JPH09259334A - 遊技場におけるプリペイドカードシステム - Google Patents

遊技場におけるプリペイドカードシステム

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JPH09259334A
JPH09259334A JP9004892A JP489297A JPH09259334A JP H09259334 A JPH09259334 A JP H09259334A JP 9004892 A JP9004892 A JP 9004892A JP 489297 A JP489297 A JP 489297A JP H09259334 A JPH09259334 A JP H09259334A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードを容易に再利用可能な遊技場にお
けるプリペイドカードシステムを提供する。 【解決手段】 価値情報12,59を有するICカー
ド2,52と、そのIC2,52カードを受け入れて前
記価値情報12,59に応じて遊技が行えると共にその
価値情報12,59を減少させる遊技機1と、前記IC
カード2,52を発行する発行装置3とからなる遊技場
におけるプリペイドカードシステムにおいて、前記遊技
機1は前記価値情報12,59が無価値を示す情報とな
ったときに、そのICカード2,52を回収する第1回
収手段13,65を備え、前記発行装置3には、前記遊
技機1によって回収されたICカード2,52を受け入
れて再発行する再発行手段26を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技場におけるプ
リペイドカードシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ店等の遊技場では、プリペイド
カードが使用されるようになっている。このプリペイド
カードにより、現金を使用せずに玉やコインを借りるこ
とができる。したがって、遊技中に小銭が切れても、両
替のために席を離れる必要がなくなり、非常に便利であ
る。
【0003】従来、この種のプリペイドカードを用いた
システムで遊技を行う場合、まず、遊技者はプリペイド
カード発券機において所望の金額のカードを購入してお
く。そして、そのカードを遊技機に設けられたカードリ
ーダ/ライタに挿入し、必要な玉又はコイン数に対応し
た金額を指定すると、玉又はコインが貸し出されて遊技
を行うことができる。
【0004】玉又はコインが貸し出されるとカードの残
金は減少し、残金がゼロになるとそのカードは使用不能
となる。上記のプリペイドカードとしては、従来より磁
気カードが使用されているが、磁気カードは単なる記録
媒体であり、それ自体、積極的な防護機能を持たない。
したがって、カードのデータを書き換えて偽造や不正使
用することが容易である。
【0005】かかる問題を解決すべく、プリペイドカー
ドとしてより安全性の高いICカードを使用することが
提案されている。ICカードは、不揮発性半導体メモリ
を備えた制御部等から構成され、セキュリティ回路やプ
ログラムを内蔵させることで偽造や不正使用をほとんど
不可能にして高い安全性を実現したものである。
【0006】この種のICカードを使用するものとし
て、特公平5−83276号公報に記載の技術が公知で
ある。この従来技術は、カードが不正使用されたり、遊
技者の持ち玉数が0になったときにカードを回収するカ
ード回収機構を遊技機に備えたものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ICカード
は磁気カードに比べて非常に高価なものであり、従来の
磁気カードを用いたプリペイドカードシステムを単にI
Cカードを用いたものに変更すると、ICカードが高価
であるため、遊技場にとってコスト高となってしまう。
【0008】そこで、ICカードは磁気カードより安全
性が高いので、一旦使用されたカードのデータを更新し
て再利用することが考えられる。再利用を繰り返せば、
一回の使用毎の単価を下げることも可能である。しか
し、上記従来技術では、単にICカード回収する手段を
備えた遊技機が開示されているのみで、いかにICカー
ドを容易に再利用させるかは未解決であった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑み、ICカード
を容易に再利用可能な遊技場におけるプリペイドカード
システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次の技術的手段を講じた。すなわち、本発
明の特徴とするところは、価値情報を有するICカード
と、そのICカードを受け入れて前記価値情報に応じて
遊技が行えると共にその価値情報を減少させる遊技機
と、前記ICカードを発行する発行装置とからなる遊技
場におけるプリペイドカードシステムにおいて、遊技機
は価値情報が無価値を示す情報となったときに、そのI
Cカードを回収する第1回収手段を備え、発行装置に
は、遊技機によって回収されたICカードを受け入れて
再発行する再発行手段を備えている点にある。
【0011】この場合、価値情報が無価値を示す情報と
なったときに、そのICカードを回収するので、使用済
のカードを確実に回収することができる。そして、発行
装置には、そのような使用済カードを受け入れて再発行
する再発行手段を備えているので、使用済カードを発行
装置に移すだけで、そのカードを再発行することができ
る。
【0012】つまり、使用済ICカードは確実に回収・
再発行され、カードの再利用を容易に行うことができ
る。また、前記第1回収手段によって回収されたICカ
ードを発行装置まで搬送する搬送部を備えれば回収・再
発行が一層容易になる。そして、遊技機には、ICカー
ドを回収する前に、ICカードを回収する旨を遊技者に
伝達する伝達手段が備わり、第1回収手段は、前記伝達
後にICカードを回収するものとすれば、ICカードを
回収されることによる遊技者の混乱・不安等を生じさせ
ること無く円滑に回収を行うことができる。
【0013】さらに、再発行手段は再発行不能なICカ
ードを回収する第2回収手段を備えているものとするこ
とが望ましい。すなわち、遊技機によって回収されたI
Cカードには、汚損・破損等により再発行不能となって
しまったものも含まれている可能性があるが、そのよう
なICカードも含めて、回収されたICカードすべてを
単に発行装置に移すだけで、再発行不能なカードは第2
回収手段によって回収され、再発行可能なカードだけが
再発行の対象となる。
【0014】また、ICカードは、その発行回数に関す
る情報を有し、再発行手段はICカードの発行回数に関
する情報を更新させる回数情報更新手段を備え、第2回
収手段は、少なくとも、そのICカードの発行回数が一
定回数を超えたときにそのICカードを回収するもので
あるものとすれば、発行可能回数を調節することによ
り、ICカードの使用毎の単価を自由に調節することが
可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。第1図は本発明に係るプリペイド
カードシステムを構成するパチンコ遊技機1、図2は同
じくICカード2、図3は同じくICカードを発行する
発行装置3を示している。
【0016】遊技機1は、遊技機本体4とその側部に設
けられた台間ユニット5とから構成される。遊技機本体
4は、遊技盤面6、打球ハンドル7等からなり、打球ハ
ンドル7によってパチンコ球を打ち出すことによって遊
技を行うものである。台間ユニット5は、カードユニッ
ト(ICカードリーダライタ)8、信号変換ユニット9
及び通信ユニット10から構成される。カードユニット
8は、図4(a)に示すように、その挿入口8aにIC
カード2が挿入されて、そのICカード2に対して読込
み及び書込みを行うものである。ICカード2のデータ
等は、このカードユニット8に接続された信号変換ユニ
ット9を介して遊技機1のメイン基板11等に伝達され
る。
【0017】また、カードユニット8は通信ユニット1
0と接続されており、この通信ユニット10は、通信回
線を介してホストコンピュータ(図示省略)と接続可能
である。さらに、カードユニット8は、図4(b)に示
すように、後述するようにICカード2の価値情報12
が無価値を示す情報となったときに、挿入されたICカ
ード2を内部に送り込んで回収する第1回収手段13を
備えている。この第1回収手段13としては、歯車やゴ
ムベルトでICカード2を挟み込んで搬送させる等の適
宜手段をとることができる。
【0018】また、第1回収手段13によって回収され
たICカード2は、第1回収カード保持部14に保持さ
れる。図2に示されるICカード2は、その内部に制御
部15と記憶部16とが備わっており、カードユニット
8へのデータの伝達は接続端子部17を介して行われ
る。制御部15はマイクロコンピュータ等から構成さ
れ、この制御部15に図示しないセキュリティ回路やプ
ログラムを内蔵することによりカードの安全性を高めた
ものである。記憶部16は不揮発性メモリによって構成
され、記憶保持に電源を必要としない。
【0019】また、記憶部16には、図5に示すよう
に、そのカード固有の識別番号18、そのICカードの
発行回数情報19、金額等で表される価値情報12、そ
のICカードの使用記録20等のデータが記憶される。
なお、上記データの記憶は、情報をそのままの形式で直
接記憶したもの他、暗号化された状態で記憶したものと
してもよい。
【0020】カード固有識別番号18は、ICカード2
毎に異なる番号が付けられたものであり、再発行回数に
関わりなく、そのICカード2自体を特定するための情
報である。また、カード固有識別番号18と発行回数情
報19との組合せにより、ICカード2を、ある発行回
数におけるカードとして特定することが可能となる。す
なわち、ICカード2の売上を管理等する際に、以前そ
のICカード2が発行されたときの情報と、その後再発
行されたときの情報とを区別することが可能となり、I
Cカード2の売上等の管理上は、発行される毎に異なる
ICカード2として取り扱うことができる。
【0021】なお、価値情報12は、金額のみならず、
玉数あるいはコイン数として表すこととしてもよい。ま
た、カード使用記録20は、ICカード2が使用される
毎にその使用記録が記憶されるものである。以下、図6
のフローチャートを参照しつつ、ICカードを用いて遊
技を行う際における、遊技機1及びICカード2の動作
について説明する。
【0022】まず、遊技者がICカード2をカードユニ
ット8に挿入する(ステップS1)、すると、カード挿
入ランプ21が点灯し(ステップS2)、ICカード2
がカードが正常なものであるか否かを識別する(ステッ
プS3)。ICカード2が異常なものである場合、つま
り不正使用されたものである等の場合は、ICカード2
が異常なものである旨を遊技者に伝えるために、カード
ユニット8に備わったNGランプ22を点灯させ(ステ
ップS4)、第1回収手段13によってICカード2を
カードユニット8内部に回収し第1回収カード保持部1
4に保持させる(ステップS5)。
【0023】ICカード2が正常なものである場合は、
通信ユニット10によって通信回線と接続し(ステップ
S6)、カードユニット8に備わったOKランプを点灯
させて遊技者にICカード2が使用可能である旨を伝え
る(ステップS7)。その後、遊技機1の度数表示部2
4において、ICカード2の価値情報12である金額度
数を表示させ(ステップS8)、貸出しが可能であるこ
とを示す貸出ランプ(図示省略)をONさせる(ステッ
プS9)。
【0024】そして、遊技者が金額設定ボタン(図示省
略)によって貸出金額を設定し(ステップS10)、貸
出ボタン(図示省略)を操作する(ステップS11)こ
とによって設定された貸出金額に相当する玉が貸し出さ
れ、貸出ランプがOFFになる(ステップS12)。続
いて、ICカード2は価値情報12から設定された貸出
金額分を減算し(ステップS13)、減算後の価値情報
12を度数表示部24に表示させる(ステップS1
4)。
【0025】また、貸し出された金額に関する記録は通
信回線を介してホストコンピュータに伝えられ(ステッ
プS15)、ICカード2の使用記録20に貸出金額及
びその日時等が記録される。さらに、ICカード2は減
算後の価値情報12が無価値を示す情報、つまり金額が
0、となっているか否かを判別する(ステップS1
6)。価値情報12が無価値になっている場合は図示し
ない伝達手段によって、ICカード2を回収する旨を遊
技者に伝達し(ステップS17)、その伝達から一定時
間経過後、例えば5秒ないし10秒後にICカード2を
第1回収手段13によってカードユニット8内部に回収
し第1回収カード保持部14に保持させる(ステップS
18)。
【0026】なお、伝達手段としては、例えば、音声に
よるものとすれば遊技に集中している遊技者にも確実に
伝達することができる。そして、そのICカード2は、
内蔵されたプログラムにより自ら使用不能である旨の処
理を行い(ステップS19)、発行装置3によって再発
行されない限り、そのICカード2を使用できないよう
にされ、不正使用が確実に防止される。
【0027】なお、ステップS19は、価値情報12が
無価値になった直後に行うものとしてもよい。また、価
値情報12が無価値になっていない場合は、続けて貸出
が可能であるが、遊技者よりカード返却操作がされた場
合(ステップS20)、カードが返却され、カード挿入
ランプ21がOFFになる(ステップS21)。
【0028】図3のブロック図で示される発行装置3
は、回収されたICカード2を受け入れて、再発行手段
26によってICカード2を発行するものである。再発
行手段26は、回収されたICカード2を新たに使用可
能とするものであり、処理部27とカードデータ読取書
込部28とから構成される。カード在庫収納部29は、
遊技機1によって回収されたICカード2が収納される
ものであり、このカード在庫収納部29に収納されたI
Cカードが再発行を行うための処理の対象となる。
【0029】また、再発行手段26には、ICカード2
の汚損・破損等により再発行することのできないICカ
ード2を回収する第2回収手段30が備わり、第2回収
手段30によって回収されたICカード2は、第2回収
カード保持部31によって保持される。さらに、発行装
置3には、紙幣を投入するための紙幣投入部32、購入
するカードの金額を入力(選択)する金額入力部33、
再発行処理のほどこされたICカード2を発行するカー
ド発行部34、そして、カードの売上記録等をホストコ
ンピュータに伝えるための通信インターフェース35等
がそなわっている。
【0030】図7は、発行装置3で行われるICカード
2の再発行処理の手順を示すフローチャートである。ま
ず、遊技機1より回収したICカード2を発行装置3の
カード在庫収納部29に格納する(ステップS22)。
この場合、発行されるICカード2の金種が複数ある場
合は、金種別に格納するものとしても良いし、全て一括
に格納するものとしても良い。
【0031】続いて、ICカード2をカード在庫収納部
29からカードデータ読取書込部に搬送し、ICカード
2が汚損・破損により使用不能になっていないかの識別
を行う(ステップS23)。もし、ICカード2が汚損
・破損等により使用不能であれば、第2回収手段30に
よってICカード2を回収し、第2回収カード保持部3
1に収納され(ステップS24)、再発行の対象となら
ない。
【0032】汚損・破損により使用不能になっていない
場合には、さらに、発行回数情報19によって示される
いままでの発行回数が一定回数を超えていることにより
使用が終了されるべきものであるか否かを判別する(ス
ッテップS25)。この判別は、ICカード2又は再発
行手段26に設定された発行回数上限値(図示省略)と
発行回数情報19とを比較することによって行える。
【0033】また、前記発行回数上限値の設定を調整す
ることによりICカード2の使用毎の単価を自由に調整
することができる。もし、発行回数が発行可能回数上限
値まで達していた場合は、そのICカード2は、第2回
収手段30によって回収され、第2回収カード保持部3
1に収納され再発行の対象とならない。
【0034】発行回数が発行可能回数上限に達していな
い場合には、そのICカード2は再発行の対象となり、
適宜手段によりカードクリーニングが行われる(ステッ
プS26)。その後、処理部27の有する発行回数情報
更新手段(図示省略)により、ICカード2からカード
固有識別番号18、発行回数情報19及び使用記録20
等を読み出し(ステップS27)、処理部27は、記憶
部16に記憶された情報、すなわちカード固有識別番号
18、発行回数情報19、価値情報12、カード使用記
録20などを全て消去することにより初期化を行い(ス
テップS28)、ICカード2を再使用可能な状態にす
る。
【0035】発行回数情報更新手段は、初期化の行われ
たICカード2に対してステップS27で読み出したカ
ード固有識別番号18を再びICカード2に書き込み、
同じくステップ27で読み出した発行回数情報19に1
加えた新たな発行回数情報19を書き込む(ステップS
29)。ステップS29までの再発行処理が終了したI
Cカードは販売に備えて待機され(ステップS30)、
遊技者が紙幣を紙幣投入部32に投入し(ステップS3
1)、金額入力部33によって金額を入力(選択)する
とその金額が書き込まれ、(ステップS32)、さらに
発行年月日が書き込まれ(ステップS33)、発行され
る(ステップS34)。
【0036】なお、ステップS32後には、発行装置3
は、通信インターフェース35によって通信回線と接続
され(ステップS35)、ICカード2の売上記録がホ
ストコンピュータに伝えられる。ところで、発行装置3
は、図8に示すように、使用途中のICカード2、つま
り、価値情報12がゼロになっていないICカード2を
受け入れて価値情報12を増加させることによる買い増
しを可能とするものとしてもよい。
【0037】この場合、カード挿入部38に価値情報1
2が残っている(例えば1000円分)ICカード2を
挿入すると、そのICカード2は、カードデータ読取書
込部28に搬送され、紙幣投入部32から紙幣を投入
し、金額入力部33によって買い増ししたい金額を入力
すると(例えば2000円)、処理部27によって価値
情報12が書き換えられ(3000円分の価値情報とな
る)、カード発行部34から出てくる。この買い増しに
ついては、それぞれの金額設定されたICカードの上限
を超えることはできない(例えば、3000円のカード
は2500円以上の買い増しはできない)。
【0038】なお、図8では、カード挿入部38を別途
設けたが、カード発行部34と共通化してもよい。図9
〜図20は、本発明の第2の実施の形態を示している。
本実施の形態において、ICカード52は、図9に示す
ように、プラスチック製のカード体52aにICモジュ
ールが埋め込まれている。ICモジュール52b内に
は、ワンチップ化された制御部(CPU)や記憶部(メ
モリ素子)が設けられており、その表面が、カードユニ
ット8との接触面(接続端子部)とされている。
【0039】ICモジュ−ル52bの記憶部には、図1
0に示すように、カ−ド固有識別番号(ID番号)5
3、発行回数情報(リサイクル回数)54、金額種別5
5、事業法人コ−ド56、発行店コ−ド57、エリア番
号58、価値情報(残金)59、発行後の利用回数6
0、最新履歴番号61、使用記録(利用履歴)62が記
憶される。また、予備領域63も確保されている。な
お、記憶部には、カードをリサイクルした日時(再発行
日時)、やICカード52を使用した遊技機の番号等、
その他のデータを記憶してもよい。
【0040】ここで、カ−ドID番号53は、ICカ−
ド52毎に異なる番号が付けられたものであり、そのI
Cカ−ド52自体を特定するための情報である。リサイ
クル回数54は、ICカ−ド7がリサイクル(再発行)
された回数である。第1の実施の形態と同様に、ID番
号53とリサイクル回数54とを組合せた番号(以下、
シリアル番号という)により、ICカ−ド52を、ある
発行回数におけるカードとして特定することができる。
【0041】金額種別55は、ICカ−ド52が発行さ
れたときの金額である。事業法人コ−ド56、発行店コ
−ド57、エリア番号58は、それぞれカ−ドの事業法
人、カ−ドの発行店、カ−ドの発行エリアを特定するた
めのものであり、カ−ドの管理に必要な情報として設け
られている。発行後の利用回数60、最新履歴番号6
1、利用履歴62には、ICカ−ド52発行後の利用記
録が記録される。
【0042】図9に示すICカ−ド52は、通常のIC
カ−ドと比較して、そのカ−ドサイズ及びICモジュ−
ル52bの位置において異なったものとされている。し
たがって、このICカード52以外のカードをカードユ
ニット8に挿入しても、ICモジュ−ル6bの位置が相
違するか、またはICモジュ−ルが存在しないため、I
Cモジュ−ル6bに対して読み書きをすることができな
い。
【0043】また、通常のICカ−ドのICモジュ−ル
の位置と一致しないようにしたため、カードユニット8
は、ICカードが読み書き不能であることを判別するだ
けで、間違いカ−ドであると判別することが可能とな
る。なお、図9のICカ−ド52の大きさは、横方向寸
法が78mm、縦方向寸法が49mmであって、ISO
/JIS規格に定められた寸法(通常のクレジットカ−
ド等の寸法)に対して、横方向寸法で7mm、縦方向寸
法で5mmほど小さくされている。
【0044】このように、通常のカ−ドの寸法より小さ
くし、それに合わせて挿入口8aの寸法も小さくするこ
とにより、他の種類のカ−ドを挿入口8aにいれること
ができなくなり、間違いカ−ドの使用を効果的に排除で
きる。また、他のカ−ドとの区別が容易であるので、I
Cカ−ドを遊技専用として用いることができる。また、
ICモジュ−ル52bの位置(接続端子の位置)も、I
SO/JIS規格では、カ−ドの左端及び上端を基準と
して一定の位置(カ−ドの左端から最大10.25m
m、カ−ドの上端から最大19.23mm)に規定され
ているが、ISO/JIS規格に従って作成されたIC
カ−ドの接続端子の位置と一致しないように、規格外の
位置とされている。例えば、規格で定められた位置から
接続端子(1つのICモジュ−ルに通常8個)の一般的
な横幅寸法である7mm以上変化(上下左右方向)させ
るとよく、具体的には、カ−ド体の中央等に設けること
ができ、図9に示すように、カ−ドの左端及び右端から
33mmの位置であって、カ−ドの上端から15mm、
カ−ドの下端から24mmとすると好適である。なお、
このときICモジュ−ル7bは、横方向寸法が11.5
mm、縦方向寸法が10mmである。
【0045】本実施の形態において、図11に示す台間
ユニット5は、第1の実施の形態とほぼ同様であるの
で、共通部分については、同符号を附して説明を省略
し、以下、異なる部分について説明する。台間ユニット
5のカ−ドユニット8は、図12に示すように、挿入口
8aに挿入されたICカ−ド52をカ−ドユニット8内
部で搬送・保持するための受入手段65を備えている。
また、この受入手段65に受け入れたICカ−ド52に
対する判別を行うための間違い判別手段66、不正判別
手段67、残金判別手段68と、それらの判別手段6
6,67,68の判別結果に応じた処理を行うための手
段、すなわち、返却制御部69、返却禁止制御部70、
遊技機機能停止手段71、プロトコル破壊手段72、回
収制御部73をも備えている。
【0046】受入手段65は、図13及び図14に示す
ように、挿入口8aから台間ユニット5の後方に延びる
カ−ド挿通路76内に設けられており、挿入口8aに挿
入されたICカ−ド52をゴムベルト77によって搬送
するものである。ゴムベルト77は、ステッピングモ−
タ等の駆動手段78により駆動されるものであって、こ
の駆動手段78は、駆動制御部79によって駆動量等が
制御される。
【0047】ゴムベルト77と挿入口8aとの間には、
ICカ−ド6の挿入を検知する第1位置検出センサ−8
0が設けられている。また、ICカ−ド52が挿入口8
aとは反対方向に搬送されたことを検出する第2位置検
出センサ−44が設けられている。前記残金判別手段6
8にICカ−ドの残金59が0(無価値)であると判別
された場合には、受入手段65は、第1回収手段13と
して作用し、ICカ−ドが挿入口8aとは反対方向に搬
送されて回収される。この場合、前記回収制御部73が
前記駆動制御部79を介して、ICカ−ド52を挿入口
8aとは反対方向に搬送するように駆動手段78を制御
する。第2位置検出センサ−81は、ICカ−ド52が
その位置を完全に通過したこと(図14(C)の状態)
を検知し、駆動制御部79を介して、駆動手段78を停
止させる。
【0048】前記カ−ド挿通路76は、台間ユニット5
の後端から下方に延びるようにして設けられており、I
Cカ−ドの残金59が0になったICカ−ド52はこの
挿通路76を通って回収される。回収されたICカ−ド
52は、カ−ド挿通路76から排出口82を通って下方
に排出され、図15に示すような、搬送部83によって
遊技機1の島(遊技機の一群)の一端側へ移送され、そ
の一端側に設けられた収納部84に保管される。
【0049】搬送部83は、ベルトコンベヤによって構
成され、各台間ユニット5の排出口82の下方を通過す
るように、1つの島ごとに設けられており、複数の遊技
機1によって回収されたICカ−ド52を1つの収納部
84によって集中的に回収・保管することができる。な
お、搬送部は、ICカ−ド52を搬送できる手段であれ
ば足り、ロ−ラ等により搬送をしてもよい。
【0050】収納部84は、単にカードを蓄積するもの
であってもよいが、この収納部84を発行装置3内に設
けるとともに、この収納部84に蓄積されたICカード
52を直接、再発行処理の対象とすれば、第1の実施の
形態のように回収したカードをカード在庫収納部29に
移し変える必要がない。前記間違い判別手段66は、受
入手段65に受入れ・保持されたICカ−ド52が間違
いカ−ドであるか否かを判別するものである。ここで間
違いカ−ドとは、主に、遊技専用プリペイドカ−ドとし
て使用されるICカ−ド52以外のもの、すなわち、通
常のクレジットカ−ド等をいうが、汚損等により単に読
み取り不可能なカ−ドも含む。
【0051】図9に示すICカ−ド6は、前述のように
通常のICカ−ドと比較して、そのカ−ドサイズ及びI
Cモジュ−ル52bの位置において異なったものとされ
ている。かかる相違から、カードに対する読み書きが不
能であれば、そのカードは間違いカ−ドであると判別で
き、間違いカ−ドは使用者に強制的に返却される。間違
いカ−ドを返却する手段は、返却制御部69、駆動制御
部79、駆動手段78によって構成され、返却制御部6
9が駆動制御部79を介して、間違いカ−ドを返却する
ように駆動手段78を制御する。
【0052】前記不正判別手段67は、受入手段65に
受入れ・保持されたICカ−ド52が不正カ−ドである
か否かを判別するものである。この不正判別手段67
は、暗証コ−ド及び認証プロトコルによって構成され
る。また、ICカ−ド52にも同様に暗証コ−ド及び認
証プロトコルが備わっている。受入れたICカ−ドが不
正なものであるか否かは、不正判別手段67とICカ−
ドとが認証プロトコルにより相互に認証し合うことによ
り判別する。なお、認証プロトコルを有しないICカ−
ドについては、不正カ−ドとみなすことができるが、間
違いカ−ドとみなしてもよい。
【0053】不正判別手段67は、判別カウンタ87を
備えており、この判別カウンタ87は、不正判別手段6
7がICカ−ド52を不正であると判別した回数をカウ
ントするものである。前記返却制御部69は、不正判別
手段67がICカ−ド52を不正なものであると判別し
たときであって、不正と判別された時から遡って一定時
間前(例えば、3分)までの判別カウンタ87のカウン
タ数が一定数(例えば、3回)未満の場合にも、そのI
Cカ−ドを返却すべく作動する。なお、前記一定時間
は、タイマ−部88によって計時される。
【0054】一方、上記のような場合であって、判別カ
ウンタ87のカウント数が一定数以上の場合には、その
不正カ−ドはカ−ドユニット10内に保持・固定され
る。なお、台間ユニット前面には、カード返却操作部8
9が設けられており、遊技者は、遊技を終了したい場合
等、必要に応じて、この返却操作部89を操作すること
により、挿入したICカード52を返却してもらうこと
ができるが、不正カードであると判別されると、返却操
作部89が操作されてもカ−ドを返却することが禁止さ
れる。不正カ−ドを返却禁止とする手段は、返却禁止制
御部70、駆動制御部79、駆動手段78によって構成
され、返却禁止制御部70が駆動制御部79を介して、
返却操作部89が操作されても駆動手段78が駆動しな
いように制御する。
【0055】上記のように、何度も不正使用が試みられ
た場合に、悪意の度合いが高いとみなして返却禁止とす
るので、判別カウンタのカウント数が一定数未満の場合
には、返却禁止による威嚇効果の影響を与えずにすむ。
また、返却禁止制御部70が作動するには、一定時間内
において不正使用を試みた回数が一定数以上を超えれば
よいので、不正使用を試みたカ−ドの同一性を判断する
必要がない。また、不正使用を試みた後に、正常なカ−
ドを使用し、さらに、不正使用を試みた場合において
も、そのような正常なカ−ドの使用は、返却禁止制御部
70の作動から免れる要因とはならない。
【0056】前記一定時間内における判別カウンタ87
のカウント数が一定数以上となると、前記返却禁止制御
部70の他、プロトコル破壊手段72、遊技機能停止手
段71がそれぞれ作動する。前記プロトコル破壊手段7
2は、ICカ−ド52の認証プロトコルを消去すること
により、そのICカ−ドを二度と使えないようにするた
めのものである。認証プロトコルを破壊しておくことに
より、不正使用されたカ−ドが何らかの原因により再び
不正使用されることを防止できる。
【0057】プロトコルの破壊は、例えば、ISO/J
IS規格に定める初期応答情報を構成するキャラクタ−
の一部又は複数を破壊することによって行うことができ
る。前記遊技機機能停止手段71は、カードユニット8
側から遊技機本体4側へ機能停止信号を送ることにより
遊技機本体4における玉打ち出し等の機能を停止させた
り、入賞時の出玉が停止又は不能とさせたり、又は遊技
機本体4の電源をOFFとして完全に機能を停止させ、
遊技ができないようにするためのものである。また、台
間ユニット5自体の機能を停止させてもよい。
【0058】以下、図16及び図17を参照しつつ、I
Cカード52を用いて遊技を行う際における、遊技機1
及びICカード2の動作について説明する。まず、遊技
者が、図14(a)のように、ICカード52を挿入口
8aに挿入すると、第1位置検出センサ−80が挿入を
検知し(ステップS41)、カ−ドユニット8に備わっ
たカ−ド挿入ランプ21が点灯し、駆動手段78が駆動
されてICカ−ド52が搬送される(ステップS4
2)。
【0059】ICカ−ド52が、ストップ位置まで搬送
されると駆動手段78は停止し(ステップS43)、図
14(b)に示すように、ICカ−ドのデ−タを読み取
るべく読書接点部91がICカ−ド52側へ移動する
(ステップS44)。このとき、読書接点部91が移動
した位置にICカ−ド52のICモジュ−ル(接続端
子)52bがあれば、読み取り可能であり、間違いカ−
ドではないと判別され、ICモジュ−ル52bがなけれ
ば、読み取り不能であり、間違いカ−ドであると判別さ
れる(ステップS45)。
【0060】間違いカ−ドであると判別されると、返却
制御部69によりそのカ−ドは遊技者に返却され(ステ
ップS46)、間違いカ−ドでなければ、さらに、不正
判別が行われる(ステップS47)。ICカ−ド52が
不正であると判別されると、判別カウンタ87がカウン
トされ、一定時間前からその時までのカウント数が3未
満であれば(ステップS48)、返却制御部69により
そのICカ−ド52を返却する(ステップS6)。ま
た、一定時間前からその時までのカウント数が3以上で
あれば(ステップS48)、カ−ドユニット8に備わっ
たNGランプ22が点灯し、異常処理(詳細は後述)が
行われる(ステップS49)。
【0061】ICカード6が正常なものである場合は、
第1の実施の形態と同様に、図6のフローチャートに示
すステップ6以降の処理が行われる。ここでは、当該ス
テップ6以降の説明は省略する。なお、カード回収(ス
テップS18)は、前述のように、ICカード52をカ
−ド挿通路76の後方へ搬送し、排出口82から排出
し、搬送部83によって収納部84に収納されて完了す
る。
【0062】前記異常処理(ステップS49)は、図1
7のフローチャートに示すように、まず、不正使用者が
ICカ−ド52の返却操作をしても、ICカ−ドが不正
使用者に返却されないように、カ−ドユニット8内に保
持・固定して返却禁止となる(ステップS50)。カ−
ドユニット8内に保持されたICカ−ドは遊技場の係員
が持つ鍵等を用いて解除手段93を操作しなければ、取
り出すことができず、不正使用の証拠としてのICカ−
ド52を確実に得ることができる。
【0063】そして、ICカ−ドの認証プロトコルが破
壊され(ステップS50)、そのICカ−ド52は2度
と使えなくなる。このとき、ICカ−ド52のその他の
デ−タはそのまま保持され、それらのデ−タの内容は事
後的に確認可能である。さらに、遊技機本体4側へ機能
停止信号が送信され遊技機の機能が停止する(ステップ
S51)。
【0064】上記のように、異常処理では、ICカ−ド
52のプロトコル破壊、遊技機1の機能停止等が行われ
るため、異常処理の実行は、遊技者やICカ−ド52に
対する影響が大きい。したがって、間違い判別を行い、
さらに、不正判別の結果によって直ちに異常処理を行わ
れないようにすることで、異常処理の実行を慎重になら
しめ、誤って異常処理が実行されることを防止し、悪意
の度合いの低い遊技者への影響を最小限にとどめること
が可能となっている。
【0065】図18は、本実施の形態に係る発行装置3
のブロック図を示しており、図8に示される発行装置3
とほぼ同様であるが、図8と異なるところは、シリアル
番号照合部90が備わっている点にある。ホストコンピ
ュータには、あるICカード52が(再)発行される度
に更新されたシリアル番号がすべて記憶されている。こ
のシリアル番号照合部90では、ICカード52の現在
のシリアル番号を構成するカード固有番号(ID番号)
53を基に、ホストコンピュータに記憶されているシリ
アル番号の記録と、現在のシリアル番号とを検証する。
すなわち、正常にシリアル番号が更新されていれば、そ
のシリアル番号は、再発行時にホストコンピュータに記
録されているが、もし、不正な処理によりシリアル番号
が更新されていれば、これらの番号はホストコンピュー
タに記録されていないことが判る。
【0066】図19のフローチャートに示すように、本
実施の形態に係る発行装置3で行われるICカード52
の再発行処理においては、第1の実施の形態と異なり、
上記シリアル番号照合部90による処理(ステップS6
0)が、カード記録内容の初期化(ステップS28)の
後に行われる。すなわち、ステップS29においてIC
カード52から読み出されたカード固有番号53と発行
回数54から構成されるシリアル番号は、このステップ
S60において、上述のようにホストコンピュータの記
録と照合される。
【0067】そのシリアル番号がホストコンピュータに
記録されていなければ、そのICカード52は、不正処
理されたものと判断され、第2回収手段30によって回
収し、第2回収カード保存部31に収納され再発行の対
象とならない。また、この照合のため、図19に示すよ
うに、通信回線との接続(ステップS35)は、カード
クリーニング(ステップS26)の後にも行われる。
【0068】なお、第2回収手段30によって回収され
るすべてのICカード52は、そのICカード52の有
するプロトコルが破壊され、再使用することが完全に不
可能とされる。さらに、遊技場の数カ所のみ(例えば、
遊技機1の島の一端))に設置される発行装置3とは別
に、図20に示すように、各遊技機本体4の間に台間ユ
ニット5と併置される第2発行装置95を設けられてい
る。この第2発行装置95は、着脱自在なカード保管ユ
ニット96を備えており、この保管ユニット96に
(再)発行の対象となるICカード52が収納される。
この第2発行装置95は、発行装置3と同様の機能を有
するものであってもよいが、図19のフローチャートの
ステップS29までの処理が完了したICカードを保管
ユニット96に収納して再発行するものとすれば、第2
回収手段30等を設ける必要がなくなり、装置95全体
をコンパクトにすることができる。また、各第2発行装
置95を発行装置3とデータ伝送可能に接続しておけ
ば、(再)発行に必要な処理やホストコンピュータとの
データの送受信を、発行装置3に負担させることがで
き、そのような機能を第2発行装置95に設ける必要が
ない。
【0069】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、発行装置3は、遊技機1によ
って回収されたICカード2だけでなく、新規(未使
用)のICカードをも受け入れて発行可能なものとして
もよい。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、遊技機は価値情報が無
価値を示す情報となったときに、そのICカードを回収
する第1回収手段を備え、発行装置には遊技機によって
回収されたICカードを受け入れて再発行する再発行手
段を備えているので、ICカードの再利用を容易に行う
ことができる。また、回収されたICカードは搬送部に
より自動的に再発行手段に移送される。
【0071】また、遊技機に、ICカードを回収する前
にICカードを回収する旨を遊技者に伝達する伝達手段
が備わり、第1回収手段は、前記伝達後にICカードを
回収するものとしたのでICカードを回収されることに
よる遊技者の混乱・不安等を生じさせること無く円滑に
回収を行うことができる。さらに、再発行手段は再発行
不能なICカードを回収する第2回収手段を備えている
ので、再発行不能なカードは第2回収手段によって回収
され、再発行可能なカードだけが再発行の対象となる。
【0072】そして、第2回収手段は、少なくとも、そ
のICカードの発行回数が一定回数を超えたときにその
ICカードを回収するものであるものとしたので、発行
可能回数を調節することにより、ICカードの使用毎の
単価を自由に調節することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリペイドカードシステムを構成する
遊技機の概略図である。
【図2】同じくICカードの概略構造図である。
【図3】同じく発行装置のブロック図である。
【図4】(a)は、カードがICカードユニットに挿入
された状態を示す側面図である。(b)は、カードが回
収される状態を示す側面図である。
【図5】ICカード内のデータ構造を示す図である。
【図6】遊技機及びICカードの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図7】発行装置の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】買い増し可能な発行装置のブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るICカードの
平面図である。
【図10】同じくICカード内のデータ構造を示す図で
ある。
【図11】同じく遊技機の概略図である。
【図12】同じくカードユニットのブロック図である。
【図13】同じく受入手段を示す側面図である。
【図14】(a)は、ICカードが挿入口に挿入された
状態を示す平面図である。(b)は、ICカードがスト
ップ位置にある状態を示す平面図である。(c)は、I
Cカードが回収される状態を示す平面図である。
【図15】搬送部を示す平面図である。
【図16】カードユニットの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図17】異常処理を示すフローチャートである。
【図18】発行装置のブロック図である。
【図19】発行装置の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図20】遊技機間に発行装置を設けた状態を示す正面
図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 ICカード 3 発行装置 12 価値情報 13 第1回収手段 14 第1カード保持部 19 発行回数情報 26 再発行手段 30 第2回収手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 価値情報(12,59)を有するICカ
    ード(2,52)と、そのIC(2,52)カードを受
    け入れて前記価値情報(12,59)に応じて遊技が行
    えると共にその価値情報(12,59)を減少させる遊
    技機(1)と、前記ICカード(2,52)を発行する
    発行装置(3)とからなる遊技場におけるプリペイドカ
    ードシステムにおいて、 前記遊技機(1)は前記価値情報(12,59)が無価
    値を示す情報となったときに、そのICカード(2,5
    2)を回収する第1回収手段(13,65)を備え、 前記発行装置(3)には、前記遊技機(1)によって回
    収されたICカード(2,52)を受け入れて再発行す
    る再発行手段(26)を備えていることを特徴する遊技
    場におけるプリペイドカードシステム。
  2. 【請求項2】 前記第1回収手段(13,65)によっ
    て回収されたICカード(2,52)を発行装置(3)
    まで搬送する搬送部(83)を備えていることを特徴と
    する請求項1記載の遊技場におけるプリペイドカードシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記遊技機(1)には前記ICカード
    (2)を回収する前に、ICカードを回収する旨を遊技
    者に伝達する伝達手段が備わり、 前記第1回収手段(13)は、前記伝達後にICカード
    (2)を回収するものであることを特徴とする請求項1
    又は2記載の遊技場におけるプリペイドカードシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記再発行手段(26)は再発行不能な
    ICカード(2)を回収する第2回収手段(30)を備
    えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の遊技場におけるプリペイドカードシステム。
  5. 【請求項5】 前記ICカード(2)は、その発行回数
    に関する情報(19)を有し、前記再発行手段(26)
    はICカード(2)の発行回数に関する情報(19)を
    更新させる回数情報更新手段を備え、 前記第2回収手段(30)は、少なくとも、そのICカ
    ード(2)の発行回数が一定回数を超えたときにそのI
    Cカード(2)を回収するものであることを特徴とする
    請求項4記載の遊技場におけるプリペイドカードシステ
    ム。
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