JPH09257738A - 配管の釘打ち抜き検査方法 - Google Patents

配管の釘打ち抜き検査方法

Info

Publication number
JPH09257738A
JPH09257738A JP6257496A JP6257496A JPH09257738A JP H09257738 A JPH09257738 A JP H09257738A JP 6257496 A JP6257496 A JP 6257496A JP 6257496 A JP6257496 A JP 6257496A JP H09257738 A JPH09257738 A JP H09257738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
pipe
piping
space
tester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6257496A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Itamoto
実 板元
Jun Sasaki
潤 佐々木
Hiroshi Kondo
浩史 近藤
Nobuyuki Miwa
信幸 三輪
Akihiko Murata
暁彦 村田
Masatoshi Nagashima
正俊 永島
Satoru Tsuchiya
悟 土屋
Kiyohito Nakahara
潔人 中原
Masaki Jinno
正樹 神野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP6257496A priority Critical patent/JPH09257738A/ja
Publication of JPH09257738A publication Critical patent/JPH09257738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な方法によって釘による配管の打ち抜きの
有無及び打ち抜き箇所を検出できる配管の釘打ち抜き検
査方法を提供することを課題としている。 【解決手段】床スラブ1とパーティクルボード2との間
に配管空間3が形成され、その配管空間3内にガス用の
フレキシブル配管4が配設される。上記パーティクルボ
ード2の上に対しベニア6が釘7によって固定されてい
る。上記釘7の先端部7bは配管空間3に突出してい
る。上記構成において、テスタ8の一方のリード線9の
端部9aを、上記配管4の端部4aに対しクランプ等に
よって連結する。次に、上記テスタ8の他方のリード線
10の端部10aを、上記釘7の頭部7aに順次,接触
させる。そして、導通状態が検知された釘7は、配管4
に接触若しくは当該配管4を打ち抜いていると判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンション工事等
において、二重床内の転がし配管等,所定配管空間に配
設される配管が、他の工事により打ち込まれた釘によっ
て損傷を受けていないかどうかを検査する配管の釘打ち
抜き検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンション工事等においてガス管等を敷
設する場合には、例えば、床を二重床構造とし、即ち、
スラブと床板との間の空間を配管空間として使用して、
その配管空間にガス管等の配管を敷設する。
【0003】このとき、近年では、配管の施工や保守等
の利便性などからガス管等として撓み可能なフレキシブ
ル管が使用される。そして、上記床部の施工は、図3に
示すように、まず、上記配管空間50内に対し所定配管
ルートに沿ってガス管等の配管51を敷設する(図3
中、上側の配管がステンレス・フレキシブル管からなる
ガス管であり、下側の配管が被覆鋼管からなる給湯管で
ある)。その後に、上記スラブ52に対し支柱53を介
してコンクリートパネルや根太等の下地材54を支持さ
せ、さらに、その下地材54の上に床板55を載置して
当該床板55を下地材54に対し釘打ちによって固定す
る。図3中、57は上記床板55に貼り付けたフロアリ
ングブロック等の化粧板である。
【0004】上記床板55を留めるための釘56は、下
地材54を貫通しその先端部が配管空間50内に突出す
る。このため、当該釘56の先端部は、上記配管空間5
0内のガス管51等を打ち抜くことがある。
【0005】特に、ガス用フレキシブル管は、薄肉であ
るために上記釘56によって打ち抜かれ易い。これに対
して、従来では、配管51の施工中や施工後に、水圧試
験や気密試験を行って、配管51に損傷がないかどうか
検査している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、配管5
1を釘56で打ち抜いた時点では、釘56と配管51と
が密着しているために、上記気密試験などでは、釘打ち
抜きによる配管損傷が検出されることは少ない。この結
果、内装完了時には上記配管損傷を検出することができ
ず、マンションへの入居した後等,所定時間が経過した
後に、釘56と配管51との密着性が緩んでガスや水の
漏洩事故等が生じるとおそれがあるという問題がある。
【0007】また、仮に上記気密試験で直ちに不良が検
出される欠陥があったとしても、施工のタイミング上、
上記試験は仕上がかなり進捗した状況でなければ現実に
難しく、欠陥検出後の復旧工事に多大なロスが発生して
しまう。
【0008】さらに、上記気密試験などで圧力低下から
釘打ち抜きによる損傷があることが検出できたとして
も、気密試験だけでは打ち抜き箇所まで特定できないと
いう問題がある。従って、配管51に沿って別途,漏洩
箇所を特定する作業が必要となる。
【0009】なお、上記釘56の長さを、配管51を打
ち抜かない長さに予め設定しても、例えば、図4に示す
ように、設計時の配管51の敷設位置よりも実際に敷設
された配管51が上方に設置(図4中一点鎖線部分)さ
れることで配管51が釘56によって打ち抜かれること
がある。
【0010】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、簡易な方法によって釘による配管の打
ち抜きの有無及び打ち抜き箇所を工事進捗に合わせて検
出できる配管の釘打ち抜き検査方法を提供することを課
題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載された配管の釘打ち抜
き検査方法は、配管を通す空間に向けて打ち込まれた釘
の打ち込み側露出部と、上記空間内に配設された金属製
配管における上記空間からの露出部との間の導通試験を
行うことで、上記釘による配管損傷の有無を検査するこ
とを特徴としている。
【0012】ここで、上記金属製配管とは、例えば、ガ
ス管などであって、塩ビライニング管、被覆鋼管、ステ
ンレス・フレキシブル管、鋼管ペアチューブ管等からな
るものである。
【0013】本発明においては、配管は金属製であり、
また、釘が配管を打ち抜いた場合には釘と管とは密着し
ているものと考えられるため、釘の頭部等の釘の露出部
分と、配管空間から突き出た配管の末端部等の露出部分
との間の配管部分は、電気回路を構成する。
【0014】従って、上記両露出部間に対して通電し導
通試験を行い、導通状態となれば、釘による配管の打ち
抜き若しくは接触が生じていることが検知される。次
に、請求項2に記載された発明は、請求項1に記載され
た構成に対し、上記導通の度合によって釘による配管損
傷の度合を判定することを特徴としている。
【0015】上記のように、釘が金属製配管に接触又は
当該配管を打ち抜いていれば、釘の露出部と配管の露出
部との間は導通状態となるが、釘の先端部が配管に接触
しているだけでは、接触面積が小さいため導通の度合が
小さく、また、釘が金属製配管を打ち抜いている場合に
は、接触面積が大きいため導通の度合が大きい。
【0016】従って、導通の度合いにより、釘は単に配
管に接触しているだけなのか、それとも打ち抜いている
のかを判別することができる。また、施工中の検査であ
るため検査環境のことを考慮し、ブザー等を併設するこ
とで、検査場所の照度による目視の誤判断をなくすよう
にしている。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施の形態では、2重床に配設
されるガス管等の釘打ち抜き検査について説明する。
【0018】まず配管の配設等の構成について説明する
と、図1に示すように、床は二重床構造となっていて、
床スラブ1と床下地材であるパーティクルボード2との
間に配管空間3が形成され、その配管空間3内にガス用
のフレキシブル配管4が所定の配管ルートに沿って配設
される。その配設されたフレキシブル配管4の一端部
は、上記配管空間3から露出してガス湯沸器5に接続さ
れている。
【0019】また、上記パーティクルボード2の上に床
板を構成するベニア6が設置され、釘7によって上記パ
ーティクルボード2に留められている。上記ベニア6を
留める釘7は、パーティクルボード2を打ち抜いて、そ
の先端部7bが配管空間3に突出している。
【0020】この状態で、即ち、上記床板であるベニア
6の上に図示しないフロアリングブロック等の化粧板を
張りつける前に、本実施の形態においては、テスタ8
(検電器)によって配管4と上記釘7との間の導通試験
を行う。
【0021】この試験は、まず、テスタ8の一方のリー
ド線9の端部9aを、ガス湯沸器5に接続するために配
管空間3から露出している上記配管4の端部4aに対し
クランプ等によって連結する。
【0022】次に、上記テスタ8の他方のリード線10
の端部10aを、ベニア6を留めるために打ちつけた上
記釘7の打ち込み側露出部である頭部7aに順次,接触
させる。
【0023】そして、導通状態が検知された釘7は、配
管4に接触若しくは当該配管4を打ち抜いていると判定
する。このように、テスタ8の他方のリード線10の端
部10aを順次,釘7の頭部7aに接触させていくだけ
で、釘7による配管4の打ち抜きの有無が簡単に検出さ
れる。即ち、他の工事により打ち込んだ釘7により配管
4が損傷を受けていないかどうかが簡易かつ確実に検出
されて、内装工事完了後、即ち、入居した後でのガスの
漏洩事故を未然に防ぐことが可能になる。
【0024】しかも、配管4の損傷位置も同時に確定す
るので、その部分の床板等2,6だけを剥がして配管4
の補修工事等を行えば済むので作業性が良い。このと
き、上記テスタ8により測定した導通の度合が小さいけ
れば、単に配管4に釘7の先端部が接触しているだけで
あるので、配管4に損傷が発生していないと判断でき
る。この場合には、例えば、当該釘7を引き抜き、それ
よりも短い釘を打ち込むか、位置をずらして再度,釘打
ちを行う。即ち、この場合には、配管4の補修は不要と
なる。
【0025】ここで、上記テスタ8の他方のリード線1
0の端部10aを各釘7の頭に個々に接触させてもよい
が、毎回,作業員が屈んで接触作業をする必要がある。
これを避けるためには、例えば、図2に示すように、テ
スタ8の他方のリード線10の端部をローラ式にして棒
体12の先端部に取り付け、ローラ13を床面を転がす
ようにして順次,釘7の頭部7aに接触させる。このよ
うにすることで、作業員は屈まずに検査が出来るように
なる。
【0026】また、上記テスタ8による導通試験と並行
して、従来通りガス気密試験を行い、釘7の打ち抜き以
外の理由による配管4の損傷の有無を検査する。なお、
上記実施の形態では、配管4としてガス管を例に説明し
ているが、これに限定されず、水道管や電線管等の金属
製の配管であれば適用可能である。
【0027】また、上記実施の形態では、配管4を配設
する配管空間3が床部にある場合を例として説明してい
るが、これに限定されるものではない。例えば、天井裏
や間仕切壁内に配管空間を設け、天井や間仕切の仕上板
を留めるためなどに上記配管空間に向けて釘を打ち込む
などの工事を実施した場合等において、当該釘により配
管空間内の配管を打ち抜いたかどうかを検査する際にも
採用可能である。
【0028】要は、仕上材を留める等の他の工事ために
配管空間に向けて釘を打ち込む必要がある場合であれ
ば、本検査方法は採用可能である。また、上記実施の形
態では、テスタ8の針の振れや電流値によって導通の有
無を確認しているが、例えば、ブザーやランプ等の警報
装置8aを上記テスタ8に接続しておき、導通を検出し
たときには、ブザー音や光等によって作業員に知らせる
ようにしてもよい。
【0029】また、上記打ち込まれる釘7は、鉄丸釘に
限定されず、U字状の釘などの他の形状の釘であっても
構わない。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の配管
の釘打ち抜き検査方法では、施工中又は施工後に、簡易
かつ確実に釘による配管の打ち抜きの有無が検出できる
ので、釘打ち抜きによる配管の損傷に基づくガス等の漏
洩事故を未然に防止できるという効果がある。
【0031】このとき、請求項2に記載した発明を採用
すると、釘による配管の損傷の度合が検出できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る検査方法を説明する
ための側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るテスタの他方の端部
を説明するための図である。
【図3】釘による配管の打ち抜きを説明するための図で
ある。
【図4】釘による配管の打ち抜きを説明するための図で
ある。
【符号の説明】
3 配管空間 4 配管 4a 配管の端部(露出部) 7 釘 7a 釘の頭部(露出部) 8 テスタ 9,10 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪 信幸 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 村田 暁彦 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 永島 正俊 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 土屋 悟 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 中原 潔人 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 神野 正樹 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管を通す空間に向けて打ち込まれた釘
    の打ち込み側露出部と、上記空間内に配設された金属製
    配管における上記空間からの露出部との間の導通試験を
    行うことで、上記釘による隠蔽部の配管損傷の有無を非
    破壊で検査することを特徴とする配管の釘打ち抜き検査
    方法。
  2. 【請求項2】 上記導通試験による導通の度合によって
    釘による配管損傷の度合を判定することを特徴とする請
    求項1に記載された配管の釘打ち抜き検査方法。
JP6257496A 1996-03-19 1996-03-19 配管の釘打ち抜き検査方法 Pending JPH09257738A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6257496A JPH09257738A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 配管の釘打ち抜き検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6257496A JPH09257738A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 配管の釘打ち抜き検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09257738A true JPH09257738A (ja) 1997-10-03

Family

ID=13204219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6257496A Pending JPH09257738A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 配管の釘打ち抜き検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09257738A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018526656A (ja) 取付システム及び建築部材をマッピングする方法
JP2007285813A (ja) 超音波探傷装置および超音波探傷方法
JPH09257738A (ja) 配管の釘打ち抜き検査方法
JP2008180072A (ja) 建築基準法に基づく確認済証及び検査済証を取得することが可能なコンテナ
JP6033978B1 (ja) 鉄筋ガス圧接部測定用ゲージ
JPH08166314A (ja) 配管の損傷検知方法
JP4172546B2 (ja) 車両走行試験用接続システム
JP3736937B2 (ja) 床暖房用マット、床暖房用マット施工異常検査方法および検査装置並びに床暖房装置
EP0953810A2 (en) Template particularly for installing radiating panels and for testing the associated heating systems
JPH0763374A (ja) 空気調和機の室外機
JPH11160285A (ja) 磁気探傷装置
JP2001201477A (ja) 構造物保全支援システム
JPH10339461A (ja) 床暖房用マット施工異常検査方法および検査装置、並びに床暖房装置
US7140646B2 (en) Shield for wall penetration of flexible tubing
CN214170617U (zh) 一种隧道衬砌预埋槽道的接地连接结构
KR200327080Y1 (ko) 초음파 다중 탐상장치
JPH10293110A (ja) 配管損傷検知方法及び該方法の実施に用いられる継手
JP2007040103A (ja) 床下工事における基礎コンクリート補強金具
CN112727547A (zh) 一种隧道衬砌预埋槽道的接地连接结构及方法
JP2002045967A (ja) 鉄筋の溶接継手工法とその溶接部探傷方法
JP6522019B2 (ja) デッキプレート連結金具及びデッキプレート連結構造
JP3844605B2 (ja) 床暖房用マット
JP2005172809A (ja) ひび割れ検知材およびその製造方法、ひび割れ検知システムならびにひび割れ検知方法
JP3074300B2 (ja) 既存建物における閉鎖断面型鉄骨の亀裂検査方法
JP2005046848A (ja) パス間温度管理方法