JP4172546B2 - 車両走行試験用接続システム - Google Patents

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Description

本発明は、シャーシダイナモメータ等の走行試験装置上で走行する車両に対し、排気ガスを導出するための排ガス導出管や電気ケーブルを接続する際に好適に用いられる車両走行試験用接続システムに関するものである
室内で自動車等の車両を走行させ試験を行うための走行試験装置としてよく知られているものに特許文献1に示すようなシャーシダイナモメータや、より簡易な装置としてドラムテスタなどがある。
このような装置を用いて車両の性能試験その他特に車両の排ガス測定試験などを行う場合に、その車内には様々な試験装置(例えばドライバーズエイドやロボット)が搭載される。そしてそれらから延出される電気ケーブルや、或いは排気ガスを導出するための排ガス導出管は、車両が変わるたびに人手によりいちいち付け替えられている。
特開平6−201025号公報
すなわち本発明に係る車両走行試験用接続システムは、走行試験装置上で疑似走行する車両に対し、排気ガスを導出する排ガス導出管を接続するためのものであって、車両に取り付けるアタッチメントと、車両の排気管と前記排ガス導出管との間に介在してこれらを接続する中間配管とを備えてなり、前記アタッチメントが、前記排ガス導出管を支持する支持機構に設けられた位置決め部に嵌合する位置決め用基準部と、この位置決め用基準部が前記位置決め部に嵌合した状態において、前記中間配管の排ガス導出管に対する接続部を、排ガス導出管の中間配管に対する被接続部に正対する位置に保持する保持部とを備えていることを特徴とする。
本発明は、かかる不具合に鑑みてなされたものであって、この種の車両走行試験を行う際に少なくとも必要な排気ガスラインに係る接続作業を、従来に比べ省力化乃至自動化することのできる車両走行試験用接続システムを提供することをその主たる所期課題としたものである。
すなわち本発明に係る車両走行試験用接続システムは、走行試験装置上で疑似走行する車両に対し、排気ガスを導出する排ガス導出管を接続するためのものであって、車両に取り付けるアタッチメントと、車両の排気管と前記排ガス導出管との間に介在してこれらを接続する中間配管とを備えてなり、前記アタッチメントが、位置決め用基準部と、この位置決め用基準部に対し前記中間配管の排ガス導出管に対する接続部を所定の位置に保持する保持部とを備えていることを特徴とする。
このようなものであれば、中間配管の接続部を標準化しておけば、例え車種毎に排気管の位置や形状が異なったとしても、排ガス導出管を車種毎に変更することなく共通の排ガス導出管を用いることができる。また、アタッチメントによって排ガス導出管の接続位置が、位置決め基準部に対し常に一定の位置関係になるので、この位置決め基準部を利用することによって排ガス導出管の接続位置を機械的または電気的に自動特定し自動接続することが容易にできるようになる。
車両の制御や情報授受を行う電気ケーブルの接続に係る省力化や自動化をも同時に可能ならしめるには、前記保持部が、車両側から延出された中間ケーブルの先端に設けられて前記電気ケーブルに接続される接続コネクタをさらに保持するものであることが好ましい。
これに加えて、車両固定に係る作業の省力化や自動化をもできるようにするには、前記アタッチメントが、車両固定用のワイヤを接続するワイヤ接続部をさらに備え、そのワイヤ接続部が、前記位置決め用基準部に対し所定の位置に設定されているものが望ましい。
上述したアタッチメントを利用して、中間配管に排ガス導出管を接続するための好適な実施態様としては、前記排ガス導出管の中間配管に対する被接続部を支持する支持機構と、前記位置決め用基準部に係り合うことにより、前記支持機構の支持する被接続部を前記保持部に保持された接続部に接続可能な位置に位置決めする位置決め部とをさらに備えているものを挙げることができる。
より具体的には、前記支持機構が、位置決めされた状態で、前記被接続部を前記接続部に接続させる接続位置と前記接続部から離間させる離間位置との間で所定軌道に沿って移動させ得るものであればよい。
接続作業する際の車両の停止位置であるが、車両を走行試験装置の所定位置に配置した状態で排ガス導出管を中間配管に接続する場合もあるし、もちろん、別の場所(例えば走行試験装置の直前)で排ガス導出管を中間配管に接続し、その後、車両を走行試験装置上の所定位置に移動させる態様も考えられる。いずれの場合にも対応できるようにするには、前記支持機構が、被接続部を離脱可能に支持するものであることが好ましい。
位置決め部を利用して走行試験装置上での車両固定をも行えるようにし、構成の簡易化を図るには、前記位置決め部に車両固定用ワイヤの一端が接続してあり、前記位置決め用基準部に係り合った状態で車両固定用ワイヤを張設することで車両の固定を行えるように構成しているものが望ましい。
車両搬出入の邪魔にならないようにする具体的態様としては、前記位置決め部及び支持機構が一定の相対位置関係で、床に上下動可能に設けた基台に設置してあるものを挙げることができる。さらにこの基台を車両の前後方向に移動可能にしておけば、より好ましい。
車両に取り付けたアタッチメントの高さに拘わらず、車両固定用ワイヤを例えば水平に張設できるようにするには、車両固定用ワイヤの他端が前記基台に接続してあるものを考えることができる。
電気ケーブルを排ガス導出管と同時に接続できるようにし、さらなる省力化を図るには、前記支持機構が、前記中間配管の接続部に接続される排ガス導出管の被接続部と、前記電気ケーブルの接続コネクタに接続される被接続コネクタとを一体的に支持するものであればよい。
本発明の効果が特に顕著に奏される具体的実施態様としては、走行試験装置が一軸シャシダイナモメータであるものを挙げることができる。
このように本発明によれば、アタッチメント及びその所定位置に配設した中間配管を介在させることにより、車種が異なっても排ガス導出管を変更することなく接続することができ、しかもその接続位置を簡単に特定できるので、排ガス導出管の接続に係る作業の省力化及び自動化を大幅に促進することが可能になる。
以下に本発明の一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。なお、各図では理解の簡単のため、一部省略している構造もある。
本実施形態に係る車両走行試験用接続システムは、図1、図2等に示すように、測定室S内に配設した走行試験装置である一軸式のシャーシダイナモメータT(図1参照)上で自動車車両1を走行させ、排気ガス成分測定を少なくとも含む各種測定を行う際に、排気ガスを測定装置(図示しない)に導くための排ガス導出管2を、当該車両1の排気管11に接続し、あるいは、車内に搭載された走行制御装置(ロボット)等から延出される中間ケーブル6を、情報制御処理装置(図示しない)の電気ケーブル5に接続するために用いられるものである。
具体的にこのものは、図2〜図4に示すように、車両1側に配備される中間配管4及びアタッチメント3と、測定室S側に配備される支持機構8及び位置決め部9とを備えている。
中間配管4は、車両1の排気管11と排ガス導出管2との間に介在してこれらを接続するもので、湾曲可能な柔軟性を有するホース42と、そのホース42の基端を排気管11に取り付けるための取付具(図示しない)と、ホース42の先端部に設けた接続部たるパイプコネクタ41とを備えている。
アタッチメント3は、車両1のフックHに引っかけるなどして、当該車両1の後部に微動可能に取り付けられるもので、平板状をなす中央板31a及びその両側縁から一体に起立する側板31bを有したアタッチメント本体31と、そのアタッチメント本体31の後部中央から一体に起立する板状の保持部32と、前記各側板31bの後部内面から内方に突出するピン状の位置決め用基準部33とを備えている。前記保持部32は、車両1の進行方向に対して垂直に起立するもので、この保持部32に前記パイプコネクタ41が取着してある。またこの保持部32には、前記中間ケーブル6の先端部に取り付けた接続コネクタ61が、例えば前記パイプコネクタ41の側方に並べて(相対位置関係を一定にして)取着してある。なお、これら各コネクタ41、61は、車両進行方向に沿って後ろ向きに開口するように配置される。そして、少なくとも位置決め用基準部33と保持部32に支持されたコネクタ41、61との相対位置関係及び各コネクタ41、61の形状が、種類に拘わらず共通するように構成してある。逆に言えば、例えばアタッチメント本体31や、中間配管4の形状、大きさ等は、取り付ける車両1に対応させて種々異なるようにしてある。
一方、支持機構8及び位置決め部9は、測定室S内の床Fに上下動して突没し得るように設置した基台10(図4参照)上に設けてある。なお、この基台10には、後述するが、アタッチメント3の底面に接触して当該アタッチメント3を水平にするとともに支持機構8等に対する上下位置を定める水平矯正プレート101が設けてある。
支持機構8は、排ガス導出管2の先端に設けられた被接続部たる第2パイプコネクタ21と、前記電気ケーブル5の先端に設けられた被接続コネクタたる第2接続コネクタ51とを並べて支持する板状の第2保持部88を支持するものであり、その第2保持部88を車両1の進行方向に沿って直線状に進退させる進退装置たる一対のシリンダ機構81を備えている。これらシリンダ機構81は、そのボア部を前記基台10上に固定してあり、そのピストン部の先端で前記第2保持部88を車両1の進行方向に対して垂直に起立するように支持する。なお、この第2保持部88は、各コネクタ21、51を保持したまま、前記シリンダ機構81に対して離脱可能に構成してある。
位置決め部9は、前記位置決め用基準部33にがたなく嵌合可能な凹部91を外側面に有するブロック体状をなすもので、本実施形態では、前記支持機構8の両側方に一対を設けている。各位置決め部9は、基台10上に設けられ、車両進行方向及びその直交する方向に移動可能なXYステージ機構等の案内機構A1に案内され、図示しない駆動装置によって左右対称に移動するように構成されている。より具体的に説明すると、案内機構A1上には、車両進行方向に延びるチャネル部材A2が載置してあり、このチャネル部材A2における車両1側の端部に、位置決め部9がその一端部を嵌入させつつ、車両1側に抜脱可能に保持されている。各位置決め部9は、チャネル部材A2ごと、基台10上を車両進行方向及びその直交する方向に進退する。そして、前記アタッチメント3に設けた内向きピン状の位置決め用基準部33に各位置決め部9それぞれが嵌合した(係り合った)状態では、前記保持部32及び第2保持部88が正対する位置関係となる。この状態で支持機構8により、前記第2保持部88が第1保持部32と密着し、各コネクタ41、61及び51、21同士が密に接続される接続位置と、離間する離間位置との間で車両進行方向に沿って進退移動させ得るように構成してある。なお、第1保持部32と第2保持部88とには、液圧力等で自動離接操作が可能な自動マッチプレートを用いている。
一方、前記位置決め部9の反車両側の端部には、車両固定用ワイヤ7の一端が接続してあって、この位置決め部9がワイヤ接続部としての機能も担うように構成している。なお、図示しているワイヤ7は、社会通念上の意味と同様、鋼製の索条体であるが、本明細書でのワイヤとは、ロープ、ベルト、チェーンなど、湾曲可能な紐状体全般を広く意味するものとする。このワイヤ7の他端部は、基台10上に設置したウィンチドラムA3に巻き付けられて、巻き取り及び繰り出し可能に構成されている。またウィンチドラムA3のワイヤ繰り出し位置と、位置決め部9とはほぼ水平な位置関係に設定してあり、テンションをかけた状態ではワイヤ7は水平又は略水平に維持されるようにしてある。
このように構成した本実施形態に係る車両走行試験用接続システムの動作例を以下に説明する。なお、動作の概要は模式的に図5に示すが、この図5では簡単のため、模式的に描画しており、支持機構8や位置決め部9などの一部の構造の省略があるほか、外形などで図3、図4に示したものと若干の相違はある。
まず基台10を床下に収納した状態で、車両1を測定室S内に搬入する。なおこの時点では、基台10上にある位置決め部9は支持機構8に隣接して内側に位置し、支持機構8も縮んだ状態にある。
搬入は手押しや自走による場合もあるが、ここでは図示しないソーク室から自動搬送装置Pによって、車両1を頭から測定室Sに搬入するようにしている。この自動搬送装置Pは、図5に模式的に示すように、例えば車両1のフロント部に取り付けられてこれを引っ張るもので、位置センサ等により、アタッチメント3が基台10のやや前方に位置する予め定めた地点で車両1を自動停止させる(図5(a)に示す状態)。
次に、基台10の先端から突出する水平矯正プレート101がアタッチメント3の底面に密接するまで、基台10が自動上昇する。停止にはリミットスイッチ等を用いればよい。このことにより、アタッチメント3が水平になるとともに、その上下位置が設定される(図5(b)に示す状態)。
次に、各位置決め部9が案内機構A1に沿って車両進行方向に沿って移動して前後の位置の微調整を行い、その後、外側に移動して位置決め用基準部33に嵌合する。このとき若干ずれていても、位置決め部9に設けた凹部91や、位置決め用基準部33の先端部がテーパ状をなしているので、嵌合に伴ってアタッチメント3が移動して位置ずれが補正され、第1保持部32と第2保持部88とが正対する位置に位置決めされる。なお、位置決め部9と位置決め用基準部33とが嵌合すると、図3、図4に示すラッチ機構A5が作動して抜けを防止する。
次に、支持機構8(シリンダ機構81)が伸長して第2保持部88を第1保持部32に密着させ、各コネクタ41、61及び51、21同士を結合する。その後、シリンダ機構81と第2保持部88との結合を解除する。
次に、再度自動搬送装置Pが作動して、車両1をさらに前方に移動させ、駆動輪12をシャーシダイナモメータTの一軸ドラムD上に載置する。このとき、車両1の移動に連れもって、電気ケーブル5及び排ガス導出管2も延出され、弛んで垂れ下がった部分が床F上を這うことになるが、床F上には図3に示すように複数の柱状回転ローラA4を間欠的に配置して、引きずり抵抗が極力小さくなるようにしている。
そして図1に示すセンタリング装置CEが、駆動輪12をドラムDの直上に位置づける(センタリングする)。より具体的には、ドラムDの前後の床下から一対のローラCE1が、シリンダCE2よって相寄る向きに斜め上方に突出し、駆動輪12をドラムDの直上に位置づける。なお、このときセンタリング装置CEの作動を阻害しないように、自動搬送装置Pはフリー状態にある。
センタリング後、自動搬送装置Pがロック状態となり、その後、ウィンチドラムA3が回転し、車両固定用ワイヤ7にテンションを与えて後方から引っ張る。そして、この車両固定用ワイヤ7による後方からの引っ張り力と、その反力として前記自動搬送装置Pから与えられる前方からの引っ張り力とによって車両1は固定される(図5(c)に示す状態)。その後センタリング装置CEが床下に引き込まれ、車両走行試験が開始される。
車両走行試験後は、センタリング装置CEの動作を除き、前記と逆の動作で、最終的に車両1が測定室Sから自動搬出される。
したがって、このように構成した本実施形態に係る車両走行試験用接続システムによれば、例え車種毎に排気管11の位置や形状が異なったとしても、中間配管4によって共通の排ガス導出管2を用いることができる。しかもアタッチメント3の位置決め用基準部33を利用して、電気ケーブル5及び排ガス導出管2の接続位置を車種に拘わらず一定にしているので、車種判別といった複雑で間違う可能性の高い構成を採用することなく、簡単かつ確実に電気ケーブル5及び排ガス導出管2を自動接続することができる。また、車両1の排気管11から中間配管4を介して排ガス導出管2までが、漏れなく密に接続され、排気ガスを完全に取り込んで分析することができるため、この種の自動車性能試験用のシャシダイナモメータに適用してその効果が顕著になる。
さらに、車両1の固定をも自動化できる上、固定にあたってはワイヤ7が略水平に張設されるため、車両1にワイヤ7から上下方向の力が作用することなく、より精密な車両1の性能測定が可能になる。
またこのことにより、ライン接続等に係る作業を、従来に比べて大幅に省力化できるだけなく、車両自動搬出入装置、自動走行試験装置等と組み合わせることにより、車両1をソーク室から測定室Sに搬入し、走行試験をし、測定室Sから搬出するまでを全自動化する車両1の全自動試験システムを構成することが可能になる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では基台10が上下動のみするものであったが、これを前後方向(車両進行方向)に移動できるようにしてもよい。このような構成の場合の車両設置は、例えば以下のようにして行う(図6にその流れを模式的に示す)。なお、以下に示す部材について前記実施形態と対応するものには同一の符号を付している。
まず、ソーク室から前記自動搬送装置Pによって、車両1を頭から測定室Sに搬入し、車両1の駆動輪12がシャーシダイナモメータTの一軸ドラムD上に載置する位置まで移動させる(図6(a)に示す状態)。このときの位置決めは図示しない位置センサ等で行う。そして、センタリング装置CEで、駆動輪12をドラムDの直上に位置づける(センタリングする)。
次に、基台10が、アタッチメント3のやや後方の位置まで、やはり図示しない位置センサ等を利用して、前方に移動する(図6(b)に示す状態)。
その後のコネクタ結合に至る過程は前記実施形態と同様であるので省略する。
次に自動搬送装置がロック状態となるとともに、基台10が後方に移動すべく駆動される。このことにより、自動搬送装置と基台10とによって車両1が前後から引っ張られた状態で固定される(図6(c)に示す状態)。この例ではウィンチドラムA3や車両固定用ワイヤ7を不要にできる。もちろん、コネクタ結合後、基台10を再度後方に移動させ、ウィンチドラムA3及び車両固定用ワイヤ7で引っ張るようにしてもよい。
そしてセンタリング装置CEが床下に引き込まれ、車両走行試験が開始される。
車両走行試験後は、センタリング装置CEの動作を除き、前記と逆の動作で、最終的に車両1が測定室Sから自動搬出される。
また、車両1を後ろから搬入するようにしてもよい。このとき、基台10が上下動のみする構成の場合は、図7にその流れの一例を示すが、前記実施形態と前後方向が逆になるところはあるものの、基本的には動作は同じである。したがって詳細な説明は省略する。
また基台10が前後方向にも動く構成の場合は、図8にその流れの一例を示すが、基本的には前述した前方から車両1を入れる場合と、前後方向が逆になるところはあるものの、動作は同じである。したがってやはりこれについても説明は省略する。
その他にも、種々変形例が考えられる。例えば全てを全自動化せず、一部をオペレータが目視しながら直接操作乃至遠隔操作するようにしてもよい。このようにしてもなお、従来からみて大幅な省力化が可能である。
また、位置決め部と位置決め用基準部とは、機械的な方式であるならば、位置決めがなされるようにがたなく係り合えばよく、凹凸関係が逆の態様など種々の変形が可能である。さらに位置決め用基準部及び位置決め部を、例えばそれぞれ発光素子や受光素子などで形成し、光、音波等を用いた非接触方式で位置決めするようにしてもよい。
また、電気ケーブルが必要ない場合では、排ガス導出管と車両排気管を接続するだけの構成でも作業省力化という観点から十分な効果を奏し得るし、逆に電気ケーブルの接続のみの構成でも構わない。
もちろん基台は必ずしも必要なく、上下動させない態様も考えられるのは言うまでもない。
本発明の一実施形態におけるシャーシダイナモメータを示す模式図。 同実施形態における車両走行試験用接続システムを示す模式的斜視図。 同実施形態における車両走行試験用接続システムを示す模式的平面図。 同実施形態における車両走行試験用接続システムを示す模式的側面図。 同実施形態における車両搬入例を示す模式的流れ図。 本発明の他の実施形態における車両搬入例を示す模式的流れ図。 本発明のさらに他の実施形態における車両搬入例を示す模式的流れ図。 本発明のさらに他の実施形態における車両搬入例を示す模式的流れ図。
符号の説明
S・・・測定室
T・・・走行試験装置(シャーシダイナモメータ)
1・・・車両
11・・・排気管
2・・・排ガス導出管
21・・・被接続部(第2パイプコネクタ)
3・・・アタッチメント
32・・・保持部
33・・・位置決め用基準部
4・・・中間配管
41・・・接続部(パイプコネクタ)
5・・・電気ケーブル
51・・・被接続コネクタ
6・・・中間ケーブル
61・・・接続コネクタ
7・・・ワイヤ
8・・・支持機構
9・・・位置決め部(ワイヤ接続部)
F・・・床
10・・・基台

Claims (11)

  1. 走行試験装置上で疑似走行する車両に対し、排気ガスを導出する排ガス導出管を接続するためのものであって、
    車両に取り付けるアタッチメントと、
    車両の排気管と前記排ガス導出管との間に介在してこれらを接続する中間配管とを備えてなり、
    前記アタッチメントが、前記排ガス導出管を支持する支持機構に設けられた位置決め部に嵌合する位置決め用基準部と、
    この位置決め用基準部が前記位置決め部に嵌合した状態において、前記中間配管の排ガス導出管に対する接続部を、排ガス導出管の中間配管に対する被接続部に正対する位置に保持する保持部とを備えていることを特徴とする車両走行試験用接続システム。
  2. 前記車両に対し、当該車両の制御や情報授受を行う電気ケーブルを接続するためのものであって、
    前記保持部が、車両側から延出された中間ケーブルの先端に設けられて前記電気ケーブルに接続される接続コネクタをさらに保持するものである請求項1記載の車両走行試験用接続システム。
  3. 前記アタッチメントが、車両固定用のワイヤを接続するワイヤ接続部をさらに備え、そのワイヤ接続部が、前記位置決め用基準部に対し所定の位置に設定されている請求項1または2記載の車両走行試験用接続システム。
  4. 前記排ガス導出管の中間配管に対する被接続部を支持する支持機構と、
    前記位置決め用基準部に係り合うことにより、前記支持機構の支持する被接続部を前記保持部に保持された接続部に接続可能な位置に位置決めする位置決め部とをさらに備えている請求項1、2または3記載の車両走行試験用接続システム。
  5. 前記支持機構が、位置決めされた状態で、前記被接続部を前記接続部に接続させる接続位置と前記接続部から離間させる離間位置との間で所定軌道に沿って移動させ得るものである請求項4記載の車両走行試験用接続システム。
  6. 前記支持機構が、被接続部を離脱可能に支持するものである請求項4または5記載の車両走行試験用接続システム。
  7. 前記位置決め部に車両固定用ワイヤの一端が接続してあり、前記位置決め用基準部に係り合った状態で車両固定用ワイヤを張設することで車両の固定を行えるように構成している請求項4、5または6記載の車両走行試験用接続システム。
  8. 前記位置決め部及び支持機構が一定の相対位置関係で床に上下動可能に設けた基台に設置してある請求項4、5、6または7記載の車両走行試験用接続システム。
  9. 車両固定用ワイヤの他端が前記基台に接続してある請求項8記載の車両走行試験用接続システム。
  10. 前記中間配管の接続部に接続される排ガス導出管の被接続部と、前記電気ケーブルの接続コネクタに接続される被接続コネクタとを一体的に支持する支持機構と、
    前記位置決め用基準部に係り合うことにより、前記支持機構の支持する被接続部及び被接続コネクタを前記保持部に保持された接続部及び接続コネクタに接続可能な位置に位置決めする位置決め部とをさらに備えている請求項2記載の車両走行試験用接続システム。
  11. 走行試験装置が一軸シャシダイナモメータである請求項1乃至10いずれかに記載の車両走行試験用接続システム。
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