JPH09256347A - ポンプの取水装置 - Google Patents
ポンプの取水装置Info
- Publication number
- JPH09256347A JPH09256347A JP7041296A JP7041296A JPH09256347A JP H09256347 A JPH09256347 A JP H09256347A JP 7041296 A JP7041296 A JP 7041296A JP 7041296 A JP7041296 A JP 7041296A JP H09256347 A JPH09256347 A JP H09256347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water intake
- intake device
- strainer
- water
- intake
- Prior art date
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- Pending
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- Filtration Of Liquid (AREA)
- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水面近くの表層水を取水できるとともに、水
深が浅くなった場合でもヘドロ等の吸引を防止し得るよ
うにすること。 【解決手段】 ポンプに接続されたホース1の先端部が
連結され、外周部にフロート3が装着された筒状の取水
装置本体2と、その取水装置本体2にその下端から出入
自在に装着され、下端に重錘9が設けられたストレーナ
6とを有し、そのストレーナ6の取水装置本体2内への
出入に応じて取水開口面積が開閉制御される。
深が浅くなった場合でもヘドロ等の吸引を防止し得るよ
うにすること。 【解決手段】 ポンプに接続されたホース1の先端部が
連結され、外周部にフロート3が装着された筒状の取水
装置本体2と、その取水装置本体2にその下端から出入
自在に装着され、下端に重錘9が設けられたストレーナ
6とを有し、そのストレーナ6の取水装置本体2内への
出入に応じて取水開口面積が開閉制御される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポンプの取水装置に
係り、特に携帯式エンジンポンプに適した取水装置に関
する。
係り、特に携帯式エンジンポンプに適した取水装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
携帯式エンジンポンプによって、貯水池等から水を汲み
上げ取水する場合には、ポンプに接続されたホースの先
端に金属製の円筒に取水用の穴を多数開けたストレーナ
を設け、そのストレーナで除塵しながら取水することが
行われている。
携帯式エンジンポンプによって、貯水池等から水を汲み
上げ取水する場合には、ポンプに接続されたホースの先
端に金属製の円筒に取水用の穴を多数開けたストレーナ
を設け、そのストレーナで除塵しながら取水することが
行われている。
【0003】ところが、このようなものにおいては、ホ
ースとストレーナ自体の重量によって上記ストレーナが
沈むため、水面付近の表層水を取水することは不可能で
あり、ストレーナが貯水池等の底についた場合には、泥
やヘドロを吸い込んでしまい、或は細い砂利を吸い込
み、ポンプの故障もしくは寿命の低下を招く等の不都合
がある。
ースとストレーナ自体の重量によって上記ストレーナが
沈むため、水面付近の表層水を取水することは不可能で
あり、ストレーナが貯水池等の底についた場合には、泥
やヘドロを吸い込んでしまい、或は細い砂利を吸い込
み、ポンプの故障もしくは寿命の低下を招く等の不都合
がある。
【0004】そこで、取水部をフロートによって浮遊さ
せるようにすることも提案されている。
せるようにすることも提案されている。
【0005】すなわち、図5は上記取水部をフロートに
よって浮遊させるようにした取水装置を示す図であっ
て、堰堤1に設けられた導水管2から屈曲自在な取水管
3を延出し、その取水管3の先端部をフロート部4に支
持させるとともに、この取水管3の先端部に除塵フィル
タが設けられている。
よって浮遊させるようにした取水装置を示す図であっ
て、堰堤1に設けられた導水管2から屈曲自在な取水管
3を延出し、その取水管3の先端部をフロート部4に支
持させるとともに、この取水管3の先端部に除塵フィル
タが設けられている。
【0006】したがって、取水管3の先端が上記フロー
ト部4の作動によって水位の変動に追従し、常時水面付
近の表層水を取水することができる。
ト部4の作動によって水位の変動に追従し、常時水面付
近の表層水を取水することができる。
【0007】しかし、上述の如き装置は、貯水池の定位
置に設けられた設備にのみ適用できるものであり、携帯
式エンジンポンプにはそのまま通用することはできず、
しかもこのような装置においても水位が低下し、フロー
ト部が貯水池の底についた場合には、同じように泥やヘ
ドロ等を吸い込んでしまう等の問題がある。
置に設けられた設備にのみ適用できるものであり、携帯
式エンジンポンプにはそのまま通用することはできず、
しかもこのような装置においても水位が低下し、フロー
ト部が貯水池の底についた場合には、同じように泥やヘ
ドロ等を吸い込んでしまう等の問題がある。
【0008】本発明はこのような点に鑑み、水面近くの
表層水を取水できるとともに、水深が浅くなった場合で
もヘドロ等の吸入を防止し得るようにした取水装置を得
ることを目的とする。
表層水を取水できるとともに、水深が浅くなった場合で
もヘドロ等の吸入を防止し得るようにした取水装置を得
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ポンプに
接続されたホースの先端部が連結され、外周部にフロー
トが装着された筒状の取水装置本体と、その取水装置本
体にその下端から出入自在に装着され、下端に重錘が設
けられたストレーナとを有し、上記ストレーナの取水装
置本体内への出入に応じて取水開口面積が開閉制御され
るようにしたことを特徴とする。
接続されたホースの先端部が連結され、外周部にフロー
トが装着された筒状の取水装置本体と、その取水装置本
体にその下端から出入自在に装着され、下端に重錘が設
けられたストレーナとを有し、上記ストレーナの取水装
置本体内への出入に応じて取水開口面積が開閉制御され
るようにしたことを特徴とする。
【0010】第2の発明は、取水装置本体に設けられた
ストレーナには、上記ストレーナがその上限位置に移動
したとき取水装置本体の上部に設けられている栓体を開
放する栓体開放作動具が設けられていることを特徴とす
る。
ストレーナには、上記ストレーナがその上限位置に移動
したとき取水装置本体の上部に設けられている栓体を開
放する栓体開放作動具が設けられていることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0012】図1は本発明の取水装置の概略構成を示す
一部縦断斜視図であって、図中符号1は図示しない携帯
式のエンジンポンプに接続されたホースであって、その
ホース1の先端に筒状の取水装置本体2が連結され、そ
の取水装置本体2内に開口されている。上記筒状の取水
装置本体2の外周にはその全周に沿って延びるフロート
3が装着してあり、また頂壁には開口4(図2参照)が
形成され、その開口4には、図示しないスプリング等に
よって常時閉方向に付勢され、上記開口4を密閉する栓
体5が設けられている。また、上記取水装置本体2の下
端部には半径方向内方に突出し、周方向に延びるフラン
ジ状部2aが突設されている。
一部縦断斜視図であって、図中符号1は図示しない携帯
式のエンジンポンプに接続されたホースであって、その
ホース1の先端に筒状の取水装置本体2が連結され、そ
の取水装置本体2内に開口されている。上記筒状の取水
装置本体2の外周にはその全周に沿って延びるフロート
3が装着してあり、また頂壁には開口4(図2参照)が
形成され、その開口4には、図示しないスプリング等に
よって常時閉方向に付勢され、上記開口4を密閉する栓
体5が設けられている。また、上記取水装置本体2の下
端部には半径方向内方に突出し、周方向に延びるフラン
ジ状部2aが突設されている。
【0013】一方、上記取水装置本体2内にはストレー
ナ6が出入自在に装着されている。すなわち、取水装置
本体2内には、筒状の取水筒7が軸線方向(上下方向)
に摺動可能に配設されており、その取水筒7の下端部に
形成された小径部7aの下端に筒状に形成されたストレ
ーナ部8が連結されている。そして、取水筒7が下方位
置にあるとき、その取水筒7の小径部7aによって形成
された段部7bが前記フランジ状部2aと系合し、その
とき、上記小径部7aに連設されたストレーナ部8が取
水装置本体2の下端壁部を貫通し、下方に突出するよう
にしてある。また、上記取水装置本体2の下端から下方
に突出するストレーナ部8の下端には截頭円錐状の重錘
9が固着されている。また、上記取水筒7の上端部に
は、その取水筒7が上方に移動しストレーナ部8が取水
装置本体2内に挿入された状態になったとき、前記栓体
5に当接して栓体5を押し開く突起10が突設されてい
る。
ナ6が出入自在に装着されている。すなわち、取水装置
本体2内には、筒状の取水筒7が軸線方向(上下方向)
に摺動可能に配設されており、その取水筒7の下端部に
形成された小径部7aの下端に筒状に形成されたストレ
ーナ部8が連結されている。そして、取水筒7が下方位
置にあるとき、その取水筒7の小径部7aによって形成
された段部7bが前記フランジ状部2aと系合し、その
とき、上記小径部7aに連設されたストレーナ部8が取
水装置本体2の下端壁部を貫通し、下方に突出するよう
にしてある。また、上記取水装置本体2の下端から下方
に突出するストレーナ部8の下端には截頭円錐状の重錘
9が固着されている。また、上記取水筒7の上端部に
は、その取水筒7が上方に移動しストレーナ部8が取水
装置本体2内に挿入された状態になったとき、前記栓体
5に当接して栓体5を押し開く突起10が突設されてい
る。
【0014】図2は、上記のように構成された取水装置
の様子時の取水を表わした図であり、取水装置全体はフ
ロート3により水面に浮遊しており、重錘9により直立
状態にその姿勢を保つと同時に、取水筒7が下端位置に
移動され、ストレーナ部8が取水装置本体2から下方に
引き出された状態となっている。
の様子時の取水を表わした図であり、取水装置全体はフ
ロート3により水面に浮遊しており、重錘9により直立
状態にその姿勢を保つと同時に、取水筒7が下端位置に
移動され、ストレーナ部8が取水装置本体2から下方に
引き出された状態となっている。
【0015】したがって、図示しないポンプが動作され
ると、貯水池等の水は上記ストレーナ部8を通り、取水
筒7内に吸引され、さらに取水装置本体2内を通り、ホ
ース1を介して取水される。
ると、貯水池等の水は上記ストレーナ部8を通り、取水
筒7内に吸引され、さらに取水装置本体2内を通り、ホ
ース1を介して取水される。
【0016】そこで、貯水池等の水位が下がり、重錘9
が底面に達すると、図3に示すように、ストレーナ部8
が取水装置本体2内に相対的に突入された状態となり、
ストレーナ部における取水開口面積が減少される。すな
わち、上記重錘9は截頭円錐状としてあるため、底部が
十分な面積を有しており、泥中に沈み込むことがなく、
水面の低下に伴なってストレーナ部8が取水装置本体内
に収納される。
が底面に達すると、図3に示すように、ストレーナ部8
が取水装置本体2内に相対的に突入された状態となり、
ストレーナ部における取水開口面積が減少される。すな
わち、上記重錘9は截頭円錐状としてあるため、底部が
十分な面積を有しており、泥中に沈み込むことがなく、
水面の低下に伴なってストレーナ部8が取水装置本体内
に収納される。
【0017】このようにして、水面がさらに低下してス
トレーナ部8とともに取水筒7が完全に上限位置に移動
すると、図4に示すように、ストレーナ部8が完全に取
水装置本体2内に引き込んだ状態となり、ストレーナ部
8からの取水がストップすると同時に、取水筒7の頂部
に設けられている突起10によって栓体5が押し開か
れ、開口4から空気が流入し、取水装置本体2内、及び
ホース1並びにポンプ系内が真空状態になることが防止
され、エンジンの運転状態が無負荷とされる。
トレーナ部8とともに取水筒7が完全に上限位置に移動
すると、図4に示すように、ストレーナ部8が完全に取
水装置本体2内に引き込んだ状態となり、ストレーナ部
8からの取水がストップすると同時に、取水筒7の頂部
に設けられている突起10によって栓体5が押し開か
れ、開口4から空気が流入し、取水装置本体2内、及び
ホース1並びにポンプ系内が真空状態になることが防止
され、エンジンの運転状態が無負荷とされる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は取水装置
本体の外周にフロートを設け、取水装置本体が水面に浮
遊するようにしたので、常に水面近くの表層のきれいな
水を取水することができ、泥やヘドロ等の吸引を防止す
ることができる。しかも、取水装置本体内には下端に重
錘を設けたストレーナを出入自在に設けたので、水深が
浅くなり上記重錘が水底に接すると、それに対応して上
記ストレーナが取水装置本体内に侵入し、ストレーナの
開口面積が自動的に小さくなり、最終的には取水が停止
され、水面が低下した場合でも泥やヘドロの吸引がより
確実に防止される。
本体の外周にフロートを設け、取水装置本体が水面に浮
遊するようにしたので、常に水面近くの表層のきれいな
水を取水することができ、泥やヘドロ等の吸引を防止す
ることができる。しかも、取水装置本体内には下端に重
錘を設けたストレーナを出入自在に設けたので、水深が
浅くなり上記重錘が水底に接すると、それに対応して上
記ストレーナが取水装置本体内に侵入し、ストレーナの
開口面積が自動的に小さくなり、最終的には取水が停止
され、水面が低下した場合でも泥やヘドロの吸引がより
確実に防止される。
【0019】また、ストレーナからの取水が停止したと
きに取水装置本体の頂部の栓体を開放するようにしたも
のにおいては、取水停止と同時に空気が吸引され、ポン
プ系内等が真空状態になることが防止され、空気の流入
によりポンプが無負荷運転となり、エンジンにかかる負
担が軽減され、またポンプや取水装置にかかる負担も軽
減することができる。
きに取水装置本体の頂部の栓体を開放するようにしたも
のにおいては、取水停止と同時に空気が吸引され、ポン
プ系内等が真空状態になることが防止され、空気の流入
によりポンプが無負荷運転となり、エンジンにかかる負
担が軽減され、またポンプや取水装置にかかる負担も軽
減することができる。
【図1】本発明の取水装置の一部断面斜視図。
【図2】本発明の取水装置による通常時の取水時の様子
を示す断面図。
を示す断面図。
【図3】本発明の取水装置の重錘が水底に達した時の状
態を示す断面図。
態を示す断面図。
【図4】本発明の取水装置においてストレーナが完全に
取水装置本体内に侵入した状態を示す断面図。
取水装置本体内に侵入した状態を示す断面図。
【図5】従来の取水装置の一例を示す図。
1 ホース 2 取水装置本体 3 フロート 4 開口 5 栓体 6 ストレーナ 7 取水筒 8 ストレーナ部 9 重錘 10 突起
Claims (2)
- 【請求項1】ポンプに接続されたホースの先端部が連結
され、外周部にフロートが装着された筒状の取水装置本
体と、その取水装置本体にその下端から出入自在に装着
され、下端に重錘が設けられたストレーナとを有し、上
記ストレーナの取水装置本体内への出入に応じて取水開
口面積が開閉制御されるようにしたことを特徴とする、
ポンプの取水装置。 - 【請求項2】取水装置本体に設けられたストレーナに
は、上記ストレーナがその上限位置に移動したとき取水
装置本体の上部に設けられている栓体を開放する栓体開
放作動具が設けられていることを特徴とする、請求項1
記載のポンプの取水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7041296A JPH09256347A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | ポンプの取水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7041296A JPH09256347A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | ポンプの取水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09256347A true JPH09256347A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13430741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7041296A Pending JPH09256347A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | ポンプの取水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09256347A (ja) |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP7041296A patent/JPH09256347A/ja active Pending
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