JP3211557B2 - 水抜栓開閉用モーターの制御回路 - Google Patents

水抜栓開閉用モーターの制御回路

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JP3211557B2
JP3211557B2 JP10211094A JP10211094A JP3211557B2 JP 3211557 B2 JP3211557 B2 JP 3211557B2 JP 10211094 A JP10211094 A JP 10211094A JP 10211094 A JP10211094 A JP 10211094A JP 3211557 B2 JP3211557 B2 JP 3211557B2
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昭 田中
邦仁 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寒冷地の特に不特定多
数の使用する水洗トイレの水抜栓開閉用モーターの制御
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、寒冷地の特に不特定多数の使
用する水洗トイレでは、モーターで駆動する地中に埋設
された水抜栓が採用されている。これは、閉栓で水抜状
態の水抜栓が、外部からの操作スイッチの投入によりモ
ーターを回転させ、歯車により減速されて最終歯車と噛
み合う回転体にねじ接続されたスピンドルを直線運動に
変換し、スピンドルに連結されたピストンを移動するこ
とにより、閉栓で止水状態を通過し、流入口から流出口
へ水が流れるようになり、流出口からそれ以降の配管を
通って地上の便器に水が流れて開栓状態になるとリミッ
トスイッチによってモーターへの通電を遮断し、タイマ
ーにより一定時間経過後にモーターが反転し、ピストン
を閉栓方向に移動して止水し、更に移動して閉栓で水抜
状態になるとリミットスイッチによってモーターへの通
電を遮断し、水抜栓以降の地上の便器にいたる配管内の
水を排出して凍結を防止するようにしたものである。
【0003】そのため動作が確実で、水の凍結する時季
にも安心して利用できるという利点はあるが、反面、水
の凍結しない時季にも配管内の水が排出されて不経済
で、また、次に水を出すとき、配管が長ければ特にそう
であるが、水が出るまで時間がかかるという欠点があっ
た。水が流れて来るまでの間ではあるが、使用者によっ
ては不安感を覚えたり、あるいはトイレの故障と誤認し
たりすることもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、外部からの
操作スイッチで水抜栓の閉栓位置を適宜に選択し、水の
凍結する恐れのある時季には水を止めて水抜栓以降の配
管内の水を排出する排水状態まで移動してモーターを停
止し、水の凍結する恐れのない時季には水を止めるだけ
で排水しない止水状態でモーターを停止することによ
り、水の凍結する恐れのない時季には次に水を使用する
時すぐに水が出る水抜栓駆動用モーターの制御回路を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、水抜栓を開閉
するモーターと、外部からの操作によって極性を変える
直流電源との間に、水抜栓の閉栓方向へのモーター駆動
電流を遮断して開栓方向への駆動電流を通す第1のダイ
オードと、水抜栓が開栓状態になったことを検出して切
り替わり、開栓方向への駆動電流を遮断する第1のリミ
ットスイッチにより開栓駆動回路を形成し、これと並列
に、常時は導通した接点を介し、開栓方向へのモーター
駆動電流を遮断して閉栓方向への駆動電流を通す第2の
ダイオードと、閉栓方向に駆動された水抜栓が止水状態
になったことを検出して切り替わり、閉栓方向への駆動
電流を遮断する第2のリミットスイッチによって閉栓駆
動回路を形成するとともに、外部からの操作によって切
り替えスイッチを導通することにより、前述した接点を
介して閉栓方向の駆動電流を遮断する第1のダイオード
を短絡し、更に閉栓方向に駆動し、水抜栓が排水状態に
なって止水で切り替わっていた第2のリミットスイッチ
が復帰したときに、前述した接点が閉栓方向の駆動電流
を遮断するもので、外部からの操作によって切り替えス
イッチを導通、遮断することにより水抜栓の閉栓位置を
選択できるようにしたものであり、切り替えスイッチが
遮断している場合は、水抜栓が止水状態になって第2の
リミットスイッチが切り替わったところでモーターが停
止し、切り替えスイッチが導通している場合は第2のリ
ミットスイッチが切り替わっても更に水抜栓が駆動し、
水抜栓が排水状態になって止水で切り替わっていた第2
のリミットスイッチが復帰したときに回路を遮断してモ
ーターが停止するものである。
【0006】
【作用】それによって水の凍結する恐れのある時季には
水を止めてからも更に駆動して水抜栓以後の配管内の水
を排出する排水状態を閉栓位置とし、水の凍結する恐れ
のない時季には水を止めるだけで排水しない止水状態を
閉栓位置とすることにより、水の凍結する恐れのない時
季には水を止めるだけで排水しないので経済的になり、
また、次に来た使用者も水の出て来る時間を気にかけず
にすむようになるものである。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
り、電源リレーRの2個の接点r、確認リレーR’の接
点r’、第1のリミットスイッチL1、第2のリミット
スイッチL2、及び外部から操作する切り替えスイッチ
Sが図の位置にあるとき、駆動電源VdからモーターM
には駆動電流は流れず、切り替えスイッチSによって第
1のダイオードD1のアノードと第2のダイオードD2
のアノードは遮断しており、水抜栓Vは止水の閉栓状態
で停止している。回転するモーターMによって移動する
ピストンを有する水抜栓Vの状態を検出するリミットス
イッチL1及びL2はヒンジレバーを有し、それに接し
ながらモーターMの回転によって駆動する水抜栓Vにと
もなって回転する一部に幅のある凸部を有する円板状の
検出体により、検出体の凸部がヒンジレバーから離れて
いるとリミットスイッチは常閉接点にあり、凸部がヒン
ジレバーを押すとリミットスイッチは常開接点にある。
図の位置で、第1のリミットスイッチL1はヒンジレバ
ーが凸部から離れていて常閉接点Nc1、第2のリミッ
トスイッチL2はヒンジレバーが押されて常開接点No
2にある。
【0008】駆動リレーR及び確認リレーR’を付勢す
るトランジスタT及びトランジスタT’はフリップフロ
ップF及びフリップフロップF’の出力にあり、フリッ
プフロップF’の出力とトランジスタT’の出力との間
には抵抗とコンデンサC’で決まる時定数の分だけの遅
れがある。フリップフロップF及びフリップフロップ
F’は2個のナンドで構成され、入力が0になった側の
ナンドの出力が1で入力が1に戻っても出力は1のまま
で、他の側のナンドの出力は0である。フリップフロッ
プF及びフリップフロップF’の一方の入力は操作スイ
ッチPを入力とする投入ゲートPGの出力を共通にして
おり、インバータの入力にあるコンデンサCiは、それ
につながる抵抗と共に操作スイッチPの導通、遮断時に
発生するノイズを防止するものである。操作スイッチP
を押すと抵抗を介したオアの一方の入力が0になり、イ
ンバータの出力の抵抗を介して出力のコンデンサCoが
充電していくが、その間の所定の時間だけオアの他の入
力を0にしており、そのため所定の時間だけオアの出力
が0になってそれ以上押していても1に戻る。フリップ
フロップFの出力が0から1に反転すると、トランジス
タTを介して電源リレーRを付勢すると同時にタイマー
TMを起動する。タイマーTMでは抵抗を介してコンデ
ンサCtが充電していき、一定時間が経過するとインバ
ータの出力が0に反転する。これによってフリップフロ
ップFの他の入力が0になり、フリップフロップFの出
力を0に復帰し、トランジスタTを介して駆動リレーR
の付勢を断つ一方、タイマーTMの入力の充電されてい
たコンデンサCtがダイオードを介して急速に放電さ
れ、タイマーTMの出力を1に復帰する。切り替えスイ
ッチSが図の位置にあるときの動きには関係ないが、確
認ゲートDGは第2のリミットスイッチL2の常開接点
No2から抵抗とコンデンサCi’でノイズを除去して
トランジスタTgのベースにつながり、トランジスタT
gの出力からインバータを介してオアの一方の入力へ、
抵抗を介してコンデンサCo’のあるオアの他の入力へ
つながっている。オアの出力はトランジスタTgのベー
スに流れていた電流がなくなってトランジスタTgの出
力が0から1になると所定の時間だけ0になり、その他
は1である。なお、確認ゲートDGのコンデンサCo’
と抵抗の時定数は、フリップフロップF’の出力を1に
する時間よりも長ければ十分である。また、投入ゲート
のコンデンサCoと抵抗の時定数は、フリップフロップ
Fの出力を1にする時間よりも長く、フリップフロップ
F’の出力を0にする時間よりも長ければ十分であり、
コンデンサC’と抵抗の時定数は電源リレーRの付勢さ
れた後に確認リレーR’の付勢がなくなれば十分であ
る。
【0009】フリップフロップF及びF’の全ての入力
が1で出力がともに0になっていると、トランジスタT
及びT’を介した電源リレーR及び確認リレーR’はい
ずれも付勢されておらず、電源リレーRの接点r及び確
認リレーR’の接点r’が図の位置にあり、第1のリミ
ットスイッチL1ではヒンジレバーが押されておらず図
の常閉接点Nc1側、第2のリミットスイッチL2では
検出体の凸部がヒンジレバーを押して図の常開接点No
2側にあり、外部から操作する切り替えスイッチSも図
の位置にあると、駆動電源VdからモーターMには駆動
電流は流れず、水抜栓Vは止水の閉栓状態で停止してい
る。この状態から操作スイッチPを押すと、次のように
して水抜栓Vが開栓状態となり、一定時間が経過する
と、もとの止水の閉栓状態に戻って停止する。
【0010】すなわち、操作スイッチPの投入によって
投入ゲートPGの出力が所定の時間だけ0になる。これ
によってフリップフロップF’の出力は0のまま変わら
ないが、フリップフロップFの出力が1に反転し、トラ
ンジスタTを介して制御電圧Vcから電源リレーRに電
流が流れて電源リレーRを付勢する一方、タイマーTM
を起動する。電源リレーRの付勢によって接点rが図の
位置から他端に切り替わり、駆動電源Vdからモーター
M、第1のリミットスイッチL1の常閉接点Nc1、第
1のダイオードD1というように、矢印の方向にモータ
ーMを駆動する電流が流れ、水抜栓Vを開栓方向に駆動
する。第2のリミットスイッチL2の図の位置の常開接
点No2を介した確認ゲートDGの入力電圧は第1のダ
イオードD1の順方向の電圧降下分で0であり、確認ゲ
ートDGのトランジスタTgのベース電流は流れずその
出力は1、確認ゲートDGのオアの出力は1のままであ
る。水抜栓Vが開栓方向に駆動し始めると第2のリミッ
トスイッチL2では検出体が回転を始め、その凸部がヒ
ンジレバーを離れて図の位置から他端の常閉接点Nc2
に切り替わるが、モーターMには駆動電流が流れ続け、
水抜栓Vは開いていき、便器に水が流れ始める。確認ゲ
ートDGのトランジスタTgのベースに電流は流れず、
変化はない。水抜栓Vが十分に開くと位置を検出する第
1のリミットスイッチL1ではヒンジレバーが検出体の
凸部に押されて図の常閉接点Nc1から他端の常開接点
No1に切り替わって駆動電流がなくなってモーターM
が停止し、水抜栓Vが開栓状態になって十分な水が便器
に流れる。一定時間がたってタイマーTMのコンデンサ
Ctが充電されるとインバータを介してタイマーTMの
出力が0になり、フリップフロップFの出力が1から0
に復帰すると充電されていたコンデンサCtがダイオー
ドによって急速に放電する一方、トランジスタTを介し
た電源リレーRの付勢が断たれて接点rが図の位置に復
帰する。電源リレーRの接点rの復帰によって駆動電源
Vdから接点r’、第2のダイオードD2、図の位置か
ら切り替わった第2のリミットスイッチL2の常閉接点
Nc2を介してモーターMには図の矢印と逆方向の駆動
電流が流れ、水抜栓Vを閉栓方向に駆動する。水抜栓V
が閉栓方向に駆動し始めると第1のリミットスイッチL
1が押されていた常開接点No1から図の常閉接点Nc
1に復帰するが、モーターMには駆動電流が流れ続け、
水抜栓Vは閉じていき、確認ゲートDGのトランジスタ
Tgのベースに電流は流れず、その出力は変わらない。
水抜栓Vが止水になると位置を検出する第2のリミット
スイッチL2のヒンジレバーが押されて図の常開接点N
o2に復帰して駆動電流がなくなってモーターMが停止
し、水抜栓Vが止水の閉栓状態に復帰して便器に流れて
いた水が止まる。
【0011】このように、切り替えスイッチSが図の位
置にあるときに操作スイッチPを押すと、水抜栓Vが開
栓状態になって便器に水を流し、一定時間が経過すると
止水の閉栓状態に復帰する。この間、確認ゲートDGの
入力のトランジスタTgのベースには電流が流れず、そ
れ以降の確認ゲートDGに変化はない。
【0012】水抜栓Vが止水の閉栓状態にあるときに切
り替えスイッチSを他端に切り替えると、次のようにし
て水抜栓Vが排水の閉栓状態になって停止する。
【0013】すなわち、駆動電源Vdから図の位置にあ
る電源リレーRの接点r、確認リレーR’の接点r’、
図の他端の切り替えスイッチS、第1のリミットスイッ
チL1の図の位置にある常閉接点Nc1を介し、モータ
ーMに図の矢印と逆方向の電流が流れ、水抜栓Vを更に
閉栓方向に駆動する。水抜栓Vが更に閉栓方向に駆動さ
れているとき、第2のリミットスイッチL2のヒンジレ
バーは検出体の凸部によって押され続けており、常開接
点No2を介して確認ゲートのトランジスタTgにベー
ス電流が流れて出力が1から0になり、インバータを介
したオアの一方の入力は1、オアの他方の入力では抵抗
を介してコンデンサCo’が放電し、確認ゲートDGの
出力は1のままである。水抜栓Vが更に駆動して排水に
なると位置を検出する第2のリミットスイッチL2のヒ
ンジレバーと検出体の凸部が離れて押されなくなり、常
閉接点Nc2に切り替わって確認ゲートDGの入力のト
ランジスタTgのベース電流がなくなる。これによって
トランジスタTgの出力が1になり、インバータを介し
たオアの一方の入力が0、他方の入力はコンデンサC
o’が充電されるまでの間だけ0を保持し、オアの出力
が所定の時間だけ0になってフリップフロップF’の出
力が1に反転してトランジスタT’を介して確認リレー
R’が付勢され、接点r’が図の位置から他端に切り替
わってモーターMの駆動電流を断ち、水抜栓Vは排水の
閉栓状態になって停止する。
【0014】このように、切り替えスイッチSを他端に
切り替えると、水抜栓Vが排水の閉栓状態になって停止
する。この状態から操作スイッチPを押すと、次のよう
にして水抜栓Vが開栓状態となり、一定時間が経過する
と、もとの排水の閉栓状態に戻って停止する。
【0015】すなわち、操作スイッチPの投入によって
投入ゲートPGの出力が所定の時間だけ0になってフリ
ップフロップFの出力が1に反転し、トランジスタTを
介して電源リレーRを付勢するとともにタイマーTMを
起動する一方、フリップフロップF’の出力は1から0
に復帰するが、抵抗とコンデンサC’によって確認リレ
ーR’は電源リレーRが付勢した後に除勢する。電源リ
レーRの付勢によって接点rが図の位置から他端に切り
替わり、駆動電源VdからモーターM、第1のリミット
スイッチL1の常閉接点Nc1、第1のダイオードD1
というように、矢印の方向にモーターMを駆動する電流
が流れ、水抜栓Vを開栓方向に駆動するが、確認ゲート
DGのトランジスタTgのベース電流は流れず、確認ゲ
ートDGのオアの出力は1のままである。電源リレーR
の付勢から遅れて確認リレーR’が除勢して接点r’が
図の位置に戻ると、駆動電流を流していた第1のダイオ
ードは短絡し、駆動電流は図の他端の位置にある切り替
えスイッチSと接点r’を通る。排水の閉栓状態にある
水抜栓Vが開栓方向に駆動し始めると、第2のリミット
スイッチL2では検出体の凸部がヒンジレバーを押して
図の位置の常開接点No2になるが、確認ゲートDGの
トランジスタTgのベース電流は流れず、モーターMに
は駆動電流が流れ続け、水抜栓Vは開栓方向に駆動され
ていく。水抜栓Vが更に開栓方向に駆動されて第2のリ
ミットスイッチL2で凸部がヒンジレバーを離れる直前
がさきに述べた止水の閉栓状態で、そこをこえて図の他
端の常閉接点Nc2になってもモーターMには駆動電流
が流れ続け、水抜栓Vは開栓方向に駆動されていき、確
認ゲートDGも変わらない。水抜栓Vが十分に開くと位
置を検出する第1のリミットスイッチL1ではヒンジレ
バーが検出体の凸部に押されて図の常閉接点Nc1から
他端の常開接点No1に切り替わって駆動電流がなくな
ってモーターMが停止し、水抜栓Vが開栓状態になって
十分な水を便器に流す。一定時間がたってタイマーTM
の出力が0になり、フリップフロップFの出力が1から
0に復帰すると、トランジスタTを介した電源リレーR
の付勢がたたれて接点rが図の位置に復帰する。電源リ
レーRの接点rの復帰によって駆動電源Vdから接点
r’、第2のダイオードD2、図の位置から切り替わっ
た第2のリミットスイッチL2の常閉接点Nc2を介し
てモーターMには図の矢印と逆方向の駆動電流が流れ、
水抜栓Vを閉栓方向に駆動する。水抜栓Vが閉栓方向に
駆動し始めると第1のリミットスイッチL1が押されて
いた常開接点No1から図の常閉接点Nc1に復帰して
第2のダイオードを短絡し、モーターMには駆動電源V
dから接点r’、図の他端の切り替えスイッチS、第1
のリミットスイッチL1の常閉接点Nc1を介して駆動
電流が流れる。水抜栓Vが閉栓方向に駆動されて便器に
流れる水量が減少していってついに水が止まると、位置
を検出する第2のリミットスイッチL2のヒンジレバー
が押されて図の常開接点No2に復帰するが、駆動電流
はそれ以前と同様に、駆動電源Vdから図の位置にある
電源リレーRの接点r、確認リレーR’の接点r’、図
の他端にある切り替えスイッチS、第1のリミットスイ
ッチL1の図の位置にある常閉接点Nc1を介して流
れ、水抜栓Vを更に閉栓方向に駆動する。水抜栓Vが更
に閉栓方向に駆動されているとき、第2のリミットスイ
ッチL2のヒンジレバーは検出体の凸部によって押され
続けており、常開接点No2を介して確認ゲートのトラ
ンジスタTgにベース電流が流れてその出力が0になる
が、インバータを介したオアの一方の入力は1、オアの
他方の入力では抵抗を介してコンデンサCo’が放電
し、確認ゲートDGの出力は1のままである。水抜栓V
が更に駆動して排水になると位置を検出する第2のリミ
ットスイッチL2のヒンジレバーと検出体の凸部が離れ
て押されなくなり、常閉接点Nc2に切り替わり、確認
ゲートDGの入力のトランジスタTgのベース電流がな
くなる。これによってトランジスタTgの出力が1にな
り、オアの出力が所定の時間だけ0になってフリップフ
ロップF’の出力が1に反転してトランジスタT’を介
して確認リレーR’が付勢され、接点r’が図の位置か
ら他端に切り替わってモーターMの駆動電流を断ち、水
抜栓Vは排水の閉栓状態に復帰して停止する。
【0016】このように、切り替えスイッチSが図の他
端にある状態で操作スイッチPを押すと、水抜栓Vが開
栓状態となり、一定時間が経過すると、もとの排水の閉
栓状態に戻って停止する。水抜栓Vが排水の閉栓状態状
態で切り替えスイッチSを図の位置に戻しても、モータ
ーMに駆動電流は流れない。この状態から操作スイッチ
Pを押すと、電源リレーRの接点rが図の他端に切り替
わり、図の位置の第1のリミットスイッチの常閉接点N
c1と第1のダイオードD1を介してモーターMに図の
矢印方向の駆動電流が流れ、確認リレーR’の接点r’
が図の位置に復帰し、第2のリミットスイッチL2が図
の他端の常閉接点Nc2から一度離れて戻り、第1のリ
ミットスイッチL1が図の位置から他端の常開接点No
1に切り替わってモーターMの駆動電流がなくなって水
抜栓Vが開栓状態になり、一定時間後、電源リレーRの
付勢が断たれて接点rが図の位置に復帰すると、モータ
ーMには図の位置の接点r’、第2のダイオードD2、
図の他端の第2のリミットスイッチL2の常閉接点Nc
2を介して駆動電流が流れて水抜栓Vを閉栓方向に駆動
し、第1のリミットスイッチL1を図の常閉接点Nc1
に戻し、第2のリミットスイッチL2を図の常開接点N
o2に戻すと駆動電流がなくなって水抜栓Vが止水の閉
栓状態になって停止する。接点はすべて図の位置に戻
り、以下、先に述べた切り替えスイッチSが図の位置に
ある場合の動作になる。
【0017】なお、以上の説明では、投入ゲートPGの
入力は操作スイッチPを採用していたが、入力はそれに
限定されるものではない。たとえば、操作スイッチPの
代わりに人の有無を検出する光電スイッチを採用し、人
のいるときは1、人のいないときに0が投入されるな
ら、人のいなくなったときに投入ゲートPGの出力のオ
アが所定の時間だけ0になり、フリップフロップFが反
転して電源リレーRが付勢し、水抜栓Vが開栓方向に駆
動される。この場合、人がいないと充電しているコンデ
ンサCoは人がきて放電し、人がいなくなって充電し始
めるが、十分に放電した後で充電し始めていくときに所
定の時間だけオアの出力が0になるので、コンデンサC
oが十分放電していないとオアの出力は0にはならず、
フリップフロップFは反転しない。つまり、所定の時間
以上いた人がいなくなってはじめてフリップフロップF
が反転して電源リレーRが付勢し、水抜栓Vが開栓方向
に駆動されるようになり、光電スイッチの検出範囲を通
過するだけの人に対しては投入ゲートPGが動作せず、
水抜栓Vが開栓方向に駆動されることはない。
【0018】また、切り替えスイッチSの操作は人間が
行うものとしていたが、温度スイッチを採用して水の凍
結しない時季には図の位置、水の凍結する時季には図の
他端に切り替えてももちろん構わない。
【0019】
【本発明の効果】以上に述べたように、本発明は外部か
らの操作によって水抜栓の閉栓位置を選択できるように
したものであり、それによって水の凍結する恐れのある
時季には水を止めてからも更に駆動して水抜栓以降の配
管内の水を排出する排水状態を閉栓位置とし、水の凍結
する恐れのない時季には水を止めるだけで排水しない止
水状態を閉栓位置とすることにより、水の凍結する恐れ
のない時季には水を止めるだけで排水しないので経済的
になり、また、次に来た使用者も水の出てくる時間を気
にかけずにすむ、という効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
Vc 制御電源 Vd 駆動電源 M モーター V 水抜栓 D1 第1のダイオード D2 第2のダイオード S 切り替えスイッチ L1 第1のリミットスイッチ L2 第2のリミットスイッチ No1 第1のリミットスイッチの常開接点 Nc1 第1のリミットスイッチの常閉接点 No2 第2のリミットスイッチの常開接点 Nc2 第2のリミットスイッチの常閉接点 R 電源リレー r 電源リレーの接点 R’ 確認リレー r’ 確認リレーの接点 DG 確認ゲート PG 投入ゲート P 操作スイッチ TM タイマー F,F’ フリップフロップ T,T’,Tg トランジスタ Ci,Co,Ct,C’,Co’,Ci’ コンデンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水抜栓を開閉する直流モーターと、外部
    からの操作によって極性を変える直流電源との間に、水
    抜栓の閉栓方向へのモーター駆動電流を遮断して開栓方
    向への駆動電流を通す第1のダイオードと、水抜栓が開
    栓状態になったことを検出して切り替わり、開栓方向へ
    の駆動電流を遮断する第1のリミットスイッチにより開
    栓駆動回路を形成し、これと並列に、常時は導通した接
    点を介し、開栓方向へのモーター駆動電流を遮断して閉
    栓方向への駆動電流を通す第2のダイオードと、閉栓方
    向に駆動された水抜栓が止水状態になったことを検出し
    て切り替わり、閉栓方向への駆動電流を遮断する第2の
    リミットスイッチによって閉栓駆動回路を形成するとと
    もに、外部からの操作によって切り替えスイッチを導通
    することにより、前述した接点を介して閉栓方向の駆動
    電流を遮断する第1のダイオードを短絡し、更に閉栓方
    向に駆動し、水抜栓が排水状態になって止水で切り替わ
    っていた第2のリミットスイッチが復帰したときに、前
    述した接点が閉栓方向の駆動電流を遮断することを特徴
    とする水抜栓開閉用モーターの制御回路。
JP10211094A 1994-04-14 1994-04-14 水抜栓開閉用モーターの制御回路 Expired - Fee Related JP3211557B2 (ja)

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