JPH09261720A - 位置探索システム及びその機器 - Google Patents

位置探索システム及びその機器

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JPH09261720A
JPH09261720A JP8089027A JP8902796A JPH09261720A JP H09261720 A JPH09261720 A JP H09261720A JP 8089027 A JP8089027 A JP 8089027A JP 8902796 A JP8902796 A JP 8902796A JP H09261720 A JPH09261720 A JP H09261720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PHSの如きセル方式通信端末の所在をセル
単位なら広範囲に探索できるが、更にセル内の細部位置
を探索可能とする事を目的とする。 【解決手段】 被探索PHS系端末に電話で指令コ−ド
をおくりトランシ−バ−モ−ドとし、可聴又はコ−ドの
識別信号を特定の時間パタ−ンで送信させ、その電波を
方向探知機で追跡する。方向探知機には専用機の他に、
同系のPHS端末のアンテナを指向性としたもの、又は
同PHS系の専用端末を用いる事ができる。指向性は着
脱可能な指向性付加体を通話用アンテナに付加する事で
も得られる。被探索PHS系端末にはペ−ジャ−を複合
し待機中の電力を節約することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、徘徊老人・幼児・
急患者・ペット(愛玩動物・物)・人質・被誘拐者・被
ハイジャック車両・盗難品・盗難車などの、自ら所在を
告知する能力を有しないか告知を許されない人・動物・
物や、告知可能であってもタクシ−・トラック等の様に
運転者が多忙で本来業務に集中を要し告知に配慮するこ
とが不適切である様な車両など(以上を総称して被探索
体と呼ぶ)の位置探索の分野に属し、特に携帯電話・P
HSなどのセル方式の移動体通信をその探索に利用する
分野に拘る。
【0002】
【従来の技術】
1.最も一般てきには予め被探索体に無線発信機を装着
しておき電波方向探知機で探索する方式が知られてい
る。 2.上述例の如く常時は探索の必要はないが不時(緊
急)の時に探索が必要になる場合が多く、無線発信機の
電池寿命を延ばすために常時は無線発信機を休止してお
き電池寿命の長いペ−ジャ−を併用結合し、必要時にの
みペ−ジャ−で無線発信機を起動することが提案(特開
平1−268231)されている。
【0003】3.上述例の大部分は、小型・軽量を必要
とするので電池は必然的に小容量になり無線送信電力を
大きくできないので、電波到達エリア即ち探索可能エリ
アは小となる。 4.小型・軽量と広い探索エリアとを両立させるため
に、PHSの如きセル方式の移動体通信を利用し、被探
索者に端末をもたせておきその存在するセル位置から位
置を探索する方式が本発明者により提案(特開平6−1
65249)された。なおその端末を常時休止しておき
必要時にのみペ−ジャ−で起動することも提案されてい
る。
【0004】5.セル位置が判明しても、セルサイズの
小さいPHSでもそのサイズは半径100〜300m程
度であり、更にセル内での細部位置決定の必要がある。
このためには在来の電波方向探知機を用いてもよいが、
本発明者は更に被探索者に装着した被探索端末の発する
電波を用いて方向探知する方式を提案した(特開平6−
165249)。特別な被探索電波源を不要にできる利
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
第5項を実施するにあたって発生する下記の諸課題を解
決しようとするものである。 1.被探索者に装着した端末(被探索端末と呼ぶ)以外
にも多数の通話中の一般端末(以下一般端末と呼ぶ)が
あり通常の方向探知機では区別できない。
【0006】2.被探索端末の発信中のチャンネル(P
HSでは1.9GHz付近の300KHz毎に割り当て
られた77周波数の1つ)とタイムスロットを用いれば
区別可能であるが、いずれも動的に割り当てられてお
り、高度の機能のしたがって高価な方向探知機が必要と
なる。 3.又セル基地局も同一チャンネル・同一タイムスロッ
トで被探索端末と交信中であるから方向探知の妨害とな
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
1.請求項1は被探索端末を先ずトランシ−バ−モ−ド
としセル基地局から切り離すことによりセル基地局の妨
害を除くと共に、使用チャンネルとタイムスロットを固
定し、方向探知機の対応を容易にする。更に予め定めた
音響やコ−ドで変調した識別信号を被探索端末に送信さ
せることにより方向探知機はその識別信号の有無で被探
索端末を判定しつつ、使用チャンネルとタイムスロット
を確定し受信に入る。この段階では指向性を殺してお
き、受信にはいってから指向性をいかすことが望まし
い。このようにして被探索端末をその発する電波で方向
探知することが可能になる。被探索端末の上記制御は電
話で被探索端末を接続し指令コ−ドを送ることで行なう
事ができる。
【0008】2.請求項2は上記1項の特別な方向探知
機の代わりに同一移動通信系の端末をトランシ−バ−モ
−ドとして利用するものである。勿論探索範囲がその電
波到達範囲に限定されるが被探索端末・方向探知機用と
して通常のトランシ−バ−を同様にして利用する事もで
きる。同系統の端末どうしであるから被探索端末を選択
して通話路を確立する事は自動的に行なわれる。したが
ってアンテナに指向性をもたせればよく、指向性アンテ
ナを別途準備し、受信回路アンテナ入力部に、通話用ア
ンテナと交換可能に又は付加的に、導体接続又は電磁結
合などにより接続し、アンテナ指向角度と受信強度との
関係から被探索端末の方向を探知すればよい。この指向
角度と受信強度との関係を改善する工夫がさらに必要で
あるが細部は実施の形態において説明する。
【0009】3.請求項3は請求項2の方向探知機に替
えて、被探索端末と同系の汎用端末を、なるべく無改造
で、又はなるべく少ない改造で利用可能にするものであ
る。即ち指向性アンテナを、端末既有の通話用アンテナ
と、その周辺に設けられた導波体・反射体・吸収体・遮
蔽体などからなる指向性付加ユニットとから構成し、該
付加ユニットを通話用アンテナ/端末に着脱可能とし、
通話用アンテナの回りに回動可能か又は固定的に装着す
ればよい。
【0010】
【発明の実施の形態】従来の技術の1〜5項で位置探索
における被探索者に装着する無線送信機の小型・軽量・
長電池寿命・廣探索範囲・安価に向かっての進歩を述べ
た。又セル方式の移動体通信の利用がこれら必要性能を
大きく満足することも示した。
【0011】セル方式移動体通信にはセルサイズの半径
が100〜300mと小さなマイクロセルのPHSや半
径が〜kmのマクロセルの携帯電話・自動車電話などがあ
る。セル単位での位置決定ではマイクロセルのPHSの
方が精度が良いが、本発明によりセル内や近傍での方向
探知機を併用する場合にはマクロセルの携帯電話でも良
いことになる。現在携帯電話にはトランシ−バ−モ−ド
が設けられていないが技術的には可能故本発明にふくま
れる。又探索範囲は狭くなるが通常のトランシ−バ−を
利用する事もできる。以下では簡単のためにPHSを代
表例として説明することにする。
【0012】セル単位での位置決定の実施の形態につい
て先ずその概要を説明する。本発明者による特開平6−
165249では第1の一例として下記を示している。
即ち探索要求者Aは被探索端末Eを呼ぶ。−−Eは自動
的に通話状態に入ると共に、通信サ−ビス局Bに自らの
位置をAに通報することを要求するコ−ドをおくる様に
される。−−BはEの存在するセル位置を確認しAに通
知する。−−というものであった。
【0013】その後PHSの詳細仕様が公開されたの
で、局Bを煩わせない他の第2の実施形態例をも示す。
即ち、探索要求者Aは被探索端末Eを呼ぶ。−−Eは自
動的に通話状態に入る様にされる。−−PHSの詳細仕
様によれば局BとEとの間で自動的にEの存在する最新
のセル位置が確認され、B及びEの双方に登録される。
−−Eはその登録されたセルCの位置をAへ通知する如
くプログラムされていて、その通り実行する。。
【0014】いずれの場合もEにペ−ジャ−を複合して
ペ−ジャ−の呼でPHS回路を起動するようにしておけ
ば待機中の電池消費を節約できる。ペ−ジャ−を複合し
ないで電源を節約するには、PHS回路が1日の特定の
時点で(例えば8時・12時・16時等)、特定の時間
(例えば10分)のみ電源がONとされ、その他の時間
はOFFとされている様にし、その有効な時間帯でのみ
探索を行なえばよい。緊急を要しない場合はこの断続時
間帯方式で十分である。
【0015】上記のペ−ジャ−複合方式にしろ、断続時
間帯方式にしろ、或いは電池寿命を無視してPHSのみ
で連続待機するにしろ、探索のために被探索端末Eを呼
んだ時に、EがPHSサ−ビスエリア外に出てしまって
いたら探索は不能となる。この場合はEがPHSサ−ビ
スエリアを最後に出た時のセル位置を知ることが重要に
なる。その最後に出たセル位置を手掛かりに人力により
探索する事ができるからである。この最後に出た時のセ
ル位置はセル方式移動体通信サ−ビス局の位置登録デ−
タには残っているから探索要求者の要請に応じ移動体通
信サ−ビス局が報知できる体制を整備して頂くことが望
ましい。局の位置登録デ−タを常に更新しておくために
は、ペ−ジャ−複合方式でも断続時間帯方式の如く適当
な時間間隔(例えば3時間おき)で数十秒程度PHS電
源をONとし、位置登録を更新しておくことが望まし
い。
【0016】さてEの存在するセルCの位置が判明すれ
ば更にその内部での細部位置を知る必要がある場合が多
い。この場合はA又はその代理人(以下まとめてAとす
る)は、そのセルCへ出かけて行きEの発する電波を利
用して方向探知機で細部位置を決定する。Aの移動中に
Eも移動している可能性もあるのでセルに到着後再度E
のセル位置を上記手順で確認することが望ましい。
【0017】先に被探索端末Eとして小型・軽量・長電
池寿命・廣探索範囲・安価であることが要求されること
を述べたが、先ずこれら要求を満足する例を示す。図1
はその例のブロック図である。1はペ−ジャ−回路部で
ある。1−1はペ−ジャ−の受呼時の出力で、一般のペ
−ジャ−ではLED発光や鳴音、振動発生に相当するが
本例では電気信号のみでよく対人インタ−フェ−スは必
ずしも必要ではない。1−2はメッセ−ジ電気出力でL
CD表示は必ずしも必要でない。3はPHS回路部で制
御用にマイクロコンピュ−タ−3−1が内臓されてい
る。4は半導体スイッチなどで構成された電源スイッチ
リレ−で、1−1の信号でONとされ、マイコン3−1
の信号でOFFとされる。2は電池でリチウム電池のよ
うな小型軽量のものが望ましい。1−2はマイコン3−
1につながれているが、ペ−ジャ−1をPHSの起動に
のみ使う場合は1−2は不要で、1−1をマイコン3−
1につなげば良い。1−2はペ−ジャ−の誤呼を防ぐた
めの暗証コ−ドや他の機能コ−ドをマイコン3−1に伝
える場合に使用される。
【0018】マイコン3−1は、4から電源を供給され
ると内臓されたプログラムにより、下記の動作を遂行す
る。先ず1−2または1−1の信号によりPHS3は予
め記憶された探索要求者の電話へ通話するべくセル基地
局Cと接続手順に入る。この接続手順の中には、この被
探索端末Eの存在するセルがCであることを確認・更新
し、Cの位置コ−ドが局Bに位置登録されると共にマイ
コン3−1にも記憶される手順が含まれている。接続手
順が完了したら3−1はその位置コ−ドを接続中の探索
要求者の電話へ音声又はコ−ドで通知する。通知は複数
回繰り返すことが望ましい。音声による場合も、その内
容は定型文的で、位置コ−ドも例えば0〜9の数字のみ
で表せるので、それらの音声をPHSのAD変換/信号
圧縮法によりディジタル化して3−1のメモリ−に記憶
させておき、定型文音声と数字音声とを編集して送信す
ることが容易にできる。
【0019】又マイコン3−1のプログラムは、PHS
回路部が被探索者から呼ばれてトランシバ−モ−ド移行
の指令コ−ドを受信したら、それを解読して自らを通話
モ−ドからトランシバ−モ−ドに切り換える。トランシ
バ−モ−ドでは、予め記憶しておいた音響のディジタル
化デ−タやコ−ドの識別信号のパタ−ンを繰り返し送信
する。被探索者とのトランシバ−交信が切れたら通話モ
−ドに戻す。
【0020】書き換えの必要な自らの位置コ−ド等の記
憶用メモリ−には不揮発性が望ましいがコストなどから
揮発性のDRAMなどを使用する場合は、4を経由しな
い電源をその部のみに供給すれば良い。
【0021】被探索端末Eとしては、必要な機能以外は
なるべく除去し簡化することが望ましい。例えばペ−ジ
ャ−回路部ではLCD,鳴音部、振動部など、PHS回
路部ではLCD,キ−、マイク、スピ−カ−部、不要な
ソフト、メモリ−量、などを除き、電池容量もペ−ジャ
−の数か月の待機用とPHSの10時間程度の方向探知
所要時間用との必要最低量に止め小型軽量とする。ただ
し量産されているペ−ジャ−やPHSのLSIや回路ブ
ロックの方が不要部を含んでいてもより小型安価となる
場合はこれらを使用した方が良い。場合によっては在来
のペ−ジャ−やPHSを用いその内臓マイコンのプログ
ラムを一部変更して使用することもできる。
【0022】上記の如き被探索端末をE用いれば探索要
求者Aはその存在するセルCの位置コ−ドを知る事がで
きるので、予めそれぞれのセル位置にそのコ−ドを記入
されている地図により実際の地名を知ることができる。
ペ−ジャ−サ−ビス社・PHSサ−ビス社・探索を業と
する第3のサ−ビス社などが介入する場合は探索依頼者
に代わって上記作業を代行し、最終の地名を依頼者に報
知することもできる。
【0023】さて被探索端末の存在するセル位置が判明
すれば更にその内部での細部位置を決定することにな
る。従来の予め被探索体に無線発信機を装着しておき電
波方向探知機で探索する方式の併用やさらに待機中の電
源消費をさけるためのペ−ジャ−の併用も、PHSシス
テムの利用により探索範囲がセル内に限定できることか
ら、無線発信機の送信電力を小とする事ができる利点を
生じる。
【0024】本発明の如く被探索端末を被探索電波源に
共用すれば新たな無線発信機を必要とせず小型軽量安価
化に役立つ。このためには被探索端末の存在するセルに
行ってからその被探索端末を電話で呼びトランシ−バ−
移行の指令コ−ドを送り、請求項1の如く、被探索端末
を先ずトランシ−バ−モ−ドとする。こうして被探索端
末をセル基地局から切り離すことによりセル基地局電波
の妨害を除くと共に、使用チャンネルとタイムスロット
を固定し、方向探知機の対応を容易にする。更に予め定
めた音響やコ−ドで変調した識別信号を被探索端末に送
信させることにより方向探知機はその識別信号の有無で
被探索端末であるか否かをを判定しつつ、使用チャンネ
ルとタイムスロットを確定し受信に入る。この段階では
指向性を殺しておき、受信にはいってから指向性を生か
すことが望ましい。
【0025】ただし使用チャンネルを正確に同調してお
き、タイムスロットを無視する方式もあり得る。この場
合混信はあっても確率は少ないので識別信号を利用して
いれば実用上差支え無いとおもはれる。このようにして
被探索端末をその発する電波で方向探知することが可能
になる。方向探知機の受信接続回路には市販のPHS用
技術を流用でき、又その部品を利用することもできるの
で、容易に実現できかつ小型安価化ができる。
【0026】更に方向探知機にも同一移動通信系の端末
を利用するものが請求項2である。被探索端末も方向探
知機に利用する端末も同系統の端末どうしであるから被
探索端末を選択して通話路を確立する事は自動的に行な
われる。したがってアンテナに指向性をもたせればよ
く、指向性アンテナを別途準備し、受信回路アンテナ入
力部に、通話用アンテナと交換可能に又は付加的に、導
体接続又は電磁結合などにより接続し、アンテナ指向角
度と受信強度との関係から被探索端末の方向を探知すれ
ばよい。アンテナを指向性とすると利得が上昇し、従来
セル半径程度であった通話距離を直径程度まで延ばすこ
とができ方向探知に好都合となる。
【0027】図2に指向性アンテナとして3素子八木・
宇田アンテナ9と通話用アンテナ8とを交換使用できる
様にした方向探知用端末5を示す。6、7はコネクタ−
である。10は把手、11はケ−ブルである。6は、5
を改造し通話用アンテナを取り除いて設けられている。
PHSでは9の寸法は8×8cm程度で携行に便である5
のアンテナを改造せずに通話用アンテナ8をそのままと
し、ケ−ブル11のコネクタ7部を電磁結合部に交換し
8に結合することもできる。
【0028】方向探知用の受信強度にはアンテナ出力の
キャリヤ−(PHSでは1.9GHz)RFに比例した
量を用いるのが望ましい。しかし一般にアナログ方式の
電話では自動感度調整が行なわれ、強度変化範囲を圧縮
する場合が多く、ディジタル方式ではディジタルに復調
された後では受信RF強度に関係なくその信号強度は一
定になるという問題がある。
【0029】したがって改造が許されるならば、RF,
中間周波(IF)回路で、強度変化範囲の大きく、なる
べく周波数の低い部分からRFに比例する信号を取り出
しタイムスロットで時間ゲ−トし、必要に応じて検波す
るなどしてメ−タ−やLCDの棒グラフ.LEDの列な
どで表示するのが望ましい。又、RF即ちチャンネルの
同調さえすれば、タイムスロットでの選別を省略できる
場合もあり得る。この様にしても、混信端末は少なく識
別信号も利用しているので、実用上問題は無いと推定さ
れる。
【0030】この様な回路の改造をさける簡単な方法に
は、次の方法がある。上記識別信号が例えば音響の場合
ではその音量をイヤホ−ンで聞きながら指向性アンテナ
を回転すると、PHSの如きディジタル方式では、一つ
の角度範囲は一定音量の有感領域となり、残りの角度範
囲は無音量の無感領域となる。有感領域の中央方向又は
無感領域の中央方向の反対方向が電波源の方向である。
狭い方の領域を使用すると角度精度が良い。被探索端末
から遠い時は有感領域が狭く、近い時は無感領域が狭く
なる。更に近いと無感領域が消失する場合があるが、こ
の場合はアンテナに電波吸収体を併用するか回路的にR
Fを減衰させれば良い。
【0031】請求項3の例を図3に示す。通話用アンテ
ナを改造すること無く指向性を付与するために、指向性
付加ユニットを付加する。5は端末、8は通話用アンテ
ナ、12はアレイアンテナを構成する場合の付加ユニッ
トで12−1は導波体パラスチック、12−2は反射体
パラスチックである。8は穴12−3を通り上部に突出
し5は12−4に挟まれて固定される。12−1、8、
と12−2とは3素子の八木アレイアンテナを構成す
る。
【0032】13はコ−ナ−リフレクタ−型指向性付加
ユニットの例である。13−1と13−2は金属板リフ
レクタ−でヒンジ13−3で回転可能とされる。13−
1と13−2とはスペ−サ−14−1、14−2で一例
として60°の角度に開かれている。14−1、14−
2には13−1と13−2のなす角の2等分線上に8を
挿入する穴が設けられている。14−3は5を挟み固定
するためのものである。8が5から突出せず5の内部に
内臓される場合も5と付加体との固定位置をずらせば良
い。
【0033】12−5は不使用時に12−1、12−2
を折り畳む回転軸である。13−3も14−1、14−
2を取り外して13−3を軸として折り畳むことがで
き、携行に便とされている。図示例はいずれも付加体は
5に固定されているが、8の回りに回転可能な構造とで
きることは容易に理解できよう。
【0034】勿論請求項2・3で汎用PHS端末を利用
しないで、PHS系の専用方向探知機をつくっても良
い。上述の中で最善の機能を組み合わせ、かつ不要な機
能や部品を除去できることはいうまでもない。PHS用
のLSIや部品を流用でき小型・軽量・安価にできる。
【0035】上記識別信号の少なくとも一部に被探索端
末の周辺状況をセンサ−で検出した情報を乗せれば、よ
り早くより安全な被探索体の発見・救出が可能になる。
【0036】
【発明の効果】セル方式の移動体通信を利用すれば、被
探索端末の所在をセル単位で位置決定できるが、更にそ
のセル内細部位置を該被探索端末の発信する電波を方向
探知することで求められる。方向探知を併用すればマク
ロセル方式移動体通信でも利用できる様になる。
【0037】又セル単位での位置決定に使用した被探索
端末を電波方向探知用電波源に兼用でき、被探索端末を
小型・軽量・安価・簡便とできる効果を有する。
【0038】又電波方向探知機も被探索端末と同系の端
末を利用する事により、容易に小型・軽量・安価・簡便
とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被探索端末のブロック図
【図2】PHSを利用した方向探知機の外観図
【図3】指向性付加体の概念図
【符号の説明】
1 ペ−ジャ−回路部、1−1受呼信号、1−2メッセ
−ジ信号、2 電源部 3 PHS回路部、3−1 マイクロコンピュ−タ、4
電源スイッチリレ− 5 PHS本体 6、7 コネクタ− 8 通話用アンテナ 9 指向性アンテナ 10 把手 11 ケ−ブル 12 アレイ型指向性付加体 13 コ−ナ−リフレクタ−型指向性付加体 14 スペ−サ−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セル方式の移動通信系を利用して、被探
    索体に予め同系の移動端末を装着しておき該端末の存在
    するセル位置を知ることにより位置探索される位置探索
    システムにおいて、次の手段を有することを特徴とする
    位置探索システム及びその機器 1.被探索端末にトランシ−バ−モ−ドが設けられ、該
    被探索端末に指令のコ−ドや信号を送る事により被探索
    端末が遠隔的にトランシ−バ−モ−ドにされる。 2.ついで予め定められた時間パタ−ンで、必要により
    予め定められた可聴音(音・言葉)やコ−ドで変調され
    た識別信号を被探索端末に送信させる。 3上記被探索端末の送信電波を電波方向探知機で追跡
    し、識別信号で確認しながら被探索端末を発見する。
  2. 【請求項2】 電波を送信中のトランシ−バ−モ−ドの
    移動通信端末又はトランシ−バ−端末の探索用として、
    下記の構成を有する方向探知機を用いることを特徴とす
    る位置探索システム及びその機器 1.同じ系のトランシ−バ−モ−ドの移動通信端末又は
    トランシ−バ−を用い, 2、指向性アンテナを別途準備し、受信回路アンテナ入
    力部に、通話用アンテナと交換可能に又は付加的に、導
    体接続又は電磁結合などにより接続し、 3.アンテナ指向角度と受信強度との関係から被探索端
    末の方向を探知する。
  3. 【請求項3】 [請求項2]において、該指向性アンテ
    ナが、端末既有の通話用アンテナと、その周辺に設けら
    れた導波体・反射体・吸収体・遮蔽体などからなる指向
    性付加ユニットからなり、該付加ユニットは通話用アン
    テナ/端末に着脱可能とされ、通話用アンテナの回りに
    回動可能か又は固定的に装着される。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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