JP3736937B2 - 床暖房用マット、床暖房用マット施工異常検査方法および検査装置並びに床暖房装置 - Google Patents

床暖房用マット、床暖房用マット施工異常検査方法および検査装置並びに床暖房装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱媒体を流すための配管が内部に張り巡らされた床暖房用マット、およびその施工異常の検査方法、検査装置並びにこれと組み合わされる床暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、床暖房用マットの内部には、温水などの熱媒体を循環させるための配管が張り巡らされている。このような床暖房用マットを家屋等に床面下に設置する際には、通常、下地合板の上に床暖房用マットを敷設し、その上にフローリング材等の床材を釘等で固定して仕上げるようになっている。
【0003】
釘を打つべき箇所は、床暖房用マット内に所定間隔を空けて配列された小根太の存在する部分であり、床暖房用マット内の配管は、これら小根太の存在する箇所を避けるように張り巡らされている。また床暖房用マットの表面のうち小根太の存在する箇所に対応する部分には、通常、当該箇所の識別を容易にするための色付け等が施されている。
【0004】
床材を釘で固定する作業は、この色付け等を目安に、小根太の存在する箇所を目視で確認しながら行うが、誤って小根太以外の箇所や配管のある箇所に釘を打ち込んでしまうことがある。また、釘が配管を貫通した場合は漏水等につながるが、配管に釘が刺さったままの状態では温水等がすぐには漏れないので損傷を与えた事自体に作業者が気付かない場合もある。
【0005】
このため、床材固定用の釘が床暖房用マット内の配管に損傷を与えているか否かを施工後に検査する検査方法や検査装置が従来から種々提案されている。
【0006】
特開平5−180723号公報には、釘が配管を貫通しているか否かを電気的導通の有無によって検査する装置が開示されている。この装置では、床暖房用温水マットの表面に導電性シートを積層しておき、当該導電性シートと配管内の温水との間の電気的導通の有無によって、釘が配管を貫通しているか否かを検査するようになっている。
【0007】
また特開平2−293542号公報には、配管の内面と外面にそれぞれ導電性層を被覆し、これら導電性層間の導通の有無を基にして、釘が配管を貫通したか否かを検出する技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の技術では、打ち込まれた釘が配管を貫通したか否かを釘の打ち込み後に検査できるが、釘を打つ前に、当該箇所が小根太上の適正な釘打ち箇所か否かを調べることはできないので、その判別はもっぱら床暖房用マットの表面に施された色付け箇所を目安に作業者が目視で行うことになっている。
【0009】
しかしながら、床材を床暖房用マットの上に配置すると当該色付け箇所が床材に覆われ隠れてしまうので、実際に釘を打つ際にその箇所が小根太上か否かを的確に判断することが難しいという問題があった。
【0010】
また、従来の技術では、配管を貫通しない場合には、釘が小根太の存在する領域以外の箇所に打ち込まれた場合であってもこれを検知することができない。このため、小根太以外の箇所に打ち込まれた釘が放置されることがあり、経年変化等によって床暖房用マットが収縮した場合に、釘で固定された床材と収縮した床暖房用マットの間に隙間ができて、床なりが発生するという問題があった。
【0011】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、その第1の目的は、床材固定用の釘を打ち込むべき箇所として予め定められた打込指定領域を床材の上から釘を打ち込む前に検知し得る床暖房用マットを提供することにあり、第2の目的は、打込指定領域以外の箇所に釘が打ち込まれているか否か施工後に検知し得る床暖房用マット施工異常検査方法および検査装置を提供することにあり、さらに第3の目的は、床暖房用マット施工異常検査装置によって行われる検査が省略されることを防止し得る床暖房装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]熱媒体を流すための配管(12)が内部に張り巡らされた床暖房用マット(10)において、
当該床暖房用マット(10)のうち床材(22)固定用の固定部材を打ち込むべき箇所として予め定められた打込指定領域を示す磁性材料から成る磁性層(15)を設け、床材(22)で覆った上から前記磁性層(15)の存する箇所を磁気的に検知することにより直下に前記打込指定領域が存在するか否かを床材(22)の上から判別し得るようにしたことを特徴とする床暖房用マット(10)。
【0013】
[2]熱媒体を流すための配管(12)が内部に張り巡らされた床暖房用マット(10)のうち床材(22)固定用の固定部材を打ち込むべき箇所として予め定められた打込指定領域を前記床暖房用マット(10)を床材(22)で覆った上から検出する打込指定領域検出方法において、
前記床暖房用マット(10)のうち前記打込指定領域のみに磁性材料から成る磁性層(15)を設け、
前記床暖房用マット(10)を覆う床材(22)の上から前記磁性層(15)の存する箇所を磁気的に検知することにより直下に前記打込指定領域が存在するか否かを床材(22)の上から検出することを特徴とする打込指定領域検出方法。
【0014】
[3]熱媒体を流すための配管(12)が内部に張り巡らされた床暖房用マット(10)上に床材(22)を固定するための磁性材料から成る固定部材がこれを打ち込むべき箇所として予め定められた前記床暖房マット上の打込指定領域以外の箇所に打ち込まれているか否かを検査する床暖房用マット(10)施工異常検査方法において、
前記床暖房用マット(10)のうち前記打込指定領域のみに磁性材料から成る磁性層(15)を設け、
前記床暖房用マット(10)を覆う床材(22)の上から磁性材料の存する箇所を磁気的に検知し、
前記磁性材料が床材(22)の下に存在すると検知された箇所の出現パターンを基にして検知された磁性材料が前記打込指定領域に設けられた磁性層(15)であるか打込指定領域以外の箇所に打ち込まれた前記固定部材であるかを判別することで打込指定領域以外の箇所に固定部材が打ち込まれているか否かを検査することを特徴とする床暖房用マット(10)施工異常検査方法。
【0015】
[4]熱媒体を流すための配管(12)が内部に張り巡らされた床暖房用マット(10)上に床材(22)を固定するための磁性材料から成る固定部材がこれを打ち込むべき箇所として予め定められた前記床暖房マット上の打込指定領域以外の箇所に打ち込まれているか否かを検査する床暖房用マット施工異常検査装置(30)において、
前記床暖房用マット(10)のうち前記打込指定領域のみに磁性材料から成る磁性層(15)を形成し、前記床暖房用マット(10)を覆う床材(22)の上から磁性材料の存する箇所を磁気的に検知する磁性材料検知手段(44)と、前記磁性材料検知手段(44)によって磁性材料が床材(22)の下に存在すると検知された箇所の出現パターンを基にして検知された磁性材料が前記打込指定領域に設けられた磁性層(15)であるか打込指定領域以外の箇所に打ち込まれた前記固定部材であるかを判別する固定部材検出手段(46、47)とを設け、打込指定領域以外の箇所に固定部材が打ち込まれているか否かを検査することを特徴とする床暖房用マット施工異常検査装置(30)。
【0016】
[5]前記打込指定領域は、小根太(14)の存する箇所であることを特徴とする[1]記載の床暖房用マット(10)。
【0017】
[6][4]記載の床暖房用マット施工異常検査装置(30)と組み合わされる床暖房装置(100)において、
前記床暖房用マット施工異常検査装置(30)から磁性材料で構成された固定部材が前記打込指定領域以外の箇所に打ち込まれていない旨を表した検査合格信号(48)を受けとるまでの間、前記床暖房用マット(10)に前記熱媒体を加熱して循環供給する暖房動作を禁止する暖房動作禁止手段(110)を具備することを特徴とする床暖房装置(100)。
【0018】
[7]前記床暖房装置(100)は遠隔操作のためのリモコン操作部(120)を備え、前記床暖房用マット施工異常検査装置(30)は前記リモコン操作部(120)を介して前記床暖房装置(100)に接続されることを特徴とする[6]記載の床暖房装置(100)。
【0019】
[8]前記床暖房装置(100)は前記検査合格信号(48)を受け取り済みか否かを記憶するための記憶手段(113)を備え、当該記憶手段(113)の記憶内容を基にして前記暖房動作を禁止すべきか否かを判別することを特徴とする[6]または[7]記載の床暖房装置(100)。
【0020】
[9]前記検査合格信号(48)は、雑音または検査結果を偽るための疑似信号との誤認防止用に所定の識別情報を含むことを特徴とする[6]、[7]または[8]記載の床暖房装置(100)。
【0021】
前記本発明は次のように作用する。
熱媒体を流すための配管(12)が内部に張り巡らされた床暖房用マット(10)のうち床材(22)固定用の固定部材を打ち込むべき箇所として予め定められた打込指定領域のみに磁性材料から成る磁性層(15)を設ける。そして、床材(22)で覆った上から磁性層(15)の存する箇所を磁気的に検知することで、打込指定領域が床材(22)の直下に存在するか否かを床材(22)の上から判別する。これにより、作業者の勘に頼ることなく釘を打ち込む前に各箇所が打込指定領域か否かを判別することができ、誤った箇所に釘打ちしてしまうことを防止できる。
【0022】
また、床暖房用マット(10)を覆う床材(22)の上から磁性材料の存する箇所を磁気的に検知し、当該検知された磁性材料の存する箇所の出現パターンを解析することにより、検知された磁性材料が打込指定領域に形成された磁性層(15)か、釘等の固定部材であるかを識別する。
【0023】
たとえば、小根太(14)に合わせて磁性層(15)を帯上に形成しておけば、磁性材料の検知された箇所の出現パターンが帯状に現れた場合には、当該箇所を打込指定領域として認識する。一方、帯状の領域以外の箇所で磁性材料が検出された場合には、これを誤った箇所に打ち込まれた釘等の固定部材であると判別する。
【0024】
このように打込指定領域にのみ磁性材料の層を設けておけば、検知された箇所の出現パターンに基づいて打込指定領域以外の不適当な箇所に釘が打ち込まれているか否かを検出することができる。
【0025】
さらに、上述の検査方法を用いた床暖房用マット施工異常検査装置(30)と組み合わされる床暖房装置(100)に暖房動作禁止手段(110)を設け、床暖房用マット施工異常検査装置(30)から磁性材料で構成された釘等の固定部材が打込指定領域以外の箇所に打ち込まれていない旨を表した検査合格信号(48)を受けとるまでの間、床暖房用マット(10)に温水等の熱媒体を加熱して循環供給する暖房動作を禁止する。これにより施工異常のある床暖房用マット(10)がそのまま放置される等の不完全な工事を防止することができる。
【0026】
また床暖房用マット施工異常検査装置(30)を床暖房装置(100)の有するリモコン操作部(120)を介して接続する。通常、リモコン操作部(120)は、床暖房用マット(10)の敷設される箇所の近傍に配置されるので、床暖房用マット施工異常検査装置(30)による検査を円滑に進めることができる。
【0027】
さらに、床暖房装置(100)に、検査合格信号(48)を受け取り済みか否かを記憶するための不揮発性メモリ(113)を設け、当該不揮発性メモリ(113)の記憶内容を基にして暖房動作を禁止すべきか否かを判別する。これにより、床暖房装置(100)の電源が断となった場合でも検査結果を保持することができ、停電等にも適切に対応することができる。
【0028】
また、検査合格信号(48)を、検査結果を偽るための疑似信号または雑音と誤認することのないコード情報等の識別情報を含む形式にすることで、検査結果を偽る等の手抜き工事を防止することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
各図は本発明の一実施の形態を示している。
図1および図2に示すように、床暖房用マット10は、発泡ポリエチレン等から成る基材シート11の内部に温水等の熱媒体を通すための架橋ポリエチレンパイプから成る配管12が蛇行しながら一巡するように張り巡らされている。床暖房用マット10の端部には、内部の配管12へ温水を送り込むための注入口と、配管12を一巡した温水を排出するための排出口とを備えたヘッダ部16が有り、当該ヘッダ部16を介して温水の供給元である図示しない床暖房装置と床暖房用マット10は接続される。
【0030】
また、床暖房用マット10内には、配管12の合間を縫って小根太14が内装されており、床暖房用マット10の表面のうち小根太14の上部に対応する箇所には、磁性材料からなる磁性シート15が積層されている。なお、床暖房用マット10の厚みは約12ミリであり、配管12の外径は約7.2ミリ、内径は約5ミリになっている。
【0031】
床暖房用マット10を床面に取り付ける際には、まず下地合板の上に床暖房用マット10広げて敷き込み、その上にフローリング材等の床材22を敷設し、床材22のつなぎ目部分に釘等の固定部材を下地合板に至るまで打ち込むことで固定するようになっている。フローリング材等の床材22を床暖房用マット10上に固定するための釘は、鉄等の磁性材料からなり、小根太の存在する箇所、すなわち磁性シート15の張り付けられている箇所(打込指定領域)に本来、打ち込まれるようになっている。
【0032】
図3は、本発明の一実施の形態にかかる床暖房用マット施工異常検査装置の回路構成を示したものである。床暖房用マット施工異常検査装置30は、検査動作を統括して制御する検査処理統括制御部41を備えており、検査処理統括制御部41には、検査の開始や停止、および各種の設定操作を行うためのスイッチ類の配された操作部42と、検査結果等を表示するための表示部43が接続されている。ここでは表示部43として液晶ディスプレイを用いている。
【0033】
また床暖房用マット施工異常検査装置30は、磁性材料の有無を検知する磁性材料検知部44と、磁性材料検知部44の床暖房用マット10上における移動距離を計測する移動距離検知部45とを有する。磁性材料検知部44、移動距離検知部45は、施工後の床材の上を自在に移動可能な図示しないセンサボックスに収められており、移動距離検知部45は当該センサボックスに取り付けられたローラの回転数によって移動距離を計測するようになっている。
【0034】
打込指定領域識別部46は、磁性材料検知部44によって検知された磁性材料の出現パターンを基にして、検知された磁気材料が小根太14上に積層された磁性シート15であるか否かを識別する回路部分である。固定部材識別部47は、打込指定領域識別部46が磁性シート15であると識別した箇所以外で磁性材料が検知されたとき、当該磁性材料を小根太14以外の箇所に打ち込まれた釘等の固定部材であると判定する回路部分である。
【0035】
たとえば、一定幅の磁性材料が一定の間隔ごとに検出されたとき、打込指定領域識別部46は、それらを磁性シート15として判別する。または、離散的に存在せず、所定面積以上に渡って磁性材料が連続的に検知されたときそれらを磁性シート15と判別するようになっている。
【0036】
固定部材識別部47は、打込指定領域識別部46が磁性シート15であると判定した領域以外で検知された磁性材料を釘等と判別したり、磁性材料が離散的に検知されたときそれらを小根太14以外の箇所に打ち込まれた釘等であると判定するようになっている。なお、検査の合否を表した検査結果信号48が固定部材識別部47から出力される。
【0037】
図3に示した検査処理統括制御部41、打込指定領域識別部46、固定部材識別部47等はCPU(中央処理装置)、ROM(リード・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)を主要部とする回路から構成されている。
【0038】
次に作用を説明する。
下地合板の上に床暖房用マット10を敷き込み、その上に床材を配置すると、床暖房用マット10は床材に覆われるので、小根太14の存在する箇所を目視によって直接的に確認することができなくなる。そこで、施工の際には、これから釘を打ち込む箇所が小根太14の存在する打込指定領域内か否かを、床暖房用マット施工異常検査装置30によって逐次確認しながら釘打ち作業を行う。
【0039】
磁気は床材を通過するので、床材で覆った上からでも磁性材料の存在する箇所を検知することができる。したがって、小根太14の存在する箇所にのみ磁性シート15を積層しておけば、床材で覆われた上からでも、磁性材料の有無により当該箇所が小根太14の存在する打込指定領域であるか否かを認識することができる。これにより、釘等を小根太14の存在する箇所以外に誤って打ち込むことを防止することができる。
【0040】
床材を固定する作業を終えた後の検査では、検知された磁性材料の出現パターンを基にして、当該検知された磁性材料が磁性シート15であるか否かが識別される。ここでは、図2に示すように磁性シート15を帯状に設けてあるので、磁性材料の出現パターンが帯状に現れるか否かによって、検知された磁性材料が磁性シート15か否かを識別している。
【0041】
すなわち、移動距離検知部45によってセンサボックスの移動距離を検知し、打込指定領域識別部46での検知の有無と移動距離検知部45で計測された移動距離の情報とを基にして、磁性材料が帯状に広がっているか否かを判定する。
【0042】
固定部材識別部47は、打込指定領域識別部46によって磁性シート15であると判定された領域以外で磁性材料が検知されたとき、それを釘等の固定部材であると判別し、検査が不合格である旨を表示部43上に表示するとともに所定の警告音を鳴らす。一方、磁性シート15以外の箇所で磁性材料が検出されなかったときは、検査合格を表示部43に表示するとともに、その旨を表した検査結果信号48を出力する。
【0043】
次に、床暖房用マット施工異常検査装置30と組み合わせて用いる床暖房装置本体100について説明する。
図4は、床暖房用マット10、床暖房用マット施工異常検査装置30および床暖房装置本体100を互いに接続した状態を模式的に示している。床暖房装置本体100と床暖房用マット10は、温水の供給と床暖房用マット10内を一巡した温水の回収を行うための接続用配管101で接続されている。また床暖房用マット施工異常検査装置30からの検査結果信号48は床暖房装置本体100へ入力されている。
【0044】
床暖房装置本体100は、床暖房用マット施工異常検査装置30から施工異常のない旨を表した検査結果信号48が入力されるまでの間、温水を床暖房用マット10へ供給する通常の暖房動作を禁止する検査合格確認部110を備えている。
【0045】
図5は、図4に示した床暖房装置本体100の概略構成を示している。床暖房装置本体100は、検査結果信号48を伝送する信号線の接続される検査端子111と、暖房動作の禁止および当該禁止の解除を行う検査処理制御部112と、検査合格を表した検査結果信号48をすでに床暖房用マット施工異常検査装置30から受け取ったか否かを記憶するための不揮発性メモリ113とを備えている。また床暖房装置本体100は、床暖房用に水を加熱する図示しない燃焼部の制御を行う燃焼制御部114と、加熱された水を床暖房用マット10へ送るポンプ等から成る循環制御部115を備えている。
【0046】
図6は、床暖房装置本体100の行う動作の流れを示している。床暖房装置本体100は、床暖房用マット施工異常検査装置30から検査結果信号48を受け取ると(ステップS301;Y)、入力された検査結果信号48が真正な信号か否かを判別する(ステップS302)。
【0047】
検査結果信号48は、予め定められた形式にコード化された誤り検出符号付きのディジタル信号であり、床暖房装置本体100は当該コード情報が到来したか否かにより信号が真正か否かを判別するとともに、コードに付加されている誤り検出符号を基にして伝送誤りの発生の有無を調べる。
【0048】
検査結果信号48としてこのようなコード情報を用いることにより、作業者が擬似的な信号を入力して検査結果を偽ることや、雑音等により検査結果を誤認するが防止される。
【0049】
真正な検査結果信号48であり(ステップS302;Y)、かつその内容が検査合格を表しているとき(ステップS303;Y)、検査処理制御部112は検査合格済みを示す情報を不揮発性メモリ113に登録する(ステップS304)。検査結果信号48が検査不合格を示しているときは、検査合格を示す情報を削除する(ステップS305)。これにより、一度、不揮発性メモリ113に検査合格済みが登録されている場合であっても、再度の検査で不合格になったときには、検査合格済みの登録が取り消される。
【0050】
なお、床暖房装置本体100に接続される床暖房用マット10が複数ある場合には、各床暖房用マット10ごとに検査の合否が不揮発性メモリ113へ登録される。この場合、床暖房用マット施工異常検査装置30は、検査結果信号48に検査対象となる床暖房用マット10の識別番号を付加する。また接続される床暖房用マット10の個数等を床暖房装置本体100へ予め登録しておく。床暖房装置本体100は、合格を示す検査結果信号48を受けたとき、検査合格を示す情報を検査結果信号48に付されている識別番号と組にして不揮発性メモリ113へ登録する。
【0051】
図7は、通常の暖房動作を開始する際における床暖房装置本体100の動作の流れを示している。リモコン操作部等から床暖房の開始指示を受けると(ステップS401;Y)、床暖房装置本体100は、不揮発性メモリ113に検査合格済みが登録されているか否かを調べる(ステップS402)。接続されているすべての床暖房用マット10について検査合格済みが登録されているとき(ステップS402;Y)、床暖房装置本体100は、燃焼制御部114、循環制御部115を機能させて床暖房動作を開始する(ステップS403)。
【0052】
一方、温水を供給すべき床暖房用マット10のうちいずれか1つでも不揮発性メモリ113に検査合格済みが登録されていないときは(ステップS402;N)、検査の合格が未登録である旨を示す警告をリモコン操作部へ表示するとともに、所定の警告音を鳴らす(ステップS404)。
【0053】
このように、検査合格済みが登録されていないときは、通常の床暖房動作を禁止するので、施工時に小根太14の存在しない箇所に釘が打ち込まれたか否かの検査を省略したり、また検査結果を偽るような手抜き工事を防止することができる。
【0054】
次に、床暖房装置本体100に床暖房用マット施工異常検査装置30を接続する際の各種態様を示す。図4に示したものでは、床暖房用マット施工異常検査装置30を床暖房装置本体100の外部に独立に設け、床暖房用マット施工異常検査装置30からの信号線を床暖房装置本体100に接続している。これに対して図8では、床暖房用マット施工異常検査装置30のうち磁性材料検知部44、移動距離検知部45の収められたセンサボックス部を除く回路部分を床暖房装置本体100の内部に設けて一体化してある。センサボックスと床暖房装置本体100はリード線を通じて接続される。
【0055】
図9では、床暖房装置本体100の有するリモコン操作部120に床暖房用マット施工異常検査装置30のセンサボックスを除く回路部分を組み込み、センサボックスはリード線を通じてリモコン操作部120に接続されるようになっている。
【0056】
図10、図11では、床暖房用マット施工異常検査装置30を独立して設け、床暖房用マット施工異常検査装置30からの検査結果信号48をリモコン操作部120に接続し、当該信号をリモコン操作部120を介して床暖房装置本体100に伝送するようになっている。図10では、検査合格確認部110をリモコン操作部120の内部に、図11では検査合格確認部110を床暖房装置本体100の内部にそれぞれ配置してある。
【0057】
リモコン操作部120は、通常、床暖房用マット10の敷設される部屋の壁等に設置されるので、リモコン操作部120に床暖房用マット施工異常検査装置30からの検査結果信号48を接続したり、リモコン操作部120に床暖房用マット施工異常検査装置30のセンサボックスを接続することで、信号線の接続作業が容易になり検査作業の効率を高めることができる。
【0058】
以上説明した実施の形態では、磁性材料から成る磁性シートを打込指定領域に積層したが、磁性材料を含有する塗料を打込指定箇所のみに塗布するようにしてもよい。また実施の形態では、磁性材料が帯状に出現した際に、これを磁性シート15と判定するようにしたが、磁性材料の出願パターンが離散的な場合に、釘等であると判定するようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】
本発明にかかる床暖房用マットおよび当該床暖房用マットを検査対象とする打込指定領域検出方法によれば、床材固定用の固定部材を打ち込むべき箇所として予め定められた打込指定領域のみに磁性材料から成る磁性層を設け、床材で覆った上から磁性層の存する箇所を磁気的に検知するので、打込指定領域が床材の直下に存在するか否かを床材の上から判別することができる。このため、作業者の勘に頼ることなく釘を打ち込む前に各箇所が打込指定領域か否かを判別することができ、誤った箇所に釘打ちしてしまうことを防止できる。
【0060】
また本発明にかかる床暖房用マット施工異常検査方法および検査装置では、床暖房用マットを覆う床材の上から磁性材料の存する箇所を磁気的に検知し、当該検知された磁性材料の存する箇所の出現パターンを解析することで検知された磁性材料が打込指定領域に形成された磁性層であるか磁性材料から成る釘等の固定部材であるかを識別したので、施工後に釘等の固定部材が打込指定領域以外の箇所に打ち込まれているか否かを検査することができる。
【0061】
さらに床暖房用マット施工異常検査装置と組み合わされる床暖房装置において、床暖房用マット施工異常検査装置から検査合格信号を受け取るまでの間、温水を床暖房用マットに供給しないよう通常の暖房動作を禁止したので、施工異常のある床暖房用マットがそのまま放置される等の手抜き工事を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る床暖房用マット上に床材を敷設した状態を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る床暖房用マットを示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る床暖房用マット施工異常検査装置の回路構成を示したブロック図である。
【図4】床暖房用マット、床暖房用マット施工異常検査装置および床暖房装置本体を互いに接続した状態を模式的に示した説明図である。
【図5】図4に示した床暖房装置本体の概略構成を示す説明図である。
【図6】床暖房装置本体の行う検査補助動作の流れを示す流れ図である。
【図7】通常の暖房動作を開始する際に床暖房装置本体の行う動作の流れを示す流れ図である。
【図8】床暖房装置本体に床暖房用マット施工異常検査装置を接続する際の一態様を示す説明図である。
【図9】床暖房装置本体に床暖房用マット施工異常検査装置を接続する際の一態様を示す説明図である。
【図10】床暖房装置本体に床暖房用マット施工異常検査装置を接続する際の一態様を示す説明図である。
【図11】床暖房装置本体に床暖房用マット施工異常検査装置を接続する際の一態様を示す説明図である。
【符号の説明】
10…床暖房用マット
11…基材シート
12…配管
14…小根太
15…磁性シート
22…床材
30…床暖房用マット施工異常検査装置
44…磁性材料検知部
45…移動距離検知部
46…打込指定領域識別部
47…固定部材識別部
48…検査結果信号
100…床暖房装置本体
110…検査合格確認部
113…不揮発性メモリ
120…リモコン操作部

Claims (9)

  1. 熱媒体を流すための配管が内部に張り巡らされた床暖房用マットにおいて、
    当該床暖房用マットのうち床材固定用の固定部材を打ち込むべき箇所として予め定められた打込指定領域を示す磁性材料から成る磁性層を設け、床材で覆った上から前記磁性層の存する箇所を磁気的に検知することにより直下に前記打込指定領域が存在するか否かを床材の上から判別し得るようにしたことを特徴とする床暖房用マット。
  2. 熱媒体を流すための配管が内部に張り巡らされた床暖房用マットのうち床材固定用の固定部材を打ち込むべき箇所として予め定められた打込指定領域を前記床暖房用マットを床材で覆った上から検出する打込指定領域検出方法において、
    前記床暖房用マットのうち前記打込指定領域のみに磁性材料から成る磁性層を設け、
    前記床暖房用マットを覆う床材の上から前記磁性層の存する箇所を磁気的に検知することにより直下に前記打込指定領域が存在するか否かを床材の上から検出することを特徴とする打込指定領域検出方法。
  3. 熱媒体を流すための配管が内部に張り巡らされた床暖房用マット上に床材を固定するための磁性材料から成る固定部材がこれを打ち込むべき箇所として予め定められた前記床暖房マット上の打込指定領域以外の箇所に打ち込まれているか否かを検査する床暖房用マット施工異常検査方法において、
    前記床暖房用マットのうち前記打込指定領域のみに磁性材料から成る磁性層を設け、
    前記床暖房用マットを覆う床材の上から磁性材料の存する箇所を磁気的に検知し、
    前記磁性材料が床材の下に存在すると検知された箇所の出現パターンを基にして検知された磁性材料が前記打込指定領域に設けられた磁性層であるか打込指定領域以外の箇所に打ち込まれた前記固定部材であるかを判別することで打込指定領域以外の箇所に固定部材が打ち込まれているか否かを検査することを特徴とする床暖房用マット施工異常検査方法。
  4. 熱媒体を流すための配管が内部に張り巡らされた床暖房用マット上に床材を固定するための磁性材料から成る固定部材がこれを打ち込むべき箇所として予め定められた前記床暖房マット上の打込指定領域以外の箇所に打ち込まれているか否かを検査する床暖房用マット施工異常検査装置において、
    前記床暖房用マットのうち前記打込指定領域のみに磁性材料から成る磁性層を形成し、前記床暖房用マットを覆う床材の上から磁性材料の存する箇所を磁気的に検知する磁性材料検知手段と、前記磁性材料検知手段によって磁性材料が床材の下に存在すると検知された箇所の出現パターンを基にして検知された磁性材料が前記打込指定領域に設けられた磁性層であるか打込指定領域以外の箇所に打ち込まれた前記固定部材であるかを判別する固定部材検出手段とを設け、打込指定領域以外の箇所に固定部材が打ち込まれているか否かを検査することを特徴とする床暖房用マット施工異常検査装置。
  5. 前記打込指定領域は、小根太の存する箇所であることを特徴とする請求項1記載の床暖房用マット。
  6. 請求項4記載の床暖房用マット施工異常検査装置と組み合わされる床暖房装置において、
    前記床暖房用マット施工異常検査装置から磁性材料で構成された固定部材が前記打込指定領域以外の箇所に打ち込まれていない旨を表した検査合格信号を受けとるまでの間、前記床暖房用マットに前記熱媒体を加熱して循環供給する暖房動作を禁止する暖房動作禁止手段を具備することを特徴とする床暖房装置。
  7. 前記床暖房装置は遠隔操作のためのリモコン操作部を備え、前記床暖房用マット施工異常検査装置は前記リモコン操作部を介して前記床暖房装置に接続されることを特徴とする請求項6記載の床暖房装置。
  8. 前記床暖房装置は前記検査合格信号を受け取り済みか否かを記憶するための記憶手段を備え、当該記憶手段の記憶内容を基にして前記暖房動作を禁止すべきか否かを判別することを特徴とする請求項6または7記載の床暖房装置。
  9. 前記検査合格信号は、雑音または検査結果を偽るための疑似信号との誤認防止用に所定の識別情報を含むことを特徴とする請求項6、7または8記載の床暖房装置。
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