JP2003009209A - 移動通信システム、交換機、及びハンドオフ制御方法 - Google Patents

移動通信システム、交換機、及びハンドオフ制御方法

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JP2003009209A
JP2003009209A JP2001194560A JP2001194560A JP2003009209A JP 2003009209 A JP2003009209 A JP 2003009209A JP 2001194560 A JP2001194560 A JP 2001194560A JP 2001194560 A JP2001194560 A JP 2001194560A JP 2003009209 A JP2003009209 A JP 2003009209A
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Japan
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handoff
handoff request
base station
terminal
request
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JP2001194560A
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Hirokazu Takatama
広和 高玉
Hideaki Tani
英明 谷
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末の送受信データ量を考慮したハンドオフ
制御を行うことにより、損失データ量を低減する。 【解決手段】 交換機100内のハンドオフ制御部10
2は、端末130から第2基地局110−2を指定した
ハンドオフ要求が送出されると、まず、第2基地局11
0−2の第2通信回線150−2に空きがあるか否かを
検索する。第2通信回線150−2に空きがない場合、
端末130における送受信データ量の測定結果を送受信
データ量記憶部104から取得し、該測定結果に基づい
て端末130からのハンドオフ要求に優先順位を付与す
る。その後、第2通信回線150−2に空きが生じる
と、上記の優先順位に基づいて第2基地局110−2へ
のハンドオフ処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末が複数
のセル間を移動する際に送出するハンドオフ要求に応じ
てハンドオフ処理を実行する移動通信システム、交換
機、及びハンドオフ制御方法に関し、特に、優先順位を
付与してハンドオフ処理を実行する移動通信システム、
交換機、及びハンドオフ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信システムにおける加入者
は増加の一途を辿っており、それに対応して加入者容量
の増加が求められている。
【0003】そこで、移動通信システムにおいては、加
入者容量を増加させるために、セル半径を縮小すること
が考えられている。セル半径を縮小した場合、その領域
における基地局の数が増え、それにより、加入者が利用
するチャネル数を増やすことができる。
【0004】図5は、一般的な移動通信システムにおけ
るハンドオフ制御方法を説明するための図であり、
(a)はセル半径が任意に設定された場合を示す図、
(b)は(a)に示したものよりもセル半径が縮小され
た場合を示す図である。
【0005】ここでは、図5(a)に示すように、端末
130が、基地局310−1のセル370−1内に位置
し、基地局310−1からサービスを受けている状態に
おいて、基地局310−2のセル370−2方向に移動
する場合を考える。
【0006】端末130が基地局310−1から遠ざか
っていくと、端末130における基地局310−1から
の受信信号強度が徐々に弱くなっていく。ここで、受信
信号強度とは、基地局から受信する電力の大きさのこと
である。
【0007】端末130においては、基地局310−1
からの受信信号強度が周期的に測定されており、測定さ
れた受信信号強度が予め決められたしきい値以下になる
と、基地局310−1に対してハンドオフ要求が送出さ
れる。
【0008】それにより、端末130は、基地局310
−1だけでなく、基地局310−2からもサービスを受
けることができる状態となる。なお、端末130から基
地局310−1に対して送出されたハンドオフ要求は、
基地局310−1から交換機300を介して基地局31
0−2に通知されている。
【0009】すると、この時点では、端末130は、基
地局310−1,310−2の両方からサービスを受け
ることができる。
【0010】その後、端末130が基地局310−1か
ら更に遠ざかると、基地局310−1からのサービスが
停止され、端末130は基地局310−1から基地局3
10−2への切り替えを行い、基地局310−2からの
サービスのみを受けることになる。
【0011】なお、端末130が基地局310−1,3
10−2の両方からサービスを受けることができる領域
は、セル370−1とセル370−2とが重なる領域で
あるエリア380である。
【0012】図5(b)に示すように、各基地局410
−1〜410−3のセル470−1〜470−3のセル
半径が縮小された場合は、上述したハンドオフ動作がよ
り多く行われるようになる。
【0013】そのため、セル半径が縮小された場合は、
ハンドオフのトラフィックが増大し、通信の強制切断が
発生しやすくなってしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】セル間を移動する各端
末においては、データを送受信する量が様々であり、例
えば、ビデオ会議サービスを利用している端末と、電子
メールサービスを利用している端末や何のアプリケーシ
ョンも利用していない端末とでは、送受信データ量が互
いに大きく異なっている。
【0015】送受信データ量が異なる場合は、通信の強
制切断によって損失するデータ量が異なる。このため、
単にハンドオフが必要な端末からのハンドオフ要求に対
して順次ハンドオフ処理を行うと、送受信データ量が大
きな端末においては、ハンドオフが要求されてからハン
ドオフ処理を終了するまでの時間が長くなった場合、通
信の強制切断が発生してしまい、損失データ量が大きく
なるおそれがある。
【0016】損失するデータ量が大きい場合、データ再
送制御により再送されるデータ量も増大するため、ネッ
トワーク(不図示)中のトラフィック負荷が増大し、そ
れにより、システム全体のスループット低下が発生して
しまうおそれがある。
【0017】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、端末の送受
信データ量を考慮したハンドオフ制御を行うことによ
り、損失データ量を低減することができる移動通信シス
テム、交換機、及びハンドオフ制御方法を提供すること
を目的とする。
【0018】また、本発明の他の目的は、システム全体
のスループット低下を防止するために、トラフィック特
性を考慮したハンドオフ制御を行うことができる移動通
信システム、交換機、及びハンドオフ制御方法を提供す
ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数のセルをそれぞれ制御する複数の基地
局と、前記複数のセル間を移動する際に、前記複数の基
地局のうち移動先のセルを制御する基地局を指定してハ
ンドオフ要求を送出する複数の端末と、前記複数の端末
から送出されたハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオ
フ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実
行する交換機とを有してなる移動通信システムにおい
て、前記交換機は、前記複数の端末毎に当該端末にて送
受信される送受信データ量を測定するデータ量測定部
と、前記データ量測定部にて測定された送受信データ量
の測定結果を格納するデータ量記憶部と、前記端末から
前記ハンドオフ要求が送出された際に、当該ハンドオフ
要求により指定された基地局との間を接続する通信回線
に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を送出した端末
における送受信データ量の測定結果を前記データ量記憶
部から取得し、該測定結果に基づいて当該ハンドオフ要
求に優先順位を付与し、該優先順位に基づいて当該ハン
ドオフ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理
を実行するハンドオフ制御部とを有することを特徴とす
る。
【0020】また、複数のセルをそれぞれ制御する複数
の基地局と、前記複数のセル間を移動する際に、前記複
数の基地局のうち移動先のセルを制御する基地局を指定
してハンドオフ要求を送出する複数の端末と、前記複数
の端末から送出されたハンドオフ要求に応じて、当該ハ
ンドオフ要求により指定された基地局へのハンドオフ処
理を実行する交換機とを有してなる移動通信システムに
おいて、前記交換機は、前記複数の端末毎に当該端末に
て送受信される送受信パケット数を測定するパケット数
測定部と、前記パケット数測定部にて測定された送受信
パケット数の測定結果を格納するパケット数記憶部と、
前記端末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当
該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続
する通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を
送出した端末における送受信パケット数の測定結果を前
記パケット数記憶部から取得し、該測定結果に基づいて
当該ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順位に
基づいて当該ハンドオフ要求により指定された基地局へ
のハンドオフ処理を実行するハンドオフ制御部とを有す
ることを特徴とする。
【0021】また、複数のセルをそれぞれ制御する複数
の基地局と、前記複数のセル間を移動する際に、前記複
数の基地局のうち移動先のセルを制御する基地局を指定
してハンドオフ要求を送出する複数の端末と、前記複数
の端末から送出されたハンドオフ要求に応じて、当該ハ
ンドオフ要求により指定された基地局へのハンドオフ処
理を実行する交換機とを有してなる移動通信システムに
おいて、前記交換機は、前記複数の端末毎に当該端末が
使用するサービスのトラフィック特性に応じたQoSク
ラスを検出するQoSクラス検出部と、前記QoSクラ
ス検出部にて検出されたQoSクラスの検出結果を格納
するQoSクラス記憶部と、前記端末から前記ハンドオ
フ要求が送出された際に、当該ハンドオフ要求により指
定された基地局との間を接続する通信回線に空きがない
場合、当該ハンドオフ要求を送出した端末におけるQo
Sクラスの検出結果を前記QoSクラス記憶部から取得
し、該検出結果に基づいて当該ハンドオフ要求に優先順
位を付与し、該優先順位に基づいて当該ハンドオフ要求
により指定された基地局へのハンドオフ処理を実行する
ハンドオフ制御部とを有することを特徴とする。
【0022】また、複数の端末が複数のセル間を移動す
る際に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオ
フ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実
行する交換機において、前記複数の端末毎に当該端末に
て送受信される送受信データ量を測定するデータ量測定
部と、前記データ量測定部にて測定された送受信データ
量の測定結果を格納するデータ量記憶部と、前記端末か
ら前記ハンドオフ要求が送出された際に、当該ハンドオ
フ要求により指定された基地局との間を接続する通信回
線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を送出した端
末における送受信データ量の測定結果を前記データ量記
憶部から取得し、該測定結果に基づいて当該ハンドオフ
要求に優先順位を付与し、該優先順位に基づいて当該ハ
ンドオフ要求により指定された基地局へのハンドオフ処
理を実行するハンドオフ制御部とを有することを特徴と
する。
【0023】また、複数の端末が複数のセル間を移動す
る際に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオ
フ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実
行する交換機において、前記複数の端末毎に当該端末に
て送受信される送受信パケット数を測定するパケット数
測定部と、前記パケット数測定部にて測定された送受信
パケット数の測定結果を格納するパケット数記憶部と、
前記端末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当
該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続
する通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を
送出した端末における送受信パケット数の測定結果を前
記パケット数記憶部から取得し、該測定結果に基づいて
当該ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順位に
基づいて当該ハンドオフ要求により指定された基地局へ
のハンドオフ処理を実行するハンドオフ制御部とを有す
ることを特徴とする。
【0024】また、複数の端末が複数のセル間を移動す
る際に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオ
フ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実
行する交換機において、前記複数の端末毎に当該端末が
使用するサービスのトラフィック特性に応じたQoSク
ラスを検出するQoSクラス検出部と、前記QoSクラ
ス検出部にて検出されたQoSクラスの検出結果を格納
するQoSクラス記憶部と、前記端末から前記ハンドオ
フ要求が送出された際に、当該ハンドオフ要求により指
定された基地局との間を接続する通信回線に空きがない
場合、当該ハンドオフ要求を送出した端末におけるQo
Sクラスの検出結果を前記QoSクラス記憶部から取得
し、該検出結果に基づいて当該ハンドオフ要求に優先順
位を付与し、該優先順位に基づいて当該ハンドオフ要求
により指定された基地局へのハンドオフ処理を実行する
ハンドオフ制御部とを有することを特徴とする。
【0025】また、前記ハンドオフ制御部は、前記端末
から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当該ハンド
オフ要求により指定された基地局との間を接続する通信
回線に空きがある場合は、当該ハンドオフ要求に前記優
先順位を付与することなく、続けて当該ハンドオフ要求
により指定された基地局へのハンドオフ処理を実行する
ことを特徴とする。
【0026】また、複数の端末が複数のセル間を移動す
る際に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオ
フ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実
行するためのハンドオフ制御方法であって、前記端末か
ら前記ハンドオフ要求が送出された際に、当該ハンドオ
フ要求により指定された基地局との間を接続する通信回
線に空きがあるか否かを検索するステップと、当該ハン
ドオフ要求により指定された基地局との間を接続する通
信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を送出し
た端末にて送受信される送受信データ量に基づいて当該
ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順位に基づ
いて当該ハンドオフ要求により指定された基地局へのハ
ンドオフ処理を実行するステップとを有することを特徴
とする。
【0027】また、前記複数の端末毎に前記送受信デー
タ量を予め測定することを特徴とする。
【0028】また、複数の端末が複数のセル間を移動す
る際に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオ
フ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実
行するためのハンドオフ制御方法であって、前記端末か
ら前記ハンドオフ要求が送出された際に、当該ハンドオ
フ要求により指定された基地局との間を接続する通信回
線に空きがあるか否かを検索するステップと、当該ハン
ドオフ要求により指定された基地局との間を接続する通
信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を送出し
た端末にて送受信される送受信パケット数に基づいて当
該ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順位に基
づいて当該ハンドオフ要求により指定された基地局への
ハンドオフ処理を実行するステップとを有することを特
徴とする。
【0029】また、前記複数の端末毎に前記送受信パケ
ット数を予め測定することを特徴とする。
【0030】また、前記複数の端末が複数のセル間を移
動する際に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハン
ドオフ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理
を実行するためのハンドオフ制御方法であって、前記端
末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当該ハン
ドオフ要求により指定された基地局との間を接続する通
信回線に空きがあるか否かを検索するステップと、当該
ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続す
る通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を送
出した端末が使用するサービスのトラフィック特性に応
じたQoSクラスに基づいて当該ハンドオフ要求に優先
順位を付与し、該優先順位に基づいて当該ハンドオフ要
求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実行す
るステップとを有することを特徴とする。
【0031】また、前記複数の端末毎に前記QoSクラ
スを予め検出することを特徴とする。
【0032】また、前記端末から前記ハンドオフ要求が
送出された際に、当該ハンドオフ要求により指定された
基地局との間を接続する通信回線に空きがある場合、当
該ハンドオフ要求に前記優先順位を付与することなく、
続けて当該ハンドオフ要求により指定された基地局への
ハンドオフ処理を実行することを特徴とする。
【0033】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、ハンドオフ制御部において、端末からハンド
オフ要求が送出された際にハンドオフ要求により指定さ
れた基地局との間を接続する通信回線に空きがない場
合、ハンドオフ要求を送出した端末における送受信デー
タ量の測定結果をデータ量記憶部から取得し、該測定結
果に基づいてハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優
先順位に基づいてハンドオフ要求により指定された基地
局へのハンドオフ処理を実行するため、送受信データ量
の大きな端末については優先的にハンドオフ処理を実行
することが可能となる。
【0034】なお、ハンドオフ制御部においては、端末
からハンドオフ要求が送出された際にハンドオフ要求に
より指定された基地局との間を接続する通信回線に空き
がある場合は、ハンドオフ要求に優先順位を付与するこ
となく、続けてハンドオフ要求により指定された基地局
へのハンドオフ処理を実行することになる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0036】図1は、本発明の移動通信システムの第1
の実施の形態を示す図である。
【0037】図1において、交換機100は、複数の基
地局110−1〜110−nを収容し、端末130と、
交換機100に通信回線160を介して接続されている
端末140との接続制御等を行っている。なお、図1で
は、端末130,140のみが示されているが、実際に
は更に多くの端末が存在しているものとする。
【0038】交換機100は、スイッチ101、ハンド
オフ制御部102、送受信データ量測定部103、及
び、送受信データ量記憶部104から構成される。
【0039】送受信データ量測定部103は、端末毎に
送受信データ量を測定し、その測定結果を送受信データ
量記憶部104に格納する。
【0040】スイッチ101は、ハンドオフ制御部10
2の制御により複数の基地局110−1〜110−nへ
の接続を切り替えるためのスイッチである。
【0041】ハンドオフ制御部102は、端末からのハ
ンドオフ要求があった際に、切り替え先の基地局の通信
回線に空きがない場合は、通信回線が空くまでハンドオ
フ処理を行わずに待機する。この際に、ハンドオフ要求
を送出した端末にて送受信されている送受信データ量を
送受信データ量記憶部104から取得し、取得した送受
信データ量に応じた優先順位を当該ハンドオフ要求に付
与する。そして、切り替え先の基地局の通信回線に空き
が生じると、当該ハンドオフ要求に付与した優先順位に
基づいてハンドオフ処理を実行する。
【0042】なお、ハンドオフ制御部102は、端末か
らのハンドオフ要求があった際に、切り替え先の基地局
の通信回線に空きがある場合は、ハンドオフ要求に優先
順位を付与することなく、続けてハンドオフ処理を実行
することになる。
【0043】複数の基地局110−1〜110−nは、
それぞれ無線ゾーン(セル)120−1〜120−nを
制御している。
【0044】また、複数の基地局110−1〜110−
nは、それぞれ通信回線150−1〜150−nを介し
て交換機100と接続される。
【0045】端末130は、無線ゾーン120−1〜1
20−n間を移動し、端末140と通信を行う。なお、
図1は、端末130が、第1無線ゾーン120−1と第
2無線ゾーン120−2とが重なるエリアに位置してい
る状態を示している。
【0046】また、端末130は、無線回線170−1
〜170−nを介して基地局110−1〜110−nと
接続される。なお、図1では、端末130のみが示され
ているため、端末130と基地局110−1,110−
2とを接続する無線回線170−1,170−2のみが
示されている。
【0047】端末140は、通信回線160を介して交
換機100と接続され、端末130と通信を行う。
【0048】以下に、上記のように構成された移動通信
システムを利用したハンドオフ制御方法について説明す
る。
【0049】図2は、図1に示した移動通信システムを
利用したハンドオフ制御方法の一例を説明するためのフ
ローチャートである。ここでは、第1無線ゾーン120
−1に位置している端末130が、第1無線回線170
−1、第1基地局110−1、第1通信回線150−
1、交換機100及び通信回線160を介して端末14
0と通信を行っている際に、第2基地局110−2が制
御している第2無線ゾーン120−2へ移動した場合の
ハンドオフ制御方法について説明する。なお、交換機1
00内の送受信データ量測定部103は、端末130の
送受信データ量を予め測定し、その測定結果を送受信デ
ータ量記憶部104に格納している。
【0050】まず、端末130は、第1基地局110−
1が制御している第1無線ゾーン120−1で移動しな
がら通信を行っている最中に、第1基地局110−1か
らの受信信号が弱くなると、各基地局110−1〜11
0−nが報知している制御用の信号をサーチする等の方
法により、移動先の基地局を選定する(ステップS
1)。ここでは、第1無線ゾーン120−1に隣接し、
一部が重なる第2無線ゾーン120−2を制御している
第2基地局110−2を選択したとする。
【0051】次に、端末130は、第2基地局110−
2が制御している第2無線ゾーン120−2に移動した
ことを検出すると、切り替え先の基地局情報が設定され
たハンドオフ要求信号を作成し、作成したハンドオフ要
求信号を現時点でサービスを受けている第1基地局11
0−1に対して送信する(ステップS2)。
【0052】なお、ここでは、端末130が切り替え先
の基地局を選択する端末主導型のハンドオフ制御を行う
ものとして説明したが、本発明はこれに限らず、基地局
主導型のハンドオフ制御を行うこともできる。基地局主
導型のハンドオフ制御を行う場合、第1基地局110−
1においては、端末130の信号を監視し、その信号が
弱くなると、第1基地局110−1に隣接する基地局か
ら端末130の信号の監視結果を収集し、その監視結果
に基づいて切り替え先の基地局を選定する。
【0053】第1基地局110−1は、端末130から
のハンドオフ要求信号を受信すると、このハンドオフ要
求信号を交換機100に対して転送する(ステップS
3)。
【0054】交換機100内のハンドオフ制御部102
は、第1基地局110−1からのハンドオフ要求信号を
受信すると、まず、このハンドオフ要求信号に含まれる
切り替え先の基地局情報に基づいて、指定された基地局
(ここでは第2基地局110−2)を特定し、特定した
第2基地局110−2の第2通信回線150−2に空き
があるか否かを検索する(ステップS4)。このとき、
第2通信回線150−2に空きがある場合は、ステップ
S7に進み、続けてハンドオフ処理を実行する。
【0055】一方、ステップS4において、第2基地局
110−2の第2通信回線150−2に空きがない場
合、ハンドオフ制御部102は、端末103からのハン
ドオフ要求信号に優先順位を付与し、待ち合わせ登録を
行う(ステップS5)。例えば、端末103からのハン
ドオフ要求信号に優先順位を付与した後、優先順位の降
順にソートされたハンドオフ要求の待ち行列に端末10
3からのハンドオフ要求信号を登録する。
【0056】なお、ステップS5において、ハンドオフ
制御部102は、端末130の送受信データ量の測定結
果を送受信データ量記憶部104から検索し、検索した
送受信データ量の測定結果に基づいて優先順位を判定す
る。優先順位の判定には、例えば、送信データ量、受信
データ量、若しくは、送信データ量と受信データ量との
和を送受信データ量として用いることができ、また、単
位時間あたりの送受信データ量で優先順位を判定するこ
とができる。
【0057】次に、ハンドオフ制御部102は、第2基
地局110−2を介して通信中の他の端末の通信が終了
した等により、第2基地局110−2の第2通信回線1
50−2に空きが生じたことを検出すると(ステップS
6)、第2基地局110−2におけるハンドオフ要求信
号の優先順位を参照し、以降、優先順位の高いハンドオ
フ要求信号から順次ハンドオフ処理を実行する。
【0058】ハンドオフ制御部102は、ハンドオフ処
理として、まず、第2通信回線150−2に空きが生じ
た第2基地局110−2に対して接続制御信号を送信し
て第2基地局110−2を動作させ、第2無線回線17
0−2を介して端末130と接続するように指示する
(ステップS7)。更に、スイッチ101を制御して通
信回線160と第2通信回線150−2とを接続する。
【0059】これにより、端末140から送信される通
信データは、通信回線160、交換機100、第2通信
回線150−2、第2基地局110−2及び第2無線回
線170−2を介して端末130に伝送されるようにな
る。
【0060】その後、ハンドオフ制御部102は、端末
130の端末番号と、第2無線回線170−2の無線回
線番号とが設定されたハンドオフ制御信号を作成し、作
成したハンドオフ制御信号を第1基地局110−1に対
して送信する(ステップS8)。
【0061】第1基地局110−1は、交換機100内
のハンドオフ制御部102からのハンドオフ制御信号を
受信すると、このハンドオフ制御信号に設定されている
端末番号に基づいて端末(ここでは、端末130)を特
定し、特定した端末130に対してハンドオフ制御信号
を転送する(ステップS9)。
【0062】端末130は、第1基地局110−1から
のハンドオフ制御信号を受信すると、このハンドオフ制
御信号に設定されている無線回線番号に基づいて第2無
線回線170−2を特定し、第1無線回線170−1か
ら第2無線回線170−2への切り替えを行う(ステッ
プS10)。
【0063】これにより、端末130と端末140と
は、新たな第2基地局110−2を介して新たに通信が
可能になる。
【0064】そして、第2無線回線170−2への切り
替えを行った端末130は、ハンドオフ完了信号を第2
基地局110−2に対して送信する(ステップS1
1)。
【0065】第2基地局110−2は、端末130から
のハンドオフ完了信号を受信すると、このハンドオフ完
了信号を交換機100に対して転送する(ステップS1
2)。
【0066】交換機100内のハンドオフ制御部102
は、第2基地局110−2からのハンドオフ完了信号を
受信すると、第1基地局110−1に対して接続開放信
号を送信し(ステップS13)、端末130との間の通
信に使用していた第1無線回線170−1の接続を切断
するように指示する。更に、スイッチ101を制御して
第1通信回線150−1と通信回線160との接続を開
放する。
【0067】以上のハンドオフ制御により、端末130
は第2無線ゾーン120−2に移動した場合にも、新た
な第2基地局110−2を介して端末140との通信を
継続して行うことができる。
【0068】(第2の実施の形態)汎用パケット無線シ
ステム(General Packet Radio System;GPRS)におけ
るサービスGPRSサポート・ノード(Service GPRS S
upport Node;SGSN)では、端末が送受信している送受
信パケット数が多い場合は専有チャネルが割り当てら
れ、送受信パケットの数が少ない場合は共有チャネルが
割り当てられる。なお、GPRSとは、パケット交換デ
ータを提供するためのシステムであり、SGSNとは、
GPRSの主要構成要素の1つであるゲートウェイであ
る。
【0069】そこで、本実施形態は、優先順位の判定に
専有チャネルと共有チャネルの送受信パケット数を用い
てハンドオフ制御を行う。
【0070】図3は、本発明の移動通信システムの第2
の実施の形態を示す図である。
【0071】図3に示すように本実施形態は、図1に示
した移動通信システムに対して、送受信データ量測定部
103の替わりにパケット数測定部303を設け、送受
信データ量記憶部104の替わりにパケット数記憶部3
04を設けた点が異なる。
【0072】パケット数測定部303及びパケット数記
憶部304は、すでにSGSN内部に備えられている機
能を流用して構成できるため、低開発コストで、かつ損
失パケット数が低減可能なハンドオフ制御を行うことが
できる。
【0073】(第3の実施の形態)本実施形態は、優先
順位の判定にQoS(Quality of Service)クラスを用
いてハンドオフ制御を行う。なお、QoSクラスとは、
ユーザが使用しているサービスの属性を表すものであ
る。
【0074】例えば、ユーザが使用しているサービスの
トラフィックの特性に応じて、QoSクラスを規定する
ことが可能である。具体的には、「リアルタイムである
/リアルタイムでない」という2つのトラフィックの特
性と、「データ送信速度高/低」という2つのトラフィ
ックの特性とを組み合わせれば、4通りのQoSクラス
を規定することができる。なお、QoSクラスの違いに
よりハンドオフ処理が実行されるまでに必要な時間は異
なる。
【0075】例えば、ビデオ会議サービスは、「リアル
タイムで、かつ、データ送信速度高」というサービスク
ラスになる。このサービスクラスに該当するトラフィッ
クについては、優先的にハンドオフ処理を実行して強制
切断率を下げることがユーザ満足度を高めることにな
る。
【0076】一方、電子メールサービスは、「リアルタ
イムでない、かつ、データ送信速度低」というサービス
クラスになる。このサービスクラスに該当するトラフィ
ックについては、ハンドオフ処理の実行が遅れ、強制切
断が行われたとしても、ユーザ満足度はそれほど低下し
ない。
【0077】図4は、本発明の移動通信システムの第3
の実施の形態を示す図である。
【0078】図4に示すように本実施形態は、図1に示
した移動通信システムに対して、送受信データ量測定部
103の替わりにQoSクラス検出部403を設け、送
受信データ量記憶部104の替わりにQoSクラス記憶
部404を設けた点が異なる。
【0079】QoSクラス検出部503は、端末が送受
信しているパケットのQoSクラスを検出し、その検出
結果をQoSクラス記憶部504に格納する。
【0080】これにより、ハンドオフ制御部102は、
QoSクラス、つまり、トラフィック特性を考慮した優
先順位に基づいてハンドオフ処理を実行することが可能
となる。
【0081】このように、本実施形態においては、ユー
ザが使用しているサービス属性に応じた優先順位に基づ
いてハンドオフ処理を行うことが可能となるので、ユー
ザ満足度を全体として低下させないようなシステム運用
が可能となる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
端末毎に送受信データ量を測定するデータ量測定部と、
データ量測定部にて測定された送受信データ量の測定結
果を格納するデータ量記憶部と、端末からハンドオフ要
求が送出された際にハンドオフ要求により指定された基
地局との間を接続する通信回線に空きがない場合、ハン
ドオフ要求を送出した端末における送受信データ量の測
定結果をデータ量記憶部から取得し、該測定結果に基づ
いてハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順位に
基づいてハンドオフ要求により指定された基地局へのハ
ンドオフ処理を実行するハンドオフ制御部とを設けた構
成としたため、送受信データ量の大きな端末については
優先的にハンドオフ処理を実行することができ、それに
より、損失データ量を低減することができる。
【0083】なお、ハンドオフ制御部は、端末からハン
ドオフ要求が送出された際にハンドオフ要求により指定
された基地局との間を接続する通信回線に空きがある場
合は、ハンドオフ要求に優先順位を付与することなく、
続けてハンドオフ要求により指定された基地局へのハン
ドオフ処理を実行することになる。
【0084】また、データ量測定部の替わりに、端末毎
の送受信パケット数を測定するパケット数測定部を設
け、更に、データ量記憶部の替わりに、パケット数測定
部にて測定された送受信パケット数の測定結果を格納す
るパケット数記憶部を設けた場合においても、パケット
数の大きな端末については優先的にハンドオフ処理を実
行することができ、それにより、損失データ量を低減す
ることができる。
【0085】また、データ量測定部の替わりに、端末毎
のサービスのトラフィック特性に応じたQoSクラスを
検出するQoSクラス検出部を設け、更に、データ量記
憶部の替わりに、QoSクラス検出部にて検出されたQ
oSクラスの検出結果を格納するQoSクラス記憶部を
設けた場合においては、QoSクラス、すなわちトラフ
ィック特性を考慮してハンドオフ制御を行うことがで
き、それにより、ユーザ満足度を全体として低下させな
いシステム運用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動通信システムの第1の実施の形態
を示す図である。
【図2】図1に示した移動通信システムを利用したハン
ドオフ制御方法の一例を説明するためのフローチャート
である。
【図3】本発明の移動通信システムの第2の実施の形態
を示す図である。
【図4】本発明の移動通信システムの第3の実施の形態
を示す図である。
【図5】一般的な移動通信システムにおけるハンドオフ
制御方法を説明するための図であり、(a)はセル半径
が任意に設定された場合を示す図、(b)は(a)に示
したものよりもセル半径が縮小された場合を示す図であ
る。
【符号の説明】
100 交換機 101 スイッチ 102 ハンドオフ制御部 103 送受信データ量測定部 104 送受信データ量記憶部 110−1〜110−n 基地局 120−1〜120−n 無線ゾーン(セル) 130,140 端末 150−1〜150−n,160 通信回線 170−1〜170−n 無線回線 303 パケット数測定部 304 パケット数記憶部 403 QoSクラス検出部 404 QoSクラス記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K051 AA01 AA05 BB02 CC07 DD15 FF03 FF11 FF16 GG06 HH27 5K067 BB21 DD45 DD57 EE02 EE10 EE16 EE23 EE24 GG01 GG11 HH05 HH22 HH23 JJ04 JJ17 JJ39 JJ73 JJ76 LL11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルをそれぞれ制御する複数の基
    地局と、前記複数のセル間を移動する際に、前記複数の
    基地局のうち移動先のセルを制御する基地局を指定して
    ハンドオフ要求を送出する複数の端末と、前記複数の端
    末から送出されたハンドオフ要求に応じて、当該ハンド
    オフ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を
    実行する交換機とを有してなる移動通信システムにおい
    て、 前記交換機は、 前記複数の端末毎に当該端末にて送受信される送受信デ
    ータ量を測定するデータ量測定部と、 前記データ量測定部にて測定された送受信データ量の測
    定結果を格納するデータ量記憶部と、 前記端末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当
    該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続
    する通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を
    送出した端末における送受信データ量の測定結果を前記
    データ量記憶部から取得し、該測定結果に基づいて当該
    ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順位に基づ
    いて当該ハンドオフ要求により指定された基地局へのハ
    ンドオフ処理を実行するハンドオフ制御部とを有するこ
    とを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 複数のセルをそれぞれ制御する複数の基
    地局と、前記複数のセル間を移動する際に、前記複数の
    基地局のうち移動先のセルを制御する基地局を指定して
    ハンドオフ要求を送出する複数の端末と、前記複数の端
    末から送出されたハンドオフ要求に応じて、当該ハンド
    オフ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を
    実行する交換機とを有してなる移動通信システムにおい
    て、 前記交換機は、 前記複数の端末毎に当該端末にて送受信される送受信パ
    ケット数を測定するパケット数測定部と、 前記パケット数測定部にて測定された送受信パケット数
    の測定結果を格納するパケット数記憶部と、 前記端末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当
    該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続
    する通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を
    送出した端末における送受信パケット数の測定結果を前
    記パケット数記憶部から取得し、該測定結果に基づいて
    当該ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順位に
    基づいて当該ハンドオフ要求により指定された基地局へ
    のハンドオフ処理を実行するハンドオフ制御部とを有す
    ることを特徴とする移動通信システム。
  3. 【請求項3】 複数のセルをそれぞれ制御する複数の基
    地局と、前記複数のセル間を移動する際に、前記複数の
    基地局のうち移動先のセルを制御する基地局を指定して
    ハンドオフ要求を送出する複数の端末と、前記複数の端
    末から送出されたハンドオフ要求に応じて、当該ハンド
    オフ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を
    実行する交換機とを有してなる移動通信システムにおい
    て、 前記交換機は、 前記複数の端末毎に当該端末が使用するサービスのトラ
    フィック特性に応じたQoSクラスを検出するQoSク
    ラス検出部と、 前記QoSクラス検出部にて検出されたQoSクラスの
    検出結果を格納するQoSクラス記憶部と、 前記端末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当
    該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続
    する通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を
    送出した端末におけるQoSクラスの検出結果を前記Q
    oSクラス記憶部から取得し、該検出結果に基づいて当
    該ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順位に基
    づいて当該ハンドオフ要求により指定された基地局への
    ハンドオフ処理を実行するハンドオフ制御部とを有する
    ことを特徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記ハンドオフ制御部は、前記端末から
    前記ハンドオフ要求が送出された際に、当該ハンドオフ
    要求により指定された基地局との間を接続する通信回線
    に空きがある場合は、当該ハンドオフ要求に前記優先順
    位を付与することなく、続けて当該ハンドオフ要求によ
    り指定された基地局へのハンドオフ処理を実行する、請
    求項1から3のいずれか1項に記載の移動通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 複数の端末が複数のセル間を移動する際
    に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオフ要
    求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実行す
    る交換機において、 前記複数の端末毎に当該端末にて送受信される送受信デ
    ータ量を測定するデータ量測定部と、 前記データ量測定部にて測定された送受信データ量の測
    定結果を格納するデータ量記憶部と、 前記端末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当
    該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続
    する通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を
    送出した端末における送受信データ量の測定結果を前記
    データ量記憶部から取得し、該測定結果に基づいて当該
    ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順位に基づ
    いて当該ハンドオフ要求により指定された基地局へのハ
    ンドオフ処理を実行するハンドオフ制御部とを有するこ
    とを特徴とする交換機。
  6. 【請求項6】 複数の端末が複数のセル間を移動する際
    に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオフ要
    求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実行す
    る交換機において、 前記複数の端末毎に当該端末にて送受信される送受信パ
    ケット数を測定するパケット数測定部と、 前記パケット数測定部にて測定された送受信パケット数
    の測定結果を格納するパケット数記憶部と、 前記端末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当
    該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続
    する通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を
    送出した端末における送受信パケット数の測定結果を前
    記パケット数記憶部から取得し、該測定結果に基づいて
    当該ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順位に
    基づいて当該ハンドオフ要求により指定された基地局へ
    のハンドオフ処理を実行するハンドオフ制御部とを有す
    ることを特徴とする交換機。
  7. 【請求項7】 複数の端末が複数のセル間を移動する際
    に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオフ要
    求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実行す
    る交換機において、 前記複数の端末毎に当該端末が使用するサービスのトラ
    フィック特性に応じたQoSクラスを検出するQoSク
    ラス検出部と、 前記QoSクラス検出部にて検出されたQoSクラスの
    検出結果を格納するQoSクラス記憶部と、 前記端末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当
    該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続
    する通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求を
    送出した端末におけるQoSクラスの検出結果を前記Q
    oSクラス記憶部から取得し、該検出結果に基づいて当
    該ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順位に基
    づいて当該ハンドオフ要求により指定された基地局への
    ハンドオフ処理を実行するハンドオフ制御部とを有する
    ことを特徴とする交換機。
  8. 【請求項8】 前記ハンドオフ制御部は、前記端末から
    前記ハンドオフ要求が送出された際に、当該ハンドオフ
    要求により指定された基地局との間を接続する通信回線
    に空きがある場合は、当該ハンドオフ要求に前記優先順
    位を付与することなく、続けて当該ハンドオフ要求によ
    り指定された基地局へのハンドオフ処理を実行する、請
    求項5から7のいずれか1項に記載の交換機。
  9. 【請求項9】 複数の端末が複数のセル間を移動する際
    に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオフ要
    求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実行す
    るためのハンドオフ制御方法であって、 前記端末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当
    該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続
    する通信回線に空きがあるか否かを検索するステップ
    と、 当該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接
    続する通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求
    を送出した端末にて送受信される送受信データ量に基づ
    いて当該ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先順
    位に基づいて当該ハンドオフ要求により指定された基地
    局へのハンドオフ処理を実行するステップとを有するハ
    ンドオフ制御方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の端末毎に前記送受信データ
    量を予め測定する、請求項9記載のハンドオフ制御方
    法。
  11. 【請求項11】 複数の端末が複数のセル間を移動する
    際に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオフ
    要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実行
    するためのハンドオフ制御方法であって、 前記端末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当
    該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続
    する通信回線に空きがあるか否かを検索するステップ
    と、 当該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接
    続する通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求
    を送出した端末にて送受信される送受信パケット数に基
    づいて当該ハンドオフ要求に優先順位を付与し、該優先
    順位に基づいて当該ハンドオフ要求により指定された基
    地局へのハンドオフ処理を実行するステップとを有する
    ハンドオフ制御方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の端末毎に前記送受信パケッ
    ト数を予め測定する、請求項11記載のハンドオフ制御
    方法。
  13. 【請求項13】 複数の端末が複数のセル間を移動する
    際に送出するハンドオフ要求に応じて、当該ハンドオフ
    要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実行
    するためのハンドオフ制御方法であって、 前記端末から前記ハンドオフ要求が送出された際に、当
    該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接続
    する通信回線に空きがあるか否かを検索するステップ
    と、 当該ハンドオフ要求により指定された基地局との間を接
    続する通信回線に空きがない場合、当該ハンドオフ要求
    を送出した端末が使用するサービスのトラフィック特性
    に応じたQoSクラスに基づいて当該ハンドオフ要求に
    優先順位を付与し、該優先順位に基づいて当該ハンドオ
    フ要求により指定された基地局へのハンドオフ処理を実
    行するステップとを有するハンドオフ制御方法。
  14. 【請求項14】 前記複数の端末毎に前記QoSクラス
    を予め検出する、請求項13記載のハンドオフ制御方
    法。
  15. 【請求項15】 前記端末から前記ハンドオフ要求が送
    出された際に、当該ハンドオフ要求により指定された基
    地局との間を接続する通信回線に空きがある場合、当該
    ハンドオフ要求に前記優先順位を付与することなく、続
    けて当該ハンドオフ要求により指定された基地局へのハ
    ンドオフ処理を実行する、請求項9から14のいずれか
    1項に記載のハンドオフ制御方法。
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