JP2000166808A - 簡易浄化トイレ - Google Patents

簡易浄化トイレ

Info

Publication number
JP2000166808A
JP2000166808A JP34247398A JP34247398A JP2000166808A JP 2000166808 A JP2000166808 A JP 2000166808A JP 34247398 A JP34247398 A JP 34247398A JP 34247398 A JP34247398 A JP 34247398A JP 2000166808 A JP2000166808 A JP 2000166808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
tank
air
deodorizing
tub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34247398A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyuki Osada
治之 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIKI KOGYO KK
Original Assignee
TAIKI KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAIKI KOGYO KK filed Critical TAIKI KOGYO KK
Priority to JP34247398A priority Critical patent/JP2000166808A/ja
Publication of JP2000166808A publication Critical patent/JP2000166808A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微生物による有機物の分解を効率よくおこな
えるようにして環境汚染を大幅に軽減し、屋外に設置さ
れる簡易トイレの実用化を充分に可能にする。 【解決手段】 便器1の下方に配設された便槽2と、便
槽2内の便と便槽2内に貯留されていて微生物を担持し
ている微生物床材3…とを撹拌する撹拌手段4と、微生
物を活性化させるための加温手段5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内外に設置され
る簡易浄化トイレに関し、詳しくは、微生物による有機
物の分解を効率よくおこなえるようにして環境汚染を大
幅に軽減し、屋内外に設置される簡易トイレの実用化を
充分に可能にしようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建設現場や工事現場等においては
簡易なトイレを施工期間に限って配置するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
簡易なトイレは、便を水洗手段によって下水に流す水洗
トイレではなくて便器の下部に設けている便槽に便を貯
留する貯留型のものであり、扉等の開口部における気密
性を高めてみても使用に際しての開き動作時に外部に臭
気が流出するものであり、使用期間が経過して貯留する
便量が増加する程、臭気が外部に漏洩して外部環境を悪
化させるものである。又、建設や工事が終えた後にトイ
レを撤収してトイレ内の汚物を回収して浄化するのであ
るが、このような作業に多大の労力を要するとともに、
処理の仕方によっては環境を汚染することにもなるもの
である。
【0004】一方、生ごみを微生物によって分解して土
壌(堆肥)等に分解する技術を、便の分解に活用するト
イレも考えられているが、微生物による有機物の分解効
率を高めるとともに常設型のトイレとする実用段階には
至らず、建設現場、山小屋及び山岳道等に設置して汲み
取り回収が不要で、自浄型の簡易なトイレを普及できて
いないのが現状である。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、微生物による分解を効率よくおこなえ、屋
内外に設置されるトイレを自浄型にできて簡易なトイレ
による環境汚染を大幅に軽減することができ、撤収後に
おけるメンテナンスも容易となり、結果として、簡易な
トイレの普及を促進することができる簡易浄化トイレを
提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、便
器1の下方に配設された便槽2と、便槽2の便と便槽2
内に貯留されていて微生物を担持している微生物床材3
…とを撹拌する撹拌手段4と、微生物を活性化させるた
めの加温手段5とを備えていることを特徴とするもので
ある。このような構成によれば、便槽2内の便と、便槽
2内に貯留されて加温手段5にて加温されていて微生物
を担持している微生物床材3…とが撹拌手段4によって
撹拌されるのであり、例えば、屋外に設置されるトイレ
において微生物を適宜温度に昇温して活性化を図って有
機物の分解を促進することができ、微生物によって便を
水と炭酸ガス等に効率よく分解するのであり、分解され
た水は加温手段5による加熱等により蒸発するとともに
炭酸ガスは飛散するのであり、しかして、好気性の微生
物が有機物の分解能力を維持する限り浄化をおこなうこ
とができ、便槽2内の容量を増すことが殆どなく、建設
現場や工事現場に設置する好適な例えば屋外トイレを提
供することができ、例えば屋外トイレによる環境汚染を
防止するとともに、設置現場から撤収したトイレのメン
テナンスも労力を要することなくおこなうことができ、
かつ、メンテナンスに伴う環境汚染をも防止することが
でき、結果として、例えば屋外に設置するトイレを充分
に実用化できるものである。
【0007】請求項2においては、撹拌手段4の撹拌
は、用便後になされることを特徴とするものである。こ
のような構成によれば、用便中に便槽2の内部の撹拌を
おこなうことがなく、撹拌に伴って不快感を受けること
がなく、かつ、撹拌中の不測の事故も回避することがで
きるものである。
【0008】請求項3においては、微生物床材3は、お
がくず、木片及び木炭を備えていることを特徴とするも
のである。このような構成によれば、おがくず及び木片
並びに木炭によって水分を保持し、木片で撹拌を良好に
おこなって、便と微生物床材3との接触を促進し、加え
て、木炭によって脱臭を図るとともに便槽2内の貯留物
の色を炭色に変えることができ、使用に際して貯留物が
見えても不快感を受けるのを防止することができるもの
である。
【0009】請求項4においては、便槽2の底部は円弧
状に形成され、その円弧状の中心を略中心として回転軸
6を備え、回転軸6には軸芯方向に間隔を隔てて撹拌バ
ー7を放射状に設け、撹拌バー7…の先端の回転軌跡を
便槽2の円弧状の底部に沿うようにし、便槽2の底部の
外面に面状ヒータ8を付設していることを特徴とするも
のである。このような構成によれば、底部が円弧状にな
っている便槽2内の貯留物を円弧状の略中心に設けた回
転軸6の回転によって、回転軸6に設けている撹拌バー
7…を円弧状の底部に沿うように回転させることができ
るのであり、加温手段5としての面状ヒータ8にて昇温
している便槽2の底部で高温となっている貯留物を上層
に浮上させるとともに、大気に触れて低温となっている
上層のものを下方に引き込むことができ、しかして、好
気性菌を空気に触れさせるとともに昇温により活性化を
図って便槽2の内部を良好に撹拌させることができるの
であり、微生物による分解効率を高めることができるも
のである。
【0010】請求項5においては、便槽2の側部に配設
されるとともに脱臭手段25を備えた脱臭タンク26
と、便槽2内の空気を吸引して脱臭タンク26へと導入
するファン手段27と、脱臭タンク26をへた脱臭済み
空気を外部に排出する手段を備えていることを特徴とす
るものである。このような構成によれば、便槽2内の空
気を便槽2の側部に配設した脱臭タンク26へと導入し
て脱臭手段25によって確実に脱臭をおこなうことがで
き、脱臭を終えた空気を外部(屋外)に排出するのであ
り、つまり、有機物を微生物で効率よく分解して臭気の
発生を抑制するとともに便槽2内の空気を強制吸引して
脱臭タンク26における脱臭手段25によって、一層、
臭気の飛散を阻止することができるのであり、しかし
て、貯留型でありながら、室内に設置が可能となるもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1(a)はトイレ下部部分の概
略側断面図、(b)は拡大概略側断面図であり、図2は
概略正断面図であり、図3は全体斜視図である。
【0012】簡易浄化トイレAは、便器1や便槽2等を
備えているトイレ下部部分9に扉11を付設した箱型の
トイレ上部部分10をボルトによって外し自在に連結し
た簡易型のものであり、トイレ下部部分9の例えばステ
ンレス鋼製で箱型のベース12に付設した複数本のアイ
ボルト13にワイヤーを掛けて吊り上げてトラック等に
積載して任意の現場に搬送することができるようにして
いる。符号40はステップである。
【0013】トイレ下部部分9のステンレス鋼製で箱型
のベース12には例えばステンレス鋼製の便槽2が取付
けられ、便槽2の上方に便器1が取付けられて便を便槽
2に投入して貯留することができるようにしている。便
槽2に内部には有機物を分解する微生物(バクテリア)
を担持している微生物床材3が投入されている。微生物
床材3には、し尿処理用の発酵剤を担持させておくこと
が好ましいものであり、発酵剤としては、例えば、発酵
を継続するための発酵基本剤、セルロース、リグニン質
を分解させるための植物繊維分解剤、油分分解剤、アミ
ノ酸分解剤、蛋白質分解剤、脂肪分解剤、澱粉分解剤等
があるが、他のものでもよいのはいうまでもないもので
ある。
【0014】しかして、人体内で一次発酵されている便
を発酵剤によって発酵させるとともに有機物を分解させ
る微生物によって水及び炭酸ガス等に分解させるのであ
り、便からの臭気が外部に漏れるのを回避し、このよう
な微生物による有機物の分解を効率よくおこなえるよう
にして環境汚染を大幅に軽減し、屋外に設置される簡易
トイレの実用化を充分に可能にしている。以下、このよ
うな構成を詳述する。
【0015】図1及び図2に示すように、便槽2の下半
部は半円筒状に形成されて底部が円弧状に形成されてい
る。底部の円弧状の中心を略中心として回転軸6を設け
ている。便槽2の一方の側壁にはこれを貫通することな
く無給油型の軸受14を付設して内部からの臭気の漏洩
を回避していて、この無給油型の軸受14に回転軸6の
一端部が支持されている。回転軸6の他端部はグランド
パッキン15を内蔵した軸受16にて支持されている。
減速機によって回転数を低減しているギヤードモータ1
7の出力軸18と上記回転軸6とを例えばチェーンカッ
プリング19にて連結して、回転軸6を駆動回転できる
ようにしている。回転軸6には軸芯方向に間隔を隔てて
撹拌バー7を放射状に設けてあり、撹拌バー7…の先端
の回転軌跡を便槽2の円弧状の底部に沿うようにしてい
る。
【0016】便槽2の上部にはガイド板23を設けて風
路24を構成して便槽2内からの排気を風路24をへて
排気管20に至らせるようにしていて、便器1側から臭
気が排出されるのを防止している。この場合、ガイド板
23には開口41を形成して排気管20側への脱気を促
進するようにしている。
【0017】便槽2の上部前方には排気管20が前方に
導出されている。トイレ上部部分10の壁面の内部には
排気路22が形成されている。排気管20と排気路22
とをジャバラホ−ス21にて接続していて、排気路22
の上部に設置したファン23による吸引によって排気口
24から排気することができるようにしている。
【0018】便槽2の円弧状の底部の外面に加温手段5
である面状ヒータ8を付設している。この面状ヒータ8
は例えば、90℃程度に設定されている。ギヤードモー
タ17の駆動は、便器1の近傍に設けてあるスイッチ
(図示せず)を投入することで、タイマーによって、一
定時間、例えば、3分間駆動させるようにしている。
【0019】微生物床材3は、おがくず、木片及び木炭
を備えている。詳しくは、例えば、おがくずが約60
%、木片(チップ)が約20%、木炭が約20%程度の
ものを混合したものであり、おがくず及び木片は杉材を
約70%、檜材を約30%を混合したものであり、この
杉材及び檜材の混合割合は間伐材における割合である。
木片は例えば約20〜30mm角で厚さ約3〜5mm程
度である。木炭は例えば、からけし炭、雑炭であり、サ
イズは木片と略同等である。このような微生物床材3
は、標準タンク(便槽)容量(10〜30人用)が約5
4リットル程度のものに対して、約30リットル程度を
投入するものであり、適宜補充することができるもので
ある。図中Lは便槽2における貯留表面を示している。
【0020】おがくず木片及び木炭で水分及び微生物等
を担持し、特に木片で撹拌を良好をおこなって、便と微
生物床材3との接触を促進し、加えて、木炭によって脱
臭を図りながら便槽2内の貯留物の色を炭色に変えるこ
とができるのであり、使用に際して貯留物が見えても不
快感を受けるのを防止するものである。
【0021】このような構成によれば、便槽2内に投入
された便と便槽2内に貯留されて面状ヒータ8にて加温
されていて微生物等を担持している微生物床材3…とが
適宜時間を隔てて撹拌手段4によって撹拌されるのであ
る。即ち、底部が円弧状になっている便槽2内の貯留物
を円弧状の略中心に設けた回転軸6の回転によって、回
転軸6に設けている撹拌バー7…を円弧状の底部に沿う
ように回転させるのであり、加温手段5としての面状ヒ
ータ8にて昇温している便槽2の底部で高温となってい
る貯留物を上層に浮上させるとともに、大気に触れて低
温となっている上層のものを下方に引き込むのであり、
しかして、好気性菌を空気に触れさせるとともに昇温に
より活性化を図って便槽2の内部の良好に撹拌させるの
であり、微生物による分解効率を高めるのであり、便槽
2内の容量を増すことが殆どなく、建設現場や工事現場
に設置する好適な屋外トイレを提供することができ、屋
外に設置するトイレを充分に実用化できるものである。
【0022】ところで、便槽2を備えたトイレ下部部分
9と、箱型のトイレ上部部分10とをボルト連結部分を
外すことで分離可能になっていて、トイレの設置及び撤
収並びに撤収後の便槽2内のメンテナンスを楽におこな
えるものである。
【0023】図4及び図5は他の実施の形態を示してい
る。但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と
共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明
は省略する。
【0024】本実施の形態においては、トイレ上部部分
10を除いてトイレ下部部分9のみにて簡易浄化トイレ
Aを構成していて、室内にも設置が可能となるようにし
たものである。以下、詳述する。
【0025】図4に示すように、ステンレス鋼製で箱型
のベース12の内部には、便槽2の側部に脱臭タンク2
6を配設している。脱臭タンク26は二層構造となった
脱臭手段25を備えている。脱臭タンク26には把手2
9,29が付設されて搬入及び搬出を容易にしていて、
組み込み及び脱臭手段25のメンテナンス等を容易にお
こなえるようにしている。
【0026】脱臭タンク26の前方には架台30を延出
してファン手段27を搭載している。便槽2の上部の排
気口28とファン手段27とを配管31にて連通し、フ
ァン手段27と脱臭タンク26とを配管32にて接続し
ている。脱臭タンク26の排出口33から脱臭済の空気
が排出される。この排出口33に図示はしないが、外部
(室外)にまで配管することによって導くようにするこ
ともできる。ファン手段27の可動は、上記ギヤードモ
ータ17と連動してもよいが、単独におこなうようにし
てもよいものである。
【0027】しかして、ファン手段27を運転させるこ
とで、便槽2内の空気を排気口28から吸引して便槽2
の側部に配設した脱臭タンク26へと導入し、脱臭タン
ク26内の多重の脱臭手段25によって強力に確実に脱
臭をおこなうのであり、脱臭を終えた空気を脱臭タンク
26の排出口33から屋外に排出するのである。
【0028】しかして、有機物を微生物等で効率よく分
解して臭気の発生を抑制するとともに便槽2内の空気を
強制的に吸引して確実な脱臭をおこなうのであり、脱臭
タンク26における脱臭手段25によって、一層、臭気
の飛散を阻止することができるのであり、簡易浄化トイ
レAを貯留型でありながら、室内に設置が可能となるも
のである。
【0029】脱臭タンク26は、二層構造となってい
て、下層タンク37には例えば、新エポリオン(株)製
の商品名「エポリオン」の脱臭液34を充填していて、
タンク内方下部に配設した排気管35の小孔36…から
排出される便槽2からの空気を泡として浮上させて気液
接触を図って効果的な脱臭をおこなうものである。脱臭
液34は他のものでもよいのはいうまでもない。
【0030】下層タンク37とは間隔dを隔てて上層タ
ンク38を設けてあり、上層タンク38に炭及び活性炭
39等を充填していて、下層タンク37において脱臭さ
れた空気を上層タンク38内の炭及び活性炭39等によ
って、更なる脱臭をおこなうものである。このような脱
臭タンク26及び脱臭手段26の構成は変更することが
できるものである。
【0031】
【発明の効果】請求項1においては、便器の下方に配設
された便槽と、便槽内の便と便槽内に貯留されていて微
生物を担持している微生物床材とを撹拌する撹拌手段
と、微生物を活性化させるための加温手段とを備えてい
るから、便槽内の便と、便槽内に貯留されて加温手段に
て加温されていて微生物を担持している微生物床材とが
撹拌手段によって撹拌されるのであり、例えば、屋外に
設置されるトイレにおいて微生物を適宜温度に昇温して
活性化を図って有機物の分解を促進することができ、微
生物によって便を水と炭酸ガス等に効率よく分解するの
であり、分解された水は加温手段による加熱等により蒸
発するとともに炭酸ガスは飛散するのであり、しかし
て、好気性の微生物が有機物の分解能力を維持する限り
浄化をおこなうことができ、便槽内の容量を増すことが
殆どなく、建設現場や工事現場に設置する好適な例えば
屋外トイレを提供することができ、例えば屋外トイレに
よる環境汚染を防止するとともに、設置現場から撤収し
たトイレのメンテナンスも労力を要することなくおこな
うことができ、かつ、メンテナンスに伴う環境汚染をも
防止することができ、結果として、例えば屋外に設置す
るトイレを充分に実用化できるという利点がある。
【0032】請求項2においては、撹拌手段の撹拌は、
用便後になされるから、請求項1の効果に加えて、用便
中に便槽の内部の撹拌をおこなうことがなく、撹拌に伴
って不快感を受けることがなく、かつ、撹拌中の不測の
事故も回避することができるという利点がある。
【0033】請求項3においては、微生物床材は、おが
くず、木片及び木炭を備えているから、請求項1又は2
の効果に加えて、おがくずで水分を保持し、木片で撹拌
を良好をおこなって、便と微生物床材との接触を促進
し、加えて、木炭によって脱臭を図るととともに便槽内
の貯留物の色を炭色に変えることができ、使用に際して
貯留物が見えても不快感を受けるのを防止することがで
きるという利点がある。
【0034】請求項4においては、便槽の底部は円弧状
に形成され、その円弧状の中心を略中心として回転軸を
備え、回転軸には軸芯方向に間隔を隔てて撹拌バーを放
射状に設け、撹拌バーの先端の回転軌跡を便槽の円弧状
の底部に沿うようにし、便槽の底部の外面に面状ヒータ
を付設しているから、請求項1又は2又は3のいずかの
効果に加えて、底部が円弧状になっている便槽内の貯留
物を円弧状の略中心に設けた回転軸の回転によって、回
転軸に設けている撹拌バーを円弧状の底部に沿うように
回転させることができるのであり、加温手段としての面
状ヒータにて昇温している便槽の底部で高温となってい
る貯留物を上層に浮上させるとともに、大気に触れて低
温となっている上層のものを下方に引き込むことがで
き、しかして、好気性菌を空気に触れさせるとともに昇
温により活性化を図って便槽の内部の良好に撹拌させる
ことができるのであり、微生物による分解効率を高める
ことができるという利点がある。
【0035】請求項5においては、便槽の側部に配設さ
れるとともに脱臭手段を備えた脱臭タンクと、便槽内の
空気を吸引して脱臭タンクへと導入するファン手段と、
脱臭タンクをへた脱臭済み空気を外部に排出する手段を
備えているから、請求項1乃至4のいずれかの効果に加
えて、便槽内の空気を便槽の側部に配設した脱臭タンク
へと導入して脱臭手段によって確実に脱臭をおこなうこ
とができ、脱臭を終えた空気を外部に排出するのであ
り、つまり、有機物を微生物で効率よく分解して臭気の
発生を抑制することと、便槽内の空気を強制吸引して脱
臭タンクの脱臭手段による脱臭作用によって、一層、臭
気の飛散を阻止することができるのであり、しかして、
貯留型でありながら、室内型とすることができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)はトイレ
下部部分の概略側断面図、(b)は拡大概略側断面図で
ある。
【図2】同上の概略正断面図である。
【図3】(a)(b)は同上の全体斜視図である。
【図4】同上の他の実施の形態を示し、(a)は概略平
面図、(b)は概略側面図である。
【図5】(a)は同上の脱臭タンクの概略側面図、
(b)は概略正面図である。
【符号の説明】
1 便器 2 便槽 3 微生物床材 4 撹拌手段 5 加温手段 6 回転軸 7 撹拌バー 8 面状ヒータ 9 トイレ下部部分 10 トイレ上部部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月1日(1999.11.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 便槽の側部に配設されるとともに脱臭手
段を備えた脱臭タンクと、便槽内の空気を吸引して脱臭
タンクへと導入するファン手段と、脱臭タンクをへた脱
臭済み空気を外部に排出する手段を備えて成ることを特
徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の簡易浄化ト
イレ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、便
器1の下方に配設された便槽2と、便槽2の便と便槽2
内に貯留されていて微生物を担持している微生物床材3
…とを撹拌する撹拌手段4と、微生物を活性化させるた
めの加温手段5とを備えている簡易浄化トイレであっ
て、便槽2の底部は円弧状に形成され、その円弧状の中
心を略中心として回転軸6を備え、回転軸6には軸芯方
向に間隔を隔てて撹拌バー7を放射状に設け、撹拌バー
7…の先端の回転軌跡を便槽2の円弧状の底部に沿うよ
うにし、便槽2の底部の外面に面状ヒータ8を付設し、
便槽2の上部には便槽2からの臭気を排気する風路24
を設けていることを特徴とするものである。このような
構成によれば、便槽2内の便と、便槽2内に貯留されて
加温手段5にて加温されていて微生物を担持している微
生物床材3…とが撹拌手段4によって撹拌されるのであ
り、例えば、屋外に設置されるトイレにおいて微生物を
適宜温度に昇温して活性化を図って有機物の分解を促進
することができ、微生物によって便を水と炭酸ガス等に
効率よく分解するのであり、分解された水は加温手段5
による加熱等により蒸発するとともに炭酸ガスは飛散す
るのであり、しかして、好気性の微生物が有機物の分解
能力を維持する限り浄化をおこなうことができ、便槽2
内の容量を増すことが殆どなく、建設現場や工事現場に
設置する好適な例えば屋外トイレを提供することがで
き、例えば屋外トイレによる環境汚染を防止するととも
に、設置現場から撤収したトイレのメンテナンスも労力
を要することなくおこなうことができ、かつ、メンテナ
ンスに伴う環境汚染をも防止することができ、結果とし
て、例えば屋外に設置するトイレを充分に実用化できる
ものである。更に、底部が円弧状になっている便槽2内
の貯留物を円弧状の略中心に設けた回転軸6の回転によ
って、回転軸6に設けている撹拌バー7…を円弧状の底
部に沿うように回転させることができるのであり、加温
手段5としての面状ヒータ8にて昇温している便槽2の
底部で高温となっている貯留物を上層に浮上させるとと
もに、大気に触れて低温となっている上層のものを下方
に引き込むことができ、しかして、好気性菌を空気に触
れさせるとともに昇温により活性化を図って便槽2の内
部を良好に撹拌させることができるのであり、微生物に
よる分解効率を高めることができるものである。しか
も、このような便槽2からの臭気を便槽2の上部の風路
24をへて排気して便器1側から臭気が排出されるのを
防止することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項においては、便槽2の側部に配設
されるとともに脱臭手段25を備えた脱臭タンク26
と、便槽2内の空気を吸引して脱臭タンク26へと導入
するファン手段27と、脱臭タンク26をへた脱臭済み
空気を外部に排出する手段を備えていることを特徴とす
るものである。このような構成によれば、便槽2内の空
気を便槽2の側部に配設した脱臭タンク26へと導入し
て脱臭手段25によって確実に脱臭をおこなうことがで
き、脱臭を終えた空気を外部(屋外)に排出するのであ
り、つまり、有機物を微生物で効率よく分解して臭気の
発生を抑制するとともに便槽2内の空気を強制吸引して
脱臭タンク26における脱臭手段25によって、一層、
臭気の飛散を阻止することができるのであり、しかし
て、貯留型でありながら、室内に設置が可能となるもの
である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【発明の効果】請求項1においては、便器の下方に配設
された便槽と、便槽内の便と便槽内に貯留されていて
機物を分解する微生物を担持している微生物床材とを撹
拌する撹拌手段と、微生物を活性化させるための加温手
段とを備えた簡易浄化トイレであって、便槽の底部は円
弧状に形成され、その円弧状の中心を略中心として回転
軸を備え、回転軸には軸芯方向に間隔を隔てて撹拌バー
を放射状に設け、撹拌バーの先端の回転軌跡を便槽の円
弧状の底部に沿うようにし、便槽の底部の外面に面状ヒ
ータを付設し、便槽の上部には便槽からの臭気を排気す
る風路を設けているから、便槽内の便と、便槽内に貯留
されて加温手段にて加温されていて微生物を担持してい
る微生物床材とが撹拌手段によって撹拌されるのであ
り、例えば、屋外に設置されるトイレにおいて微生物を
適宜温度に昇温して活性化を図って有機物の分解を促進
することができ、微生物によって便を水と炭酸ガス等に
効率よく分解するのであり、分解された水は加温手段に
よる加熱等により蒸発するとともに炭酸ガスは飛散する
のであり、しかして、好気性の微生物が有機物の分解能
力を維持する限り浄化をおこなうことができ、便槽内の
容量を増すことが殆どなく、建設現場や工事現場に設置
する好適な例えば屋外トイレを提供することができ、例
えば屋外トイレによる環境汚染を防止するとともに、設
置現場から撤収したトイレのメンテナンスも労力を要す
ることなくおこなうことができ、かつ、メンテナンスに
伴う環境汚染をも防止することができ、結果として、例
えば屋外に設置するトイレを充分に実用化できるという
利点がある。更に、底部が円弧状になっている便槽内の
貯留物を円弧状の略中心に設けた回転軸の回転によっ
て、回転軸に設けている撹拌バーを円弧状の底部に沿う
ように回転させることができるのであり、加温手段とし
ての面状ヒータにて昇温している便槽の底部で高温とな
っている貯留物を上層に浮上させるとともに、大気に触
れて低温となっている上層のものを下方に引き込むこと
ができ、しかして、好気性菌を空気に触れさせるととも
に昇温により活性化を図って便槽の内部を良好に撹拌さ
せることができるのであり、微生物による分解効率を高
めることができるという利点がある。しかも、このよう
な便槽からの臭気を便槽の上部の風路をへて排気して便
器側から臭気が排出されるのを防止することができると
いう利点がある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】請求項においては、便槽の側部に配設さ
れるとともに脱臭手段を備えた脱臭タンクと、便槽内の
空気を吸引して脱臭タンクへと導入するファン手段と、
脱臭タンクをへた脱臭済み空気を外部に排出する手段を
備えているから、請求項1乃至4のいずれかの効果に加
えて、便槽内の空気を便槽の側部に配設した脱臭タンク
へと導入して脱臭手段によって確実に脱臭をおこなうこ
とができ、脱臭を終えた空気を外部に排出するのであ
り、つまり、有機物を微生物で効率よく分解して臭気の
発生を抑制することと、便槽内の空気を強制吸引して脱
臭タンクの脱臭手段による脱臭作用によって、一層、臭
気の飛散を阻止することができるのであり、しかして、
貯留型でありながら、室内型とすることができるという
利点がある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器の下方に配設された便槽と、便槽の
    便と便槽内に貯留されていて有機物を分解する微生物を
    担持している微生物床材とを撹拌する撹拌手段と、微生
    物を活性化させる加温手段とを備えて成ることを特徴と
    する簡易浄化トイレ。
  2. 【請求項2】 撹拌手段の撹拌は、用便後になされるこ
    とを特徴とする請求項1記載の簡易浄化トイレ。
  3. 【請求項3】 微生物床材は、おがくず、木片及び木炭
    を備えて成ることを特徴とする請求項1又は2記載の簡
    易浄化トイレ。
  4. 【請求項4】 便槽の底部は円弧状に形成され、その円
    弧状の中心を略中心として回転軸を備え、回転軸には軸
    芯方向に間隔を隔てて撹拌バーを放射状に設け、撹拌バ
    ーの先端の回転軌跡を便槽の円弧状の底部に沿うように
    し、便槽の底部の外面に面状ヒータを付設して成ること
    を特徴とする請求項1又は2又は3記載の簡易浄化トイ
    レ。
  5. 【請求項5】 便槽の側部に配設されるとともに脱臭手
    段を備えた脱臭タンクと、便槽内の空気を吸引して脱臭
    タンクへと導入するファン手段と、脱臭タンクをへた脱
    臭済み空気を外部に排出する手段を備えて成ることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の簡易浄化ト
    イレ。
JP34247398A 1998-12-02 1998-12-02 簡易浄化トイレ Pending JP2000166808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34247398A JP2000166808A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 簡易浄化トイレ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34247398A JP2000166808A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 簡易浄化トイレ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000166808A true JP2000166808A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18354022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34247398A Pending JP2000166808A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 簡易浄化トイレ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000166808A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002038021A1 (en) * 2000-10-27 2002-05-16 Katsuzo Ito Simple toilet device
CN110250978A (zh) * 2019-07-30 2019-09-20 甘肃一木环保科技有限公司 一种环保旱厕
CN111317389A (zh) * 2020-02-28 2020-06-23 杭州常春藤实业有限公司 一种旱厕马桶及其加热方法、装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002038021A1 (en) * 2000-10-27 2002-05-16 Katsuzo Ito Simple toilet device
CN110250978A (zh) * 2019-07-30 2019-09-20 甘肃一木环保科技有限公司 一种环保旱厕
CN111317389A (zh) * 2020-02-28 2020-06-23 杭州常春藤实业有限公司 一种旱厕马桶及其加热方法、装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101709895B1 (ko) 발효 소멸 재래식 화장실
JP6001839B2 (ja) 仮設トイレ
JP3657841B2 (ja) 有機廃棄物処理装置における脱臭装置
JP2000166808A (ja) 簡易浄化トイレ
US4263135A (en) Continuous agitation rapid oxidation method
CN1498868A (zh) 无排放生态厕所
JP2915903B1 (ja) ゴミ処理装置
CN1528689A (zh) 用微生物处理粪尿的免水冲厕所
KR200346843Y1 (ko) 음식물쓰레기 처리장치
KR0160598B1 (ko) 음식물 쓰레기의 소멸화 장치
JPH06304542A (ja) 固形有機廃棄物の処理装置
JP3780474B2 (ja) 簡易トイレ
JPH11228270A (ja) 有機質物のコンポスト製造施設と有機質物をコンポストに製造する方法
JP3036753U (ja) 微生物分解処理便槽
KR100488048B1 (ko) 소멸식 분뇨처리장치의 최적제어방법
JPH05221766A (ja) 家庭用生ゴミの堆肥化装置
CN112438634A (zh) 一种环保型旱厕
KR200320394Y1 (ko) 옥외용 화장실
CN214244247U (zh) 一种微生物智能生态马桶
JP2003225530A (ja) 脱臭装置
JP3469612B2 (ja) 厨芥処理装置
JP2005058633A (ja) 簡易トイレ
KR200374126Y1 (ko) 교반 기능을 갖는 자연발효 소멸식 화장실
CN2549880Y (zh) 一种环保便器处理装置
KR200351640Y1 (ko) 가정용 음식물쓰레기 발효 소멸기

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000718