JPH09256428A - 初期動作を有する水抜栓駆動モーターの制御装置 - Google Patents

初期動作を有する水抜栓駆動モーターの制御装置

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JPH09256428A
JPH09256428A JP7112796A JP7112796A JPH09256428A JP H09256428 A JPH09256428 A JP H09256428A JP 7112796 A JP7112796 A JP 7112796A JP 7112796 A JP7112796 A JP 7112796A JP H09256428 A JPH09256428 A JP H09256428A
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relay
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JP7112796A
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Hiroyuki Kato
博之 加藤
Kunihito Kondo
邦仁 近藤
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HIKARI GOKIN SEISAKUSHO KK
Hikari Gokin Co Ltd
Original Assignee
HIKARI GOKIN SEISAKUSHO KK
Hikari Gokin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーターに流れる過電流を検出して水抜栓を
停止する制御装置において、電源投入時にも水抜栓の状
態と表示ランプを一致させる初期動作を有する水抜栓駆
動モーターの制御装置を提供することにある。 【解決手段】 直流電源の極性を切り替えるラッチング
リレーと、モーターを駆動して水抜栓を一方の状態から
駆動し、モーターに流れる過電流を検出して導通してい
た検出リレーを遮断してモーターの電流を断つ制御装置
において、電源投入時には直流電源の極性を切り替える
ラッチングリレーを反転し検出リレーを導通してモータ
ーを駆動し、一定時間後までにモーターに過電流がない
と直流電源の極性を切り替えるラッチングリレーを復帰
してそれまでと逆方向に水抜栓を駆動し、他方の状態に
なってモーターに流れる過電流を検出して導通していた
検出リレーを遮断してモーターの電流を断つ初期動作を
有する水抜栓駆動モーターの制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道管の凍結防止のた
めに寒冷地で使用する水抜栓を駆動するモーターの制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、寒冷地の水道管内の水の凍結
を防止するために水抜栓が採用されている。水抜栓は内
部に弁座を有する弁箱を地中に埋設し、その中を移動す
る弁体をロッドを介して地上に延長したスピンドルに連
結したハンドル等によって操作するもので、開栓状態で
はスピンドルの雄ネジの上端がそれを収容する雌ネジの
上端に当たって弁体が弁座から上がっており、流入口か
ら弁座を通った水は流出口から出ていって排水口にはい
かず、閉栓状態ではスピンドルが下がって弁体が弁座に
当たっており、流入口からの水は弁座で止められ、流出
口から下流配管中にあった水を排水口から外に出して凍
結を防止するものである。また、この水抜栓をラッチン
グリレーを介してモーターで駆動する装置も採用されて
いる。ラッチングリレーは2個のコイルを有し、一方の
コイルを一定時間以上通電すると接点が切り替わり、通
電がなくなっても切り替わった状態を保持し、他方のコ
イルの通電によって接点を復帰するもので、外部からの
操作でラッチングリレーによって直流電源の極性を切り
替えるとともに、遮断していた検出リレーを導通してモ
ーターを駆動し、歯車を介して減速し、水抜栓を一方の
側に当たっていた状態から駆動し、他方の側に当たった
状態になってモーターの負荷が大きくなり、モーターに
流れる電流が大きくなるのを検出して導通していた検出
リレーを遮断してモーターの電流を断つものである。こ
の装置には水抜栓の状態を示す表示ランプがあり、電源
の極性を替えるラッチングリレーにより、たとえば閉栓
スイッチを押すと閉栓ランプが点滅して水抜栓が閉栓方
向に駆動し、水抜栓が閉栓状態になると閉栓ランプが点
灯する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため動作が確実で
分かりやすく、水の凍結する時季にも安心して利用でき
るが、実際に設置して最初に電源を入れたとき、たとえ
ば水抜栓が開栓状態なのに閉栓ランプが点灯していると
いうように、ランプの表示が正しくない場合があった。
これは制御装置を最後に閉栓状態にして電源を切り、開
栓状態の水抜栓につないで電源を入れた場合で、この状
態から、閉栓スイッチを押すと閉栓ランプが点滅して水
抜栓を閉栓方向に駆動して閉栓状態になると閉栓ランプ
が点灯し、開栓スイッチを押すと水抜栓を開栓方向に駆
動してすぐに検出してモーターが停止する。つまり、い
ずれかのスイッチを押して検出リレーを導通して水抜栓
を駆動すると水抜栓の状態と制御装置の表示ランプは一
致して停止し、一度一致するとそれ以後の表示は正しく
なる。一致しない表示は水抜栓と制御装置をつないで電
源を入れただけの状態で、それも必ずそうなるわけでは
ないのだが、なんといっても正しくない。このような従
来の事情に鑑み、本発明は電源の投入時にも水抜栓の状
態と表示ランプを一致させることを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の手段は、電源投入時には直流電源の極性を切
り替えるラッチングリレーを反転し検出リレーを導通し
てモーターを駆動し、一定時間後までに水抜栓が停止せ
ずにモーターに流れる過電流がないと直流電源の極性を
切り替えるラッチングリレーを復帰してそれまでと逆方
向に水抜栓を駆動し、他方の状態になってモーターに流
れる過電流を検出して導通していた検出リレーを遮断し
てモーターの電流を断つことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】このような手段により、電源の投入時には水抜
栓を一度駆動し、直流電源の極性を切り替えるラッチン
グリレーを介してモーターに流れる過電流を検出して停
止し、水抜栓の状態と表示ランプを一致させるものであ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に従って説明す
る。
【0007】図1において、V1はモーターM1の回転
を歯車(図示しない)を介して減速して直線運動する弁
体(図示しない)を有する水抜栓である。r0、s0は
図2のR0、S0を2個のコイルとするラッチングリレ
ーの3組の接点で、電源の極性を替える電源リレー、図
では接点がs0になっていて閉栓側、r0が開栓側であ
る。C0とC1はクリア端子CLRを有するカウンター
で、クリア端子CLRが0のとき出力はクリアされてQ
00とQ01が1でその他の出力は0、クリア端子が1
のとき、クロック入力CLKの立ち上がりをカウントし
て出力が1の端子がQ00とQ01から進んでいく。カ
ウンターC0のクロック入力CLKは表示ランプの発振
部からアンドを介しているが、その周波数は人の目に無
理なく点滅が分かる程度とする。比較部CMの出力は、
駆動電圧VDから抵抗RDを介した一方の入力電圧が他
方の入力を基準にしてそれ以上だと0、モーターM1の
負荷が大きくなって抵抗RDを通る電流が増加して入力
電圧が下がり、ついに過電流となって基準電圧を割り込
むと1になる。比較部CMの出力はカウンターC1のク
ロック入力CLKとなっており、カウンターC1の出力
Q01は遅延部を有するゲートを介して検出リレーR1
につながっているが、検出リレーR1が付勢されている
間だけモーター回路が閉じてモーターM1に駆動電流が
流れて水抜栓V1を動かす。
【0008】電源リレーの接点が図のs0の閉栓位置で
制御電源VC及び駆動電源VDが投入されたとき、次の
ように動作する。
【0009】閉栓ランプと共通する電源リレーの接点s
0から2個のインバータを介した抵抗とコンデンサの遅
延部をそれぞれの入力とするオアの出力REは、カウン
ターC1のクリア端子CLRと出力Q01を一方の入力
とするアンドの他方の入力、及びカウンターC0のクリ
ア端子CLRの手前のアンドの一方をIEとした他方と
つながっているが、2番目のコンデンサが充電されるま
で0で、カウンターはクリアされてQ00とQ01が
1、その他のカウンターの出力は0である。カウンター
C1のQ11からオアとインバータを介したIEは1で
ある。
【0010】オアの出力REが1になると、以後、この
端子は1のままだが、カウンターC0のクリア端子CL
Rが1となり、発振部が立ち上がるとクロック入力CL
Kでカウントするようになるが、出力Q00からオアを
介したアンドの出力が1になり、抵抗を介してコンデン
サが充電する所定の間だけ次のアンドAD0が1にな
り、電源リレーの接点r0から2番目のインバータの抵
抗につながるアンド、そこからオアとトランジスタを介
して電源リレーR0を所定の時間付勢する。これによっ
て電源リレーの接点が図のs0からr0に切り替わり、
s0からインバータと抵抗を介した第1のコンデンサが
充電し始めるとともに第2のコンデンサが放電し始める
が、それらの変化が終わる前にAD0のコンデンサが充
電してしまってAD0が0になる。AD0を所定の間だ
け1にする抵抗とコンデンサの時定数は、電源リレーの
接点s0からインバータを介した抵抗とコンデンサのそ
れより十分短く、ラッチングリレーである電源リレーを
切り替える程度には十分長くする。
【0011】また、オアの出力REが1になると、カウ
ンターC1のクリア端子CLRが1となり、モーターM
1が過電流になって比較部CMの出力が立ち上がるとク
ロック入力CLKでカウントするようになるが、出力Q
01のアンドが1になり、そこから抵抗を介してコンデ
ンサを充電して次のアンドが1になり、Q20が0なの
でインバータを介した最後のアンドも1になり、トラン
ジスタを介した検出リレーのコイルR1が付勢する。こ
れによってモーターM1には駆動電源VDから抵抗R
D、電源リレーの接点r0、検出リレーの接点r1を介
し、図の矢印の方向に駆動電流が流れ、水抜栓V1を開
栓方向に駆動する。また、2番目のアンドからインバー
タを介したR’が0になるので、表示ランプの手前のオ
アの出力は発振し、電源リレーの接点r0側の開栓ラン
プが点滅する。
【0012】このように、オアの出力REが1になる
と、電源リレーを投入以前の位置から反転し、検出リレ
ーR1を付勢してモーターM1を駆動するとともに、カ
ウンターC0で発振部の立ち上がりによって時間をカウ
ントし始める。
【0013】カウントし始めて2個立ち上がってQ20
が1になる前にモーターM1が過電流になって比較部C
Mの出力が1になると、これは水抜栓V1が開栓状態あ
るいはその近くだった場合に相当するが、この時、カウ
ンターC1の出力Q01が0になってQ11が1にな
る。Q01が0になることにより、そこからのアンドが
0になり、インバータを介したR’が1になって接点r
0側の開栓ランプが点灯するとともに、検出リレーR1
の付勢がなくなって接点r1が図の位置に戻ってモータ
ーM1が停止し、モーターM1に流れる電流がなくなっ
て比較部CMの出力が0になり、水抜栓V1が開栓状態
になる。また、Q11が1になることにより、そこから
オアとインバータを介したIEが0となり、アンドを介
してカウンターC0のクリア端子CLRを0にしてQ0
0を1に、そこからオアを介して一方に入力するアンド
の他方を0にするので、AD0は0のまま変化しない。
またQ11を一方の入力とするオアの出力が抵抗を介し
てコンデンサのある他方の入力となっているので、Q1
1が0に戻ってもオアの出力は1のままで変化せず、I
Eは0のまま、カウンターC0はカウントせず、出力も
変化せず、初期動作が終了する。水抜栓V1が開栓状態
で開栓ランプが点灯している。
【0014】モーターM1が過電流になる前にカウンタ
ーC0の出力Q20が1になると、これは水抜栓V1が
開栓状態でもその近くでもなかった場合に相当するが、
出力Q20が1になってAI2が0になり、アンドとト
ランジスタを介して検出リレーR1の付勢がなくなって
接点r1が図の位置に戻ってモーターM1が停止し、水
抜栓V1もそこで停止する。クロック入力CLKに3個
めの立ち上がりがきて出力Q30が1になると、AD3
が所定の時間だけ1になり、アンド、オア、トランジス
タを介して電源リレーS0を付勢して接点が図のs0に
戻るとともに、インバータを介してクロック入力CLK
のアンドの一方を0にして発振部からの入力を禁止す
る。また、出力Q30が1になって出力Q20が0にな
り、インバータを介してコンデンサが充電するとアンド
の出力AI2が1に戻り、トランジスタを介して検出リ
レーR1を再び付勢する。これによってモーターM1に
は駆動電源VDから抵抗RD、電源リレーの接点s0、検
出リレーの接点r1を介し、図の矢印とは逆方向に駆動
電流が流れ、水抜栓V1を閉栓方向に駆動するととも
に、電源リレーの接点s0側の閉栓ランプが点滅する。
水抜栓V1が十分動いて閉栓し、モーターM1が過電流
になって比較部CMの出力が立ち上がるとカウンターC
1のクロック入力CLKでカウントし、出力Q01が0
になってQ11が1になる。それ以降は接点s0側が接
点r0側で前に述べたようになる。すなわち、出力Q0
1が0になることにより、そこからのアンドが0にな
り、インバータを介したR’が1になって接点s0側の
閉栓ランプが点灯するとともに、検出リレーR1の付勢
がなくなって接点r1が図の位置に戻ってモーターM1
が停止し、モーターM1に流れる電流がなくなって比較
部CMの出力が0になり、また、Q11が1になること
により、そこからオアとインバータを介したIEが0と
なり、アンドを介してカウンターC0のクリア端子CL
Rを0にしてQ00を1に、そこからオアを介して一方
に入力するアンドの他方を0にするので、AD0は0の
まま変化せず、更にまた、Q11が0に戻ってもオアの
出力は1のままで変化せず、IEは0のまま、カウンタ
ーC0はカウントせず、出力も変化せず、初期動作が終
了する。
【0015】このように、電源VD及びVCを投入する
と、電源リレーの接点をそれ以前の位置から逆にしてモ
ーターM1を駆動し、カウンターC0の出力Q20が1
になる前に過電流になるとそこで停止して初期動作を終
了するが、それまでに過電流にならないと停止した後に
電源リレーを投入以前の位置に復帰してモーターM1を
駆動し、過電流を検出してモーターM1を停止して初期
動作を終了する。
【0016】図2はモーターM1が過電流になる前にカ
ウンターC0の出力Q20が1になった場合のタイムチ
ャートである。
【0017】図3は操作スイッチを示すものであり、初
期動作終了後、実際に操作する場合に図1に付加する部
分で、図1に対応する部分には同じ符号をつけている。
電源リレーの2個のコイルを所定の時間だけ付勢するト
ランジスタの手前のオアは図1に比べると1入力増えて
3入力で、第3の入力はいずれも抵抗を介して駆動電源
VD及び制御電源VCの共通部の0ボルトにつながる一
方、それぞれ開栓スイッチOPあるいは閉栓スイッチC
Lを介してIEの反転出力につながっており、初期動作
の最中はIEの反転出力が0でどちらのスイッチを押し
てもオアの出力は0のまま変化しない。初期動作終了後
は、押した側のオアの出力が0から1に変化してそちら
の電源に切り替わるとともに、所定の時間だけカウンタ
ーC1のクリア端子CLRを0にする。これによって出
力Q01が1になり、アンドと抵抗を介したコンデンサ
を充電した後、2個のアンドとトランジスタを介して検
出リレーR1を付勢してモーターM1を駆動するととも
に表示ランプが点滅する。水抜栓V1が十分動いてモー
ターM1が過電流になって比較部CMの出力が立ち上が
りをカウンターC1のクロック入力CLKでカウントす
ると、出力Q11が1になってQ01が0になり、そこ
からのアンドが0になり、インバータを介したR’が1
になって表示ランプが点灯するとともに、検出リレーR
1の付勢がなくなって接点r1が図の位置に戻ってモー
ターM1が停止し、水抜栓V1が停止してモーターM1
に流れる電流がなくなって比較部CMの出力が0に戻
る。
【0018】図4は電源リレーを共通にして水抜栓2個
を連動する場合のカウンターC1の入出力を示す図で、
検出リレーR1の付勢でモーターM1を駆動し、モータ
ーM1が停止した後、検出リレーR2の付勢でモーター
M2(図4に示さない)を駆動するものであり、図1に
対応する部分には同じ符号をつけている。クロック入力
CLKは、カウンターC1の出力Q01が1の場合、比
較部CMの出力の立ち上がりをカウントし、出力Q01
が0の場合、カウンターC0の出力Q30が1の時の比
較部CMの出力の立ち上がりをカウントする。カウンタ
ーC0のクロック入力CLKの前にはオアがあり、その
2個前の入力の書いていないアンドは図1のカウンター
C0のクロック入力CLKの前のアンドに対応するもの
で、他方のアンドを介してQ01が0の場合のQ20が
1になる前の比較部CMの立ち上がりをカウントする。
カウンターC1の出力は、Q01から検出リレーR1ま
では図1と全く同じで、出力Q11から検出リレーR2
まではQ01とREのアンドを除去したもので、それぞ
れのトランジスタの前のアンドの入力からはオア、イン
バータを介してR’になる。また、出力Q11が1にな
ると抵抗を介してコンデンサが充電する所定の間だけイ
ンバータを介したアンドが1になり、そこからインバー
タと3入力アンドを介してカウンターC0のクリア端子
CLRを所定の時間だけ0にする。IEのカウンターC
1からの出力は図1のQ11からQ21へシフトし、そ
こから出力を他方の入力へ遅延して戻したオアを介した
インバータの出力である。
【0019】水抜栓2個を連動する場合に、電源リレー
の接点が図のs0の閉栓位置で制御電源VC及び駆動電
源VDを投入すると、最初にモーターM1が駆動する
が、それはモーターが1個の図1と同じであり、REが
1になるとカウンターC0の側ではQ00が1で、AD
0が所定の間1になって電源リレーの接点をr0に切り
替え、カウンターC1の側ではQ01が1で、抵抗を介
してコンデンサを充電する分だけ少し遅れて検出リレー
R1が付勢し、モーターM1を開栓方向に駆動するとと
もにR’が0となって開栓ランプが点滅する。カウンタ
ーC0が発振部の立ち上がりをカウントしてQ20が1
になっても比較部CMが過電流を検出しないと、AI2
が0になってその間検出リレーR1の付勢を断ってモー
ターM1を停止し、次の発振部の立ち上がりをカウント
してQ30が1になると、AD3が所定の間1になって
電源リレーの接点をs0に戻し、カウンターC1の側で
は、少し遅れて再び検出リレーR1が付勢し、モーター
M1を閉栓方向に駆動する。モーターM1がどちらの方
向に駆動されていても過電流が流れると比較部CMが立
ち上がり、カウンターC1のクロック入力CLKがカウ
ントしてQ11が1になり、Q01が0になる。これに
よって検出リレーR1の付勢がなくなってモーターM1
が停止して比較部CMの立ち上がりがなくなるととも
に、Q11が1になってコンデンサが充電する間だけカ
ウンターC0のクリア端子CLRを0にしてQ00を1
にし、AD0を所定の間だけ1にしてモーターM1の停
止以前の電源リレーの接点を反転し、コンデンサが充電
してしまうとカウンターC0ではそこから再び発振部の
立ち上がりをカウントし始めるとともに、カウンターC
1ではリレーR2を付勢してモーターM2を駆動する。
カウントし始めるときの発振部の状態にかかわらず、カ
ウンターC0で発振部の立ち上がりを1個もカウントし
ないうちに比較部CMが立ち上がると、カウンターC0
がカウントしてQ10が1となり、インバータ、2個の
アンドとトランジスタを介して検出リレーR2の付勢を
断ってモーターM2を停止する。カウンターC0で発振
部の立ち上がりを1個カウントしてQ10が1のときに
比較部CMが立ち上がると、カウンターC0がカウント
してQ20が1となり、AI2が0となって2個のアン
ドとトランジスタを介して検出リレーR2の付勢を断っ
てモーターM2を停止する。比較部CMが立ち上がらな
いうちにカウンターC0のQ20が1となっても、同様
にAI2から2個のアンドとトランジスタを介して検出
リレーR2の付勢を断ってモーターM2を停止する。こ
のように、モーターM2が駆動していてもQ20が1に
なると停止するが、発振部の立ち上がりを3個カウント
してQ30が1になると、そこからインバータとアンド
を介してクロック入力CLKを0にしてQ30を1に固
定し、AD3が所定の間1になってモーターM1の停止
以前の電源リレーの接点に戻し、カウンターC1の側で
は、少し遅れて再び検出リレーR2が付勢し、モーター
M2を停止したモーターM1と同じ方向に駆動する。Q
30が1で過電流が流れて比較部CMが立ち上がると、
カウンターC1のクロック入力CLKがカウントしてQ
21が1になり、Q11が0になる。これによって検出
リレーR2の付勢がなくなってモーターM2が停止して
比較部CMの立ち上がりがなくなり、R’が1になって
戻った電源リレーの接点の側の表示ランプが点灯すると
ともに、IEが0になってカウンターC0のクリア端子
を0にしてQ00を1にしてカウントを停止するが、Q
11が0に戻ってもオアの出力は1のままで変化せず、
IEは0のままでカウンターC0はカウントせず、その
出力も変化せず、初期動作が終了する。
【0020】初期動作終了後、実際に水抜栓2個を連動
するには、図3の開栓スイッチOPあるいは閉栓スイッ
チCLを操作する。これによって電源リレーの接点が押
した側に切り替わるとともに、カウンターC1のクリア
端子CLRが所定の時間だけ0になって出力Q01が1
になり、アンドと抵抗を介したコンデンサを充電した
後、検出リレーR1を付勢してモーターM1を駆動する
とともに表示ランプが点滅する。水抜栓V1が十分動い
てモーターM1が過電流になって比較部CMの出力が立
ち上がりをカウンターC1のクロック入力CLKでカウ
ントすると、出力Q11が1になってQ01が0にな
り、検出リレーR1の付勢がなくなって接点r1が図の
位置に戻ってモーターM1が停止し、水抜栓V1が停止
してモーターM1に流れる電流がなくなって比較部CM
の出力が0に戻るとともに、Q11から抵抗を介してコ
ンデンサが充電すると検出リレーR2を付勢してモータ
ーM2をM1と同方向に駆動する。水抜栓V2が十分動
いてモーターM2が過電流になって比較部CMの出力が
立ち上がりをカウンターC1のクロック入力CLKでカ
ウントすると、出力Q21が1になってQ11が0にな
り、検出リレーR2の付勢がなくなってモーターM2が
停止し、水抜栓V2が停止してモーターM2に流れる電
流がなくなって比較部CMの出力が0に戻り、R’が1
になって点滅していた表示ランプが点灯して動作が終了
する。
【0021】図5はマイクロコンピュータを用いた他の
実施例を示すものである。マイクロコンピュータは入力
ポート、CPU、RAM、ROM、タイマー、及び出力
ポートから構成され、ROMに書き込まれたプログラム
に従ってCPUが入力ポートを介して外部のデータを取
り込んだり、RAMに一時的な変数としてデータを蓄え
たり、タイマーを起動したり、出力ポートを介して外部
へ出力したりする。
【0022】出力ポートはPO0からPO5の6個で、
それぞれトランジスタを介して開栓ランプ、閉栓ラン
プ、電源リレーR0、電源リレーS0、水抜栓V1を駆動
するモーターM1の検出リレーR1及び水抜栓V2を駆
動するモーターM2の検出リレーR2に、いずれも出力
ポートが1の時に電流を流し、0の時は流さない。入力
ポートはPi1からPi5の5個で、Pi1は電源リレ
ーの接点の方向を示すもので、図のs0側だと閉栓方向
で0、逆のr0側だと開栓方向で1、Pi2は比較部C
Mの出力とつながっており、モーターが過電流になると
1、通常は0、Pi3、Pi4はそれぞれ開栓スイッチ
OP、閉栓スイッチCLにつながり、いずれも押される
と0、それ以外は1、Pi5は、モーターが1個の場合
と2個を連動する場合の切り替えスイッチにより、図の
ようにスイッチが開いていると1で連動する場合、閉じ
ていると0で単独の場合で、切り替えスイッチは使用者
が触れるものではなく、閉じてPi5が0なら、出力ポ
ートPO5のトランジスタとリレーR2は必要ない。
【0023】ROMに書き込まれるプログラムのフロー
チャートは図6、図7及び図8のようになり、以下、こ
れにしたがって説明する。
【0024】電源リレーの接点が図のs0の閉栓位置で
制御電源VC及び駆動電源VDが投入されると、全ての
出力ポート及びRAMを0にし、Pi2を外部割り込み
端子に設定する。モーターM1あるいはM2が過電流に
なってPi2が1になると外部割り込みが発生し、出力
ポートPO4とPO5を0にし、INT(RAM、以下
変数という)を1にする。
【0025】メインプログラムがスタートすると、入力
ポートPi1から電源リレーの接点の方向を変数LRに
書き込む。電源投入以前の最後の操作が閉栓方向で接点
が図のs0側だと0、逆に開栓方向のr0側だと1であ
る。ランプセットはサブルーチンで、変数LEDの値を
1にし、変数LRの値が0なら出力ポートPO0を0、
PO1を1とし、逆に0でないならPO0を1、PO1
を0にしてメインルーチンに戻り、タイマー2にいく。
タイマー2はサブルーチンで、タイマーをスタートして
T2だけの時間がたつとメインルーチンに戻り、変数T
を4にし変数LRを反転し、変数LRにしたがってラン
プセットをし、ラッチングセットをする。なお、時間T
2はラッチングリレーである電源リレーを切り替える程
度には十分長くする。ラッチングセットはサブルーチン
で、変数が0なら出力ポートPO2を0、PO3を1に
し、そうでないならPO2を1、PO3を0にしてタイ
マー2にいき、PO2もPO3も0にしてメインルーチ
ンに戻り、タイマー1セットにいく。タイマー1セット
はサブルーチンで、タイマーをスタートしてT1だけの
時間がたつと変数CLKが1になるように設定してメイ
ンルーチンに戻り、出力ポートPO4を1にし変数IN
Tを0にする。なお、時間T1は図1の発振部による表
示ランプの点滅と同じ程度の点灯時間、消灯時間とす
る。
【0026】このようにして、電源投入以前の電源リレ
ーの接点を逆にして出力ポートPO4を1にして検出リ
レーR1を付勢し、モーターM1を駆動する。
【0027】カウントはサブルーチンで、変数CLKが
1でないとそのまま戻り、1の時はタイマー1セットに
いってから変数LEDを反転し、変数LRが0なら変数
LEDを出力ポートPO1に出力し、変数LRが1なら
変数LEDを出力ポートPO0に出力して変数Tを減算
してメインルーチンに戻り、変数INTが1かどうかで
分岐する。変数INTが1になるのはモーターが過電流
になって比較部CMの出力が1になって外部割り込みが
発生した時で、それ以外は0である。変数INTが0の
時、先に述べたように、変数REVが0で変数Tが4で
0でないのでカウントに戻り、変数INTが0ならまた
同じステップをたどり、カウントではT1だけの時間が
たつと点灯していたランプが消灯して変数Tを減算して
3にし、それからまたT1だけの時間がたつと消灯して
いたランプが点灯して変数Tを減算して2にし、変数T
が0になるまでその繰り返しのステップを続け、ランプ
が点滅する。
【0028】変数INTが0のまま変数Tが0になると
その繰り返しをやめ、変数REVを1、出力ポートPO
4を0にしてタイマー1にいく。そこから先に述べた変
数LRを反転するステップにいき、反転した変数LRに
したがってランプセットをし、ラッチングセットをし、
タイマー1セットにいき、出力ポートPO4を1にし変
数INTを0にする。変数INTが0なら、変数REV
が1なので変数Tを1にしてカウントに戻り、変数IN
Tが0ならまた同じステップをたどり、カウントではT
1だけの時間がたつごとにランプが点滅する。このよう
に、変数Tが0になってもモーターM1に過電流が流れ
ないと、検出リレーR1の付勢をやめ、モーターM1を
一度停止し、その後、それまでと逆の電源リレーを付勢
し、検出リレーR1を付勢し、モーターM1をもう一
度、今度はそれまでと逆方向に駆動する。
【0029】駆動中のモーターM1が過電流になって比
較部CMの出力が1になると外部割り込みが発生し、そ
の時点で出力PO4とPO5を0にし、変数INTを1
にする。これによって検出リレーR1の付勢をやめてモ
ーターM1を停止して比較部CMの出力が0になり、I
NT=1の分岐でランプセットの側にいき、点滅してい
たランプを点灯し、モーターがM11個で入力ポートP
i5が1でないなら、初期動作を終了し、開栓スイッチ
OPにつながる入力ポートPi3が0か1かで分岐する
ステップにいく。
【0030】モーター2個を連動する場合で入力ポート
Pi5が1なら、変数Tを4、変数REVを0にし、タ
イマー1にいき、変数LRを反転し、ランプセットを
し、ラッチングセットをし、タイマー1セットをし、出
力PO5を1にし、変数INTを0にする。これによっ
て電源リレーの接点をモーターM1が停止した状態とは
逆にし、検出リレーR2を付勢してモーターM2を駆動
する。それからカウントし、変数REVが1でなく変数
Tが0でないのでカウントに戻り、そこで時間T1がた
つごとにランプが消灯、点灯を繰り返し、変数Tが減算
される。変数Tが0になると変数REVを1にし、出力
PO5を0にし、これによって検出リレーR2の付勢を
断ってモーターM2を停止する。それからタイマー1に
いき、再び変数LRを反転するステップにいき、ランプ
セットをし、ラッチングセットをし、タイマー1セット
をし、出力PO5を1にし、変数INTを0にする。こ
れによって電源リレーの接点をモーターM1が停止した
状態と同じにし、検出リレーR2を付勢してモーターM
2を駆動する。それからカウントし、変数REVが1な
ので変数INTが0である限り変数Tを1にしてカウン
トし続け、時間T1がたつごとにランプが消灯、点灯を
繰り返す。
【0031】駆動中のモーターM2が過電流になって比
較部CMの出力が1になると外部割り込みが発生し、そ
の時点で出力PO4とPO5を0にし、変数INTを1
にする。これによって検出リレーR2の付勢をやめてモ
ーターM2を停止して比較部CMの出力が0になり、I
NT=1の分岐でランプセットの側にいき、点滅してい
たランプを点灯して初期動作を終了し、開栓スイッチO
Pにつながる入力ポートPi3が0か1かで分岐するス
テップにいく。
【0032】開栓スイッチOPも閉栓スイッチCLも押
されていないと、入力ポートPi3が1で0でないので
変数Nを0にし、また入力ポートPi4が1で0でない
ので変数Nを0にし、更に変数MもMMも0で1でない
ので、再び入力ポートPi3が0か1かで分岐するステ
ップに戻る。このように、いずれかのスイッチが押され
ない限り、これらのステップのつくるループにとどまっ
ており、リレーの接点に変化はなく、モーターは停止し
ている。
【0033】開栓スイッチOPが押されると、入力ポー
トPi3が0で変数LRRを1にする。また逆に、閉栓
スイッチCLが押されると、入力ポートPi4が0で変
数LRRを0にする。いずれかが押されると、最初、変
数NもMもMMも0なので、変数Nを1にし、変数LR
Rを変数LRに代入し、ランプセット、ラッチングセッ
ト、タイマー1セットをし、変数Mと出力ポートPO4
を1に、変数INTとMM、及び出力ポートPO5を0
にする。このようにして押された側のランプが点灯し、
電源リレーが切り替わり、検出リレーR1が付勢してモ
ーターM1が駆動する。駆動中は変数INTが0なので
変数Tを1にし、カウントし、入力ポートPi3が0か
1かで分岐するステップに戻る。
【0034】そこに戻ってきたときに同じスイッチが押
され続けていると、変数Nが1で変数LRとLRRが等
しいので変数LRR代入以下のサブルーチンにはいか
ず、変数Mが1なので直接変数INTが1かどうかの分
岐にいき、モーターM1が駆動していると変数INTが
0なので変数Tを1にし、カウントし、入力ポートPi
3が0か1かで分岐するステップに戻る。そこに戻って
きたときにいずれのスイッチも押されていないと、変数
Nを0にし、変数Mが1で変数LRとLRRが等しいの
で変数LRR代入以下のサブルーチンにはいかず、直接
変数INTが1かどうかの分岐にいき、モーターM1が
駆動していると変数INTが0なので変数Tを1にし、
カウントし、入力ポートPi3が0か1かで分岐するス
テップに戻る。いずれのスイッチも押されなくなった後
に駆動方向と逆のスイッチが押されると、入力ポートP
i3が0か1かで分岐するステップに戻ってから変数L
RRが変わり、変数Nが0で変数Mが1のステップを経
由してLRとLRRが等しいかどうかでの分岐で等しく
ない側に分岐し、一度出力ポートPO4とPO5を0に
してタイマー1を経由した後、再び変数LRRを変数L
Rに代入し、ランプセット、ラッチングセット、タイマ
ー1セットをし、変数Mと出力ポートPO4を1に、変
数INTとMM、及び出力ポートPO5を0にし、変数
INTが1かどうかの分岐にいき、モーターM1が駆動
していると変数INTが0なので変数Tを1にし、カウ
ントし、入力ポートPi3が0か1かで分岐するステッ
プに戻る。いずれの場合もカウントを経由しており、カ
ウントでは時間T1がたつごとにランプセットで点灯し
たランプが消灯と点灯を繰り返して点滅する。
【0035】駆動中のモーターM1が過電流になって比
較部CMの出力が1になると外部割り込みが発生し、そ
の時点で出力PO4とPO5を0にし、変数INTを1
にする。これによって検出リレーR1の付勢をやめてモ
ーターM1を停止して比較部CMの出力が0になり、I
NT=1の分岐でランプセットの側にいって点滅してい
たランプを点灯し、変数Mを0にする。モーターがM1
1個で入力ポートPi5が1でないなら、開栓スイッチ
OPにつながる入力ポートPi3が0か1かで分岐する
ステップにいく。前に述べたように、開栓スイッチOP
も閉栓スイッチCLも押されていないと、各ステップを
たどって再び入力ポートPi3が0か1かで分岐するス
テップに戻り、いずれかのスイッチが押されない限りは
これらのステップのつくるループにとどまり、リレーの
接点に変化はなく、モーターM1は停止している。
【0036】モーター2個を連動する場合で入力ポート
Pi5が1なら、モーターM1が停止してINT=1の
分岐でランプセットの側にいって変数Mを0にした後、
タイマー1にいき、タイマー1セットをし、変数MMと
出力PO5を1にし、変数INTとM、及び出力PO4
を0にする。これによって電源リレーの接点をモーター
M1が駆動時のまま変えずに検出リレーR2を付勢して
モーターM2を駆動する。駆動中は変数INTが0なの
で変数Tを1にし、カウントし、入力ポートPi3が0
か1かで分岐するステップに戻る。モーターM1の場合
と同じようにそこに戻ってきたときにいずれのスイッチ
も押されていないと、変数Mが0でMMが1なので変数
INTが1かどうかの分岐にいき、モーターM2が駆動
していると変数INTが0なので変数Tを1にし、カウ
ントし、入力ポートPi3が0か1かで分岐するステッ
プに戻る。いずれのスイッチも押されなくなった後に駆
動方向と逆のスイッチが押されると、入力ポートPi3
が0か1かで分岐するステップに戻ってから変数LRR
が変わり、変数Nが0で変数Mが1のステップを経由し
てLRとLRRが等しいかどうかでの分岐で等しくない
側に分岐し、一度出力ポートPO4とPO5を0にして
検出リレーR2の付勢を断ってモーターM2を停止す
る。その後でタイマー1を経由し、再び変数LRRを変
数LRに代入し、ランプセット、ラッチングセット、タ
イマー1セットをし、変数Mと出力ポートPO4を1
に、変数INTとMM、及び出力ポートPO5を0にし
てモーターM1を逆方向に駆動し、過電流になって比較
部CMの出力が1になって外部割り込みでモーターM1
が停止し、その後、INT=1の分岐でランプセットの
側にいって変数Mを0にし、タイマー1にいき、タイマ
ー1セットをし、変数MMと出力PO5を1にし、変数
INTとM、及び出力PO4を0にし、検出リレーR2
を付勢してモーターM2を逆方向に駆動する。いずれに
しろ、モーターM2が駆動していると変数INTが0な
のでそこの分岐では変数Tを1にする方へ分岐してカウ
ントし、入力ポートPi3が0か1かで分岐するステッ
プに戻るが、カウントでは時間T1がたつごとにランプ
セットで点灯したランプが消灯と点灯を繰り返して点滅
する。駆動中のモーターM2が過電流になって比較部C
Mの出力が1になると外部割り込みが発生し、その時点
で出力PO4とPO5を0にし、変数INTを1にす
る。これによって検出リレーR2の付勢をやめてモータ
ーM2を停止して比較部CMの出力が0になり、INT
=1の分岐でランプセットの側にいって点滅していたラ
ンプを点灯し、変数MMを0にして開栓スイッチOPに
つながる入力ポートPi3が0か1かで分岐するステッ
プにいく。モーターがM11個の場合に述べたように、
開栓スイッチOPも閉栓スイッチCLも押されていない
と、各ステップをたどって再び入力ポートPi3が0か
1かで分岐するステップに戻り、いずれかのスイッチが
押されない限りはこれらのステップのつくるループにと
どまり、リレーの接点に変化はなく、モーターはM1も
M2も停止している。
【0037】なお、以上の動作の説明では初期動作の終
了後、開栓スイッチOPあるいは閉栓スイッチCLを操
作して水抜栓のモーターを駆動していたが、その他に、
温度を検出して一定の温度を境界にして離散した値の一
方を出力する温度スイッチとタイマーを採用し、水抜栓
が開栓状態で水の凍結する温度以下ならタイマーをスタ
ートし、一定時間後にモーターを閉栓方向に駆動しても
かまわない。また、たとえば水抜栓が閉栓状態の時に閉
栓スイッチを押しても無効にしてももちろんかまわな
い。
【0038】
【本発明の効果】以上に述べたようにして本発明は、電
源投入時には直流電源の極性を切り替えるラッチングリ
レーを反転し検出リレーを導通してモーターを一度駆動
し、一定時間後までにモーターに流れる過電流がなくて
水抜栓が停止しないととラッチングリレーを復帰してそ
れまでと逆方向に水抜栓を駆動し、他方の状態になって
モーターに流れる過電流を検出して導通していた検出リ
レーを遮断してモーターに流れる電流を断って停止する
ものであり、電源投入時にも水抜栓の状態と表示ランプ
を一致させることができるという効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す図である。
【図2】タイムチャートである。
【図3】操作スイッチの図である。
【図4】水抜栓が2個の場合の実施例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す図である。
【図6】初期動作のフローチャートである。
【図7】初期動作後の操作スイッチのフローチャートで
ある。
【図8】サブルーチンと外部割り込みを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
VC 制御電源 VD 駆動電源 M1,M2 モーター V1,V2 水抜栓 R0 開栓側電源リレーのコイル S0 閉栓側電源リレーのコイル r0 開栓側電源リレーの接点 s0 閉栓側電源リレーの接点 R1,R2 検出リレーのコイル r1,r2 検出リレーの接点 CM 比較部 C0,C1 カウンター OP 開栓スイッチ CL 閉栓スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】追加
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】
【図4】
【図5】
【図8】
【図6】
【図7】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの操作で直流電源の極性を切り
    替えるラッチングリレーと、遮断していた検出リレーを
    導通してモーターを駆動して水抜栓を一方の状態から駆
    動し、他方の状態になってモーターに流れる過電流を検
    出して導通していた検出リレーを遮断してモーターの電
    流を断つ制御装置において、電源投入時には直流電源の
    極性を切り替えるラッチングリレーを反転し検出リレー
    を導通してモーターを駆動し、一定時間後までにモータ
    ーに流れる過電流がないと直流電源の極性を切り替える
    ラッチングリレーを復帰してそれまでと逆方向に水抜栓
    を駆動し、他方の状態になってモーターに流れる過電流
    を検出して導通していた検出リレーを遮断してモーター
    の電流を断つことを特徴とする初期動作を有する水抜栓
    駆動モーターの制御装置。
JP7112796A 1996-03-01 1996-03-01 初期動作を有する水抜栓駆動モーターの制御装置 Pending JPH09256428A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6726586B2 (en) 2001-11-09 2004-04-27 Shimano Inc. Motorized bicycle actuator assembly
US6767308B2 (en) 2001-03-09 2004-07-27 Shimano Inc. Method of controlling bicycle assembly

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6767308B2 (en) 2001-03-09 2004-07-27 Shimano Inc. Method of controlling bicycle assembly
US6726586B2 (en) 2001-11-09 2004-04-27 Shimano Inc. Motorized bicycle actuator assembly

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Effective date: 20030311