JPH09261635A - データ圧縮回路およびデータ伸長回路および動き補償予測復号装置 - Google Patents

データ圧縮回路およびデータ伸長回路および動き補償予測復号装置

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JPH09261635A
JPH09261635A JP6622796A JP6622796A JPH09261635A JP H09261635 A JPH09261635 A JP H09261635A JP 6622796 A JP6622796 A JP 6622796A JP 6622796 A JP6622796 A JP 6622796A JP H09261635 A JPH09261635 A JP H09261635A
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喜子 幡野
Ikuo Okuma
育雄 大熊
Toshihiro Kai
俊博 賀井
Makoto Kumano
眞 熊野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 参照画像の記憶と復号画像の並び換えのため
に必要なフレームメモリの容量を削減し、安価な動き補
償予測復号装置を得る。 【解決手段】 復号した画像を圧縮するデータ圧縮回路
104と、この圧縮されたデータを伸長するデータ伸長
回路105a,105bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像のデータ量を
削減するデータ圧縮回路、および、圧縮された画像デー
タを復元するデータ伸長回路、および、動き補償予測符
号化された動画像を復号する動き補償予測復号装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図25と図26は、例えば、「最新MP
EG教科書」(アスキー出版局、p.129〜155)
に示された従来の動き補償予測符号化装置および復号装
置を示すブロック図である。図25において、1は入力
画像を記憶するフレームメモリであり、フレームメモリ
1の出力は減算器2の第一の入力に与えられる。減算器
2の出力はDCT変換器3および量子化器4を介して可
変長符号器5の第一の入力に与えられる。量子化器4の
出力は、逆量子化器6および逆DCT変換器7を介し
て、加算器8の第一の入力にも与えられる。加算器8の
出力はフレームメモリ9に入力される。
【0003】フレームメモリ9の出力は動き検出器10
の第一の入力と予測画像作成回路11の第一の入力に与
えられる。動き検出器10の第二の入力にはフレームメ
モリ1の出力が与えられる。動き検出器10の出力は、
予測画像作成回路11の第二の入力と可変長符号器5の
第二の入力に与えられる。予測画像作成回路11の第一
の出力は、減算器2の第二の入力と加算器8の第二の入
力に与えられる。予測画像作成回路11の第二の出力は
可変長符号器5の第三の入力に与えられる。可変長符号
器5から出力されるビットストリームは、バッファ12
を介して出力される。
【0004】図26は図25のように符号化されたビッ
トストリームを復号する復号装置を示すブロック図であ
る。図において、21は入力されたビットストリームを
可変長復号する可変長復号器で、可変長復号器21の第
一の出力は、逆量子化器22および逆DCT変換器23
を介して、加算器24の第一の入力に与えられる。加算
器24の出力はフレームメモリ25の第一の入力に与え
られ、フレームメモリ25から復号画像が出力される。
一方、可変長復号器21の第二の出力は予測画像作成回
路26の第一の入力に与えられる。予測画像作成回路2
6の第一の出力はフレームメモリ25の第二の入力に与
えられ、フレームメモリ25の第二の出力は予測画像作
成回路26の第二の入力に与えられる。予測画像作成回
路26の第二の出力は加算器24の第二の入力に与えら
れる。
【0005】次に動作について説明する。動き補償予測
符号化は、動画像の時間方向の冗長性を削減する符号化
方式として広く用いられている。図27に動き補償予測
符号化方式の概念図を示す。入力画像は例えば16画素
×16ラインのマクロブロックに分割され、すでに符号
化した画像の復号画像を参照画像として、各マクロブロ
ックに最も近い画像の領域が参照画像の中から探索さ
れ、予測画像が作成されるとともに、その予測画像の位
置が動きベクトルとして符号化される。図27(a)は
片方向予測の場合を示し、図27(b)は両方向予測の
場合を示している。片方向予測の場合、参照画像はすで
に符号化した画像で、入力画像より時間的に前の画像で
ある。両方向予測の場合、参照画像はすでに符号化した
画像で、入力画像より時間的に前の画像と後の画像の両
方を用いる。
【0006】すなわち、符号化する前に入力画像の順番
を入れ替える必要がある。この場合、予測画像は、時間
的に前の画像を参照画像としたときの予測画像と、時間
的に後の画像を参照画像としたときの予測画像と、これ
らの予測画像の平均をとった画像の3つのうち、予測誤
差の少ないものが選ばれる。入力画像と予測画像の差分
は、予測誤差として、DCT変換などを用いて符号化さ
れる。なお、片方向予測を行う画像をPピクチャと呼
び、両方向予測を行う画像をBピクチャと呼ぶ。また、
符号化の初期状態や、伝送エラーが起こった場合のため
に、予測を行わず、画面内で符号化することがある。こ
の画像をIピクチャと呼ぶ。
【0007】以下、図25に従って、動き補償予測符号
化装置の動作について詳しく説明する。フレームメモリ
1は入力される動画像を記憶し、符号化順に出力する。
たとえば、4枚の画像が入力され、第一の画像をIピク
チャとして符号化し、第二および第三の画像をBピクチ
ャとして符号化し、第四の画像をPピクチャとして符号
化する場合、フレームメモリ1は、第一の画像を最初に
出力し、次に第四の画像を出力し、その後、第二、第三
の画像を順に出力する。
【0008】フレームメモリ1から出力される画像は、
減算器2において、予測画像作成回路11から出力され
る予測画像との差分が求められる。減算器2から出力さ
れる予測誤差は、DCT変換器3と量子化器4により符
号化されて、可変長符号器5に入力される。この符号化
された予測誤差は、逆量子化器6と逆DCT変換器7に
より復号される。この復号された予測誤差は、加算器8
において、予測画像作成回路11から出力される予測画
像と加算される。加算器8から出力される画像は復号画
像であり、フレームメモリ9に入力される。
【0009】予測画像は、動き検出器10と予測画像作
成回路11から作成される。まず、動き検出器10は、
フレームメモリ9に記憶されているすでに符号化した画
像の復号画像を参照画像として、フレームメモリ1から
出力される画像の動きを検出する。すなわち、フレーム
メモリ1から出力される画像を16画素×16ラインの
マクロブロックに分割して各マクロブロックの動きベク
トルを求める。このとき、入力画像がインターレースの
2フィールドで構成されたフレームであるときは、フレ
ームの16画素×16ラインに対する動きベクトルを求
めるとともに、このマクロブロックを2つのフィールド
の16画素×8ラインに分割して2つのフィールドの動
きベクトルも求め、フレームの動きベクトルとフィール
ドの動きベクトルのうち予測誤差の小さい方を選択す
る。
【0010】予測画像作成回路11は、動き検出器10
から出力される動きベクトルをもとに、フレームメモリ
9に記憶されている復号画像から予測画像を作成する。
たとえば、動き検出器10から出力される動きベクトル
が半画素の位置を示している場合は、周辺の4画素から
半画素の位置の画素値を計算する。また、フレームメモ
リ1から出力される画像がBピクチャである場合は、2
つの参照画像から2つの予測画像を作成し、さらに、こ
の2つの予測画像の平均画像を作成し、合計3つの予測
画像のうち予測歪みの少ないものを選択する。また、画
像内符号化を行う場合には、予測画像の画素値をすべて
0に設定して出力する。予測画像作成回路11は、上記
のように予測画像を作成して出力するとともに、どの予
測画像を選択したかを示す予測モードを出力する。
【0011】可変長符号器5は、量子化器4から出力さ
れる符号化された予測誤差と、予測画像作成回路11か
ら出力される予測モードと、動き検出器10から出力さ
れる動きベクトルをそれぞれ可変長符号化し、重畳して
ビットストリームとして、バッファ12を介して出力す
る。
【0012】次に、図26に従って、動き補償予測復号
装置の動作について説明する。可変長復号器21には、
上記のように符号化されたビットストリームが入力さ
れ、可変長復号される。可変長復号器21からは、符号
化された予測誤差と予測モードと動きベクトルとが出力
される。符号化された予測誤差は、逆量子化器22と逆
DCT変換器23により復号され、加算器24におい
て、予測画像作成回路26から出力される予測画像と加
算される。加算器24から出力される画像は復号画像で
あり、フレームメモリ25に入力される。加算器24は
符号化順に復号画像を出力するので、フレームメモリ2
5は、復号画像を入力順すなわち表示順に並び換えて出
力する。
【0013】一方、予測画像作成回路26は、可変長復
号器21から出力される予測モードと動きベクトルに従
い、フレームメモリ25に記憶されている画像から、予
測画像を作成する。すなわち、予測モードによって、フ
レームメモリ25に記憶されている画像のうち参照画像
とすべき画像を選択し、さらに動きベクトルにより参照
画像内の領域を指定する。フレームメモリ25は、予測
画像作成回路26から指定された画像の指定された領域
を、予測画像作成回路26へ出力する。予測画像作成回
路26は、フレームメモリ25から出力された画像から
予測画像を作成する。
【0014】たとえば、動きベクトルが半画素の位置を
示している場合は、周辺の4画素から半画素の位置の画
素値を計算する。また、予測モードがBピクチャの平均
画像である場合は、2つの参照画像から2つの予測画像
を作成し、この2つの予測画像の平均画像を作成する。
また、予測モードが画像内符号化を示している場合に
は、予測画像の画素値をすべて0に設定して出力する。
【0015】また、図28と図29は、例えば、「最新
MPEG教科書」(アスキー出版局、p.53〜66)
に示された従来のデータ圧縮回路およびデータ伸長回路
を示している。図において、入力画像はDCT変換器3
1に与えられ、DCT変換器31の出力は量子化器32
の第一の入力に与えられる。量子化器32の第二の入力
には量子化テーブル33の出力が与えられる。量子化器
32の出力は可変長符号器34の第一の入力に与えら
れ、可変長符号器34の第二の入力にはハフマンテーブ
ル35の出力が与えられる。可変長符号器34からは、
圧縮データが出力される。
【0016】図29は、図28に示されたデータ圧縮回
路から出力される圧縮データを入力とするデータ伸長回
路であり、入力された圧縮データは、ハフマンテーブル
41と量子化テーブル42と可変長復号器43の第一の
入力に与えられる。可変長復号器43の第二の入力に
は、ハフマンテーブル41の出力が与えられる。可変長
復号器43の出力は逆量子化器44の第一の入力に与え
られ、逆量子化器44の第二の入力には量子化テーブル
42の出力が与えられる。逆量子化器44の出力は逆D
CT変換器45を介して出力される。
【0017】次に動作について説明する。図28は直交
変換を用いた画像内符号化により、画像を圧縮するデー
タ圧縮回路である。直交変換は、画像を周波数成分に分
解すると、画像の周波数が低域に集中するという性質を
利用して、画像を圧縮する符号化方式として広く用いら
れている。本従来例も直交変換を用いた符号化であり、
直交変換としてDCT変換を用いている。まず、入力画
像は、DCT変換器31において8画素×8ラインのブ
ロックに分割され、DCT変換されて、変換係数が出力
される。この変換係数は量子化器32で量子化される。
このとき、量子化器32は、各変換係数の量子化ステッ
プ幅を定めた量子化テーブル33を参照し、この量子化
ステップ幅に従って量子化を行う。
【0018】量子化された変換係数は、可変長符号器3
4で可変長符号化される。すなわち、量子化された変換
係数は、図30に示したジグザグスキャンにより走査さ
れ、連続する0の数とその後の非零の係数の値とが、2
次元ハフマン符号により符号化されて出力される。可変
長符号器34は、このようにして圧縮したデータに、量
子化テーブルのデータとハフマンテーブルのデータを付
け加えて出力する。
【0019】図29は、上記のように圧縮されたデータ
を伸長するデータ伸長回路である。入力された圧縮デー
タのうち、ハフマンテーブルのデータはハフマンテーブ
ル41に入力され、量子化テーブルのデータは量子化テ
ーブル42に入力され、他のデータは可変長復号器43
に入力される。可変長復号器43は、ハフマンテーブル
41を参照して復号を行い、量子化された変換係数を出
力する。この変換係数は逆量子化器44で逆量子化さ
れ、逆DCT変換器45で変換されて、伸長された画像
となって出力される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の動き補償予測復
号装置は、参照画像の記憶と復号画像の並び換えのため
に、メモリを数フレーム分必要とするので、コストが高
くなるという問題があった。
【0021】一般に、フレームメモリを削減する手段と
して、画像内符号化を行うデータ圧縮回路があるが、従
来のデータ圧縮回路で画像を圧縮した場合、画像内の任
意の位置の領域のみを復号することができないという問
題があった。
【0022】また、従来のデータ圧縮回路では、符号量
の上限が決まっている場合、発生符号量が上限値以下と
なるまで、量子化テーブルを変えて符号化を繰り返さな
ければならないという問題があった。
【0023】また、従来のデータ伸長回路は、画像内の
任意の位置の領域のみを復号することができないという
問題があった。
【0024】この発明は上記のような問題点の解消を目
的としてなされたもので、必要なメモリが少なく安価な
動き補償予測復号装置を得ることを目的とする。
【0025】また、画像内の任意の位置の領域のみを復
号することができるデータ圧縮回路を得ることを目的と
する。
【0026】また、符号量制御に必要な処理時間が短
く、ハードウェア規模も小さいデータ圧縮回路を得るこ
とを目的とする。
【0027】また、画像内の任意の位置の領域のみを復
号することができるデータ伸長回路を得ることを目的と
する。
【0028】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るデータ
圧縮回路は、画像を複数画素毎にブロック化してブロッ
ク毎に符号化する符号化回路と、符号化したブロックを
記憶するメモリと、このメモリ上のブロックの先頭アド
レスを記憶する手段とを備えたものである。
【0029】第2の発明は、第1の発明のデータ圧縮回
路において、前記メモリ上のブロックの先頭アドレスを
記憶する手段が、あらかじめ定めた定数NのNブロック
毎に絶対アドレスを記憶する手段と、このNブロック中
の各ブロックの相対アドレスを記憶する手段とを備えた
ものである。
【0030】第3の発明は、第1の発明のデータ圧縮回
路において、前記符号化回路が、予め定めた定数NのN
ブロック毎に符号量を既定値以下とするレート制御を備
えるとともに、前記メモリ上のブロックの先頭アドレス
を記憶する手段が、上記Nブロック中の各ブロックの相
対アドレスを記憶する手段を備えたものである。
【0031】第4の発明に係るデータ伸長回路は、複数
画素毎にブロック化されて各ブロック毎に符号化された
画像データを記憶しているメモリから画像を復元するデ
ータ伸長回路であって、上記メモリ上の任意の画像の領
域を復元するのに必要なブロックの先頭アドレスを求め
る手段を備えたものである。
【0032】第5の発明に係るデータ圧縮回路は、画像
を複数画素毎にブロック化して各ブロックに直交変換を
施す直交変換回路と、この直交変換回路から出力される
各変換係数を量子化する量子化器と、この量子化された
変換係数を可変長符号化する可変長符号器と、所定のブ
ロック数毎に上記可変長符号器から出力される符号量を
既定値以下とするレート制御手段と、上記量子化器が各
変換係数に対する量子化ステップ幅を示す複数の量子化
テーブルとを備え、上記レート制御手段が上記量子化器
の量子化テーブルの数よりも少ない数の量子化テーブル
で符号量の試算を行って上記量子化器で用いる量子化テ
ーブルを決定するようにしたものである。
【0033】第6の発明は、第5の発明のデータ圧縮回
路において、前記レート制御手段が、前記量子化器の量
子化テーブルの数よりも少ない数の量子化テーブルで符
号量の試算を行って上記量子化器で用いる量子化テーブ
ルを決定するとともに、各ブロックの符号量の目標値を
定め、前記可変長符号器から出力される各ブロックの符
号量がこの目標値を越えた場合にはそのブロックの変換
係数の符号化を打ち切るように構成されたものである。
【0034】第7の発明は、第5の発明のデータ圧縮回
路において、前記レート制御手段が、前記量子化器の量
子化テーブルの数よりも少ない数の量子化テーブルで符
号量の試算を行うとともに、試算を行った量子化テーブ
ルによる量子化で絶対値が0または1となる変換係数の
個数を計数する手段を備えたものである。
【0035】第8の発明は、第5の発明のデータ圧縮回
路において、前記量子化器が、少なくとも1つの高次シ
ーケンシーの変換係数に対する量子化ビット数を0に設
定した量子化テーブルを備えたものである。
【0036】第9の発明に係るデータ圧縮回路は、画像
を複数画素毎にブロック化して各ブロックに直交変換を
施す直交変換回路と、この直交変換回路から出力される
各変換係数を量子化する量子化器と、この量子化された
変換係数を各成分の低次シーケンシーから順に走査する
手段とを備えたものである。
【0037】第10の発明に係る動き補償予測復号装置
は、動き補償予測符号化された画像データを復号する手
段と、この復号した画像を圧縮するデータ圧縮回路と、
この圧縮されたデータを伸長するデータ伸長回路とを備
えたものである。
【0038】第11の発明は、第10の発明の動き補償
予測復号装置において、前記データ圧縮回路が、画像を
複数画素毎にブロック化してブロック毎に符号化する符
号化回路と、この符号化した各ブロックを記憶するメモ
リと、このメモリ上の各ブロックの先頭アドレスを記憶
する手段とを備えたものである。
【0039】第12の発明は、第11の発明の動き補償
予測復号装置において、前記符号化回路が画像をフィー
ルド内でブロック化するように構成したものである。
【0040】第13の発明は、第11の発明の動き補償
予測復号装置において、前記符号化回路が、画像を動き
補償の最小単位であるブロックサイズと同じサイズ、ま
たは整数分の1のサイズのブロックにブロック化するよ
うに構成したものである。
【0041】第14の発明は、第11の発明の動き補償
予測復号装置において、前記符号化回路が、画像を複数
画素毎にブロック化して各ブロックに直交変換を施す直
交変換回路と、この直交変換回路から出力される各変換
係数を量子化する量子化器と、この量子化された変換係
数を可変長符号化する可変長符号器を備えたものであ
る。
【0042】第15の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、前記直交変換をアダマール変換
としたものである。
【0043】第16の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、前記可変長符号器が、各ブロッ
クの変換係数を走査する手段と、走査された変換係数が
任意の位置からブロックの終わりまで連続して0である
ときは、この連続した0をブロックの終わりを示すコー
ドに置き換える手段とを備えたものである。
【0044】第17の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、前記可変長符号器が、2次元の
変換係数を各成分の低次シーケンシーから順に走査する
手段を備えたものである。
【0045】第18の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、前記量子化器の各変換係数に対
する量子化ステップ幅を2のべき乗としたものである。
【0046】第19の発明は、第10の発明の動き補償
予測復号装置において、前記データ圧縮回路が、画像を
複数画素毎にブロック化してブロック毎に符号化する符
号化回路と、この符号化したブロックを記憶するメモリ
と、このメモリ上のブロックの先頭アドレスを記憶する
手段とを備えるとともに、上記符号化回路が、あらかじ
め定めた定数NのNブロック毎に符号量を既定値以下と
するレート制御手段を備え、また上記メモリ上のブロッ
クの先頭アドレスを記憶する手段が、Nブロック中の各
ブロックの相対アドレスを記憶する手段を備えたもので
ある。
【0047】第20の発明は、第19の発明の動き補償
予測復号装置において、上記符号化回路が、画像を複数
画素毎にブロック化して各ブロックに直交変換を施す直
交変換回路と、この直交変換回路から出力される各変換
係数を量子化する量子化器と、この量子化された変換係
数を可変長符号化する可変長符号器と、Nブロック毎に
上記可変長符号器から出力される符号量を既定値以下と
するレート制御手段とを備えるとともに、上記量子化器
が、各変換係数に対する量子化ステップ幅を示す複数の
量子化テーブルを備え、上記レート制御手段が、上記量
子化器の量子化テーブルの数よりも少ない数の量子化テ
ーブルで符号量の試算を行って上記量子化器で用いる量
子化テーブルを決定するように構成したものである。
【0048】第21の発明に係る動き補償予測復号装置
は、復号した画像の一部を圧縮するデータ圧縮回路と、
この圧縮されたデータを伸長するデータ伸長回路とを備
えたものである。
【0049】第22の発明に係る動き補償予測復号装置
は、復号した画像のうち参照画像となる画像を無圧縮で
記憶する手段と、参照画像とならない復号画像を圧縮し
て記憶する手段と、上記圧縮して記憶した復号画像を伸
長する手段と、上記無圧縮で記憶した復号画像を圧縮・
伸長する手段とを備えたものである。
【0050】
【発明の実施の形態】第1の発明に係るデータ圧縮回路
は、画像を複数画素毎にブロック化し、ブロック毎に符
号化を行ってメモリに記憶するとともに、メモリ上のブ
ロックの先頭アドレスを記憶する。
【0051】第2の発明は、第1の発明のデータ圧縮回
路において、メモリ上のブロックの先頭アドレスを記憶
する際に、あらかじめ定めた定数NのNブロックについ
て1ブロックは絶対アドレスで記憶し、他のブロックは
相対アドレスで記憶する。
【0052】第3の発明は、第1の発明のデータ圧縮回
路において、あらかじめ定めた定数NのNブロック毎に
符号量が既定値以下となるようにレート制御を行い、メ
モリ上のブロックの先頭アドレスを記憶する際に、Nブ
ロック中の各ブロックの相対アドレスのみを記憶する。
【0053】第4の発明に係るデータ伸長回路は、ブロ
ック毎に符号化された画像データを記憶しているメモリ
から画像を復元する際に、外部から指定された画像の領
域を復元するのに必要なブロックの先頭アドレスを求
め、必要なブロックのみを伸長する。
【0054】第5の発明に係るデータ圧縮回路は、画像
を複数画素毎にブロック化して各ブロック毎に直交変換
を施し、この変換係数を量子化して可変長符号化する。
このとき、所定のブロック数毎に、可変長符号化されて
出力される符号量が既定値以下となるようにレート制御
を行う。このレート制御は、量子化器の量子化テーブル
の数よりも少ない数の量子化テーブルで符号量の試算を
行って当該量子化器で用いる量子化テーブルを決定す
る。
【0055】第6の発明は、第5の発明のデータ圧縮回
路において、前記レート制御が、量子化器の量子化テー
ブルの数よりも少ない数の量子化テーブルで符号量の試
算を行って量子化器で用いる量子化テーブルを決定する
とともに、各ブロックの符号量の目標値を定め、可変長
符号化されて出力される各ブロックの符号量がこの目標
値を越えた場合にはそのブロックの変換係数の符号化を
打ち切る。
【0056】第7の発明は、第5の発明のデータ圧縮回
路において、前記レート制御が、量子化器の量子化テー
ブルの数よりも少ない数の量子化テーブルで符号量の試
算を行うとともに、試算を行った量子化テーブルによる
量子化で絶対値が0または1となる変換係数の個数を計
数する。
【0057】第8の発明は、第5の発明のデータ圧縮回
路において、量子化器が、高次シーケンシーの変換係数
に対する量子化ビット数を0に設定することにより任意
のブロックの符号量が既定値以下となるような量子化テ
ーブルを備え、上記レート制御の試算の結果、符号量が
非常に多いと判断されたブロックに対しては、この量子
化テーブルを用いて量子化する。
【0058】第9の発明に係るデータ圧縮回路は、画像
を複数画素毎にブロック化し、各ブロックに直交変換を
施し、変換係数を量子化し、この量子化された変換係数
を各成分の低次シーケンシーから順に走査する。
【0059】第10の発明に係る動き補償予測復号装置
は、復号画像を圧縮して記憶し、復号画像を参照ないし
出力するときに、この圧縮されたデータを伸長する。
【0060】第11の発明は、第10の発明の動き補償
予測復号装置において、復号画像を複数画素毎にブロッ
ク化し、ブロック毎に符号化して、メモリに記憶すると
ともに、メモリ上のブロックの先頭アドレスを記憶す
る。
【0061】第12の発明は、第11の発明の動き補償
予測復号装置において、復号画像をフィールド内でブロ
ック化して符号化する。
【0062】第13の発明は、第11の発明の動き補償
予測復号装置において、復号画像を、動き補償の最小単
位であるブロックサイズと同じサイズ、または整数分の
1のサイズのブロックにブロック化して符号化する。
【0063】第14の発明は、第11の発明の動き補償
予測復号装置において、復号画像を複数画素毎にブロッ
ク化して各ブロックに直交変換を施し、変換係数を量子
化して可変長符号化する。
【0064】第15の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、直交変換としてアダマール変換
を用いる。
【0065】第16の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、各ブロックの量子化された変換
係数を走査し、走査された変換係数が任意の位置からブ
ロックの終わりまで連続して0であるとき、この連続し
た0をブロックの終わりを示すコードに置き換えて可変
長符号化する。
【0066】第17の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、2次元のブロックの変換係数
を、各成分の低次シーケンシーから順に走査し、可変長
符号化する。
【0067】第18の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、各変換係数に対する量子化ステ
ップ幅を2のべき乗とする。
【0068】第19の発明は、第10の発明の動き補償
予測復号装置において、復号画像を複数画素毎にブロッ
ク化し、ブロック毎に符号化してメモリに記憶する。こ
のとき、あらかじめ定めた定数NのNブロック毎に符号
量が既定値以下となるようにレート制御を行い、Nブロ
ック中の各ブロックの相対アドレスを記憶する。
【0069】第20の発明は、第19の発明の動き補償
予測復号装置において、復号画像を複数画素毎にブロッ
ク化して各ブロックに直交変換を施し、変換係数を量子
化して可変長符号化する。このとき、Nブロック毎に、
可変長符号化されて出力される符号量が既定値以下とな
るようにレート制御を行う。このレート制御は、量子化
器の量子化テーブルの数よりも少ない数の量子化テーブ
ルで符号量の試算を行って量子化器で用いる量子化テー
ブルを決定する。
【0070】第21の発明に係る動き補償予測復号装置
は、復号画像の一部を圧縮して記憶し、復号画像を参照
または出力するとき、この圧縮されたデータを伸長す
る。
【0071】第22の発明は、復号した画像のうち参照
画像となる画像は無圧縮で記憶し、参照画像とならない
復号画像は圧縮して記憶するとともに、上記無圧縮で記
憶した復号画像を出力するときには圧縮・伸長を行なっ
て出力し、上記圧縮された復号画像を出力するときは圧
縮データを伸長して出力する。
【0072】以下、この発明をその実施の形態を示す図
面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施形態1の動き補償
予測復号装置を示すブロック図で、図26と同一符号は
それぞれ同一または相当部分を示す。図1において、2
1は入力されたビットストリームを可変長復号する可変
長復号器であり、可変長復号器21の第一の出力は、逆
量子化器22および逆DCT変換器23を介して加算器
24の第一の入力に与えられる。加算器24の出力は符
号化回路101に入力され、符号化回路101の第一の
出力はフレームメモリ102の第一の入力に与えられ、
符号化回路101の第二の出力はアドレスメモリ103
に入力される。フレームメモリ102の第一の出力は第
一のデータ伸長回路105aに入力され、第一のデータ
伸長回路105aから復号画像が出力される。
【0073】一方、可変長復号器21の第二の出力は予
測画像作成回路26の第一の入力に与えられる。予測画
像作成回路26の第一の出力は第二のデータ伸長回路1
05bの第一の入力に与えられる。第二のデータ伸長回
路105bの第二の入力にはアドレスメモリ103の出
力が与えられ、第二のデータ伸長回路105bの第一の
出力はフレームメモリ102の第二の入力に与えられ
る。フレームメモリ102の第二の出力は、第二のデー
タ伸長回路105bの第三の入力に与えられ、第二のデ
ータ伸長回路105bの第二の出力は予測画像作成回路
26の第二の入力に与えられる。予測画像作成回路26
の第二の出力は加算器24の第二の入力に与えられる。
なお、上記符号化回路101とフレームメモリ102と
アドレスメモリ103は、データ圧縮回路104を構成
する。
【0074】図2は、上記符号化回路101を示すブロ
ック図である。図において、201は加算器24の出力
を入力とする直交変換回路であり、直交変換回路201
の出力は量子化器202の第一の入力に与えられる。量
子化器202の第二の入力にはレート制御回路203の
出力が与えられ、量子化器202の出力は可変長符号器
204に入力される。可変長符号器204の出力はフレ
ームメモリ102の第一の入力とレート制御回路203
の入力に与えられる。可変長符号器204の出力はアド
レス作成回路205にも入力され、アドレス作成回路2
05の出力はアドレスメモリ103に入力される。
【0075】図3は、上記第一のデータ伸長回路105
aを示すブロック図である。図において、301aはフ
レームメモリ102の第一の出力を入力とする可変長復
号器であり、可変長復号器301aの出力は、逆量子化
器302aと逆直交変換回路303aを介して出力され
る。
【0076】また、図4は上記第二のデータ伸長回路1
05bを示すブロック図である。図において、予測画像
作成回路26の第一の出力はアドレス演算回路401の
第一の入力に与えられる。アドレス演算回路401の第
二の入力にはアドレスメモリ103の出力が与えられ
る。アドレス演算回路401の出力はフレームメモリ1
02の第二の入力に与えられ、フレームメモリ102の
第二の出力は可変長復号器301bに入力される。可変
長復号器301bの出力は、逆量子化器302bと逆直
交変換回路303bを介して、予測画像作成回路26の
第二の入力へ与えられる。
【0077】次に動作について説明する。図1は、図2
5のような動き補償予測符号化装置によって符号化され
たビットストリームを復号する復号装置である。入力さ
れたビットストリームは、可変長復号器21で可変長復
号される。可変長復号器21からは、符号化された予測
誤差と予測モードと動きベクトルとが出力される。符号
化された予測誤差は、逆量子化器22と逆DCT変換器
23により復号され、加算器24において、予測画像作
成回路26から出力される予測画像と加算される。加算
器24から出力される画像は復号画像であり、データ圧
縮回路104は、この画像を圧縮して記憶する。加算器
24は符号化順に復号画像を出力するので、データ圧縮
回路104は圧縮データを表示順に並び換えて出力す
る。第一のデータ伸長回路105aは、この出力を伸長
して画像を出力する。
【0078】一方、予測画像作成回路26は、可変長復
号器21から出力される予測モードと動きベクトルに従
い、予測画像を作成する。すなわち、予測モードによっ
て、データ圧縮回路104に記憶されている画像のうち
参照画像とすべき画像を選択し、さらに動きベクトルに
より参照画像内の領域を指定する。第二のデータ伸長回
路105bは、予測画像作成回路26から指定された画
像の指定された領域を伸長するのに必要な圧縮データの
アドレスを求め、そのデータをデータ圧縮回路104か
ら読みだして伸長を行い、予測画像作成回路26へ出力
する。
【0079】予測画像作成回路26は、第二のデータ伸
長回路105bから出力された画像から予測画像を作成
する。例えば、動きベクトルが半画素の位置を示してい
る場合は、周辺の4画素から半画素の位置の画素値を計
算する。また、予測モードがBピクチャの平均画像であ
る場合は、2つの参照画像から2つの予測画像を作成
し、この2つの予測画像の平均画像を作成する。また、
予測モードが画像内符号化を示している場合には、予測
画像の画素値をすべて0に設定して出力する。
【0080】以下、図1、図2に基づいて、データ圧縮
回路104の動作について、詳しく説明する。加算器2
4から出力された画像は、直交変換回路201において
複数画素毎にブロック化され、直交変換される。加算器
24は、動き補償の単位である16画素×16ラインの
マクロブロック毎に画像を出力するので、直交変換回路
201におけるブロック化は、このマクロブロックと同
一サイズ、または整数分の1のサイズのブロックに分割
することにより、ハードウェアの構成を簡単化できる。
【0081】また、入力画像がインターレースの2フィ
ールドで構成されたフレームであるときは、マクロブロ
ックを2つのフィールドの16画素×8ラインに分割
し、それぞれで動き補償を行うモードがあるので、直交
変換回路201におけるブロック化をフィールドで行う
ことにより、後で述べるように、第二のデータ伸長回路
105bで指定された画像領域の伸長を行うときに、必
要なブロック数が少なくて済む。したがって、直交変換
回路201は、たとえば、輝度信号をフィールドの8画
素×8ラインに分割する。色差信号については、入力信
号が4:2:0信号の場合、動き補償の最小単位がフィ
ールドの8画素×4ラインとなるので、フィールドの8
画素×4ラインに分割する。
【0082】直交変換回路201における直交変換とし
ては、例えばアダマール変換を用いる。アダマール変換
は、図5に示したような1と−1のみを要素とするアダ
マール行列で表わされる。すなわち、8画素×8ライン
のブロックの場合、まず水平方向の8画素を、8次のア
ダマール行列に掛け、得られた変換係数を8ラインずつ
まとめ、再び8次のアダマール行列に掛けることで、8
×8の2次元の変換係数が得られる。これは、水平方
向、垂直方向を、それぞれ図5のような基底ベクトルに
分解することに相当する。各基底ベクトルが0を横切る
回数はシーケンシーと呼ばれる。シーケンシーは周波数
に対応し、シーケンシーが高い係数は高周波成分を多く
含む。画像は一般に低周波成分にパワーが集中するの
で、アダマール変換などの直交変換を行うと、シーケン
シーの低い係数にパワーが集中する。直交変換回路20
1は、変換係数を、水平、垂直方向ともシーケンシー順
に並び換えて出力する。
【0083】直交変換回路201から出力される変換係
数は、量子化器202で量子化される。量子化器202
は、各変換係数に対する量子化ステップ幅を示す複数の
量子化テーブルを備え、レート制御回路203から指定
された量子化テーブルに従って量子化を行う。レート制
御回路203は、可変長符号器204から出力される圧
縮データの符号量を検出し、発生符号量に従って量子化
テーブルを決定する。量子化器202の量子化ステップ
幅がすべて2のべき乗である場合、量子化テーブルは量
子化ステップ幅の代わりに量子化ビット数を記憶すれば
よい。量子化テーブルの一例を図6に示す。
【0084】量子化された変換係数は可変長符号器20
4で可変長符号化される。例えば、量子化された変換係
数は、まず、図7のような順で走査され、走査された各
変換係数は、その値を示すハフマン符号に変換されて出
力される。ただし、走査された変換係数は、0か否か判
定され、ある位置からブロックの終わりまで連続して0
であるとき、この連続した0はブロックの終わりを示す
コード(EOB)に置き換えられて、EOBを示すハフ
マン符号が出力される。
【0085】すなわち、例えば輝度信号の変換係数が図
8のようになっている場合、250、40、−10、
0、4、0、0、1、−3、12、7、0、2、3、
0、21、5、0、0、0、0、0、−8を順にハフマ
ン符号に置き換え、次にEOBを示すハフマン符号を出
力する。水平または垂直シーケンシーの高い係数は、パ
ワーが小さいため、量子化により0となることが多いの
で、このように符号化することにより、ハフマン符号の
数を減少させることができる。特に、アダマール変換を
行なうと、図9のように水平・垂直の高次シーケンシー
を頂点とした四角形の領域の変換係数が0となる傾向が
強いので、図7のような走査をすれば、最後に0が続く
確率が高く、ハフマン符号の数を削減することができ
る。なお、可変長符号器204は、量子化器202が選
択した量子化テーブルを示す番号も、同時に符号化す
る。
【0086】可変長符号器204から出力される圧縮デ
ータは、フレームメモリ102に記憶される。また、ア
ドレス作成回路205は、可変長符号器204から出力
される圧縮データの符号量を検出し、フレームメモリ1
02内の各ブロックの圧縮データの先頭アドレスを求め
る。この先頭アドレスはアドレスメモリ103に記憶さ
れる。
【0087】フレームメモリ102は、各フレームの圧
縮データを表示順に並び換えて、第一のデータ伸長回路
105aに出力する。また、フレームメモリ102は、
第二のデータ伸長回路105bから指定されたアドレス
の圧縮データを、第二のデータ伸長回路105bへ出力
する。
【0088】次に、図3に基づいて、第一のデータ伸長
回路105aについて詳しく説明する。フレームメモリ
102から出力された圧縮データは、可変長復号器30
1aで可変長復号される。すなわち、各ハフマン符号か
ら変換係数の値を求め、ハフマン符号がEOBを示して
いる場合は、その変換係数からブロックの終わりまでの
変換係数を0として出力する。この変換係数は逆量子化
器302aで逆量子化され、逆直交変換回路303aで
逆変換される。直交変換回路201がアダマール変換で
ある場合、逆変換も同じアダマール変換である。
【0089】最後に、図4に基づいて、第二のデータ伸
長回路105bについて詳しく説明する。予測画像作成
回路26から出力された参照画像の指定は、アドレス演
算回路401に入力される。アドレス演算回路401
は、指定された画像の指定された領域を復元するのに必
要なブロックを求める。すなわち、輝度信号はフィール
ドの8画素×8ラインのブロック、色差信号はフィール
ドの8画素×4ラインのブロックを単位として、圧縮さ
れて、フレームメモリ102に記憶されているので、指
定された領域を復元するには、いくつかのブロックの圧
縮データを伸長することが必要になる。
【0090】例えば、フィールドの16画素×8ライン
単位の動き補償が選択されている場合、各フィールドの
予測画像を作るのに、図10のように、輝度信号は6
個、色差信号は4個のブロックが必要となる。また、フ
レームの16画素×16ライン単位の動き補償が選択さ
れている場合も、各フィールドについて16画素×8ラ
インの領域が必要となるので、やはり輝度信号は6個、
色差信号は4個のブロックが必要となる。また、予測モ
ードがBピクチャの平均画像である場合は、各参照画像
の各フィールドについて、輝度信号は6個、色差信号は
4個のブロックが必要となる。
【0091】アドレス演算回路401は、アドレスメモ
リ103を参照して、指定された領域を復元するのに必
要なブロックのアドレスを求める。フレームメモリ10
2は、このアドレスの圧縮データを出力する。出力され
た圧縮データは、可変長符号器301b、逆量子化器3
02b、逆直交変換回路303bで復号され、予測画像
作成回路26へ出力される。これら可変長符号器301
b、逆量子化器302b、逆直交変換回路303bの動
作は、それぞれ可変長符号器301a、逆量子化器30
2a、逆直交変換回路303aの動作と同じである。
【0092】上記実施の形態1においては、フレームメ
モリ102とアドレスメモリ103を別々に用意した
が、フレームメモリ102とアドレスメモリ103は、
同じメモリのアドレスを切り分けて使う構成としてもよ
い。
【0093】また、上記実施の形態1においては、直交
変換回路201は、アダマール変換を行い、水平、垂直
方向ともシーケンシー順に並び換えて出力するとした
が、図11のように、あらかじめシーケンシー順に並び
換えたアダマール行列を使ってもよい。また、直交変換
回路201で行う直交変換はアダマール変換に限らず、
ハール変換、DCTなどを用いてもよい。
【0094】さらに、可変長符号器204は図7のよう
な順で変換係数の走査を行うとしたが、走査順はこれに
限らず、従来のように図30のジグザグスキャンを用い
てもよい。
【0095】また、可変長符号器204は、ブロックの
終わりまで連続する0係数をEOBに置き換え、他の係
数はその値を示すハフマン符号を出力するとしたが、変
換係数の符号化方法はこれに限らず、0の個数とその後
の非零の係数値の組を符号化するランレングス符号化を
用いてもよい。
【0096】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、データ圧縮回路104が各ブロックの圧縮データの
先頭アドレスを記憶するとしたが、実施の形態2に係る
データ圧縮回路104では、Nブロック(N:自然数)
毎に絶対アドレスを記憶し、他のブロックについてはN
ブロック中の相対アドレスを記憶するよう構成する。例
えば、1フレームが720画素×480ラインの輝度信
号と360画素×240ラインの2つの色差信号からな
る場合、上記実施の形態1のように輝度信号はフィール
ドで8画素×8ラインのブロック、色差信号はフィール
ドで8画素×4ラインのブロックに分割して符号化する
と、1フレームの総ブロック数は10800個となる。
データ圧縮回路104の圧縮率を例えば1/3に設定す
ると、1フレームの符号量は1.32Mbitとなるの
で、フレームメモリ上の各ブロックの先頭アドレスを示
すには、21bit必要となる。したがって、上記実施
の形態1で説明したように各ブロックの先頭アドレスを
記憶すると、1フレームについて、221.5kbit
のアドレスメモリが必要となる。
【0097】そこで、Nブロック毎に絶対アドレスを記
憶し、他のブロックについてはNブロック中の相対アド
レスを記憶するよう構成すれば、アドレスメモリを削減
できる。以下、Nブロックの大きさをフィールド毎の1
マクロブロックとする場合について説明する。1マクロ
ブロックをフィールドに分けると、輝度信号は16画素
×8ライン、色差信号は8画素×4ラインとなるので、
フィールド毎の1マクロブロックには、図12のように
輝度信号2個、色差信号2個の計4個のブロックが含ま
れる。そこで、各マクロブロックの先頭アドレスは絶対
アドレスで記憶し、マクロブロック内の2番目以降のブ
ロックはマクロブロックの先頭アドレスからの相対アド
レスで記憶する。
【0098】1フレームをフィールド毎にマクロブロッ
クに分割すると、2700個のマクロブロックとなる。
各マクロブロックの先頭アドレスは絶対アドレスで示す
ので、21bit必要である。一方、マクロブロック内
の2番目以降のブロックの総数は、10800−270
0=8100個である。圧縮率を1/3としているの
で、1マクロブロックの符号量は512bitであり、
各ブロックの相対アドレスは9bitで示される。した
がって、アドレスメモリは、合計で、2700×21+
8100×9=126.6kbit必要となり、アドレ
スメモリの容量を削減できる。
【0099】なお、上記実施の形態2においては、Nブ
ロックの大きさをフィールド毎の1マクロブロックとし
たが、Nの大きさはこれに限るものではなく、複数マク
ロブロック毎に絶対アドレスを記憶するよう構成しても
よい。
【0100】実施の形態3.上記実施の形態2において
は、データ圧縮回路104がNブロック(N:自然数)
毎に絶対アドレスを記憶し、他のブロックについてはN
ブロック中の相対アドレスを記憶するよう構成したが、
実施の形態3に係るデータ圧縮回路104は、データ圧
縮回路104がNブロック毎に符号量を既定値以下とす
るレート制御を備え、Nブロック中の各ブロックの相対
アドレスのみを記憶するよう構成したものである。
【0101】例えば、Nブロックの大きさをフィールド
毎の1マクロブロックとする場合、マクロブロック毎に
符号量が既定値以下となるよう制御すれば、マクロブロ
ック番号から各マクロブロックの先頭アドレスは算出で
きるので、マクロブロック内の2番目以降のブロックの
相対アドレスのみを記憶すればよい。この場合、810
0×9=71.2kbitに、アドレスメモリの容量を
削減できる。
【0102】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係るデータ圧縮回路104は、Nブロックの大きさをM
個(M:自然数)のマクロブロックとし、Mマクロブロ
ック中の各マクロブロックの相対アドレスを記憶すると
ともに、各マクロブロック内の各ブロックの相対アドレ
スを記憶するよう構成したものである。
【0103】例えば、Mマクロブロックをフィールド毎
の5マクロブロックとする場合、5マクロブロック毎に
符号量が既定値以下となるよう制御するとともに、5マ
クロブロック中の2番目以降のマクロブロックの相対ア
ドレスを記憶する。この場合、マクロブロック番号とこ
の相対アドレスにより、各マクロブロックの先頭アドレ
スが算出できる。さらに、各マクロブロック内の2番目
以降のブロックの相対アドレスを記憶することにより、
各ブロックの先頭アドレスが算出できる。圧縮率を1/
3とした場合、5マクロブロックの符号量は2560b
itであり、各マクロブロックの相対アドレスは12b
itで表わされる。また、5マクロブロック中の2番目
以降のマクロブロックの数は、2700/5×4=21
60個である。一方、各マクロブロック内の2番目以降
のブロックの数および相対アドレスを示すのに必要なビ
ット数は上記と同じである。したがって、アドレスメモ
リの容量は合計で、2160×12+8100×9=9
6.5kbitとなる。この場合、レート制御の単位を
大きくできるので、画質劣化を伴うことなく、アドレス
メモリの容量を削減できる。
【0104】実施の形態5.図13は、この発明の実施
の形態5に係るデータ圧縮回路104を示すブロック図
で、図2と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
す。図において、201は加算器24の出力を入力とす
る直交変換回路であり、直交変換回路201の出力は量
子化器202の第一の入力と試算回路1201の入力に
与えられる。量子化器202の第二の入力には試算回路
1201の第一の出力が与えられる。量子化器202の
出力は打ち切り回路1202の第一の入力に与えられ
る。打ち切り回路1202の第二の入力には試算回路1
201の第二の出力が与えられる。打ち切り回路120
2の出力は可変長符号器204に入力される。可変長符
号器204の出力はフレームメモリ102の第一の入力
と打ち切り回路1202の第三の入力に与えられる。可
変長符号器204の出力はアドレス作成回路205にも
入力され、アドレス作成回路205の出力はアドレスメ
モリ103に入力される。なお、上記試算回路1201
と上記打ち切り回路1202はレート制御回路203a
を構成している。
【0105】次に動作について説明する。加算器24か
ら入力される画像は、直交変換回路201において、複
数画素毎にブロック化され、直交変換される。この直交
変換回路201の動作は実施の形態1と同様であり、た
とえば、輝度信号をフィールドの8画素×8ラインに、
色差信号はフィールドの8画素×4ラインにそれぞれ分
割し、アダマール変換で変換し、変換係数を出力する。
直交変換回路201から出力される変換係数は、量子化
器202で量子化される。量子化器202は、各変換係
数に対する量子化ステップ幅を示す複数の量子化テーブ
ルを備え、試算回路1201から指定された量子化テー
ブルに従って量子化を行う。量子化器202の量子化ス
テップ幅がすべて2のべき乗である場合、量子化テーブ
ルは図6のように量子化ビット数を記憶すればよい。
【0106】試算回路1201は、量子化器202が備
えている量子化テーブルより少ない数の量子化テーブル
を備え、それぞれの量子化テーブルで変換係数の量子化
を行い、発生符号量を試算する。そして、この試算結果
に基づいて量子化テーブルを決定するとともに、決定さ
れた量子化テーブルを選択したときの各ブロックの予想
発生符号量または符号量の目標値も出力する。量子化さ
れた変換係数は打ち切り回路1202に入力される。打
ち切り回路1202は、可変長符号器204から出力さ
れる各ブロックの発生符号量を検出し、発生符号量が試
算回路1201から出力された目標値を越えたときに、
そのブロックの当該係数以降の係数を0とする。
【0107】例えば、5マクロブロック毎に符号量が1
/3、すなわち2560bit以下となるよう制御する
場合について説明する。量子化器202が備えている量
子化テーブルは、図14の6種類であるとする。試算回
路1201は、このうち第1、第5、第6の量子化テー
ブルの3種類だけを備える。試算回路1201は、これ
ら第1、第5、第6量子化テーブルで量子化を行い、そ
れぞれの量子化係数を符号化したときの符号量を5マク
ロブロック毎に求める。いま、5マクロブロックの符号
量の試算結果が、第1の量子化テーブルで3950bi
t、第5の量子化テーブルで1950bit、第6の量
子化テーブルで1748bitであったとする。
【0108】試算回路1201は、試算を行わなかった
量子化テーブルについて、発生符号量を予測する。一般
に、図14のような量子化テーブルを用いて係数の量子
化を行うと、量子化テーブルの番号が増えるにつれ発生
符号量は単調減少する。しかも、第1と第2の量子化テ
ーブル、第3と第4の量子化テーブル、および、第5と
第6の量子化テーブルは、それぞれシーケンシーの高い
係数の量子化ビット数だけが異なるので、図15のよう
に階段状に近い形になる。そこで、上記の試算結果をも
とに、次のようにして、試算を行わなかった量子化テー
ブルの発生符号量を予測する。まず、第3の量子化テー
ブルについては、第1の量子化テーブルと第5の量子化
テーブルの平均をとり、2950bitとする。また、
第1の量子化テーブルと第2の量子化テーブルの差は、
第5の量子化テーブルと第6の量子化テーブルの差より
大きいと考えられるので、第2の量子化テーブルの発生
符号量は、 (第1の量子化テーブルの符号量)−(第5と第6の量
子化テーブルの符号量の差)=3950−(1950−
1748)=3748(bit) と予測する。同様に、第3と第4の量子化テーブルの差
は、第5と第6の量子化テーブルの差より大きいと考え
られるので、第4の量子化テーブルの発生符号量は、 (第3の量子化テーブルの符号量)−(第5と第6の量
子化テーブルの符号量の差)=2950−(1950−
1748)=2748(bit) と予測する。以上の試算結果と予測結果から、符号量を
既定値2560bit以下とするためには、第5の量子
化テーブルを選択することになる。
【0109】さらに、試算回路1201は、このように
決定した第5の量子化テーブルを選択したときの各ブロ
ックの予想発生符号量も出力する。すなわち、上記符号
量は5マクロブロック分であるが、各マクロブロックは
図12のように4つのブロックから成っているので、各
ブロック別の符号量を打ち切り回路1202へ出力す
る。また、選択した量子化テーブルが試算を行わなかっ
た量子化テーブルである場合も、上記と同様に、各ブロ
ック毎に符号量の予測を行い、予想発生符号量を出力す
る。なお、選択した量子化テーブルで発生する予想発生
符号量と既定値の差が大きい場合には、この差を各ブロ
ックの予想発生符号量に分配し、各ブロックの符号量の
目標値とする。つまり、上記の例では、選択した第5の
量子化テーブルで発生する符号量は1950bitで、
既定値とは610bitの差があるので、この610b
itを5マクロブロック内の20個のブロックの発生符
号量に比例配分し、各ブロックの符号量の目標値とす
る。第6の量子化テーブルで試算した符号量が既定値を
越える場合も、同様にして、差を発生符号量に比例配分
し、合計が既定値以下となるように、各ブロックの符号
量の目標値を定める。予想発生符号量が既定値に等しい
場合には、各ブロックの予想発生符号量をそのまま符号
量の目標値とする。
【0110】試算回路1201で選択した量子化テーブ
ルが、試算を行わなかった量子化テーブルである場合、
決定に用いた発生符号量はあくまで予測値であるので、
実際に可変長符号器204から出力される符号量は、必
ずしも既定値以下とならない。そこで、打ち切り回路1
202は、可変長符号器204から出力される各ブロッ
クの発生符号量を検出し、発生符号量が試算回路120
1から出力された符号量の予測値を越えたときには、そ
のブロックの変換係数の符号化を打ち切る。すなわち、
変換係数は図7のように走査されてハフマン符号化され
るので、この走査順で符号量の目標値を越えた変換係数
以降の変換係数は0とする。この打ち切り回路1202
により、試算を行わない量子化テーブルがあっても、発
生符号量は必ず既定値以下となる。また、量子化テーブ
ルの決定は5マクロブロック単位で行うが、打ち切りは
ブロック単位で行うので、打ち切りによる画質劣化が少
ない。
【0111】打ち切り回路1202から出力される変換
係数は、可変長符号器204で可変長符号化される。可
変長符号器204、アドレス作成回路205、フレーム
メモリ102、アドレスメモリ103の動作は、上記実
施の形態1と全く同様である。
【0112】なお、上記実施の形態5においては、5マ
クロブロック毎に符号量を既定値以下とするよう制御を
行うとしたが、レート制御の単位はこれに限らず、任意
のブロック数毎に制御を行うよう構成することができ
る。また、量子化器202が備えている量子化テーブル
は、図14の6種類であるとしたが、量子化テーブルは
これに限らず、何種類でも、任意の特性の量子化テーブ
ルで、同様の動作を行うことができる。
【0113】また、試算回路1201は3種類の量子化
テーブルを備えるとしたが、試算回路1201が備える
量子化テーブルの数はこれに限らず、量子化器202が
備える量子化テーブルより少ない任意の数の量子化テー
ブルで、同様の動作を行うことができる。
【0114】さらに、試算回路1201は試算した量子
化テーブルの発生符号量から、試算しなかった量子化テ
ーブルの発生符号量を線形予測で予測したが、予測方法
はこれに限らず、例えば、図15の量子化テーブル−符
号量のグラフを2次近似し、2次関数により予測を行う
よう構成してもよい。
【0115】また、試算回路1201は、予想発生符号
量と既定値の差を、各ブロックの予想発生符号量に比例
配分し、各ブロックの符号量の目標値とするとしたが、
この差の配分は比例配分に限らず、全ブロックに均等分
配、または輝度信号のブロックだけに比例配分してもよ
い。
【0116】実施の形態6.図16は、この発明の実施
の形態6に係るデータ圧縮回路104を示すブロック図
で、図2と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
す。図において、201は加算器24の出力を入力とす
る直交変換回路であり、直交変換回路201の出力は量
子化器202の第一の入力と試算回路1501の入力に
与えられる。試算回路1501の第一の出力はカウンタ
1502に入力される。試算回路1501の第二の出力
は判定器1503の第一の入力に与えられ、判定器15
03の第二の入力にはカウンタ1502の出力が与えら
れる。判定器1503の出力は量子化器202の第二の
入力に与えられる。量子化器202の出力は可変長符号
器204に入力される。可変長符号器204の出力はフ
レームメモリ102の第一の入力とアドレス作成回路2
05の入力に与えられる。アドレス作成回路205の出
力はアドレスメモリ103に入力される。なお、上記試
算回路1501と上記カウンタ1502と上記判定器1
503はレート制御回路203bを構成している。
【0117】次に動作について説明する。直交変換回路
201、量子化器202、可変長符号器204、アドレ
ス作成回路205、フレームメモリ102およびアドレ
スメモリ103は、上記実施の形態1と全く同様である
ので、説明を省略し、レート制御回路203bについて
説明する。試算回路1501は、量子化器202が備え
ている量子化テーブルより少ない数の量子化テーブルを
備え、それぞれの量子化テーブルで変換係数の量子化を
行い、発生符号量を試算する。試算回路1501は、こ
の試算結果を判定器1503へ出力する。また、試算回
路1501は、各量子化テーブルで量子化した変換係数
をカウンタ1502へ出力する。カウンタ1502は各
量子化テーブルで量子化された変換係数のうち、絶対値
が0または1である係数の数を数える。判定器1503
は、試算回路1501から出力される試算結果と、カウ
ンタ1502から出力される絶対値が0または1の係数
の数とから、試算しなかった量子化テーブルによる発生
符号量を予測し、この予測結果と、入力された試算結果
とから、量子化器202で選択する量子化テーブルを決
定する。
【0118】例えば、5マクロブロック毎に符号量が1
/3、すなわち2560bit以下となるよう制御する
場合について説明する。量子化器202が備えている量
子化テーブルは、図14の6種類と図17の1種類の計
7種類であるとする。試算回路1501は、このうち第
1、第3、第5の量子化テーブルの3種類だけを備え
る。試算回路1501は、これら第1、第3、第5の量
子化テーブルで量子化を行い、それぞれ量子化された変
換係数を符号化したときの符号量を5マクロブロック毎
に求める。いま、5マクロブロックの符号量の試算結果
が、第1の量子化テーブルで3950bit、第3の量
子化テーブルで2875bit、第5の量子化テーブル
で1950bitであったとする。
【0119】試算しなかった量子化テーブルのうち、第
2、第4、第6の量子化テーブルは、それぞれ、第1、
第3、第5の量子化テーブルと、シーケンシーの高い係
数の量子化ビット数が1ビット減少している点が異な
る。一般に、量子化された変換係数の値は0近辺に集中
するので、可変長符号器204で用いられるハフマン符
号は、図18に示すように、変換係数の絶対値が小さい
ほど短い符号を持ち、その符号の長さは変換係数の絶対
値に対して指数関数的に増える。したがって、量子化ビ
ット数が1ビット減ると、量子化された変換係数の値が
1/2となるので、ハフマン符号の長さは少なくとも1
ビット減少する。ただし、もともと量子化された変換係
数値が0である場合は、量子化ビット数を減らしても符
号長は変わらない。また、もともと量子化された変換係
数値が1である場合も、量子化が四捨五入である場合
は、量子化ビット数を1ビット減らしても値は1のまま
で、符号長が変わらない場合がある。以上のことから、
量子化ビット数を1ビット減少させると、もとの量子化
値の絶対値が0または1でない係数は、必ず符号長が1
ビット以上減少する。すなわち、ブロック全体として
は、少なくとも、量子化値の絶対値が0または1でない
係数の数だけ符号量が減少することになる。
【0120】そこで、例えば第2の量子化テーブルの場
合、第1の量子化テーブルと比べるとシーケンシーの高
い係数の量子化ビット数が1ビット減少しているので、
この部分の係数で量子化値が0または1となる係数の数
を数える。いま、5マクロブロックで、その数が87個
であったとすると、シーケンシーの高い係数は全部で
(6×6+2×6)×2×5=480個であるから、量
子化値の絶対値が0または1でない係数の数は、480
−87=393個である。したがって、第2の量子化テ
ーブルは、第1の量子化テーブルよりも符号量が少なく
とも393bit減少する。そこで、第2の量子化テー
ブルの発生符号量を、3950−393=3557bi
tと予測する。
【0121】同様に、第3、第5の量子化テーブルで量
子化したとき、シーケンシーの高い係数で量子化値の絶
対値が0または1となる係数の数を数える。この数が、
それぞれ、93個、117個であったとすると、このと
き、第4の量子化テーブルの発生符号量を2875−
(480−93)=2488bit、第6の量子化テー
ブルの発生符号量を1950−(480−117)=1
587bitと予測する。
【0122】以上の試算結果と予測結果から、符号量を
既定値2560bit以下とするためには、第4の量子
化テーブルを選択することになる。なお、この場合、試
算しなかった量子化テーブルについては、発生しうる最
大符号量を予測発生符号量としたので、実際に可変長符
号器204から出力される符号量は必ず既定値以下とな
る。
【0123】図19ないし図21は、これを実験により
確認した結果を示す図で、図19は、ある画像1フレー
ム分について、第2の量子化テーブルの予測発生符号量
と実際の発生符号量を求めてプロットしたものである。
図20は、同様に、第4の量子化テーブルの予測発生符
号量と実際の発生符号量をプロットしたものである。ま
た、図21は、第6の量子化テーブルの予測発生符号量
と実際の発生符号量をプロットしたものである。これら
の図からも、実際の発生符号量が必ず予測発生符号量以
下となることがわかる。したがって、実施の形態5で用
いた打ち切り回路1202は、この実施の形態6では不
要となる。ただし、上記第6の量子化テーブルを用いて
も符号量が既定値以下とならない場合のために、どのよ
うなブロックでも必ず符号量が既定値以下となる第7の
量子化テーブルを量子化器202に備える。これによ
り、第6の量子化テーブルの試算結果が既定値を越える
場合には、第7の量子化テーブルを選択することで、打
ち切りを行わなくても、必ず符号量は既定値以下とな
る。
【0124】ところで、どのようなブロックが入力され
ても符号量を1/3以下とするためには、1係数あたり
の平均ビット数を2.7ビットにしなくてはならない。
可変長符号器204は、DC係数を固定長符号で、AC
係数を図18のようなハフマン符号で符号化するので、
すべての係数を符号化するならば、量子化ビット数が1
ビットであっても、符号量1/3を保証することはでき
ない。なぜなら、すべての量子化係数値が1という場
合、1係数あたりのビット数が3ビットとなってしまう
からである。
【0125】そこで、第7の量子化テーブルは、図17
のように、シーケンシーの高い係数は強制的に0に置き
換えて0ビットとし、シーケンシーの高い係数を符号化
しないことで、他の係数の量子化ビット数を増やすこと
ができるのである。図17に示したように、第7の量子
化テーブルは、輝度信号のDC係数を7ビット、色差信
号のDC係数を6ビット、シーケンシーの低いAC係数
を3ビットに量子化する。この場合、図18からシーケ
ンシーの低いAC係数は最大5ビットで表わされること
がわかる。シーケンシーの高い係数はすべて0なので、
EOB1個で表わされる。したがって、第7の量子化テ
ーブルで量子化を行うと、1ブロックあたりの発生符号
量は、輝度信号で7+5×27+5=147bit、色
差信号で6+5×19+5=106bitとなる。よっ
て、1マクロブロックの符号量は506bitとなり、
符号量は1/3以下に圧縮される。
【0126】なお、上記実施の形態6においては、5マ
クロブロック毎に符号量を既定値以下とするように制御
を行うとしたが、レート制御の単位はこれに限らず、任
意のブロック数毎に制御を行うように構成することがで
きる。
【0127】また、量子化器202が備えている量子化
テーブルは、図14と図17の7種類であるとしたが、
量子化テーブルはこれに限らず、何種類でも、任意の特
性の量子化テーブルで、同様の動作を行うことができ
る。特に、量子化テーブルは線形量子化だけでなく、非
線形量子化を既定するものであってもよい。たとえば、
上記第7の量子化テーブルにおいて、AC係数の3ビッ
トの量子化は、4ビットの線形量子化を行って、−8か
ら7の範囲の値を得た後、その値を−4から3にクリッ
プするような量子化であってもよい。
【0128】実施の形態7.上記実施の形態6において
は、試算回路1501が3種類の量子化テーブルを備え
るとしたが、試算回路1501が備える量子化テーブル
の数はこれに限らず、量子化器202が備える量子化テ
ーブルより少ない任意の数の量子化テーブルで、同様の
動作を行うことができる。たとえば、試算回路1501
が図14の第1と第4の量子化テーブルの2種類だけを
備えるとする。5マクロブロックの符号量の試算結果
が、第1の量子化テーブルで3950bit、第4の量
子化テーブルで2432bitであったとする。また、
第1の量子化テーブルで量子化したとき量子化値が0ま
たは1となる係数の数が、シーケンシーの高い係数で8
7個、シーケンシーの低いAC係数で13個あったとす
る。また、第4の量子化テーブルで量子化したとき量子
化値が0または1となる係数の数が、シーケンシーの高
い係数で103個、シーケンシーの低いAC係数で34
個あったとする。
【0129】第2の量子化テーブルについては、上記実
施の形態6と同様に、発生符号量は3557bitと予
測する。第3の量子化テーブルは、第1の量子化テーブ
ルと比べるとすべてのAC係数の量子化ビット数が1ビ
ット減少している。AC係数は全部で(63+31)×
2×5=940個であるから、第1の量子化テーブルに
おいて、量子化値の絶対値が0または1でないAC係数
の数は、940−87−13=840個である。したが
って、第3の量子化テーブルの発生符号量を、3950
−840=3110bitと予測する。
【0130】また、第5の量子化テーブルは、第4の量
子化テーブルと比べると、シーケンシーの低いAC係数
の量子化ビット数が1ビット減少している。シーケンシ
ーの低いAC係数は全部で940−(6×6+2×6)
×2×5=460個であり、これらの係数のうち第4の
量子化テーブルによる量子化値の絶対値が0または1で
ない係数の数は、460−34=426個である。した
がって、第5の量子化テーブルの発生符号量を、243
2−426=2006bitと予測する。
【0131】さらに、第6の量子化テーブルは、第4の
量子化テーブルと比べるとすべてのAC係数の量子化ビ
ット数が1ビット減少している。第4の量子化テーブル
において、量子化値の絶対値が0または1でないAC係
数の数は、940−103−34=803個である。し
たがって、第6の量子化テーブルの発生符号量を、24
32−803=1629bitと予測する。以上の試算
結果と予測結果から、符号量を既定値2560bit以
下とするためには、第4の量子化テーブルを選択するこ
とになる。
【0132】なお、上記実施の形態6および7において
は、量子化値の絶対値が0または1となる係数の個数を
数えるとしたが、量子化器が端数を切り捨てる場合は、
量子化値が0となる係数の個数を数えるよう構成すれば
よい。
【0133】実施の形態8.上記実施の形態1において
は、動き補償予測復号した画像をすべてデータ圧縮した
が、復号画像の一部をデータ圧縮するよう構成してもよ
い。図22は、この発明の実施の形態8に係る動き補償
予測復号装置を示すブロック図で、復号画像のうちBピ
クチャだけをデータ圧縮するよう構成したものである。
図中、図1および図26と同一符号はそれぞれ同一また
は相当部分を示す。図22において、21は入力された
ビットストリームを可変長復号する可変長復号器であ
り、可変長復号器21の第一の出力は、逆量子化器22
および逆DCT変換器23を介して、加算器24の第一
の入力に与えられる。加算器24の出力は第一の切替器
2201aに入力される。第一の切替器2201aの第
一の出力はデータ圧縮回路104aに入力され、データ
圧縮回路104aの出力はフレームメモリ102aとデ
ータ伸長回路105aを介して、第二の切替器2201
bの第一の入力に与えられる。第二の切替器2201a
の第二の出力は第一のフレームメモリ25の第一の入力
に与えられ、第一のフレームメモリ25の第一の出力は
第二の切替器2201bの第二の入力に与えられる。第
二の切替器2201bからは復号画像が出力される。
【0134】一方、可変長復号器21の第二の出力は予
測画像作成回路26の第一の入力に与えられる。予測画
像作成回路26の第一の出力は第一のフレームメモリ2
5の第二の入力に与えられる。第二のフレームメモリ2
5の第二の出力は、予測画像作成回路26の第二の入力
に与えられる。予測画像作成回路26の第二の出力は加
算器24の第二の入力に与えられる。
【0135】図23は、上記データ圧縮回路104aを
示すブロック図で、図2と同一符号はそれぞれ同一部分
を示す。図において、201は第一の切替器2201a
の第一の出力を入力とする直交変換回路であり、直交変
換回路201の出力は量子化器202の第一の入力に与
えられる。量子化器202の第二の入力にはレート制御
回路203の出力が与えられ、量子化器202の出力は
可変長符号器204に入力される。可変長符号器204
の出力は第二のフレームメモリ102aへ出力されると
ともに、レート制御回路203の入力に与えられる。
【0136】次に動作について説明する。入力されたビ
ットストリームは可変長復号器21で可変長復号され、
符号化された予測誤差と予測モードと動きベクトルとが
出力される。符号化された予測誤差は、逆量子化器22
と逆DCT変換器23により復号され、加算器24にお
いて、予測画像作成回路26から出力される予測画像と
加算される。加算器24から出力される復号画像は、切
替器2201aにより、Bピクチャのときはデータ圧縮
回路104aに入力され、IピクチャまたはPピクチャ
のときは第一のフレームメモリ25に入力される。デー
タ圧縮回路104aは、復号されたBピクチャを圧縮
し、第二のフレームメモリ102aへ出力する。データ
圧縮回路104aの各部の動作は実施の形態1の符号化
回路101と同様である。第二のフレームメモリ102
aは、圧縮データを表示順に並び換えて出力する。デー
タ伸長回路105aは、この出力を伸長して切替器22
01bへ出力する。データ伸長回路105aの動作は実
施の形態1と全く同様である。
【0137】第一の切替器2201aから出力されたI
ピクチャまたはPピクチャは、無圧縮で第一のフレーム
メモリ25に記憶される。第一のフレームメモリ25
は、画像を表示順に並び換えて第二の切替器2201b
へ出力する。第二の切替器2201bは、画像が表示順
に並ぶように、データ伸長回路105aの出力と第一の
フレームメモリ25の出力を切り替えて出力する。
【0138】一方予測画像作成回路26は、可変長復号
器21から出力される予測モードと動きベクトルに従
い、第一のフレームメモリ25に記憶されている画像か
ら予測画像を作成する。すなわち、予測モードによって
フレームメモリ25に記憶されている画像のうち参照画
像とすべき画像を選択し、さらに動きベクトルにより参
照画像内の領域を指定する。第一のフレームメモリ25
は、予測画像作成回路26から指定された画像の指定さ
れた領域を予測画像作成回路26へ出力する。予測画像
作成回路26は、第一のフレームメモリ25から出力さ
れた画像から予測画像を作成する。たとえば、動きベク
トルが半画素の位置を示している場合は、周辺の4画素
から半画素の位置の画素値を計算する。また、予測モー
ドがBピクチャの平均画像である場合は、2つの参照画
像から2つの予測画像を作成し、この2つの予測画像の
平均画像を作成する。また、予測モードが画像内符号化
を示している場合には、予測画像の画像値をすべて0に
設定して出力する。
【0139】上記実施の形態8においては、Bピクチャ
のみを圧縮し、参照画像として用いるIピクチャとPピ
クチャは無圧縮で記憶するよう構成したので、データ圧
縮による歪みの蓄積を避けることができる。しかし、圧
縮する復号画像はハードウェアのメモリの大きさに応じ
て、例えば、参照画像として使うIピクチャとPピクチ
ャを圧縮し、Bピクチャを圧縮しないように構成するこ
ともできる。
【0140】実施の形態9.図24は、この実施の形態
9に係る動き補償予測復号装置を示すブロック図で、図
22と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示して
おり、104bは第一のフレームメモリ25の第一の出
力を入力とする第二のデータ圧縮回路である。この実施
の形態9は、第一のフレームメモリ25の出力を、第二
のデータ圧縮回路104bで圧縮し、第二のフレームメ
モリ102aの出力と第二のデータ圧縮回路104bの
出力を切り替えてデータ伸長回路105aに入力してい
る点が実施の形態8と異なる。第二のデータ圧縮回路1
04bの構成は図23に示した第一の圧縮回路104a
と全く同様である。
【0141】この実施の形態9においては、復号画像の
うちBピクチャは圧縮して記憶し、参照画像として使う
IピクチャとPピクチャは無圧縮で記憶するが、表示さ
れる画像の画質を揃えるため、IピクチャとPピクチャ
も最終的に出力する前に、Bピクチャと同じ圧縮・伸長
を行うものである。
【0142】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0143】第1の発明によるデータ圧縮回路は、画像
を複数画素毎にブロック化し、ブロック毎に符号化を行
って、メモリに記憶するとともに、メモリ上のブロック
の先頭アドレスを記憶するので、指定したブロックだけ
を伸長することができる。
【0144】第2の発明は、第1の発明のデータ圧縮回
路において、メモリ上のブロックの先頭アドレスを記憶
する際に、あらかじめ定めた定数NのNブロック毎に1
ブロックは絶対アドレスで記憶し、他のブロックは相対
アドレスで記憶するので、アドレス用メモリの容量を削
減することができる。
【0145】第3の発明は、第1の発明のデータ圧縮回
路において、あらかじめ定めた定数Nについて、Nブロ
ック毎に符号量が既定値以下となるようにレート制御を
行うので、メモリ上のブロックの先頭アドレスを記憶す
る際に、Nブロック中の各ブロックの相対アドレスのみ
を記憶すればよく、アドレス用メモリの容量を削減する
ことができる。
【0146】第4の発明によるデータ伸長回路は、メモ
リ上の任意の画像の領域を復元するのに必要なブロック
の先頭アドレスを求める手段を有するので、必要なブロ
ックのみを伸長することができ、指定された画像の領域
をすばやく復元することができる。
【0147】第5の発明によるデータ圧縮回路は、画像
を複数画素毎にブロック化して各ブロックに直交変換を
施し、その変換係数を量子化して可変長符号化するデー
タ圧縮において、量子化器の量子化テーブルの数よりも
少ない数の量子化テーブルで符号量の試算を行い、その
試算結果により量子化器で用いる量子化テーブルを決定
するレート制御手段を構成したので、レート制御手段の
ハードウェアの規模を小さくすることができる。
【0148】第6の発明は、第5の発明のデータ圧縮回
路において、上記レート制御手段を、量子化器の量子化
テーブルの数よりも少ない数の量子化テーブルで符号量
の試算を行って量子化器で用いる量子化テーブルを決定
するとともに、各ブロックの符号量の目標値を定め、可
変長符号化されて出力される各ブロックの符号量がこの
目標値を超えた場合にはそのブロックの変換係数の符号
化を打ち切るように構成したので、必ず符号量を既定値
以下にすることができる。
【0149】第7の発明は、第5の発明のデータ圧縮回
路において、上記レート制御手段を、量子化器の量子化
テーブルの数よりも少ない数の量子化テーブルで符号量
の試算を行うとともに、試算を行った量子化テーブルに
よる量子化で絶対値が0または1となる変換係数の個数
を計数するように構成したので、少ない試算で確実に符
号量を既定値以下にすることができる。
【0150】第8の発明は、第5の発明のデータ圧縮回
路において、量子化器が、高次シーケンシーの変換係数
に対する量子化ビット数を0に設定することにより任意
のブロックの符号量が既定値以下となるような量子化テ
ーブルを備え、上記レート制御手段の試算の結果、符号
量が非常に多いと判断されたブロックに対しては、この
量子化テーブルを用いて量子化するので、打ち切り回路
が不要となり、ハードウェアの規模を小さくできる。
【0151】第9の発明によるデータ圧縮回路は、画像
を複数画素毎にブロック化して各ブロックに直交変換を
施し、その変換係数を量子化してこの量子化された変換
係数を各成分の低次シーケンシーから順に走査するよう
に構成したのでブロックの終わりに0が連続する確率が
高くなり、高い圧縮率を実現することができる。
【0152】第10の発明による動き補償予測復号装置
は、復号画像を圧縮して記憶するので、フレームメモリ
の容量を削減することができる。
【0153】第11の発明は、第10の発明の動き補償
予測復号装置において、復号画像を複数画素毎にブロッ
ク化し、ブロック毎に符号化して、メモリに記憶すると
ともに、メモリ上のブロックの先頭アドレスを記憶する
ように構成したので、参照画像を任意の領域のみ復号す
ることができる。
【0154】第12の発明は、第11の発明の動き補償
予測復号装置において、復号画像をフィールド内でブロ
ック化して符号化するように構成したので、フィールド
単位の動き補償が選択されている場合も参照画像を復号
するのに必要なブロック数が増加せず、ハードウェアの
構成が簡単になる。
【0155】第13の発明は、第11の発明の動き補償
予測復号装置において、復号画像を、動き補償の最小単
位であるブロックサイズと同じサイズ、または整数分の
1のサイズのブロックにブロック化して符号化するよう
に構成したので、参照画像を復号するのに必要なブロッ
ク数を最小限に抑えることができ、ハードウェアの構成
が簡単になる。
【0156】第14の発明は、第11の発明の動き補償
予測復号装置において、復号画像を複数画素毎にブロッ
ク化して各ブロックに直交変換を施し、この変換係数を
量子化して可変長符号化するように構成したので、復号
画素の圧縮率が高くなり、フレームメモリの容量を削減
できる。
【0157】第15の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、直交変換としてアダマール変換
を用いたので、ハードウェアの規模を小さくできる。
【0158】第16の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、各ブロックの量子化された変換
係数を走査し、走査された変換係数が任意の位置からブ
ロックの終わりまで連続して0であるとき、この連続し
た0をブロックの終わりを示すコードに置き換えて、可
変長符号化するように構成したので、簡単なハードウェ
ア構成で高い圧縮率を実現することができる。
【0159】第17の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、2次元のブロックの変換係数
を、各成分の低次シーケンシーから順に走査して可変長
符号化するように構成したので、ブロックの終わりに0
が連続する確率が高くなり、高い圧縮率を実現すること
ができる。
【0160】第18の発明は、第14の発明の動き補償
予測復号装置において、各変換係数に対する量子化ステ
ップ幅を2のべき乗としたので、ハードウェア規模を小
さくできる。
【0161】第19の発明は、第10の発明の動き補償
予測復号装置において、復号画像を複数画素毎にブロッ
ク化し、ブロック毎に符号化してメモリに記憶すると
き、Nブロック毎に符号量が既定値以下となるようにレ
ート制御を行い、Nブロック中の各ブロックの相対アド
レスを記憶するように構成したので、フレームメモリの
容量を削減できるだけでなく、アドレス用メモリの容量
も削減できる。
【0162】第20の発明は、第19の発明の動き補償
予測復号装置において、上記ブロック毎の符号化を、直
交変換と量子化と可変長符号化で行うとともに、上記レ
ート制御を、量子化器の量子化テーブルの数よりも少な
い数の量子化テーブルで符号量の試算を行って量子化器
で用いる量子化テーブルを決定するように構成したの
で、レート制御のハードウェア規模を小さくすることが
できる。
【0163】第21の発明による動き補償予測復号装置
は、復号画像の一部を圧縮して記憶するように構成した
ので、フレームメモリの容量を削減することができる。
【0164】第22の発明による動き補償予測復号装置
は、復号した画像のうち、参照画像となる画像は無圧縮
で記憶し、参照画像とならない復号画像は圧縮して記憶
するように構成したので、圧縮による歪みの蓄積を招く
ことなく、フレームメモリの容量を削減できる。また、
無圧縮で記憶した復号画像を出力するときには圧縮・伸
長を行って出力するので、圧縮して記憶された復号画像
と画質を揃えることができ、均一な画質を保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による動き補償予測
復号装置を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の符号化回路を示すブロック図
である。
【図3】 実施の形態1の第一のデータ伸長回路を示す
ブロック図である。
【図4】 実施の形態1の第二のデータ伸長回路を示す
ブロック図である。
【図5】 実施の形態1の直交変換回路におけるアダマ
ール変換の行列表現と基底ベクトルを示す図である。
【図6】 実施の形態1の量子化器が備える量子化テー
ブルの一例を示す図である。
【図7】 実施の形態1の可変長符号器の変換係数の走
査順の一例を示す図である。
【図8】 実施の形態1の可変長符号器の動作を説明す
るための変換係数の一例を示す図である。
【図9】 実施の形態1における変換係数の0の分布を
示す概念図である。
【図10】 実施の形態1のアドレス演算回路の動作を
説明するための、指定された画像の領域とブロックの関
係を示す図である。
【図11】 実施の形態1の直交変換回路における他の
行列表現を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態2における1マクロ
ブロックの構成を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態5によるデータ圧縮
回路を示すブロック図である。
【図14】 実施の形態5の量子化器が備える量子化テ
ーブルの一例を示す図である。
【図15】 実施の形態5における量子化テーブルの番
号と符号量の関係を示す概念図である。
【図16】 この発明の実施の形態6によるデータ圧縮
回路を示すブロック図である。
【図17】 実施の形態6の量子化器が備える量子化テ
ーブルの一例を示す図である。
【図18】 実施の形態6の可変長符号器が用いるハフ
マン符号の一例を示す図である。
【図19】 実施の形態6における第2の量子化テーブ
ルの予測発生符号量と実際の発生符号量の関係の実測デ
ータを示す図である。
【図20】 実施の形態6における第4の量子化テーブ
ルの予測発生符号量と実際の発生符号量の関係の実測デ
ータを示す図である。
【図21】 実施の形態6における第6の量子化テーブ
ルの予測発生符号量と実際の発生符号量の関係の実測デ
ータを示す図である。
【図22】 この発明の実施の形態8による動き補償予
測復号装置を示すブロック図である。
【図23】 実施の形態8のデータ圧縮回路を示すブロ
ック図である。
【図24】 この発明の実施の形態9による動き補償予
測復号装置を示すブロック図である。
【図25】 従来の動き補償予測符号化装置を示すブロ
ック図である。
【図26】 従来の動き補償予測復号装置を示すブロッ
ク図である。
【図27】 従来の動き補償予測符号化方式の概念図で
ある。
【図28】 従来のデータ圧縮回路を示すブロック図で
ある。
【図29】 従来のデータ伸長回路を示すブロック図で
ある。
【図30】 従来のデータ圧縮回路における可変長符号
器の変換係数の走査順を示す図である。
【符号の説明】
101,101a,101b 符号化装置、102,1
02a フレームメモリ、103 アドレスメモリ、1
04,104a,104b データ圧縮回路、105
a,105b データ伸長回路、201 直交変換回
路、202 量子化器、203,203a,203b
レート制御回路、204 可変長符号器、205 アド
レス作成回路、401 アドレス演算回路、1201
試算回路、1202 打ち切り回路、1501 試算回
路、1502 カウンタ、1503判定器、2201
a,2201b 切替器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/32 H04N 7/137 Z (72)発明者 熊野 眞 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を圧縮するデータ圧縮回路であっ
    て、画像を複数画素毎にブロック化してブロック毎に符
    号化する符号化回路と、この符号化したブロックを記憶
    するメモリと、このメモリ上のブロックの先頭アドレス
    を記憶する手段とを備えたことを特徴とするデータ圧縮
    回路。
  2. 【請求項2】 前記メモリ上のブロックの先頭アドレス
    を記憶する手段が、あらかじめ定めた定数NのNブロッ
    ク毎に絶対アドレスを記憶する手段と、このNブロック
    中の各ブロックの相対アドレスを記憶する手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載のデータ圧縮回路。
  3. 【請求項3】 前記符号化回路が、あらかじめ定めた定
    数NのNブロック毎に符号量を既定値以下とするレート
    制御手段を備えるとともに、前記メモリ上のブロックの
    先頭アドレスを記憶する手段が、上記Nブロック中の各
    ブロックの相対アドレスを記憶する手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のデータ圧縮回路。
  4. 【請求項4】 複数画素毎にブロック化されて各ブロッ
    ク毎に符号化された画像データを記憶しているメモリか
    ら画像を復元するデータ伸長回路であって、上記メモリ
    上の任意の画像の領域を復元するのに必要なブロックの
    先頭アドレスを求める手段を備えたことを特徴とするデ
    ータ伸長回路。
  5. 【請求項5】 画像を複数画素毎にブロック化して各ブ
    ロックに直交変換を施す直交変換回路と、この直交変換
    回路から出力される各変換係数を量子化する量子化器
    と、この量子化された変換係数を可変長符号化する可変
    長符号器と、所定のブロック数毎に上記可変長符号器か
    ら出力される符号量を既定値以下にするレート制御手段
    とを備えたデータ圧縮回路において、上記量子化器が各
    変換係数に対する量子化ステップ幅を示す複数の量子化
    テーブルを備え、上記レート制御手段が上記量子化器の
    量子化テーブルの数よりも少ない数の量子化テーブルで
    符号量の試算を行って上記量子化器で用いる量子化テー
    ブルを決定するように構成したことを特徴とするデータ
    圧縮回路。
  6. 【請求項6】 前記レート制御手段が、前記量子化器の
    量子化テーブルの数よりも少ない数の量子化テーブルで
    符号量の試算を行って当該量子化器で用いる量子化テー
    ブルを決定するとともに、各ブロックの符号量の目標値
    を定め、前記可変長符号器から出力される各ブロックの
    符号量がこの目標値を越えた場合にはそのブロックの変
    換係数の符号化を打ち切るように構成されたことを特徴
    とする請求項5記載のデータ圧縮回路。
  7. 【請求項7】 前記レート制御手段が、前記量子化器の
    量子化テーブルの数よりも少ない数の量子化テーブルで
    符号量の試算を行うとともに、試算を行った量子化テー
    ブルによる量子化で絶対値が0または1となる変換係数
    の個数を計数する手段を備えたことを特徴とする請求項
    5記載のデータ圧縮回路。
  8. 【請求項8】 前記量子化器が、高次シーケンシーの変
    換係数に対する量子化ビット数を0に設定した少なくと
    も1つの量子化テーブルを備えたことを特徴とする請求
    項5記載のデータ圧縮回路。
  9. 【請求項9】 画像を複数画素毎にブロック化して各ブ
    ロックに直交変換を施す直交変換回路と、この直交変換
    回路から出力される各変換係数を量子化する量子化器
    と、この量子化された変換係数を各成分の低次シーケン
    シーから順に走査する手段を備えたことを特徴とするデ
    ータ圧縮回路。
  10. 【請求項10】 動き補償予測符号化された画像データ
    を復号する手段と、この復号した画像を圧縮するデータ
    圧縮回路と、この圧縮されたデータを伸長するデータ伸
    長回路とを備えた動き補償予測復号装置。
  11. 【請求項11】 前記データ圧縮回路が、画像を複数画
    素毎にブロック化してブロック毎に符号化する符号化回
    路と、この符号化した各ブロックを記憶するメモリと、
    このメモリ上の各ブロックの先頭アドレスを記憶する手
    段とを備えたことを特徴とする請求項10記載の動き補
    償予測復号装置。
  12. 【請求項12】 前記符号化回路が、画像をフィールド
    内でブロック化するように構成したことを特徴とする請
    求項11記載の動き補償予測復号装置。
  13. 【請求項13】 前記符号化回路が、画像を動き補償の
    最小単位であるブロックサイズと同じサイズ、または整
    数分の1のサイズのブロックにブロック化するように構
    成したことを特徴とする請求項11記載の動き補償予測
    復号装置。
  14. 【請求項14】 前記符号化回路が、画像を複数画素毎
    にブロック化して各ブロックに直交変換を施す直交変換
    回路と、この直交変換回路から出力される各変換係数を
    量子化する量子化器と、この量子化された変換係数を可
    変長符号化する可変長符号器とを備えたことを特徴とす
    る請求項11記載の動き補償予測復号装置。
  15. 【請求項15】 前記直交変換がアダマール変換である
    ことを特徴とする請求項14記載の動き補償予測復号装
    置。
  16. 【請求項16】 前記可変長符号器が、各ブロックの変
    換係数を走査する手段と、走査された変換係数が任意の
    位置からブロックの終わりまで連続して0であるとき
    は、この連続した0をブロックの終わりを示すコードに
    置き換える手段とを備えたことを特徴とする請求項14
    記載の動き補償予測復号装置。
  17. 【請求項17】 前記可変長符号器が、2次元の変換係
    数を各成分の低次シーケンシーから順に走査する手段を
    備えたことを特徴とする請求項14記載の動き補償予測
    復号装置。
  18. 【請求項18】 前記量子化器の各変換係数に対する量
    子化ステップ幅が2のべき乗であることを特徴とする請
    求項14記載の動き補償予測復号装置。
  19. 【請求項19】 前記データ圧縮回路が、画像を複数画
    素毎にブロック化してブロック毎に符号化する符号化回
    路と、この符号化したブロックを記憶するメモリと、こ
    のメモリ上のブロックの先頭アドレスを記憶する手段を
    備えるとともに、上記符号化回路が、あらかじめ定めた
    定数NのNブロック毎に符号量を既定値以下とするレー
    ト制御手段を備え、また、上記メモリ上のブロックの先
    頭アドレスを記憶する手段が、Nブロック中の各ブロッ
    クの相対アドレスを記憶する手段を備えていることを特
    徴とする請求項10記載の動き補償予測復号装置。
  20. 【請求項20】 前記符号化回路が、画像を複数画素毎
    にブロック化して各ブロックに直交変換を施す直交変換
    回路と、この直交変換回路から出力される各変換係数を
    量子化する量子化器と、この量子化された変換係数を可
    変長符号化する可変長符号器と、Nブロック毎に上記可
    変長符号器から出力される符号量を既定値以下とするレ
    ート制御手段とを備えるとともに、上記量子化器が、各
    変換係数に対する量子化ステップ幅を示す複数の量子化
    テーブルを備え、上記レート制御手段が前記量子化器の
    量子化テーブルの数よりも少ない数の量子化テーブルで
    符号量の試算を行って上記量子化器で用いる量子化テー
    ブルを決定するように構成したことを特徴とする請求項
    19記載の動き補償予測復号装置。
  21. 【請求項21】 動き補償予測符号化された画像データ
    を復号する復号装置において、復号した画像の一部を圧
    縮するデータ圧縮回路と、この圧縮されたデータを伸長
    するデータ伸長回路とを備えたことを特徴とする動き補
    償予測復号装置。
  22. 【請求項22】 動き補償予測符号化された画像データ
    を復号する復号装置において、復号した画像のうち参照
    画像となる画像を無圧縮で記憶する手段と、参照画像と
    ならない復号画像を圧縮して記憶する手段と、上記圧縮
    して記憶した復号画像を伸長する手段と、上記無圧縮で
    記憶した復号画像を圧縮・伸長する手段とを備えたこと
    を特徴とする動き補償予測復号装置。
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