグリル４の開口部の長手方向長さよりもそれぞれ若
干短かく、しかも、幅方向長さが開口部の幅方向長さの
ほぼ半分であり、前、後ルーバ２１．２２を幅方向に並
設して、吹出しグリル４の開口部をほぼ全面的に閉鎖す
るようになっている。

前、後ルーバ２１，２２はその長手方向両端部の内側に
、はぼくの字状の作動Ｏラド２１ａ、２１ｂ、２２ａ、
２２ｂをそれぞれ立設し、各作動ロンド２１ａ、２１ｂ
、２２ａ、２２ｂのくの字状屈曲部に小孔２１ｃ、２１
ｄ、２２ｃ、２２ｄを穿設し、そのうちの１つの小孔、
例えば第２図では２１ｃにステップ、モータ２３の出力
軸の先端を外方から挿入固定し、これを回動支点Ｘとし
、残りの小孔２１ｄ、２２ｃ、２２ｄを図示しないピン
により吹出しグリル４の開口枠の内側にそれぞれ回動自
在に軸支している。

また、幅方向に並設された前後一対のルーバ２１．２２
はその幅方向で隣り合う各作動ロッド２１ａと２２ａ、
２１ｂと２２ｂ（７）少なくとも１組の上端部相互をほ
ぼへの字状の連結レバー２４ａ。

２４ｂを介して回動自在に連結している。

したがって、ステップモータ２３の運転により、第３図
に示すように前ルーバ２１をその底面が吹出しグリル４
の開口前面に一致するように傾動させると、この前ルー
バ２１の傾動が連結レバー２４ａを介して、後ルーバ２
２に伝えられ、この後ルーバ２２をその底面がほぼ水平
方向になるように回動し、吹出しグリル４の開口底面に
一致させることができる。

しかも、このとき、後ルーバ２２の屈曲前端部（第３図
では左端部）が前ルーバ２１の後端部の下面に重なり合
う（ラップ）ので、吹出しグリル４の開口部はほぼ全面
的に閉鎖される。

このために、吹出しグリル４の開口部から室内１１１の
内部が見えて美観を害するのを防止することができる。

このような吹出しグリル４の前、後ルーバ２１゜２２に
よる全閉は空調運転の停止時Ａと、暖房運転中の除霜運
転時とに行なわれる。

除霜運転は暖房運転中に冷凍サイクルの冷媒を冷房運転
時の循環方向へ反転させ、室内側熱交換＠８を冷却させ
るので、この室内側熱交換器８で冷却された冷気が吹出
しグリル４から室内へ流出するのを防止するために、前
、後ルーバ２１，２２により吹出しグリル４を全開する
。

一方、冷房運転時Ｂには、第３図中破線に示すように前
ルーバ２１をほぼ水平方向に、後ルーバ２２の前端部を
水平方向からやや斜め下向きにそれぞれ向けるようにス
テップモータ２３の回動角を図示しないモータコントロ
ーラにより制御する。

さらに、暖房時Ｃには前ルーバ２１を第３図中−点鎖線
で示すようにほぼ直立させる一方、後ルーバ２２を直立
から先端部が若干前ルーバ２１側へ寄るように所要角度
傾倒させ、両ルーバ２１゜２２間の間隙を下方に向けて
絞るようにしている。

第４図には、このような前、後ルーバ２１，２２の傾動
軌跡と共に、前ルーバ２１の回動支点×１連結ロンド２
４ａの連結支点２４８Ｘ、小孔２２Ｃの回動支点２２Ｃ
Ｘ、の各移動軌跡を各運転モードＡ、Ｂ、Ｃに応じて示
している。

そして、ステップモータ２３の回動角を制御する図示し
ないモータコントローラは例えばマイクロコンピュータ
よりなり、第５図で示す制御プログラムを内蔵している
。

第５図において、モータコント０−ラはまず、空調運転
が行なわれているか否か判断し、Ｎｏの運転停止時Ａに
は前、後ルーバ２１．２２により吹出しグリル４の開口
部をほぼ全面的にＷｉ鎖する。

したがって、空調運転停止時へには吹出しグリル４の開
口部がほぼ全開されるので、この開口部から内部が見え
て外観上の美観を害するのを防止することができる。

一方、ＹＥＳの空調運転中には、それが冷房運転Ｂであ
るのか、あるいは暖房運転Ｃであるのか判断し、冷房運
転Ｂであるときは上記したように前、侵ルーバ２１．２
２を共に、はぼ水平方向に傾倒し、さらに、暖房運転Ｃ
であるときには前、後ルーバ２１，２２を番Ｊぼ直立さ
せるようにステップモータ２３の回動角を制御する。

ところで、通風板３０は第１図に示すように室内側熱交
換器８からのドレンを受けて溜めるドレン皿３１の内側
端３１ａ（第１図では右側端）底部に一体的に連設され
て、室内ファン９から吹出しグリル４に至る吹出し通風
路３２の一側壁を形成しており、上記ドレン皿３１の内
側端３１ａが通風路３２のノーズとなっている。

通風板３０はその通風方向中間部にて外方へ円弧状に凹
む凹部３０ａを形成し、吹出し通風路３２の通風方向中
間部を拡幅している。

すなわち、従来の通風板４０は、第１図中破線で示すよ
うに吹出し通風路３２の通風方向中間部にて、その吹出
し通風路幅を狭めていたので、送風騒音が高いという問
題があった。

しかし、本実施例の通風板３０は上記したように吹出し
通風路３２の通風方向中間部を凹部３０ａにより拡幅し
ているので、この部分にてマフラー効果が発生し、送ｆ
ｆ１ｊｌ音の低減を図ることができる。

次に本実施例の作用を説明する。

空気調和機の運転停止時Ａにはこの運転モードを検出す
る図示しないモータコントローラ（より、ステップモー
タ２３の回動角が制御され、その出力軸に固定された前
ルーバ２１がその底面を第３図に示すように吹出しグリ
ル４の開口前面に一致させるように水平方向より若干前
端を立ち上がらせた角度に傾斜する。

この前ルーバ２１の回動は連結ロッド２４ａを介して後
ルーバ２２に伝えられ、後ルーバ２２はその底面を吹出
しグリル４開口底面に一致させるようにほぼ水平方向に
回動し、後ルーバ２２の先端部が前ルーバ２１の後端部
下面にラップされ、これら前、後ルーバ２１．２２によ
り吹出しグリル４の開口の殆どを全面的に開鎖する。

このために、吹出しグリル４の開口部から室内機１の内
部が見え、美観を害するのを防止することができる。

また、除霜運転時も、運転停止ｒＩＡと同様にモータコ
ントローラによりステップモータ２３の回動角を制御し
、吹出しグリル４を前、後ルーバ２１．２２によりほぼ
全面的に閉鎖し、室内側熱交換器８（第１図参照）にて
冷却された冷気が吹出しグリル４から室内へ流出するの
を防止している。

次に、空気調和機の冷房運転時Ｂにはこの運転モードを
検出する図示しないモータコントローフにより、ステッ
プモータ２３の回動角が制御され、その出力軸に固定さ
れた前ルーバ２１が第３図に示すようにほぼ水平方向に
回動し、これに連動して後ルーバ２２がその前端部を水
平方向より若干下向きにして傾動するしたがって、室内側熱交換器８（第１図参照）にて冷却
された冷気はこれら前、後ルーバ２１゜２２により案内
されて、吹出しグリル４からその前方へほぼ水平方向に
吹出され、室内を冷房する。

また、吹出しグリル４の上流側の吹出し通風路３２では
通風板３０の凹部３０ａにて送風のマフラー効果が発生
するので、送Ｊｕｌ騒音が低減される。

また、空気調和機の暖房運転時Ｃにはこの運転モードを
検出する図示しないモータコントローラによりステップ
モータ２３の回動角が制御され、その出力軸に固定され
た前ルーバ２１が第３図に示すようにほぼ垂直方向に回
動し、これに連動して模ルーバ２２がその前端部をやや
前方に向けてほぼ直立するように回動する。

したがって、室内側熱交換器８にて加熱された暖気はこ
れら前、後ルーバ２１．２２により案内され、吹出しグ
リル４からその下方へほぼ垂直方向に吹き出され、しか
も、その吹き出し風路を後ルーバ２２により絞っている
ので、暖気の吹き出し風速が高速化され、室内等の床ま
で到達する。

このために、足下を暖める足暖効果を奏することができ
る。

この暖房運転時Ｃにおいても、冷房運転時Ｂと同様に通
風板３０の凹部３０ａにより送風のマフラー効果が発生
し、送風騒音の低減が図られる。

以上説明したように本実施例によれば、ルーバ機構２１
により吹出し風の風向を空調運転モードに応じて適切に
制御することができるので、その風向特性の向上を図る
ことができる。

しかも空調運転停止時Ａには吹出しグリル４の開口を前
後一対のルーバ２１，２２によりほぼ全面的に開鎖する
ことができるので、吹出しグリル４からその内部が見え
るのを防止し、外観上の美観の向上を図ることができる
。

また、通風板３０の凹部３０ａにより送風騒音の低減を
図ることができる。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えばステップモータ２３をノブに代え、このノブを手
動により回動させることによりルーバ機構２０を駆動す
るように構成してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、吹出しグリルをほぼ全面
的に閉鎖するルーバ機構を有するので、空調運転停止時
等にはこのルーバ機構により吹出しグリルをほぼ全面的
に開鎖し、吹出しグリルからその内部が見えるのを防止
し、外観上の美観の向上を図ることができる。

４、図面のＷＪｌｌｌＩな説明第１図は本発明に係る空気調和機の一実施例の要部側断
面図、第２図は第１図で示すルーバ機構の要部斜視図、
第３図は第１図で示すルーバの回動パターンを示す要部
側面図、第４図は第１図で示すルーバ機構の所要部分の
回動軌跡を示す図、第５図は第一２図で示すステップ士
−夕を制御するモータコントローラの制御プログラムを
示すフローチャート、第６図は従来の空気調和機の壁掛
型の室内機の外観斜視図、第７図は第６図の側断面図、
第８図は他の従来のルーバ機構を示す部分拡大図である
。

１・・・室内機、４・・・吹出しグリル、２０・・・ル
ーバ機構、２１・・・前ルーバ、２２・・・後ルーバ、
２１ａ、２　ｌ　ｂ、２２ａ、２２ｂ−・・作動ロンド
、２３・・・ステップモータ、２４８．２４ｂ・・・連
結レバー５ＴＡＲＴ第図／１第図第図第國

Claims

【特許請求の範囲】

　調温空気を吹き出す吹出しグリルに、上記調温空気の
風向を調節する複数枚のルーバを連動自在に設け、これ
らルーバにより上記吹出しグリルをほぼ全面的に閉鎖す
るルーバ機構を有することを特徴とする空気調和機。