JPH09255675A - フラン−3−カルボキシアミド誘導体の製造法 - Google Patents
フラン−3−カルボキシアミド誘導体の製造法Info
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- JPH09255675A JPH09255675A JP8073637A JP7363796A JPH09255675A JP H09255675 A JPH09255675 A JP H09255675A JP 8073637 A JP8073637 A JP 8073637A JP 7363796 A JP7363796 A JP 7363796A JP H09255675 A JPH09255675 A JP H09255675A
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- carboxylic acid
- carbon atoms
- furan
- ester
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Furan Compounds (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 殺微生物および殺虫性を有する、フラン−3
−カルボキシアミド誘導体を製造する方法を提供する。 【解決手段】 フラン−3−カルボン酸エステルと芳香
族アミン類とをt−ブトキシアルカリ金属塩触媒の存在
下で反応させ、フラン−3−カルボキシアミド誘導体を
得る。
−カルボキシアミド誘導体を製造する方法を提供する。 【解決手段】 フラン−3−カルボン酸エステルと芳香
族アミン類とをt−ブトキシアルカリ金属塩触媒の存在
下で反応させ、フラン−3−カルボキシアミド誘導体を
得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良好な殺微生物お
よび殺虫性を有するフラン−3−カルボキシアミド誘導
体の製造法に関する。
よび殺虫性を有するフラン−3−カルボキシアミド誘導
体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明におけるフラン−3−カルボキシ
アミド誘導体を得る製造法には、対応するフラン−3−
カルボン酸エステルを加水分解し、酸クロリド化を経
て、アミン類と反応させる方法が一般的である(例え
ば、J.Heterocycl.Chem.1981,
18,755)。しかし、この製造法では、目的物を得
るために3工程を要することから、工業的製造法として
は極めて不適当である。
アミド誘導体を得る製造法には、対応するフラン−3−
カルボン酸エステルを加水分解し、酸クロリド化を経
て、アミン類と反応させる方法が一般的である(例え
ば、J.Heterocycl.Chem.1981,
18,755)。しかし、この製造法では、目的物を得
るために3工程を要することから、工業的製造法として
は極めて不適当である。
【0003】一方、対応するフラン−3−カルボン酸エ
ステルを1工程でフラン−3−カルボキシアミド誘導体
へと変換する方法には以下に記述する方法が公知となっ
ている。
ステルを1工程でフラン−3−カルボキシアミド誘導体
へと変換する方法には以下に記述する方法が公知となっ
ている。
【0004】Tetrahedron Lett.,1
971,321、及び、特開昭49−47364号公報
には、触媒として水素化ナトリウムを使用する製造法が
開示されている。この水素化ナトリウムは、消防法別表
において第3類危険物「自然発火性及び禁水性物質」に
該当し、その危険性は以下のように知られている。「水
と爆発的に反応し、水素ガスを発生する。湿気により自
然発火の危険がある。」 また、このような危険性を回
避するためにオイルを含ませた状態で取り扱うものの、
このオイルを除去する操作が必須となることから、工業
的に使用するには非常に問題の多い物質である。
971,321、及び、特開昭49−47364号公報
には、触媒として水素化ナトリウムを使用する製造法が
開示されている。この水素化ナトリウムは、消防法別表
において第3類危険物「自然発火性及び禁水性物質」に
該当し、その危険性は以下のように知られている。「水
と爆発的に反応し、水素ガスを発生する。湿気により自
然発火の危険がある。」 また、このような危険性を回
避するためにオイルを含ませた状態で取り扱うものの、
このオイルを除去する操作が必須となることから、工業
的に使用するには非常に問題の多い物質である。
【0005】特開昭54−95538号公報には、活性
種としてマグネシウムジアニリド及び/又はアルミニウ
ムトリアニリドを使用する製造法が開示されている。こ
の方法での活性種は、マグネシウムジアニリド及び/又
はアルミニウムトリアニリドであるが、これを調製する
のに水素化ナトリウムを使用することから、先に挙げた
不具合は改善されていない。
種としてマグネシウムジアニリド及び/又はアルミニウ
ムトリアニリドを使用する製造法が開示されている。こ
の方法での活性種は、マグネシウムジアニリド及び/又
はアルミニウムトリアニリドであるが、これを調製する
のに水素化ナトリウムを使用することから、先に挙げた
不具合は改善されていない。
【0006】他方、フラン−3−カルボン酸エステル以
外のエステル体から1工程で対応するアミド体へと変換
する方法には種々の方法が公知となっているものの、低
反応性のため、本発明におけるフラン−3−カルボキシ
アミド誘導体への適用は甚だ不利であり、目的物は全く
得られないか、または、極めて低収率である。公知文献
は、Org.Synth.,Coll.Vol.IV,
80(1963)又はOrg.Synth.,Col
l.Vol.III ,108(1955)、及び、J.
Org.Chem.,1963,28,2915、T
etrahedron Lett.,1974,399
5を挙げることができる。
外のエステル体から1工程で対応するアミド体へと変換
する方法には種々の方法が公知となっているものの、低
反応性のため、本発明におけるフラン−3−カルボキシ
アミド誘導体への適用は甚だ不利であり、目的物は全く
得られないか、または、極めて低収率である。公知文献
は、Org.Synth.,Coll.Vol.IV,
80(1963)又はOrg.Synth.,Col
l.Vol.III ,108(1955)、及び、J.
Org.Chem.,1963,28,2915、T
etrahedron Lett.,1974,399
5を挙げることができる。
【0007】このように本発明におけるフラン−3−カ
ルボキシアミド誘導体を得る製造法において、工業的実
施可能な製造法は未だに提示されていない。
ルボキシアミド誘導体を得る製造法において、工業的実
施可能な製造法は未だに提示されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、対応
するフラン−3−カルボン酸エステルから1工程でフラ
ン−3−カルボキシアミド誘導体を高い収率で、且つ、
工業的スケールに適した安全で簡便な製造法を提供する
ことである。
するフラン−3−カルボン酸エステルから1工程でフラ
ン−3−カルボキシアミド誘導体を高い収率で、且つ、
工業的スケールに適した安全で簡便な製造法を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、これらの問
題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、触媒とし
て従来では全く使用されたことのないt−アルコキシア
ルカリ金属塩を用いることにより、対応するフラン−3
−カルボン酸エステルから1工程でフラン−3−カルボ
キシアミド誘導体が高い収率で、且つ、工業的スケール
に適した安全で簡便に得られることを見い出した。
題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、触媒とし
て従来では全く使用されたことのないt−アルコキシア
ルカリ金属塩を用いることにより、対応するフラン−3
−カルボン酸エステルから1工程でフラン−3−カルボ
キシアミド誘導体が高い収率で、且つ、工業的スケール
に適した安全で簡便に得られることを見い出した。
【0010】すなわち、本発明は、一般式(I)
【化4】 (式中、R1 及びR2 、R3 は同一又は異なって、水素
原子;炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシク
ロアルキル基を示し、R4 は炭素数1〜4のアルキル基
を示す)で表せられるフラン−3−カルボン酸エステル
を、一般式(II)
原子;炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシク
ロアルキル基を示し、R4 は炭素数1〜4のアルキル基
を示す)で表せられるフラン−3−カルボン酸エステル
を、一般式(II)
【化5】 (式中、R5 及びR6 は同一又は異なって、水素原子;
炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシクロアル
キル基;炭素数1〜4のアルコキシ基;ハロゲン原子;
ニトロ基を示す)で表せられる芳香族アミン類に作用さ
せ、一般式(III)
炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシクロアル
キル基;炭素数1〜4のアルコキシ基;ハロゲン原子;
ニトロ基を示す)で表せられる芳香族アミン類に作用さ
せ、一般式(III)
【化6】 (式中、R1 及びR2 、R3 は、同一又は異なって、水
素原子;炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシ
クロアルキル基を示し、R5 及びR6 は同一又は異なっ
て、水素原子;炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜
6のシクロアルキル基;炭素数1〜4のアルコキシ基;
ハロゲン原子;ニトロ基を示す。)で表せられるフラン
−3−カルボキシアミド誘導体を得る方法において、t
−アルコキシアルカリ金属塩を触媒として使用すること
を特徴とするフラン−3−カルボキシアミド誘導体の製
造法である。
素原子;炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシ
クロアルキル基を示し、R5 及びR6 は同一又は異なっ
て、水素原子;炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜
6のシクロアルキル基;炭素数1〜4のアルコキシ基;
ハロゲン原子;ニトロ基を示す。)で表せられるフラン
−3−カルボキシアミド誘導体を得る方法において、t
−アルコキシアルカリ金属塩を触媒として使用すること
を特徴とするフラン−3−カルボキシアミド誘導体の製
造法である。
【0011】
【発明の実施の形態】上記一般式(I)において、R1
及びR2 、R3 は同一又は異なって、水素原子;炭素数
1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシクロアルキル基
を示し、R4は炭素数1〜4のアルキル基を示す。
及びR2 、R3 は同一又は異なって、水素原子;炭素数
1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシクロアルキル基
を示し、R4は炭素数1〜4のアルキル基を示す。
【0012】上記一般式(I)において、R1 及び
R2 、R3 の定義における炭素数1〜6のアルキル基
は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−
ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、neo−ペンチ
ル、n−ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシルの
ような直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、好ましくは
炭素数1〜6のアルキル基を挙げることができ、更に好
ましくは炭素数1〜4のアルキル基を挙げることがで
き、特に好ましくはメチル基、エチル基を挙げることが
でき、最も好ましくはメチル基を挙げることができる。
R2 、R3 の定義における炭素数1〜6のアルキル基
は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−
ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、neo−ペンチ
ル、n−ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシルの
ような直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、好ましくは
炭素数1〜6のアルキル基を挙げることができ、更に好
ましくは炭素数1〜4のアルキル基を挙げることがで
き、特に好ましくはメチル基、エチル基を挙げることが
でき、最も好ましくはメチル基を挙げることができる。
【0013】上記一般式(I)において、R1 及び
R2 、R3 の定義における炭素数3〜6のシクロアルキ
ル基は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシルであり、好ましくは炭素数
3〜6のシクロアルキル基を挙げることができ、更に好
ましくはシクロペンチル基、シクロヘキシル基を挙げる
ことができる。
R2 、R3 の定義における炭素数3〜6のシクロアルキ
ル基は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシルであり、好ましくは炭素数
3〜6のシクロアルキル基を挙げることができ、更に好
ましくはシクロペンチル基、シクロヘキシル基を挙げる
ことができる。
【0014】上記一般式(I)において、R4 の定義に
おける炭素数1〜4のアルキル基は、例えば、メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、t−ブチルのような直鎖又
は分岐鎖のアルキル基であり、好ましくは炭素数1〜4
のアルキル基を挙げることができ、更に好ましくはメチ
ル基、エチル基、t−ブチル基を挙げることができる。
おける炭素数1〜4のアルキル基は、例えば、メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、t−ブチルのような直鎖又
は分岐鎖のアルキル基であり、好ましくは炭素数1〜4
のアルキル基を挙げることができ、更に好ましくはメチ
ル基、エチル基、t−ブチル基を挙げることができる。
【0015】上記一般式(I)で表せられるフラン−3
−カルボン酸エステルは、具体的には、フラン−3−カ
ルボン酸メチルエステル、フラン−3−カルボン酸エチ
ルエステル、フラン−3−カルボン酸n−プロピルエス
テル、フラン−3−カルボン酸イソプロピルエステル、
フラン−3−カルボン酸n−ブチルエステル、フラン−
3−カルボン酸イソブチルエステル、フラン−3−カル
ボン酸sec−ブチルエステル、フラン−3−カルボン
酸t−ブチルエステル、2−メチルフラン−3−カルボ
ン酸メチルエステル、2−メチルフラン−3−カルボン
酸エチルエステル、2−メチルフラン−3−カルボン酸
n−プロピルエステル、2−メチルフラン−3−カルボ
ン酸イソプロピルエステル、2−メチルフラン−3−カ
ルボン酸n−ブチルエステル、2−メチルフラン−3−
カルボン酸t−ブチルエステル、5−メチルフラン−3
−カルボン酸メチルエステル、5−メチルフラン−3−
カルボン酸エチルエステル、5−メチルフラン−3−カ
ルボン酸n−プロピルエステル、5−メチルフラン−3
−カルボン酸イソプロピルエステル、5−メチルフラン
−3−カルボン酸n−ブチルエステル、5−メチルフラ
ン−3−カルボン酸t−ブチルエステル、2,5−ジメ
チルフラン−3−カルボン酸メチルエステル、2,5−
ジメチルフラン3−カルボン酸エチルエステル、2,5
−ジメチルフラン−3−カルボン酸n−プロピルエステ
ル、2,5−ジメチルフラン−3−カルボン酸イソプロ
ピルエステル、2,5−ジメチルフラン−3−カルボン
酸n−ブチルエステル、2,5−ジメチルフラン−3−
カルボン酸イソブチルエステル、2,5−ジメチルフラ
ン−3−カルボン酸sec−ブチルエステル、2,5−
ジメチルフラン−3−カルボン酸t−ブチルエステル、
2−エチルフラン−3−カルボン酸メチルエステル、2
−エチルフラン−3−カルボン酸エチルエステル、2−
エチルフラン−3−カルボン酸n−プロピルエステル、
2−エチルフラン−3−カルボン酸イソプロピルエステ
ル、2−エチルフラン−3−カルボン酸n−ブチルエス
テル、2−エチルフラン−3−カルボン酸t−ブチルエ
ステル、5−エチルフラン−3−カルボン酸メチルエス
テル、5−エチルフラン−3−カルボン酸エチルエステ
ル、5−エチルフラン−3−カルボン酸n−プロピルエ
ステル、5−エチルフラン−3−カルボン酸イソプロピ
ルエステル、5−エチルフラン−3−カルボン酸n−ブ
チルエステル、5−エチルフラン−3−カルボン酸t−
ブチルエステル、2−メチル−5−エチルフラン−3−
カルボン酸メチルエステル、2−メチル−5−エチルフ
ラン−3−カルボン酸エチルエステル、2−メチル−5
−エチルフラン−3−カルボン酸n−プロピルエステ
ル、2−メチル−5−エチルフラン−3−カルボン酸イ
ソプロピルエステル、2−メチル−5−エチルフラン−
3−カルボン酸n−ブチルエステル、2−メチル−5−
エチルフラン−3−カルボン酸t−ブチルエステル、2
−エチル−5−メチルフラン−3−カルボン酸メチルエ
ステル、2−エチル−5−メチルフラン−3−カルボン
酸エチルエステル、2−エチル−5−メチルフラン−3
−カルボン酸n−プロピルエステル、2−エチル−5−
メチルフラン−3−カルボン酸イソプロピルエステル、
2−エチル−5−メチルフラン−3−カルボン酸n−ブ
チルエステル、2−エチル−5−メチルフラン−3−カ
ルボン酸t−ブチルエステル、2,5−ジエチルフラン
−3−カルボン酸メチルエステル、2,5−ジエチルフ
ラン−3−カルボン酸エチルエステル、2,5−ジエチ
ルフラン−3−カルボン酸n−プロピルエステル、2,
5−ジエチルフラン−3−カルボン酸イソプロピルエス
テル、2,5−ジエチルフラン−3−カルボン酸n−ブ
チルエステル、2,5−ジエチルフラン−3−カルボン
酸イソブチルエステル、2,5−ジエチルフラン−3−
カルボン酸sec−ブチルエステル、2,5−ジエチル
フラン−3−カルボン酸t−ブチルエステル、2,4,
5−トリメチルフラン−3−カルボン酸メチルエステ
ル、2,4,5−トリメチルフラン−3−カルボン酸エ
チルエステル、2,4,5−トリメチルフラン−3−カ
ルボン酸n−プロピルエステル、2,4,5−トリメチ
ルフラン−3−カルボン酸イソプロピルエステル、2,
4,5−トリメチルフラン−3−カルボン酸n−ブチル
エステル、2,4,5−トリメチルフラン−3−カルボ
ン酸イソブチルエステル、2,4,5−トリメチルフラ
ン−3−カルボン酸sec−ブチルエステル、2,4,
5−トリメチルフラン−3−カルボン酸t−ブチルエス
テル、2−シクロヘキシルフラン−3−カルボン酸メチ
ルエステル、2−シクロヘキシルフラン−3−カルボン
酸エチルエステル、2−シクロヘキシルフラン−3−カ
ルボン酸n−プロピルエステル、2−シクロヘキシルフ
ラン−3−カルボン酸イソプロピルエステル、2−シク
ロヘキシルフラン−3−カルボン酸n−ブチルエステ
ル、2−シクロヘキシルフラン−3−カルボン酸t−ブ
チルエステル、5−シクロヘキシルフラン−3−カルボ
ン酸メチルエステル、5−シクロヘキシルフラン−3−
カルボン酸エチルエステル、5−シクロヘキシルフラン
−3−カルボン酸n−プロピルエステル、5−シクロヘ
キシルフラン−3−カルボン酸イソプロピルエステル、
5−シクロヘキシルフラン−3−カルボン酸n−ブチル
エステル、5−シクロヘキシルフラン−3−カルボン酸
t−ブチルエステル等を例示することができる。
−カルボン酸エステルは、具体的には、フラン−3−カ
ルボン酸メチルエステル、フラン−3−カルボン酸エチ
ルエステル、フラン−3−カルボン酸n−プロピルエス
テル、フラン−3−カルボン酸イソプロピルエステル、
フラン−3−カルボン酸n−ブチルエステル、フラン−
3−カルボン酸イソブチルエステル、フラン−3−カル
ボン酸sec−ブチルエステル、フラン−3−カルボン
酸t−ブチルエステル、2−メチルフラン−3−カルボ
ン酸メチルエステル、2−メチルフラン−3−カルボン
酸エチルエステル、2−メチルフラン−3−カルボン酸
n−プロピルエステル、2−メチルフラン−3−カルボ
ン酸イソプロピルエステル、2−メチルフラン−3−カ
ルボン酸n−ブチルエステル、2−メチルフラン−3−
カルボン酸t−ブチルエステル、5−メチルフラン−3
−カルボン酸メチルエステル、5−メチルフラン−3−
カルボン酸エチルエステル、5−メチルフラン−3−カ
ルボン酸n−プロピルエステル、5−メチルフラン−3
−カルボン酸イソプロピルエステル、5−メチルフラン
−3−カルボン酸n−ブチルエステル、5−メチルフラ
ン−3−カルボン酸t−ブチルエステル、2,5−ジメ
チルフラン−3−カルボン酸メチルエステル、2,5−
ジメチルフラン3−カルボン酸エチルエステル、2,5
−ジメチルフラン−3−カルボン酸n−プロピルエステ
ル、2,5−ジメチルフラン−3−カルボン酸イソプロ
ピルエステル、2,5−ジメチルフラン−3−カルボン
酸n−ブチルエステル、2,5−ジメチルフラン−3−
カルボン酸イソブチルエステル、2,5−ジメチルフラ
ン−3−カルボン酸sec−ブチルエステル、2,5−
ジメチルフラン−3−カルボン酸t−ブチルエステル、
2−エチルフラン−3−カルボン酸メチルエステル、2
−エチルフラン−3−カルボン酸エチルエステル、2−
エチルフラン−3−カルボン酸n−プロピルエステル、
2−エチルフラン−3−カルボン酸イソプロピルエステ
ル、2−エチルフラン−3−カルボン酸n−ブチルエス
テル、2−エチルフラン−3−カルボン酸t−ブチルエ
ステル、5−エチルフラン−3−カルボン酸メチルエス
テル、5−エチルフラン−3−カルボン酸エチルエステ
ル、5−エチルフラン−3−カルボン酸n−プロピルエ
ステル、5−エチルフラン−3−カルボン酸イソプロピ
ルエステル、5−エチルフラン−3−カルボン酸n−ブ
チルエステル、5−エチルフラン−3−カルボン酸t−
ブチルエステル、2−メチル−5−エチルフラン−3−
カルボン酸メチルエステル、2−メチル−5−エチルフ
ラン−3−カルボン酸エチルエステル、2−メチル−5
−エチルフラン−3−カルボン酸n−プロピルエステ
ル、2−メチル−5−エチルフラン−3−カルボン酸イ
ソプロピルエステル、2−メチル−5−エチルフラン−
3−カルボン酸n−ブチルエステル、2−メチル−5−
エチルフラン−3−カルボン酸t−ブチルエステル、2
−エチル−5−メチルフラン−3−カルボン酸メチルエ
ステル、2−エチル−5−メチルフラン−3−カルボン
酸エチルエステル、2−エチル−5−メチルフラン−3
−カルボン酸n−プロピルエステル、2−エチル−5−
メチルフラン−3−カルボン酸イソプロピルエステル、
2−エチル−5−メチルフラン−3−カルボン酸n−ブ
チルエステル、2−エチル−5−メチルフラン−3−カ
ルボン酸t−ブチルエステル、2,5−ジエチルフラン
−3−カルボン酸メチルエステル、2,5−ジエチルフ
ラン−3−カルボン酸エチルエステル、2,5−ジエチ
ルフラン−3−カルボン酸n−プロピルエステル、2,
5−ジエチルフラン−3−カルボン酸イソプロピルエス
テル、2,5−ジエチルフラン−3−カルボン酸n−ブ
チルエステル、2,5−ジエチルフラン−3−カルボン
酸イソブチルエステル、2,5−ジエチルフラン−3−
カルボン酸sec−ブチルエステル、2,5−ジエチル
フラン−3−カルボン酸t−ブチルエステル、2,4,
5−トリメチルフラン−3−カルボン酸メチルエステ
ル、2,4,5−トリメチルフラン−3−カルボン酸エ
チルエステル、2,4,5−トリメチルフラン−3−カ
ルボン酸n−プロピルエステル、2,4,5−トリメチ
ルフラン−3−カルボン酸イソプロピルエステル、2,
4,5−トリメチルフラン−3−カルボン酸n−ブチル
エステル、2,4,5−トリメチルフラン−3−カルボ
ン酸イソブチルエステル、2,4,5−トリメチルフラ
ン−3−カルボン酸sec−ブチルエステル、2,4,
5−トリメチルフラン−3−カルボン酸t−ブチルエス
テル、2−シクロヘキシルフラン−3−カルボン酸メチ
ルエステル、2−シクロヘキシルフラン−3−カルボン
酸エチルエステル、2−シクロヘキシルフラン−3−カ
ルボン酸n−プロピルエステル、2−シクロヘキシルフ
ラン−3−カルボン酸イソプロピルエステル、2−シク
ロヘキシルフラン−3−カルボン酸n−ブチルエステ
ル、2−シクロヘキシルフラン−3−カルボン酸t−ブ
チルエステル、5−シクロヘキシルフラン−3−カルボ
ン酸メチルエステル、5−シクロヘキシルフラン−3−
カルボン酸エチルエステル、5−シクロヘキシルフラン
−3−カルボン酸n−プロピルエステル、5−シクロヘ
キシルフラン−3−カルボン酸イソプロピルエステル、
5−シクロヘキシルフラン−3−カルボン酸n−ブチル
エステル、5−シクロヘキシルフラン−3−カルボン酸
t−ブチルエステル等を例示することができる。
【0016】上記一般式(II)において、R5 及びR6
は同一又は異なって、水素原子;炭素数1〜6のアルキ
ル基;炭素数3〜6のシクロアルキル基;炭素数1〜4
のアルコキシ基;ハロゲン原子;ニトロ基を示す。
は同一又は異なって、水素原子;炭素数1〜6のアルキ
ル基;炭素数3〜6のシクロアルキル基;炭素数1〜4
のアルコキシ基;ハロゲン原子;ニトロ基を示す。
【0017】上記一般式(II)において、R5 及びR6
の定義における炭素数1〜6のアルキル基は、R1 及び
R2 、R3 において例示した直鎖又は分岐鎖のアルキル
基であり、好ましくは炭素数1〜6のアルキル基を挙げ
ることができ、更に好ましくは炭素数1〜4のアルキル
基を挙げることができ、特に好ましくはメチル基、エチ
ル基、イソプロピル基を挙げることができる。
の定義における炭素数1〜6のアルキル基は、R1 及び
R2 、R3 において例示した直鎖又は分岐鎖のアルキル
基であり、好ましくは炭素数1〜6のアルキル基を挙げ
ることができ、更に好ましくは炭素数1〜4のアルキル
基を挙げることができ、特に好ましくはメチル基、エチ
ル基、イソプロピル基を挙げることができる。
【0018】上記一般式(II)において、R5 及びR6
の定義における炭素数3〜6のシクロアルキル基は、R
1 及びR2 、R3 において例示したシクロアルキル基で
あり、好ましくは炭素数3〜6のシクロアルキル基を挙
げることができ、更に好ましくはシクロペンチル基、シ
クロヘキシル基を挙げることができる。
の定義における炭素数3〜6のシクロアルキル基は、R
1 及びR2 、R3 において例示したシクロアルキル基で
あり、好ましくは炭素数3〜6のシクロアルキル基を挙
げることができ、更に好ましくはシクロペンチル基、シ
クロヘキシル基を挙げることができる。
【0019】上記一般式(II)において、R5 及びR6
の定義における炭素数1〜4のアルコキシ基は、例え
ば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポ
キシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキ
シ、t−ブトキシのような直鎖又は分岐鎖のアコキシ基
であり、好ましくは炭素数1〜4のアルコキシ基を挙げ
ることができ、更に好ましくはメトキシ基、エトキシ
基、t−ブトキシ基を挙げることができる。
の定義における炭素数1〜4のアルコキシ基は、例え
ば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポ
キシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキ
シ、t−ブトキシのような直鎖又は分岐鎖のアコキシ基
であり、好ましくは炭素数1〜4のアルコキシ基を挙げ
ることができ、更に好ましくはメトキシ基、エトキシ
基、t−ブトキシ基を挙げることができる。
【0020】上記一般式(II)において、R5 及びR6
の定義におけるハロゲン原子は、塩素原子、臭素原子、
フッ素原子、ヨウ素原子を挙げることができる。
の定義におけるハロゲン原子は、塩素原子、臭素原子、
フッ素原子、ヨウ素原子を挙げることができる。
【0021】一般式(II)で表せられる芳香族アミン類
は、具体的には、アニリン、o−トルイジン、m−トル
イジン、p−トルイジン、2,3−キシリジン、2,4
−キシリジン、2,5−キシリジン、2,6−キシリジ
ン、2,4,6−トリメチルアニリン、o−エチルアニ
リン、m−エチルアニリン、p−エチルアニリン、2,
3−ジエチルアニリン、2,4−ジエチルアニリン、
2,5−ジエチルアニリン、2,6−ジエチルアニリ
ン、2,4,6−トリエチルアニリン、2−メチル−3
−エチルアニリン、2−メチル−4−エチルアニリン、
2−メチル−5−エチルアニリン、2−メチル−6−エ
チルアニリン、2−エチル−3−メチルアニリン、2−
エチル−4−メチルアニリン、2−エチル−5−メチル
アニリン、o−n−プロピルアニリン、m−n−プロピ
ルアニリン、p−n−プロピルアニリン、2,3−ジ−
n−プロピルアニリン、2,4−ジ−n−プロピルアニ
リン、2,5−ジ−n−プロピルアニリン、2,6−ジ
−n−プロピルアニリン、2,4,6−トリ−n−プロ
ピルアニリン、o−イソプロピルアニリン、m−イソプ
ロピルアニリン、p−イソプロピルアニリン、2,3−
ジイソプロピルアニリン、2,4−ジイソプロピルアニ
リン、2,5−ジイソプロピルアニリン、2,6−ジイ
ソプロピルアニリン、2,4,6−トリイソプロピルア
ニリン、o−t−ブチルアニリン、m−t−ブチルアニ
リン、p−t−ブチルアニリン、2,3−ジ−t−ブチ
ルアニリン、2,4−ジ−t−ブチルアニリン、2,5
−ジ−t−ブチルアニリン、2,6−ジ−t−ブチルア
ニリン、2,4,6−トリ−t−ブチルアニリン、o−
シクロヘキシルアニリン、m−シクロヘキシルアニリ
ン、p−シクロヘキシルアニリン、2,3−ジシクロヘ
キシルアニリン、2,4−ジシクロヘキシルアニリン、
2,5−ジシクロヘキシルアニリン、2,6−ジシクロ
ヘキシルアニリン、o−アニシジン、m−アニシジン、
p−アニシジン、2,3−ジメトキシアニリン、2,4
−ジメトキシアニリン、2,5−ジメトキシアニリン、
2,6−ジメトキシアニリン、2,4,6−トリメトキ
シアニリン、o−クロロアニリン、m−クロロアニリ
ン、p−クロロアニリン、2,3−ジクロロアニリン、
2,4−ジクロロアニリン、2,5−ジクロロアニリ
ン、2,6−ジクロロアニリン、2,4,6−トリクロ
ロアニリン、o−フルオロアニリン、m−フルオロアニ
リン、p−フルオロアニリン、2,3−ジフルオロアニ
リン、2,4−ジフルオロアニリン、2,5−ジフルオ
ロアニリン、2,6−ジフルオロアニリン、2,4,6
−トリフルオロアニリン、o−ニトロアニリン、m−ニ
トロアニリン、p−ニトロアニリン、2,3−ジニトロ
アニリン、2,4−ジニトロアニリン、2,5−ジニト
ロアニリン、2,6−ジニトロアニリン、2,4,6−
トリニトロアニリン等を例示することができる。
は、具体的には、アニリン、o−トルイジン、m−トル
イジン、p−トルイジン、2,3−キシリジン、2,4
−キシリジン、2,5−キシリジン、2,6−キシリジ
ン、2,4,6−トリメチルアニリン、o−エチルアニ
リン、m−エチルアニリン、p−エチルアニリン、2,
3−ジエチルアニリン、2,4−ジエチルアニリン、
2,5−ジエチルアニリン、2,6−ジエチルアニリ
ン、2,4,6−トリエチルアニリン、2−メチル−3
−エチルアニリン、2−メチル−4−エチルアニリン、
2−メチル−5−エチルアニリン、2−メチル−6−エ
チルアニリン、2−エチル−3−メチルアニリン、2−
エチル−4−メチルアニリン、2−エチル−5−メチル
アニリン、o−n−プロピルアニリン、m−n−プロピ
ルアニリン、p−n−プロピルアニリン、2,3−ジ−
n−プロピルアニリン、2,4−ジ−n−プロピルアニ
リン、2,5−ジ−n−プロピルアニリン、2,6−ジ
−n−プロピルアニリン、2,4,6−トリ−n−プロ
ピルアニリン、o−イソプロピルアニリン、m−イソプ
ロピルアニリン、p−イソプロピルアニリン、2,3−
ジイソプロピルアニリン、2,4−ジイソプロピルアニ
リン、2,5−ジイソプロピルアニリン、2,6−ジイ
ソプロピルアニリン、2,4,6−トリイソプロピルア
ニリン、o−t−ブチルアニリン、m−t−ブチルアニ
リン、p−t−ブチルアニリン、2,3−ジ−t−ブチ
ルアニリン、2,4−ジ−t−ブチルアニリン、2,5
−ジ−t−ブチルアニリン、2,6−ジ−t−ブチルア
ニリン、2,4,6−トリ−t−ブチルアニリン、o−
シクロヘキシルアニリン、m−シクロヘキシルアニリ
ン、p−シクロヘキシルアニリン、2,3−ジシクロヘ
キシルアニリン、2,4−ジシクロヘキシルアニリン、
2,5−ジシクロヘキシルアニリン、2,6−ジシクロ
ヘキシルアニリン、o−アニシジン、m−アニシジン、
p−アニシジン、2,3−ジメトキシアニリン、2,4
−ジメトキシアニリン、2,5−ジメトキシアニリン、
2,6−ジメトキシアニリン、2,4,6−トリメトキ
シアニリン、o−クロロアニリン、m−クロロアニリ
ン、p−クロロアニリン、2,3−ジクロロアニリン、
2,4−ジクロロアニリン、2,5−ジクロロアニリ
ン、2,6−ジクロロアニリン、2,4,6−トリクロ
ロアニリン、o−フルオロアニリン、m−フルオロアニ
リン、p−フルオロアニリン、2,3−ジフルオロアニ
リン、2,4−ジフルオロアニリン、2,5−ジフルオ
ロアニリン、2,6−ジフルオロアニリン、2,4,6
−トリフルオロアニリン、o−ニトロアニリン、m−ニ
トロアニリン、p−ニトロアニリン、2,3−ジニトロ
アニリン、2,4−ジニトロアニリン、2,5−ジニト
ロアニリン、2,6−ジニトロアニリン、2,4,6−
トリニトロアニリン等を例示することができる。
【0022】上記一般式(III )において、R1 及びR
2 、R3 は、同一又は異なって、水素原子;炭素数1〜
6のアルキル基;炭素数3〜6のシクロアルキル基を示
し、R5 及びR6 は同一又は異なって、水素原子;炭素
数1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシクロアルキル
基;炭素数1〜4のアルコキシ基;ハロゲン原子;ニト
ロ基を示す。
2 、R3 は、同一又は異なって、水素原子;炭素数1〜
6のアルキル基;炭素数3〜6のシクロアルキル基を示
し、R5 及びR6 は同一又は異なって、水素原子;炭素
数1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシクロアルキル
基;炭素数1〜4のアルコキシ基;ハロゲン原子;ニト
ロ基を示す。
【0023】上記一般式(III )において、R1 及びR
2 、R3 の定義における炭素数1〜6のアルキル基及
び、炭素数3〜6のシクロアルキル基は、一般式(I)
で例示したものと同様である。
2 、R3 の定義における炭素数1〜6のアルキル基及
び、炭素数3〜6のシクロアルキル基は、一般式(I)
で例示したものと同様である。
【0024】上記一般式(III )において、R5 、R6
の定義における炭素数1〜6のアルキル基及び炭素数3
〜6のシクロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、ハロゲン原子は、一般式(II)で例示したものと同
様である。
の定義における炭素数1〜6のアルキル基及び炭素数3
〜6のシクロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、ハロゲン原子は、一般式(II)で例示したものと同
様である。
【0025】一般式(III )で表せられるフラン−3−
カルボキシアミド誘導体の具体例は、一般式(I)と一
般式(II)との任意の組み合わせで得られる化合物等を
例示することができる。
カルボキシアミド誘導体の具体例は、一般式(I)と一
般式(II)との任意の組み合わせで得られる化合物等を
例示することができる。
【0026】触媒として用いるt−アルコキシアルカリ
金属塩とは、t−アルコール(炭素数4〜10)のアル
カリ金属塩をいい、具体的には、t−ブトキシリチウ
ム、t−ブトキシナトリウム、t−ブトキシカリウム、
1,1−ジメチルプロポキシリチウム、1,1−ジメチ
ルプロポキシナトリウム、1,1−ジメチルプロポキシ
カリウム、1−エチル−1−メチルプロポキシリチウ
ム、1−エチル−1−メチルプロポキシナトリウム、1
−エチル−1−メチルプロポキシカリウム、1,1−ジ
エチルプロポキシリチウム、1,1−ジエチルプロポキ
シナトリウム、1,1−ジエチルプロポキシカリウム、
1,1−ジプロピルプロポキシリチウム、1,1−ジプ
ロピルプロポキシナトリウム、1,1−ジプロピルプロ
ポキシカリウム、1,1−ジプロピルブトキシリチウ
ム、1,1−ジプロピルブトキシナトリウム、1,1−
ジプロピルブトキシカリウム等を例示することができ
る。好ましくは、t−ブトキシリチウム、t−ブトキシ
ナトリウム、t−ブトキシカリウム、1,1−ジメチル
プロポキシリチウム、1,1−ジメチルプロポキシナト
リウム、1,1−ジメチルプロポキシカリウムを挙げる
ことができ、更に好ましくは、t−ブトキシナトリウ
ム、t−ブトキシカリウム、1,1−ジメチルプロポキ
シナトリウム、1,1−ジメチルプロポキシカリウムを
挙げることができ、特に好ましくは、t−ブトキシナト
リウム及びt−ブトキシカリウムを挙げることができ
る。これらは、対応するアルコールから容易に製造する
ことができることから工業的規模での入手が比較的容易
であり、且つ、工業的規模での取扱いも極めて容易であ
る。また、反応に使用する量は、フラン−3−カルボン
酸エステル又は芳香族アミン類に対して当モル或いはや
や過剰量使用する。
金属塩とは、t−アルコール(炭素数4〜10)のアル
カリ金属塩をいい、具体的には、t−ブトキシリチウ
ム、t−ブトキシナトリウム、t−ブトキシカリウム、
1,1−ジメチルプロポキシリチウム、1,1−ジメチ
ルプロポキシナトリウム、1,1−ジメチルプロポキシ
カリウム、1−エチル−1−メチルプロポキシリチウ
ム、1−エチル−1−メチルプロポキシナトリウム、1
−エチル−1−メチルプロポキシカリウム、1,1−ジ
エチルプロポキシリチウム、1,1−ジエチルプロポキ
シナトリウム、1,1−ジエチルプロポキシカリウム、
1,1−ジプロピルプロポキシリチウム、1,1−ジプ
ロピルプロポキシナトリウム、1,1−ジプロピルプロ
ポキシカリウム、1,1−ジプロピルブトキシリチウ
ム、1,1−ジプロピルブトキシナトリウム、1,1−
ジプロピルブトキシカリウム等を例示することができ
る。好ましくは、t−ブトキシリチウム、t−ブトキシ
ナトリウム、t−ブトキシカリウム、1,1−ジメチル
プロポキシリチウム、1,1−ジメチルプロポキシナト
リウム、1,1−ジメチルプロポキシカリウムを挙げる
ことができ、更に好ましくは、t−ブトキシナトリウ
ム、t−ブトキシカリウム、1,1−ジメチルプロポキ
シナトリウム、1,1−ジメチルプロポキシカリウムを
挙げることができ、特に好ましくは、t−ブトキシナト
リウム及びt−ブトキシカリウムを挙げることができ
る。これらは、対応するアルコールから容易に製造する
ことができることから工業的規模での入手が比較的容易
であり、且つ、工業的規模での取扱いも極めて容易であ
る。また、反応に使用する量は、フラン−3−カルボン
酸エステル又は芳香族アミン類に対して当モル或いはや
や過剰量使用する。
【0027】反応に使用する溶媒は、有機溶媒が好まし
い。この有機溶媒としては、低級アルカノール類(例え
ば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、ブ
タノール、t−ブタノール、t−ペンチルアルコールな
ど)、脂肪族炭化水素類(例えば、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサンなど)、芳香
族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、リグ
ロイン、石油エーテルなど)、ハロゲン化炭化水素類
(例えば、塩化メチレン、二塩化エチレン、クロロベン
ゼンなど)、極性非プロトン性溶媒(例えば、ジメチル
スルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノンなど)などが含まれる。好ましくは、脂肪
族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素
類、極性非プロトン性溶媒が挙げられ、特に好ましく
は、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、
キシレン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレ
ン、二塩化エチレン、クロロベンゼン、ジメチルスルホ
キシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリ
ジノンが挙げられ、最も好ましくは、シクロヘキサン、
トルエン、キシレン、o−キシレン、m−キシレン、p
−キシレン、二塩化エチレン、クロロベンゼン、ジメチ
ルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,
N−ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノンが挙げられ、特に最も好ましくは、トル
エン、キシレン、o−キシレン、m−キシレン、p−キ
シレン、二塩化エチレン、クロロベンゼン、N,N−ジ
メチルアセトアミドを挙げることができる。
い。この有機溶媒としては、低級アルカノール類(例え
ば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、ブ
タノール、t−ブタノール、t−ペンチルアルコールな
ど)、脂肪族炭化水素類(例えば、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサンなど)、芳香
族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、リグ
ロイン、石油エーテルなど)、ハロゲン化炭化水素類
(例えば、塩化メチレン、二塩化エチレン、クロロベン
ゼンなど)、極性非プロトン性溶媒(例えば、ジメチル
スルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノンなど)などが含まれる。好ましくは、脂肪
族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素
類、極性非プロトン性溶媒が挙げられ、特に好ましく
は、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、
キシレン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレ
ン、二塩化エチレン、クロロベンゼン、ジメチルスルホ
キシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリ
ジノンが挙げられ、最も好ましくは、シクロヘキサン、
トルエン、キシレン、o−キシレン、m−キシレン、p
−キシレン、二塩化エチレン、クロロベンゼン、ジメチ
ルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,
N−ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノンが挙げられ、特に最も好ましくは、トル
エン、キシレン、o−キシレン、m−キシレン、p−キ
シレン、二塩化エチレン、クロロベンゼン、N,N−ジ
メチルアセトアミドを挙げることができる。
【0028】反応のために仕込んでゆく順序は任意であ
るが、好適な収率を獲得するためには、溶媒及びt−ア
ルコキシアルカリ金属塩、第一アミン類の混合状態に、
フラン−3−カルボン酸エステルを加えてゆく方法が好
ましい。ところで、溶媒及びt−アルコキシアルカリ金
属塩、芳香族アミン類の仕込んでゆく順序は全くの任意
であるので特に規定する必要はない。
るが、好適な収率を獲得するためには、溶媒及びt−ア
ルコキシアルカリ金属塩、第一アミン類の混合状態に、
フラン−3−カルボン酸エステルを加えてゆく方法が好
ましい。ところで、溶媒及びt−アルコキシアルカリ金
属塩、芳香族アミン類の仕込んでゆく順序は全くの任意
であるので特に規定する必要はない。
【0029】また、更に好適な収率を獲得するために
は、上記の仕込む順序を守る他に、溶媒及びt−アルコ
キシアルカリ金属塩、芳香族アミン類の混合状態のとき
に、副生するt−アルコールを系外へ除去する方法が好
ましい。このとき、溶媒も留去されても構わない。
は、上記の仕込む順序を守る他に、溶媒及びt−アルコ
キシアルカリ金属塩、芳香族アミン類の混合状態のとき
に、副生するt−アルコールを系外へ除去する方法が好
ましい。このとき、溶媒も留去されても構わない。
【0030】反応温度については特に限定しないが、あ
まり低温度であると著しく反応速度が阻害され、また、
あまり高温度であると原料及び反応中間体、目的物が分
解してしまうため、反応に好適な温度範囲は存在する。
具体的には、20〜250℃を挙げることができ、好ま
しくは50〜200℃、特に好ましくは80〜150
℃、最も好ましくは80〜130℃を挙げることができ
る。
まり低温度であると著しく反応速度が阻害され、また、
あまり高温度であると原料及び反応中間体、目的物が分
解してしまうため、反応に好適な温度範囲は存在する。
具体的には、20〜250℃を挙げることができ、好ま
しくは50〜200℃、特に好ましくは80〜150
℃、最も好ましくは80〜130℃を挙げることができ
る。
【0031】反応時間は溶媒と基質との組み合わせによ
って異なるが、通常5分間乃至12時間程度である。
って異なるが、通常5分間乃至12時間程度である。
【0032】本発明における圧力は、好ましくは常圧で
あるが、減圧であっても、或いは、加圧であっても構わ
ない。副生するt−アルコールを系外へ除去するときに
減圧にすると好適な場合がある。
あるが、減圧であっても、或いは、加圧であっても構わ
ない。副生するt−アルコールを系外へ除去するときに
減圧にすると好適な場合がある。
【0033】本発明における反応前および反応時の雰囲
気は、不活性ガス(例えば、窒素、アルゴンなど)雰囲
気下が望ましい。
気は、不活性ガス(例えば、窒素、アルゴンなど)雰囲
気下が望ましい。
【0034】反応が終了した後の反応溶液は、公知の方
法で処理することにより目的物を単離することができ
る。
法で処理することにより目的物を単離することができ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明方法に従うと、フラン−3−カル
ボン酸エステルと芳香族アミン類とから1工程でフラン
−3−カルボキシアミド誘導体を高い収率で得ることが
できる上に、従来法の欠点である触媒の取扱の困難さが
除かれるので、工業的なフラン−3−カルボキシアミド
誘導体の製造法として好適である。
ボン酸エステルと芳香族アミン類とから1工程でフラン
−3−カルボキシアミド誘導体を高い収率で得ることが
できる上に、従来法の欠点である触媒の取扱の困難さが
除かれるので、工業的なフラン−3−カルボキシアミド
誘導体の製造法として好適である。
【0036】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。。
【0037】実施例1 N−フェニル−2,5−ジメチル−3−フルアミドの製
造法 反応器内を窒素置換した後、t−ブトキシカリウム(純
度90%)37.4g(0.330モル)をトルエン4
00mlに懸濁させ、ここへアニリン30.7g(0.
330モル)を添加し、バス温を120℃にして、溶媒
50mlを留去した。次に、トルエン100mlを追加
し、バス温を130℃に調整した後、2,5−ジメチル
−3−フランカルボン酸エチルエステル50.5g
(0.300モル)を滴下した。滴下終了2時間同温度
にて加熱した。その後、室温まで冷却し、10%塩酸に
て酸性にして分液した。次に、有機相を5%重曹水溶液
にて中和し、分液後、溶媒を留去することにより濃褐色
オイルを得た。続いて、このオイルにn−ヘキサン20
0gを加えて結晶化させ、濾過、乾燥したところ目的物
が僅かに褐色を帯びた針状結晶として56.8g(0.
264モル)収率88%で得られた。
造法 反応器内を窒素置換した後、t−ブトキシカリウム(純
度90%)37.4g(0.330モル)をトルエン4
00mlに懸濁させ、ここへアニリン30.7g(0.
330モル)を添加し、バス温を120℃にして、溶媒
50mlを留去した。次に、トルエン100mlを追加
し、バス温を130℃に調整した後、2,5−ジメチル
−3−フランカルボン酸エチルエステル50.5g
(0.300モル)を滴下した。滴下終了2時間同温度
にて加熱した。その後、室温まで冷却し、10%塩酸に
て酸性にして分液した。次に、有機相を5%重曹水溶液
にて中和し、分液後、溶媒を留去することにより濃褐色
オイルを得た。続いて、このオイルにn−ヘキサン20
0gを加えて結晶化させ、濾過、乾燥したところ目的物
が僅かに褐色を帯びた針状結晶として56.8g(0.
264モル)収率88%で得られた。
【0038】実施例2 N−m−イソプロピルフェニル−2,5−ジメチル−3
−フルアミドの製造法 反応器内を窒素置換した後、t−ブトキシカリウム(純
度90%)37.4g(0.330モル)をトルエン4
00mlに懸濁させ、ここへm−イソプロピルアニリン
40.3g(0.330モル)を添加し、内温を120
℃にして、溶媒50mlを留去した。次に、トルエン1
00mlを追加した後、同温度にて溶媒還流下、2,5
−ジメチル−3−フランカルボン酸メチルエステル4
6.0g(0.300モル)を滴下した。滴下終了更に
同温度にて2時間加熱した。その後、室温まで冷却し、
10%塩酸にて酸性にして有機層を分離した。次に、こ
の有機層を5%重曹水溶液にて中和し、分液後、溶媒を
留去することにより濃褐色オイルを得た。続いて、この
オイルにn−ヘキサン250gを加えて結晶化させ、濾
過、乾燥したところ目的物が僅かに褐色を帯びた針状結
晶として64.1g(0.249モル)収率83%で得
られた。
−フルアミドの製造法 反応器内を窒素置換した後、t−ブトキシカリウム(純
度90%)37.4g(0.330モル)をトルエン4
00mlに懸濁させ、ここへm−イソプロピルアニリン
40.3g(0.330モル)を添加し、内温を120
℃にして、溶媒50mlを留去した。次に、トルエン1
00mlを追加した後、同温度にて溶媒還流下、2,5
−ジメチル−3−フランカルボン酸メチルエステル4
6.0g(0.300モル)を滴下した。滴下終了更に
同温度にて2時間加熱した。その後、室温まで冷却し、
10%塩酸にて酸性にして有機層を分離した。次に、こ
の有機層を5%重曹水溶液にて中和し、分液後、溶媒を
留去することにより濃褐色オイルを得た。続いて、この
オイルにn−ヘキサン250gを加えて結晶化させ、濾
過、乾燥したところ目的物が僅かに褐色を帯びた針状結
晶として64.1g(0.249モル)収率83%で得
られた。
【0039】実施例3 N−m−イソプロピルフェニル−2,5−ジメチル−3
−フルアミドの製造法 反応器内を窒素置換した後、t−ブトキシナトリウム
(純度95%)72.8g(0.720モル)をトルエ
ン1000mlに懸濁させ、ここへm−イソプロピルア
ニリン88.7g(0.660モル)を添加し、内温を
120℃にして、溶媒200mlを留去した。次に、同
温度にて溶媒還流下、2,5−ジメチル−3−フランカ
ルボン酸メチルエステル92.0g(0.600モル)
を滴下した。滴下終了更に同温度にて2時間加熱した。
その後、室温まで冷却し、10%塩酸にて酸性にして有
機層を分離した。次に、この有機層を5%重曹水溶液に
て中和し、分液後、溶媒を留去することにより濃褐色オ
イルを得た。続いて、このオイルにn−ヘキサン440
gを加えて結晶化させ、濾過、乾燥したところ目的物が
僅かに褐色を帯びた針状結晶として111.2g(0.
432モル)収率72%で得られた。
−フルアミドの製造法 反応器内を窒素置換した後、t−ブトキシナトリウム
(純度95%)72.8g(0.720モル)をトルエ
ン1000mlに懸濁させ、ここへm−イソプロピルア
ニリン88.7g(0.660モル)を添加し、内温を
120℃にして、溶媒200mlを留去した。次に、同
温度にて溶媒還流下、2,5−ジメチル−3−フランカ
ルボン酸メチルエステル92.0g(0.600モル)
を滴下した。滴下終了更に同温度にて2時間加熱した。
その後、室温まで冷却し、10%塩酸にて酸性にして有
機層を分離した。次に、この有機層を5%重曹水溶液に
て中和し、分液後、溶媒を留去することにより濃褐色オ
イルを得た。続いて、このオイルにn−ヘキサン440
gを加えて結晶化させ、濾過、乾燥したところ目的物が
僅かに褐色を帯びた針状結晶として111.2g(0.
432モル)収率72%で得られた。
【0040】実施例4 N−p−メトキシフェニル−2,5−ジメチル−3−フ
ルアミドの製造法 反応器内を窒素置換した後、t−ブトキシナトリウム
(純度95%)58.2g(0.575モル)をトルエ
ン800mlに懸濁させ、ここへp−メトキシアニリン
(p−アニシジン)67.7g(0.550モル)を添
加し、内温を120℃にして、溶媒150mlを留去し
た。次に、同温度にて溶媒還流下、2,5−ジメチル−
3−フランカルボン酸エチルエステル84.1g(0.
500モル)を滴下した。滴下終了更に同温度にて2時
間加熱した。その後、室温まで冷却し、10%塩酸にて
酸性にして有機層を分離した。次に、この有機層を5%
重曹水溶液にて中和し、分液後、溶媒を留去することに
より濃褐色オイルを得た。続いて、このオイルにn−ヘ
キサン320gを加えて結晶化させ、濾過、乾燥したと
ころ目的物が褐色を帯びた針状結晶として83.4g
(0.340モル)収率68%で得られた。
ルアミドの製造法 反応器内を窒素置換した後、t−ブトキシナトリウム
(純度95%)58.2g(0.575モル)をトルエ
ン800mlに懸濁させ、ここへp−メトキシアニリン
(p−アニシジン)67.7g(0.550モル)を添
加し、内温を120℃にして、溶媒150mlを留去し
た。次に、同温度にて溶媒還流下、2,5−ジメチル−
3−フランカルボン酸エチルエステル84.1g(0.
500モル)を滴下した。滴下終了更に同温度にて2時
間加熱した。その後、室温まで冷却し、10%塩酸にて
酸性にして有機層を分離した。次に、この有機層を5%
重曹水溶液にて中和し、分液後、溶媒を留去することに
より濃褐色オイルを得た。続いて、このオイルにn−ヘ
キサン320gを加えて結晶化させ、濾過、乾燥したと
ころ目的物が褐色を帯びた針状結晶として83.4g
(0.340モル)収率68%で得られた。
【0041】実施例5 N−フェニル−2,5−ジメチル−3−フルアミドの製
造法 t−ブトキシカリウム37.4g(0.330モル)の
代わりに1,1−ジメチルプロポキシカリウム(純度9
0%)46.3g(0.330モル)を使用し、反応温
度を150℃にした他は実施例1と同様の操作を行った
ところ、目的物が褐色を帯びた針状結晶として43.9
g(0.204モル)収率68%で得られた。
造法 t−ブトキシカリウム37.4g(0.330モル)の
代わりに1,1−ジメチルプロポキシカリウム(純度9
0%)46.3g(0.330モル)を使用し、反応温
度を150℃にした他は実施例1と同様の操作を行った
ところ、目的物が褐色を帯びた針状結晶として43.9
g(0.204モル)収率68%で得られた。
【0042】
比較例1(Org.Synth.,Coll.Vol.
III ,108(1955),参考) N−m−イソプロピルフェニル−2,5−ジメチル−3
−フルアミドの製造法 反応器内にm−イソプロピルアニリン40.3g(0.
300モル)及び2,5−ジメチル−3−フランカルボ
ン酸メチルエステル46.0g(0.300モル)を加
えた後、内温を180℃にして50時間反応させた。反
応液を室温まで冷却した後、酢酸エチルを添加し、4%
水酸化ナトリウム水溶液及び7%塩酸、水で洗浄した。
得られた有機層を4%水酸化ナトリウム水溶液で中和し
た後、溶媒を留去することにより濃褐色オイルが42g
得られた。次に、このオイルをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精
製することにより、褐色粉末としてN−m−イソプロピ
ルフェニル−2,5−ジメチル−3−フルアミドが1
8.5g(0.072モル)収率24%で得られた。
III ,108(1955),参考) N−m−イソプロピルフェニル−2,5−ジメチル−3
−フルアミドの製造法 反応器内にm−イソプロピルアニリン40.3g(0.
300モル)及び2,5−ジメチル−3−フランカルボ
ン酸メチルエステル46.0g(0.300モル)を加
えた後、内温を180℃にして50時間反応させた。反
応液を室温まで冷却した後、酢酸エチルを添加し、4%
水酸化ナトリウム水溶液及び7%塩酸、水で洗浄した。
得られた有機層を4%水酸化ナトリウム水溶液で中和し
た後、溶媒を留去することにより濃褐色オイルが42g
得られた。次に、このオイルをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精
製することにより、褐色粉末としてN−m−イソプロピ
ルフェニル−2,5−ジメチル−3−フルアミドが1
8.5g(0.072モル)収率24%で得られた。
【0043】比較例2(J.Org.Chem.,19
63,28,2915参考) N−m−イソプロピルフェニル−2,5−ジメチル−3
−フルアミドの製造法 実施例2にナトリウムメチラートを用いた場合 t−ブトキシカリウム(純度90%)37.4gの代わ
りにナトリウムメチラート(純度90%)19.8g
(0.330モル)を用いた他は実施例2と同様の操作
を行なったところ、2,5−ジメチル−3−フランカル
ボン酸が淡黄色結晶として9.6g(0.069モル)
収率23%で得られたものの、目的物のN−m−イソプ
ロピルフェニル−2,5−ジメチル−3−フルアミドは
痕跡量しか得られなかった。
63,28,2915参考) N−m−イソプロピルフェニル−2,5−ジメチル−3
−フルアミドの製造法 実施例2にナトリウムメチラートを用いた場合 t−ブトキシカリウム(純度90%)37.4gの代わ
りにナトリウムメチラート(純度90%)19.8g
(0.330モル)を用いた他は実施例2と同様の操作
を行なったところ、2,5−ジメチル−3−フランカル
ボン酸が淡黄色結晶として9.6g(0.069モル)
収率23%で得られたものの、目的物のN−m−イソプ
ロピルフェニル−2,5−ジメチル−3−フルアミドは
痕跡量しか得られなかった。
Claims (4)
- 【請求項1】一般式(I) 【化1】 (式中、R1 及びR2 、R3 は同一又は異なって、水素
原子;炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシク
ロアルキル基を示し、R4 は炭素数1〜4のアルキル基
を示す)で表せられるフラン−3−カルボン酸エステル
を、一般式(II) 【化2】 (式中、R5 及びR6 は同一又は異なって、水素原子;
炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシクロアル
キル基;炭素数1〜4のアルコキシ基;ハロゲン原子;
ニトロ基を示す)で表せられる芳香族アミン類に作用さ
せ、一般式(III) 【化3】 (式中、R1 及びR2 、R3 は、同一又は異なって、水
素原子;炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜6のシ
クロアルキル基を示し、R5 及びR6 は同一又は異なっ
て、水素原子;炭素数1〜6のアルキル基;炭素数3〜
6のシクロアルキル基;炭素数1〜4のアルコキシ基;
ハロゲン原子;ニトロ基を示す。)で表せられるフラン
−3−カルボキシアミド誘導体を得る方法において、t
−アルコキシアルカリ金属塩を触媒として使用すること
を特徴とするフラン−3−カルボキシアミド誘導体の製
造法。 - 【請求項2】一般式(I)においてR1 及びR3 がメチ
ル基、R2 が水素原子である請求項1に記載のフラン−
3−カルボキシアミド誘導体の製造法。 - 【請求項3】一般式(II)においてR5 及びR6 が水素
原子である請求項2に記載のフラン−3−カルボキシア
ミド誘導体の製造法。 - 【請求項4】一般式(II)においてR5 がm−イソプロ
ピルフェニル基であり、且つ、R6が水素原子である請
求項2に記載のフラン−3−カルボキシアミド誘導体の
製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8073637A JPH09255675A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | フラン−3−カルボキシアミド誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8073637A JPH09255675A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | フラン−3−カルボキシアミド誘導体の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09255675A true JPH09255675A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13524022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8073637A Pending JPH09255675A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | フラン−3−カルボキシアミド誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09255675A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7179840B2 (en) | 2002-05-23 | 2007-02-20 | Bayer Cropscience Ag | Furancarboxamides |
CN102596986A (zh) * | 2009-09-07 | 2012-07-18 | 日产化学工业株式会社 | 脂质肽化合物的制造方法 |
JP2014523425A (ja) * | 2011-06-21 | 2014-09-11 | バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | ピラゾリルカルボキシアニリドの製造 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP8073637A patent/JPH09255675A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7179840B2 (en) | 2002-05-23 | 2007-02-20 | Bayer Cropscience Ag | Furancarboxamides |
CN102596986A (zh) * | 2009-09-07 | 2012-07-18 | 日产化学工业株式会社 | 脂质肽化合物的制造方法 |
US20120253012A1 (en) * | 2009-09-07 | 2012-10-04 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Method for preparing lipopeptide compound |
JP2014523425A (ja) * | 2011-06-21 | 2014-09-11 | バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | ピラゾリルカルボキシアニリドの製造 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051129 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060323 |