JPS62210854A

JPS62210854A - リニアモ−タ

Info

Publication number: JPS62210854A
Application number: JP4979386A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Suzuki; 康夫鈴木
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1986-03-07
Filing date: 1986-03-07
Publication date: 1987-09-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明はリニアモータに関し、特に光デイスク装置等の
光学式情報記録又は再生装置における光ヘッドの駆動に
適したリニアモータに関する。

（従来技術）第５図に、従来のリニアモータの構成を斜視図で示す。

図中、可動子１にはコイル２が巻かれており、ヨークを
兼ねた強磁性体のガイド部材３に摺動可能に支持されて
いる。そして、ガイド部材３には鋳造によってコの字型
に形成されたヨーク４．５が接合され、このヨーク４．
５には各々永久磁石６．７が直接取り付けられて、これ
ら固定子は全体として可動子ｌの軌道に沿ってコイル２
を横切る磁界を発生する磁気回路を構成している。ここ
で、コイル２に電流を流すと駆動力を生じ、可動子１が
矢印へ方向に移動する。このようなリニアモータは、通
常まずガイド３とヨーク４．５とを接合し、これらによ
って形成された空間に、予め着磁された永久磁石・を挿
入することによって組み立てられていた。

しかしながら、上記の如き従来のリニアモータは、永久
磁石の厚さが厚いことに起因して重量が重く、また第５
図における長さ１０を大きくとらねばならない為、小型
化が困難であった。一方、永久磁石を薄型化すれば上記
問題は解決する°が、磁石自体の機械的強度が低下する
為、取り扱いが難しく、特に前述の様な組み立ての際に
は、磁石に強い磁力が働くので、割れ、欠は等の破損が
生じ易いといった新たな問題を生じた。

（発明の概要）本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、小型
、軽量で且つ組み立ての容易なリニアモータを提供する
ことにある。

本発明の上記目的は、コイルを有し直線運動する可動子
と、このコイルを横切る磁界を発生する固定子とから成
るリニアモータにおいて、固定子を可動子の軌道に沿っ
て設けられたヨークと、少なくとも１面に強磁性体の背
板が固着され、この背板を介して前記ヨークに取り付け
られた薄板状の永久磁石とから構成することによって達
成される。

（実施例）以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明のリニアモータの一実施例の構成を示
す斜視図である。図中、可動子１１にはコイル１２が巻
かれており、ヨークを兼ねた強磁性体のガイド部材１３
に摺動可能に支持されている。そして、ガイド部材１３
には鋼板をプレス加工によってコの字型に成形したヨー
ク１４．１５が接合されている。これらのヨーク１４．
１５は鋳造されたものに比べ、簡単、安価に形成出来る
ものである。このヨーク１４．１５には、各々薄板状の
永久磁石１６．１７が、強磁性体の背板１８．１９を介
して取り付けられて、ガイド部材１３と共にこれら固定
子は、可動子１１の軌道に沿ってコイル１２を横切る磁
界を発生するｂｉ気気路路構成している。ここで、コイ
ル１２に電流を流すと駆動力を生じ、可動子１１が矢印
Ａ方向に移動する。

上記永久磁石１６．１７は、例え・ば厚さ２ｍｍのサマ
リウムコバルト磁石から成り、各々鋼板から成る背板１
８．１９に固着されて、リニアモータの組み立て時には
、第１図のように背板とともにヨークに接着等によって
固定される。永久磁石１６．１７と背板１８，１９とは
接着剤によって貼り合わせても良いし、単に磁力によっ
て接合された状態としても良い。また、永久磁石１６゜
１７への着磁は背板１８，１９への接合前でも後でも良
いが、接合後に行った方が接合時に磁石と背板間に磁力
が生じない為扱い易い。

本実施例のリニアモータは、永久磁石１６゜１７が薄型
の為、軽量でしかも第１図における長さＡが短く、小型
に構成出来る。また、永久磁石１６．１７は背板１８，
１９と一体に取り扱うことが出来る為、破損しにくくヨ
ーク１４．１５への取り付けも容易である。

第２図及び第３図は夫々背板のヨークへの他の取り付は
方法を示す部分斜視図である。第１図示の実施例におい
ては、背板をヨークに接着していたが、第２図のように
、ヨーク２４にプレスによって形成された突起２０．２
１を設け、磁石２６が固着された背板２８に穿たれた穴
２２及び２３をこの突起２０．２１に各々嵌合するよう
にしても良い。この場合、磁石２６は強い磁力でヨーク
２４に吸引されている為、特に接着剤等を用いなくても
背板２８がヨーク２４からずれてしまうことはない。尚
、嵌め合せを容易にする為、穴２２及び２３は一方を円
形、もう一方を長円形に形成しても良い。また、第３図
のように、磁石３６が固着された背板３８とヨーク３４
とを貫通する穴を設け、ヨーク３４側からねじ３０，３
１をこの穴に螺入して、背板３８をヨーク３４に固定し
てもかまわない。

第４図は、本発明のリニアモータを光デイスク装置に用
いた例を示す斜視図である。ここで、半導体レーザ、対
物レンズ、光検出器等を内蔵した光ヘッド４２は、本発
明のリニアモータ４ｏの可動子４１に固定され、可動子
４１の駆動に伴ない、ガイドレール４３に沿って矢印六
方向に移動する。一点鎖線で示した光ディスク４４は、
ターンテーブル４５上に置かれ、モータ４６によって回
転させられる。そして、光ヘッド４２から発した光ビー
ムを光ディスク４４に照射することによって情報の記録
又は再生を行う。このような光デイスク装置は、オフィ
スの省スペース化等の見地から小型軽量化が望まれてお
り、本発明のリニアモータを用いるのに適している。特
に第４図のように磁石とコイルとをディスクに対して垂
直方向に並置すると、長さＬが短いので、光デイスク装
置を薄型に構成出来る。

本発明は、以上説明した実施例に限らず、種々の応用が
可能である。例えば、実施例に用いたサマリウムコバル
ト等の希土類磁石は破損し易い為、特に本発明を適用す
るのに適しているが、フェライト系磁石等、他の種類の
磁石を用いる場合にも本発明は有効である。また、本発
明のリニアモータは、前述の光デイスク装置だけでなく
様々な装置に使用出来る。

（発明の効果）以上説明したように、本発明はリニアモータの永久磁石
に強磁性体から成る背板を固着し、この背板を介してヨ
ークに取り付けるようにしたので、磁石が取り扱い易く
ヨークへの取り付けも容易で、しかも磁石を薄く出来る
為に、モータ全体の小型化、軽量化が図れるといった効
果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のリニアモータの一実施例を示す斜視図
、第２図及び第３図は夫々第１図示の実施例における背
板の取り付は方法の変形例を示す図、第４図は本発明の
リニアモータを光デイスク装置に用いた例を示す斜視図
、第５図は従来のリニアモータの構成を示す斜視図であ
る。１ｌ−＝−一可動子、１２−−−−コイル、１３−−−
−ガイド部材、１４．　１５−−−−ヨーク、１６．　
１７−−−−永久磁石、１８．１９−−−一背板。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）コイルを有し直線運動する可動子と、前記コイル
を横切る磁界を発生する固定子とから成るリニアモータ
において、前記固定子が前記可動子の軌道に沿って設け
られたヨークと、少なくとも１面に強磁性体の背板が固
着され、該背板を介して前記ヨークに取り付けられた薄
板状の永久磁石とから成ることを特徴とするリニアモー
タ。