JPH09255801A - プリプレグならびに繊維強化樹脂成形体およびその製造方法 - Google Patents

プリプレグならびに繊維強化樹脂成形体およびその製造方法

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JPH09255801A
JPH09255801A JP8067848A JP6784896A JPH09255801A JP H09255801 A JPH09255801 A JP H09255801A JP 8067848 A JP8067848 A JP 8067848A JP 6784896 A JP6784896 A JP 6784896A JP H09255801 A JPH09255801 A JP H09255801A
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JP
Japan
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prepreg
resin
epoxy resin
fiber
resin composition
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Application number
JP8067848A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takagishi
宏至 高岸
Hiroyuki Izumi
弘行 泉
Masazumi Enou
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂含有率のバラツキが小さく、曲げ強度の高
い繊維強化樹脂成形体および該成形体の成形に好適なガ
ラス繊維織物プリプレグを提供する。 【解決手段】ガラス繊維織物にエポキシ樹脂組成物を含
浸してなる、カバーファクターが93〜99.8%であ
るプリプレグ、またはエポキシ樹脂組成物を炭素繊維に
含浸してなる一方向プリプレグを内層とし、前記プリプ
レグを外層として積層してなる繊維強化樹脂成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は成形時の樹脂フロー
をコントロールしたガラス織物プリプレグおよび繊維強
化樹脂成形体およびその製造方法に関するものであり、
さらに詳しくはスキー板、ゴルフシャフト、釣り竿、自
転車フレームおよびテニスラケットなどに用いる成形時
の樹脂フローをコントロールしたプリプレグならびに繊
維強化樹脂成形体およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】繊維強化樹脂成形体は、その優れた力学
特性を利用しサーフボード、スキー板スノーボード、ゴ
ルフシャフト、釣竿、自転車フレームおよびテニスラケ
ットなどに使用されている。近年、高性能化、軽量化の
極限性能を追求するためにますます薄肉化が進み、その
ために、成形時の系外に流出する樹脂の動き、いわゆる
樹脂フローを適正化して成形体中の樹脂含有率を精度良
くコントロールすることが強く望まれている。
【0003】従来から、成形中の樹脂フローをコントロ
ールするためには、例えば特開平1−318527公報
や特開昭63−152644公報に開示されているよう
に、ポリビニルホルマールなどの熱可塑性樹脂やニトリ
ルゴムなどをエポキシ樹脂に配合して樹脂粘度を高くす
る方法が利用されている。しかし、この場合配合樹脂の
耐熱性が不足するために成形体の曲げ強度が不足した
り、高粘度の樹脂を強化繊維に含浸する際に樹脂の流動
性が低いためにプリプレグの含浸性が不足するといった
欠点があった。
【0004】さらに、得られた成形体に塗装をする際に
塗料の乗りを良くしたり、成形体表層の荒れを取り除く
ため、成形体の表面を研磨する場合があるが、かかる表
面研磨を行なう際に上記した熱可塑性樹脂やゴムなどを
添加した場合には、研磨時の発熱によって削り屑が融着
して研磨剤が目詰まりするという欠点が発生しやすかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決し、樹脂含有率のバラツキが小さく、曲げ強度の高
い繊維強化樹脂成形体および該成形体の成形に好適なガ
ラス繊維織物プリプレグを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、次のいずれかの構成を有する。すなわち、
ガラス繊維織物にエポキシ樹脂組成物を含浸してなる、
カバーファクターが93〜99.8%であるプリプレ
グ、エポキシ樹脂組成物を炭素繊維に含浸してなる一方
向プリプレグを内層とし、上記プリプレグを外層として
積層してなる繊維強化樹脂成形体、または、エポキシ樹
脂組成物を炭素繊維に含浸してなる一方向プリプレグを
内層とし、上記プリプレグを外層として積層することを
特徴とする繊維強化樹脂成形体の製造方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0008】本発明のプリプレグは、ガラス繊維織物に
エポキシ樹脂組成物を含浸してなるものであって、プリ
プレグのカバーファクターを93〜99.8%、好まし
くは94〜98%とするものである。プリプレグのカバ
ーファクターは、エポキシ樹脂組成物をガラス繊維織物
に含浸後のプリプレグにおける特性値である。プリプレ
グのカバーファクターは強化繊維織物の織目の大きさに
関連するもので、織物上に面積がS1 の領域を設定した
時、その面積S1 と、領域内に存在する織目の面積の総
和S2 とから、Cf=[(S1 −S2 )/S1 ]×10
0によって求められるCfを任意の10ヵ所について求
め、その単純平均値をカバーファクターとするものであ
る。カバーファクターが大きいほど織糸の開繊、拡幅・
偏平化が進んでいて織目が小さい。
【0009】成形中の樹脂フローを極力小さくするとい
う意味では、カバーファクターは100%、すなわち、
織目が完全に閉塞されているのが好ましいように考えが
ちであるが、そのような織物は織糸同士の拘束力が強す
ぎ織糸の移動の自由度が小さすぎるために、ドレープ性
に劣り皺などを発生しやすい。極めて僅かではあるが織
糸間に隙間を作り、変形の自由度を持たせておく必要が
ある。また完全に閉塞させるためにはコスト的に高くな
るにもかかわらず上述のように効果が少ないことも考慮
しなければならない。従って、本発明においては、上述
した織糸の開繊、拡幅・偏平化の程度とドレープ性のバ
ランスを考え、プリプレグのカバーファクターの上限を
99.8%とする。プリプレグのカバーファクターが9
3%未満の場合には、ガラス繊維織物の経糸間と緯糸間
に形成される隙間である織目の潰れが不十分であり、成
形時に織目から樹脂が流れ出すために樹脂フローが大き
くなり、成形体中の樹脂含有率にムラが発生する。この
ため成形体の曲げ強度などの力学物性が著しく損なわれ
る。プリプレグのカバーファクターが93〜99.8%
の範囲にあることは、織物プリプレグ本来のドレープ性
を保持したまま成形時の樹脂フローが抑制されるため
に、得られた成形体は均一な樹脂含有率を有し力学物性
も良好なものとなる。
【0010】本発明において、プリプレグのカバーファ
クターは具体的に次のようにして求めることができる。
【0011】すなわち、先ず、実体顕微鏡、例えば株式
会社ニコン社製実体顕微鏡SMZ−10−1を使用して
プリプレグの表面を織物の織り目が見えるよう撮影す
る。撮影倍率は、後の画像解析において解析範囲に経糸
および緯糸がそれぞれ2〜20本入るよう10倍以内に
設定する。次に、得られた写真から織目部分の面積を測
定する。この時、織目部分は近似的に長方形として扱
い、織目を構成する2辺の積を織目の面積とする。この
様にして測定した織目部分の面積の総和S2 と全体の面
積S1 とから、上述した式に基づいてCfを計算する。
同様の測定を、同じプリプレグについて10ヵ所行な
い、その単純平均値をプリプレグのカバーファクターと
する。
【0012】本発明で使用するガラス繊維織物の繊維素
材は用途に応じてあらゆる種類のガラス繊維を使用する
ことが可能である。また、目付け、糸密度および織組織
等も特に限定されるものではないが、織成操作の容易性
や後述する開繊、拡幅・偏平化処理における織糸内での
単繊維の分散の均一性を向上せしめる観点から、目付け
20〜150g/m2 、経糸及び緯糸密度20〜80本
/25mmの平織組織を有するガラス繊維織物を使用す
るのがよく、成形品の軽量化効果を考慮すると、目付け
30〜120g/m2 、経糸及び緯糸糸密度30〜70
本/25mmの平織組織を有するガラス繊維織物を使用
するのがよい。更に、経糸および緯糸に、同じ単繊維数
で繊度の等しい糸を使用し、かつ経糸方向と緯糸方向と
で糸密度を等しくすることが好ましい。このようなガラ
ス繊維織物のカバーファクターは通常70〜90%の範
囲にある。ここで、ガラス繊維織物のカバーファクター
は、前記プリプレグのカバーファクターの測定法におい
て、プリプレグのかわりにガラス繊維織物を被測定物と
する以外は同様にして求めることができる。
【0013】さて、プリプレグのカバーファクターを前
記範囲とするガラス繊維織物プリプレグを得るために
は、ガラス織物自体を開繊、拡幅・偏平化処理してカバ
ーファクターを大きくした後にプリプレグ化することが
有効である。ガラス繊維織物を開繊、拡幅・偏平化する
方法としては、特開昭61−194252号公報、特開
平3−76862号公報、特開平4−163364号公
報または実開平5−22590公報等に記載されている
ように、織物の緯糸方向に列状に配置した複数個のノズ
ルから噴出したウオータージェット流やエアジェット流
等の高圧流体により処理する、いわゆるウオータージェ
ットパンチング処理やエアジェットパンチング処理する
方法、ローラー間に挟んでニップする方法、超音波発信
子を接触させる方法、またはニードルパンチングやブラ
ッシング処理する方法などが用いられる。このような開
繊、拡幅・偏平化処理によって、85〜95%、好まし
くは91〜95%の範囲のカバーファクターを有するガ
ラス繊維織物とした後、エポキシ樹脂組成物を含浸せし
めてプリプレグとする。
【0014】本発明において、エポキシ樹脂とは1分子
あたり平均2個以上のエポキシ基を有する樹脂をいう。
具体的には、アミン類を前駆体とするエポキシ樹脂とし
て、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリ
グリシジル−p−アミノフェノール、トリグリシジル−
m−アミノフェノール、トリグリシジルアミノクレゾー
ルの各種異性体が挙げられる。
【0015】フェノール類を前駆体とするエポキシ樹脂
として、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹
脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂、レゾルシノール型エポキシ
樹脂が挙げられる。液状のビスフェノールA型エポキシ
樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂は低粘度である
ため、他のエポキシ樹脂や添加剤の配合に好ましい。
【0016】炭素炭素二重結合を有する化合物を前駆体
とするエポキシ樹脂としては、脂環式エポキシ樹脂等が
挙げられる。また、これらのエポキシ樹脂をブロム化し
たブロム化エポキシ樹脂も、樹脂の吸水率が低下し耐環
境性が向上する観点から好ましく用いられる。
【0017】これらエポキシ樹脂は2種以上の混合系で
用いてもよく、モノエポキシ化合物を含有してもよい。
耐熱性、耐水性および作業性のバランスを取る観点か
ら、特に好ましくは以下のエポキシ樹脂の組合わせが好
ましい。すなわち、各種エポキシ樹脂の組成割合を、次
の割合の範囲から選択するものである。
【0018】 ビスフェノールA型エポキシ(液状) 10〜40% ビスフェノールA型エポキシ(固形) 30〜60% フェノールノボラック型エポキシ 15〜45% エポキシ樹脂のより好ましい組み合わせは、次の3種を
組み合わせることである。
【0019】1つは、液状のビスフェノールA型液状エ
ポキシ樹脂であり、このエポキシ樹脂のエポキシ当量は
通常150以上、230以下であり、その好ましい使用
量はエポキシ樹脂100重量部に対して10〜25重量
部である。このエポキシ樹脂の使用量が10重量部より
少ないとプリプレグの粘着性が不足しがちであり、25
重量部より多いと樹脂粘度が低下し成形時の樹脂フロー
が大きくなる傾向にある。液状のビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂として、具体的には、エピコート828、エ
ピコート827(油化シェルエポキシ社製)、YD11
5、YD128(東都化成社製)、EPC840、EP
C855(大日本インキ化学社製)、GY250、GY
260(チバガイギー社製)、DER317、DER3
24(ダウケミカル社製)等が挙げられる。
【0020】2つ目は、固形のビスフェノールA型エポ
キシ樹脂であり、このエポキシ樹脂のエポキシ当量は通
常400〜3, 000であり、その好ましい使用量はエ
ポキシ樹脂100重量部に対して40〜60重量部であ
る。このエポキシ樹脂の使用量が、40重量部より少な
いと樹脂粘度が低下し成形時の樹脂フローが大きくなり
がちであり、60部より多いとプリプレグの粘着性およ
び成形体の耐熱性が不足することがある。固形のビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂として、具体的にはエピコー
ト1001、エピコート1004、エピコート100
7、エピコート1009(油化シェルエポキシ社製)、
YD014、YD017(東都化成社製)、EPC10
55、EPC2055、EPC7050(大日本インキ
化学社製)、DER661、DER667(ダウケミカ
ル社製)等が挙げられる。
【0021】3つ目は、フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂であり、その好ましい使用量はエポキシ樹脂10
0重量部に対して15〜45重量部である。このエポキ
シ樹脂の使用量が30重量部より少ないと成形体の耐熱
性が不足しがちであり、50重量部より多いとプリプレ
グの粘着性が不足することがある。これらフェノールノ
ボラック型エポキシ樹脂としては、具体的にエピコート
152、エピコート154(油化シェルエポキシ社
製)、DEN431、DEN439(ダウケミカル社
製)、EPCN738、EPCN865(大日本インキ
化学社製)、EPN1139、EPN1299(チバガ
イギー社製)等が挙げられる。
【0022】本発明に使用するエポキシ樹脂組成物を構
成する別の要素のひとつは硬化剤である。硬化剤はエポ
キシ基と反応し得る活性基を有する化合物であればこれ
を用いることができる。アミノ基、酸無水物基、アジド
基、水酸基を有する化合物が好ましく用いられる。
【0023】例えば、ジシアンジアミド、ジアミノジフ
ェニルスルホンの各種異性体、アミノ安息香酸エステル
類、各種酸無水物、ポリアミド樹脂、フェノールノボラ
ック樹脂、クレゾールノボラック樹脂が挙げられる。ジ
シアンジアミドはプリプレグの保存性が優れるため本発
明には最も適している。その添加量はエポキシ樹脂10
0部に対して2〜8部が好ましい。
【0024】エポキシ樹脂芳香族ジアミンを硬化剤とし
て用いると耐熱性良好なエポキシ樹脂硬化物が得られ
る。特に、ジアミノジフェニルスルホンの各種異性体
は、耐熱性の良好な硬化物を必要とする場合に好ましく
使用される。
【0025】アミノ安息香酸エステル類としては、トリ
メチレングリコールジ−p−アミノベンゾエートやネオ
ペンチルグリコールジ−p−アミノベンゾエートが好ん
で用いられ、ジアミノジフェノルスルホンに比較して耐
熱性に劣るものの、引張伸度、靭性に優れるため用途に
応じて選択して用いられる。メチルヘキサヒドロ無水フ
タル酸に代表される酸無水物を硬化剤として用いると、
耐熱性が高い硬化物を与え、低粘度で作業性に優れたエ
ポキシ樹脂組成物が得られる。フェノールノボラック樹
脂或はクレゾールノボラック樹脂は、これを硬化剤とし
て用いると、分子鎖中に耐加水分解性の優れたエーテル
結合が導入され硬化物の耐湿性が向上するため好まし
い。更に、種々の硬化触媒も併用することができる。そ
の代表的なものとしては、尿素化合物や三フッ化ホウ素
のモノエチルアミン錯体や三級アミン化合物が挙げられ
る。尿素化合物は、ジシアンジアミドを硬化剤として使
用する場合に好ましく使用される。かかる尿素化合物と
しては下式で表される化合物が好適に使用される。
【0026】
【化1】 (式中、XおよびYは水素原子、塩素原子、臭素原子、
メチル基、メトキシ基、エトキシ基、ニトロ基又は−N
HCONR1 (R2 )、R1 およびR2 はアルキル基、
アリル基、アルコキシ基、アルケニル基またはアラルキ
ル基を示し、R1とR2 は一緒になって複素環を形成し
てもよい。) このような化合物の具体例としては、次の化合物があげ
られる。すなはち、N−(3−クロロ−4−メトキシフ
ェニル)−N,N´−ジメチル尿素、 N−(4−クロ
ロフェニル)−N,N´−ジメチル尿素、N−(3−ク
ロロ−4−エチルフェニル)−N,N´−ジメチル尿
素、N−(4−クロロフェニル)−N,N´−ジプロピ
ル尿素、N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−
N,N´−ジメチル尿素、N−(3,4−ジクロロフェ
ニル)−N,N´−ジメチル尿素、N−(4−メチル−
3−ニトロフェニル)−N,N´−ジメチル尿素、N−
(4−エトキシフェニル)−N,N´−ジメチル尿素、
N−(4−クロロフェニル−カルバモイル)ピペリジ
ン、N−(4−クロロフェニル−カルバモイル)モルホ
リンなどである。なかでも3−(3,4−ジクロロフェ
ニル)−1,1−ジメチル尿素が最も有効であり、その
添加量はエポキシ樹脂100部に対して1〜8部が好ま
しい。
【0027】プリプレグの成形時の樹脂フローを小さく
するためには、エポキシ樹脂組成物を高粘度化するのも
有効である。エポキシ樹脂組成物を高粘度化する手段と
しては、高分子量のエポキシ樹脂を使用する方法、ポリ
ビニルホルマールなどの熱可塑性樹脂やゴムなどのエラ
ストマーを添加する方法がある。一方、プリプレグはホ
ットメルト法で製造されることが多いが、ホットメルト
法では離型紙などの上に樹脂を均一にコーティングした
樹脂担持シートをシート状の強化繊維の片面または上下
面から挟み込んで加熱・加圧する。この時、樹脂に対し
て大きな剪断力が作用する。ここで、熱可塑性樹脂やエ
ラストマーを添加する方法で得られるエポキシ樹脂組成
物は剪断速度依存性が比較的小さいために、エポキシ樹
脂組成物に対する剪断応力速度が大きい、樹脂担持シー
トの製造時や強化繊維に対する樹脂の含浸時においても
樹脂の粘度が高く、特にコーティング厚みの小さい樹脂
担持シートの製造が困難になったり、強化繊維に対する
樹脂の含浸が困難になったりするという問題が発生する
こともある。また、ポリビニルホルマールなどの熱可塑
性樹脂やゴムなどのエラストマーを添加して高粘度化さ
れたエポキシ樹脂組成物からなるプリプレグを用いて、
釣竿、ゴルフシャフトなどの成形体を作製した場合、そ
の成形体の表面研磨を行なう工程で、研磨時の発熱によ
って削り屑が融着して研磨材が目詰まりするという問題
が発生しやすい。
【0028】かかる観点から、上述したエポキシ樹脂組
成物において、樹脂フローを小さくし、成形品の表面を
研磨する際に削り屑が融着して研磨材が目詰りするとい
う欠点を解消し工程安定性を良好なものとする観点か
ら、シリカ粒子などの無機粒子を、添加するのがよい。
シリカ粒子を添加したエポキシ樹脂組成物の粘度は、大
きな剪断速度依存性を有し、剪断速度が小さな領域での
樹脂粘度は大きいが、剪断速度が大きくなるに従って樹
脂粘度は急激に小さくなる。したがって、エポキシ樹脂
組成物に対する剪断応力速度が大きい、樹脂担持シート
の製造時や強化繊維に対する樹脂の含浸時においては樹
脂粘度が低下して樹脂コーティングおよび強化繊維に対
する樹脂含浸が容易になるという利点がある。一方、プ
リプレグから繊維強化樹脂成形体を成形する過程では、
一般的な状況では樹脂に作用する剪断力は小さいため、
本発明に用いるエポキシ樹脂組成物は、かかる場合には
樹脂粘度が高いので成形時における樹脂フローを小さく
できるのである。さらには、シリカ微粒子を添加したエ
ポキシ樹脂組成物では、シリカ粒子の耐熱性が大きいた
めに成形物の研磨時に目詰まりするという問題も解消す
ることができる。
【0029】エポキシ樹脂組成物にシリカ粒子を添加す
る場合には、その添加量をエポキシ樹脂100重量部に
対して1〜15重量部とするのが好ましい。添加量が1
重量部より少ないと高粘度化の効果が不十分となりがち
であり、添加量が15重量部よりも多くなると、得られ
る繊維強化樹脂成形体の力学物性が低下することがあ
る。シリカ粒子の1次粒径としては1μm以下であるこ
とが好ましく、粒径が1μmよりも大きいと高粘度化の
効果が不十分となる場合がある。なお、通常シリカ粒子
の1次粒径は0.005μm以上である。
【0030】また、本発明において用いるエポキシ樹脂
組成物は、上記粘度の剪断速度依存性をより適正なもの
とする観点から、次式で示すチクソトロピー指数(T
I)を1.2以上、好ましくは1.5以上とするのがよ
い。
【0031】TI=η0.1 /η10 ここで、η0.1 は、70℃で測定した周波数0.1ヘル
ツにおけるエポキシ樹脂組成物の粘度、η10は、70℃
で測定した周波数10ヘルツにおけるエポキシ樹脂組成
物の粘度である。
【0032】本発明のプリプレグの製法としては、エポ
キシ樹脂組成物をマトリックス樹脂とした公知の技術が
採用できる。樹脂組成物を適当な溶媒に溶かした後にガ
ラス繊維織物に含浸する、いわゆる湿式法(ウエット
法)によってもプリプレグを製造できる。しかし、溶剤
を使用しないホットメルト法を用いると、含浸工程で織
物に対してプレス圧力を作用させられるために織物プリ
プレグのカバーファクターを更に大きくできるので有利
である。ホットメルト法でプリプレグを製造する場合、
エポキシ樹脂組成物を離型紙等の上に均一にコーティン
グした樹脂担持フィルムを織物の片面または両面に貼付
して、圧力と温度をかけて樹脂を織物中に含浸せしめ
る。かかるプリプレグ化工程を経ることによってガラス
繊維織物の開繊、拡幅・偏平化が更に促進され、最終的
にプリプレグのカバーファクターを前記範囲とする織物
プリプレグが製造できるのである。
【0033】また、この時含浸時の線圧(最大接触圧
力)が1,000〜4,000Kg/cm、好ましく
は、1,500〜3,000Kg/cmの範囲にあるこ
とが好ましい。線圧が1,000Kg/cm未満である
とプリプレグの含浸性が不十分となることがある。ま
た、プリプレグのカバーファクターが所望の範囲となら
ない場合がある。逆に、線圧が4,000Kg/cmを
超えると含浸時に樹脂がはみ出してプリプレグの樹脂含
有率が極端に少なくなったり、ガラス織物を構成する織
糸が曲るという問題が生じる場合がある。
【0034】ここで、含浸線圧(最大接触圧力)σH
(Kg/cm)は円筒−円筒状の同じ材質からなる2本
のロールの場合、Hertzの弾性接触論によって次式
で計算されるものである。
【0035】 σH =0.418×(P×E/L×r* 1/2 式中、Pはロールに与える荷重、Eはロールの弾性係
数、Lはロールの接触長さ、r* は2本のロールの半径
1 、r2 から次式によって計算される曲率半径であ
る。
【0036】(1/r1 )+(1/r2 )=1/r* 得られるプリプレグにおいて、プリプレグ中の樹脂含有
率は30〜60重量%であることが好ましい。樹脂含有
率が30重量%未満であるとプリプレグの含浸性が悪く
なり、成形品中にボイドが発生し力学物性が損なわれる
ことがあり、樹脂含有率が60重量%を超えると成形品
の重量が大きくなりすぎるので、軽量化の観点からは好
ましくない。
【0037】本発明の繊維強化樹脂成形体は、エポキシ
樹脂組成物を炭素繊維に含浸してなる一方向プリプレグ
を内層とし、前記ガラス繊維織物プリプレグを外層とし
て積層してなるものである。
【0038】内層に使用する一方向炭素繊維プリプレグ
においては、前記したガラス織物プリプレグと同様のエ
ポキシ樹脂組成物を用いることが好ましい。
【0039】炭素繊維としては、ストランド引張試験に
より測定される引張弾性率が200GPa以上、好まし
くは280GPa以上、引張強度が3900MPa以
上、4400MPa以上の物性を有するものが好まし
い。引張弾性率および引張強度がそれぞれ200GPa
未満、3900MPa未満では得られた繊維強化樹脂管
状体の曲げ強度が低いとともに、所望の特性を発現する
ために厚肉の複合材料を作る必要があり軽量化メリット
が小さくなりがちである。なお、炭素繊維の引張弾性
率、引張強度の上限は、特に限定されるものではない、
比較的入手しやすいのは、それぞれ800〜900GP
a以下、8000〜10000MPa以下のものであ
る。
【0040】本発明において用いる一方向炭素繊維プリ
プレグの樹脂含有率は、プリプレグの含浸性と成形体の
軽量化を考慮すると、24〜50重量%であることが好
ましい。
【0041】本発明の繊維強化樹脂成形体を得るには、
上記した一方向炭素繊維プリプレグをマンドレル等に積
層、巻き付け等の賦型工程を経た後、外層に前記したガ
ラス織物プリプレグを少なくとも1層以上巻き付けた後
に、プレス、オートクレーブあるいはラッピング成形な
どの方法によって加熱成形する。本発明のガラス繊維織
物プリプレグを外層に使用することによって、成形過程
における樹脂フローが抑制されるので、均一な樹脂含有
率を有する成形体を得ることができる。
【0042】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。なお、実施例中、エポキシ樹脂組成物のチクソ
トロピー指数(TI)、ならびに炭素繊維のストランド
引張弾性率および強度は以下の方法により求めた。
【0043】(1)エポキシ樹脂組成物のチクソトロピ
ー指数(TI) レオメトリック社製粘弾性装置RDA−IIを使用し、半
径20mmの平行板間にエポキシ樹脂組成物を挟み込み
70℃で周波数0.1〜100Hzまで変化させて得ら
れる周波数−粘度曲線から、周波数0.1Hzの粘度
(η0.1 )と周波数10Hzの粘度(η10)を読み取り
下式に従って計算した。
【0044】TI=η0.1 /η10 (2)炭素繊維の引張弾性率および強度 JIS R−7601の樹脂含浸ストランド試験方法に
準じて測定した。樹脂処方としては、“BAKELIT
E”ERL4221/3フッ化ホウ素モノエチルアミン
/アセトン=100/3/4部を良く混合して用いた。
【0045】(実施例1)エポキシ当量188である液
状のビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート82
8、油化シェルエポキシ社製) 20Kg(20部)、
エポキシ当量?である固形のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂(エピコート1001、油化シェルエポキシ社
製) 50Kg(50部)、フェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂(エピコート154、油化シェルエポキシ社
製) 30Kg(30部)、ジシアンジアミド(DIC
Y−7、日本カーバイド社製) 5Kg(5部)、3−
(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチル尿素
(DCMU−99、保土ケ谷化学社製) 4Kg(4
部)をニーダー中で撹拌し樹脂組成物を得た。これを離
型紙にコーティングし樹脂担持シートとしたものを用い
た。次いで、一方向に引き揃えた引張強度4900MP
a、引張弾性率230GPa、単繊維数12,000フ
ィラメントの炭素繊維(“トレカ”T700SC、東レ
(株)製)の両側から樹脂担持シートで挟み込んで加熱
加圧含浸し、繊維目付け100g/m2 、樹脂量35重
量%の一方向炭素繊維プリプレグを作製した。
【0046】一方、ガラス繊維織物WEA−05E−1
05−F236N(日東紡績社製、目付け47g/
2 、たて密度59本/25mm、よこ密度46本/2
5mm、カバーファクター86.5%)を、経糸方向に
1.5m/分の速度で走行させながらウオータージェッ
トを使用して開繊、拡幅・偏平化処理をしカバーファク
ター94.2%のガラス織物を作製した。この時、織物
の緯糸方向に列状に配置した口径0.1mmのノズル緯
糸方向に揺動させながら使用した。また、ノズルのピッ
チは、織物の経糸ピッチの1/3以下であり噴射圧力は
50Kg/cm2 とした。
【0047】この織物を上記樹脂担持シートで両側から
挟み込み、80℃、2,300Kg/cmの線圧で含浸
しカバーファクター96.0%、樹脂量50重量%のプ
リプレグを作製した。
【0048】繊維強化樹脂成形体は以下の手順で成形し
た。すなわち、一方向炭素繊維プリプレグ2枚をお互い
の繊維軸が直交するように重ねあわせてプレスロールに
通し貼着しを得た。次に、外周面にシリコーン系離型剤
を塗布した外径20mmのマンドレルに、上記の2層プ
リプレグシートを一方の繊維軸とマンドレルの長手軸と
が一致するように3回巻き付けた。更に、マンドレルに
巻き付けた2層プリプレグの上にガラス織物プリプレグ
を1回巻き付け、ポリエステルテープを約2.4Kgの
力を加えながら、かつ2mmずつオーバーラップさせな
がら螺旋状に巻き付けた後、約130℃の加熱炉内で約
2時間加熱してエポキシ樹脂を硬化させた。この時の樹
脂フローは2.6%であり、成形体の断面を顕微鏡で観
察したところ樹脂リッチな部分や樹脂欠損部など欠点は
見られなかった。また、得られた1m長さの成形体10
0本を#400ベルトサンダーを使用して研磨したとこ
ろ、研磨材の目詰りによる交換は2回以内であった。
【0049】(実施例2)実施例1で得られた一方向炭
素繊維プリプレグの2層プリプレグシートを4層に積層
し、実施例1で得られたガラス織物プリプレグ2枚で挟
み込んだ後、約150℃に加熱したプレス成形機を使用
して面厚7Kg/cm2 、保持時間15分で平板を成形
した。この時の樹脂フローは3.0%であり、成形体の
断面を顕微鏡で観察したところ樹脂リッチな部分や樹脂
欠損部など欠点は見られなかった。また、得られた成形
板100枚について表面を#200サンダーを使用して
研磨したところ、研磨材の目詰りによる交換は不要であ
った。
【0050】(実施例3)エポキシ樹脂組成物に1次粒
径0.012のシリカ微粒子(“アエロジル”200、
日本アエロジル社製)を5部加えた以外は、実施例1と
同様にしてプリプレグおよび繊維強化樹脂成形体を製造
した。この時の樹脂フローは1.5%であり、成形体の
断面を顕微鏡で観察したところ樹脂リッチな部分や樹脂
欠損部など欠点は見られなかった。また、得られた成形
体100本を#400ベルトサンダーを使用して研磨し
たところ、研磨材の目詰りによる交換は2回以内であっ
た。 (比較例1)ガラス繊維織物WEA−05E−105−
F236N(日東紡績社製、目付け47g/m2 、たて
密度59本/25mm、よこ密度46本/25mm、カ
バーファクター86.5%)を開繊、拡幅・偏平化処理
をせずにそのまま使用し、実施例1と同様の方法でプリ
プレグ化してカバーファクター88%のガラス繊維織物
プリプレグを製造した。次いで、実施例1と同様の方法
で繊維強化樹脂成形体を作製した。この時の樹脂フロー
は18.5%であり、成形体の断面を顕微鏡で観察した
ところ樹脂リッチな部分や樹脂欠損部などの欠点が多数
見られた。
【0051】(比較例2)エポキシ樹脂組成物に、ポリ
ビニルホルマール(“ビニレックK”、チッソ社製)を
20部加えた以外は、比較例1と同様にしてプリプレグ
および繊維強化樹脂成形体を製造した。この時の樹脂フ
ローは0.5%であり、成形体の断面を顕微鏡で観察し
たところ樹脂リッチな部分や樹脂欠損部など欠点は見ら
れなかった。しかし、得られた成形体100本をベルト
サンダーを使用して研磨したところ、削り屑の融着によ
る研磨材の目詰りが顕著になり、研磨材の交換は35回
にのぼった。
【0052】
【発明の効果】本発明により、樹脂フローを小さくした
成形が可能となり、成形品の樹脂含有量のバラツキを小
さくし成型品の曲げ強度を高くすることできる。また、
樹脂フローを小さくするために熱可塑性樹脂やゴムなど
の添加を必要としないので、成形品の表面を研磨する際
に削り屑が融着して研磨材が目詰りするという欠点もな
くなる。さらに、本発明により、サーフボード、スキー
板、スノーボード、ゴルフシャフト、テニスラケット、
釣り竿、自転車フレームなどのスポーツ用途および産業
用途や航空宇宙用途に好適な、樹脂含有率のバラツキが
小さく曲げ強度の高い繊維強化樹脂成形体および該成形
体の成形に好適なプリプレグを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08K 7/14 B29C 67/14 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス繊維織物にエポキシ樹脂組成物を含
    浸してなる、カバーファクターが93〜99.8%であ
    るプリプレグ。
  2. 【請求項2】エポキシ樹脂組成物を炭素繊維に含浸して
    なる一方向プリプレグを内層とし、請求項1記載のプリ
    プレグを外層として積層してなる繊維強化樹脂成形体。
  3. 【請求項3】エポキシ樹脂組成物を炭素繊維に含浸して
    なる一方向プリプレグを内層とし、請求項1記載のプリ
    プレグを外層として積層することを特徴とする繊維強化
    樹脂成形体の製造方法。
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