JP3074473B2 - 有機性廃棄物分解処理装置 - Google Patents

有機性廃棄物分解処理装置

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JP3074473B2
JP3074473B2 JP21908897A JP21908897A JP3074473B2 JP 3074473 B2 JP3074473 B2 JP 3074473B2 JP 21908897 A JP21908897 A JP 21908897A JP 21908897 A JP21908897 A JP 21908897A JP 3074473 B2 JP3074473 B2 JP 3074473B2
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processing chamber
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樹志 鎌田
浩行 三津橋
雄真 佐々木
重政 前田
稔 前田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水産加工場などの
食品加工残滓、ホテル、レストランなどの事業所厨房生
ゴミなどの有機性廃棄物を微生物により分解減量化する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。水産加工場などの食品加工残
滓、ホテル、レストランなどの厨房生ゴミなどの有機性
廃棄物を好気性微生物によりその大部分を二酸化炭素と
水に分解し、この時発生する分解熱で水も気化して二酸
化炭素とともに大気中に排出することにより有機性廃棄
物を減量化する方法がある。具体的には、処理槽の内部
に木質チップを充填して水分率50%前後に調整し、撹
拌・通気によって好気的雰囲気に保って、微生物を植種
したところに有機性廃棄物を毎日木質チップ容積の15
分の1から20分の1量投入するものが知られている。
木質チップ表面に付着増殖した好気性微生物を活発に活
動させ、有機性廃棄物を効率的に分解するためには適当
な温度、水分、酸素が必要であることは良く知られたこ
とであり、装置化にあたってはヒーターによる温度調
節、吸引ファンによる蒸発水分の排出、撹拌機で木質チ
ップを混合することによる酸素供給促進などが行われる
のが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。従来
のような装置では、特に1日に有機性廃棄物投入量が数
百リットル以上の規模のものになると、 1.水分の排出が十分でないため毎日投入される有機性
廃棄物に含まれる水分が蓄積し、木質チップの水分率5
0%前後を維持できず、通気性が悪くなり、嫌気性にな
りやすい。 2.撹拌だけで酸素を供給するタイプの装置では、処理
槽底部など部分的に酸素が十分に行きわたらず、嫌気性
になりやすい。 3.処理槽底部に設けた通気孔から強制通気して酸素供
給するタイプの装置では、通気孔に木質チップの細片な
どがすぐ詰まり実際には通気できなくなりやすい。 以上のような原因で処理槽内が嫌気性になり、好気性微
生物に適した条件に維持できないため、好気性微生物の
活動が低下して分解が進行せず、逆に嫌気性微生物が働
いて著しい悪臭が発生するという問題点がある。本発明
は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、次のようなこ
とのできるものを提供しようとするものである。処理槽
内が嫌気性になる原因は、水分の蓄積と酸素供給不足が
原因である。これを解決するには処理槽内の木質チップ
全体をくまなく撹拌、及び木質チップ全体に強制的に通
気することによって木質チップ内部、底部からの水分の
蒸発を促進し、また、木質チップを空気に接触させ酸素
を供給することが必要である。そのために、後述する解
決手段を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本発明のものは、下記の構成を有する処理槽部2とこの
処理槽部を支持する架台部3から構成され、処理槽部2
は、外ケース4と、外ケース4内の下方に張設された内
底5と、この内底5で仕切られた下方に位置する温風室
6と上方に位置する処理室7と、前方攪拌部8と後方攪
拌部9などから構成され、処理室7に温風を送るための
ヒーター10Aとブロワ12などから構成されている有
機性廃棄物分解処理装置である。 A.外ケース4は、底面4Aと、この底面の周囲に起立
連設された前後壁4Bと左右壁4Cと、前後壁と左右壁
の上端に張設された天井4Dから構成され、天井4Dに
は適数個の被処理物の投入口が開設され、この投入口に
は開閉自在の蓋4D1が設けられていること。 B.内底5は、側面緩やかな略U字状に構成された前方
内底単体5Aと後方内底単体5Bから構成され、前方内
底単体5Aの後辺は後方内底単体5Bの前辺と連結され
ていること。 C.処理室7内は前方内底単体5Aの上面に位置する前
方処理室7Aと、後方内底単体5Bの上面に位置する後
方処理室7Bに区分され、前方内底単体5Aと後方内底
単体5Bの連結箇所には、温風吹出し配管5Cが添設さ
れ、この温風吹出し配管5Cには所定間隔をもって底部
吹出し中央ノズル5C1が取付けられ、この底部吹出し
中央ノズルは上方の処理室7内に突出され、また、前方
内底単体5Aと後方内底単体5Bの下面には、前後の温
風吹出し配管5A1,5B1が添設され、これら前後の
温風吹出し配管5A1,5B1には所定間隔をもって底
部吹出しノズル5A11,5B11が取付けられ、底部
吹出しノズル5A11は前方処理室7Aに突出され、底
部吹出しノズル5B11は後方処理室7Bに突出され、
これら各ノズルの吹出し方向は、木質チップの加重方向
と約90度になるよう構成されていること。 D.前方攪拌部8は、前方処理室7Aにおけるほぼ中央
部に左右方向をもって外ケース4における左右壁4C,
4C間に右方からみて逆時計方向に回転するよう軸受け
された前方回転軸8Aと、前方回転軸8Aの外周におけ
る左方端に植設された移動用左羽根8Bと、前方回転軸
8Aの外周における右方端に植設された移動用右羽根8
Cと、移動用左羽根8Bと移動用右羽根8Cとの間に配
設された攪拌兼移動用羽根群8Dとから構成され、移動
用左羽根8B,移動用右羽根8C,攪拌兼移動用羽根群
8Dと前方処理室7Aの内壁とのクリアランスが極力小
さくなるよう構成され、前方回転軸8Aは空洞に構成さ
れ、移動用左羽根8Bは、前方回転軸8Aに当該前方回
転軸の長手方向とは直交方向をもって植設した2本のア
ーム8B1と、このアームの先端に前方回転軸の長手方
向とは斜交方向をもって取付けられた右方への移動用プ
レート8B2から構成され、移動用右羽根8Cは、前方
回転軸8Aに当該前方回転軸の長手方向とは直交方向を
もって植設した2本のアーム8C1と、このアームの先
端に前方回転軸の長手方向とは平行に取付けられた移動
用プレート8C2から構成され、攪拌兼移動用羽根群8
Dは、前方回転軸8Aの外周に、当該前方回転軸8Aを
中心として四方に向け配設された第1攪拌兼移動用羽根
列8D1,第2攪拌兼移動用羽根列8D2,第3攪拌兼
移動用羽根列8D3,第4攪拌兼移動用羽根列8D4か
ら構成され、これら各列は、それぞれ所定間隔で配設さ
れた攪拌兼移動用羽根単体8Eで構成され、かつ各列の
攪拌兼移動用羽根単体は、他の列の攪拌兼移動用羽根単
体とは交互になるよう構成され、攪拌兼移動用羽根単体
8Eは、前方回転軸8Aに植設連通された上端が密閉さ
れた筒状アーム8E1と、このアームの上下部分におけ
る当該アームの回転方向の反対側に設けられた羽根部吹
出しノズル8E2から構成され、筒状アーム8E1は直
角三角形の断面を有する三角筒で構成され、斜辺がやや
右方向に向くよう構成されている共に、羽根部吹出しノ
ズル8E2のノズルの吹出し方向は右方向に向くよう構
成されていること。 E.後方攪拌部9は、後方処理室7Bにおけるほぼ中央
部に左右方向をもって外ケース4における左右壁4C,
4C間に前方回転軸8Aとは反対方向に回転するよう軸
受けされた後方回転軸9Aと、後方回転軸9Aの外周に
おける左方端に植設された移動用左羽根9Bと、後方回
転軸9Aの外周における右方端に植設された移動用右羽
根9Cと、移動用左羽根9Bと移動用右羽根9Cとの間
に配設された攪拌兼移動用羽根群9Dとから構成され、
移動用左羽根9B,移動用右羽根9C,攪拌兼移動用羽
根群9Dと後方処理室7Bの内壁とのクリアランスが極
力小さくなるよう構成され、後方回転軸9Aは空洞に構
成され、移動用左羽根9Bは、後方回転軸9Aに当該後
方回転軸の長手方向とは直交方向をもって植設した2本
のアーム9B1と、このアームの先端に前方回転軸の長
手方向とは平行に取付けられた移動用プレート9B2か
ら構成され、移動用右羽根9Cは、後方回転軸9Aに当
該後方回転軸の長手方向とは直交方向をもって植設した
2本のアーム9C1と、このアームの先端に後方回転軸
の長手方向とは斜交方向をもって取付けられた左方への
移動用プレート9C2から構成され、攪拌兼移動用羽根
群9Dは、後方回転軸9Aの外周に、当該後方回転軸9
Aを中心として四方に向け配設された第1攪拌兼移動用
羽根列9D1,第2攪拌兼移動用羽根列9D2,第3攪
拌兼移動用羽根列9D3,第4攪拌兼移動用羽根列9D
4から構成され、これら各列は、それぞれ所定間隔で配
設された攪拌兼移動用羽根単体9Eで構成され、かつ各
列の攪拌兼移動用羽根単体は、他の列の攪拌兼移動用羽
根単体とは交互になるよう構成され、攪拌兼移動用羽根
単体9Eは、後方回転軸9Aに植設連通された上端が密
閉された筒状アーム9E1と、このアームの上下部分に
おける当該アームの回転方向の反対側に設けられた羽根
部吹出しノズル9E2から構成され、筒状アーム9E1
は直角三角形の断面を有する三角筒で構成され、斜辺が
やや左方向に向くよう構成されている共に、羽根部吹出
しノズル9E2のノズルの吹出し方向は左方向に向くよ
う構成されていること。
【0005】この場合、下記のように構成することがで
きる。処理槽部2と架台部3から構成され、架台部3
は、前左右の支柱3Aと、後左右の支柱3Bと、これら
各支柱の上端を連結する前後の横枠3Cと、左右の横枠
3Dからなり、外ケース4を囲むように構成され、この
架台部3の左方側には前方回転軸8Aや後方回転軸9A
を駆動させるモータMが配設されている。
【0006】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。1は本発明の有機性廃棄物
分解処理装置である。処理槽部2と架台部3から構成さ
れている。処理槽部2は、外ケース4と、外ケース4内
の下方に張設された内底5と、この内底5で仕切られた
下方に位置する温風室6と上方に位置する処理室7と、
前方攪拌部8と後方攪拌部9から構成されている。
【0007】外ケース4は、底面4Aと、この底面の周
囲に起立連設された前後壁4Bと左右壁4Cと、前後壁
と左右壁の上端に張設された天井4Dから構成されてい
る。なお、底面4A、前後壁4B、左右壁4Cは、例え
ば2重の鋼板間に断熱材Dを挟むなどの方法により断熱
処理されている。また、天井4Dには適数個の被処理物
の投入口が開設され、この投入口には開閉自在の蓋4D
1が設けられている。
【0008】内底5は、側面緩やかな略U字状に構成さ
れた前方内底単体5Aと後方内底単体5Bから構成さ
れ、前方内底単体5Aの後辺は後方内底単体5Bの前辺
と連結されている。この結果、処理室7内は前方内底単
体5Aの上面に位置する前方処理室7Aと、後方内底単
体5Bの上面に位置する後方処理室7Bに区分されるこ
とになる。そして、前方内底単体5Aと後方内底単体5
Bの連結箇所には、温風吹出し配管5Cが添設され、こ
の温風吹出し配管5Cには所定間隔をもって底部吹出し
中央ノズル5C1が取付けられ、この底部吹出し中央ノ
ズルは上方の処理室7内に突出されている。また、前方
内底単体5Aと後方内底単体5Bの下面には、前後の温
風吹出し配管5A1,5B1が添設され、これら前後の
温風吹出し配管5A1,5B1には所定間隔をもって底
部吹出しノズル5A11,5B11が取付けられ、底部
吹出しノズル5A11は前方処理室7Aに突出され、底
部吹出しノズル5B11は後方処理室7Bに突出されて
いる。これら各ノズルの吹出し方向は、木質チップの加
重方向と約90度になるよう構成されている。
【0009】前方攪拌部8は、前方処理室7Aにおける
ほぼ中央部に左右方向をもって外ケース4における左右
壁4C,4C間に右方からみて逆時計方向に回転するよ
う軸受けされた前方回転軸8Aと、前方回転軸8Aの外
周における左方端に植設された移動用左羽根8Bと、前
方回転軸8Aの外周における右方端に植設された移動用
右羽根8Cと、移動用左羽根8Bと移動用右羽根8Cと
の間に配設された攪拌兼移動用羽根群8Dとから構成さ
れている。移動用左羽根8B,移動用右羽根8C,攪拌
兼移動用羽根群8Dと前方処理室7Aの内壁とのクリア
ランスが極力小さくなるよう構成されている。 A.前方回転軸8Aは空洞に構成されている。 B.移動用左羽根8Bは、前方回転軸8Aに当該前方回
転軸の長手方向とは直交方向をもって植設した2本のア
ーム8B1と、このアームの先端に前方回転軸の長手方
向とは斜交方向をもって取付けられた右方への移動用プ
レート8B2から構成されている。 C.移動用右羽根8Cは、前方回転軸8Aに当該前方回
転軸の長手方向とは直交方向をもって植設した2本のア
ーム8C1と、このアームの先端に前方回転軸の長手方
向とは平行に取付けられた移動用プレート8C2から構
成されている。 D.攪拌兼移動用羽根群8Dは、前方回転軸8Aの外周
に、当該前方回転軸8Aを中心として四方に向け配設さ
れた第1攪拌兼移動用羽根列8D1,第2攪拌兼移動用
羽根列8D2,第3攪拌兼移動用羽根列8D3,第4攪
拌兼移動用羽根列8D4から構成され、これら各列は、
それぞれ所定間隔で配設された攪拌兼移動用羽根単体8
Eで構成され、かつ各列の攪拌兼移動用羽根単体は、他
の列の攪拌兼移動用羽根単体とは交互になるよう構成さ
れている。攪拌兼移動用羽根単体8Eは、前方回転軸8
Aに植設連通された上端が密閉された筒状アーム8E1
と、このアームの上下部分における当該アームの回転方
向の反対側に設けられた羽根部吹出しノズル8E2から
構成され、筒状アーム8E1は直角三角形の断面を有す
る三角筒で構成され、斜辺がやや右方向に向くよう構成
されている共に、羽根部吹出しノズル8E2のノズルの
吹出し方向は右方向に向くよう構成されている。
【0010】後方攪拌部9は、後方処理室7Bにおける
ほぼ中央部に左右方向をもって外ケース4における左右
壁4C,4C間に前方回転軸8Aとは反対方向に回転す
るよう軸受けされた後方回転軸9Aと、後方回転軸9A
の外周における左方端に植設された移動用左羽根9B
と、後方回転軸9Aの外周における右方端に植設された
移動用右羽根9Cと、移動用左羽根9Bと移動用右羽根
9Cとの間に配設された攪拌兼移動用羽根群9Dとから
構成されている。移動用左羽根9B,移動用右羽根9
C,攪拌兼移動用羽根群9Dと後方処理室7Bの内壁と
のクリアランスが極力小さくなるよう構成されている。 A.後方回転軸9Aは空洞に構成されている。 B.移動用左羽根9Bは、後方回転軸9Aに当該後方回
転軸の長手方向とは直交方向をもって植設した2本のア
ーム9B1と、このアームの先端に前方回転軸の長手方
向とは平行に取付けられた移動用プレート9B2から構
成されている。 C.移動用右羽根9Cは、後方回転軸9Aに当該後方回
転軸の長手方向とは直交方向をもって植設した2本のア
ーム9C1と、このアームの先端に後方回転軸の長手方
向とは斜交方向をもって取付けられた左方への移動用プ
レート9C2から構成されている。 D.攪拌兼移動用羽根群9Dは、後方回転軸9Aの外周
に、当該後方回転軸9Aを中心として四方に向け配設さ
れた第1攪拌兼移動用羽根列9D1,第2攪拌兼移動用
羽根列9D2,第3攪拌兼移動用羽根列9D3,第4攪
拌兼移動用羽根列9D4から構成され、これら各列は、
それぞれ所定間隔で配設された攪拌兼移動用羽根単体9
Eで構成され、かつ各列の攪拌兼移動用羽根単体は、他
の列の攪拌兼移動用羽根単体とは交互になるよう構成さ
れている。攪拌兼移動用羽根単体9Eは、後方回転軸9
Aに植設連通された上端が密閉された筒状アーム9E1
と、このアームの上下部分における当該アームの回転方
向の反対側に設けられた羽根部吹出しノズル9E2から
構成され、筒状アーム9E1は直角三角形の断面を有す
る三角筒で構成され、斜辺がやや左方向に向くよう構成
されている共に、羽根部吹出しノズル9E2のノズルの
吹出し方向は左方向に向くよう構成されている。
【0011】温風室6の左方壁には、ヒーター10Aを
有する吸気パイプ10が連通され、温風室6の右方壁に
連通された給気パイプ11はブロワ12を介して、第1
給気パイプ13,第2給気パイプ14,第3給気パイプ
15,第4給気パイプ16,第5給気パイプ17に分岐
されている。そして、第1給気パイプ13はダンパ13
Aを介して前の温風吹出し配管5A1に、第2給気パイ
プ14はダンパ14Aを介して温風吹出し配管5Cに、
第3給気パイプ15はダンパ15Aを介して後の温風吹
出し配管5B1に、第4給気パイプ16はダンパ16A
を介して前方回転軸8Aに、第5給気パイプ17はダン
パ17Aを介して後方回転軸9Aにそれぞれ連結されて
いる。
【0012】外ケース4における天井4Dから引出され
た排気管18は排気流量調節ダンパ19を介して凝縮水
受20Aを有する冷却器20に連結され、冷却器20は
外気の連通する脱臭機21に連結され、凝縮水受20A
は凝縮水タンク22に連結され、凝縮水タンク22は凝
縮水戻しバルブ23を介して凝縮水戻しパイプ24に連
結され、凝縮水戻しパイプは外ケース4における天井4
Dに連結されている。
【0013】架台部3は、前左右の支柱3Aと、後左右
の支柱3Bと、これら各支柱の上端を連結する前後の横
枠3Cと、左右の横枠3Dからなり、外ケース4を囲む
ように構成されている。この架台部3の左方側には前方
回転軸8Aや後方回転軸9Aを駆動させるモータMが配
設されている。なお、前方回転軸8Aや後方回転軸9A
は公知の同期装置25で連結されている。
【0014】
【実施例】
1.処理室7に予め水分を微生物の活動に適する50%
程度に調整した概略4メッシュ以下の大きさの木質チッ
プを、1日に処理しようとする有機性廃棄物の容積の1
5〜20倍量充填する。木質チップの樹種は微生物分解
を受けにくく、微生物の住みかになる多孔質構造をもつ
ことで、一般的に多用されている杉材、あるいは同様の
特性を持つ他の樹種でも構わない。 2.処理室7の容積は、木質チップを充填した状態で撹
拌兼移動用羽根群8D、撹拌兼移動用羽根群9Dの先端
がわずかチップ上に出る程度であることが望ましい。 3.微生物源を木質チップに添加する。微生物源として
は市販の微生物製剤、コンポスト、家畜糞尿などを使う
ことができる。 4.処理室7内を暖めて微生物の活性を高めるためヒー
ター10A、ブロワ12を運転する。ヒーター10Aに
よって加温されブロワ12によって吸引された空気は5
0℃前後の温風となって吸気パイプ10を通って温風室
6に入り、ここを通過する間に内底5を介して木質チッ
プに熱を供給する。吸気パイプ11から出た温風はブロ
ワ12を通過後、第1給気パイプ13、第2給気パイプ
14、第3給気パイプ15、第4給気パイプ16、第5
給気パイプ17に分岐され、それぞれ温風吹出し配管5
A1、温風吹出し配管5C、温風吹出し配管5B1、前
方回転軸8A、後方回転軸9Aを通り、おのおの底部吹
出しノズル5A11、底部吹出し中央ノズル5C1、底
部吹出しノズル5B11、羽根部吹出しノズル8E2、
羽根部吹出しノズル9E2から処理室7内に吹出し木質
チップを加温する。底部吹出しノズル5A11、底部吹
出し中央ノズル5C1、底部吹出しノズル5B11、羽
根部吹出しノズル8E2、羽根部吹出しノズル9E2か
らの吹出し量が概略均等になるようダンパ13A、ダン
パ14A、ダンパ15A、ダンパ16A、ダンパ17A
を調節する。一方で木質チップが均等に加温されるよう
に前方回転軸8A、後方回転軸9Aを駆動し撹拌を行
う。木質チップの温度は30℃程度あることが望まし
い。 5.木質チップの温度が30℃に達した後、処理室7内
の加温及び撹拌を継続しながら被処理物を投入口から投
入する。投入は1日1回にまとめても複数回に分割して
も良い。
【0015】6.投入された被処理物は撹拌によって木
質チップと混合、破砕される。被処理物の水分は木質チ
ップが吸収するので処理室底部にたまることはない。ま
た、被処理物は投入口付近だけに留まらず次のように処
理室全体に移動する。このため、被処理物は処理室内全
体の木質チップと撹拌、混合される。前方撹拌部8を構
成する前方回転軸8Aの外周に所定間隔で配設された撹
拌兼移動用羽根単体8Eは、筒状アーム8E1、羽根部
吹出しノズル8E2から構成される。筒状アーム8E1
は直角三角形の断面を有する三角筒で構成され、斜面が
やや右方向を向くように構成され、直角三角形の鋭角の
方向に回転する。このため回転に伴い、被処理物及び木
質チップは斜面部から回転方向だけでなく、前方回転軸
8Aの長手方向に平行で右方向の力を受けるので被処理
物及び木質チップの一部は右方向に移動する。右方向に
移動した処理物及び木質チップは撹拌兼移動用羽根群8
Dによって同様の作用を受け、順次右方向に移動し前方
回転軸8Aの右方端に達する。前方回転軸8Aの外周に
おける右方端に植設された移動用右羽根8Cは、前方回
転軸8Aに当該前方回転軸の長手方向とは直交方向をも
って植設した2本のアーム8C1と、このアームの先端
に前方回転軸の長手方向とは平行に取付けられた移動用
プレート8C2から構成されている。前方回転軸8Aは
右方から見て逆時計方向に回転するので、移動用プレー
ト8C2は前方回転軸の長手方向とは平行に取付けられ
ていることとあいまって、前方回転軸8Aの右方端に達
した被処理物及び木質チップをもっぱら後方回転軸9A
の外周における右方端に植設された移動用右羽根9Cの
方向に移動させる。後方回転軸9Aの外周における右方
端に植設された移動用右羽根9Cは、後方回転軸9Aに
当該後方回転軸の長手方向とは直交方向をもって植設し
た2本のアーム9C1と、このアームの先端に後方回転
軸の長手方向とは斜交方向をもって取付けられた左方へ
の移動用プレート9C2から構成されている。移動用プ
レート9C2は左方向を向くよう構成されており、後方
回転軸9Aは右方から見て時計方向に回転するので、被
処理物及び木質チップを撹拌兼移動用羽根群9Dの方向
に移動させる。撹拌兼移動用羽根単体9Eは筒状アーム
9E1、羽根部吹出しノズル9E2から構成される。筒
状アーム9E1は直角三角形の断面を有する三角筒で構
成され、斜面がやや左方向を向くように構成され、直角
三角形の鋭角の方向に回転する。このため回転に伴い、
被処理物及び木質チップは斜面部から回転方向だけでは
なく、後方回転軸9Aの長手方向に平行で左方向の力を
受けるので被処理物及び木質チップの一部は左方向に移
動する。左方向に移動した処理物及び木質チップは撹拌
兼移動用羽根群9Dによって同様の作用を受け、順次左
方向に移動し後方回転軸9Aの左方端に達する。後方回
転軸9Aの外周における左方端に植設された移動用左羽
根9Cは、後方回転軸9Aに当該後方回転軸の長手方向
とは直交方向をもって植設した2本のアーム8C1と、
このアームの先端に後方回転軸の長手方向とは平行に取
付けられた移動用プレート9C2から構成されている。
後方回転軸9Aは右方から見て時計方向に回転するの
で、移動用プレート9C2は後方回転軸の長手方向とは
平行に取付けられていることとあいまって、後方回転軸
9Aの左方端に達した被処理物及び木質チップをもっぱ
ら前方回転軸8Aの外周における左方端に植設された移
動用右羽根8Cの方向に移動させる。前方回転軸8Aの
外周における左方端に植設された移動用右羽根8Cは、
前方回転軸8Aに当該前方回転軸の長手方向とは直交方
向をもって植設した2本のアーム8C1と、このアーム
の先端に前方回転軸の長手方向とは斜交方向をもって取
付けられた右方への移動用プレート8C2から構成され
ている。移動用プレート8C2は右方向を向くよう構成
されており、前方回転軸8Aは右方から見て逆時計方向
に回転するので、被処理物及び木質チップを撹拌兼移動
用羽根群8Dの方向に移動させる。
【0016】7.木質チップ全体をくまなく撹拌するた
めには、上部下部の入れ替えを効率よく行うことが重要
となる。従来多用されている一軸撹拌機では、初期にお
いては木質チップと撹拌羽根の間に適度な摩擦力が働
き、撹拌羽根周辺の木質チップを塊状にすくい上げるた
め、生じた空間に上部から木質チップが落下して良好な
上部下部の入れ替えが可能であるが、時間経過と共に被
処理物の分解残留物が木質チップに付着して摩擦力が低
下しすくい上げが困難となる。このため、十分な上部下
部の入れ替えができず、結果として処理室内の木質チッ
プ全体をくまなく撹拌することができなくなる。これに
対して本発明においては、撹拌部は前方撹拌部8と後方
撹拌部9から構成され、前方回転軸8Aは逆時計方向、
後方回転軸9Aは時計方向に回転するので、前方処理室
7Aと後方処理室7Bの中間付近においてそれぞれの回
転軸に配設された撹拌兼移動用羽根群8D,9Dは、木
質チップを前後からすくい上げるように作用するので摩
擦力が低下後も一軸撹拌機に比べその能力が低下せず、
上部下部の入れ替えを効率よく行うことができるので、
結果として処理室内の木質チップ全体をくまなく撹拌す
ることができる。あわせて、撹拌兼移動用羽根群と処理
室内の内壁とのクリアランスが極力小さくなるように構
成されているので、内壁に付着して撹拌されない木質チ
ップを最小限にすることができる。さらに、例えばステ
ンレスのような腐食しにくく滑りやすい材料を内壁に使
用することはその効果を高めるのに都合がよい。
【0017】8.木質チップに添加された微生物は、ノ
ズルから処理室内に供給される温風に含まれる酸素を消
費しつつ投入された有機性廃棄物の被処理物を概略二酸
化炭素、水、その他少量の不揮発性無機物に分解し、同
時に分解熱を発生する。この分解熱と温風から供給され
る熱によって水は気化して水蒸気となる。二酸化炭素と
水蒸気は温風によって処理室上部空間に追い出される。
木質チップは熱や水、微生物によって変成を受け、さら
に撹拌によって徐々に粉砕される結果、木質チップ細片
が生じる。ノズルが単に内底5に直接穿った孔やスリッ
トの形状では木質チップの加重によって木質チップ細片
がノズルを目詰まりさせ、温風の吹出しが妨げられやす
い。本発明では底部吹出しノズル5A11、底部吹出し
中央ノズル5C1、底部吹出しノズル5B11の吹出し
方向は木質チップの加重方向と約90度をなす形状とし
て処理室内に突出しており、ノズルの目詰まり防止のた
めに都合がよい。羽根部吹出しノズル8E2のノズルの
吹出し方向は右方向、羽根部吹出しノズル9E2のノズ
ルの吹出し方向は左方向に向くように構成されているの
で、それぞれ撹拌兼移動用羽根群8D、撹拌兼移動用羽
根群9Dによる被処理物および木質チップのそれぞれ右
方向、左方向への移動による木質チップ細片によるノズ
ルの目詰まり防止のために都合がよい。
【0018】9.底面4A、前後壁4B、左右壁4C
を、例えば二重の鋼板間に断熱材Dを挟むなどの方法に
より断熱処理されているので、処理室内からの熱の放散
を妨げ、木質チップの温度低下を防ぐので水を気化する
ために都合がよい。 10.処理室上部空間に追い出された二酸化炭素と水蒸
気は温風と共に外ケース4における天井4Dから引き出
された排気管18、排気流量調節ダンパ19、冷却器2
0、脱臭機21を介して排ガスとして排出される。 11.冷却器20によって冷却され、水蒸気が凝縮して
生じた凝縮水は凝縮水受20Aに集められ、凝縮水タン
ク22に溜められる。 12.処理室7内の木質チップの水分率を水分センサー
MSで計測し、水分が低下したときは凝縮水戻しバルブ
23を開いて凝縮水タンク22に溜めた凝縮水を凝縮水
戻しパイプ24を介して天井4Dから処理室7内に戻す
ことにより木質チップの水分率を適度な範囲に調整でき
る。 13.このようにして処理室内には投入された有機性廃
棄物のうち少量の不揮発性無機物のみが残り、分解減量
化の目的が達せられる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。投入された有機性廃棄物
が、木質チップの全体に行きわたるよう攪拌、混合する
ことが可能であり、さらに木質チップの上下の入れ替え
を効率よく行うことができ、また、吹出しノズルの目詰
まりが少ないので、空気の供給が不足することなく、木
質チップの水分の蒸発が促進され、木質チップと酸素の
接触が充分行われるようになる結果、嫌気性にならずに
好気性微生物による有機性廃棄物の分解が効率よく進
み、悪臭の発生も少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の斜視図である。
【図2】右方から見た要部の斜視図である。
【図3】同期装置などを中心に見た右側面図である。
【図4】処理槽部の長手方向と直交する方向に切断した
拡大縦断面図である。
【図5】処理槽部の1部を切欠いた斜視図である。
【図6】前方攪拌部と後方攪拌部の分解斜視図である。
【図7】前方攪拌部の要部拡大斜視図である。
【図8】A−A線拡大断面図である。
【図9】後方攪拌部の要部拡大斜視図である。
【図10】B−B線拡大断面図である。
【図11】1部を縦断した正面方向からの構成図であ
る。
【図12】C−C線断面図である。
【符号の説明】
1 有機性廃棄物分解処理装置 2 処理槽部 3 架台部 4 外ケース 5 内底 6 温風室 7 処理室 8 前方攪拌部 9 後方攪拌部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 樹志 北海道札幌市北区北19条西11丁目1番地 北海道立工業試験場内 (72)発明者 三津橋 浩行 北海道札幌市北区北19条西11丁目1番地 北海道立工業試験場内 (72)発明者 佐々木 雄真 北海道札幌市北区北19条西11丁目1番地 北海道立工業試験場内 (72)発明者 前田 重政 北海道千歳市北栄1丁目23番6号 日本 科学開発株式会社内 (72)発明者 前田 稔 北海道千歳市北栄1丁目23番6号 日本 科学開発株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 ZAB B01F 7/04 B01F 15/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構成を有する処理槽部(2)とこ
    の処理槽部を支持する架台部(3)から構成され、処理
    槽部(2)は、外ケース(4)と、外ケース(4)内の
    下方に張設された内底(5)と、この内底(5)で仕切
    られた下方に位置する温風室(6)と上方に位置する処
    理室(7)と、前方攪拌部(8)と後方攪拌部(9)な
    どから構成され、処理室(7)に温風を送るためのヒー
    ター(10A)とブロワ(12)などから構成されてい
    ることを特徴とする有機性廃棄物分解処理装置。 A.外ケース(4)は、底面(4A)と、この底面の周
    囲に起立連設された前後壁(4B)と左右壁(4C)
    と、前後壁と左右壁の上端に張設された天井(4D)か
    ら構成され、天井(4D)には適数個の被処理物の投入
    口が開設され、この投入口には開閉自在の蓋(4D1)
    が設けられていること。 B.内底(5)は、側面緩やかな略U字状に構成された
    前方内底単体(5A)と後方内底単体(5B)から構成
    され、前方内底単体(5A)の後辺は後方内底単体(5
    B)の前辺と連結されていること。 C.処理室(7)内は前方内底単体(5A)の上面に位
    置する前方処理室(7A)と、後方内底単体(5B)の
    上面に位置する後方処理室(7B)に区分され、前方内
    底単体(5A)と後方内底単体(5B)の連結箇所に
    は、温風吹出し配管(5C)が添設され、この温風吹出
    し配管(5C)には所定間隔をもって底部吹出し中央ノ
    ズル(5C1)が取付けられ、この底部吹出し中央ノズ
    ルは上方の処理室(7)内に突出され、また、前方内底
    単体(5A)と後方内底単体(5B)の下面には、前後
    の温風吹出し配管(5A1,5B1)が添設され、これ
    ら前後の温風吹出し配管(5A1,5B1)には所定間
    隔をもって底部吹出しノズル(5A11,5B11)が
    取付けられ、底部吹出しノズル(5A11)は前方処理
    室(7A)に突出され、底部吹出しノズル(5B11)
    は後方処理室(7B)に突出され、これら各ノズルの吹
    出し方向は、木質チップの加重方向と約90度になるよ
    う構成されていること。 D.前方攪拌部(8)は、前方処理室(7A)における
    ほぼ中央部に左右方向をもって外ケース(4)における
    左右壁(4C,4C)間に右方からみて逆時計方向に回
    転するよう軸受けされた前方回転軸(8A)と、前方回
    転軸(8A)の外周における左方端に植設された移動用
    左羽根(8B)と、前方回転軸(8A)の外周における
    右方端に植設された移動用右羽根(8C)と、移動用左
    羽根(8B)と移動用右羽根(8C)との間に配設され
    た攪拌兼移動用羽根群(8D)とから構成され、移動用
    左羽根(8B),移動用右羽根(8C),攪拌兼移動用
    羽根群(8D)と前方処理室(7A)の内壁とのクリア
    ランスが極力小さくなるよう構成され、前方回転軸(8
    A)は空洞に構成され、移動用左羽根(8B)は、前方
    回転軸(8A)に当該前方回転軸の長手方向とは直交方
    向をもって植設した2本のアーム(8B1)と、このア
    ームの先端に前方回転軸の長手方向とは斜交方向をもっ
    て取付けられた右方への移動用プレート(8B2)から
    構成され、移動用右羽根(8C)は、前方回転軸(8
    A)に当該前方回転軸の長手方向とは直交方向をもって
    植設した2本のアーム(8C1)と、このアームの先端
    に前方回転軸の長手方向とは平行に取付けられた移動用
    プレート(8C2)から構成され、攪拌兼移動用羽根群
    (8D)は、前方回転軸(8A)の外周に、当該前方回
    転軸(8A)を中心として四方に向け配設された第1攪
    拌兼移動用羽根列(8D1),第2攪拌兼移動用羽根列
    (8D2),第3攪拌兼移動用羽根列(8D3),第4
    攪拌兼移動用羽根列(8D4)から構成され、これら各
    列は、それぞれ所定間隔で配設された攪拌兼移動用羽根
    単体(8E)で構成され、かつ各列の攪拌兼移動用羽根
    単体は、他の列の攪拌兼移動用羽根単体とは交互になる
    よう構成され、攪拌兼移動用羽根単体(8E)は、前方
    回転軸(8A)に植設連通された上端が密閉された筒状
    アーム(8E1)と、このアームの上下部分における当
    該アームの回転方向の反対側に設けられた羽根部吹出し
    ノズル(8E2)から構成され、筒状アーム(8E1)
    は直角三角形の断面を有する三角筒で構成され、斜辺が
    やや右方向に向くよう構成されている共に、羽根部吹出
    しノズル(8E2)のノズルの吹出し方向は右方向に向
    くよう構成されていること。 E.後方攪拌部(9)は、後方処理室(7B)における
    ほぼ中央部に左右方向をもって外ケース(4)における
    左右壁(4C,4C)間に前方回転軸(8A)とは反対
    方向に回転するよう軸受けされた後方回転軸(9A)
    と、後方回転軸(9A)の外周における左方端に植設さ
    れた移動用左羽根(9B)と、後方回転軸(9A)の外
    周における右方端に植設された移動用右羽根(9C)
    と、移動用左羽根(9B)と移動用右羽根(9C)との
    間に配設された攪拌兼移動用羽根群(9D)とから構成
    され、移動用左羽根(9B),移動用右羽根(9C),
    攪拌兼移動用羽根群(9D)と後方処理室(7B)の内
    壁とのクリアランスが極力小さくなるよう構成され、後
    方回転軸(9A)は空洞に構成され、移動用左羽根(9
    B)は、後方回転軸(9A)に当該後方回転軸の長手方
    向とは直交方向をもって植設した2本のアーム(9B
    1)と、このアームの先端に前方回転軸の長手方向とは
    平行に取付けられた移動用プレート(9B2)から構成
    され、移動用右羽根(9C)は、後方回転軸(9A)に
    当該後方回転軸の長手方向とは直交方向をもって植設し
    た2本のアーム(9C1)と、このアームの先端に後方
    回転軸の長手方向とは斜交方向をもって取付けられた左
    方への移動用プレート(9C2)から構成され、攪拌兼
    移動用羽根群(9D)は、後方回転軸(9A)の外周
    に、当該後方回転軸(9A)を中心として四方に向け配
    設された第1攪拌兼移動用羽根列(9D1),第2攪拌
    兼移動用羽根列(9D2),第3攪拌兼移動用羽根列
    (9D3),第4攪拌兼移動用羽根列(9D4)から構
    成され、これら各列は、それぞれ所定間隔で配設された
    攪拌兼移動用羽根単体(9E)で構成され、かつ各列の
    攪拌兼移動用羽根単体は、他の列の攪拌兼移動用羽根単
    体とは交互になるよう構成され、攪拌兼移動用羽根単体
    (9E)は、後方回転軸(9A)に植設連通された上端
    が密閉された筒状アーム(9E1)と、このアームの上
    下部分における当該アームの回転方向の反対側に設けら
    れた羽根部吹出しノズル(9E2)から構成され、筒状
    アーム(9E1)は直角三角形の断面を有する三角筒で
    構成され、斜辺がやや左方向に向くよう構成されている
    共に、羽根部吹出しノズル(9E2)のノズルの吹出し
    方向は左方向に向くよう構成されていること。
  2. 【請求項2】 処理槽部(2)と架台部(3)から構成
    され、架台部(3)は、前左右の支柱(3A)と、後左
    右の支柱(3B)と、これら各支柱の上端を連結する前
    後の横枠(3C)と、左右の横枠(3D)からなり、外
    ケース(4)を囲むように構成され、この架台部(3)
    の左方側には前方回転軸(8A)や後方回転軸(9A)
    を駆動させるモータ(M)が配設されている請求項1記
    載の有機性廃棄物分解処理装置。
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