JPH09261713A - フロー制御方法およびフロー制御機能を有する移動通信網 - Google Patents

フロー制御方法およびフロー制御機能を有する移動通信網

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JPH09261713A
JPH09261713A JP8093018A JP9301896A JPH09261713A JP H09261713 A JPH09261713 A JP H09261713A JP 8093018 A JP8093018 A JP 8093018A JP 9301896 A JP9301896 A JP 9301896A JP H09261713 A JPH09261713 A JP H09261713A
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Y R P IDO TSUSHIN KIBAN GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM移動通信網におけるハンドオーバにお
いて、小さいメモリ容量でデータ損失をなくすことがで
きるようなATMノード間フロー制御方法およびフロー
制御装置を提供すること。 【解決手段】 移動局11は移動に伴って無線基地局2
1から22にハンドオーバを行い、無線基地局21はハ
ンドオーバ開始通知セルを在圏制御局31に送信する。
在圏制御局31のセルスイッチ制御装置91は、該当す
るATM仮想チャネルを切り換えると共に、該チャネル
に関する出力ポート情報を”保留”とし、フロー制御モ
ジュール103は該当するセルを出力保留キュー113
に蓄積する。ハンドオーバ完了時には、無線基地局22
はハンドオーバ終了通知セルを送信し、セルスイッチ制
御装置91は出力ポート情報の保留を解除し、セルスイ
ッチ81は出力保留キューからセルを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフロー制御方式に
関し、特にマイクロセル方式のマルチメディア移動通信
網にATM方式を適用した際の、無線特有のハンドオー
バ(移動による切り換え)に対応したフロー制御方法お
よびフロー制御機能を有する移動通信網に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信において高速・マルチメ
ディア伝送に関する研究・開発が盛んに行われている。
このようなシステムでは、送信電力を低く抑えるため
に、これまでの自動車・携帯電話において一つの無線基
地局がカバーする無線通話範囲が数Kmであるのに対
し、100m程度の無線通話範囲になるとされている。
このように無線通話範囲が小さいと、高速で移動する移
動局はすぐに通話範囲外に出てしまうので、無線基地局
間のハンドオーバを行う機能が必要とされる。なお、ハ
ンドオーバとは移動局が通話中に無線ゾーン間を移動し
ても通話を継続させるために無線基地局を切り換えるこ
とをいう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、無線通話範囲1
00m程度の狭いシステムとしてはPHSがあるが、通
話の対象として歩行者程度の速度で移動する移動局を前
提にしており、高速で移動する移動局のハンドオーバは
できない。そして、従来の自動車電話システムでは通話
中のチャネル切り替え時には0.7〜0.8秒の瞬断が
ある。これはハンドオーバ中に伝送路に流れているデー
タが単に捨てられてしまうために起こるものである。こ
の瞬断によって音声や動画像の伝送の場合には音飛び、
画質劣化等の現象が現れるが、コンピュータデータ伝送
の場合はデータ損失となり、データの再送が発生して、
トラフィックの混雑を招くという問題点があった。マイ
クロセルの場合にはマクロセルに比べて短い周期でハン
ドオーバが発生するので、この問題はより顕著となる。
このような瞬断の問題を解決するためには無線レベルの
チャネル切り替え技術のみならず、通信システム全体と
してデータを損失しない技術が必要となる。
【0004】また、移動通信システムでは、移動局と無
線基地局間の無線部分と、無線基地局、在圏制御局、関
門制御局を結ぶ有線部分とが存在する。この有線部分と
して、自動車・携帯電話システムでは専用網、PHSで
はN−ISDN網が用いられているが、いずれもサービ
ス品質として音声を前提としており、動画像やコンピュ
ータデータをも統合して伝送するには能力不足であると
い問題点があった。そこで高速・マルチメディア伝送を
行う有線網としてATM方式によるネットワークが有望
視されている。
【0005】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を解決し、有線部分にATM方式を採用した移動通信
網において、セルを保留するバッファのメモリ容量を大
きくする必要が無く、ハンドオーバ時にデータを損失し
ないATMノード間フロー制御方法およびフロー制御機
能を有する移動通信網を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、移動局が在圏している無線基地局と、移
動局の通信相手端末を収容するATMノードとの間に確
立されたATM仮想チャネルを介して通信を行う移動通
信網において、移動局が他の無線基地局の無線ゾーンへ
移動するとき、旧無線基地局からATMノードに対して
ハンドオーバ開始情報を送信し、該ATMノードでは当
該情報から、ATMセルが流入するATM伝送路ならび
にATM仮想チャネルを特定し、当該ATMセルのスイ
ッチングを保留して一時的に保存する。
【0007】そして、ハンドオーバが終了したとき、新
無線基地局から前記ATMノードに対してハンドオーバ
終了情報を送信し、該ATMノードでは当該情報から、
ATMセルが流入するATM伝送路ならびにATM仮想
チャネルを特定し、保存されているATMセルを送出す
ると共に、保留を解除することを特徴とする。
【0008】また、前記したフロー制御方式において、
終端ATMノードに至るまで次々とハンドオーバ開始情
報及びハンドオーバ終了情報を転送し、各ATMノード
のATM伝送路に設けた出力保留キューにセルを分散保
留するようにした点にも特徴がある。
【0009】更に、各入力ATM伝送路毎に、フロー制
御モジュール、セルスイッチ、セルスイッチ制御装置が
共通に参照する出力先テーブルを設け、該テーブルは、
各ATMノードに入力するときのATM仮想チャネル識
別子から、各ATMノードから出力するときのATM仮
想チャネル識別子及び出力ATM伝送路情報を検索でき
るデータ構造にした点にも特徴がある。
【0010】本発明はこのような構成によって、無線基
地局がハンドオーバ開始通知セルによって隣接する在圏
制御局または関門制御局から終端ノードまで次々とハン
ドオーバ開始情報を転送することによってセルを分散保
留し、各ノードではセルの送信を停止することによっ
て、より小さいメモリ容量の出力保留キューでセルを保
留でき、ハンドオーバ時にセルの損失を防止することが
できる。
【0011】また、ハンドオーバ開始情報セル、ハンド
オーバ終了情報セルによる簡単な通知機構と、ATMノ
ードに入力する際のATM仮想チャネル識別子からAT
Mノードから出力する際のATM仮想チャネル識別子と
出力ATM伝送路情報を検索できる構造とした出力先テ
ーブルを設けることによって、高速なフロー処理が可能
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態を詳細に説明する。図2は、本発明が適用
される移動通信網の構成を示すブロック図である。移動
通信網は階層構造を有している。関門制御局1は階層の
最上位に位置するATMノード(交換機)であり、下位
に位置する在圏制御局2、3と接続されていると共に、
他の通信網9とも接続されている。在圏制御局2、3
は、関門制御局1の下位に位置するATMノードであ
り、図2においては、1つの階層しか図示されていない
が、複数階層になっていてもよい。最下位の在圏制御局
2、3には無線基地局4〜7が接続されている。
【0013】各無線基地局4〜7はそれぞれ所定のサー
ビスエリア(セル)10〜13内に位置する移動局8と
の無線接続を行い、移動局8が他のセルに移動した場合
には、後述するようなハンドオーバ処理を行って、無線
基地局を切り換える。
【0014】図1は、本発明の一実施の形態である、新
無線基地局と旧無線基地局が同じ在圏制御局に接続され
ている場合の構成を示すブロック図である。移動局11
は無線基地局21と無線回線41、51を介して通信を
行っている。また、無線基地局21、22と在圏制御局
31とはそれぞれ入出力ATM伝送路61、71及び6
2、72で接続されている。さらに在圏制御局31は、
入出力ATM伝送路63、73によって他の在圏制御局
または関門制御局に接続され、その先に移動局11の通
信相手である終端ATMノードが存在するものとする。
【0015】在圏制御局31は、セルスイッチ81、セ
ルスイッチ制御装置91、入力ATM伝送路毎に存在す
るフロー制御モジュール101、102、103、出力
保留キュー(バッファ)111、112、113及び出
力先テーブル121、122、123を備えている。出
力保留キュー111、112、113はそれぞれ入力A
TM伝送路61、62、63において、セルスイッチ8
1の前段に接続されるセルのバッファメモリである。
【0016】出力先テーブル121、122、123
は、それぞれ入力ATM伝送路61、62、63におけ
るセルスイッチ81の前段に設けられ、セルの入力時の
ATM仮想チャネル識別子から、そのセルのセルスイッ
チ通過時の仮想チャネル識別子、出力時のATM仮想チ
ャネル識別子および出力ATM伝送路情報が検索できる
テーブルであって、セルスイッチ81、セルスイッチ制
御装置91、フロー制御モジュール101、102、1
03が共通に参照可能に構成されている。なお、仮想チ
ャネル識別子については、セルのスイッチへの入力時と
出力時の双方において、テーブルを使用した仮想チャネ
ルの変換が行われる。
【0017】フロー制御モジュール101、102、1
03は、それぞれ入力ATM伝送路61、62、63を
監視し、入力したセルのATM仮想チャネル識別子で出
力先テーブルを検索し、その出力ATM伝送路情報が”
保留”であれば、そのセルを出力保留キュー111、1
12、113へキューイング(格納)し、そうでなけれ
ばセルスイッチ81へ渡す。なお、接続制御情報セルは
セルスイッチ81を経由して、セルスイッチ制御装置9
1に転送される。
【0018】図3、4、5は、ATMノードにおけるフ
ロー制御動作を示す説明図である。図3は、ハンドオー
バ開始前の状態を示している。無線基地局21と22は
隣接する無線ゾーンを形成しており、移動局11は無線
基地局21の無線ゾーンに在圏している。そして、例え
ば移動局11が無線基地局22の無線ゾーンに移動した
ときに制御信号強度等に基づき、ハンドオーバの要求を
行う。
【0019】このとき、無線基地局21は、移動局11
にハンドオーバ先を無線基地局22にするよう指示する
と共に、(1)新無線基地局22を示す情報及び(2)
移動局のために開設しているATM仮想チャネル
(a”)を示す情報を含むハンドオーバ開始情報セル
(s)を生成し、入力ATM伝送路61に予め開設して
ある制御用のATM仮想チャネルを用いて在圏制御局3
1に送信する。
【0020】図4において、入力ATM伝送路61から
ハンドオーバ開始情報セル(s)を受信した在圏制御局
31のセルスイッチ制御装置91は、ATM仮想チャネ
ル(a”)をキーにして出力先テーブル121を検索
し、出力時のセルのATM仮想チャネル(a)と出力A
TM伝送路(73)を知る。なお図3、4、5における
出力先テーブルの内容について、セルスイッチ通過時の
仮想チャネル識別子(a’、b’)は記載を省略してあ
る。セルスイッチ制御装置91は、ハンドオーバ開始情
報セル(s)を出力ATM伝送路73に予め開設してあ
る制御用のATM仮想チャネルを用いて上流在圏制御局
または関門制御局へルーティングする。
【0021】セルスイッチ制御装置91は、新無線基地
局22を示す情報から、新無線基地局へ経路を切り替え
るに当たり、本在圏制御局内で経路を切り替えると判断
し、移動局11宛のセルを保留する。即ち、経路変更す
べきセルが流入する入力ATM伝送路63における入力
時のセルのATM仮想チャネル(a)をキーにして出力
先テーブル123を検索し、対応する出力ATM伝送路
を”保留”とする。
【0022】これ以降、在圏制御局31は入力ATM伝
送路63から入力した経路変更すべきセルを出力保留キ
ュー113で保持する。さらにセルスイッチ制御装置9
1は新無線基地局22との間でハンドオーバ終了後に使
用する新しいATM仮想チャネル(b)を開設してお
く。
【0023】例えば移動局11を経由してハンドオーバ
の処理が終了したとき、新無線基地局22は、新無線基
地局22を示す情報及び移動局のために開設しているA
TM仮想チャネル(b)を示す情報を含むハンドオーバ
終了情報セル(e)を生成し、入力ATM伝送路62に
予め開設してある制御用の仮想チャネルを用いて在圏制
御局31に送信する。
【0024】図5において、入力ATM伝送路62から
ハンドオーバ終了情報セル(e)を受信した在圏制御局
31のセルスイッチ制御装置91は、ATM仮想チャネ
ル(b)をキーにして出力先テーブル122を検索し、
出力時のセルのATM仮想チャネル(a)と出力ATM
伝送路(73)を知る。セルスイッチ制御装置91はハ
ンドオーバ終了情報セル(e)を出力ATM伝送路73
を用いて上流在圏制御局または関門制御局へルーティン
グする。また、新無線基地局22を示す情報から本在圏
制御局で経路変更したことを判断すると、経路変更すべ
きセルが流入する入力ATM伝送路63における入力時
のセルのATM仮想チャネル(a)をキーにして出力先
テーブル123を検索し、対応する出力ATM伝送路情
報を”保留”から72とする。これ以降、交換局31は
出力保留キュー113で保持していたセルを出力伝送路
72に出力すると共に、入力ATM伝送路63から入力
した経路変更すべきセルを出力ATM伝送路72に出力
する。
【0025】図6は、この発明の他の実施の形態であ
る、新無線基地局と旧無線基地局が異なる在圏制御局に
接続されている場合の構成を示すブロック図である。な
お、図1と同じものには同じ番号が付与されている。移
動局11は無線基地局21と無線回線41、51を介し
て通信を行う。また、無線基地局21、22はそれぞれ
在圏制御局31、32と入出力ATM伝送路61、71
及び62、72によって接続されている。また在圏制御
局31、32は在圏制御局33とそれぞれ入出力ATM
伝送路63(75)、73(65)及び64(76)、
74(66)で接続されている。さらに在圏制御局33
は入出力ATM伝送路67、77によって他在圏制御局
または関門制御局に接続され、その先には移動局11の
通信相手である終端ATMノードが存在するものとす
る。
【0026】一般にn対のATM伝送路を持つ在圏制御
局にn−m個の無線基地局が接続され、m個の他在圏制
御局または関門制御局が接続される場合が考えられる
が、図6では最も簡単な場合を示している。
【0027】在圏制御局31、32は、33は、それぞ
れ図1の在圏制御局31と同様の構成のATMノード
(交換機)である。なお、在圏制御局31、32におけ
る入出力ユニット101〜104は、それぞれフロー制
御モジュール、出力保留キュー及び出力先テーブルから
成る。
【0028】次に、図7、8によって第2実施例の動作
を説明する。無線基地局21と22は隣接する無線ゾー
ンを形成しており、当初、移動局11は無線基地局21
の無線ゾーンに在圏しているが、無線基地局22の無線
ゾーンに移動するときハンドオーバを行う。このとき、
無線基地局21は移動局11にハンドオーバ先を無線基
地局22にするよう指示すると共に、新無線基地局22
を示す情報及び移動局のために開設しているATM仮想
チャネルを示す情報を含むハンドオーバ開始情報セルを
生成し、入力伝送路61に予め開設してある制御用のA
TM仮想チャネルを用いて在圏制御局31に送信する。
【0029】図7は、第2の実施例におけるセル保留状
態を示す説明図である。入力ATM伝送路61からハン
ドオーバ開始通知セルを受信した在圏制御局31のセル
スイッチ制御装置91はATM仮想チャネル(a”)を
キーにして出力先テーブル121を検索し、出力時のセ
ルの仮想チャネルと出力ATM伝送路を知る。セルスイ
ッチ制御装置91は、出力ATM伝送路73に予め開設
してある制御用のATM仮想チャネルを用いて、ハンド
オーバ開始通知セルを在圏制御局33へルーティングす
ると共に、新無線基地局22を示す情報から新無線基地
局へ経路を切り替えるにあたり、本在圏制御局31を経
由しなくなると判断し、特別な処理はしない。なお仮想
チャネルは、上流からのデータが全て移動局11に達す
るまで保持しておく。
【0030】入力ATM伝送路65からハンドオーバ開
始情報セルを受信した在圏制御局33のセルスイッチ制
御装置93は、ATM仮想チャネルをキーにして出力先
テーブル125を検索して出力時のセルのATM仮想チ
ャネルと出力ATM伝送路(77)を知る。セルスイッ
チ制御装置93はハンドオーバ開始情報セルを出力AT
M伝送路77に予め開設してある制御用のATM仮想チ
ャネルを用いて上流局へルーティングすると共に、新無
線基地局22を示す情報から新無線基地局へ経路を切り
替えるにあたり、本在圏制御局33内で経路を切り替え
ると判断し、第1の実施例における在圏制御局31と同
様の動作を行って移動局11宛のセルの転送を保留す
る。
【0031】これ以降、在圏制御局33は入力ATM伝
送路67から入力した経路変更すべきセル(a)を出力
保留キュー117で保持する。さらにセルスイッチ制御
装置93は、在圏制御局32を介して新無線基地局22
までの間においてハンドオーバ終了後使用する仮想チャ
ネルを開設しておく。
【0032】ハンドオーバが終了したとき、新無線基地
局22は、新無線基地局22を示す情報及び移動局のた
めに開設しているATM仮想チャネルを示す情報を含む
ハンドオーバ終了情報セルを生成し、入力伝送路62に
予め開設してある制御用の仮想チャネルを用いて在圏制
御局32に送信する。
【0033】入力ATM伝送路62からハンドオーバ終
了通知セルを受信した在圏制御局32のセルスイッチ制
御装置92は仮想チャネルをキーにして出力先テーブル
122を検索して出力時のセルの仮想チャネルと出力A
TM伝送路を知る。セルスイッチ制御装置92はハンド
オーバ終了通知セルを出力ATM伝送路74に予め開設
してある制御用の仮想チャネルを用いて在圏制御局33
へルーティングする。
【0034】入力ATM伝送路66からハンドオーバ終
了通知セルを受信した在圏制御局33のセルスイッチ制
御装置93はATM仮想チャネルをキーにして出力先テ
ーブル126を検索して出力時のセルの仮想チャネルと
出力ATM伝送路(77)を知る。セルスイッチ制御装
置はハンドオーバ終了通知セルを出力ATM伝送路77
を用いて上流局へルーティングすると共に、新無線基地
局22を示す情報から本在圏制御局で経路変更したこと
を判断すると、出力ATM伝送路77と出力時のセルの
仮想チャネル(a)即ち、経路変更すべきセルが流入す
る入力ATM伝送路66における入力時のセルの仮想チ
ャネル(a)をキーにして出力先テーブル127を検索
し、対応する出力ATM伝送路情報を”保留”から76
とする。これ以降在圏制御局33は出力保留キューで保
持していたセルを出力伝送路76に出力すると共に、入
力ATM伝送路67から入力した経路変更すべきセルを
出力伝送路76に出力する。
【0035】なお、ルーティングされたハンドオーバ開
始通知セルおよびハンドオーバ終了情報セルは移動局1
1と通信している終端ATMノードに至るまで次々と在
圏制御局または関門制御局を経由して転送される。そし
て、各ATMノードはハンドオーバ開始通知セルの内容
から切り換えを行う局を判断し、自局より上位で切り換
えが行われる場合には何もせず、自局で切り換えを行う
場合には前記したような処理を行い、また自局より下位
の局において切り換えが行われる場合には、セルの保留
のみを行う。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、無
線基地局がハンドオーバ開始通知セルによって隣接する
在圏制御局または関門制御局から終端ノードまで次々と
ハンドオーバ開始情報を転送することによってセルを分
散保留し、終端ノードではセルの送信を停止することに
よって、切り換え局において全てのセルを保留するより
も、より小容量の出力保留キューでセルを保留でき、ハ
ンドオーバ時にセルの損失を防止することができるとい
う効果がある。
【0037】また、ハンドオーバ開始情報セル、ハンド
オーバ終了情報セルによる簡単な通知機構と、ATMノ
ードに入力する際のATM仮想チャネル識別子からAT
Mノードから出力する際のATM仮想チャネル識別子と
出力ATM伝送路情報を検索できる構造とした出力先テ
ーブルを設けることによって、高速なハンドオーバ処理
が可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、在圏制御局の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明が適用される移動通信網の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】ATMノードにおけるフロー制御動作を示す説
明図1である。
【図4】ATMノードにおけるフロー制御動作を示す説
明図2である。
【図5】ATMノードにおけるフロー制御動作を示す説
明図3である。
【図6】この発明の他の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図7】第2の実施例におけるセル保留状態を示す説明
図である。
【図8】第2の実施例における切り換え後の状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
11…移動局、21、22…無線基地局、31、32、
33…在圏制御局、41、42…入力無線伝送路、5
1、52…出力無線伝送路、61、62、63、64、
65、66、67…入力ATM伝送路、71、72、7
3、74、75、76、77…出力ATM伝送路、8
1、82、83…セルスイッチ、91、92、93…セ
ルスイッチ制御装置、101、102、103、10
4、105、106、107 フロー制御モジュール、
111、112、113、114、115、116、1
17…出力保留キュー、121、122、123、12
4、125、126、127…出力先テーブル
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 米雄 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町一丁目1 番地32 株式会社ワイ・アール・ピー移動 通信基盤技術研究所内 (72)発明者 田中 基晴 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町一丁目1 番地32 株式会社ワイ・アール・ピー移動 通信基盤技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局が在圏している無線基地局と、移
    動局の通信相手装置が接続されているATMノードとの
    間に確立されたATM仮想チャネルを介して通信を行う
    移動通信網において、 移動局が他の無線基地局の無線ゾーンへ移動するとき、
    旧無線基地局からATMノードに対してハンドオーバ開
    始情報を送信し、ハンドオーバ後にも仮想チャネルが経
    由するATMノードでは、該ハンドオーバ開始情報か
    ら、該移動局に対するATMセルが流入するATM伝送
    路ならびにATM仮想チャネルを特定し、当該ATMセ
    ルのスイッチングを保留して一時的に保存し、 ハンドオーバが終了したとき、新無線基地局から前記A
    TMノードに対してハンドオーバ終了情報を送信し、該
    ATMノードでは当該情報から、ATMセルが流入する
    ATM伝送路ならびにATM仮想チャネルを特定し、保
    留を解除すると共に、保存されているATMセルを送出
    することを特徴とするフロー制御方法。
  2. 【請求項2】 最下位局である無線基地局、およびその
    上位に存在する、階層構造を有する複数のATMノード
    がATM伝送路で結ばれている移動通信網において、 移動局が在圏している無線基地局と、移動局の通信相手
    を収容するATMノードとの間で確立されたATM仮想
    チャネルを介して通信を行っており、 移動局が他の無線基地局の無線ゾーンへ移動するとき、
    ハンドオーバを要求する旧無線基地局から、上位局に対
    してハンドオーバ後の新無線基地局情報と、ハンドオー
    バする移動局のために確立しているATM仮想チャネル
    情報からなるハンドオーバ開始情報を送信し、上位局で
    は当該情報から、ATMセルが流入するATM伝送路な
    らびにATM仮想チャネルを特定し、当該ATMセルの
    スイッチングを保留して該セルを保存する。そして、ハ
    ンドオーバが終了したとき、新無線基地局から、上位局
    に対して、新無線基地局情報と、ハンドオーバした移動
    局のために新しく確立したATM仮想チャネル情報から
    なるハンドオーバ終了情報を送信し、上位局では当該情
    報から、ATMセルが流入するATM伝送路ならびにA
    TM仮想チャネルを特定し、当該ATMセルのスイッチ
    ングの保留を解除することを特徴とするフロー制御方
    法。
  3. 【請求項3】 ATM仮想チャネルが経由する、終端A
    TMノードに至るまでのATMノード間で次々とハンド
    オーバ開始情報及びハンドオーバ終了情報を転送し、各
    ATMノードのATM伝送路に設けた出力保留キューに
    セルを分散保留することを特徴とする請求項1あるいは
    2のいずれかに記載のフロー制御方法。
  4. 【請求項4】 各ATMノードに入力するときのATM
    仮想チャネル識別子から、各ATMノードから出力する
    ときのATM仮想チャネル識別子及び出力ATM伝送路
    情報を検索できるデータ構造を有し、各入力ATM伝送
    路毎に、フロー制御モジュール、セルスイッチ、セルス
    イッチ制御装置が参照可能な出力先テーブルを使用する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    フロー制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかのフロー制
    御方法を実行するフロー制御機能を有する移動通信網。
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