JPH09255225A - 布類折畳み機の布類折り装置 - Google Patents

布類折畳み機の布類折り装置

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JPH09255225A
JPH09255225A JP6843796A JP6843796A JPH09255225A JP H09255225 A JPH09255225 A JP H09255225A JP 6843796 A JP6843796 A JP 6843796A JP 6843796 A JP6843796 A JP 6843796A JP H09255225 A JPH09255225 A JP H09255225A
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JP
Japan
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cloth
folding
conveyor
plate
pushing
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JP6843796A
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Inventor
Takanori Tomosawa
孝則 友沢
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Tokai Corp
Original Assignee
Tokai Corp
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押込み板を押込み部に対して間接・離間方向
に移動させることによって布類を4つ折り状態で折畳む
ようにした布類折り装置において、従来では布類の1/4
折り部が押込み板先端から位置ずれして正確な位置で折
畳めないことがあった。 【解決手段】 押込み装置51の押込み板53を押込み
部Sに対して近接位置と離間位置との間で移動させると
ともに、押し板61を押込み板53側に進退させる押圧
装置6を設け、布類Yの所定の折り部aが押込み板53
の先端53aに対応する位置まで進行したときに押圧装
置6の押し板61を前進させて該押し板61と押込み板
53で布類Yを挟持することにより、布類の所定折り部
aが押込み板先端53aから位置ずれしないようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、タオルのような
長方形状の布類を自動的に4つ折りするための布類折畳
み機に関し、さらに詳しくはそのような布類折畳み機に
おける布類折り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ランドリー工場では、タオルのような布
類は、大量に洗濯・脱水・乾燥した後に、例えば図17
に示すように、布類Yを展張させた状態からその長手方
向を4つ折り程度に折畳み、その折畳み布類Y′を適数
枚づつ積層させて積層体Y″とした状態で出荷される。
【0003】ところで、タオルのような布類を自動的に
折畳むための布類折畳み機として、従来から図18に示
すようなものがある。この図18に示す従来の布類折畳
み機は、布類Yを展張状態で搬送する搬送コンベア2
と、該搬送コンベア2の終端部22において布類Yを4
つ折りにする折り装置5と、4つ折りにされた折畳み布
類Y′(図17)を定位置において順次下方に落下させ
るための落下装置7と、所定枚数の折畳み布類Y′が積
層された積層体Y″を順次1ピッチAづつ移動させる搬
出コンベア16とを備えている。尚、搬送コンベア2
は、駆動装置(モータ)23により連続走行せしめられ
る。
【0004】折り装置5は、図19の(A)〜(C)に示す
ように、搬送コンベア2の終端部22の下方に近接させ
て送込みコンベア50を設置するとともに、該両コンベ
ア2,50間に布類Yの折り部(a,c)を押込む押込
み装置51を設けて構成されている。押込み装置51
は、押込み板53を伸縮シリンダ54で前後に揺動させ
て、押込み板53の先端部53a上で折返された布類の
折返し部(2枚重ね)を搬送コンベア終端部22と送込
みコンベア50の始端部との間の隙間S内に押込むよう
になっている。
【0005】又、該両コンベア2,50間に送込まれた
布類は、4つ折り状態で搬送コンベア2の下面側走行部
の摩擦力で右方向に移送され、落下装置7部分で停止装
置76により停止される。
【0006】落下装置7は、2枚の開閉板71,71を
揺腕72a,73a及び1本のロッド74aを介して1
つの伸縮シリンダ75で同時に開閉操作するように構成
されている。
【0007】そして、図18に示す従来の布類折畳み機
は、次のようにして使用される。即ち、作業位置(図1
8の右端位置)において、布類Yの前縁部Yaとなる一
辺の両端部を見つけ出してそれを両手で左右に展張さ
せ、該布類前縁部Yaを搬送コンベア2の始端部21上
に載せる。すると、搬送コンベア2が走行していること
により、布類垂下部Ycが順次搬送コンベア2上に送込
まれていく。そして、搬送コンベア2上の布類Yの前縁
部Yaがコンベア終端部22に達すると、それを検出器
59で検出し、その検出信号に基づいて所定タイマー
後、即ち図19(A)に示すように布類長さの1/4折り
部aが押込み板53の先端53aに対応する位置に達し
たときに、図19(B)に示すように押込み装置51の伸
縮シリンダ54を伸長させて押込み板53を左側に揺動
させる。このとき、布類Yの1/4折り部aは押込み板先
端53aに引っ掛けられて左側に引っ張られ、さらに押
込み板53がストッパー69に衝合して、該押込み板5
3の外面とストッパー69間で布類を挟持するようにな
る。又、押込み板53が左移動すると、押込み板53と
搬送コンベア終端部22間に隙間ができ、後続の布類中
間部が鎖線図示するように該隙間に落とし込まれる。続
いて、布類Yの3/4折り部cが符号c′で示すように押
込み位置に達した時点で、図19(C)に示すように伸縮
シリンダ54が縮小し、押込み板53の先端53aで布
類Yの1/4折り部aと3/4折り部cを重合させた状態で
両コンベア2,50間の隙間Sに押込むようになる。こ
のとき、布類Yの2/4折り部bも折曲されて4つ折り状
態の折畳み布類Y′となる。両コンベア2,50間に4
つ折り状態で送込まれた折畳み布類Y′は、落下装置7
(両開閉板71,71)上に達したときに停止装置76
で上方から押圧されてそこで停止せしめられ、続いて落
下装置7の伸縮シリンダ75が伸長して各開閉板71,
71を符号71c,71cで示すように下方に開放させ
ることで、折畳み布類Y′を搬出コンベア16上に落下
させる。尚、このとき搬出コンベア16は停止してい
る。作業位置においては、搬送コンベア始端部21上に
載せた布類Yの後縁部Ybが完全に搬送コンベア始端部
21上を通過した後、次の布類Yの載置作業が行え、順
次同様にして後続の布類Yを折り装置5で4つ折りし、
該折畳み布類を落下装置7部分から搬出コンベア16上
にある折畳み布類Y′上に落下・積層させる。尚、落下
装置7の直下に所定枚数の折畳み布類Y′が積層される
と、搬出コンベア16のモータ17が所定回転数だけ作
動して、積層体Y″を1ピッチAだけ排出側に移動させ
るようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図18に示
す従来の布類折畳み機における折り装置5では、次のよ
うな問題があった。即ち、図19(A)に示すように押込
み板53の外側に搬送コンベア終端部22から供給され
た布類Yの1/4折り部aが対応した時点で伸縮シリンダ
54が伸長して、図19(B)に示すように押込み板53
が左移動するが、そのとき布類Yの1/4折り部aは、単
に押込み板先端53a上に載っているだけなので、該1
/4折り部aが押込み板先端53aから位置ずれするお
それがある。因に、伸縮シリンダ54の伸長動作による
押込み板先端53aの移動速度は搬送コンベア2による
布類搬送速度と等速に設定するすることが好ましいが、
該両速度に差があると、布類の1/4折り部aが押込み板
先端53aに正確に対応しなくなる。即ち、押込み板先
端53aの移動速度が布類搬送速度より遅い場合は、押
込み板53の移動途中で1/4折り部aが押込み板先端5
3aを越えて送り込まれることがある。逆に、押込み板
先端53aの移動速度が布類搬送速度より速い場合は、
布類Yの先行部分と押込み板53との摩擦力より布類Y
の後行部分と搬送コンベア2との摩擦力が大きいために
押込み板先端53aが1/4折り部aより布類先行側に位
置ずれするようになる。このように、押込み板53の移
動時に布類Yの1/4折り部aが押込み板先端53aから
位置ずれすると、折角、押込み装置51が正しいタイミ
ングで作動しても、布類Yをその1/4折り部aで正確に
折畳めなくなり、折畳み状態が不揃いになるという問題
がある。
【0009】本願発明は、上記した従来の布類折畳み機
の問題点に鑑み、布類の長さ方向を4つ折りにするよう
にした布類折り装置において、3つの折り部のうちの少
なくとも布類の1/4折り部を正確な位置で折畳むことが
できるようにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明で対象にしてい
る布類折畳み機は、例えばタオルのような比較的小面積
の布類を4つ折りするためのものであって、搬送コンベ
アによって搬送される布類を搬送コンベアの終端部にお
いて折り装置で4つ折り状態に折畳み得るように構成さ
れている。そして、本願発明は、そのような布類折畳み
機において搬送コンベアの終端部から供給される布類を
4つ折りにするための布類折り装置を対象にしている。
【0011】そして、本願発明の布類折り装置は、搬送
コンベアの終端部の下部近接位置に送込みコンベアの始
端部を位置させ、搬送コンベア終端部と送込みコンベア
始端部間の押込み部に布類の折り部を押込むための押込
み装置を設けている。
【0012】押込み装置は、押込み部の下方に位置させ
た押込み板と、該押込み板を押込み部に近接する近接位
置と該押込み部から所定距離だけ離間する離間位置との
間で往復移動させる操作装置とを有している。押込み板
は、布類の幅より大きな横幅を有している。又、該押込
み板は、上記近接位置と離間位置間で、直線移動させて
もあるいは下端側を枢支して揺動させてもよい。操作装
置としては、伸縮シリンダが適当であるが押込み板を移
動させ得るものであれば適宜のもの(例えばモータ)を
使用できる。
【0013】押込み板の外側には、押し板を操作装置で
押込み装置の押込み板側に進退させ得るようにした押圧
装置を設けている。この押圧装置の操作装置としては伸
縮シリンダが適当である。押圧装置の押し板は、操作装
置により、少なくとも前記近接位置にある押込み板の外
面に当接する位置と、前記離間位置にある押込み板の外
面位置との間で往復移動せしめられるようになってい
る。
【0014】そして、本願発明の布類折り装置では、コ
ントローラにより、押込み板が前記近接位置にある状態
で布類の所定の折り部(1/4折り部)が押込み板の先端
に対応する位置まで進行したときに押圧装置の押し板を
前進させて該押し板と押込み板で布類を挟持し、次いで
その布類挟持状態のままで該押し板及び押込み板を前記
離間位置まで移動させ、続いて布類が搬送コンベア終端
部から所定長さ(布類全長の1/2長さ)だけ送り出され
たときに押込み板のみを前記近接位置まで移動させるよ
うに制御するようになっている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図16に示す本願実施形態
を説明する。まず、図1〜図3を参照して、本願実施形
態で使用される布類折畳み機の全体構成について説明す
ると、この布類折畳み機は、例えばタオルのような比較
的小面積の長方形状布類Yを4つ折り状態で折畳み、そ
の折畳み布類を適数枚積層させた状態で順次自動で取出
せるように構成したものである。又、この実施形態の布
類折畳み機では、サイズの異なる2種類のタオル(例え
ばフェイスタオルとバスタオル)を自動的に選別しなが
らそれぞれを別位置において積層し得るようになってい
る。
【0016】この布類折畳み機は、左右の側板11,1
1を有する機枠1と、各側板11,11間に該側板11
と平行に走行する状態で設置した搬送コンベア2と、該
搬送コンベア2の始端部21に布類Yを供給するための
供給装置3と、搬送コンベア始端部21上に供給される
布類Yの垂下部Ycを上下及び左右に展張させるための
展張装置4と、搬送コンベア終端部22において搬送コ
ンベア2上を搬送される布類Yを4つ折りにするための
折り装置5と、4つ折りされた折畳み布類Y′を順次下
方に落下させる落下装置(2箇所にある)7,8と、各
落下装置7,8から落とされた折畳み布類Y′を受けて
該折畳み布類Y′が所定枚数だけ積層されたときに該積
層体Y″を1ピッチAづつ排出側に移送するための搬出
コンベア(2基ある)16,18とを備えている。
【0017】搬送コンベア2は、多数本の小幅ベルトを
小間隔をもって並設したものを使用している。又、該搬
送コンベア2は、搬送方向の長さ(始端部21から終端
部22までの長さ)が1600〜1700mm程度で幅が800〜900
mm程度のものが採用されている。そして、この搬送コン
ベア2は、モータ23によって例えば毎分30m程度の
速度で連続走行せしめられる。尚、この搬送コンベア2
の長さ及び幅は自由に設計変更でき、さらに該搬送コン
ベア2の走行スピートも自由に設定できる。
【0018】布類を搬送コンベア2上に供給するための
供給装置3は、布類Yの前縁部Yaを着脱自在に保持し
得る保持装置30と、該保持装置30を搬送方向に進退
操作する進退駆動装置36とを有している。
【0019】保持装置30は、図4及び図5に示すよう
に、搬送コンベア2の幅方向に長い長方形状で内部を空
洞とした比較的薄型箱状の載せ台31と、該載せ台31
内の空気を外部に排出する排風機33とを有している。
載せ台31の前半部31aはその後半部31bの厚さよ
りかなり薄くなっている。載せ台前半部31aの上面板
は、手前側に向けて下り傾斜させており、該載せ台前半
部31aの先端を例えば15mm程度の薄さにしている。
この載せ台前半部31aの上面板には、多数の小孔から
なる吸気孔32,32・・が形成されている。この吸気
孔32は、載せ台前半部31aのほぼ全面に設けられて
いるが、使用時には、載せ台中心部付近で、処理される
布類Yの前縁幅程度の幅以外の部分を塞いでおくことも
できる。尚、この載せ台前半部31aの上面が布類Yの
前縁部Yaを吸着・保持させる保持部となる。又、載せ
台後半部31bには、合計4つの排風機33,33・・
が所定間隔をもって取付けられている。そして、この保
持装置30では、各排風機33,33・・を作動させる
と、載せ台31内の空気が排除されることにより、多数
の吸気孔32,32・・から載せ台31内に吸気される
ようになっている。この保持装置30による布類吸着力
(即ち、布類前縁部Yaの保持力)は、布類Yを吊下げ
保持でき、且つ後述するように布類垂下部Ycが搬送コ
ンベア始端部21上に接触したときに発生するテンショ
ン力で布類前縁部Yaが保持装置30の吸気面から容易
に剥離される程度に設定されている。尚、図5におい
て、矢印は排風機33の作動時における空気の流れを示
している。
【0020】この保持装置30は、搬送コンベア始端部
21上に近接する位置において、該保持装置30の左右
両側をそれぞれガイド装置13,13で機枠側板11,
11にガイドさせている。そして、この保持装置30
は、搬送コンベア始端部21の上面から例えば5〜10
mm程度だけ離間した位置を該搬送コンベア2の始端部2
1付近の走行面に対して平行に進退し得るようになって
いる。尚、保持装置30の下面と搬送コンベア2の上面
間の間隔は、展張状態の布類Yを通過させ得る程度で、
可及的に小さくすることが好ましい。
【0021】進退駆動装置36は、この実施形態では左
右2本の伸縮シリンダが採用されている。この進退駆動
装置36,36は、保持装置30を、図6に示す手前側
の待機位置と図8に示す後退位置との間の、例えば600m
m程度の範囲で進退駆動せしめるようになっている。保
持装置30が待機位置(図6)にあるときには、該保持
装置30の前端部が搬送コンベア始端部21より例えば
200〜300mm程度だけ手前側に突出するようになり、他
方、保持装置30が後退位置(図8)にあるときには、
該保持装置30の前端部が搬送コンベア始端部21より
例えば400〜300mm程度だけ後方に位置するようになる。
【0022】進退駆動装置36,36は、この実施形態
では、保持装置30を搬送コンベア2の搬送速度の2倍
程度(毎分60m程度)の速さで進退させるようになっ
ている。又、この進退駆動装置36,36は、保持装置
30を図6に示す待機位置に位置させた状態で、布類Y
の前縁部Yaを載せ台前半部31aの上面に載せると、
それを検出する検出器39からの信号で縮小操作され、
保持装置30を図7に示す中間後退位置を経て図8に示
す後退位置まで後退させた後、その後退位置を検出する
検出器(例えば図示しないリミットスイッチ)からの信
号で直ちに伸長操作されて、保持装置30を図9に示す
元の待機位置まで前進させるように作動する。尚、この
実施形態では、進退駆動装置36の縮小側スタートは、
布類前縁部Yaを載せ台前半部31a上に載せたとき
に、それを検出する検出器39からの信号で行われるよ
うになっているが、作業員による足踏みスイッチで縮小
側にスタートさせるようにしてもよい。
【0023】この実施形態の供給装置3は、次のように
作用する。運転開始時には、図2に示すように保持装置
30が手前側の待機位置で待機しており、又搬送コンベ
ア2は連続走行しており、さらに保持装置30の排風機
33は連続作動している。この状態から、図6に示すよ
うに布類Yの前縁部Yaを保持装置30の載せ台前半部
31a上に載せると、吸気孔32から吸気されているこ
とにより該布類前縁部Yaが載せ台前半部31a上に吸
着される。そのとき、布類前縁部Yaが載せ台31上に
載ったことを検出器39で検出し、その検出信号で進退
駆動装置36,36を縮小動作させる。そして、図7に
示すように、保持装置30の前縁部が搬送コンベア始端
部21より後方まで後退したときに、布類Yの垂下部Y
cが搬送コンベア始端部21上に接触する(摩擦力が発
生する)が、そのとき搬送コンベア2の走行速度より保
持装置30の後退速度が大幅に速いために、布類前縁部
Yaの吸着部分と搬送コンベア始端部21の接触部分と
の間にテンションが発生するようになる。このとき、布
類前縁部Yaに対する吸着力より搬送コンベア始端部2
1との接触による摩擦力が大きくなり、布類にかかるテ
ンション力で図8に示すように布類前縁部Yaが保持装
置30の吸着部分から自動的に剥離されるようになる。
そして、保持装置30から剥離した布類前縁部Yaは、
図8の符号Ya′で示すように搬送コンベア2上に落ち
て、布類Y全体が搬送コンベア2上を後送される。又、
進退駆動装置36.36は、保持装置30を後退位置
(例えば図8の状態)まで後退させた後、該保持装置3
0を直ちに前進動作させて図9に示すように元の待機位
置まで戻すように操作される。尚、搬送コンベア2の走
行速度と保持装置30の進退速度の関係で、保持装置3
0が元の待機位置まで戻された時点では、図9に示すよ
うに布類Yの後縁部Yb側がまだ搬送コンベア始端部2
1上に残っている場合があるが、この供給装置3では、
搬送コンベア2側に供給する布類Yは、その前縁部Ya
を保持装置30上に載せるだけでよいので、搬送コンベ
ア始端部21上に先の布類Yが残っていても次の布類供
給作業(布類前縁部Yaの載せ作業)に支障は生じな
い。
【0024】搬送コンベア2の始端部21の直下には、
保持装置30の載せ台前半部31a上に保持させた布類
Yの垂下部Ycを上下及び左右に展張させるための展張
装置4が設けられている。この展張装置4は、搬送コン
ベア始端部21の直下に開口部41aを有する縦向きの
収容ボックス41と、該収容ボックス41内の空気を下
方に吸引する吸気装置(排風機)42とを備えている。
収容ボックス41の開口部41aは、搬送コンベア始端
部21から例えば300mm程度だけ下方に離間した位置に
ある。
【0025】収容ボックス41の上端部には、保持装置
30に保持された布類Yの垂下部Ycを収容ボックス4
1内に送込むための送込みロール44が設けられてい
る。この送込みロール44は、収容ボックス41の手前
側外壁の上端部において作業位置から見て左右方向の横
向きに設置されている。又、この送込みロール44は、
図6に示すように待機位置にある保持装置30の前縁部
の直下位置より後側で且つ搬送コンベア始端部21の直
下位置よりやや手前側に位置させている。従って、図6
に示すように待機位置にある保持装置30に布類前縁部
Yaを保持させた状態では、布類Yの垂下部Ycが送込
みロール44から離間しており、他方、図7に示すよう
に保持装置30の前縁部が搬送コンベア始端部21より
後方まで後退したときには、布類垂下部Ycが送込みロ
ール44に接触するようになる。送込みロール44は、
モータ45(図3)よって矢印方向に高速回転(送込み
ロール44の周速度が保持装置30の後退速度より数倍
速い)せしめられるようになっている。尚、この送込み
ロール44の回転は、連続して行わせてもよいが、進退
駆動装置36の伸縮動作に連動して間欠的に行わせるよ
うにしてもよい。その場合(間欠作動の場合)、例えば
進退駆動装置36の縮小動作時に送込みロール用のモー
タ45を作動させ、所定タイマー後(あるいは進退駆動
装置36が1往復した後)に該モータ45の作動を停止
させるようにするとよい。
【0026】この展張装置4は、次のように作用する。
即ち、この展張装置4では、吸気装置42で収容ボック
ス41内が連続吸気(符号W)されており、又布類前縁
部Yaを保持した保持装置30が後退する時点では送込
みロール44が矢印方向に高速回転されている。そし
て、図6の状態から保持装置30が後退操作されて、図
7に示すように布類垂下部Ycが送込みロール44に接
触すると、保持装置30の後退速度より送込みロール4
4の周速度が数倍速いので、布類垂下部Ycと送込みロ
ール44間の摩擦力によって該布類垂下部Ycが鎖線図
示(符号Yc′)するように収容ボックス41内に送込
まれるようになる。又、そのとき、収容ボックス41内
の空気が下方に吸引されているので、収容ボックス41
内に送込まれた布類垂下部Ycは前後にはためかされ
て、上下及び左右に展張されるようになる(図8)。従
って、このような展張装置4を使用すると、布類Yを搬
送コンベア始端部21上に供給する際に、布類垂下部Y
cを手作業で展張させる作業が不要となる。
【0027】搬送コンベア始端部21付近の適所(図示
例では搬送コンベア始端部21の直下近傍位置)には、
後述する搬送コンベア終端部22側の検出器59と協同
して、供給された布類Yの長さを演算するためのデータ
を提供する検出器49が設けられている。この検出器4
9は、搬送コンベア始端部21上に上動していく布類Y
の後縁部Ybが通過するのを検出するものであり、以下
の説明ではこの検出器49を後端部検出器という。尚、
この後端部検出器49の作用は後述する。
【0028】搬送コンベア始端部21上に載せた布類Y
は、展張状態で搬送コンベア2の終端部22まで搬送さ
れるが、該搬送コンベア終端部22には、該布類Yを4
つ折りにするための折り装置5が設けられている。この
折り装置5は、図10〜図14に示すように、搬送コン
ベア終端部22と、該搬送コンベア終端部22の下部側
近接位置に設置した送込みコンベア50と、搬送コンベ
ア終端部22と送込みコンベア50の始端部間の押込み
部Sに布類Yの折り部を押込む押込み装置51と、布類
Yの適所を押込み装置51の押込み板53に押圧するた
めの押圧装置6とを有している。
【0029】送込みコンベア50は、搬送コンベア終端
部22の直下近傍位置から、搬送コンベア2の下面側走
行部2aとほぼ平行に設置されている。
【0030】押込み装置51は、左右一対の支持腕52
間に押込み板53を介設するとともに、支持腕52を操
作装置(伸縮シリンダ)54で前後に揺動させ得るよう
にしている。押込み板53は、かなりの面積を有してい
る。この押込み装置51では、伸縮シリンダ54の縮小
状態では図10(図11、図13、図14)に示すよう
に押込み板53の先端53aが上記押込み部Sに近接し
(特許請求範囲中の近接位置となる)、他方、伸縮シリ
ンダ54の伸長状態では図12に示すように押込み板5
3の先端53aが該押込み部Sから大きく離間する(特
許請求範囲中の離間位置となる)ようになっいる。そし
て、押込み板53が押込み部S側に揺動した状態では、
図11に示すように搬送コンベア終端部22から供給さ
れる布類Yを押込み板53の外側に送出すようになり、
他方、押込み板53が押込み部Sから離間する側に揺動
した状態では、図12に示すように搬送コンベア終端部
22から供給される布類Yを押込み板53と押込み部S
間の間隔内に落とし込み得るようにしている。尚、以下
の説明では、押込み板53が押込み部S側に移動する方
向を右移動といい、逆に押込み板53が押込み部S側か
ら離間する方向を左移動という。
【0031】押圧装置6は、押し板61を操作装置とな
る伸縮シリンダ(左右一対ある)62で進退操作せしめ
得るように構成されている。そして、図10に示すよう
に、押込み装置51の押込み板53が右移動し且つ押圧
装置6の押し板61が後退(伸縮シリンダ62が縮小)
しているときには、該押し板61と押込み板53とが大
きく離間しており、他方、図11に示すように押込み板
53が右移動した状態で押し板61が前進すると、該押
し板61で押込み板53の左側面に沿わせた布類Yを押
圧して両板61,53で布類Yを挟持するようになって
いる。このとき、押し板61は押込み板53の先端寄り
位置において、布類を挟持するようにするとよい。又、
押圧装置6側の伸縮シリンダ62は、押込み装置51側
の伸縮シリンダ54より押圧力の小さいものを採用して
おり、図11に示すように押し板61と押込み板53と
で布類Yを挟持した状態から押込み装置51側の伸縮シ
リンダ54が伸長すると、その押圧力で図12に示すよ
うに押圧装置6側の伸縮シリンダ62を縮小させながら
押込み板53を左移動させることができるようになって
いる。
【0032】搬送コンベア2の終端部22には、搬送コ
ンベア2で搬送されてくる布類Yの先端部(前縁部Y
a)が搬送コンベア終端部22に達したときにそれを検
出する検出器59が設けられている。尚、以下の説明で
は、この検出器59を先端部検出器59という。そし
て、この折り装置5は、先端部検出器59で布類先端部
Yaを検出した時点(図10の状態)から、所定のごく
少時間だけ経過したとき(布類Yの1/4折り部aが押込
み板先端53aに対応する位置まで進行したとき)に、
図示しないコントローラからの信号で押圧装置6の伸縮
シリンダ62を伸長させて、図11に示すように押し板
61で布類の前縁部Ya寄り位置を押込み板53側に押
圧・挟持するようになる。尚、両板61,53で布類前
縁部Ya寄り位置を挟持した時点では、布類Yの1/4折
り部aが正確に押込み板53の先端53aに対応するよ
うになる。
【0033】又、この折り装置5では、押圧装置6の伸
縮シリンダ62が伸長動作を完了するのとほぼ同時に押
込み装置51の伸縮シリンダ54が伸長動作して、押込
み板53を左移動させる。このとき押込み板53の左移
動圧力によって押圧装置6の伸縮シリンダ62を縮小さ
せるようになり、両板53,61で布類前縁部Ya側を
挟持したままで図12の状態まで変化させる。このとき
の押込み板先端53aの移動速度は搬送コンベア2の走
行速度より速くならないようにする。尚、押込み板先端
53aの移動速度が搬送コンベア2の走行速度より遅い
場合は、押込み板53の左移動中に、押込み板先端53
aと搬送コンベア終端部22との間で布類に弛みができ
るが、布類Yがその1/4折り部a付近で両板53,61
で挟持されているので、該1/4折り部aが押込み板先端
53aから位置ずれすることがない。又、押込み板53
の左移動中に布類に上記弛みができても、後の2/4折り
部b及び3/4折り部cの折り位置に何ら影響しない。
尚、押込み板先端53aの移動速度が搬送コンベア2の
走行速度より速い場合でも、布類Yの1/4折り部a付近
が両板53,61で挟持されているので、該1/4折り部
aが押込み板先端53aから位置ずれすることがない
が、押込み板先端53aの移動速度が搬送コンベア2の
走行速度より速いと搬送コンベア終端部22側の布類を
強制的に引っ張るので布類の2/4折り部b及び3/4折り
部cが正確な位置で折畳めなくなるという不都合が生じ
る。従って、上記したように押込み板先端53aの移動
速度は搬送コンベア2の走行速度より速くならないよう
にすることが望ましい。
【0034】次に、図12に示すように押込み板53が
左移動した後、布類Yが1/2長さだけ移送される時間だ
け押込み装置51をそのままの姿勢で維持させる。この
待ち時間の間には、搬送コンベア終端部22と押込み板
53との間隔内に、搬送コンベア終端部22から送出さ
れる布類Yの中間部が図12の鎖線図示のようにU字状
に送込まれる。そして、その待ち時間経過直後に、押込
み装置51の伸縮シリンダ54が縮小操作され(押圧装
置6はそのまま)、図13に示すように押込み板53が
右移動して、押込み板先端53aで布類Yの1/4折り部
aと3/4折り部cとを押込み部Sに押込むようになる。
そのとき布類Yの2/4折り部bは、U字状垂れ下がり部
分の最下部に位置する。布類Yの1/4折り部aと3/4折
り部cとが押込み部Sに押込まれると、上下のコンベア
2,50がそれぞれ矢印方向に走行しているので、図1
4に示すように該布類Yが4つ折り状態で両コンベア間
に送込まれるようになる。
【0035】ところで、この実施形態の布類折畳み機で
は、供給側において長短2種類の布類Y(バスタオルと
フェイスタオル)を無差別に供給しても、長短各布類Y
をそれぞれ正確な位置(それぞれ4等分の位置)で4つ
折りにし得るようになっている。即ち、布類の長さが異
なると折り位置を変える必要があるが、この布類折畳み
機では、まず搬送コンベア始端部21の下部に設けてい
る後端部検出器49と搬送コンベア終端部22の上部に
設けている先端部検出器59からの各検出データに基づ
いてコントローラで布類長さを順次個別に演算する。こ
の布類長さの演算方法は、搬送コンベア2の走行速度
(例えば毎分30m)と各検出器49,59間の距離
(例えば2m)から搬送コンベア2が両検出器49,5
9間の距離を走行するのに必要な時間(例えば4秒間)
を定数としてコントローラにインプットしておき、搬送
コンベア始端部21側において図9に示すように後端部
検出器49が布類後端Ybを検出した時点から図10に
示すように先端部検出器59が当該布類Yの先端Yaを
検出するまでの時間を計算し、上記定数から経過時間を
減算して、その時間差を搬送コンベア2の走行距離に換
算することで達成できる。そして、搬送コンベア終端部
22に達した布類Yの長さを判別できれば、先端部検出
器59で検出した時点から、搬送コンベア2が当該布類
Yの長さの1/4の距離だけ走行する時間だけ経過した直
後(実際にはそれより僅かに早い時期)に上記した押圧
装置6及び押込み装置51の各動作を行わせるようにす
る。尚、押込み装置51の押込み板53が左移動してか
ら右移動する間の待ち時間も、布類長さに応じて当然調
整される。
【0036】折り装置5部分で4つ折り状態に折畳まれ
た折畳み布類Y′は、搬送コンベア2の下面側走行部2
aとの摩擦力で落下装置7(又は8)側に移送される。
この実施形態の布類折畳み機では、搬送コンベア終端部
22に近い側の落下装置7(これを第1落下装置とい
う)が長い布類用であり、搬送コンベア終端部22から
遠い側の落下装置8(これを第2落下装置という)が短
い布類用である。
【0037】第1及び第2の各落下装置7,8は、図1
5及び図16に示すように同構造のものが採用されてい
る。即ち、この各落下装置7,8は、2枚の開閉板7
1,71(81,81)と、1本の伸縮シリンダ75
(85)と、各開閉板71,71(81,81)と伸縮
シリンダ75(85)を連結する左右対称形の一対の屈
曲リンクで構成されている。尚、第1落下装置7では、
図15に示すように2枚の開閉板71,71を搬送コン
ベア2の長さ方向に並べて配置しているのに対して、第
2落下装置8では、図16に示すように2枚の開閉板8
1,81を搬送コンベア2の幅方向に並べて配置してい
る点が異なる。
【0038】2枚の開閉板71,71(81,81)
は、それぞれ外端部を軸支して突き合わせ端部側が上下
に揺動し得るようにしている。屈曲リンクは、左右にそ
れぞれ3本づつのリンク72,73,74(82,8
3,84)を1組とする左右対称形の2セットで構成さ
れている。伸縮シリンダ75(85)は、左右各屈曲リ
ンクの2等分中間位置において鉛直姿勢で設置されてい
る。そして、それぞれの組のリンクで各開閉板71,7
1(81,81)の下面と伸縮シリンダ75(85)の
ロッド先端部とを連結している。
【0039】図2、図15、図16に示すように、各落
下装置7,8の上部には、折畳み布類Y′が当該落下装
置上の所定位置に達したときに、該折畳み布類Y′を停
止させる停止装置76,86が設けられている。尚、こ
の各停止装置76,86の選択は、コントローラで折り
装置5部分に供給された布類Yの長さを判別した後、そ
の長さ判別信号に基づいて各停止装置の何れかの検出器
79,89を検出可能にすることで達成される。
【0040】この各停止装置76,86は、伸縮シリン
ダ78(88)で押え板77(87)を上下に揺動させ
る形式のものが採用されている。そして、この各停止装
置76,86は、折畳み布類Y′が落下装置7(8)上
の所定位置に達したとき(実際には達する直前)にそれ
を検出器79(89)で検出し、その検出信号に基づい
て伸縮シリンダ78(88)を縮小動作させ、押え板7
7(87)で折畳み布類Y′を落下装置7(8)の両開
閉板71,71(81,81)上に押付けて停止させる
ようになっている。尚、折畳み布類Y′の停止位置は、
該折畳み布類Y′が両開閉板71,71(81,81)
上に等分に載置される位置である。
【0041】上記各落下装置7(8)では、伸縮シリン
ダ75(85)が最縮小しているときには、各開閉板
7,71(81,81)が水平姿勢(閉姿勢)を維持
し、該伸縮シリンダ75(85)が最伸長すると各開閉
板を符号71c,71c(81c,81c)で示すよう
にほぼ鉛直姿勢まで開放するようになっている。
【0042】このように、両開閉板71,71(81,
81)と伸縮シリンダ75(85)とを左右対称形の屈
曲リンクで連結すると、開閉板の開閉途中(特に開放動
作中)において各開閉板が例えば符号71a,71a
(81a,81a)又は71b,71b(81b,81
b)で示すように相互に等速度で開放するようになる。
従って、折畳み布類Y′を両開閉板71,71(81,
81)上の正確な位置(両開閉板に正確に1/2づつ載せ
た位置)で停止させると、開閉板の開放動作したときに
折畳み布類Y′の両端Yd,Ydが各開閉板の先端から
同時に外れるようになり、該折畳み布類Y′が常に定位
置に落下するようになる。これによって、落下装置7
(8)から順次落下する折畳み布類Y′,Y′を搬出コ
ンベア16(18)上において完全重合した状態で積層
させることができる。尚、図18に示す従来例の落下装
置7では、両開閉板71,71が開放動作する際に、各
開閉板71,71の揺腕72a,73aを連結している
ロッド74aの角度が変化し、それによって各揺腕72
a,73aとロッド74a両端の各枢着点間の水平距離
が変化するようになる。従って、図2の落下装置7で
は、閉状態から左側揺腕72aが角度45°まで開放側
に回動する範囲では該左側揺腕72aの回動速度より右
側揺腕73aの回動速度が遅くなり、該左側揺腕72a
が角度45°から角度90°まで開放側に回動する範囲
では逆に該左側揺腕72aの回動速度より右側揺腕73
aの回動速度が速くなるという現象が現れる。このこと
は、各開閉板71,71が開放するときに速度差が発生
することになり、折畳み布類Y′が開閉板71,71か
ら落下するとき(例えば45°程度開放したとき)の各
開閉板71,71の高さが異なって、折畳み布類Y′の
両端が各開閉板71,71から外れる時期がずれるよう
になる。従って、折畳み布類Y′が落下する位置にバラ
ツキが生じ易くなり、各折畳み布類Y′を正確に重合さ
せた状態で積層できないという問題が生じる。
【0043】搬出コンベア16(18)は、落下装置7
(8)から落下する折畳み布類Y′の回数をカウンター
で計数し、それが所定回数(例えば20〜30回)に達
するごとに、モータ17(19)により1ピッチA(例
えば300mm)づつ間欠的に作動するようになっている。
【0044】この実施形態の布類折畳み機では、上記構
成により、待機位置にある保持装置30の載せ台31上
に布類Yの前縁部Yaを展張させた状態で載置するだけ
で、該布類Yを自動的に4つ折りし、その折畳み布類
Y′を順次所定位置に積層することができる。即ち、待
機位置にある載せ台31上に布類前縁部Yaを載せる
と、該布類前縁部Yaが載せ台31上に吸着され(図
6)→保持装置30が搬送コンベア2の走行速度より高
速で後退し(図7)→そのとき展張装置4で布類垂下部
Ycが上下・左右に展張されるとともに布類垂下部Yc
と搬送コンベア始端部21との摩擦力で布類前縁部Ya
が載せ台31から剥離し(図8)→その後、直ちに保持
装置30が元の待機位置まで前進して次の布類Yの載置
作業を可能にする(図9)。又、図10に示すように、
搬送コンベア終端部22において布類先端Yaが検出器
59で検出されると、折り装置5が順次図11〜図14
に示すように作動して布類Yを4つ折り状態に折畳み→
その折畳み布類Y′を所定の落下装置7(8)まで搬送
し→そこで折畳み布類Y′を落下装置7(8)により搬
出コンベア16(18)上に落下・積層させるようにな
る(図15、図16)。
【0045】
【発明の効果】本願発明の布類折畳み機の布類折り装置
では、押込み板53を押込み部Sに近接する近接位置と
押込み部Sから離間する離間位置との間で移動させ得る
ようにした押込み装置51と、押込み板53の外側で押
し板61を進退させ得るようにした押圧装置6とを有
し、布類Yの所定の折り部(1/4折り部a)が押込み板
先端53aに対応したときに、押し板61と押込み板5
3で布類を挟持するようにしている。従って、押込み板
53を往復移動させることによって布類を4つ折りする
ようにした折り装置であっても、布類の所定折り部(1
/4折り部a)が押込み板先端53aから位置ずれする
ことがなくなり、該1/4折り部aを常に正確な位置で折
畳むことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態にかかる布類折り装置を備
えた布類折畳み機の平面図である。
【図2】図1のII−II矢視相当図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図1の布類折畳み機の布類供給装置部分の斜視
図である。
【図5】図4のV−V拡大断面図である。
【図6】図2の布類折畳み機の布類供給装置部分の拡大
図である。
【図7】図6からの状態変化図である。
【図8】図7からの状態変化図である。
【図9】図8からの状態変化図である。
【図10】図2の折り装置部分の拡大図である。
【図11】図10からの状態変化図である。
【図12】図11からの状態変化図である。
【図13】図12からの状態変化図である。
【図14】図13からの状態変化図である。
【図15】図2の第1落下装置部分の拡大図である。
【図16】図2のXVI−XVI拡大矢視図である。
【図17】布類折畳み機で折畳まれる布類の状態変化図
である。
【図18】従来の布類折畳み機の断面図である。
【図19】図18の布類折畳み機の布類折り装置部分の
作動変化図である。
【符号の説明】
1は機枠、2は搬送コンベア、3は供給装置、4は展張
装置、5は折り装置、6は押圧装置、7,8は落下装
置、21は始端部、22は終端部、50は送込みコンベ
ア、51は押込み装置、53は押込み板、53aは先
端、54は操作装置(伸縮シリンダ)、61は押し板、
62は操作装置(伸縮シリンダ)、Sは押込み部であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送コンベア(2)の終端部(22)の
    下部近接位置に送込みコンベア(50)の始端部を位置
    させ、前記搬送コンベア終端部(22)と前記送込みコ
    ンベア始端部間の押込み部(S)に布類(Y)の折り部
    を押込むための押込み装置(51)を設けた布類折畳み
    機の布類折り装置であって、 前記押込み装置(51)は、前記押込み部(S)の下方
    に位置させた押込み板(53)と、該押込み板(53)
    を前記押込み部(S)に近接する近接位置と該押込み部
    (S)から所定距離だけ離間する離間位置との間で移動
    させる操作装置(54)とを有し、 前記押込み板(53)の外側に、押し板(61)を操作
    装置(62)で押込み板(53)側に進退させ得るよう
    にした押圧装置(6)を設けるとともに、 コントローラにより、前記押込み板(53)が前記近接
    位置にある状態で布類(Y)の所定の折り部(a)が押
    込み板(53)の先端(53a)に対応する位置まで進
    行したときに前記押圧装置(6)の押し板(61)を前
    進させて該押し板(61)と前記押込み板(53)で布
    類(Y)を挟持し、次いでその布類挟持状態のままで該
    押し板(61)及び押込み板(53)を前記離間位置ま
    で移動させ、続いて布類(Y)が搬送コンベア終端部
    (22)から所定長さだけ送り出されたときに前記押込
    み板(53)のみを前記近接位置まで移動させるように
    制御する、 ことを特徴とする布類折畳み機の布類折り装置。
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