JPH092617A - 倉 庫 - Google Patents
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- JPH092617A JPH092617A JP17282095A JP17282095A JPH092617A JP H092617 A JPH092617 A JP H092617A JP 17282095 A JP17282095 A JP 17282095A JP 17282095 A JP17282095 A JP 17282095A JP H092617 A JPH092617 A JP H092617A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動式ラックを設備した倉庫におけるパレッ
トの積み付け効率を向上させる。 【構成】 各パレット格納領域16a〜16hの奥の壁
際には固定ラック30が設置してある。固定ラック30
の前方には、各段に1つのパレット18を収納できる小
型移動ラック44の複数が配置してある。これらの小型
移動ラック44は、走行レール47に沿って主通路42
と平行に移動可能であって、主通路42と直交した搬入
出通路46を形成する。パレット格納領域の主通路42
に面した位置には、各段に複数のパレットを並置できる
大型移動ラック32a〜32dが主通路42と直交した
方向に移動可能に配置してある。これらの大型移動ラッ
ク32は、走行レール66に沿って主通路42と直交し
て移動可能となっている。
トの積み付け効率を向上させる。 【構成】 各パレット格納領域16a〜16hの奥の壁
際には固定ラック30が設置してある。固定ラック30
の前方には、各段に1つのパレット18を収納できる小
型移動ラック44の複数が配置してある。これらの小型
移動ラック44は、走行レール47に沿って主通路42
と平行に移動可能であって、主通路42と直交した搬入
出通路46を形成する。パレット格納領域の主通路42
に面した位置には、各段に複数のパレットを並置できる
大型移動ラック32a〜32dが主通路42と直交した
方向に移動可能に配置してある。これらの大型移動ラッ
ク32は、走行レール66に沿って主通路42と直交し
て移動可能となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品等をパレットに積
んで格納する倉庫に係り、特に内部を耐震壁などによっ
て複数のパレット格納領域に区画した倉庫に関する。
んで格納する倉庫に係り、特に内部を耐震壁などによっ
て複数のパレット格納領域に区画した倉庫に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍倉庫などにおいては、一般に、段ボ
ール箱等の容器に冷凍食品などの物品を収納し、この物
品を収納した容器を複数個パレットに積み付けて格納す
るようにしている。そして、広いスペースを有する倉庫
の場合、耐震性を図るために、内部に適宜の間隔で設け
られた柱間を耐震壁によって連結し、倉庫内を複数のパ
レット格納領域に区画している。このような冷凍倉庫に
おいては、従来、パレットを格納する場合、パレットを
倉庫の床面に直接配置する、いわゆる平置方式が採用さ
れていた。図3は、そのようなパレット平置倉庫の一例
を示す平面図である。
ール箱等の容器に冷凍食品などの物品を収納し、この物
品を収納した容器を複数個パレットに積み付けて格納す
るようにしている。そして、広いスペースを有する倉庫
の場合、耐震性を図るために、内部に適宜の間隔で設け
られた柱間を耐震壁によって連結し、倉庫内を複数のパ
レット格納領域に区画している。このような冷凍倉庫に
おいては、従来、パレットを格納する場合、パレットを
倉庫の床面に直接配置する、いわゆる平置方式が採用さ
れていた。図3は、そのようなパレット平置倉庫の一例
を示す平面図である。
【0003】図3において、倉庫10は、一側の中央部
に出入口12が形成してあって、この出入口12に面し
た中央部が通路14となっている。そして、通路14の
両側には、複数のパレット格納領域16a〜16hが形
成してある。これらのパレット格納領域16a〜16h
は、パレット18のサイズに応じて適宜の間隔で、例え
ば各パレット格納領域配16a〜16hの幅方向に4つ
のパレット18を配置できる間隔で設けた柱20や、各
柱20間を連結している耐震壁22によって区画してあ
り、通路14に面した部分がパレット格納領域16a〜
16hの出入口部となっている。また、各パレット格納
領域16a〜16hの奥行方向の寸法もパレット18の
サイズに応じて形成され、図示の場合には、奥行方向に
パレット18を6個ずつ配置できるようになっている。
従って、この倉庫10においては、各パレット格納領域
16a〜16hの床面にそれぞれ24個のパレットを配
置でき、全体として192個のパレットを床面に配置で
きるようにしてある。
に出入口12が形成してあって、この出入口12に面し
た中央部が通路14となっている。そして、通路14の
両側には、複数のパレット格納領域16a〜16hが形
成してある。これらのパレット格納領域16a〜16h
は、パレット18のサイズに応じて適宜の間隔で、例え
ば各パレット格納領域配16a〜16hの幅方向に4つ
のパレット18を配置できる間隔で設けた柱20や、各
柱20間を連結している耐震壁22によって区画してあ
り、通路14に面した部分がパレット格納領域16a〜
16hの出入口部となっている。また、各パレット格納
領域16a〜16hの奥行方向の寸法もパレット18の
サイズに応じて形成され、図示の場合には、奥行方向に
パレット18を6個ずつ配置できるようになっている。
従って、この倉庫10においては、各パレット格納領域
16a〜16hの床面にそれぞれ24個のパレットを配
置でき、全体として192個のパレットを床面に配置で
きるようにしてある。
【0004】このようなパレット平置倉庫においては、
パレット18の格納量を多くすることができ、パレット
18の積み付け効率をよくすることができる。しかし、
パレット格納領域の奥の方にあるパッレト18、例えば
パレット格納領域16aの壁際のパレット18a(図3
の左上のパレット)を取り出す場合、その列に存在する
他のパレット18b〜18fをすべて一時的にパレット
格納領域16aから運び出す必要がある。そして、パレ
ット18aを取り出したのちは、一時的に運び出したパ
レット18b〜18fを元に戻す必要があり、多くの時
間と労力を必要とし、作業効率が悪い欠点がある。
パレット18の格納量を多くすることができ、パレット
18の積み付け効率をよくすることができる。しかし、
パレット格納領域の奥の方にあるパッレト18、例えば
パレット格納領域16aの壁際のパレット18a(図3
の左上のパレット)を取り出す場合、その列に存在する
他のパレット18b〜18fをすべて一時的にパレット
格納領域16aから運び出す必要がある。そして、パレ
ット18aを取り出したのちは、一時的に運び出したパ
レット18b〜18fを元に戻す必要があり、多くの時
間と労力を必要とし、作業効率が悪い欠点がある。
【0005】このため、倉庫10の内部に固定ラックを
設置し、この固定ラックに容器を積み付けたパレット1
8を複数段に収納し、パレット取り出し作業効率の改善
を図るようにした倉庫もある。ところが、固定ラックを
用いた場合、パレット18を固定ラックから取り出した
り、固定ラックに収納するためのフォークリフトが走行
できるスペースを各固定ラック間に確保する必要があ
り、積み付け効率が非常に悪くなる欠点がある。そこ
で、これらの問題を解決するために、移動式ラックを設
備する場合がある。
設置し、この固定ラックに容器を積み付けたパレット1
8を複数段に収納し、パレット取り出し作業効率の改善
を図るようにした倉庫もある。ところが、固定ラックを
用いた場合、パレット18を固定ラックから取り出した
り、固定ラックに収納するためのフォークリフトが走行
できるスペースを各固定ラック間に確保する必要があ
り、積み付け効率が非常に悪くなる欠点がある。そこ
で、これらの問題を解決するために、移動式ラックを設
備する場合がある。
【0006】図4は、図3に示した倉庫と同じサイズの
倉庫に移動式ラックを設備した例を示したものである。
図4において、倉庫28は、各パレット格納領域16a
〜16hの奥の壁際に固定ラック30が設置してある。
また、各パレット格納領域16a〜16hの通路14に
面した出入り部となる位置には、移動ラック32が配置
してある。この移動ラック32は、各段に8つのパレッ
ト18をパレット格納領域の幅方向に4つ、奥行方向に
2列ずつ配置できるようにしてあるとともに、移動ラッ
ク32の両側からパレット18の出し入れができ、かつ
通路14と直交して移動できるようにしてある。さら
に、固定ラック30と移動ラック32との間には、移動
ラック34が配置してある。この移動ラック34は、通
路14側の移動ラック32の半分のサイズであって、各
段に4つのパレット18をパレット格納領域の幅方向に
2つ、奥行方向に2つずつ配置できるようになっている
とともに、ラック34の両側からパレットの出し入れが
行えるようになっている。また、移動ラック34は、各
パレット格納領域16a〜16hにおいて片側に寄せて
配置されるとともに、通路14と直交した方向に移動で
きるようにしてある。
倉庫に移動式ラックを設備した例を示したものである。
図4において、倉庫28は、各パレット格納領域16a
〜16hの奥の壁際に固定ラック30が設置してある。
また、各パレット格納領域16a〜16hの通路14に
面した出入り部となる位置には、移動ラック32が配置
してある。この移動ラック32は、各段に8つのパレッ
ト18をパレット格納領域の幅方向に4つ、奥行方向に
2列ずつ配置できるようにしてあるとともに、移動ラッ
ク32の両側からパレット18の出し入れができ、かつ
通路14と直交して移動できるようにしてある。さら
に、固定ラック30と移動ラック32との間には、移動
ラック34が配置してある。この移動ラック34は、通
路14側の移動ラック32の半分のサイズであって、各
段に4つのパレット18をパレット格納領域の幅方向に
2つ、奥行方向に2つずつ配置できるようになっている
とともに、ラック34の両側からパレットの出し入れが
行えるようになっている。また、移動ラック34は、各
パレット格納領域16a〜16hにおいて片側に寄せて
配置されるとともに、通路14と直交した方向に移動で
きるようにしてある。
【0007】このように構成した倉庫10にあっては、
例えばパレット格納領域16aの固定ラック30aに収
納してあるパレット18aを取り出す場合、まず移動ラ
ック32aを通路14の反対側に移動させる。その後、
移動ラック34aを通路14側に移動させ、パレット1
8aの前にフォークリフトが進入できるようにする。パ
レット18aを搬入する場合も同様である。
例えばパレット格納領域16aの固定ラック30aに収
納してあるパレット18aを取り出す場合、まず移動ラ
ック32aを通路14の反対側に移動させる。その後、
移動ラック34aを通路14側に移動させ、パレット1
8aの前にフォークリフトが進入できるようにする。パ
レット18aを搬入する場合も同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に移動式ラックを設備した場合、倉庫10内が柱や耐震
壁によって区画されていると、図4から明らかなよう
に、フォークリフトの通路を確保することが難しく、パ
レットの積み付け効率がパレット平置倉庫に比較して大
幅に低下する。すなわち、例えばパレット格納領域16
aの移動ラック34aに収納してあるパレット18bを
取り出す場合、フォークリフトがパレット格納領域16
a内に進入し、格納領域16a内で向きを変える必要が
あるため、進入のための通路および広い旋回スペースを
確保する必要がある。このため、パレット平置倉庫10
においては、パレット18を平面的に192個配置でき
たのに対して、移動式ラック32、34を設備した場
合、平面的に128個のしか配置することができず、パ
レットの積み付け効率が大きく低下する。
に移動式ラックを設備した場合、倉庫10内が柱や耐震
壁によって区画されていると、図4から明らかなよう
に、フォークリフトの通路を確保することが難しく、パ
レットの積み付け効率がパレット平置倉庫に比較して大
幅に低下する。すなわち、例えばパレット格納領域16
aの移動ラック34aに収納してあるパレット18bを
取り出す場合、フォークリフトがパレット格納領域16
a内に進入し、格納領域16a内で向きを変える必要が
あるため、進入のための通路および広い旋回スペースを
確保する必要がある。このため、パレット平置倉庫10
においては、パレット18を平面的に192個配置でき
たのに対して、移動式ラック32、34を設備した場
合、平面的に128個のしか配置することができず、パ
レットの積み付け効率が大きく低下する。
【0009】本発明は、移動式ラックを設備した倉庫に
おけるパレットの積み付け効率を向上できるようにする
ことを目的としている。
おけるパレットの積み付け効率を向上できるようにする
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る倉庫は、主通路に面して複数のパレ
ット格納領域が柱または壁によって区画してある倉庫に
おいて、前記各パレット格納領域に、前記主通路に沿っ
て移動可能な小型移動ラックを複数配置するとともに、
これら小型移動ラックによって前記主通路に直交した搬
入出通路を形成可能とし、また前記主通路上の前記パレ
ット格納領域と対応した位置に、主通路に直交して移動
可能な大型移動ラックを配置した構成となっている。小
型移動ラックによって形成した搬入出通路の幅は、ほぼ
小型移動ラックの幅であってよい。
めに、本発明に係る倉庫は、主通路に面して複数のパレ
ット格納領域が柱または壁によって区画してある倉庫に
おいて、前記各パレット格納領域に、前記主通路に沿っ
て移動可能な小型移動ラックを複数配置するとともに、
これら小型移動ラックによって前記主通路に直交した搬
入出通路を形成可能とし、また前記主通路上の前記パレ
ット格納領域と対応した位置に、主通路に直交して移動
可能な大型移動ラックを配置した構成となっている。小
型移動ラックによって形成した搬入出通路の幅は、ほぼ
小型移動ラックの幅であってよい。
【0011】
【作用】上記のごとく構成した本発明は、例えばパレッ
ト格納領域の奥の方にあるラックからパレット搬出する
場合、その格納領域の前側、すなわちその格納領域の主
通路の面した位置に配置した大型移動ラックを主通路の
反対側に移動させる。次に、搬出しようとするパレット
を収納したラックより前の方(主通路側)に位置する小
型移動ラックを、主通路に沿って、現在形成されている
搬入出通路側に移動して搬入出通路を埋め、パレットを
取り出すラックの前方に主通路に直交した新たな搬入出
通路を形成する。その後、主通路から搬入出通路にフォ
ークリフトを進入させ、所定のパレットをフォークによ
って取り出す。パレットを搬入する場合も、ほぼ同様で
ある。
ト格納領域の奥の方にあるラックからパレット搬出する
場合、その格納領域の前側、すなわちその格納領域の主
通路の面した位置に配置した大型移動ラックを主通路の
反対側に移動させる。次に、搬出しようとするパレット
を収納したラックより前の方(主通路側)に位置する小
型移動ラックを、主通路に沿って、現在形成されている
搬入出通路側に移動して搬入出通路を埋め、パレットを
取り出すラックの前方に主通路に直交した新たな搬入出
通路を形成する。その後、主通路から搬入出通路にフォ
ークリフトを進入させ、所定のパレットをフォークによ
って取り出す。パレットを搬入する場合も、ほぼ同様で
ある。
【0012】このように、パレット格納領域の奥の方に
あるラックに対して、パレット格納領域内でフォークリ
フトの向きを変えることなくパレットの搬入出を行うこ
とができる。パレット格納領域にフォークリフト走行用
の広いスペースをとる必要がなく、移動式ラックを設備
した倉庫におけるパレットの積み付け効率を向上するこ
とができる。しかも、搬入出通路は、各段に1つのパレ
ットを収納する小型ラックの幅があれば、パレットを搬
送するフォークリフトが直線走行できる通路を確保で
き、スペースの利用効率を高めることができる。
あるラックに対して、パレット格納領域内でフォークリ
フトの向きを変えることなくパレットの搬入出を行うこ
とができる。パレット格納領域にフォークリフト走行用
の広いスペースをとる必要がなく、移動式ラックを設備
した倉庫におけるパレットの積み付け効率を向上するこ
とができる。しかも、搬入出通路は、各段に1つのパレ
ットを収納する小型ラックの幅があれば、パレットを搬
送するフォークリフトが直線走行できる通路を確保で
き、スペースの利用効率を高めることができる。
【0013】
【実施例】本発明に係る倉庫の好ましい実施例を、添付
図面に従って詳細に説明する。なお、前記実施例におい
て説明した部分に対応する部分については、同一の符号
を付し、その説明を省略する。
図面に従って詳細に説明する。なお、前記実施例におい
て説明した部分に対応する部分については、同一の符号
を付し、その説明を省略する。
【0014】図1は、実施例に係る倉庫の平面図であ
る。図1において、倉庫40は冷凍倉庫であって、前記
従来技術において説明した倉庫と同じサイズに形成して
あり、出入り口12に面した中央部が主通路42となっ
ている。そして、主通路42の両側には、複数(実施例
の場合、4つずつ)のパレット格納領域16a〜16h
が設けてある。各パレット格納領域16a〜16hの主
通路42から遠い奥の壁際には、固定ラック30が設置
してある。これらの固定ラック30は、複数段(実施例
の場合、3段)にパレット18を収納することができる
ようになっているとともに、各段には、主通路42に沿
うパレット格納領域16a〜16hの幅方向に4つのパ
レット18が収納できるようになっている。また、各パ
レット格納領域16a〜16hには、固定ラック30の
前側に複数台(実施例の場合、12台)の小型移動ラッ
ク44が配置してある。
る。図1において、倉庫40は冷凍倉庫であって、前記
従来技術において説明した倉庫と同じサイズに形成して
あり、出入り口12に面した中央部が主通路42となっ
ている。そして、主通路42の両側には、複数(実施例
の場合、4つずつ)のパレット格納領域16a〜16h
が設けてある。各パレット格納領域16a〜16hの主
通路42から遠い奥の壁際には、固定ラック30が設置
してある。これらの固定ラック30は、複数段(実施例
の場合、3段)にパレット18を収納することができる
ようになっているとともに、各段には、主通路42に沿
うパレット格納領域16a〜16hの幅方向に4つのパ
レット18が収納できるようになっている。また、各パ
レット格納領域16a〜16hには、固定ラック30の
前側に複数台(実施例の場合、12台)の小型移動ラッ
ク44が配置してある。
【0015】各パレット格納領域16a〜16hは、幅
方向に小型移動ラック44を4台整列配置できるように
なっている。そして、各パレット格納領域16a〜16
hに配置された小型移動ラック44は、領域の幅方向に
3台、奥行方向に4台ずつ配置されるようになってい
て、これらの小型移動ラック44を整列配置したとき
に、幅がほぼ小型移動ラック44の幅を有する、主通路
14に直交した搬入出通路46がパレット格納領域内に
形成できるようになっている(パレット格納領域16
a、16d参照)。また、各パレット格納領域16a〜
16hの小型移動ラック44を配置した領域には、整列
配置した小型移動ラック44の位置に対応して、主通路
42に沿って、すなわち搬入出通路46に直交して走行
レール47が敷設してあり、各小型移動ラック44が搬
入出通路46に直交して走行できるようにしてある。
方向に小型移動ラック44を4台整列配置できるように
なっている。そして、各パレット格納領域16a〜16
hに配置された小型移動ラック44は、領域の幅方向に
3台、奥行方向に4台ずつ配置されるようになってい
て、これらの小型移動ラック44を整列配置したとき
に、幅がほぼ小型移動ラック44の幅を有する、主通路
14に直交した搬入出通路46がパレット格納領域内に
形成できるようになっている(パレット格納領域16
a、16d参照)。また、各パレット格納領域16a〜
16hの小型移動ラック44を配置した領域には、整列
配置した小型移動ラック44の位置に対応して、主通路
42に沿って、すなわち搬入出通路46に直交して走行
レール47が敷設してあり、各小型移動ラック44が搬
入出通路46に直交して走行できるようにしてある。
【0016】各小型移動ラック44は、図2(1)に示
してあるように、走行レール上を転動する車輪48を備
えた走行台50を有している。走行台50は、パレット
18を1つ収納できる大きさに形成され、上面両側部に
サイドフレーム52が設けてある。そして、小型移動ラ
ック44は、両サイドフレーム52の上端部と中間部と
に、両サイドフレーム52に渡して設けた収納棚54、
56が設けられ、これらの棚54、56に物品58を積
み付けたパレット18が収納できるようになっている。
すなわち、小型移動ラック44は、走行台50の上面と
収納棚54、56とを用いてパレット18を3段に収納
できるようにしてある。また、小型移動ラック44は、
走行台50の内部に駆動モータが収納してあり、後述す
るように、駆動モータが遠隔操作され、矢印60、62
のように、フォークリフトのフォークに差し込み方向6
4(図2(2)参照)に対して左右方向に移動するでき
るようになっている。
してあるように、走行レール上を転動する車輪48を備
えた走行台50を有している。走行台50は、パレット
18を1つ収納できる大きさに形成され、上面両側部に
サイドフレーム52が設けてある。そして、小型移動ラ
ック44は、両サイドフレーム52の上端部と中間部と
に、両サイドフレーム52に渡して設けた収納棚54、
56が設けられ、これらの棚54、56に物品58を積
み付けたパレット18が収納できるようになっている。
すなわち、小型移動ラック44は、走行台50の上面と
収納棚54、56とを用いてパレット18を3段に収納
できるようにしてある。また、小型移動ラック44は、
走行台50の内部に駆動モータが収納してあり、後述す
るように、駆動モータが遠隔操作され、矢印60、62
のように、フォークリフトのフォークに差し込み方向6
4(図2(2)参照)に対して左右方向に移動するでき
るようになっている。
【0017】なお、小型移動ラック44は、図2(3)
に示したように、サイドフレームや収納棚を備えない、
走行台50のみからなる段積み式のものであってもよ
い。そして、ラック44の縦方向の大きさ、収納棚の数
は、倉庫40の天井の高さや物品58の大きさや積み付
け量を考慮して決定される。
に示したように、サイドフレームや収納棚を備えない、
走行台50のみからなる段積み式のものであってもよ
い。そして、ラック44の縦方向の大きさ、収納棚の数
は、倉庫40の天井の高さや物品58の大きさや積み付
け量を考慮して決定される。
【0018】一方、主通路14の、各パレット格納領域
16a〜16hに対応した位置、すなわち対向した各パ
レット格納領域間のそれぞれには、主通路14に直交さ
せて一対の走行レール66が設けてある。そして、これ
らのレール66上には、パレット格納領域の入口部、す
なわち主通路42に面した位置に配置した大型移動ラッ
ク32(32a〜32d)が配置してあって、この大型
移動ラック32が走行レール66に沿って主通路42に
直交した方向に移動する。この大型移動ラック32は、
小型移動ラック44と同様に駆動モータを内蔵してい
て、遠隔操作によって走行レール66を走行するように
なっている。
16a〜16hに対応した位置、すなわち対向した各パ
レット格納領域間のそれぞれには、主通路14に直交さ
せて一対の走行レール66が設けてある。そして、これ
らのレール66上には、パレット格納領域の入口部、す
なわち主通路42に面した位置に配置した大型移動ラッ
ク32(32a〜32d)が配置してあって、この大型
移動ラック32が走行レール66に沿って主通路42に
直交した方向に移動する。この大型移動ラック32は、
小型移動ラック44と同様に駆動モータを内蔵してい
て、遠隔操作によって走行レール66を走行するように
なっている。
【0019】上記のごとく構成した実施例において、図
1に示したラックの配置状態から、例えばパレット格納
領域16aの固定ラック30aに収納してあるパレット
18aを取り出す場合、次のようにして行う。
1に示したラックの配置状態から、例えばパレット格納
領域16aの固定ラック30aに収納してあるパレット
18aを取り出す場合、次のようにして行う。
【0020】まず、パレット格納領域16a側に位置し
ている大型移動ラック32aを走行レール66に沿って
パレット格納領域16e側に移動させる。さらに、パレ
ット18aの前方に位置している小型移動ラック44a
〜44dを走行レール47に沿って、すなわち搬入出通
路46に直交して図1の下方側に移動させ、パレット1
8aの前方に新たな搬入出通路46(図示せず)を形成
する。そして、フォークリフトを主通路42と搬入出通
路46とを介してパレット18aの前に移動させ、フォ
ークリフトのフォークをパレット18aに差し込みんで
フォークリフトを後退させ、パレット18aを固定ラッ
ク30aから取り出す。また、パレットを搬入する場合
も同様にして行う。
ている大型移動ラック32aを走行レール66に沿って
パレット格納領域16e側に移動させる。さらに、パレ
ット18aの前方に位置している小型移動ラック44a
〜44dを走行レール47に沿って、すなわち搬入出通
路46に直交して図1の下方側に移動させ、パレット1
8aの前方に新たな搬入出通路46(図示せず)を形成
する。そして、フォークリフトを主通路42と搬入出通
路46とを介してパレット18aの前に移動させ、フォ
ークリフトのフォークをパレット18aに差し込みんで
フォークリフトを後退させ、パレット18aを固定ラッ
ク30aから取り出す。また、パレットを搬入する場合
も同様にして行う。
【0021】さらに、例えば大型移動ラック32a〜3
2dが主通路42の図1の右側に位置している場合にお
いて、パレット格納領域16eの小型移動ラック44e
に収納してあるパレットを取り出す場合、大型移動ラッ
ク32a〜32dを図の左側に移動させるとともに、小
型移動ラック44eの前方に位置している2台の小型移
動ラック44を図1の上方に移動させて小型移動ラック
44eの前方に搬入出通路を形成し、前記と同様にして
目的のパレットを取り出す。なお、各大型移動ラック3
2、小型移動ラック44の移動は、図示しない制御装置
にパレット収納位置の番地を指定することにより、移動
させる必要のある移動ラックが一斉に移動するようにし
てなっている。
2dが主通路42の図1の右側に位置している場合にお
いて、パレット格納領域16eの小型移動ラック44e
に収納してあるパレットを取り出す場合、大型移動ラッ
ク32a〜32dを図の左側に移動させるとともに、小
型移動ラック44eの前方に位置している2台の小型移
動ラック44を図1の上方に移動させて小型移動ラック
44eの前方に搬入出通路を形成し、前記と同様にして
目的のパレットを取り出す。なお、各大型移動ラック3
2、小型移動ラック44の移動は、図示しない制御装置
にパレット収納位置の番地を指定することにより、移動
させる必要のある移動ラックが一斉に移動するようにし
てなっている。
【0022】このように、パレット格納領域16(16
a〜16h)の奥の方のラックにパレット18を搬入出
する場合に、その前方に位置する小型移動ラック44を
主通路42に沿って移動させ、目的のラックの前に主通
路42と直交した搬入出通路46を形成することによ
り、フォークリフトがパレット格納領域内で方向変換を
することなくパレット18の出し入れを行うことがで
き、従来の移動ラックを設備した倉庫に比較して、平面
的に配置できるパレットの数を大幅に増加させることが
でき、パレットの積み付け効率を向上することができ
る。すなわち、図4に示した移動ラックを設備した従来
の倉庫28においては、平面的に配置できるパレットの
数が128個であるのに対して、実施例の倉庫40は1
60個のパレット18を平面的に配置することができ、
積み付け効率を25%向上することができる。また、パ
レット平置倉庫のように、奥の方にあるパレットを取り
出すのに、その前の方にあるパレットをパレット格納領
域から運び出す必要がなく、パレットの搬入出作業を迅
速に行うことができ、作業効率が向上する。
a〜16h)の奥の方のラックにパレット18を搬入出
する場合に、その前方に位置する小型移動ラック44を
主通路42に沿って移動させ、目的のラックの前に主通
路42と直交した搬入出通路46を形成することによ
り、フォークリフトがパレット格納領域内で方向変換を
することなくパレット18の出し入れを行うことがで
き、従来の移動ラックを設備した倉庫に比較して、平面
的に配置できるパレットの数を大幅に増加させることが
でき、パレットの積み付け効率を向上することができ
る。すなわち、図4に示した移動ラックを設備した従来
の倉庫28においては、平面的に配置できるパレットの
数が128個であるのに対して、実施例の倉庫40は1
60個のパレット18を平面的に配置することができ、
積み付け効率を25%向上することができる。また、パ
レット平置倉庫のように、奥の方にあるパレットを取り
出すのに、その前の方にあるパレットをパレット格納領
域から運び出す必要がなく、パレットの搬入出作業を迅
速に行うことができ、作業効率が向上する。
【0023】前記実施例においては、対向した一対のパ
レット格納領域間のそれぞれに大型移動ラックである大
型移動ラック32a〜32dを配置した場合について説
明したが、これらの移動ラックを一体化したものであっ
てもよい。また、前記実施例においては、移動ラックが
走行レール上を走行する場合について説明したが、例え
ば既設の倉庫などにおいてレールの敷設工事ができない
場合、路面を直接走行させるようにしてもよい。この場
合、移動ラックの上部または側部にガイドを設けて移動
ラックの直進精度を確保するようにするとよい。そし
て、前記実施例においては、倉庫が冷凍倉庫である場合
について説明したが、通常の倉庫にも適用することがで
きる。
レット格納領域間のそれぞれに大型移動ラックである大
型移動ラック32a〜32dを配置した場合について説
明したが、これらの移動ラックを一体化したものであっ
てもよい。また、前記実施例においては、移動ラックが
走行レール上を走行する場合について説明したが、例え
ば既設の倉庫などにおいてレールの敷設工事ができない
場合、路面を直接走行させるようにしてもよい。この場
合、移動ラックの上部または側部にガイドを設けて移動
ラックの直進精度を確保するようにするとよい。そし
て、前記実施例においては、倉庫が冷凍倉庫である場合
について説明したが、通常の倉庫にも適用することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、パレットの出し入れを行う目的のラックの前方にあ
る小型移動ラックを主通路に平行させて移動し、目的の
ラックの前方に主通路と直交した搬入出通路を形成する
ようにしたことにより、パレット格納領域内でフォーク
リフトの方向変換をすることなくパレットの搬入出を行
うことができ、パレットの積み付け効率を向上させるこ
とができる。しかも、主通路に直交させて形成する搬入
出通路は、幅がフォークリフトが直線走行可能なほぼ小
型移動ラックの幅でよく、スペースの利用効率を高める
ことができる。
ば、パレットの出し入れを行う目的のラックの前方にあ
る小型移動ラックを主通路に平行させて移動し、目的の
ラックの前方に主通路と直交した搬入出通路を形成する
ようにしたことにより、パレット格納領域内でフォーク
リフトの方向変換をすることなくパレットの搬入出を行
うことができ、パレットの積み付け効率を向上させるこ
とができる。しかも、主通路に直交させて形成する搬入
出通路は、幅がフォークリフトが直線走行可能なほぼ小
型移動ラックの幅でよく、スペースの利用効率を高める
ことができる。
【図1】本発明の実施例に係る倉庫の平面図である。
【図2】実施例に係る小型移動ラックの説明図である。
【図3】従来のパレット平置倉庫の平面図である。
【図4】従来の移動ラックを設備した倉庫の平面図であ
る。
る。
10、28、40 倉庫 16a〜16h パレット格納領域 18 パレット 22 耐震壁 30 固定ラック 32 大型移動ラック 42 主通路 44 小型移動ラック 47、66 走行レール
Claims (2)
- 【請求項1】 主通路に面して複数のパレット格納領域
が柱または壁によって区画してある倉庫において、前記
各パレット格納領域に、前記主通路に沿って移動可能な
小型移動ラックを複数配置するとともに、これら小型移
動ラックによって前記主通路に直交した搬入出通路を形
成可能とし、また前記主通路上の前記パレット格納領域
と対応した位置に、主通路に直交して移動可能な大型移
動ラックを配置したことを特徴とする倉庫。 - 【請求項2】 前記搬入出通路は、幅が略前記小型移動
ラックの幅であることを特徴とする請求項1に記載の倉
庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17282095A JPH092617A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 倉 庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17282095A JPH092617A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 倉 庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH092617A true JPH092617A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15948982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17282095A Withdrawn JPH092617A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 倉 庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH092617A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015016929A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-29 | 株式会社竹中工務店 | 建物及び倉庫 |
CN108146959A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-06-12 | 柳州高新区欧亚自动化设备有限责任公司 | 智能仓库系统 |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP17282095A patent/JPH092617A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015016929A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-29 | 株式会社竹中工務店 | 建物及び倉庫 |
CN108146959A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-06-12 | 柳州高新区欧亚自动化设备有限责任公司 | 智能仓库系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |