JP2001048686A - 有機性廃棄物堆肥化装置 - Google Patents
有機性廃棄物堆肥化装置Info
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- Y02W30/40—Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 悪臭を屋根カバーの上部から回収できると共
に、優れた強度を備え、設備コストも低くできる有機性
廃棄物堆肥化装置を提供することにある。 【解決手段】 発生する悪臭を外部に漏らさないように
屋根カバー５を設けて、発酵槽２の略中心にその屋根カ
バー５を支持する中空柱２０を設け、その中空柱２０の
上部に、悪臭を中空柱２０内に吸い込むための悪臭吸い
込み口２５を形成すると共に、中空柱２０の下部を臭気
補集手段に接続するものである。
に、優れた強度を備え、設備コストも低くできる有機性
廃棄物堆肥化装置を提供することにある。 【解決手段】 発生する悪臭を外部に漏らさないように
屋根カバー５を設けて、発酵槽２の略中心にその屋根カ
バー５を支持する中空柱２０を設け、その中空柱２０の
上部に、悪臭を中空柱２０内に吸い込むための悪臭吸い
込み口２５を形成すると共に、中空柱２０の下部を臭気
補集手段に接続するものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、畜産糞尿等の有機
性廃棄物を好気性処理して堆肥化を行う有機性廃棄物堆
肥化装置に係り、特に堆肥化の際に発生した悪臭の回収
部を改良した有機性廃棄物堆肥化装置に関するものであ
る。
性廃棄物を好気性処理して堆肥化を行う有機性廃棄物堆
肥化装置に係り、特に堆肥化の際に発生した悪臭の回収
部を改良した有機性廃棄物堆肥化装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】畜産糞尿等の有機性廃棄物の処理方法の
一つとして、有機性廃棄物を好気性処理して堆肥化する
方法がある。
一つとして、有機性廃棄物を好気性処理して堆肥化する
方法がある。
【０００３】図３を用いて、この従来の有機性廃棄物堆
肥化装置を説明する。
肥化装置を説明する。
【０００４】図３に示すように、有機性廃棄物堆肥化装
置３０は、有機性廃棄物３２を堆肥化するための発酵槽
３１と、その発酵槽３１に有機性廃棄物３２を供給する
ための廃棄物供給手段３５と、発酵槽３１内の有機性廃
棄物３２を撹拌するための撹拌装置３３と、発酵槽３１
内の有機性廃棄物３２に酸素を供給する酸素供給手段４
０と、発酵槽３１で発生した悪臭を外部に漏らさないよ
うに発酵槽３１を覆うように形成される屋根カバー３４
とで概略形成される。
置３０は、有機性廃棄物３２を堆肥化するための発酵槽
３１と、その発酵槽３１に有機性廃棄物３２を供給する
ための廃棄物供給手段３５と、発酵槽３１内の有機性廃
棄物３２を撹拌するための撹拌装置３３と、発酵槽３１
内の有機性廃棄物３２に酸素を供給する酸素供給手段４
０と、発酵槽３１で発生した悪臭を外部に漏らさないよ
うに発酵槽３１を覆うように形成される屋根カバー３４
とで概略形成される。
【０００５】撹拌装置３３は、支柱４５に回転自在に取
付けられたビーム４７により支持されており、撹拌装置
３３が発酵槽３１の内部を回転できるようになってい
る。
付けられたビーム４７により支持されており、撹拌装置
３３が発酵槽３１の内部を回転できるようになってい
る。
【０００６】有機性廃棄物３２は、廃棄物供給手段３５
により発酵槽３１内に供給され、酸素供給手段４０によ
り、発酵槽３１に供給された酸素を利用して堆肥化され
る。
により発酵槽３１内に供給され、酸素供給手段４０によ
り、発酵槽３１に供給された酸素を利用して堆肥化され
る。
【０００７】発酵槽３１の上部を覆う屋根カバー３４は
ドーム状に構成されることから、トラス構造等による屋
根フレームが採用されている。
ドーム状に構成されることから、トラス構造等による屋
根フレームが採用されている。
【０００８】また、屋根カバー３４は、その外周縁で垂
直に形成されて屋根カバー３４全体を支える周壁３４ａ
と、周壁３４ａの上部に円錐状に形成される屋根部３４
ｂから成り、その屋根部３４ｂの頂部には、堆肥化の際
に発生した悪臭を排気する排気ダクト５３が設けられて
おり、その排気ダクト５３の他端側には悪臭を吸引する
吸引ポンプ５４および脱臭槽（図示せず）から形成され
る臭気補集装置が接続されている。
直に形成されて屋根カバー３４全体を支える周壁３４ａ
と、周壁３４ａの上部に円錐状に形成される屋根部３４
ｂから成り、その屋根部３４ｂの頂部には、堆肥化の際
に発生した悪臭を排気する排気ダクト５３が設けられて
おり、その排気ダクト５３の他端側には悪臭を吸引する
吸引ポンプ５４および脱臭槽（図示せず）から形成され
る臭気補集装置が接続されている。
【０００９】発酵槽３１で発生した悪臭は吸引ポンプ５
４により排気ダクト５３内に吸い込まれて脱臭槽（図示
せず）等に導かれて脱臭される。
４により排気ダクト５３内に吸い込まれて脱臭槽（図示
せず）等に導かれて脱臭される。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】堆肥化の際に発生する
悪臭は、空気より軽いメタンガス等から成るため、効率
よく回収するためには悪臭の吸い込み口を上部に設ける
ことが望ましい。
悪臭は、空気より軽いメタンガス等から成るため、効率
よく回収するためには悪臭の吸い込み口を上部に設ける
ことが望ましい。
【００１１】そこで、従来の有機性廃棄物堆肥化装置３
０は屋根カバー３４の上部に排気ダクト５３を設けて悪
臭を回収していた。
０は屋根カバー３４の上部に排気ダクト５３を設けて悪
臭を回収していた。
【００１２】しかしながら、この構造では、屋根カバー
３４全体および排気ダクト５３を、周縁に設けられてい
る周壁３４ａのみで支える形状となり、排気ダクト５３
はその屋根カバー３４の上部に配置されるため、これを
固定する固定手段も別途必要となると共に、屋根カバー
３４内の廃棄物供給手段３５の固定手段も別途必要であ
った。
３４全体および排気ダクト５３を、周縁に設けられてい
る周壁３４ａのみで支える形状となり、排気ダクト５３
はその屋根カバー３４の上部に配置されるため、これを
固定する固定手段も別途必要となると共に、屋根カバー
３４内の廃棄物供給手段３５の固定手段も別途必要であ
った。
【００１３】また、屋根カバー３４全体および排気ダク
ト５３を周壁３４ａで支えるために充分な強度を持たせ
る必要があるため、屋根カバー３４の重量が重くなって
しまう問題があった。
ト５３を周壁３４ａで支えるために充分な強度を持たせ
る必要があるため、屋根カバー３４の重量が重くなって
しまう問題があった。
【００１４】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、悪臭を屋根カバーの上部から回収できると共に、優
れた強度を備え、設備コストも低くできる有機性廃棄物
堆肥化装置を提供することにある。
し、悪臭を屋根カバーの上部から回収できると共に、優
れた強度を備え、設備コストも低くできる有機性廃棄物
堆肥化装置を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の発明は、有機性廃棄物を堆肥化する発酵
槽の上部で、その発酵槽を覆うように形成される屋根カ
バーと、上記発酵槽内で発生した悪臭を補集する臭気補
集手段とを備えた有機性廃棄物堆肥化装置において、発
酵槽の略中心に上記屋根カバーを支持する中空柱を設
け、その中空柱の上部に悪臭を中空柱内に吸い込むため
の悪臭吸い込み口を形成すると共に、中空柱の下部を上
記臭気補集手段に接続する有機性廃棄物堆肥化装置であ
る。
に、請求項１の発明は、有機性廃棄物を堆肥化する発酵
槽の上部で、その発酵槽を覆うように形成される屋根カ
バーと、上記発酵槽内で発生した悪臭を補集する臭気補
集手段とを備えた有機性廃棄物堆肥化装置において、発
酵槽の略中心に上記屋根カバーを支持する中空柱を設
け、その中空柱の上部に悪臭を中空柱内に吸い込むため
の悪臭吸い込み口を形成すると共に、中空柱の下部を上
記臭気補集手段に接続する有機性廃棄物堆肥化装置であ
る。
【００１６】請求項２の発明は、発酵槽内の有機性廃棄
物を撹拌する撹拌装置を支持すると共に、外周端が発酵
槽の周縁に沿って走行移動するビームが、中空柱に回転
自在に取付けられた請求項１記載の有機性廃棄物堆肥化
装置である。
物を撹拌する撹拌装置を支持すると共に、外周端が発酵
槽の周縁に沿って走行移動するビームが、中空柱に回転
自在に取付けられた請求項１記載の有機性廃棄物堆肥化
装置である。
【００１７】請求項３の発明は、屋根カバーは、その屋
根部が円錐状に形成され、中空柱は、円錐状の屋根部の
内側頂部まで延びるように形成されると共に、その上端
に悪臭吸い込み口が形成され、その悪臭吸い込み口の周
囲に屋根カバー支持部材が取り付けられる請求項１又は
２記載の有機性廃棄物堆肥化装置である。
根部が円錐状に形成され、中空柱は、円錐状の屋根部の
内側頂部まで延びるように形成されると共に、その上端
に悪臭吸い込み口が形成され、その悪臭吸い込み口の周
囲に屋根カバー支持部材が取り付けられる請求項１又は
２記載の有機性廃棄物堆肥化装置である。
【００１８】請求項４の発明は、中空柱の下端は、発酵
槽底部から下方に引き出されると共に、半径方向に延出
されて発酵槽外に設けられた臭気補集手段に接続される
請求項１〜３記載の有機性廃棄物堆肥化装置である。
槽底部から下方に引き出されると共に、半径方向に延出
されて発酵槽外に設けられた臭気補集手段に接続される
請求項１〜３記載の有機性廃棄物堆肥化装置である。
【００１９】請求項５の発明は、中空柱に、発酵槽内に
有機性廃棄物を供給する廃棄物供給手段が支持された請
求項１〜４記載の有機性廃棄物堆肥化装置である。
有機性廃棄物を供給する廃棄物供給手段が支持された請
求項１〜４記載の有機性廃棄物堆肥化装置である。
【００２０】請求項６の発明は、廃棄物供給手段は、外
部から屋根カバー内に有機性廃棄物を供給する供給コン
ベアと、発酵槽内に有機性廃棄物を均等に供給する分配
投入コンベアと、上記供給コンベアによって供給された
有機性廃棄物を分配投入コンベアへ案内するホッパーと
で形成され、上記分配投入コンベアとホッパーが中空柱
に回転自在に支持された請求項５記載の有機性廃棄物堆
肥化装置である。
部から屋根カバー内に有機性廃棄物を供給する供給コン
ベアと、発酵槽内に有機性廃棄物を均等に供給する分配
投入コンベアと、上記供給コンベアによって供給された
有機性廃棄物を分配投入コンベアへ案内するホッパーと
で形成され、上記分配投入コンベアとホッパーが中空柱
に回転自在に支持された請求項５記載の有機性廃棄物堆
肥化装置である。
【００２１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に基づいて詳述する。
付図面に基づいて詳述する。
【００２２】図１は本発明の有機性廃棄物堆肥化装置を
示した図であり、図２は本発明における中空柱の拡大図
である。
示した図であり、図２は本発明における中空柱の拡大図
である。
【００２３】図１に示すように、有機性廃棄物堆肥化装
置１は、有機性廃棄物３を堆肥化するための発酵槽２
と、その発酵槽２に有機性廃棄物３を供給するための廃
棄物供給手段１０と、発酵槽２内の有機性廃棄物３を撹
拌するための撹拌装置４と、発酵槽２内の有機性廃棄物
３に酸素を供給する酸素供給手段１５と、発酵槽２で発
生した悪臭を外部に漏らさないように発酵槽２を覆うよ
うに形成される屋根カバー５とで概略形成される。
置１は、有機性廃棄物３を堆肥化するための発酵槽２
と、その発酵槽２に有機性廃棄物３を供給するための廃
棄物供給手段１０と、発酵槽２内の有機性廃棄物３を撹
拌するための撹拌装置４と、発酵槽２内の有機性廃棄物
３に酸素を供給する酸素供給手段１５と、発酵槽２で発
生した悪臭を外部に漏らさないように発酵槽２を覆うよ
うに形成される屋根カバー５とで概略形成される。
【００２４】まず、廃棄物供給手段１０は、外部から屋
根カバー５内に有機性廃棄物３を供給するための供給コ
ンベア７と、有機性廃棄物３を発酵槽２内に均等に投入
する分配投入コンベア８と、供給コンベア７により供給
された有機性廃棄物３を分配投入コンベア８に供給する
廃棄物供給口９ａを備えたホッパー９とで構成され、屋
根カバー５の外部に集められた有機性廃棄物３が供給コ
ンベア７および分配投入コンベア８によって有機性廃棄
物３に供給されるようになっている。
根カバー５内に有機性廃棄物３を供給するための供給コ
ンベア７と、有機性廃棄物３を発酵槽２内に均等に投入
する分配投入コンベア８と、供給コンベア７により供給
された有機性廃棄物３を分配投入コンベア８に供給する
廃棄物供給口９ａを備えたホッパー９とで構成され、屋
根カバー５の外部に集められた有機性廃棄物３が供給コ
ンベア７および分配投入コンベア８によって有機性廃棄
物３に供給されるようになっている。
【００２５】ホッパー９と分配投入コンベア８は一体化
に形成されており、更に、中空柱２０に、その軸廻りに
回転自在に取付けられている。
に形成されており、更に、中空柱２０に、その軸廻りに
回転自在に取付けられている。
【００２６】分配投入コンベア８の下部にはホッパー９
および分配投入コンベア８を支える支持部材６０が設け
られており、その支持部材６０の下部に形成されたネジ
部と回転モータ１８の回転軸とが連結されて、ホッパー
９および分配投入コンベア８が中空柱２０を中心に回転
できるようになっている。
および分配投入コンベア８を支える支持部材６０が設け
られており、その支持部材６０の下部に形成されたネジ
部と回転モータ１８の回転軸とが連結されて、ホッパー
９および分配投入コンベア８が中空柱２０を中心に回転
できるようになっている。
【００２７】次に、酸素供給手段１５は、通気用ブロア
１１と配管１２で形成されており、好気性処理に必要な
酸素が通気用ブロア１１によって、配管１２から発酵槽
２に供給されるようになっている。
１１と配管１２で形成されており、好気性処理に必要な
酸素が通気用ブロア１１によって、配管１２から発酵槽
２に供給されるようになっている。
【００２８】屋根カバー５は、その外周縁で垂直に形成
されて屋根カバー５全体を支える周壁５ａと、周壁５ａ
の上部に円錐状に形成される屋根部５ｂから形成され、
発酵槽２で発生した悪臭を外部に漏らさないように発酵
槽２全体を覆うようになっている。
されて屋根カバー５全体を支える周壁５ａと、周壁５ａ
の上部に円錐状に形成される屋根部５ｂから形成され、
発酵槽２で発生した悪臭を外部に漏らさないように発酵
槽２全体を覆うようになっている。
【００２９】発酵槽２内の有機性廃棄物３を撹拌するた
めの撹拌装置４は、有機性廃棄物３を掻き混ぜるための
スクレーパ１６を備えたキャタピラ（登録商標）１７
と、そのキャタピラ１７を回転させるための回転モータ
１８およびチェーン１９で構成される。
めの撹拌装置４は、有機性廃棄物３を掻き混ぜるための
スクレーパ１６を備えたキャタピラ（登録商標）１７
と、そのキャタピラ１７を回転させるための回転モータ
１８およびチェーン１９で構成される。
【００３０】この撹拌装置４は、一端が発酵槽２の中心
部に垂直に設けられた中空柱２０に回転自在に支持され
ると共に、他端には円状の発酵槽２の周縁の走行部２ａ
を走行移動するローラ２１が設けられたビーム２２に支
持されており、撹拌装置４が発酵槽２の内部を回転でき
るようになっている。
部に垂直に設けられた中空柱２０に回転自在に支持され
ると共に、他端には円状の発酵槽２の周縁の走行部２ａ
を走行移動するローラ２１が設けられたビーム２２に支
持されており、撹拌装置４が発酵槽２の内部を回転でき
るようになっている。
【００３１】ここで、本発明の要旨である中空柱２０を
説明する。
説明する。
【００３２】この中空柱２０は、発酵槽２内の中心部に
基礎部材６２上に固定されて起立して設けられ、その上
部は円錐状の屋根部５ｂの内部頂部まで延び、中空柱２
０の上端には発酵槽２で発生した悪臭を吸い込むための
悪臭吸い込み口２５が開放して形成されており、下端部
は発酵槽２の底部を貫通して悪臭を回収する排気ダクト
６３に接続されている。
基礎部材６２上に固定されて起立して設けられ、その上
部は円錐状の屋根部５ｂの内部頂部まで延び、中空柱２
０の上端には発酵槽２で発生した悪臭を吸い込むための
悪臭吸い込み口２５が開放して形成されており、下端部
は発酵槽２の底部を貫通して悪臭を回収する排気ダクト
６３に接続されている。
【００３３】従って、屋根カバー５を支持する中空柱２
０は排気ダクトを兼ねることになる。
０は排気ダクトを兼ねることになる。
【００３４】中空柱２０の上端の悪臭吸い込み口２５の
周囲には、その中空柱２０から外側に広がって延びて屋
根カバー５を内側から支える屋根カバー支持部材２６が
取付けられて屋根カバー５を充分支持するように構成さ
れている。
周囲には、その中空柱２０から外側に広がって延びて屋
根カバー５を内側から支える屋根カバー支持部材２６が
取付けられて屋根カバー５を充分支持するように構成さ
れている。
【００３５】また、図２に示すように中空柱２０の中央
部には撹拌装置４を支持しているビーム２２と、ホッパ
ー９および分配投入コンベア８がその軸廻りに回転自在
に取付けられている。
部には撹拌装置４を支持しているビーム２２と、ホッパ
ー９および分配投入コンベア８がその軸廻りに回転自在
に取付けられている。
【００３６】中空柱２０の下端は、発酵槽２を貫通して
下方に引き出された後、発酵槽２の下部に設けられた排
気ダクト６３と屋根カバー５の外部の地上部に設けられ
た吸引ポンプ２７および脱臭槽（図示せず）からなる臭
気補集手段に接続されている。
下方に引き出された後、発酵槽２の下部に設けられた排
気ダクト６３と屋根カバー５の外部の地上部に設けられ
た吸引ポンプ２７および脱臭槽（図示せず）からなる臭
気補集手段に接続されている。
【００３７】発酵槽２で発生した悪臭は吸引ポンプ２７
によって悪臭吸い込み口２５から中空柱２０内に吸い込
まれて地下に配設された排気ダクト６３を通って脱臭槽
（図示せず）等に導かれて脱臭される。
によって悪臭吸い込み口２５から中空柱２０内に吸い込
まれて地下に配設された排気ダクト６３を通って脱臭槽
（図示せず）等に導かれて脱臭される。
【００３８】すなわち、本発明では発酵槽２の内部に中
空柱２０を設け、その中空柱２０に、屋根カバー５を支
える機能と、ホッパー９および分配投入コンベア８と撹
拌装置４の回転軸としての機能と、悪臭を回収するパイ
プとしての機能を持たせたものである。
空柱２０を設け、その中空柱２０に、屋根カバー５を支
える機能と、ホッパー９および分配投入コンベア８と撹
拌装置４の回転軸としての機能と、悪臭を回収するパイ
プとしての機能を持たせたものである。
【００３９】次に本発明の作用を述べる。
【００４０】まず、有機性廃棄物３が供給コンベア７に
より外部から屋根カバー５内部に供給される。
より外部から屋根カバー５内部に供給される。
【００４１】屋根カバー５内部に供給された有機性廃棄
物３はホッパー９に供給され、廃棄物供給口９ａより分
配投入コンベア８に供給される。
物３はホッパー９に供給され、廃棄物供給口９ａより分
配投入コンベア８に供給される。
【００４２】ホッパー９および分配投入コンベア８が中
空柱２０を中心に回転することによって有機性廃棄物３
は、発酵槽２内に均等に分配される。
空柱２０を中心に回転することによって有機性廃棄物３
は、発酵槽２内に均等に分配される。
【００４３】廃棄物供給手段１０により発酵槽２内に供
給された有機性廃棄物３は、発酵槽２内を回転する撹拌
装置４のスクレーパ１６によって掻き混ぜられ、酸素供
給手段１１から供給される酸素を利用して好気性処理さ
れて堆肥化する。
給された有機性廃棄物３は、発酵槽２内を回転する撹拌
装置４のスクレーパ１６によって掻き混ぜられ、酸素供
給手段１１から供給される酸素を利用して好気性処理さ
れて堆肥化する。
【００４４】堆肥化の際に発酵槽２で発生した悪臭は、
屋根カバー５の外部には漏れることなく、吸引ポンプ２
７の吸引力によって、中空柱２０の上端に設けられた悪
臭吸い込み口２５より中空柱２０の内部に吸い込まれて
いき、中空柱２０に接続されている排気ダクト６３を通
り、脱臭槽（図示せず）へ導かれて脱臭されるようにな
っている。
屋根カバー５の外部には漏れることなく、吸引ポンプ２
７の吸引力によって、中空柱２０の上端に設けられた悪
臭吸い込み口２５より中空柱２０の内部に吸い込まれて
いき、中空柱２０に接続されている排気ダクト６３を通
り、脱臭槽（図示せず）へ導かれて脱臭されるようにな
っている。
【００４５】本実施の形態では、堆肥化装置１を覆う屋
根カバー５を、周壁５ａだけでなく、中空柱２０および
屋根カバー支持部材２６によっても支持することができ
ると共に、排気ダクト６３が発酵槽２の下部に設けられ
ているため、屋根カバー５上に配設されることがなく屋
根カバー５の重量を軽くでき、充分な強度を得ることが
できる。
根カバー５を、周壁５ａだけでなく、中空柱２０および
屋根カバー支持部材２６によっても支持することができ
ると共に、排気ダクト６３が発酵槽２の下部に設けられ
ているため、屋根カバー５上に配設されることがなく屋
根カバー５の重量を軽くでき、充分な強度を得ることが
できる。
【００４６】また、本実施の形態では、中空柱２０の上
端部に悪臭吸い込み口２５を設けたが、例えば、中空柱
２０の上端部を直接屋根カバー５の内側頂部に固定して
支持し、中空柱２０の側面に悪臭吸い込み口２５を設け
て、側面から臭気を中空柱２０の内部に吸引するように
してもよい。
端部に悪臭吸い込み口２５を設けたが、例えば、中空柱
２０の上端部を直接屋根カバー５の内側頂部に固定して
支持し、中空柱２０の側面に悪臭吸い込み口２５を設け
て、側面から臭気を中空柱２０の内部に吸引するように
してもよい。
【００４７】また、中空柱２０の断面形状についても制
約はないものである。
約はないものである。
【００４８】分配投入コンベア８は、外側の端部が低く
位置するように傾斜を持たせて形成してもよいし、その
回転を制御して正・逆両方向に回転させるようにしても
よい。
位置するように傾斜を持たせて形成してもよいし、その
回転を制御して正・逆両方向に回転させるようにしても
よい。
【００４９】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、以下の如
く優れた効果を発揮するものである。
く優れた効果を発揮するものである。
【００５０】（１） 発酵槽の上部を覆う屋根カバーを
発酵槽内に起立して設けた排気ダクトを兼ねた中空柱で
支持することにより、屋根カバーの軽量化を達成し、建
設コストを低減できる。
発酵槽内に起立して設けた排気ダクトを兼ねた中空柱で
支持することにより、屋根カバーの軽量化を達成し、建
設コストを低減できる。
【００５１】（２） 中空柱および発酵槽の下部に設け
られた排気ダクトを発酵槽の下部の地中に配設すること
ができ、屋根カバー上で支持することがないので、屋根
カバーの軽量化が達成できると共に地中に排気ダクトを
埋設したので地上のスペースの有効利用が可能である。
られた排気ダクトを発酵槽の下部の地中に配設すること
ができ、屋根カバー上で支持することがないので、屋根
カバーの軽量化が達成できると共に地中に排気ダクトを
埋設したので地上のスペースの有効利用が可能である。
【００５２】（３） 排気ダクトを兼ねる中空柱に屋根
カバーを支える機能と、ホッパーおよび分配投入コンベ
アと撹拌装置の回転軸としての機能を持たせたため、構
造の簡略化が図れる。
カバーを支える機能と、ホッパーおよび分配投入コンベ
アと撹拌装置の回転軸としての機能を持たせたため、構
造の簡略化が図れる。
【図１】本発明の有機性廃棄物堆肥化装置の側面断面図
である。
である。
【図２】本発明における中空柱の拡大図である。
【図３】従来の有機性廃棄物堆肥化装置の側面断面図で
ある。
ある。
１ 有機性廃棄物堆肥化装置 ２ 発酵槽 ５ 屋根カバー ８ 分配投入コンベア ９ ホッパー ２０ 中空柱 ２５ 悪臭吸い込み口 ２６ 屋根カバー支持部材
Claims (6)
- 【請求項１】 有機性廃棄物を堆肥化する発酵槽の上部
で、その発酵槽を覆うように形成される屋根カバーと、
上記発酵槽内で発生した悪臭を補集する臭気補集手段と
を備えた有機性廃棄物堆肥化装置において、発酵槽の略
中心に上記屋根カバーを支持する中空柱を設け、その中
空柱の上部に悪臭を中空柱内に吸い込むための悪臭吸い
込み口を形成すると共に、中空柱の下部を上記臭気補集
手段に接続することを特徴とする有機性廃棄物堆肥化装
置。 - 【請求項２】 発酵槽内の有機性廃棄物を撹拌する撹拌
装置を支持すると共に、その外周端が発酵槽の周縁に沿
って走行移動するビームが、中空柱に回転自在に取付け
られた請求項１記載の有機性廃棄物堆肥化装置。 - 【請求項３】 屋根カバーは、その屋根部が円錐状に形
成され、中空柱は、円錐状の屋根部の内側頂部まで延び
るように形成されると共に、その上端に悪臭吸い込み口
が形成され、その悪臭吸い込み口の周囲に屋根カバー支
持部材が取り付けられる請求項１又は２記載の有機性廃
棄物堆肥化装置。 - 【請求項４】 中空柱の下端は、発酵槽底部から下方に
引き出されると共に、半径方向に延出されて発酵槽外に
設けられた臭気補集手段に接続される請求項１〜３記載
の有機性廃棄物堆肥化装置。 - 【請求項５】 中空柱に、発酵槽内に有機性廃棄物を供
給する廃棄物供給手段が支持された請求項１〜４記載の
有機性廃棄物堆肥化装置。 - 【請求項６】 廃棄物供給手段は、外部から屋根カバー
内に有機性廃棄物を供給する供給コンベアと、発酵槽内
に有機性廃棄物を均等に供給する分配投入コンベアと、
上記供給コンベアによって供給された有機性廃棄物を分
配投入コンベアへ案内するホッパーとで形成され、上記
分配投入コンベアとホッパーが中空柱に回転自在に支持
された請求項５記載の有機性廃棄物堆肥化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22290799A JP2001048686A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 有機性廃棄物堆肥化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22290799A JP2001048686A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 有機性廃棄物堆肥化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001048686A true JP2001048686A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16789746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22290799A Pending JP2001048686A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 有機性廃棄物堆肥化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001048686A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100960002B1 (ko) | 2010-01-07 | 2010-05-28 | (주)디엔에스테크 | 승하강 가능한 슬러지 혼합조용 지붕유닛 |
-
1999
- 1999-08-05 JP JP22290799A patent/JP2001048686A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100960002B1 (ko) | 2010-01-07 | 2010-05-28 | (주)디엔에스테크 | 승하강 가능한 슬러지 혼합조용 지붕유닛 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050602 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050602 |
|
| A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20060214 |