JPH09253614A - 生ゴミ処理装置の撹拌爪配列構造 - Google Patents

生ゴミ処理装置の撹拌爪配列構造

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JPH09253614A
JPH09253614A JP8064851A JP6485196A JPH09253614A JP H09253614 A JPH09253614 A JP H09253614A JP 8064851 A JP8064851 A JP 8064851A JP 6485196 A JP6485196 A JP 6485196A JP H09253614 A JPH09253614 A JP H09253614A
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JP
Japan
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stirring
stirring claw
claws
garbage
tank
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Application number
JP8064851A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihito Oba
利人 大羽
Takayoshi Hoshino
貴由 星野
Masahisa Ono
允久 小野
Minoru Morimoto
稔 森元
Shigeto Kinugawa
重人 衣川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOUKA TEKKO KK
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
YOUKA TEKKO KK
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by YOUKA TEKKO KK, Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical YOUKA TEKKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ゴミを片寄らせることなく均等に、かつ、
効率良く撹拌することができて、ブリッジ現象を起こす
ことなく、発酵処理時間を短縮させることができるこ
と。 【解決手段】 生ゴミ処理槽内に、回転駆動手段に連動
連結した撹拌爪支軸を横架し、同撹拌爪支軸の外周面に
複数の撹拌爪を軸線方向に間隔を開けて取付ける共に、
各撹拌爪は撹拌爪支軸の全周を円周方向に均等に配分し
た位置に配列した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ処理装置の
撹拌爪配列構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生ゴミ処理装置の一形態として、
生ゴミ処理槽内に、回動駆動手段に連動連結した撹拌爪
支軸を横架し、同撹拌爪支軸の外周面に複数の撹拌爪を
取付けたものがある。
【0003】そして、撹拌爪は、撹拌爪支軸に中央部が
直交する状態に取付けると共に、軸線方向に間隔を開け
て別個に取付けた隣接する撹拌爪同士が相互に90度の
位相角度を形成するように配列している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した撹
拌爪の配列構造では、隣接する撹拌爪同士の位相角度が
大きいために、生ゴミを均等に、かつ、効率良く撹拌す
ることができず、撹拌爪が生ゴミをダンゴ状に持ち回
り、いわゆるブリッジ現象を起こして、発酵処理に多大
な時間を要するという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、生
ゴミ処理槽内に、回転駆動手段に連動連結した撹拌爪支
軸を横架し、同撹拌爪支軸の外周面に複数の撹拌爪を軸
線方向に間隔を開けて取付ける共に、各撹拌爪は撹拌爪
支軸の全周を円周方向に均等に配分した位置に配列した
ことを特徴とする生ゴミ処理装置の撹拌爪配列構造を提
供せんとするものである。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0007】図1〜図3に示すAは、本発明に係る生ゴ
ミ処理装置であり、同生ゴミ処理装置Aは、基台1上
に、生ゴミを発酵さらには熟成処理する生ゴミ処理部2
と、同生ゴミ処理部2により処理した最終残渣物を回収
する回収部3と、上記生ゴミ処理部2により処理される
生ゴミから発生する臭気を脱臭する脱臭部4とを設け
て、これらをケーシング5により被覆しており、上記生
ゴミ処理部2の左側方に脱臭部4を配置すると共に、右
側方に回収部3を配置している。6はキャスター、7は
固定体である。
【0008】このようにして、生ゴミ処理装置Aの前後
幅を可及的に小さく形成することにより、同生ゴミ処理
装置Aを壁際へも楽に設置することができるようにし
て、設置場所の選択の自由度を大きくしている。
【0009】ケーシング5は、図1〜図5に示すよう
に、生ゴミ処理部2と回収部3とを一体的に被覆する処
理・回収部ケーシング体8と、脱臭部4を被覆する脱臭
部ケーシング体9とから形成している。
【0010】そして、処理・回収部ケーシング体8に
は、生ゴミ処理部2の左側上方に位置する天井壁部8aに
生ゴミ投入口11を形成して、同生ゴミ投入口11の後側縁
部に投入蓋12の後側縁部を枢支して、同投入蓋12を、直
上方に配置した開放位置と、天井壁8aと面一となる位置
まで倒伏した閉塞位置との間で上下方向に開閉自在とし
ており、後述する生ゴミ処理部2に設けた生ゴミ処理槽
30の天井壁30f 上に、左右幅方向に伸延する枢支軸13を
枢支ブラケット13a,13a を介して横架し、同枢支軸13の
左右側部に略C字状の投入蓋支持アーム14,14 の基端を
取付けると共に、投入蓋12の後側縁部下面に投入蓋支持
アーム14,14 の先端を取付ける一方、枢支軸13の左側端
部に連結アーム15の基端を取付けて、同連結アーム15の
先端と、生ゴミ処理槽30の天井壁30f の左側後部位置よ
り左側外方へ突出させた支持ピン16との間に、蓋荷重軽
減手段としてのガススプリング17を生ゴミ処理槽30の左
側壁30a の上部に沿わせて介設している。12a は取っ手
である。
【0011】ガススプリング17は、シリンダ本体17a
と、同シリンダ本体17a 内に伸縮摺動自在に挿通したピ
ストンロッド17b と、同ピストンロッド17b の先端に形
成したピストン17c とシリンダ本体17a とにより形成さ
れるガス室17d 内にガス(例えば、窒素ガス等の気体)
を封入して、全体形状を前後方向に伸延する細長状に形
成しており、ピストンロッド17b が短縮作動した際に、
ガス室17d 内のガスが圧縮されて、圧縮されたガスの膨
張力がピストンロッド17b →連結アーム15→枢支軸13→
投入蓋支持アーム14,14 →投入蓋12に荷重軽減力として
作用するようにしている。
【0012】このようにして、使用者が投入蓋に起立し
た開放位置まで開放操作する際に、取っ手12a を把持し
て上方へ引き上げると、ピストンロッド17b により圧縮
されているガスの膨張力が投入蓋12に荷重軽減力として
作用しているために、同投入蓋12を楽に開放操作するこ
とができると共に、投入蓋12を倒伏した閉塞位置まで閉
塞操作する際には、わずかな力で投入蓋12を押下げるだ
けで、楽に閉塞操作することができるようにしている。
【0013】この際、ガススプリング17は、前後方向に
伸延する細長状に形成して、生ゴミ処理槽30の左側壁30
a に沿わせて配置しているために、処理・回収部ケーシ
ング体8内にコンパクトに収容して配置することがで
き、生ゴミ処理装置Aの美的外観を損なうことなく、同
生ゴミ処理装置Aのコンパクトな状態を確保することが
できる。
【0014】ここで、蓋荷重軽減手段は、上記したガス
スプリング17に限らず、投入蓋12の自重が荷重として作
用するのを軽減させる機能を有し、かつ、生ゴミ処理槽
30の左側壁30a に沿わせて処理・回収部ケーシング体8
内に収容可能なものであればよい。
【0015】従って、蓋荷重軽減手段としては、ガスス
プリング17以外に、例えば、シリンダ本体とシリンダ本
体内に伸縮摺動自在に挿通したピストンロッドと、同ピ
ストンロッドの先端に形成したピストンと、同ピストン
とシリンダ本体の端壁との間に介設したスプリングと、
シリンダ本体内に封入した流体とから全体形状を前後方
向に伸延する細長状に形成し、ピストンに流体が流通す
るためのオリフィスを形成したものを採用することもで
きる。
【0016】かかる蓋荷重軽減手段では、荷重として作
用する投入蓋12の自重と、スプリングによる投入蓋12の
押上げ力とをバランスさせて、投入蓋の自重による荷重
を、投入蓋12を開放操作する使用者に感じさせないよう
にすることもできる。
【0017】しかも、投入蓋12を閉塞操作する際には、
流体がオリフィスを流通して移動するために、投入蓋12
をゆるやかに閉塞操作することができるようにすること
ができる。なお、上記した流体としては、気体や液体等
の流動性のあるものであればよい。
【0018】また、処理・回収部ケーシング体8の前壁
は、生ゴミ処理部2の前方を開閉自在に被覆する処理部
開閉蓋18と、回収部3の前方及び右側方を開閉自在に被
覆する回収部開閉蓋19とにより形成しており、処理部開
閉蓋18は、基台1の前側縁部に下端縁部を蝶番20を介し
て取付けて、同処理部開閉蓋18を起立した閉塞位置と、
前方へ倒伏させた開放位置との間で開閉自在となす一
方、回収部開閉蓋19は、前壁形成体19a と側壁形成体19
b とにより平面視略L字状に形成して、側壁形成体19b
の側縁部を、処理・回収部ケーシング体8の右側壁8aに
枢軸21を介して取付けて、右側外方へ開閉自在としてい
る。
【0019】生ゴミ処理部2は、図1〜図5に示すよう
に、処理・回収部ケーシング体8内において、基台1上
に生ゴミ処理槽30を配置し、同生ゴミ処理槽30内にて生
ゴミを撹拌手段31により撹拌しながら発酵さらには熟成
処理するようにしている。
【0020】生ゴミ処理槽30は、図3〜図5に示すよう
に、処理・回収部ケーシング体8の天井部8aに形成した
生ゴミ投入口11の左側縁部近傍位置に左側壁30a を配置
すると共に、同左側壁30a より右側方へ一定の間隔を開
けて右側壁30b を配置して、両側壁30a,30b の前後端縁
間に前後壁30c,30d を架設し、左右側壁30a,30b の上端
間に、前記生ゴミ投入口11と符合する投入口30e を形成
した天井壁30f を横架し、左右側壁30a,30b の下端縁を
それぞれ下方へ凸状の半円弧状に形成して、両左右側壁
30a,30b の下端周縁間に円弧状底部30g を架設して形成
しており、同生ゴミ処理槽30内には、生ゴミ投入口11の
右側縁部近傍位置に仕切壁30h を立設して、生ゴミ投入
口11の直下方位置に発酵処理槽32を形成すると共に、そ
の右側方に熟成処理槽33を隣接させて形成している。30
j は、円弧状底部30g の前部に形成した掃除口、30k
は、同掃除口30j を開閉自在に取付けた掃除口蓋であ
る。
【0021】このようにして、発酵処理槽32内に生ゴミ
を定時的に投入して、大量の生ゴミを後述する撹拌手段
31により撹拌しながら発酵処理することができるように
すると共に、発酵処理物は、熟成処理槽33内でさらに発
酵させて熟成処理し、その後、回収部3より定期的に回
収して、最終残渣物を堆肥として有効利用することがで
きるようにしており、特に、一般食堂等の厨房で排出さ
れる生ゴミの処理に効果的なものとしている。
【0022】なお、発酵処理槽32と熟成処理槽33の容積
比は、適宜設定することができるものであり、例えば、
業務用の生ゴミ処理槽30としては、大量の生ゴミの発酵
処理を同時に行なえるようにする点から、上記容積比を
略2:1に設定するのが好ましい。
【0023】そして、図5に示すように、仕切壁30h の
前側上部位置には、発酵処理槽32内で発酵処理した発酵
処理物を、熟成処理槽33内にオーバーフローさせるため
の第1オーバーフロー窓34を形成し、また、右側壁30b
の前側上部位置には、熟成処理槽33内で熟成処理した熟
成処理物を後述する回収部3内にオーバーフローさせる
ための第2オーバーフロー窓35を形成しており、両オー
バーフロー窓34,35,は、上下方向に一部符合させると共
に、第1オーバーフロー窓34は、第2オーバーフロー窓
35よりも一定高さHだけ上方に位置させている。
【0024】また、図3及び図5に示すように、仕切壁
30h の上端縁は、左右側壁30a,30bの上端縁よりも一定
幅だけ下方に位置させて、生ゴミ処理槽30の上部に槽内
排気流路36を形成しており、同槽内排気流路36は、発酵
処理槽32の上方と熟成処理槽33の上方とを連通させて形
成している。
【0025】生ゴミ処理槽30の円弧状底部30g と掃除口
蓋30k の各下面には、図5に示すように、面状のヒータ
37,37 を全面にわたって張設しており、同ヒータ37によ
り生ゴミ処理槽30を加温して、所望の温度で発酵・熟成
処理が行なえるようにしている。38は、生ゴミ処理槽30
の前後壁30c,30d 、円弧状底部30e 、及び、掃除口蓋30
k の全面にわたって張設した断熱材である。
【0026】撹拌手段31は、図3〜図5に示すように、
生ゴミ処理槽30の左右側壁30a,30b及び仕切壁30h の各
中央部に、撹拌爪支軸41を左右幅方向に貫通させた状態
にて、基台1上に立設した左右一対の軸支持スタンド3
9,40 の上部間に同撹拌爪支軸41を横架し、発酵処理槽3
2内において、撹拌爪支軸41の外周面に7本の第1〜第
7撹拌爪42,43,44,45,46,47,48を軸線方向に間隔を開け
て取付けると共に、熟成処理槽33内において、撹拌爪支
軸40の外周面に3本の第8〜第10撹拌爪49,50,51を軸
線方向に間隔を開けて取付けており、これら第1〜第1
0撹拌爪42〜51は、撹拌爪支軸41の全周を円周方向に均
等に配分する位相角度、すなわち、側面視にて36度の
位相角度をもたせて配列している。
【0027】このようにして、生ゴミ処理槽30内の生ゴ
ミに対して、撹拌爪支軸41の軸線方向に間隔を開けて取
付けた第1〜第10撹拌爪が、それぞれ一定の時間差毎
に生ゴミに撹拌作用して、生ゴミを生ゴミ処理槽30内の
一方に片寄らせることなく均等に、かつ、効率良く撹拌
することができて、生ゴミがダンゴ状態になる、いわゆ
るブリッジ現象を起こさないようにして、発酵処理時間
を短縮させることができるようにしている。
【0028】ここで、第1、第3、第5、第7、第8、
第10撹拌爪42,44,46,48,49,51 は、先端部を内側方若
しくは外側方へ略直角に折曲させて先端刃42a,44a,46a,
48a,49a,51a を形成すると共に、第2、第4、第6、第
9撹拌爪43,45,47,50 は直状に形成しており、これら撹
拌爪は、同一回転半径にて、円弧状底部30g の内面に沿
って回転するようにしている。
【0029】しかも、生ゴミ処理槽30の前壁30c と後壁
30d のそれぞれ中途部には、図3及び図5に示すよう
に、左右幅方向に間隔を開けて9個の板状の第1〜第9
受刃52,53,54,55,56,57,58,59,60を各撹拌爪の回転軌跡
と平行させて突設しており、各受刃は、第1〜第10撹
拌爪の先端回転軌跡の間に近接させて配置している。
【0030】このようにして、各撹拌爪の各先端刃と、
これらの間に近接させて配置した受刃との間で生ゴミを
破砕処理することができるようにしている。
【0031】また、上記した撹拌手段31では、第1〜第
10撹拌爪を撹拌爪駆動用モータ61により正・逆回転駆
動させるようにしており、同モータ61は、図2〜図5に
示すように、基台1上の右側で、かつ、後側位置に配置
し、同モータ61より出力軸61a を右側方へ突出させ、同
出力軸61a と撹拌爪支軸41の右側端部41a との間に伝動
チェン62をスプロケット63,64 を介して巻回している。
65は、伝動チェン62に張力を付与するためのチェン張り
体である。
【0032】このようにして、生ゴミ処理部2では、図
6に示すように、発酵処理槽32内に生ゴミを投入した
後、撹拌爪駆動用モータ61により撹拌爪支軸41に取付け
た第1〜第10撹拌爪を左側面視にて反時計方向aに逆
回転させることにより、生ゴミを撹拌しながら発酵処理
することができるようにしている。
【0033】この際、生ゴミの投入を初めて行なう場合
には、好気性菌を種菌として付着させた副資材(例え
ば、オガクズ、ゼオライト、パーライト)を生ゴミと一
緒に投入して、生ゴミの発酵を促進させると共に、破砕
・撹拌される生ゴミがすりつぶされて液状化しないよう
にし、できるだけポーラス状となるようにする。そし
て、その後は、発酵処理槽32内に一部滞溜している発酵
処理物が副資材に代わって発酵促進機能を果すようにし
ており、生ゴミは一定期間、例えば、1ケ月間生ゴミ処
理槽32内に滞溜させて、発酵さらには熟成処理して最終
残渣物として回収するようにしている。
【0034】そして、発酵処理を行なった発酵処理物
は、図7に示すように、撹拌駆動用モータ61により第1
〜第10撹拌爪を左側面視にて時計方向bに正回転させ
ることにより、第7撹拌爪48により掻上げられる発酵処
理物Bを第1オーバーフロー窓34を通して熟成処理槽33
内にオーバーフローさせることができるようにしてい
る。
【0035】この際、第1オーバーフロー窓34は、第2
オーバーフロー窓35との間に一定高さHの高低差をもた
せて配置して、オーバーフローする発酵処理物Bが、直
に第2オーバーフロー窓35を通して回収部3に回収され
る、いわゆるショートパスを防止することができるよう
にしている。
【0036】また、熟成処理槽33内に移送された発酵処
理物は、第8〜第10撹拌爪49,50,51により撹拌しなが
ら、さらに発酵させて熟成処理することができるように
している。従って、かかる熟成処理槽33内で発酵されに
くい繊維質の植物も、確実に発酵させて熟成することが
できる。
【0037】この際、熟成処理槽33内では、正回転する
第10撹拌爪51により熟成処理物を第2オーバーフロー
窓35を通して回収部3にオーバーフローさせることがで
きるようにしている。
【0038】次に、上記した撹拌爪支軸41の取付構造に
ついて説明すると、図3〜図5に示すように、生ゴミ処
理槽30の左側壁30a に軸挿入孔70を形成する一方、右側
壁30b に上記軸挿入孔70と同一軸線上にて符合し、か
つ、同符合位置より上方へ伸延する縦長の軸挿入長孔71
を形成し、仕切壁30h に両孔70,71 と同一軸線上にて符
合し、かつ、同符合位置より仕切壁30h の上端まで切欠
した切欠溝72を形成して、生ゴミ処理槽30の上方より撹
拌爪支軸41を上記切欠溝72中に挿入し、同撹拌爪支軸41
の左側端部41a を軸挿入孔70中に軸受体75を介して挿入
すると共に、同撹拌爪支軸41の右側端部41b を軸挿入長
孔中に軸受体76を介して挿入し、その後、撹拌爪支軸41
の左側端部を左側の軸支持スタンド39に支持させると共
に、同撹拌爪支軸41の右側端部を右側の軸支持スタンド
40に支持させて、撹拌爪支軸41を左右一対の軸支持スタ
ンド39,40 間に横架状態となし、同状態にて撹拌爪支軸
41の上方に位置する切欠溝72と軸挿入長孔71の部分をそ
れぞれ切欠溝密閉体73と長孔密閉体74とにより密閉可能
としている。77はベアリングである。
【0039】ここで、切欠溝密閉体73は、図3及び図5
に示すように、上下方向に伸延する板状に形成すると共
に、下端部に撹拌爪支軸41の上部周面を囲繞する円弧状
凹部73a を形成して、切欠溝密閉体73の左右側縁部を仕
切壁30h にビス止めして、切欠溝72を密閉することがで
きるようにしている。
【0040】また、長孔密閉体74は、図3及び図4に示
すように、矩形板状に形成すると共に、下部に撹拌爪支
軸41の右側端部41b と略同径の挿通孔74a を形成して、
長孔密閉体74を挿通孔74a を介して軸受体76に嵌合し
て、軸挿入長孔71を密閉することができるようにしてい
る。
【0041】このようにして、撹拌爪支軸41を生ゴミ処
理槽30に容易に取付けることができると共に、切欠溝72
と軸挿入長孔71とをそれぞれ切欠溝密閉体73と長孔密閉
体とにより密閉する作業の手間を削減することができる
ようにしている。
【0042】回収部3は、図3〜図5に示すように、生
ゴミ処理槽30の右側壁30b の外側面に第2オーバーフロ
ー窓35に連通連設した回収用樋80と、同回収用樋80の下
端部80a の直下方位置に配置した回収容器81とから形成
している。
【0043】回収容器81は、図3〜図5に示すように、
上下方向に伸延する縦長矩形箱状に形成して、基台1上
において、回収用樋80の下端部80a の直下方に位置する
場所に載置している。
【0044】このようにして、生ゴミ処理槽30の熟成処
理槽33内に熟成された熟成処理物が第2オーバーフロー
窓35を通して回収用樋80内にオーバーフローし、同回収
用樋80を通して回収容器81内に回収されるようにしてい
る。
【0045】そして、かかる回収容器81は、前記回収部
開閉蓋19を開放することにより容易に取出すことができ
るようにしている。
【0046】脱臭部4は、図2、図3、図8、及び、図
9に示すように、脱臭部ケーシング体9内に隔壁85を立
設して、前側の脱臭室86と後側のファンケース収容室87
とを形成している。
【0047】そして、脱臭室86内には、図3及び図9に
示すように、床部9aより一定高さ上方位置に網体支持枠
84を載置し、同網体支持枠84上に網体88を張設して、同
網体88上に、岩石を焼成して綿状に加工したロックウー
ル89を載置し、同ロックウール89に悪臭成分を分解する
好気性微生物を繁殖させて、ロックウール89に排気中の
悪臭成分を吸着させ、同悪臭成分を好気性微生物により
分解させて、脱臭した排気を放出するようにしており、
脱臭室86の上部には、散水管90を横架し、同散水管90に
二個の散水ノズル91,91 を取付けて、各散水ノズル91,9
1 よりロックウール89上に散水を行なって、好気性微生
物の繁殖に好適な環境を確保できるようにしている。92
は、基端を水源に接続し、先端を散水管90に接続した導
水管であり、ファンケース収容室87内に配管している。
105 は排気孔である。110 は点検口、111 はロックウー
ル取替口、112 は掃除口であり、これらは隔壁85に形成
している。
【0048】また、ファンケース収容室87内には、図
3、図8及び図9に示すように、隔壁85の上部にステー
93を水平に突設し、同ステー93上に排気ファンケース94
を載置し、同排気ファンケース94内に排気ファンとして
のシロッコファン95を配置すると共に、同シロッコファ
ン95をファン駆動モータ96の駆動軸96a に取付け、排気
ファンケース94より同シロッコファン95の吸引方向であ
る右側方へ向けて吸引流路を形成する吸引パイプ97を突
出させ、同吸引パイプ97の先端を後述する排気ダクト10
1 に連通連設する一方、排気ファンケース94よりシロッ
コファン95の回転軸である上記駆動軸96a の軸線と略直
交する隔壁85の方向に排出流路を形成する排出パイプ98
を突出させ、同排出パイプ98の先端を脱臭室86内に連通
連設している。
【0049】ここで、図2、図3、図5、及び図8に示
すように、生ゴミ処理槽30の後壁30d の上部に、同生ゴ
ミ処理槽30の左右幅の略全幅にわたって、三個の排気窓
100,100,100 を左右幅方向に間隔を開けて形成し、これ
ら排気窓100,100,100 に排気ダクト101 の一端開口部を
連通連設する一方、前記排気ファンケース94の吸引パイ
プ97に上記排気ダクト101 の他端開口部を連通連設して
おり、同排気ダクト101 は、左右幅方向に伸延させて形
成すると共に、同排気ダクト101 の後壁101aと排気窓10
0,100,100 との間の前後幅を、排気ファンケース94側で
ある左側より右側へ向けて漸次細幅となるように形成し
ている。102 は三個の排気窓100,100,100 の全面にわた
って張設した網体、103 は排気ガイド体である。
【0050】そして、生ゴミ処理槽30の前壁30c の上部
には、左右幅方向に横長の吸気窓104 を左右幅方向に間
隔を開けて三個形成し、各吸気窓104 を処理・回収部ケ
ーシング体8内と連通させている。108,109 は吸気ガイ
ド体である。
【0051】このようにして、生ゴミ処理槽30内に発生
する臭気は、排気ファンケース94内に設けたシロッコフ
ァン95により排気窓100 →排気ダクト101 →吸引パイプ
97→排気ファンケース94内に吸引すると共に、排出パイ
プ98→脱臭室86に圧送し、同脱臭室86内のロックウール
89中に通して脱臭した後、隔壁85の下部に形成した排気
孔105 より基台1と脱臭部ケーシング体9との間に形成
した排気間隙106 を通して外部へ排出することができる
ようにしている。
【0052】この際、三個の排気窓100,100,100 は、生
ゴミ処理槽30の左右幅の略全幅にわたって配置し、これ
ら排気窓100,100,100 に一端開口部を連通連設している
排気ダクト101 は、左右幅方向に伸延させて形成すると
共に、同排気ダクト101 の後壁101aと排気窓100 との間
の前後幅を、排気ファンケース94側より漸次細幅となる
ように形成しているために、生ゴミ処理槽30の左右幅の
略全幅にわたって排気ファンケース94に近い側も離れた
側も、各排気窓100,100,100 の全面に作用する吸引力を
略均等にすることができて、生ゴミ処理槽30内の脱臭効
率を高めることができる。
【0053】ここで、本実施例では、三個の排気窓100,
100,100 を生ゴミ処理槽30の左右幅の略全幅にわたって
配置しているが、一個の排気窓100 を略全幅にわたって
横長に形成することも、また、三個以外の複数個の排気
窓100 を左右幅方向に並列させることもでき、これらの
場合にも同様の効果が得られる。
【0054】また、排気ダクト101 は、左右幅方向に伸
延させて、生ゴミ処理槽30の上部後方位置に配置してい
るために、生ゴミ処理装置A自体のコンパクト化も図れ
る。
【0055】しかも、生ゴミ処理槽30内に、生ゴミを発
酵させる発酵処理槽32と、同発酵処理槽32内で発酵され
た発酵処理物を熟成させる熟成処理槽33とを左右に隣接
させて配置し、上記発酵処理槽32側に脱臭部2を配置し
ているために、同脱臭部2の後側上部に配置した排気フ
ァンケース94は、臭気が強く、しかも、湿気の多い発酵
処理槽32に近接して配置されることになり、同発酵処理
槽32内の臭気と湿気を排気ファンケース94内のシロッコ
ファン95により円滑かつ確実に吸引・排出することがで
きて、この点からも生ゴミ処理槽内の脱臭効率を高める
ことができる。
【0056】また、上記のように脱臭を行なっている際
には、処理・回収部ケーシング体8内は負圧になるため
に、基台1に形成した吸気孔107 を通して処理・回収部
ケーシング体8の下部空間内に外気が吸引され、同外気
は同ケーシング体8の下部空間より生ゴミ処理槽30の前
壁30c と処理部開閉蓋18との間に形成される空間内を上
昇して、同前壁30c の上部に形成した吸入窓104 より吸
気ガイド体108,109 を介して生ゴミ処理槽30内に円滑に
流入して、排気の流出及び脱臭効率を高めることができ
るようにしている。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0058】すなわち、本発明では、生ゴミ処理槽内
に、回転駆動手段に連動連結した撹拌爪支軸を横架し、
同撹拌爪支軸の外周面に複数の撹拌爪を軸線方向に間隔
を開けて取付ける共に、各撹拌爪は撹拌爪支軸の全周を
円周方向に均等に配分した位置に配列しているために、
生ゴミ処理槽内の生ゴミに対して、撹拌爪支軸の軸線方
向に間隔を開けて取付けた複数の撹拌爪が一定の時間差
毎に生ゴミに撹拌作用して、生ゴミを片寄らせることな
く均等に、かつ、効率良く撹拌することができて、ブリ
ッジ現象を起こすことなく、発酵処理時間を短縮させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生ゴミ処理装置の一部切欠正面
図。
【図2】同生ゴミ処理装置の平面図。
【図3】同生ゴミ処理装置の断面正面図。
【図4】同生ゴミ処理装置の断面右側面図。
【図5】同生ゴミ処理装置の断面左側面図。
【図6】同生ゴミ処理装置の逆回転方向の撹拌状態説明
図。
【図7】同生ゴミ処理装置の正回転方向の撹拌状態説明
図。
【図8】脱臭状態の説明図。
【図9】脱臭部の断面左側面図。
【符号の説明】
A 生ゴミ処理装置 1 基台 2 生ゴミ処理部 3 回収部 4 脱臭部
フロントページの続き (72)発明者 小野 允久 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 森元 稔 兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株 式会社内 (72)発明者 衣川 重人 兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミ処理槽内に、回転駆動手段に連動
    連結した撹拌爪支軸を横架し、同撹拌爪支軸の外周面に
    複数の撹拌爪を軸線方向に間隔を開けて取付ける共に、
    各撹拌爪は撹拌爪支軸の全周を円周方向に均等に配分し
    た位置に配列したことを特徴とする生ゴミ処理装置の撹
    拌爪配列構造。
JP8064851A 1996-03-21 1996-03-21 生ゴミ処理装置の撹拌爪配列構造 Pending JPH09253614A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008528260A (ja) * 2005-01-26 2008-07-31 コンポガス、アクチェンゲゼルシャフト 撹拌機を備えた発酵槽
JP2009119464A (ja) 2009-02-13 2009-06-04 Osaka N Ii D Mach Kk 破袋機とその駆動方法
KR101359520B1 (ko) * 2012-09-10 2014-02-10 주식회사 바이오플랜트 교반기용 블레이드

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