JPH09261942A - リニアパルスモータ - Google Patents

リニアパルスモータ

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JPH09261942A
JPH09261942A JP7002396A JP7002396A JPH09261942A JP H09261942 A JPH09261942 A JP H09261942A JP 7002396 A JP7002396 A JP 7002396A JP 7002396 A JP7002396 A JP 7002396A JP H09261942 A JPH09261942 A JP H09261942A
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JP
Japan
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pole teeth
guide
traveling
magnetic
magnetic pole
Prior art date
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Pending
Application number
JP7002396A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomi Yagi
有百実 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH09261942A publication Critical patent/JPH09261942A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、走行性能に影響を与えずに、
移動子を走行ガイドに予圧することのできるリニアパル
スモータを提供する。 【解決手段】 移動子2は、固定子1の走行ガイド5
a,5bに玉軸受け9を介して支持されている。走行ガ
イド5bはバイアス磁石4により磁気吸引されて、玉軸
受け9を介して、移動子2を走行ガイド5aに押し付け
て予圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ミニディ
スクのピックアップのドライブやフロッピーディスクの
ヘッドのドライブ等に適用する小型、軽量のリニアパル
スモータに関し、特に、磁気吸引力により移動子を予圧
することにより安定走行を実現するリニアパルスモータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のリニアパルスモータの構
成を示す正面図である。図5は、従来のリニアパルスモ
ータの構成を示す斜視図である。以下、これらの図に基
づいて、従来のリニアパルスモータについて説明する。
【0003】このリニアパルスモータは、移動子ベース
30と移動子の磁極歯31からなる移動子と、永久磁石
24、走行ガイド25a,25b、磁気コア26a,2
6b、磁気コア26a,26bに巻かれたコイル27
a,27b、磁極歯28a,28b,28c,28dか
らなる固定子とを有している。
【0004】移動子は、玉軸受け29を介して固定子上
に配置されており、固定子の磁界が変えられることによ
り、走行ガイド25a,25bに沿って移動できるよう
になっている。
【0005】一方の走行ガイド25bには、玉軸受け2
9を滑らせ移動子をガイドする立上壁の中央に窪みが設
けられている。その窪みには、前後方向に磁化させた永
久磁石41、及び、永久磁石の前後に貼着した磁性部材
42,43からなる磁気ユニット32が配置されてい
る。磁性部材42,43の端面と移動子側面とは対向か
つ近接しており、図6の上面図に矢印で示すように、永
久磁石41→磁性部材(前)43→移動子ベース30→
磁性部材(後)42→永久磁石41の経路で磁路が形成
されている。このため、移動子は走行ガイド25bに磁
気吸引され、常に走行ガイド25bに沿って走行するよ
うになる。これにより、移動子の安定した走行性能を得
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法では、磁気吸引手段として永久磁石とその
両磁極面に貼着した磁性部材からなる磁気ユニットを用
いるため部品点数、貼着工程が増す。また、走行ガイド
の立上壁の中央部に磁気ユニットの取り付け凹部を設
け、磁気ユニット32を装着固定するため、装着工程が
増える。更に、磁気ユニット32の摺動面、即ち、玉軸
受29が当たる部分の表面精度を出さないと、移動子の
走り精度、位置決め精度など走行ガイドの性能を損って
しまう恐れがある。また、移動子を直接吸引するため、
磁気吸引力が移動子の走行に対して抵抗として働いてし
まう。
【0007】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成
で、安定した走行性能の得られるリニアパルスモータを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のリニアパルスモ
ータは、4組の第1の磁極歯と、第1の磁極歯に磁界を
印加する永久磁石と、第1の磁極歯及び永久磁石の両側
に配設された一対の走行ガイドと、を有する固定子と、
走行ガイドに軸受けを介して走行自在に支持され、第1
の磁極歯に対面して配置される第2の磁極歯を有する移
動子と、を備えてなるリニアパルスモータにおいて、一
対の走行ガイドは、その内の一方が永久磁石により他方
側へと磁気吸引されることにより、移動子を挟み込み、
予圧するよう形成されてなるものである。
【0009】また、このリニアパルスモータにおいて、
固定子が、予圧の方向に伸びるガイドレールを有し永久
磁石を直接的あるいは間接的に固定する固定子ベースを
有しており、走行ガイドの内、磁気吸引される側の走行
ガイドに、ガイドレールと嵌合するガイド部が形成され
てなるものである。
【0010】以下に、本発明の作用を説明する。
【0011】上記のように構成されたリニアパルスモー
タでは、一方の走行ガイドがバイアス磁石に磁気吸引さ
れ、もう一方の走行ガイドとの間で、玉軸受け、及び、
移動子を挟み込んで予圧する。このため、移動子の駆動
時も、固定された方の走行ガイドが走行基準となり、安
定して走行させることができる。
【0012】また、磁気吸引される方の走行ガイドに、
固定子ベースに形成されたガイドレールと嵌合するガイ
ド部を設けることで、予圧方向への移動を容易に行うこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のリニアパルスモ
ータの原理を説明するための分解斜視図であり、図2は
その正面図である。以下、これらの図に基づいて本実施
の形態のリニアパルスモータを説明する。
【0014】本リニアパルスモータは、固定子1と移動
子2からなる。固定子1は、固定子ベース3、バイアス
磁石4、2つの走行ガイド5a,5b、2つの磁気コア
6a,6b、2つのコイル7a,7b、4つの磁極歯8
a,8b,8c,8d(請求項における第1の磁極
歯)、玉軸受け9からなる。移動子2は、移動子ベース
10と磁極歯11(請求項における第2の磁極歯)から
なる。
【0015】バイアス磁石4は永久磁石よりなり、移動
子2の走行方向に磁化が分極している。バイアス磁石4
の一方の側面は走行ガイド5aと、上面は磁気コア6
a、6bと接合している。磁気コア6aのバイアス磁石
4の下側になる部分にはコイル7aが巻かれてあり、磁
気コア6aの上面の磁極となる部分に磁極歯8a,8b
が接合されている。同様に、磁気コア6bにはコイル7
bが巻かれてあり、磁極歯8c,8dが接合されてい
る。これらは全て固定子ベース3の上で固定されてい
る。一方、走行ガイド5bは、下面に固定子ベース3に
設けたレール状の凸部13と勘合するように案内溝14
がついており、バイアス磁石4の方向へ自由に移動でき
る。
【0016】走行ガイド5a,5bには、玉軸受け9を
滑らせるための走行面が用意されている。一方、移動子
ベース10にも玉軸受けを滑らせるための走行面があ
り、移動子2を固定子1に載せると、両方の走行面と玉
軸受け9により、固定子側の磁極歯8a〜8dと移動子
側の磁極歯11との間に適当な間隔の磁気ギャップを維
持した状態で、移動子2は走行方向に移動可能となる。
【0017】ここで、移動子2の駆動方法について詳細
に説明する。リニアパルスモータは、バイアス磁石4と
コイル7a,7bの作る磁力によって、移動子2を吸引
することで移動子2を駆動する。磁極歯8a,8b,8
c,8dは、最初、バイアス磁石4の作る磁力を発生し
ているが、コイル7aに電流が流されると、磁極歯8a
の磁力は強められ、磁極歯8bの磁力は弱められる。そ
のため、移動子2の磁極歯11と固定子1の磁極歯8a
が正対する位置になるように移動子2が引き付けられて
安定な配置となる。このとき、コイル7aの電流を逆方
向に切り替えることにより、磁極歯8aの磁力は弱めら
れ、磁極歯8bの磁力は強められる。そのため、移動子
2の磁極歯11と固定子1の磁極歯8bが正対する位置
になるように移動子2が引き付けられて安定する。次
に、コイル7aの電流を切り、コイル7bに電流を流す
と、磁極歯8cの磁力は強められ、磁極歯8dの磁力は
弱められる。そのため、移動子2の磁極歯11と固定子
1の磁極歯8cが正対する位置になるように移動子2が
移動する。同様に、コイル7bの電流を逆方向に切り替
えると、磁極歯8cの磁力は弱められ、磁極歯8dの磁
力は強められるため、移動子2の磁極歯11と固定子1
の磁極歯8cとが正対する位置へ移動子2が移動する。
【0018】磁極歯8a,8b,8c,8d,11の歯
のピッチは同じであり、固定子1での磁極歯8a,8
b,8c,8dの配置は、この順で歯の位置が1/4ピ
ッチずつずれているようになっている。このため、上記
の順番でコイル7a,7bの電流を切り替えて行くこと
により、移動子が1/4ピッチずつ移動する。その際、
移動子2が安定に走行するためには、走行面と玉軸受け
の間に走行方向と直角な方向、即ち、図1に示した予圧
方向に適当な予圧を与える必要がある。この予圧方式が
本発明の特徴であり、以下にこの点について説明する。
【0019】固定子1の走行ガイド5aは、固定子ベー
ス3に固定されているのに対して、走行ガイド5bは案
内溝14(請求項におけるガイド部)とレール状の凸部
13(請求項におけるガイドレール)によって予圧方向
に自由に移動できるようになっている。走行ガイド5b
は、磁性体でできており、バイアス磁石4の両磁極に面
する部分12a,12bがバイアス磁石4に向かって張
り出した形状になっている。
【0020】このような構成により、図3の上面図に矢
印で示すように、バイアス磁石4のN極から空間へ出た
磁束は、この張り出し部分12aから走行ガイド5bに
入り込み、走行ガイドの内部を通って、反対側の張り出
し部分12bから再び空間へ出て、バイアス磁石のS極
へ戻るという磁気回路が形成され、図1の予圧方向に磁
気吸引力が作用する。
【0021】この磁気吸引力は、走行ガイド5bを走行
ガイド5a側に引っ張り、走行ガイド5aへ玉軸受け9
と移動子ベース10を押し付ける。つまり、移動子2を
走行ガイド5aに押し付ける。これにより、移動子2は
走行ガイド5に安定に支持された状態で走行できるよう
になる。
【0022】尚、本実施の形態において、走行ガイド5
bに張り出し部分12a,12bを設けているのは、バ
イアス磁石4による磁気吸引をより有効なものとするた
めである。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、走行ガイ
ドがバイアス磁石に磁気吸引されるため、従来のように
予圧のための専用の磁気ユニットと、そのための組付け
加工も必要とせず、簡単な構成で移動子を走行ガイドに
予圧することができ、移動子を安定に走行させることが
できる。
【0024】また、磁気吸引される方の走行ガイドに、
固定ベースに形成されたガイドレールと嵌合するガイド
部を設けることで、走行ガイドの予圧方向への移動を容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のリニアパルスモータの構成
を示す分解斜視図である。
【図2】図1のリニアパルスモータの正面図である。
【図3】図1のリニアパルスモータの予圧方式を説明す
る図である。
【図4】従来のリニアパルスモータの構成を示す分解斜
視図である。
【図5】図4のリニアパルスモータの正面図である。
【図6】図4のリニアパルスモータの予圧方式を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 固定子 2 移動子 4 バイアス磁石 5a,5b 走行ガイド 9 玉軸受け 12 張り出し部分 13 レール状凸部 14 案内溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4組の第1の磁極歯と、該第1の磁極歯
    に磁界を印加する永久磁石と、前記第1の磁極歯及び前
    記永久磁石の両側に配設された一対の走行ガイドと、を
    有する固定子と、 前記走行ガイドに軸受けを介して走行自在に支持され、
    前記第1の磁極歯に対面して配置される第2の磁極歯を
    有する移動子と、を備えてなるリニアパルスモータにお
    いて、 前記一対の走行ガイドは、その内の一方が前記永久磁石
    により他方側へと磁気吸引されることにより、前記移動
    子を挟み込み、予圧するよう形成されてなることを特徴
    とするリニアパルスモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリニアパルスモータに
    おいて、 前記固定子は、前記予圧の方向に伸びるガイドレールを
    有し前記永久磁石を直接的あるいは間接的に固定する固
    定子ベースを有しており、 前記走行ガイドの内、磁気吸引される側の走行ガイドに
    は、前記ガイドレールと嵌合するガイド部が形成されて
    なることを特徴とするリニアパルスモータ。
JP7002396A 1996-03-26 1996-03-26 リニアパルスモータ Pending JPH09261942A (ja)

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